人狼物語 三日月国


108 灰色うさぎと紫うさぎの冬支度

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【人】 オルテイシア

 
 はい、いってらっしゃい。


[パンツを両方手渡した後は、試着室の外で待つ。
待っている間は楽しみと期待でわくわくする。

しばらく待っていれば、試着を終えた彼が顔を出して、一緒に鏡を覗く。
柔らかいブラウンの色味は冬場に優しく、似合っていた。]


 サイズも大丈夫そうですね。
 似合ってます!


[にこにこと満足そうに笑う。
鏡の前で隣合うように並べば、今日のコーディネイトからペアルックのようにも見える。
意図した訳では無かったけれど、お揃いの姿に、]


 なんだか、二人で合わせたみたいですね。


[…と、嬉しそうに隣に立つ彼を見上げて笑った。]
(52) 2021/11/12(Fri) 13:15:02

【人】 オルテイシア

[急いでいるわけでもなかったから、彼のパンツを買ったあとも、しばらく店内を見て回った。
今すぐ欲しい!というものがある訳でもなかったけれど、洋服を見るのは好きだから、ついつい棚に並んでいると手に取ってしまう。

部屋着は楽そうなものが多く、下着はシンプルな作りのものが多い。
あらかた目星を付けて、近所の同じ系列のお店で、部屋着を買うのもいいなと考えたり。
これを機に彼とお揃いのパジャマを買うのもいいかも?なんて話しながら、ゆっくりと時間を潰しているうちに、日は落ち始めていた。

冬の日の入りは早い。
夕刻になればすぐに暗くなってくる。

そろそろイルミネーションも着く頃合いだろうか。*]
(53) 2021/11/12(Fri) 13:15:28

【人】 イウダ

[紫亜の反応も上々だったので、一緒に持ち入った黒は履くことなく棚に戻す事になった。
足を曲げたり上げたりしても突っ張った感じがなく、とても着やすい。

下着の尻の部分も湿っていたので、纏めて購入とタグ切りをして貰い、店内のトイレで着替えさせてもらった。
その後は今度は特に買うものもなかったが、時間潰しがてら二人で見て回る。
紫亜が手に取る横で「色数すげえな〜」とか「もこもこした部屋着なら今持ってるのが好きだな」とか時折コメントを残した。
流石に下着の陳列棚付近には別の客も気まずいだろうと少し離れて待っていたが。]


 お、結構良い時間になったな。
 屋台も出るみたいだし、早目に見て回って腹ごしらえもしようか。

 
(54) 2021/11/12(Fri) 17:12:35

【人】 イウダ

[イルミネーションのイベントに合わせ、自然公園の前にはうどんやそばが食べられる軽食スペースが設けられているとHPにはあった。
他にもベビーカステラやたいやきの屋台が出るらしい。
昼を踏まえればレストランの味は何となく予想がつくし、それなら譬えそれがパックうどんを出汁でさっと茹でて出しただけでも軽食スペースが良い。
外の冷えた空気の中で食べるうどんやそばは、雰囲気という調味料で何倍にも美味しく感じるから。]


 うどんも良いけど、粕汁食いたいな〜。


[再び駐車場に停めて現地に戻ると、すっかり辺りは暮れていて、遠くからでもちらちらと灯りが見えるようになっていた。
公園内は飲食禁止だから、見てからだと席が混みそうだし先に食べることにして。

腹持ちを考えれば炭水化物を取っておきたいが、粕汁は家でも中々作らないので魅力的だ。
だがアルコールが含まれるのは確かなので、この後もドライブする予定の卯田はうどんにしておいた。
酒粕は自然公園の管理棟でお土産として売っているらしいので、買って家で作ることにする。]
(55) 2021/11/12(Fri) 17:13:15

【人】 イウダ

[はふはふと湯気で鼻を蠢かしながらうどんを食べ、出汁を飲むと身体の芯から温まる。
先に食事にして正解だった。
これでゆっくり見て回れそうだ。]


 あ、紫亜ちょっとあそこ寄って良い?
 1000円ガチャって書いてある。


[いざチケットを購入して土産コーナーの酒粕を確認していると、ふと目に入った機械がある。
どうやら500円玉2枚を重ねて入れて回すとカプセルが出てくる仕組みらしい。]


 真珠のアクセサリーらしいよ。


[本物なら1000円というのは破格の値段だ。
全真珠の中の1.2%の貴重な本真珠で貝の加工品でもなく、保証書もついてくるらしい。
物珍しさで両替してもらってガチャンと回すと――]
(56) 2021/11/12(Fri) 17:13:37

【人】 イウダ


 ……おお?
 なんだ白くないのが出たぞ。


[管理棟のおばちゃんが「グレーパールだね」と覗き込んだ。
薄っすら青く見えるブルーグレーの一粒真珠が鎖に繋がれたネックレスは、「グレー」というだけで何か特別なものを当てた気分になる。]


 つけて貰って良い?


[クリーム色のニットに白い真珠では目立たないかもしれないが、ブルーグレーはよく似合う。
一粒真珠なのでボリュームネックの上でもうるさくならないのが良かった。

「旅に出ると妻に軽いちょっとしたものを買うと、いつでも思い出せるんだ」と言っていた老年の客の言葉を思い出す。
グレーパールが彼女にとって旅を思い出すトリガーになれますように。*]
(57) 2021/11/12(Fri) 17:13:52

【人】 オルテイシア

[購入した後、彼が着替えに行っている間は一人で店内を見て回ったりもした。
戻ってきた際に、彼に見せた部屋着は評判は悪くなかったが、今使っているもののほうが好評のようで、それならば買い足すこともないかと棚に戻す。

屋台が出るのは初耳で、冬の屋台も楽しそうだと胸を膨らませた。]


 屋台があるんですね。
 楽しみです。


[屋台を見て回るのは夏の花火大会の時以来だ。
あの時は時間も然程なかったし、ゆっくり見て回れなかったが、今日は一つずつ立ち止まってみることも出来るだろう。]
(58) 2021/11/12(Fri) 18:46:08

【人】 オルテイシア

[車から降りて、自然公園の方に向かえば、屋台の明るい光が見えてくる。
甘い匂いや、出汁の匂いが程よく空いてきたお腹を刺激した。

公園というだけあって、辺りに大きな建物はなく、風通しがいい分、日が落ちてくると少し寒い。
温かいものを食べたくなるのは必然で、自然とそちらに目が向いた。]


 粕汁はお酒がちょっと入ってるんでしたっけ。
 味が、ちょっと苦手かも……?


[食べてみたい気持ちはあるけれど、お酒の味が強く出ていたりすれば冒険するにはちょっと気後れする。
悩んだ挙げ句、出汁の匂いにつられて彼と同じうどんを選んだ。
冬のうどんは特別美味しい気がするから、仕方がない。]
(59) 2021/11/12(Fri) 18:46:38

【人】 オルテイシア

[プラスチックの容器に入れられたうどんを貰って、ふう、と湯気を飛ばす。
揚げをお箸で挟めば、染み込んだ出汁がじゅわりと溢れてきて美味しそうだ。
口に含んで、甘みを堪能する。美味しい。

たい焼きは一つだけ買って、彼と半分こすることにした。
温かなお腹から二つに割って、甘味を補充する。

そうして屋台を見て回っている内に、彼が足を止めた。]


 ……1000円ガチャ?
 そんなのもあるんですね。


[歩いて向かう彼の後をついていく。カプセルトイに埋まった商品は中になにが入っているかは分からない。
真珠のアクセサリーと、聞いてようやくそれがお土産の一部なのだと納得がいった。]

 
 どんなのがあるんでしょうね?


[彼がハンドルを回すのを、期待を込めて見守る。]
(60) 2021/11/12(Fri) 18:46:52

【人】 オルテイシア

[彼が引き当てたのは、グレーパールというものらしい。
屋台の灯りに透かしてみれば、色味のついた真珠が銀色に光る。
其の名を聞いて、喜ばないはずはなく。]


 わあ、グレー……。


[両手を打ち合わせて手元を覗けば、自身にそれを差し向けられる。
受け取って、少しかじかんだ手を温めてから首裏でチェーンを繋ぎ合わせる。

弛んだネックの上に、淡い銀の輝きが放つ。
指先でグレーパールを揺らして、顔を上げた。]


 ……どうですか?


[少し照れながら、彼を見上げて首元を見せる。
何気ないプレゼントが嬉しくて、表情が綻んだ。*]
(61) 2021/11/12(Fri) 18:47:32

【人】 イウダ


[屋台では二人ともうどんを啜った。
粕汁は家で作ろうと思っていたが、紫亜が苦手なら家ではなく職場の賄いにでも出そう。
味が苦手ならば、そもそも調理中の匂いが苦手かもしれないので。]


 酒が入ってるっていうか、単純に酒を搾った時に残るモノだよ。
 豆腐を作った時に出るおからみたいな……。
 火は入れるけどアルコールが完全に感じられなくなる訳じゃないし、
 俺みたいに今から運転する人や紫亜みたいに酒にあんまり強くない人は避けた方が良いかも。


[独特の風味は好き嫌いが分かれるところだ。
職場の面々は大体何でも大丈夫だし、店長に至ってはきっと諸手を上げて喜んでくれるだろう。]
(62) 2021/11/12(Fri) 20:47:02

【人】 イウダ

[たい焼きは昔「頭から食べる派か尻尾から食べる派か」でクラスで盛り上がったのを思い出す。
これからはきっと「腹から」と答えるようになるだろう。
半分に割ってあんこが見えているところから食べないと、大惨事が起きてしまうので。

程よい甘さのつぶあんを堪能して、管理棟でチケットを買い、来た道を戻る。
ガチャに興味を示せば、彼女も横から覗いてきた。

中身はネックレスかイヤリングかピアスか指輪。
どれも本物の真珠がついているなら普段からつけていてもちゃちな印象は受けないだろうと回すことにする。
出て来たグレーパールのネックレスをつけることに、彼女も抵抗がなさそうで良かった。]


 似合うよ。


[粒が大き過ぎないのも彼女によく似合っている。
当たりだったな、と言いながら、今度こそ自然公園の入り口へ。
歩きながら彼女の手を取って自分の上着のポケットに一緒に入れた。]
(63) 2021/11/12(Fri) 20:47:31

【人】 イウダ

[はあ、と吐く息が白い。
普段住んでいるところより北部な分、特に夜は冷え込むようだ。
自分の高い体温を少しでも彼女に分けたくて、ポケットの中で手をぎゅっと握り締め。]


 昼間に見た時と全然印象が違うな。
 あっちもこっちも光ってて見所があり過ぎる。


[公園を彩る電飾は目に優しいベージュだけではなく、クリスマスカラーの赤と緑、キャラクターを模した針金のオブジェに巻き付いた青や黄色など、様々な色がある。
木はどのシーズンに来ても生えているだろうが、針金のオブジェはきっとこの時期だけだろう。
子どもも楽しみやすいように、有名なキャラクターや可愛らしいモチーフの形に光っている。]
(64) 2021/11/12(Fri) 20:47:57

【人】 イウダ


 「会場内にリンゴは何個あるでしょうか?」
 パンフに書いて管理棟に持ってったら、正解者に粗品プレゼントだってさ。
 リンゴってあれか?


[白雪姫と思われるキャラクターが手に持っているりんごを指さしてひとつ。
後は卯田に見つけられたのは(1)1d6個ほど。
目的意識を持って見て回るのも楽しいものだなと思いながら、足元が点滅する道を順路通りに進んで行った。*]
(65) 2021/11/12(Fri) 20:48:13

【人】 オルテイシア

[好き嫌いは子供の頃に比べたら随分減った方だと思う。
食わず嫌いだったものも、彼と一緒に暮らすようになってからは、新しい味を覚えるようになった。

粕汁は子供の頃に食べた特有の味が未だに残っていて少し敬遠はしているが、彼が作ったものなら食べられるかもしれないという淡い期待はあるけれど。]


 お酒って日本酒、になるんですか?

 お酒の味が強いなら、
 あまり食べられないかもしれないんですけど……、
 でも、いつかは食べてみたいです。
 基依さんのつくる料理は好きですし。


[せっかくなら好きなものを共有したい気持ちはある。]
(66) 2021/11/12(Fri) 21:26:24

【人】 オルテイシア

[たい焼きは上手く半分に割ることが出来た。
あんこを零さないようにして気をつけて食べる。
たっぷりと入れられたあんこを口に含めば、口端に残ってしまって、笑いながら指先で払って口に含んだ。

お腹が満たされた後の屋台は、遊び方向にシフトチェンジして。
彼がプレゼントしてくれたグレーパールが胸元でゆらゆらと揺れる。
おもちゃのようなシステムなのに入っているのは本物だというから驚きも一入で。
パールを握り締めて、目を細めた。]


 ありがとうございます。
 嬉しい、大事にしますね。


[屋台の人にお礼を告げて、自然公園へと向かう。
伸ばされた手を取れば、彼のポケットにそのまま納まる。
自然と距離を縮めるように隣に寄り添って、イルミネーションに彩られた道へと向かった。]
(67) 2021/11/12(Fri) 21:26:40

【人】 オルテイシア

[会話を交わせば、唇から白い息が覗く。
ポケットの中で握り込まれた手に応えるように、きゅっと握り返して隣を見上げる。]


 ふふ、そうですね。
 昼もお散歩にはちょうど良かったですけど、
 夜だと、光の洪水みたい。


[歩道に沿って彩られたイルミネーションも、オブジェをより印象づけるライトアップも美しい。
見知ったキャラクターがあれば、指差して、キャラクターの名前を言い当てたりしながら光の合間を通り抜けていく。

リンゴの話になれば、首を傾げた。]


 SASANKAのうさぎさんみたいな感じですね?
 まずは一つ目?

 楽しそう。
 歩きながら探してみましょうか。


[白雪姫のオブジェがりんごを持って幸せそうに笑う。
毒りんごなのがドキドキするが、オブジェだと伝えられないのが残念だ。
寄り添うように歩いていきながら、自身が見つけられたのは(1)1d6個ほど。] 
(68) 2021/11/12(Fri) 21:27:06

【人】 オルテイシア

 
 結構難しいですね……?
 暗いからでしょうか。
 見つけられないと思うと、探したくなっちゃう。


[ようやく見つけられたものは、小さな兄妹が手にしていた一つだけ。
その頃には、観覧車は大きく目の前に聳え立っていて、同じようにカップルたちが観覧車の前に列を作っていた。*]
(69) 2021/11/12(Fri) 21:30:28

【人】 イウダ


 そうそう日本酒。
 日本酒の味っつかうーん、独特の味だな。
 鮭入れるとちょっと生臭さも出るから、家で豚肉でやってみようか。

 牛蒡とか大根とか人参とか根菜類と相性良いし、
 酒粕自体はビタミンBだったかな、肌に良い栄養素たっぷりだから、
 俺の料理で食えるようになるなら紫亜にとって良いことだと思うよ。


[野菜好きの彼女の為に工夫して作ると約束する。
それでもやっぱり苦手が克服できないなら、家なら残して貰って卯田が食べれば良い。
SASANKAで出すと残したくないという気持ちになるだろうから。]
(70) 2021/11/12(Fri) 22:18:36

【人】 イウダ

[パールのネックレスは、ガチャで出したという経緯含め思い出深いアクセサリーになるだろう。
ネックレスについているのは今回出したグレーだけではなく、天然物らしく黄色みがかったものや真っ白のもの、粒の大きさもまちまちらしい。
別の場所で見つけたらまた回そうか、なんて話しながら歩いていく。

周りにはそろそろ人も増えて来た。
昼間のスケートの時に比べ家族連れよりはカップルが多い印象なのは、やはり子どもはスケートで疲れて夜までもたないということだろうか。
りんご探しは子どもも楽しめそうなイベントだと思ったが、意外と難しかった。
二人ともひとつずつ見つけたが、正解は(4)1d6個だったようだ。]
(71) 2021/11/12(Fri) 22:18:49

【人】 イウダ


 並んでも良いか?


[観覧車前にはカップルの列が。
ゆっくり回るから、結構待つかもしれない。
手を繋いでいるとはいえ、彼女の身体が冷えるなら観覧車は諦めて車に戻るが、大丈夫そうなら並んでみたかった。
今日の夜は急いで帰らなくても良いし、明日も自分たちは休みだ。

観覧車自体も電飾でキラキラしている。
これは遠くから見ても綺麗な夜景の一部になりそうだ。*]
(72) 2021/11/12(Fri) 22:19:09

【人】 オルテイシア

 
 独特の味、分かります。
 あ、私が食べたの鮭でした。
 だから生臭かったのかも?

 お野菜なら食べやすくていいかもですね。


[自分用にメニューを考えてくれていることが嬉しい。
作る工程を見ていれば、興味も唆られるだろう。
苦手なものを一緒に克服しようとしてくれる。
料理人の気質と、本来の彼の面倒見の良さも見え隠れする姿に期待を隠せずに笑った。] 
(73) 2021/11/12(Fri) 22:54:59

【人】 オルテイシア

[二人で歩けば、イルミネーションを反射してパールが光る。ガチャガチャは彼の楽しみの一つにもなったようで、好奇心に私も回してみたいと話してみたり。

昼間は家族連れの多かった自然公園も、夜になればカップルの方が目立つ。
私達もその中に紛れているのだろう。
企画されたイベントの正解にはたどり着けなかったが、帰り道にまた探してみようか、なんて帰りの楽しみも増やすことにして。

今は、観覧車の列に並ぶことにする。]


 はい。
 せっかくですから、見ていきたいです。


[気遣う彼に頷いて、握る手を強くする。
吹き抜ける風は冷たかったから、自然と身体の距離は縮まった。
繋いだ手の腕を搦めて、ぎゅっと彼の腕に身体を寄せて。]


 基依さん、寒くないですか?


[話している間にも、きっと時間はあっという間に経っていくだろう。*]
(74) 2021/11/12(Fri) 22:55:47

【独】 オルテイシア

/*
なんか、うまく基依さんを殺すことが出来ない……。
私が殺されてばかり居る……。

グレーパール見る度にまたにやにやしちゃうやつになってしまう……(*ノェノ)
(-8) 2021/11/12(Fri) 23:08:07

【人】 イウダ


[料理人としても彼氏としても、彼女が自分の料理で苦手を克服してくれたらこの上なく嬉しいだろう。
だが自分が自信を持って期待していると、好みではなかった時に彼女が言い出せなかったら困るので、反応はしっかり観察しておこうと思った。
中身を好物中心にして、味を足す味噌も自分の推し味噌蔵のものなら子供の頃の苦手意識をなくせるのではないかという計画を詰めるのは帰った後にして。

イルミネーションの海の中を泳いでいるような感覚になりながらもゆっくり色んな景色を楽しんだ。
白雪姫と、彼女が見つけた兄妹のものと、卯田が見つけたウィリアム・テル、見つけたのはそれだけだったが、観覧車の列に並んでいる他のカップルの会話が漏れ聞こえて、どうやら赤ずきんが持っていたらしいというのを知った。
ずきんの赤に目が行って、見落としていたのかもしれない。
帰り道に探そうと言い出したのはどちらが先だったか。]


 10分……いや20分待ちかな。


[並ぶOKが出たので最後尾で身を寄せ合う。
「寒い」と言い訳を口にして、卯田の方からも彼女に寄り添った。]
(75) 2021/11/12(Fri) 23:17:19

【人】 イウダ

[大きな観覧車だけあって、カゴの数も多い。
思ったよりは早く自分たちの順番が来た。
動いている状態で乗らないといけないが、此方はスケートよりは簡単だ。
先に乗って紫亜に手を伸ばす。

自分が後ろ向きになる方の椅子に腰かけて向かい合った。
進行方向は後ろ向きでも、窓は横についているので二人で同じ景色を楽しめる。
ゆっくりと高い位置に向かう間、先程まで見ていたキャラクターのオブジェや大きな木を指さしながら、その光が小さくなるのを見守った。]


 ……観覧車あるある言って良い?
 「てっぺんでキスすると結ばれる」――きっとこの観覧車だってそうだよな?


[自分が後ろ向きになったのは、上がってくる次のカゴに乗っているカップルが上を向いていても彼女の顔が見えないようにしたかったからだった。
自分達のカゴが頂上をずれる前に素早く彼女の手を取って引き寄せ、ちゅ、と唇を合わせた。

きっと自分たちの前のカップルだってしただろうし、次のカップルだってするだろう。
頂上からの景色は生憎目を閉じていて見られなかった。*]
(76) 2021/11/12(Fri) 23:17:33

【人】 オルテイシア

[二人で身を寄り添わせながら、時に足踏みをしたりして身体を動かして暖を取る。
他の並んでいるカップルの会話からと彼が見つけたものを合わせたら、飾られていたオブジェが童話にちなんだものと知れる。
どこか懐かしい感じがするのはそのせいかもしれない。]


 20分なら割とすぐですね?
 ふふ、……くっついてるとこだけ温かい。


[寒いという声に、よりぎゅっと身を寄せた。
寒がりな彼の手を取って、はぁ、と息を吹きかける。
「温かい?」なんて、尋ねながら時間をやり過ごしている内に、列は少しずつ短くなっていく。]
(77) 2021/11/12(Fri) 23:38:18

【人】 オルテイシア

[自分たちの順番になり、彼の手を借りて観覧車に乗り込む。
彼が座った方と対面するように腰を下ろして、徐々に上がっていく景色を楽しんだ。
光がどんどん小さくなって、数が増えていく。]


 わあ、綺麗……。


[遠くなっていく地上を見下ろして、指を差された方を見れば白雪姫が遠くに見えた。
「来てよかったですね」と微笑んで隣を見上げれば、観覧車は随分と高くまで昇ってきていて。
そこで初めて観覧車のジンクスを知った。]


 
……ン、……



[唇が触れ合う間際、そっと瞼を下ろす。
何度も重ねた彼とのキスは、やっぱり甘い。
一度だけじゃ物足りなくて、離れていく唇を追い掛けて、もう一度。]


 ……付き合っていても、ジンクスって有効?


[離れていく唇にそう呟いて、くすりと笑う。
結ばれるというのなら、次は指輪の色が変わる時かもしれない。*]
(78) 2021/11/12(Fri) 23:38:52

【人】 イウダ

[体温の高い卯田は、多少寒くても自分の温かさがあるから耐えられるのだが、「寒い」と言えば紫亜にくっつけるので誤解は解かないことにしている。
手にかかる息が温かい。
彼女だって先程ネックレスをつける手がかじかんでいたのに。
その優しさが温かくて微笑んだ。]


 あっという間に順番だな。


[遠目に見るとゆっくり動いているようだった観覧車も、目の前だと割と速く動いているように見える。
ぼうっとしている暇はないのですぐに彼女の手を取って乗り込んだ。

上空は風もあり、カゴが揺れるのが少し怖いが彼女といると景色を楽しむ気持ちの方が大きい。
あるのかないのかわからないジンクスをあることにして唇を奪った。]
(79) 2021/11/12(Fri) 23:59:19

【人】 イウダ


 「末永く」結ばれるってことだよ、きっと。


[頂上が少し過ぎたって、「もう一度」と言いたくなるくらい、卯田には紫亜しか見えていないし、きっとこの先も。**]
(80) 2021/11/12(Fri) 23:59:36