【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志貴方の話をよく聞く。 頷く。企画の話題になれば、落ち着かなそうに視線を逸らす。 そうしてこちらに問われれば、ひとつ頷いて。 「………………… ………………………… ………悪い、 同じ事を言おうとしてた ……。」今この狭い部屋には 経験のない2人が居るらしい。 「俺は異性とも…… せっ、……せ、…………… ………せい………せ………性交渉、っ ……の経験はない。だから……貴戸の力になれなくて悪い。 というか同性同士なら勝手も違うのか、それはそうか……」 貴方が悪い奴ではないのはよく理解している。 故に、自分も何か力になれるのならばそうしたいが 経験のないものは、───無いのだ。 「俺じゃなく、他の奴に聞いた方が良かったな。 ただ……朝倉と有楽には気を付けろ。 あいつら 脱がせてくるぞ 。」よく分からない情報共有だ。 (-58) 2021/09/16(Thu) 6:05:58 |
貴戸 高志は、迷彩から目を逸らした。 (a37) 2021/09/16(Thu) 10:01:09 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「同じか。ふむ、奇遇だな」 首がふるりと揺れ動き、髪がそれに続いて軽やかに踊る。 「謝ることではないだろう。それを言うなら俺だって謝るべきだ。俺もやり方が分からないのだから。 そうなると確かに他の奴に話を聞いたほうがいいが……朝倉と有楽か。そういえば脱がされていたな、お前が」 お前が。 「心配すべきは俺ではなくお前だろう、暁。あの二人に嫌がらせをされたらきちんと嫌だと言うんだぞ。俺もお前が脱がされようとしていたらなるべく止めに入るから」 (-63) 2021/09/16(Thu) 10:23:33 |
【人】 4432 貴戸 高志「収容期間か」 端的に口にした。何か考えていたようで、いただく事にしたドリアを一口分掬ったままスプーンが僅かに静止していたものの、すぐにひょいと口の中に放り込まれる。 「こんなふざけた企画を成功させる為なら罪を償う期間さえも報酬として自由に扱われる……世も末だな」 嘆くような口ぶりであったが、その実声色はまるで気にしていないと言わんばかりに淡々としていた。 一口ドリアをしっかり噛んで飲み込んだ後、美味しかったのかもくもくと食べ進める。メロンパンも後で持って帰っちゃお。内心そう思った。 (98) 2021/09/16(Thu) 10:37:04 |
貴戸 高志は、自室でメロンパンを食べようと思っていたが、我慢出来なかったのでドリアを食べた後そのまま食べた。 (a39) 2021/09/16(Thu) 11:23:27 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「そうか……………… お前に聞けたらどれだけ良かったことか。」 あまり親しくない人に聞くのは気恥ずかしい。 まだ貴方以外とは距離があるのだ。 「けっ、経験……はあるのなら、 ある程度似通った部分もあるんじゃないか? 渡された荷物の中にあっただろ、 行為のガイドブックのような……。」 中を一通り見た程度だったが、 先程与えられた鞄の中には指南書がある。 あまり表紙を直視しないように取り出せば、貴方へ放る。 「ん、まぁ……ただの悪戯だろう。 嫌がらせと言う程の事はされてないし、 俺もお前が何かされてたら止めに入るようにするよ。」 (-64) 2021/09/16(Thu) 11:27:13 |
【人】 4432 貴戸 高志>>103 迷彩 「終わっていてどうしようもない世の中だなという事だ」 丁寧なんだから雑なんだかよく分からない解説をした。 隣に座ってきた貴方をちらりと見た後、「成る程そういう食べ方もあるのか……」と言わんばかりにドリアをまじまじと見つめた。 「……迷彩は早く出て、外で何かしたいことでもあるのか?」 声を拾い上げて静かに問うた。 (105) 2021/09/16(Thu) 11:30:56 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁資料を難なくキャッチしてぱらぱらと捲る。見ないように視線を逸らす貴方とは反対に、このルームメイトは中身を平然と注視していた。 「頼られている……と考えると悪い気はしないが、期待に応えられずすまないな。俺は俺なりに調べてくるから、分かったらお前にも話すとしよう。似通った部分は確かにあるが、明確に異なる点もあるのだから。 例えば女役だ。男同士で使う肛門は本来何かを受け入れる器官ではないのだから、相手に負担をかけない為には女性と行う以上にしっかりと準備をしてやらないといけない。 ……俺の異能を相手に使えば痛みを感じなくなるだろうが、体に負担がかかる事実は残ったままだからな」 気恥ずかしさなどないとか、淀みなくつらつらと話をした。 「悪戯だからと気を許していたら次第に過激になりはしないか?止めてくれる事には感謝するが……押し負けるなよ」 (-67) 2021/09/16(Thu) 11:57:54 |
【人】 4432 貴戸 高志>>108 迷彩 「また一つ賢くなったな迷彩。ああ、どんどん使うといい」 知識欲旺盛な貴方を見て力強く頷いた。 「叶えたい夢か。……それは俺が聞いてもいいことか?」 至極真面目な面持ちのまま尋ねた。その表情からも、声色からも、馬鹿にする様子は見られない。 (110) 2021/09/16(Thu) 12:02:43 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「俺は強い、お前一人ぐらい守れるさ。 まあ今回は頼っ ダアアッ! お前そんな恥ずかしげもなくだな…………そういう…… ぐうう……!」途中から耳を塞いだ。 塞いだものの、聞き逃すのも惜しい。 そろりと指を開いていく。 「……………」 熟読する貴方をチラチラ見ては 読み進める度に勝手に動いたり呻いたりしている。煩い。 「なあ…………………………貴戸、……………………俺は、」 → (-70) 2021/09/16(Thu) 12:13:43 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志そちらに集中して聞こえないなら、聞こえなくて良い。 そんなくらいの声量。 「はじめ、は………………、 この中の誰かと……す、する、なら…… 最初は…………お前が……良い………んだ、が…。」 (-71) 2021/09/16(Thu) 12:15:41 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「…………」 紙を擦る音が止まった。 こちらに時折視線を投げているのなら、気付くだろうか。 指南書を摘む指先が白むほど力が込められていること。 下に向けられている筈の瞳が、文字を追いかけるにしては不自然な程に右に左に揺れていること。 幾ばくかの沈黙を置いて、少年は唇を震わせる。 「………………。 慣れていそうな、お前をリードしてやれそうな奴は他にもいただろう。 ……………………」 ▽ (-78) 2021/09/16(Thu) 12:29:30 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁 「もし俺が次部屋に戻ってきた時。 消灯時間になってもお前が起きていたのなら」 「……」 「………………」 「…………そのまま、一緒に夜更かしをしよう」 (-79) 2021/09/16(Thu) 12:31:05 |
【人】 4432 貴戸 高志「一番楽しませた人……ふむ、質なども問われるのだろうか。 そうなると経験のある者が有利か。 楽しませるにしてもこんな趣味の悪い企画を見たがる人間なのだから、外の人間がどんな内容を好んでいるのか考えられないし考えたくもないな」 (114) 2021/09/16(Thu) 12:50:24 |
【人】 4432 貴戸 高志榊が作ったドリアどころかきっちりメロンパンまで完食し終えた後。 ぽちぽちと端末をいじって何かを確認している。 「……」 看守への連絡をしたためているようだ。けれど、流れるように端末の上を滑っていた指は途中でぴたりと止まってしまった。 「スクリーンを借りるか……いや、或いは手間がかからない他のもので動画を見たほうがいいか……?」 しばし悩んだ末に、指先はようやく端末を再びつつき始める。 その結果…… 大画面で迫力あふれる教室のスクリーンで見ようと思った (117) 2021/09/16(Thu) 12:54:45 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「………いや、 こういうのは最初は、こう、ホラ………。 あるだろ……………色々………気持ちの問題……、 何、こう、考えてみたら……貴戸が…………、」 かなり恥ずかしい事を言った自覚がある。 薄目になって貴方の方を見れば 貴方が珍しく動揺しているように映り ああ別に嫌なら嫌でいいよと言い掛けて、 「………………なんだそれ。 お前、アレだぞ、 余計に……朝起きられなくなるだろ。 起こせよ、お前。」 (-82) 2021/09/16(Thu) 12:56:21 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「…………。ああ。努力する」 ぱた、と冊子を閉じて立ち上がり、つかつかと歩み寄って返却するだろう。 すぐに受け取らなかったとしても、気にする事なく近くへ置こうとする。普段ならそんな強引な真似などしない筈なのに。 「……本格的に調べてくる」 本を返し、そのまま部屋を出ようとするだろう。 「…………暁」 「俺も最初の相手がお前なら安心できる」 (-84) 2021/09/16(Thu) 13:12:51 |
貴戸 高志は、俺を脱がせたいなら戦って勝てという意志でいる。 (a48) 2021/09/16(Thu) 13:13:33 |
【人】 4432 貴戸 高志>>117 もうだめだ 「……はい。ええ、そうです。あの教室のスクリーンをお借りできたらなと。 ……はい。ありがとうございます」 連絡を取った看守に礼を述べ、通信を切る。 >>118 素崎 「ああ、素崎先輩。そうです、スクリーンです。教室にある奴。 許可が下りたので参考になりそうな動画をそれで見ようと思うのですが先輩も如何ですか?」 最悪!巻き込もうとしてる! でも本人は極めて真面目かつ100%善意だ!最悪! (121) 2021/09/16(Thu) 13:20:08 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「え、あ、うん、…… ── えっ本格的って何だお前どこまで調べるつもりだ 」冊子を受け取り 立ち去る背中へ言葉を投げる。 そのまま貴方を見送るが、 去り際に囁いた貴方の言葉に、僅かに首を傾げた。 受け取った指南書を、暫く開いたり閉じたりした後に 此方も部屋を出ていくだろう。 (-87) 2021/09/16(Thu) 13:28:34 |
【人】 4432 貴戸 高志>>122 素崎 「大画面で見たほうが分かるかなって」 ? 「耐えてみせます。此処で過ごす以上必要なことはきちんと取り組んでみせます。 ……バケツ?分かりました、用意しておきますね。ご助言ありがとうございます」 遠い目をしている貴方をよそに、少年は颯爽と鑑賞会現場へと向かい始めたのだった……。 (124) 2021/09/16(Thu) 13:32:50 |
【人】 4432 貴戸 高志>>123 迷彩 相手が不服そうにしている一方で、こちらはさして気にしていない様子だった。 「そうか。それなら俺も聞くのをやめよう。ダメと言われたことを無理に話してもらうのは忍びないしな。万が一お前が怒られてしまったら申し訳が立たない」 不満げな様子に気づいているのかそうでないのか、真面目な顔でそう答える。 (127) 2021/09/16(Thu) 13:41:44 |
【人】 4432 貴戸 高志「セッティングはした、バケツも置いた、メモとペンも持った……あとは……長時間鑑賞するなら飲み物が要るな」 おしまい鑑賞会会場の準備をしていた人間が戻ってきた。 紅茶やスコーンの用意をしていると、その途中厨房に新たに置かれていたポップコーンに気付く。 「む。榊だろうか。あいつは実に器用だな」 感心するようにまじまじと見た後……ポップコーンはそのままにしておいた (129) 2021/09/16(Thu) 13:48:35 |
【人】 4432 貴戸 高志>>129 「……いや。流石にドリアにメロンパンにと貰いっぱなしだしな。やめておこう」 踏みとどまった。代わりに、榊宛てに『ドリアとメロンパン美味かった。ありがとう』と端末で簡単にお礼の連絡をして厨房を後にしたのだった……。 (130) 2021/09/16(Thu) 13:50:23 |
【神】 4432 貴戸 高志教室。 カーテンを閉め切り薄暗さで満たされているせいか、プロジェクターからの光を受け止めているスクリーンは空間の中にある物でも最も目立っていたことだろう。 『企画に関する勉強会中。飛び入り参加歓迎』 整った字が並ぶ貼り紙を扉に貼り付けた後、少年はど真ん中の特等席に腰を落ち着けた。いよいよ鑑賞会の始まりだ。 (G0) 2021/09/16(Thu) 14:00:11 |
【神】 4432 貴戸 高志「……しかし勉強するにしても何を観ればいいのやら。 男同士用の性教育ビデオはないのか」 プロジェクターと繋いである端末を操作しながらぶつくさ唸る。 暫く内容を吟味していたが……ふと思い出す。 "外の人を一番楽しませた人が一等賞ってかんじなのかな?" 「……ふむ」 少年は思い至る。 楽しませるのであれば、あらゆるジャンルを見ておく必要があるのでは?と── とりあえず選んだ→(1)1d6 1.やさしい性教育ビデオ 2.一般的なやつ 3.受けを縛って攻めが蕎麦を打ち始めるやつ 4.はーどなえすえむもの 5.乱交プレイ 6.口には出せないやべーやつ (G2) 2021/09/16(Thu) 14:15:09 |
【神】 4432 貴戸 高志>>G1 闇谷 「見れば分かるだろう、勉強だ」 非常に真面目な回答をした。本人はいたって真剣である。 「ああ、暁。紅茶とスコーンがあるからお腹が空いたらそれでも食べるといい」 一度訪れたルームメイトの方へ顔を向け、ちょいちょいと指でおやつセットを指し示してから再び勉強会へと向き直ったのだった。 (G3) 2021/09/16(Thu) 14:21:04 |
【神】 4432 貴戸 高志選ばれたのはやさしい性教育ビデオでした。 「榊か。差し入れまで用意してくれたのだな。感謝する。 お前も観ていくといい。何なら次は俺以外のチョイスを見てみたいしな」 配布冊子に記載されていた「性行為のやり方」(南波のレス参照 >>32)にも似たデフォルメチックな映像が延々と流れている。 主催と言う名の元凶は至極真面目にメモ帳とペンを握りながら見つめていた。 (G5) 2021/09/16(Thu) 14:28:22 |
【人】 4432 貴戸 高志>>133 迷彩 「ムカつきはしないな。 自分からでは分からないものだとしても、ダメという側にはれっきとした理由があるのだろう。迷彩の為を思っての事かもしれない。 だから、今は『誰にも言えないとっておきの秘密がある』と考えて心に秘めておくといい。秘密がある人間はかっこいい……とかなんとか、通っていた学校のクラスメイトが言っていた気がする」 声色や表情こそ変わらなかったものの、宥めるように話す速度がほんの少しだけ緩やかなものへと変わっていった。 「やりたいこと?俺は特に無いな。高校もここに来る前までは通っていたが、未練など無い。俺はここで真面目に過ごすことしか考えていないからな」 (136) 2021/09/16(Thu) 14:46:41 |
【神】 4432 貴戸 高志>>鑑賞会 「いかに相手が男といえどもコンドームは必要じゃないか?病気などのリスクがあるだろうし…… …………待て、迷彩。オキャクサン?お前どこからそんなもの聞いてきた」 思わず最年少の方を見る。 (G8) 2021/09/16(Thu) 14:51:45 |
【神】 4432 貴戸 高志>>G10 鑑賞会 迷彩 「…………」 少年は殆ど変化を見せていない。 強いて言えば、唇が薄く開き、ほんのかすかに吐息をこぼしただけだ。けれどそれも目の前で行われている陳腐な映像の音に飲み込まれて跡形もなく消えるだろう。 「……そうか。俺は見たことなかった」 ただそれだけ答えて再び映像へと目を向けたのだった。 (G14) 2021/09/16(Thu) 15:28:38 |
【神】 4432 貴戸 高志「……」 やさしい性教育ビデオが終われば、少年は真面目にペンを走らせてメモ帳へ何かを書き記していく。感想か何かでも書いているのだろうか。 「……ああ、俺だけではなくお前たちも見たいものがあれば選んでくれ。俺じゃ気づかない勉強になりそうな映像も他の奴なら見つけ出せるかもしれないしな」 意訳:皆も好きに表作って[[ XdY]]振ってランダムビデオ事故で遊んでいいよ。 また、この鑑賞会は適当に始めて適当に進み適当に終わるので、満足したら各位解散しよう。貴戸は17時ほどから自然消滅します。 (G15) 2021/09/16(Thu) 15:35:53 |
【妖】 4432 貴戸 高志「積極的に動く者はいないと思っていましたが」 「……存外、動いているみたいですね。先輩」 端末を見ながら静かに述べる。 全員には通じない回線に繋いだまま少年は先輩にあたる者の動向を端末で見下ろしていた? ($8) 2021/09/16(Thu) 15:51:01 |
【人】 4432 貴戸 高志>>139 迷彩 「ああ。お前は確かにかっけえという奴だ。胸を張るといい」 真面目な顔で後押しした。それが相手を丸め込むためのものなのか、善意による宥めなのかは分からない。けれど貴方がこれ以上不服そうな顔をしないようにしたかった事だけは確かだ。 「……帰らない。帰るつもりなどない。俺はここにいる」 先ほどとは打って変わり、筋の通らない主張をした。小さな子供の駄々と大差ない。 (140) 2021/09/16(Thu) 16:13:19 |
【神】 4432 貴戸 高志「…………これは……」 複雑そうに眉根を寄せる。口にするのも憚られるような内容の時は手にしていたものを握りしめたまま微塵も動けないでいたが、映像が変わってどうにか動けるようになった。先程のものとどちらがマシかといわれたら「どちらも嫌」と即座に答えてしまうだろうが。 「……暁、大丈夫か……?」 時折心配そうに一番後ろの席にいるルームメイトを見ていたとかなんとか。 (G26) 2021/09/16(Thu) 16:41:30 |
【人】 4432 貴戸 高志>>142 迷彩 「…………。 ………………その為の"ご褒美"だろう?そうは思わないか、迷彩」 半分ほど瞼によって伏せられた瞳は揺れていた。 紡がれる言葉は酷く冷めきっている。 「戻ってくるのであれば初めからずっとここにいればいい。 俺は人に無体を働いた。人を殺した。解体した。人の生涯を奪ったのなら、生涯を費やして償うべきだ。 ……だから、ここでいい。帰る場所なんて俺には不要だ」 平時から落ち着いた話し方をしているものの、今この時はどこか機械的な印象を乗せていた。今のままでは、どう喋ろうとこれ以上の変化はない事が分かるかもしれない。 (143) 2021/09/16(Thu) 17:08:16 |
【人】 4432 貴戸 高志>>144 迷彩 すぐに答えられなかった。 当然だ。自分は罪を償う為にここにいる訳ではないのだから。 分かりやすく陰りを帯びた貴方の表情を少年は黙って見つめていた。過去何があったか推測できそうな断片を拾い上げても、尚のこと。 「……迷彩はどうしたい?」 長いようで短いような沈黙をおいてから、口を開く。 「俺は、自分で自分が許せないと思ったから……更に自分から罪を償うべきだと思ったからこのような結論を出している。 迷彩、お前はどうしたいんだ?その罪を悔いているのか?自分で自分を許せないか?」 自分の発言による責任ごと、質問に質問で投げ返した。 俺は罪を自分の為に都合よく利用しているだけだ。お前にかけてやれる言葉なんて、無責任なものしかない。 (155) 2021/09/16(Thu) 21:52:28 |
【人】 4432 貴戸 高志これはなんだかんだで鑑賞会後、別時空の話。 「……そういえば久しぶりにカレーうどんでも……」 食堂に足を進めようとして……ぴたりと止まる。 「……」 悩むように小豆色の視線が泳ぎ、たっぷり逡巡したのちに再び歩き始めた。食堂とは異なる方向へ。 一人、かすかな足音だけを残しふらりと姿を消した。 (156) 2021/09/16(Thu) 21:56:42 |
貴戸 高志は、夕食を取らなかった。そのまま、自室から離れた場所へ。 (a53) 2021/09/16(Thu) 21:57:33 |
【妖】 4432 貴戸 高志どこかへ向かう途中、黙って通信を聞いていた。 自分もあのようにどこへ行こうと他者へ筒抜けになるのだとしたら、このあと自分が行うのも……。 「……」 かぶりを振る。通信機の向こう側の場所が自分の目的地と異なることだけを確認して、更に歩幅を広げて移動を始めた。 普段よりもやけに煩い足音だけが、少年の心情を描いている。 ($12) 2021/09/16(Thu) 22:10:25 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志───夜。 消灯よりも少し早い時間帯。 いつもより長めにシャワーを浴びて、 そわそわと室内で過ごしている。 食堂で淹れてきた珈琲を飲みつつ 冊子をぱらぱらめくったり、鞄の中身を漁ってみたり、 けれどもおやつは手を付けずに置いたまま。 きっと暫くは眠気も来ない。 確かに、貴方だけを待っている。 (-142) 2021/09/17(Fri) 1:07:18 |
【人】 4432 貴戸 高志>>163 迷彩 「……………………」 「羨ましいな」 長い、本当に長い沈黙のあと。 「……迷彩はお母様のことが本当に大切なんだな。少し聞いただけでひしと伝わってくる。 それなら、そのままお前はお前の道を進めばいいと俺は思う。罰としてこの場所で過ごし、そして罪を犯した自分を許せたのなら。あとはもう同じ過ちを繰り返さないよう気をつけながら夢を叶えればいい。 俺と同じように過ごしていては、それこそお前のお母様に申し訳が立たないだろうよ」 はっきりと自分とは進むべき道が違うと実感した。 それならば、自分にやれる事はきっと背中を押してやることくらいだ。 此方に来てはならないと、そういった意味合いも込めて。 (172) 2021/09/17(Fri) 4:20:52 |
【神】 4432 貴戸 高志>>鑑賞会 「………………はぁあ………………」 一人、また一人と減った教室。 その中央に陣取っていた主催者は、最後の一本を見終えると深く息を吐きだした。 映像の痴態に煽られて少年の下腹部も膨らみ…………なんてことある筈もなく。むしろ心は冷え切り苦々しさでいっぱいだった。 「俺に出来るのか……? ……いや、やるしかない。それがここで過ごす為に必要なら、俺は……」 瞼を下ろして深呼吸。数度繰り返してから立ち上がり、鑑賞会の片付けを始めたのだった。 なお、ポップコーンは持ち帰りました。ルームメイトと食べようかな。 (G37) 2021/09/17(Fri) 4:22:45 |
【念】 4432 貴戸 高志少年たちが寝起きする部屋からかなり離れた位置にある手洗い場。 一番奥にある個室トイレの扉が閉まっている。 「…………っ、…………」 衣摺れの音、粘着質な水音、咥えられたハンカチに吸い込まれていくかすかな呻き声。 狭苦しい空間の中で、悩ましげに体を捩る少年がいた。 声を欠片も出す気はないとでも言うようにハンカチをきつく噛んでいるせいか、肌触りのいいそれは既に唾液を吸い込んで色を深くさせている。 周りを見渡せば本人の性格を表しているのか、ズボンも下着も丁寧に畳まれて鞄の中に仕舞われていた。 上半身は変わらずきっちり着込んでいると言うのに、体の下半分は何一つ纏っておらず、そのちぐはぐな見た目に少年はくらりと目眩を起こしかけてしまいそうだった。 (!0) 2021/09/17(Fri) 4:23:26 |
【念】 4432 貴戸 高志企画の説明時に渡された鞄の、その中身。男同士の性行為を促す為の道具の中には勿論潤滑剤もあった。 ローションを丁寧に掬い上げて絡めた指を自身の窄まりへ埋めていく。 「……っ、…………ふ、ぅ……ッ」 体が素直に拾い上げる違和感にたまらず声を上げそうになって、口腔を満たす布を更に強く噛み締めた。 そう時間がかからないうちに指が一本まるまる飲み込まれていけば、肉が蠢き体内に侵入してきた指を絶えずしゃぶり始める。 思わずふるりと体を震わせながら、思っていたより、すんなり進めることができたと靄がかかり始めた頭の中で呑気に感想をこぼした。 (!1) 2021/09/17(Fri) 4:24:09 |
【念】 4432 貴戸 高志指を曲げてみたり、ゆっくり出し入れしてみたり。色々試しながら肉を解していく。 ぬちぬちと響く水音がやけに煩く聞こえてきて、いつしか誰かにばれてしまうのではないかと不安がよぎる。 ふと動きを止めて顔を上げては張り詰めたような静寂に安堵して、同時に自分は何をしているのかとのたうち回りたくなるような羞恥心と共に再び前準備を進めていく。 どうしても必要なことだった。 自分が抱く側になるか抱かれる側になるかはわからないけれど、どちらになってもいいように。 抱かれる事になったなら、肌を重ねる相手の手を煩わせないように。 ただそれだけを考えながら自らの体に手を加えていった。 「……っ、んッ、ぐ、ぅ……ぁっ……あっ」 指を二本、三本と増やして内側を更に責め立て始めた頃。意識を掠め取るような刺激に声がこぼれ、その拍子にずっと咥え続けていたハンカチが床に落ちた。 これでは流石にもう一度口に運べない。かといって、声を少したりとも溢したくない。 悩みに悩んで、普段身に付けていたネクタイに歯を立てた。 自分が今どのような姿になっているのか想像もしたくない。そんな意思表示するかのように瞼もしっかり閉じながら、後孔に埋めた指で己の中を一心不乱に掻き回していく。 ああ、それにしても。 自分は後ろを使ったことなどないと言うのに。 どうして、こんなにも容易く快楽を拾えてしまうのだろう? (!2) 2021/09/17(Fri) 4:25:07 |
貴戸 高志は、消灯時間に差し掛かる頃にふらりと自室へ戻っていく。 (a57) 2021/09/17(Fri) 4:26:53 |
貴戸 高志は、いつもより少しだけ緩慢な動作で自室の扉を開けた。 (a58) 2021/09/17(Fri) 4:27:34 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁消灯時間。 施設が静まり返る頃、きいと扉がかすかに鳴いた。 「……暁。起きているか」 囁くような声と共に、ゆらり、黒い影が揺らめく。 扉の隙間を縫うようにして入ってきたのは貴方のルームメイト……なのだが。さらりと流れる髪はにわかに乱れていたり、常にきっちりと首元を飾るネクタイは今姿を見せていなかったりと普段通りとは言い難い様子をしていた。 態度こそ貴方の良く知るものであったが、それにしては些か乱れた格好のまま少年はやって来る。 (-152) 2021/09/17(Fri) 4:30:21 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志暗く、静まり返る部屋。 確か企画期間内はある程度融通が効いた筈だが 何となく消灯時間、ということで 室内の明かりは消されている。 きい、と扉から僅かな外光が差せば 部屋の中の人物は、貴方の小さな声に反応を返す。 「 おっ 起きてる………けど」その返答が何を意味するのか、 よく理解しながら。 「あーと……えと、 ……遅かったな、どこ行ってたんだ。 おやつと珈琲あるぞ、先に食うか……?」 暗がりからでも貴方の姿に違和感を覚えつつ、 とりあえず二人分敷かれた布団の上か それとも食べ物の置かれた卓上か 返答に合わせて貴方を手招くだろう。 (-157) 2021/09/17(Fri) 6:59:57 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「起きてる…………そうか」 その事実に込められた意味にそっと静かに頷いた。 「遅くなってすまなかった。その……色々と準備をしていたものだから。 …………そういえば夕飯を取っていなかった。少し食べてもいいだろうか」 促されるままに卓上へ向かう。同室になって数ヶ月、何度も行われた二人だけのおやつの時間。 いつもの日常がやって来た筈なのに、普段通りに話をする少年の声はいつもよりも少し固い。 (-159) 2021/09/17(Fri) 12:39:57 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「 じゅっ 、準備………………………」何の、と聞くのは 恐らく無粋なのだろう。 「何で食べてないんだよ、 今は自由に飯食えるってのに。 ……逆に指定されないと食い逃すってんなら、 朝昼晩とっ捕まえて口に突っ込んでやっても良いぞ。」 へ、と強がった軽口。 いつもの場所で、いつもの貴方と、 だけどどちらもぎこちなく、日常を装う。 「あー、うん、今電気付けて良いんだっけか? お前のスコーンとポップコーンあるぞ。 榊のメロンパンも一応。」 これまで密かにおやつを持ち寄り行われた来たこの時間も 今日は普段より豪華だ。 氷がすっかり溶け切って薄くなった珈琲のグラスも貴方に差し出された。 ポップコーンは例のポップコーンだ。ダイスを振ると良い。 (-160) 2021/09/17(Fri) 12:57:48 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「いや、ご飯は食べる。俺は規則正しく健康的に過ごすと決めている。だからわざわざ暁が朝昼晩俺の世話を焼く必要はないが、その気遣いは嬉しい。ありがとう。 …………さっきは……その、気が向かなかった……だけだ」 普段から淀みなく言葉を紡ぐ姿を見ているのであれば、こうして口籠もる様子は珍しく見えるかもしれない。 取り繕うにも良い理由が見つからず、誤魔化すように珈琲のグラスを受け取ってから豪華な卓上へと手を伸ばした。 「ポップコーンか。厨房に置いてあったもので、俺は持っていかなかったんだが……いつの間にか教室に用意されていたな。有難くいただこう」 摘んだのはポップコーン。なんだかんだで結局鑑賞会では食べていなかったので、口にするのはこれが初めてだ。 ひょいと躊躇いなく口へ放る。 アレな濃度は……14%ぐらい。 (-165) 2021/09/17(Fri) 13:15:47 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「…………」 首を傾げる。 「…………?」 反対側に首を傾げる。 「………………」 あ!こいつ全然気づいていない! とはいえ10%も超えているのだから、食べ進めればいつしか変化は出てくる筈だ。 (-166) 2021/09/17(Fri) 13:18:11 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「はァ、あれだけ日々をきっちり生きてる貴戸が 気が向かない程に…………。」 何をしていたのかが だいぶ気になって来た。 「本当に何してたんだお前。 まさかそれほど入念な準備が必要な行為だったとあれば お前に全て任せてしまった事実が中々申し訳ないぞ……。」 悪かったな……と 手持ち無沙汰にポップコーンを摘む。 口に放り込めば、程よい食べ応えにカラメルの甘みが合わさり 変なものが入っているなんて想像もつかない。 「えっどうして首を傾げる。 俺も何かしてた方が良かったでしょうか…………………? 」布団しか敷いてないのだが? (-167) 2021/09/17(Fri) 13:27:34 |
【独】 4432 貴戸 高志マジでそんな感じだったら迷彩も和崎もちょっぷしてやるからな覚悟しろよ いや、それはそれとして美味しくいただくけど! (-169) 2021/09/17(Fri) 13:53:11 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「…………」 何してたんだと問われると。 「……。俺と暁、どちらが抱いて抱かれるか決めていなかっただろう。俺はどちらでも構わないが。 それで……もし俺が……抱かれる側になった時…… お前の手を煩わせるわけにはいかないから…… ……その準備を……してた…………」 言うが早いかポップコーンを雑に掴んでもちゃもちゃ食べ始めた。リスの頬袋……とまではいかないが、何個もまとめて口に運んだので頬が微妙に膨らんでいる。 「……むぐ。暁は何もしなくていい。大丈夫だ。 ……いや何、鑑賞会の時素崎先輩が途中から具合悪そうにしていただろう?市川先輩が『ポップコーンに当たったのかも』と話していたから、何か盛られているのではないかと思ってな……気のせいだったか」 (-171) 2021/09/17(Fri) 14:12:11 |
【人】 4432 貴戸 高志>>191 迷彩 「……」 他人には伝えていけない夢。 一度も応援されたことのない夢。 頭の奥で「これでよかったのか?」と囁く自分の声がする。 「……そうか。それは何よりだ。 お前は人一倍元気だからな。その調子で頑張ると良い」 自分の声を無視して当たり障りのない無責任な言葉を吐いた。 きっと相手と自分はこれから過ごす場所が違ってくる。自分には関わりのない話になるだろうし、わざわざ夢見る少年の純粋な気持ちを折りたいとは思えなかった。 (193) 2021/09/17(Fri) 14:27:31 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「無神経に問い詰めてしまって 本当に大変申し訳ございませんでした。」 即謝った。土下座した。 デコを地に擦り付けて見事なフォームを披露した。10.0。 「俺も風呂は長めに入ったし アレに書いてたから多少は準備したけど お前程の覚悟を持ってなかった。 こんな時間まで………飯も食わず……すまない………。」 何か食べている音がするけれど そんな事で頭を上げる訳にはいかなかった。 「いやポップコーンで ああはならんだろ」 (-172) 2021/09/17(Fri) 14:32:30 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「よせ暁。芸術点の高い実に美しいフォームだが顔を上げてくれ。俺はお前の土下座なんて見たくないし見下ろし見下ろされの関係になりたくない。いつも通りでいてくれることが一番だ」 金メダル待ったなしのビューティフル土下座されても動じない。肝が据わっているというよりただのにぶちんでは? 「それに、なんだ暁も準備しているじゃないか。それならお互い様だ」 お腹が空いていたのか、答える合間にひょいパクしている。 「それもそうか。じゃあきっと素崎先輩の勘違いだな。それにしても美味いなこのポップコーン……」 さほど変化が見られない程度の発情フリーポップコーンであったのだが、いくつも食べていると少なからず影響が出そうな気もするが……? →だんだん変になってきた ▽ (-173) 2021/09/17(Fri) 14:44:50 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「…………」 ぴたりと指が止まる。 「……暁、本当にああはならない……筈だな……?」 リスみたいにもっちゃもっちゃ食べてしまった。残当。 真顔のまま珈琲に口をつけ、口内の甘ったるさを無理やり押し流す。喉を滑り落ちるものは冷たいけれど、それ以外の体を巡る血がどうにも熱く沸騰して来ているような気がしてならない。 (-175) 2021/09/17(Fri) 14:49:20 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「 俺だってお前と対等で居たい………………… 」許しを得たので すっと頭を上げた。 「いや、ほら、 一応勉強会で色々観たからな。 本も読んだ。物覚えは悪くない。 今なら学科は自信があるぞ。実技が……不安なだけだ。 なので貴戸、お前に託すぞ、俺の実技を………ん?」 そうこうして話していると、 どうにも貴方の様子がおかしいではないか。 → (-176) 2021/09/17(Fri) 15:00:45 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「………………………………え? WああWって………………………、 え…………? お前もしかして……? あれ……? 俺の推理ものすごい外れた…………………? 」真顔の貴方へ一歩近付いて、 心配そうに顔を覗き込む。 「………貴戸? えっと、どう……したら、良い……?」 (-177) 2021/09/17(Fri) 15:04:33 |
【人】 4432 貴戸 高志>>197 迷彩 「協力か。 …………分かった。俺に出来ることであれば力を貸そう」 承諾する。その夢がどのような内容であったとしても、自分にはきっと関係ないだろう。だからこそ少年は容易く首を縦に振ってみせた。 別れの挨拶もそこそこに見送ることにしたのだが、一度止まった足を見て瞬きを繰り返す。 しかしまたすぐに動き出したのを確認すると、少年は貴方の後ろ姿を見えなくなるまで見届けたのだった。 (202) 2021/09/17(Fri) 15:57:09 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁貴方が覗き込んだ相手の顔は、普段よりも分かりやすく表情が歪んでいた。困ったように眉根を下げ、目元は若干赤みを増している。 「……推理は、残念だが外れたよう、だ……」 体を巡り始める熱から逃げようと頭をゆるやかに振ってから貴方を見つめ返した。 小豆色の水面が、にわかに揺れている。 「……っ、……こうなってしまったのは予想外、だが。 問題……ないと、傷付けないと、約束する。俺を最初に選んでくれた、お前の為にも。 だから、だから──」 ──しよう、暁。 唇が震える。 菓子を摘んでいた指先は、貴方の手を掴もうとする。熱を帯び始めた瞳は布団へ行こうと誘っている。 そのまま布団へ向かえばもう戻れない。 日常は、少しずつ熱で溶け始めていく。 (-192) 2021/09/17(Fri) 16:30:55 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志誠実でまっすぐな眉。 きり、と釣り上がった目尻。 いつだって澄ました顔でとんでもない行動を起こす貴方が、 今はその全てを崩して 縋るような視線を向けてくるではないか。 貴方の瞳の中に、 自分だけが映っている優越感。 ……ぞくり、と胸の内が高鳴った。 ───嗚呼、お前って そんな顔もするんだな。 → (-205) 2021/09/17(Fri) 17:36:36 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志こくんとゆっくり頷いて 掴まれた手から、貴方の熱が分け与えられ始める。 「……きど、俺は、」 別に傷付いても良い。 貴方が、資料で見たような 凶悪な人物のようには思えなくて 貴方と過ごした時間が、貴方を選んだ。 「お前が、」 続く言葉は吐息にしかならず、 熱に任せて布団に雪崩れ込む。 灯った熱をどうしたらいい、と、 紫色の瞳に貴方だけを映した。 好きだ 「 」 (-206) 2021/09/17(Fri) 17:41:19 |
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