【独】 二年生 田邊 夕鶴/* 読み返してきたらちゃんと教えてもらってた…なるほどそこで出るのね!それにしても私の記憶力… そして動かなきゃ〜現地集合しなきゃ〜と思ってるのですが、緊張でぷるぷるしちゃって頭が働いてくれない はわわですよはわわ。 緊張しすぎて恥ずかしいね… ついでに装飾も試す… (-31) 2021/07/20(Tue) 23:07:22 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[女子生徒の顔はどこか見覚えのある気がして、 どこだろう?と記憶を探った。 同じ学年でも、同じ部活でもないし…… それなら……と思い当たるのは、 中学の時所属していたバレー部の事。 もしかして、中学時代に大会で顔を合わせていたか。 そうでなければ、高校では入部しなかった私だけれど、 練習風景に行き合えばなんとなく目を向けてしまう バレー部の部員の中に見た顔か。 ふわふわした記憶ではあるけれど、 そんな気がするな、と一人納得して。 なんとなく抱いた親近感に、すれ違いざま笑顔を向ける。 眼帯が印象に残って、怪我でもしたのかな?と 気にかかったものの、あちらは先生とお話中。 何もなければ、私はそのまま通り過ぎようと。] (54) 2021/07/21(Wed) 1:07:35 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[思考の方は、何の手伝いをするかに戻っていて。 役立ちそうなのは、男子並みの身長くらい。 それなら高い所の仕事がいいかな、 提灯飾りを付けて回る仕事でも引き受けようか。 そんな事を考えながら、脚立の置いてある方を見た。 脚立があれば身長は関係ないかもしれないけれど。 ]**それはまあ。まあまあ、まあ。 (55) 2021/07/21(Wed) 1:08:31 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a19) 2021/07/21(Wed) 1:11:20 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 提灯の飾り付け ― [社務所のところを通った少し後。 考えていた通りに、提灯飾りを担当しようと 脚立を担いで提灯の山を抱えて…… と思ったけれど、どう考えても一度には無理。 往復で運ぶか、と考えていたところに、 長尾先生が声を掛けてくれて。>>62] あ、先生。いいんですか? ええと、助かります。 [先ほど、軽く挨拶を交わしたばかりだったから、 もしや追いかけて来てくれたのだろうか? と思うとありがたく、手伝いをお願いした。 少々気まずいのは、先生の赴任早々、 数学の成績を落としてしまっていた事で。 春の頃、学業が疎かになっていた自覚はあったので (何の事はない、新入部員獲得に躍起になって、部活動に励んでいたというだけの話) 次のテストでは頑張って、挽回できたはずなのだけれど。] (107) 2021/07/21(Wed) 21:07:03 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[最初の印象がそのまま残っていなければいいなあ…… と、先生の様子を横目で窺いながら、 話は、肝心のお手伝いの方へ。] それじゃ、脚立か提灯飾り、 どちらか持っていただいてもいいでしょうか。 [手分けをするなら、脚立に上って飾り付ける方と、 提灯を運んで手渡す方と。そんな感じかな、と。 あくまで、生徒が主体の地域貢献活動……という事なら、 私が脚立の係をやろうかとも思ったのだけれど。 ひとまずは、先生の方にお伺いを。 おじさん?なんてそんなまさか。 ]*そんな考えはちっとも浮かばないけれど、 そもそも先生、 一回り上のお兄さん、くらいのお年ではないでしょうか。 と、私は思っている。 (108) 2021/07/21(Wed) 21:09:06 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a32) 2021/07/21(Wed) 21:12:16 |
【独】 二年生 田邊 夕鶴/* みなさん設定作り込んでてすごい。 幽霊の方いらしてびっくりした!夏だ…夏だわ…! 私何も考えてなさすぎてどうしよう、行き当たりばったりですよ (-56) 2021/07/21(Wed) 21:16:48 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 水墨画(もどき)について ― [落川先生が、墨のにおいを 記憶に留めていてくれたとしたら>>114 それは、こんな事があったからかも。 去年の夏頃の話。 基本的に書道部は、特別なイベントがない限り 週に一回、金曜の活動日以外は顔出し自由なゆるい部活。 暇な部員が集まって、雑談しながら お菓子を食べていても許されるような。 墨を磨って準備をして、さあ書くぞと思ったら 「水墨画〜」などと言って、落書きを始めたりする事も。 私はあまり、絵が得意ではないのだけれど。 その場にいれば、流れで一枚描いてみたりして。 自分の名前にちなんで、鶴の絵を。 鶴を、描いてみようとしたのだけれど。 出来上がったのは、 異様に足の長いハトのような、謎の生物。 鶴って何だっけ。 絵の上手い部員に笑われて、こそこそとその絵を隠した。] (119) 2021/07/21(Wed) 22:15:12 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[そんな事があった後日、美術の授業のあと。 私は落川先生を呼び止めて、] 先生。鶴って、どうやったら それらしく描けるんでしょうか。 [なんて、授業とは関係のない質問をした。 どうと言われても、と首を傾げられるようであれば、 恥を忍んで謎の生物画を差し出し、 具体的なアドバイスを求めるつもりで。 私が書道部に入って最初の目標にしたのは、 自分の名前を綺麗に書けるようになる、という事。 だから別に、水墨画を極めたいなどと言うつもりはないが、 鶴の絵くらいは、それなりに描けるようになりたくて。 その後、謎の鳥が鶴に生まれ変われたかどうかはともかく。 そんな記憶が、墨のにおいと共に、 先生の頭のどこかに残っていたかもしれない。]* (120) 2021/07/21(Wed) 22:16:15 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 提灯の飾り付け ― [長尾先生が脚立に手をかけたら、>>124 それなら私は、と提灯飾りに手を伸ばした。 重さの違いについてはあまり考えていなかったが。 よくよく考えたら、制服、下はスカートだったので。 万一お見苦しいものをお見せしても申し訳ないし…… と、頭を掠めた思考を、 わざわざ口に出したりはしなかったけれど。 お言葉に甘えて、先生が脚立を登ったら、 私は提灯を手渡してゆく。 時折、少し離れて] そこはもう少し右に…… そうそう、その辺りです。 [なんて、近くからではわかりにくいだろうバランスを見て。 下にいるなりの働きをしようと努めたつもり。] (145) 2021/07/21(Wed) 23:16:49 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[初めてのお祭りの手伝いに、 生徒同士ではなく、先生と二人で作業。 私にとってはなかなか、緊張する状況だったけれど。 新任の長尾先生にとっても、 今回の手伝いは初めての事だろうから。 それを思えば、初めて同士で仲間意識も湧き、 手元の提灯が尽きる頃には、私の緊張も大分解けてきて。 前回のテストの頑張りを しっかり見ていて貰えた事>>125も、嬉しくて。 作業中の真面目な顔から一転、年相応の笑みを見せた。] ありがとうございます。 数学、元々そこまで得意じゃなかったんですけど、 先生の教え方、わかりやすかったです。 [ちなみに、そこまで得意じゃないと言っても、 普段は真面目に勉強している方。 しっかり勉強する事で何とか成績をキープしているわけで、 そこが疎かになると、 ガタガタッと落ちてしまうタイプなのだった。] (147) 2021/07/21(Wed) 23:18:18 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[そうして、先生と少し打ち解けた気分になった頃には、 この辺り一帯の飾り付けも完了し。 ずらり並んだ提灯が壮観で、 お祭りらしくなってきましたね、と感想を漏らす。 しかし、提灯置き場には まだ別の山があった気がするけれど、 あれは予備だろうか、別の場所の分だったか。 そこまで把握していなかったので、] あとはどうしましょう? [と尋ねてみれば、先生は何と答えてくれただろう。 もし他の場所の分だとして、低い位置のものならば、 次は別々の場所を手分けしてやってもいいし、 私一人でも大丈夫かもしれない。 勿論、残りも一緒にと言ってくれるなら、 それはありがたく。]* (148) 2021/07/21(Wed) 23:19:51 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a41) 2021/07/21(Wed) 23:27:23 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[長尾先生も数学が得意じゃなかったと聞けば、 私は少し驚いて。先生というものは大概、 自分の得意分野を教えているものだと思っていたから。 でも、その嬉しそうな声は、 決して嫌々やっているわけではないのだろうと。 そう思えて、私はまた笑顔を返した。 その後、作業の合間に] 数学得意じゃないのに、 先生はどうして教師を目指したんですか? [と、聞いてみる時間はあっただろうか。 連携作業が捗りすぎて、難しかったかも? それなら今度、いつかのタイミングで聞いてみようかな。 と思いつつ、 もしその理由を聞けたなら。>>154] それはとても素敵な事ですね。 そういう先生がいて下さると、 私みたいな生徒には頼もしいです。 [なんて返しただろうけど、その機会はあったかなかったか。] (167) 2021/07/22(Thu) 0:54:54 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[搬入待ちの荷物の方へ行く、という先生には>>155 わかりました。と素直に頷いた。 荷物の受け取りのような仕事なら、 先生が行くのも当然の事と受け止めて。 私の居心地の方を気にしていてくれたとは気付かずに。] 先生のおかげで早く終わって、助かりました。 ありがとうございました。 [振られた手に会釈で返して見送れば、 私も残りの提灯の方を確かめようと、 脚立を担ぎながら、先ほど来た道を戻るのだった。 高い所の仕事がもう無ければ、 ]*脚立は元の場所に戻しておきますのでご安心を。 高い場所の仕事があっても、ちょっとくらいなら ジャンプすれば届きそうだから大丈夫大丈夫。 (169) 2021/07/22(Thu) 0:58:09 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 回想・墨の鶴 ― [数秒の間。>>165 芸術的、と評してくれた落川先生の、 優しさ……そうこれは優しさなんだ……を噛みしめて、 私は肩を落とした。 覚悟していたものの、やっぱり恥ずかしかった。 気を取り直して。先生の説明によると、 どうやら、手本もなしに想像で描いたのが悪かったようで。 それはそうだ なるほど、と頷きながら話を聞いていたのだけれど。] 私の描きたい鶴……ですか。 うーん、そうですね…… [名前にちなんで、という軽いノリで選んだモチーフ。 絵としてどんなものにしたいかは、考えた事がなかった。 再び数秒の間。今度は私が考えを巡らせる。 自分の技術だとか、難しい事は置いておいて。 ただ、鶴のどんな姿が描けたら楽しいだろう、と考えた時、 真っ先に出てきたのは。] (175) 2021/07/22(Thu) 1:43:14 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴飛んでいる鶴、かな。 私、高く跳ぶのが好きだったから。 [ぽろりとこぼれた独り言の方は、 何でもないです、と脇に置き。] ………… 難しくないですか? [……うん。自分で言っておいて何だけれど。 ただの立ち姿よりずっと、難易度高そうな気がするな、と。 私の口から出てきたのは、 始まる前から降参する勢いの弱気な声だった。 広げた翼とか。一体どうやって描くのだろう。 私の頭の中からは、縦線の入った台形の物体くらいしか出てこないのですが ]** (176) 2021/07/22(Thu) 1:47:44 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a54) 2021/07/22(Thu) 1:55:33 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 回想:幼少の頃 ― [今はもう、失われかけた感覚。 子供の頃、世界は狭くて。 『ご近所さん』の枠を越えてしまえば それはもう、遠い国のような。 あの頃の私達はもしかしたら、 季節を渡る異邦人だったのかもしれない。] (202) 2021/07/22(Thu) 10:07:38 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[じっとしていられない年頃には、毎日のように外遊び。 当然、すぐ近くの商店街にも出入りしていて。 例えば。 遊びに行く度に、祖母が出してくれる和菓子。 たまたま切らしてしまっていた時に、 ええ!とがっかりしていたら、 「それじゃあお使いに行ってきて」とがま口財布を渡されて。 私の初めてのお使いは、老舗和菓子屋さんの水羊羹だった。 兄の、「夏だ!スイカ割りをしよう!」の一声で、 三人分のお小遣いをかき集めて 青果店まで兄弟みんなで走って行ったら、 一玉買うには足りなくて、店の前で呆然とした事もあった。 兄弟みんなの最初の自転車は、祖父が買ってくれた。 私にだけ「もっと可愛いのにしたら?」と言われたけれど。 「嫌だ、これがいい!」と選んだのは、 黒いラインの走る、格好良い子供用自転車。 補助輪付きのそれに乗り、家の周りでぶいぶい言わせていた。 嘘。今より人見知りだったので、一人の時に誰かと会ったら逃げました。 ] (204) 2021/07/22(Thu) 10:10:54 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[近所の子に混じって遊ぶような事もあったっけ。 顔見知りになった子には、 休みの終わりに「またね」と手を振り、 次の休みに会ったら「久し振り」と挨拶をして。 宿題じゃない方の『夏休みの友』みたいな存在に なっていたかもしれない。 でも、中学に上がったら。 私は女子の制服を着て、短かった髪を伸ばし始め。 勉強に部活に忙しい毎日を送るようになって、 祖父母の家からは足が遠のいた。 身長だけはずっと、背の順の列で最後尾争いができるくらいに すくすくと、竹のように育ったけれど。 それもそろそろ打ち止めのようで。 花一高校への入学をきっかけに、 また祖父母を訪ねる機会も増えて、 再び商店街の辺りもうろつくようになったけれど。 あの頃の私と今の私が結びついた人は、 どれほどいたのだろうか。]* (205) 2021/07/22(Thu) 10:11:52 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a59) 2021/07/22(Thu) 10:13:57 |
【独】 二年生 田邊 夕鶴/* 深く考えず花巻さんと別の中学だったっぽい縁故を投げてしまったので…(縁故振り下手… この辺にも拠点を置いておこうの巻き、長い (-92) 2021/07/22(Thu) 10:17:33 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴……なーんだ、最初に言ってよ! すごい勢いで、びっくりしたじゃない。 [男の子に指名手配(?)された理由がわかれば、 ほっと胸を撫で下ろしながら、文句を言って。 おどおどした態度がすぐに引っ込んだのは、 私が男兄弟に挟まれて育ったからとか、 元気いっぱいな男の子の雰囲気が話しやすそうに感じたとか、 そんな理由もあったけれど。 一番はやっぱり、 お気に入りの真新しい自転車を褒められたから。 そう。 私の自転車は、褒められて然るべき逸品。 誰彼構わず自慢したかったというのが、本当のところ。 聞けばあのお店の息子さんだと言う彼に、 さすが、自転車屋さんの子はわかってるなあ。 なんて感想を抱いて。] (213) 2021/07/22(Thu) 11:29:46 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[ところで、彼は自分の自転車に乗って来ていただろうか。 もしそうなら、自転車屋さんの子供は、 どんな自転車に乗ってるのかなと、 私の目が向くのは自然な流れだったと思う。 もしそうなら。] …………… …………… [塗装が剥げていたか、型落ちしていたか……>>206 は、関係なく。 私の視線が釘付けになるのは、そこにあるべき補助輪が、 きれいさっぱり取り払われているその部分。 同じ年くらいだと思ったのに…… 裏切られた…… なんて感想を、抱いてしまったかもしれない。 私の自転車に、彼が乗ってみるという話になっていたなら、 代わりに彼の自転車を借りて、 補助輪なしを試させて貰えたりもしただろうか? 背の高い私にも、背伸びしたいお年頃はあったのだ。]* (215) 2021/07/22(Thu) 11:33:08 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a61) 2021/07/22(Thu) 11:35:39 |
【独】 二年生 田邊 夕鶴/* 田んぼ三きょうだいの妹が!私に会いに!! 会いたい人が会いに来てくれて嬉しい 丁度行こうと思ってたとこだった、この縁故も投げたいなー うまくミックスできるだろうか、捏ね捏ねしてみよう 蓮見くんも花札の絵柄お揃いだねってずっと見てたから 話しかけてもらえて嬉しい…でも私返事遅くてごめんなさい…(時間を見て震えた) (-100) 2021/07/22(Thu) 12:25:03 |
【独】 二年生 田邊 夕鶴/* そして先生の闇が…!! 結構みなさん闇深そうな雰囲気ですね…ドキドキしちゃうな…! 関係ないけど田鶴の赤チップ、肉球(の絵)可愛くないですか かわいい、イケメン顔だけどかわいい (-101) 2021/07/22(Thu) 12:29:04 |
【独】 二年生 田邊 夕鶴/* この顔もめっちゃ可愛い イケメン美女どっちもいけそうなチップなのでボーイッシュ枠目指すつもりだったんですが、あまり出来てる感じがしない(PL力のせいで… (-102) 2021/07/22(Thu) 12:32:05 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 続・提灯の飾り付け ― [脚立を運ぶ最中に、掛けられた声に振り向けば。>>216] あ、篠田さん。 篠田さんも手伝いに来てたんだね。 [そうか、そういえば名前があったような。 社務所でちらりと見た名簿の中身を思い出しながら、 改めて、お疲れ様、と挨拶をした。] 手伝ってくれるの? ありがとう。 高い所のは大体終わらせたと思うんだけど、 まだ提灯残っていたはずだから、 そっちもやっちゃおうかと思って。 手が空いてるなら、一緒にやってくれたら助かるな。 [脚立運びは、戻しに行くだけだから大丈夫だよ。 と、そう伝えるけれど。他の仕事でも構わないのなら、 それじゃあ、一緒に提灯取りに行こうか。 と言って、提灯置き場に案内しよう。] (228) 2021/07/22(Thu) 13:47:02 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[そんな感じで、私としてはすっかり顔見知りの反応だ。 仮入部に来てくれた事は勿論、 部員一同大歓迎した事もしっかり覚えている。 入部して貰えなかったのは残念だけれど、 見学に来てくれただけでもありがたいくらいなので、 特にしこりなどが残るわけもなく。 大体、とても行儀の良い仮部員だったように記憶している。 試しに書いて貰った書にも、真面目に取り組んでくれて。 丸みのある文字を覗き込みながら、] 可愛い字だね。花びらみたい。 篠田さんの雰囲気にぴったり。 [と感想を述べたのだけれど、篠田さんの反応はどうだったか。 もし、格好良い字を目指していた?ような事を聞いたなら、 可愛い字だって個性だし、私は好きだよ。 というような事を伝えていたはず。] (229) 2021/07/22(Thu) 13:48:24 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[それにしても、しっかりした後輩である。 今だって、上級生に自ら手伝いを申し出て。 やはりお店の手伝いをしているからなのだろうか? と、篠田屋さんの事を思い浮かべる。 仮入部に来た新入生の 実家まで知っているのには、理由があって。 お店の屋号でわかるって?そうなんだけど、どうか最後まで聞いて欲しい。 あれは確か、篠田屋さんの店先に 浴衣が並んですぐの事だったはず。] 「ねえねえ、あそこの服屋さん、 和服も扱ってるんだって!」 [と言って、書道部の先輩が部室に駆け込んで来たのは。] (230) 2021/07/22(Thu) 13:50:21 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[ここで一旦、話は遡るのだけれど。 時はユニフォーム戦国時代。 新入部員獲得に各部がしのぎを削る中、 今の三年が抜ければ廃部寸前の我が書道部は、 春の部活動紹介において、袴姿にたすきを掛けて、 華やかな書道パフォーマンスを披露する事で ぜひとも我が部に、と一年生を勧誘していた。 うちに入れば、こんな事できますよ、の他に。 こんな格好ができますよ、というのは、 動機としては少々不純かもしれないけれど。 あの部もその部もこの部だって、 しっかりアピールしているわけで。 つまりどういう事かというと。 通販で購入した洗いやすさが取り得の上下セットは、 和装という物珍しさはあっても、 華やかさなんてちっともなくて。 運動部と変わらない……どころか、 防具を着けた弓道部員と比べると、格好良さでは数段劣る。 これではいけない!と頭を悩ませた先輩部員達は、 文化部ならではの、何かこう…… 文化的なユニフォーム用の袴セットを欲していた。] (231) 2021/07/22(Thu) 13:51:53 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[そんな書道部に朗報が。 なんと、良心価格で和服を取り扱うお店があるらしい。 正確には浴衣だったのだけれど。 例え和服を取り扱っていたとしても、 部活用ユニフォームの注文なんて、 受けて貰えるかどうかもわからなかったけれど。 駄目元で交渉に行った部長と、付き添いの顧問と、 彼らの持ち帰った返事はどうだったっけ。 返事はどうあれ、そんな事があったので。 仮入部に来てくれた篠田さんが 篠田屋さんの娘さんだという事は、 私を含めた書道部の皆が知っていて。 花一高書道部の者です、この間はお世話になりました。 なんて言いながら、お店の方にお邪魔して、 お手頃価格のTシャツを数枚買って帰ったのはつい先日の事。 帰り際、綺麗な浴衣を眺めて。 私には似合わないだろうなあ、と、 手に取る事はせず通り過ぎたけれど、目に楽しかった。 ほら、着丈とか。男物の方が合いそうな予感すら…… (232) 2021/07/22(Thu) 13:53:20 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[そういう事もあったから、 そちらの印象の方が強く残って、 私が篠田さんの仮入部の事は覚えていないかも? なんて思われているとしたら。 そんな事はない、ちゃんと覚えているよって、 話す機会があったなら、そう言うのだけれど。]* (233) 2021/07/22(Thu) 13:54:23 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a65) 2021/07/22(Thu) 14:00:26 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― かつて、トキヤくんとのこと ― [特に、性別を隠していたわけでもなく。 かと言って、特に、訂正するでもなく。慣れていたので。 そんな感じで、どっちかなー?と思われる事は>>222 度々あったかもしれないけれど、私は無頓着だった。 小さい頃は、どうにも『私』という一人称が気恥ずかしくて、 自分を名前で呼んでいた事も、 色々と拍車を掛けていたかもしれない。 今思うと、自分を名前で呼んでいた事の方が ]よほど恥ずかしいのだけれど。 小さい子供の言う事だから許されていたと信じたい。 そう、信じて、記憶に蓋をして、 この話は蒸し返さないようにしよう。そうしよう。 (248) 2021/07/22(Thu) 15:24:37 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[食い気味の返事に圧されながらも>>223 どうぞ、と自分の自転車を差し出して。 嬉しそうにペダルを漕ぐ姿を見られたなら、 私は満足げな顔で、ニコニコと見守っただろう。 代わりに差し出された、補助輪なしの自転車に、 乗れる?と尋ねられれば、神妙な顔をして。] ……やってみる。 [キリッと言いながら、頷いた。 脳裏に浮かぶのは兄の顔。 補助輪付きなんて、まだまだだな〜。お子様だな〜。 と言いたげなあの顔を思い浮かべると、 俄然やる気が漲ってきて。 そうだ、家族に面倒を見てもらわずに、 自分で補助輪なしの自転車を乗りこなせるようになったら、 どんな顔をするんだろう? それはとてもいい考えに思えて。 だから、練習をしようと広場に誘われたなら、 二つ返事で草むらまでついて行った。] (249) 2021/07/22(Thu) 15:25:42 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[運動神経は、悪い方じゃないけれど。 一日二日で乗りこなせるようになるほど、良くもなく。] ……教えてくれる? [と頼んだら、何かコツを聞けたり、 後ろを支えて貰ったりもしただろうか。 子供同士じゃ支えるにも限界があって、 一緒に転んでしまった事もあったかもしれない。 もし怪我をさせてしまったなら申し訳なくて、 すごく謝ったと思うけど。 それでも家族には内緒にしたい、とお願いしたら、 我儘を叶えて貰えたかな。 そう、あの頃から身長はぐんぐん伸びていて。 あの年も。あの年も。 私の方が背が高かったのを覚えている。] (250) 2021/07/22(Thu) 15:26:34 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[でも、さすがに薄情だったなと後日後悔したのは、 出会った年の夏休みの終わり、私が家に帰る時。 トキヤくんに伝えるのを、すっかり忘れていた事。 毎日のように遊んでいた相手が突然姿を消したら、 さすがのトキヤくんも、うちの祖父母に確認に来ただろうか。 言い訳をすると。 私にとってはもう、恒例行事のようなものだったから、 毎年、来るのも帰るのも当たり前になっていて。 誰かに連絡するという発想自体が抜け落ちていたのだ。 次の年、ごめんなさいを言おうと、 私から会いに行ったのだけれど。 久し振りって声を掛けた時、 トキヤくん、どんな顔していたっけ。]** (253) 2021/07/22(Thu) 15:30:20 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a68) 2021/07/22(Thu) 15:37:34 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 続・提灯の飾り付け ― [脚立を無事元の場所に戻し終えたら、 一緒に来てくれた篠田さんと、>>241 残りの提灯飾りを分配して。] うん、これで最後みたいだね。 それじゃ、一気にやっちゃおうか。 [と言って、次の飾り付け場所に移動した。 私がさっきやっていた場所と違って、低めの配置。 脚立は無くて済みそうだけれど、 私には十分手が届く範囲に見えても、 篠田さんにはどうだったかな。] あ、これはね、こんな感じで……。 [と、飾り付け方の質問をされれば、>>245 近くで手本をひとつ見せ。 もし高さで難儀するような事があれば、 ちょっと貸してみて、と 横から手を伸ばしてみただろう。] (303) 2021/07/22(Thu) 21:48:24 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[そうそう、浴衣の話をした時に、 書道部のユニフォームの事にも話が及んで。 部員の金銭的負担なども考えた結果、 篠田屋さんへの注文は、上着の方のみ、 という事になっていたのだけれど。 その代わり、袴に合わせた 着物の色柄などを(予算内で)しっかり検討して。 秋にまた着る機会があるから、 それまでに、という納期の話はどうなっていたか。 もし難しければまた来年の春までに、 となっただろうけれど、 引き受けて貰えていたら、現在進行形で、 お家の方を忙しくさせてしまっていたかもしれない。] (306) 2021/07/22(Thu) 21:52:33 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[篠田さんからは、お祭りの服装の事や、 明日の予定などの話は聞けただろうか。 だとしたら、きっと楽しくお話できたと思う。 私の方は結局、浴衣を用意してはいないのだけれど。 いいんだ、見せる相手も特にいないし……。 そう、私は今のところ、お祭りぼっち参加の予定なのである。 思い出して、浮いた気持ちがちょっと、しょんぼりした。] (307) 2021/07/22(Thu) 21:53:52 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[そんな感じで、ほのかに浮いたり沈んだりもしたけれど。 提灯を全て飾り終えた頃には、 花一高校のお手伝いの時間も、 そろそろ終わりに近付いていただろうか。] お疲れ様。ここはもう大丈夫。 他もそろそろ終わる頃かな? [そう声を掛ければ、篠田さんはどうしただろう。 まだ終わっていない所があれば、 そちらに向かう事も考えつつ。 私は、帰る前に一度、 本殿にお参りして行こうかなあ、などと考えていた。]* (308) 2021/07/22(Thu) 21:54:55 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a79) 2021/07/22(Thu) 21:58:52 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― かつて、鳥仲間の友達と ― [そうだ、何もトキヤくんまで 秘密にしておく理由は無かったはずで。>>257 でも子供同士、大人に秘密の話を共有する事は、 少しの後ろめたさと、それ以上の楽しさがあって。 私はいつも「この事は内緒ね」って念押しをした。 草むらの秘密基地で、秘密の特訓をした日々。 開けた場所が秘密基地だなんて、 今思い返すと、なんだかおかしいけれど。 いざ補助輪が取れて、秘密にする必要も無くなったら、 私はちょっと、つまらないなと思ってしまって。 すいすい乗れるようになった事、 トキヤくんはとても喜んでくれたのに、 私は「ありがとう」と笑いながらも、 どこか不満そうなのが態度に出てしまっていた。] (330) 2021/07/22(Thu) 23:20:54 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[お揃いの、鳥の名前には、私も目を丸くして。] わあ、お揃い!すごい偶然だね。 朱鷺ってどんな鳥? [鶴も朱鷺も、日常で本物を目にする機会は無かったから、 私は上手く説明できなかったけれど、 朱鷺也くんはどうだっただろう。 妹さんの名前も教えて貰ったら、 それはどんな鳥?とまた聞いてみたりして。 私は私で、兄弟の話をして。 うちは、兄が少し年が離れていることとか。 弟は二つ下なんだとか。 そんな中で同い年なことは判明したと思うので、 ]この辺もきっと、二年目以降の話だったよね。 (332) 2021/07/22(Thu) 23:22:59 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[男の子じゃないってわかったら、 思い切り謝られたのは解せなかった。] なんで謝るの? 何か悪い事した? [と首を傾げて。 くんもちゃんもどちらでも、無くたって構わないけれど、 夕鶴、と親しげに呼んでくれるなら、 私もいつの間にか、お揃いの呼び方をして。] 朱鷺也!待ってたよ。 早く行こう! [そんな風に。 気軽に遊びに出掛けられる友達が出来た事、 嬉しく思っていたはずなのに。] (333) 2021/07/22(Thu) 23:23:49 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[>>261その節は、本当に、ごめんなさい。 深く反省している。 翌年顔を合わせた時の朱鷺也の反応に、 そこまで驚かなくても、と思ったけれど。 一瞬、その顔が歪んだように見えて、>>262 それで私も、なんだか悲しくなってしまって。 申し訳ない事をしてしまったと、心から思った。] 自転車はもう完璧。 もう少ししたら、弟にも教えてあげるんだ。 [お姉ちゃんだから、先生をしてあげないとね。 なんて偉そうに言って。 秘密の特訓がいらなくなって寂しく思ったの、 朱鷺也が気付いていたかどうかはさておき、 自転車が無くても遊んでくれるなら勿論嬉しくて。 でもそんなの当たり前だよねって顔をして、 私はその年の夏も、元気に走り回って遊んだ。] (334) 2021/07/22(Thu) 23:24:58 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[そんな交流が、いつまで続いたんだったかな。 中学生になるまで、同じように親しくしていてくれたなら 私は今度こそ、きちんと会いに行ったはず。 真新しい制服を着て。 多分、朱鷺也には見せた事の無かったスカート姿。 似合わないでしょ、と笑って言って。 小学校と中学校では、学区も微妙に違っていたりして、 朱鷺也も私も、交友関係に変化があったんじゃないかな。 私の制服は、朱鷺也の中学とは別のもの。 私、バレー部に入ったから、 夏の間も練習で、あまりこっちに来られないかも。 そう、ちゃんと伝えていたはずだ。] (336) 2021/07/22(Thu) 23:27:29 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[それじゃ、またね。の次の、久し振り。 私はいつ言えたんだろう。 同じ高校に入って、同じクラスになったら、 名前を確かめなくても君に気付いたけれど。 私の方は随分、変わった気がしていて。 だから、] 蓮見くん。 [今の私は、君をそう呼んでいる。]* (337) 2021/07/22(Thu) 23:28:13 |
(a85) 2021/07/22(Thu) 23:33:35 |
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