情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
【赤】 ユスターシュ ……ぁ? [気づいたら崖の下。 一体どれ程気を失っていたのか。日が、眩しい気がした。 ゆっくり体を起こす。] 生きて……る、のか? [信じられない、といった風に周りを見渡す。 胸に受けた筈の傷がない。 血だまりが己のいる場所に見える。 体は、おそらく動物に持っていかれたのだろう。この場で見つかる事はなかった。 もしかしたらその後、人の味を覚えてしまった狼の討伐依頼がギルドに入ったかもしれない。] ……! アイシャ! [どうして助かったとか気にするのは後にした。それよりも、何よりも愛娘が危ない。 あの女は彼女を、娘をどう扱うかなんて わかったものじゃない。 体がやけに軽いのに気づかず。 その場を飛び出した。] (*16) 2022/05/25(Wed) 8:36:15 |
【赤】 ユスターシュ[そうだ、薬草を持って帰らなくては。 急いで崖の上に、 何でもないよう登れたのに疑問をもてなかった。それだけ余裕がなかった。 先日取った場所になくて、奥深くにもぐって 木々は冒険者時代の身のこなしでかわした 魔物が一体も自分の元に来なかったのには僅かに違和感があったが、時間が惜しかった。 探して、探して探して探して 時間の経過で起こる筈の空腹も、眠気も 何も感じないのに気づかない。 やっとで見つけた時、空がどれだけ色を変えていたとか分からなくて 上手く手に掴めないのにイラついて 魔法で草を刈り取って、手にした その手からすり抜けたのに気づかない。] (*17) 2022/05/25(Wed) 8:36:21 |
【赤】 ユスターシュ[それから走った。 不思議と息は切れなかった。 走って走って走って走って……] おじさん! おばさん! 悪い! 今帰った! アイシャは! アイシャは無事か!? 変な女剣士は来なかったか? [いつも通り宿屋に入って 落ち込むようなおばさんを 旦那さんが背をさすっていたのを見た。 彼らは、こっちを見なかった。] おい、遅かったの怒ってるのか? 悪かったよ、ちょっと色々あって なあってば! (*19) 2022/05/25(Wed) 8:36:51 |
【赤】 ユスターシュ ────── あ? [己の手をまじまじ見る。 何の変哲もないように、見える だけの 手。もう一度、目の前の夫婦を見る。 自分の存在に欠片も気付いてない 彼らは優しいから、無視などする筈がない 彼らは、通常通りに宿の営業を行っている 客であろうか。 誰か、知らない人が通り過ぎた。 自分の体をすり抜けて。] ……待ってくれ [目の前の世界に、分厚いガラスが張られたかのようだった。 寒くなんて感じないのに、体が震えた。] (*21) 2022/05/25(Wed) 8:37:04 |
【赤】 ユスターシュ ────なん、だ、よ……これ [ふらり、と体がふらついて。 その場にあった壁すら通り抜けた。] ……俺、は 俺は──── [はた、と気付いて大急ぎで二人で使っていた部屋に走っていった。 あれからどれだけ日が過ぎていたのだろう 娘はどうなったのだろう。 頼むからいて欲しい。 そんな願いは簡単に打ち砕かれる。] アイシャ!! [宿代を少しでも浮かすために、空いた時は従業員もしていた。アイシャも働いていたのもあって使わせて貰っていた従業員用の日当たりの悪い部屋。] (*22) 2022/05/25(Wed) 8:37:15 |
【赤】 ユスターシュ[そこで二人で生きていた。 寒い日は二人で寄り添って眠ったり 一緒に美味しいレシピを考えたり 家を買ったら何をしようかって そう、最近あげたリボンも喜んでくれて…… この扉を潜れば 娘がいつも通りに「お帰りなさい」と 笑ってくれると信じ たく て───── ] (*23) 2022/05/25(Wed) 8:37:23 |
【赤】 ユスターシュ ……あ、あ、あ、………… ああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああ [その慟哭は、誰にも届かない。] [その日から、一人の亡霊は彷徨い続けた。 アイシャ、アイシャ、と愛娘の名を呼びながら。 呼び続けながら 街中を彷徨い、気付けば外に出て 居る筈もない場所を彷徨い迷い 彼女の名をただただ呼んだ どこを探せばいいのかもわからず 人間らしい感覚を失った彼は 人間らしさをどんどん失くして ただ妄執一つがその存在の足を進め続けた。] (*25) 2022/05/25(Wed) 8:37:35 |
【人】 ユスターシュ[その飛んできた質問に>>31、目を丸くした。 向けられる視線はどこか危うい。 己から何か言って欲しい言葉があると言うのか 一度目を閉じた。そして ] まずはそのどんな事のどんな、 の内容によってくるよな。 [一度当たり障りない返答をしておいた。 わざとだ。はぐらかした訳じゃない。 その返答の反応次第では頼み事を言う機会を失いそうだったから、というのがあった。] ……そっか、有難うな。 [話してほしい。>>33そう言われれば素直に礼を言う。 断らないの言葉に苦笑いした。 そんな生き方は息苦しそうだと感じたから。 そんな瞳で>>34見られるのに 何とも言えない気持ちが沸き上がる。 順番に、返答を返す為に口を開く。] (51) 2022/05/25(Wed) 20:32:08 |
【人】 ユスターシュまず、俺の頼み事はこの町の小さめの通りにある梟亭って宿屋知ってるか? 知らなきゃ後で地図を書く。 そこの人に聞いて欲しい事がある。 『アイシャは今、どこにいるのか』って アイシャって言うのは 俺の娘だ。 実の親子かどうかは……怪しいな。 8年前にな、ちっちゃなその子連れた 過去の冒険者仲間がやってきてな 「この子、貴方の子どもなの」って押し付けられたんだよ。>>0:237 事実だぜ? そこから俺の人生は変わった。 その子を育てて、家族として生きてきた。 [特別声をひそめちゃいない。 だから周りに聞こえるかもしれない。 それでもまぁ仕方ないか、と言葉を続ける。 同情とかそういうのが苦手なんだが そうも言ってられない。] (52) 2022/05/25(Wed) 20:32:25 |
【人】 ユスターシュその子はな、3年前流行り病に罹った。>>0:242 俺は薬の為に薬草を取りに行った。 ……俺はそのまま死んだ。 元々依頼帰りで少し怪我してたのもあるけど その捨てた母親がな、 ご丁寧に俺を消しに来たもんでね。 ───── 力不足だったよ。 娘が元気か、その母親の元にいるのか、幸せでいるのかどうか。帰れなかった俺を待ってないか それが今でも心配で、強い未練で、 俺は死んでも存在しているんだ。 頼む。俺はアイシャの無事を知るまで未練を果たせない。 あそこのご夫婦なら絶対に何か知っている。 死者は生者から話を聞けない。だから、 頼む。 そうだな、もし居場所がわかったら…… 手紙を書くからその子に渡すまで出来れば頼みたい。 けどま、それは無理しなくていい。 判明しなかったり、渡すのが難しいならその宿の夫婦にでも渡してくれ。 [そう言って頭を深く、深く下げた。] (53) 2022/05/25(Wed) 20:32:37 |
【人】 ユスターシュとまぁ、俺の願いはそれだけど 返答は今すぐじゃなくていい。 この夜が明けるまで考えてくれ だってさ、お前さん そんな目、してるんだもんなぁ? [意地の悪い顔をして相手を見た。] (54) 2022/05/25(Wed) 20:33:12 |
【人】 ユスターシュさっきの質問の答えだけどな お前、俺がどう答えれば満足する? 間違ってないと言えば安心するか? それは正解だと言えば吹っ切れるのか? 俺は俺の答えしかない。 お前にはお前の答えしかない。 [少々突き放し気味だろうが正直に、 思ったままを言葉にする。] 俺は、娘が幸せになる為なら危険も苦労も沢山したよ。 それは、俺も、彼女も不幸にしない範囲の事だ 死なないラインは守った 何でも、するさ。俺なら 俺の幸せが害されない範囲で、な [相手の目をじっと見る。 どんな色を今は向けてるだろうな。] (55) 2022/05/25(Wed) 20:33:29 |
【人】 ユスターシュ[勿論ここに辿り着いてからの幸せを否定はしない。 だが、その前はどうだ。 あの時間に戻りたいなんて欠片も思わない。 死してなお存在するのが幸か不幸かは 人によるだろうが。] ……さ、て。 おじさんの話はこんなもんだ。 長々悪いな。 他の奴とも話してみたらどうだ? 癖ある連中だけどきっと楽しいぜ。 [空気をわざと変えた。 引き止められなければその場を離れるだろう。]* (57) 2022/05/25(Wed) 20:34:13 |
ユスターシュは、メモを貼った。 (a5) 2022/05/25(Wed) 20:37:26 |
【人】 ユスターシュ[そう言って笑って、頭を撫でようと しかけて 通り抜けたら、と思うと何となく ……寂しくて やめて手を引っ込めて笑った。 どこまで己の話が耳に入ったかと思うと少し気まずいが、相手から言われない限りそれを気にしない事にした。 そうして、店員が必要な客はいないか 話し相手が欲しい奴がいないか 探して周りを見渡した。]** (162) 2022/05/26(Thu) 8:43:34 |
ユスターシュは、メモを貼った。 (a21) 2022/05/26(Thu) 8:48:42 |
ユスターシュは、メモを貼った。 (a23) 2022/05/26(Thu) 20:43:38 |
【独】 ユスターシュ/* 時にPLが酒に詳しくないので検索大先生がお友達です(← 甘いのこいつ作るの!?と思いましたが娘ちゃんときっと作った事あるさっ 他にもアップルパイsweetメープルシロップsweetロールケーキsweetあたり作れたりして? (-79) 2022/05/26(Thu) 20:47:37 |
【独】 ユスターシュ/* ……作れそうな範囲のきたな まぁどれも今から作るには時間かかりすぎるな。 ぱっと作れそうなのでクレープにしたのであーる。 (-80) 2022/05/26(Thu) 20:48:18 |
【人】 ユスターシュうっし、まずはクレープ作るか [材料をきっちり量る。こういうのはレシピをしっかり守るのが大事だ。 粉類はきっちりふるう。細かいところで手を抜かない。 薄力粉と砂糖を確り混ぜて、牛乳を加えて…… 手順の通りに作れば甘くて、ふわっとしたクレープ生地が出来上がる。 久しぶりに作った出来栄えに満足げに笑えば 次にそれを皿に盛りつけ、チョコソースをかける。 皿全体にソースで植物模様を描けば見栄えもばっちりだ。 魔法で冷やして作業時間を短縮つつ、ホイップを泡立てて付け加えた。 ブルーベリーとラズベリーを飾って完成。 酒は、自分が一番と思うのはこれだろうな と心のままに選んで、作ってフラスコにつめた。] (212) 2022/05/26(Thu) 21:36:32 |
【人】 ユスターシュこういった手土産もいいですけど 相手との思い出があるものや、好きなもの。 そういったものも喜ばれると、 私は思いますよ。 [事情は分かっていなかったけれど わざわざゴーストの酒を求めるあたり 普通じゃない用途だろうとあたりをつけた だから一言付け加えてどうぞ、と差し出した。]* (214) 2022/05/26(Thu) 21:36:53 |
【人】 ユスターシュまぁ、多少聞こえてはいましたし。 わざわざ詰めるのならそうだろうと思いました。 ……そうですか。 喜んで頂けたら、私も嬉しいです。 [クレープの感想を知りたくて、少しだけ様子をみた。 見られたら食べにくいだろうし その後は邪魔にならないよう立ち去るつもりで。]** (223) 2022/05/26(Thu) 22:19:19 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新