スピカは、ルヘナを笑顔で見送った。 (c66) 2021/06/01(Tue) 0:13:53 |
スピカは、誰もいない図書室で、もう一度泣いた。 (c68) 2021/06/01(Tue) 0:15:25 |
【独】 『一番星』 スピカ「ばか。ばか。ばか。ばか。ばか。 なんてことをしたの。 なんてことを言ってるの。 叶わないってわかってるのに! 一時の感情で! そうやって言いたいことを言っちゃ駄目なの!」 (-196) 2021/06/01(Tue) 0:18:23 |
【独】 『一番星』 スピカ「ううっ……うう〜〜〜〜〜〜…… 叶わない夢って理解してても。 私の初恋は叶わないって理解してても。 諦められないの。諦められないじゃない。 うう〜〜〜〜〜………… ルヘナぁ……好きなの……好きよ……」 彼を思うと、心が暖かくなるのがわかる。 体も、熱くなるような。 (-197) 2021/06/01(Tue) 0:22:23 |
【独】 『一番星』 スピカ自らの体に、そんなことを思いながら触れようとして。 「っ……」 もう、何やってるの? 最低よ。 本当に最低。 みっともないったらありゃしない。 惨めになるだけなんだから、やめなさい。 (-198) 2021/06/01(Tue) 0:24:58 |
【独】 『一番星』 スピカ「大丈夫よ。 私は諦めないって言ったじゃない。 ルヘナ。私は諦めないんだから。 たまには私だって欲しい物に向かって走り続けるのよ」 (-199) 2021/06/01(Tue) 0:25:36 |
スピカは、図書室から立ち去った。 (c70) 2021/06/01(Tue) 0:25:48 |
【独】 『一番星』 スピカ乳粟茸kinoko 蛇茸擬kinoko 毒紅茸kinoko 栗色唐傘茸kinoko 豹紋黒湿地kinoko 姫網代傘kinoko キノコの読み方わからんのやよね (-209) 2021/06/01(Tue) 0:44:38 |
スピカは、くしゃみをした。 (c77) 2021/06/01(Tue) 8:43:10 |
【墓】 『一番星』 スピカ森の近くを歩く。 「あ、看板残ってる、よかった」 わざわざ、口に出して言う。 それは彼女が考えた決まり事の一つーー口に出すこと。 そこにいる、と主張するために。 ほとんど日にちは立っていないのに、 色々あったなあと思い返す。 突然大人に呼び出されて、 殴られて、他にも色々されて。 恋をして、失恋して。 「あっ……まずいまずい」 意中の相手のことを考えてたら泣きそうになったので、 慌てて思考を切り替えた。 「いない人に目を向けようとする人も増えたもんね」 こっそりと『見る』、それでもいいのだ。 それは確実な一歩だから。 しばらく、森の近くを散策しているだろう。 (+51) 2021/06/01(Tue) 11:04:19 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 夢の続きを イクリール「イクリールさん……」 首を振った。 「てんで駄目ね。 そもそも森を探すのにも無理はあるんだけど」 でも、私たち以外は、こんなところに目を向けない。 とも続けた。 「……なるほど、あの三人が…ね」 困ったな、という顔をした。 メレフとはたいした親交がないし、 カストルとポルクスに関しては親交があっても、 理解するのは難しい。 つまり、行くあてが思いつかない。 「……それは?」 自然と、手紙に目が行き、尋ねた。 (-316) 2021/06/01(Tue) 15:08:11 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 夢の続きを イクリール「シトゥラから?」 予想しない相手というか、 そもそも考慮していない相手だった。 イクリールともスピカとも『場所』が違う人間からの、手紙? それも、今更。 「まあ、読まない理由もないけど」 ブラキウムが我々に働きかけてきたように、 シトゥラにも何か思惑があるのだろう。 などと考えを巡らせながら、手紙を受け取った。 (-321) 2021/06/01(Tue) 15:32:10 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 夢の続きを イクリール「うん、イクリールさんは特に気をつけてね。 お忍びなんだし」 微笑みを返しながら、あなたを見送る。 それから、さて、……と手紙に手をつけた。 /* 某彼のことも全面的に許す私が学級裁判を起こすかどうか、乞うご期待! (-330) 2021/06/01(Tue) 16:04:53 |
スピカは、手紙を読んだ。嫌な予感がした。 (c82) 2021/06/01(Tue) 18:03:12 |
スピカは、ブラキウムの行く末を案じた。 (c84) 2021/06/01(Tue) 19:02:24 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 徒然 シトゥラ「シトゥラさん……」 ――ああ、きっと。 シトゥラも何かよくないことに見舞われるのだろう。 しかし、このことについて問い詰めることはできないはずだ。 『いい子』でありたいシトゥラにそれをやるのは、 本意ではないだろうから。 「体に気をつけるのはあなたじゃないの……」 自分は平気なのだ。 シトゥラは私の体が丈夫なことも知らないだろうけど。 自分はやっぱり無力だ。 結局、救いたい、などと言っても、 みんな手から溢れていく。 手紙を読み終わったあとも、暫く立ち尽くしていた。 /* わ〜いわからない名前です! こちらこそちょろっと絡んだだけなのに こんなに真心込めてお手紙くれて嬉しいです!! (-375) 2021/06/01(Tue) 19:26:42 |
スピカは、二通目の手紙を読んだ。誰も救えない、と思った。 (c86) 2021/06/01(Tue) 19:30:25 |
【独】 『一番星』 スピカ心が折れそうだ。 意中の人と結ばれることはできず、 『いなくなった』子は見つけられず、 そして、まだ『いる』子のやることも止められない。 一番星は、沈みつつある。 (-379) 2021/06/01(Tue) 19:42:11 |
【独】 『一番星』 スピカ「違う、違うの。 弱音を吐いても仕方ないの。 私は風紀委員でありたいんだから。 一番星にもなりたい。 彼が望んだことだから。 だから、私は頑張らなきゃいけないの。 膝を折っている場合じゃないの。 頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、 (-380) 2021/06/01(Tue) 19:45:27 |
【独】 『一番星』 スピカ実感がない。 大事な人に、自分がいてよかったと教えられても。 大事な人の一番星にはなれない。 隣にいてくれない。 救えているという実感がほしい。 教えてほしい。 私は役に立ってるの? 役に立ってたの? ルヘナ。カストル。ポルクス。メレフ。イクリール。ルヘナ。シェルタン。ルヘナ。ルヘナ。 (-381) 2021/06/01(Tue) 19:50:03 |
スピカは、心にヒビが入っていくのを感じている。 (c87) 2021/06/01(Tue) 19:52:56 |
【独】 『一番星』 スピカ一度ヒビが入った心が戻るのかはわからない。 戻らないのかもしれない。 誰かに直してもらえるかもわからない。 でも、今は何も考えずに休みたかった。 (-386) 2021/06/01(Tue) 19:54:12 |
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