【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ『ツルギ』 『話がしたい。空いている時間はあるだろうか』 貴方の脳内に一件メッセージが届く。非常に簡潔な内容だ。 (-68) 2022/02/21(Mon) 0:44:38 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ『ユメスケ。いや、コタロウと呼んだ方がいいだろうか。 どちらで呼ぶべきだろうか。どちらでもいいとなると俺は決められないだろうから、決めてほしい』 固いテキストメッセージが一件。 『話がしたい。空いている時間はあるだろうか』 (-70) 2022/02/21(Mon) 0:47:24 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス『いいよ。俺も話したかった。』 同じく簡素なメッセージが届く。 『直接会って話したいってこと? どこでも構わない。』 (-77) 2022/02/21(Mon) 0:59:03 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス『コタロウは違う人だなぁ。俺は愉召怪のコタくんだから』 『呼ばれ方を俺から言うならコタくんだろうか? くん呼びじゃなくてもいいが、ちゃん付けはいやだな』 『話したくないし時間もないよって言ったら そのまま引き下がってくれそうだよな柚須お兄さん。 全くもってそんなことはないから構わないよ、大丈夫』 いつどこでかを擦り合わせて、 お互い都合がいい時に会話の場を設けられるだろう。 (-80) 2022/02/21(Mon) 1:13:22 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ『そうか、それは何より。好都合だ』 『話せるならこのままメッセージ上でのやりとりでも構わない。いや、表情や身振り手振りを確認した方が誤解も生まないだろうか』 そのメッセージが送信されてから、まるで考えるように少し間が空く。 『冷静に考えれば互いに表情が変わりにくいし、やはり会っても会わなくても変わらないかもしれん』 ? 『それはともかく、議論を終えた後も話をするなら少しは休息を入れた方がいい。 俺も喉が渇いた。カフェで待ち合わせはどうだろうか』 (-85) 2022/02/21(Mon) 1:21:29 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ『別人だったか。すまない』 簡潔に謝罪文を送る。 『そうだな、無理矢理引き止めてまで話すのは忍びない。どうしても必要な話という訳でもないのでな』 『ありがとう。では、待ち合わせだが──』 少年が指定したのはカフェ。理由を問われることがあれば『立って話すのでは落ち着かないだろう』と答えただろう。 少年は先にいて、手帳に視線を落としながら貴方を待っていた。 (-88) 2022/02/21(Mon) 1:27:48 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス『確かに。俺もそんな表情豊かじゃないしな…』 幼い頃は年相応に泣いたり笑ったりしていたものだが。 いつしかそれは愛想笑いになり、それすらも面倒になって、今に至る。 『カフェな、了解。』 地図を確認しながら歩いていく。 とはいえ、実はあの場で炭酸飲料を飲んでいたので喉は潤っている気がする。 君は清涼飲料水よりコーヒーや紅茶を好みそうだなあ、と勝手なイメージを抱きながらカフェへやって来た。 「………」 あまり入ったことがないので、何となく一人では入り辛い。 中には店員もいないであろうし、いたとしてもbotだろう。 わかってはいても、なんとなく店先で棒立ちしている。 (-95) 2022/02/21(Mon) 1:40:32 |
【人】 規律 ユス 程なくしてまっさらなスペースの一部に波が寄せては返す海と砂浜が出来上がる。 決められた面積より先に海が広がっているはずはなく、不自然に切り取られたように途切れている。その点を除けば本物と殆ど変わりない。 砂浜をさくさくと踏み締めながら手帳にさらに書き足していく。タコ、何かの板、ビニール袋、ワカメ……等。 それらを呼び出しては眉一つ動かさず砂浜に点々と散らばした後、 『カミクズさん。汚しておきました。掃除お願いしてもいいでしょうか』 などといったメッセージを清掃員に送ったのだった。 (92) 2022/02/21(Mon) 1:45:57 |
ユスは、ゴミを散らかすだけ散らかした後海をしばらく眺めている。 (a31) 2022/02/21(Mon) 1:50:19 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス 彼は素直に素直じゃない。君がカフェを選んだ理由ひとつを聞くのだって、 『飲食しながらお喋りしたい人?』だなんてふうにまっすぐ聞かなかった。 「御機嫌よう柚須お兄さん」 ひらと手を振り、適当な椅子に腰かける。物には触れないが、椅子に座るやベッドで眠るなど、ある程度の基本動作は可能だった。立ちっぱなしだと気持ち的にも疲れるしね。 「話って何? スリーサイズは俺も知らないな」 細くて軽いのくらいしかわからないや。 (-102) 2022/02/21(Mon) 1:59:28 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 想像力の乏しい青年には感情を表にしっかりと出した貴方などイメージ出来なかったかもしれない。 メッセージを送信し終えてから、そういえば彼はペットボトル作り出してジュースを飲んでいたなと思い出した。思い出しただけなので特に気にすることなどなかったが。 そう考えているうちに目的地に到着すれば、棒立ちになっている貴方を見つけるのだった。 「ツルギ」 抑揚の無い声が後ろから飛んでくる。 「待たせただろうか。……入らないのか?」 貴方の心情もつゆ知らず。ずかずかと問いかけながら追い越して入店しようとする。 (-104) 2022/02/21(Mon) 2:05:36 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「ん。いや、あんまカフェって入ったことないから入りにくくて。」 その背中を素直に追って入店する。 少なくとも道着で入る場所ではないだろう。適当な座席に腰を下ろした。 「とりあえず同じの飲んでみる。やっぱりユスはコーヒー飲むの?」 イメージと言えば聞こえは良いが、最早偏見である。 青年の脳内で、君はブラックコーヒーをクールに飲んでいるのであった。 (-111) 2022/02/21(Mon) 2:16:50 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「ごきげんようコタ。応じてくれて助かる」 同じ挨拶を返しただけでもマシだろうか。手を振ることすらせず言葉を返して向かいに着席する。 「スリーサイズは興味ないので問題ない。 話はそうだな、まずお前は臓器提供してもらう予定があるのかどうかということを聞こうか」 細くて軽いのとか興味がなかったらしい。世間話も何もなく、本題にいきなり踏み込む。 (-114) 2022/02/21(Mon) 2:22:47 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス 興味がないとの言葉に「よかった〜」と返す声はさして興味も感じられない平坦なものだった。聞いておきながらなんて態度だろう! 気にされないとも思いましたし。 「提供予定〜〜? ないけど。あったら何か変わる感じ?」 嫌そう。 (-118) 2022/02/21(Mon) 2:34:55 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「そうか。待ち合わせ場所を変えたほうがよかったかもしれないな。すまない」 向かいの席に腰を下ろし、注文を行う。 「同じ。それだと水になるがいいのか? コーヒー、というより食べ物に好きも嫌いもさほど無くてな」 水をそのまま頼もうとして、端末を動かす指が止まる。 「……ああ、或いはクリームソーダなどどうだろうか」 貴方が炭酸飲料を飲んでいたのを思い出しての提案だった。 (-121) 2022/02/21(Mon) 2:53:46 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「いいや。あってもなくても変わらないだろうか。ああいや、あったらかける言葉が増えるかもしれないな」 嫌そうなのも気にしない。 「次の問いだが、お前は何かやりたいことや夢などあるだろうか」 気にしないまま、清々しいほどに自分のペースで話を続けていく。 (-127) 2022/02/21(Mon) 3:29:17 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス「あったら増えるんだ…? ふうん。どこか悪いのかとか? 悪いところしかないが。その上で予定はないって感じ」 嫌そうは夢の話にちょっと薄れた。君の気にしないを気にしないで好きに振る舞っている。 「将来の夢はさらっと言ったと〜り、 普通の自由なハッピーを過ごしたいねって感じ」 「お休みの日に目覚ましの音に二度寝して、 それから、ちょっと遅い朝御飯を作って食べるのさ」 「動物園ー…はキツそうだな、 水族館にでも行って、一日中回るだろ?」 「お昼は館内で軽くだったから、 夜はいいとこでしっかり食べるんだよ。回る寿司いきたい」 淡々と進む問いに、アンケートみたいだなと思いながら、一通り終わったら同じことを聞こうか考えている。 (-142) 2022/02/21(Mon) 10:33:33 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス水で構わないなら、わざわざカフェという空間でなくとも良かっただろう。 ひょっとしてこちらへの気遣いだったのだろうか、と少し考えて。 好き嫌いの少ない君に、言われてみればそれっぽいなあなんて思った。 「いいね、じゃあそれで。」 パン、と軽く手を叩く。テーブルにはクリームソーダが二つ並んだ。 「で、話って? 身の上話でも聞けるのかな。」 スプーンとストローが無いことに気付き、それぞれ二本作り出す。片方のセットを君の方へ置いた。 細長いスプーンでアイスクリームを掬って一口。設定された味覚が舌に広がった。 (-146) 2022/02/21(Mon) 11:11:18 |
【人】 規律 ユス>>108 カミクズ 「日常。……ああ、そうですね。慣れない非日常にいるよりは馴染みある空気の方が精神的にも負担は少ない」 溶けかけの力無いクラゲがつつかれるのを感慨もなく見下ろしている。 「……誰かの散らかした後、誰かのいた後? なんだか自分は蚊帳の外でもいいと言うような口ぶりですね。そういうのって寂しくないのですか?」 例えば夜を迎えて騒ぐものがいなくなった夜の海。 例えば出店が全て無くなってしまった夏祭り会場のスペース。 自分は身近な人間がよく口にする寂しさや悲しさを覚えることはないけれど、それでも誰かがいた名残が齎す妙な静けさに居心地の悪さを感じることはあった。 (111) 2022/02/21(Mon) 14:37:14 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「悪い箇所を聞いたところで、何も変えようがないだろう。病気などについては聞かないから安心してほしい」 語られる夢に眉一つ動かさず、しかし時折僅かに頷きを見せながら話を聞き続けた。 「そうか」 「夢があるな。やりたいことが詰まっていて、良いことだと思う」 端的にそう答える。 「既に決まっているなら、是非叶える為に頑張って生きてほしい。 俺からの問いは以上だ。答えてくれたこと、感謝する」 どこか他人事のように感想を述べ、続けて礼を口にした。実際、他人事ではあるのだが。 (-165) 2022/02/21(Mon) 14:53:39 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ しゅわしゅわと弾けるような甘いジュースにストローを入れて一口飲み込む。 表情に変化はなく、かといって動きも変わらず数秒固まったままだった。言葉にしないが、炭酸はあまり慣れていなかったようで。 「話か。俺の身の上話についてはたいして面白くもないが、必要なら話そう」 グラスを置いて視線をゆるりと貴方に向ける。 「俺からお前に聞きたいのは『死ぬのは怖くないのか?』ということくらいだろうか。 何故人の為に死んでもいいと答えられるのか、などは既に議論で話していたしな」 最初に話されたことやエノ、アクタに向けての返事を聞いていたらしい。 (-167) 2022/02/21(Mon) 15:07:36 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス「そうだな、夢も含めて変えようのないことしか話していない」 うふふ、わらいごえがこぼれた。 「死ぬまで俺の夢はそう。 奇跡的に30歳まで生きれたとかになっても多分そう」 「叶えるためにがんばって生きるのは苦しいから嫌だなぁ。 その言葉は俺は受け取らないわ。ごめんね、どういたしまして」 一連の言葉に重みはなく、あっけらかんと言い捨てられた。情動があるんだかないんだか。 「俺の夢が決まっていなかったら、何か言ってくれたの? 柚須お兄さんの夢でも話してくれたんだろうか」 (-168) 2022/02/21(Mon) 15:23:47 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「うん、必要だから話してほしい。無理にとは言わないからさ。 じゃあまず、そっちの質問に答えとく。」 数秒固まった君を見て、流行に疎そうな印象を持った。自身も同じようなものなのでむしろ都合が良い。 ストローをアイスの横に刺しながら、やはりなんてことのない抑揚で言葉は続く。 「 勿論、死ぬのは怖い。 」言い切ると、炭酸を口に含んだ。 「普段は怖いだなんて思ってないけど、いざ死にそうになったら怖いと思う。 人間ってそんなもんじゃないか?少なくとも俺はそうだったよ。」 青年にとっては何度も尋ねられたことのある体験談だった。 震災のことを言っているのは容易に想像がつくだろう。 「でも、今後のことを考えたらさ、怖くても嫌でもやった方がいいことってあるだろ?」 (-169) 2022/02/21(Mon) 15:26:50 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「生きるのは苦しい。そうだな。俺も分かっていた筈なのに、もしかすればお前と似た立場にあるだろうに、軽率に言ってしまっただろうか。 いや、それでも願うことはやめられないだろうな。受け取らないなら詮なきことだが」 心に秘めておけばいいものすら全てつらつらと吐き出していく。何をも気にしていないと言わんばかりに。 「……夢が決まっていなかったら? 『合った方が生きるのに張り合いが出ると思うから、W自分でW夢を決める事を勧める』とでも言っていただろうか」 「俺が手にしているのは持たされたものだから」 (-171) 2022/02/21(Mon) 15:47:30 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ話してほしいという言葉には「分かった」と返答を。先に紡がれる話に耳を傾ける。 「やはりそうか。……議論のはじめ『死ぬのは怖くないのか』と問われたが、分からなかったから答えるのに困ってな。直面すれば変わるだろうが、ちゃんと知覚できる状態で死に近づいた事がないから」 さらりと答えた様子から手慣れているなと感想を抱いた。恐らく、自分のような赤の他人から幾度となく尋ねられたのだろうと想像し、ほんの少し同情した。似たようなことは、自分にも身に覚えがあったから。 「やった方がいいこともあるだろうが、お前がやろうとしている事は取り返しがつかないことだ。実際に死ぬことの恐怖を体験しておきながらやろうと踏み切るのは中々できることではない」 だからこそ、と言葉を繋ぐ。 「人の為に動けるお前こそ、自分の為に生きてほしいと思ったのだがな。 己に価値があると思えない、と自己評価をする奴に言うのは酷なことかもしれないな」 (-174) 2022/02/21(Mon) 16:07:43 |
【人】 規律 ユス>>112 カミクズ 「寂しい……とは然程感じませんが、落ち着かなさはありますね。 先ほど口にしたのは一般論からでしょうか。少なくとも俺の身内や同級生は人がいなくなった場所を見ては寂しいと話していましたので」 困惑気味に問いを投げられてもぴくりとも眉を動かさない。心情が顔に非常に出にくいらしい。 「そうでしたか。これもまた俺の周囲の話になってしまいますが、人のいた名残より人と直接関わる方に安心感を求める者が多かったので。 残されたものに安らぎを多く得る人を見たのは初めてかもしれません」 困ったように笑う貴方を目にしたならば、どう言葉をかけたものか迷うように空白を置いた後「お疲れ様です」とだけ返した。 分かっている上で仕事を続けているのなら、今更自分が何か言うこともないだろうと。 (113) 2022/02/21(Mon) 17:07:10 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「……はは、酷だってわかってるのに言うなよ。」 このVR空間に来て、初めて青年は笑みを溢した。 苦笑い、といった表情であったが。 「取り返しがつかないことだっていうのはわかってる。 でも100%人の為ってわけでもないんだ。 自分の為でもある。そこはカミクズさんと少し似てるのかもしれないな。」 視線をテーブルに置き、スプーンでアイスクリームを崩していく。 ソーダがじわじわと濁っていく。 「これはエノさんに言ったことと近いけど。」 (-184) 2022/02/21(Mon) 17:09:26 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「悩みがあって、」 「でもそれは絶対に解決しないから、」 「だから死ねばお終いにできる。」 その瞳は、とうの昔に濁りきっている。 (-185) 2022/02/21(Mon) 17:10:32 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス「もしかすると、なぁ。 ニアピンなんじゃない?って感じ。知らんけど」 読み取れたものから想像するに──医者になりたいと思っているわけではないが特に他に目指すものがあるわけでもないし達成の可否で言えば将来的には可能な見込みがある医者の息子──と似たくらいのものなのだろうと彼は思った。 「自分は出来ないけど、世間的にもしくは主観的に "こうしたらいいんじゃない?"ってことは言うんだ〜って感じ」 「これ、責めたりしてるんじゃないぜ? 無機物とか機械みたいって言われるような人でも、 話しているとやっぱり人間が出るよねって思いましたってだけ」 言い方がよろしくはないだけのただの感想だ。よろしくはない自覚があるのなら変えればよかったのかもしれないが、そのままお出しされた。つまりここまでの話振りとそう変わらないということ。 「そうだなぁ……それじゃあ柚須お兄さんの軽率に、 俺も軽率な無責任を返してさしあげよう」 (-187) 2022/02/21(Mon) 17:12:15 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス「どれを言われたい? どれも言われたくない? どれもどっちでもいい?」 「答えても答えなくてもいいって言うと 柚須お兄さんきっと困っちゃうね」 「──俺に答えは返すな」 「OK? 今並べたのの中で柚須お兄さんが 言われたいと思った言葉に近いものを誰かに言ってやって? 俺はそれでどうなるかっていうのを見ているから」 (-191) 2022/02/21(Mon) 17:17:34 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス/* 訂正及び補足 見返したら赤窓差分の発言がちょっと変だな……この「その夢」は、誰かに与えられた夢の意です。 通常「誰になんと言われても君の夢を追いなよ」 赤窓「自分の夢なんて追わないで夢(目的)を与えてくれた誰かのためにその夢を追いなよ」 青窓「個人のためでなく不特定の誰かのための礎になりなよ!」 …くらいのニュアンスです。 (-221) 2022/02/21(Mon) 20:25:59 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「…………」 視線を追いかける。グラスの中がじわじわと濁っていく。 視線を少し上げる。その瞳の中は、手の中のものよりも遥かにどろどろに濁っている。 「……理解者を得るのが夢、だったか。確か。 叶わない望みは、そんなにもお前を苛んでいたのか。ここで命を終わらせて、おしまいにしたいくらいに」 ぼんやりと眺めていたあの時の美大生とのやりとりを振り返り、ふと何かに気付いて「いや」と訂正する。 「……あれは夢か。お前が語る悩みはまた別にあるのか?」 無機質と呼んでも差し支えない、冷たい印象の両目が濁りを真っ直ぐ覗き込んでいる。 (-239) 2022/02/21(Mon) 21:50:17 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「……」 並べられた無責任な発言を耳に入れても尚暫く閉口したまま貴方を見つめていた。 その後考えがまとまったのか何か言おうと口を開きかけて、しかし音にはならず。『俺に答えは返すな』と言われたから。 「言われたい……言われたい、か」 ▼ (-247) 2022/02/21(Mon) 21:57:49 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「だから難しい問題だな。だが言われたからには善処しよう」 おもむろに手帳とボールペンを取り出して何か書き込む仕草を見せた後、満足したのかぱたんと手帳を閉じて懐にしまった。 (-249) 2022/02/21(Mon) 21:59:15 |
【人】 規律 ユス>>115 カミクズ 「生きていたことの名残り」 繰り返し呟くその声は、あまりにも機械的で。けれど、一度聞こえるように呟いてからも何度か消え入る声で繰り返した。 数度言葉を繰り返した後、感傷の滲んだ笑みを焼き付けるようにまじまじと見つめる。急な話題転換も気にならないらしい。 「いえ、カミクズさんが困っていなくても海を出す予定でいました。 小さい頃に本物を一度見たきりでしたが、その時は体調を崩していて殆ど覚えていなかったので。 だから、もう一度見ようと思ったんです。ここでかはどうか分かりませんが、死ぬ前に」 これも正確には本物ではないですが、と付け加えた。 (127) 2022/02/21(Mon) 22:08:02 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「人を自殺願望者みたいに言うなよ。 別に絶対死にたいってわけじゃない。だったら@に丸付けるだろ。」 瞳を細め、青年は乾いた笑いを溢す。尚も視線は逸れたまま。 濁った液体をストローで吸い上げて、言葉を少し飲み込んだ。 「夢も望みも悩みも、全部一緒だよ。 理解者が欲しいってのが諦めた夢であり願望で、それが叶わないのが悩みだ。 いや、無理だって知ってるんだから悩みですらないか…」 将来の夢、という文脈で使われる夢≠ナはなく、 夢を見た、という文脈で使われる夢≠ナある。 文字通りの、夢想だ。 再びアイスクリームを掬い始めた頃には、すっかり表情は元に戻っていた。 数秒経ち、ようやく視線も元通り。 (-255) 2022/02/21(Mon) 22:25:17 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス「ヤだなぁ、答えているようなものじゃないか」 呆れ声は愉快を孕んでいるような、棘を含んでいるような、何とも言い切れないぐんにゃりとした何かの形を持っている。 「それでもって、そう言う人って 後から気付くにしても気付かないにしても、 ホントは最初から答えって決まってるんだ」 「本当にほしいものって決まっている」 忘れてしまったと言うからには、いつかの過去だったらあったということで。目の前の人物がそうしたことを思い浮かべないほどの考えの浅い人物とも思っておらず。 「俺はそう思っているな。 難しいことを投げてごめんね、考えてくれてどうもありがとう」 つらつらとした言葉は川の流れを思わせるように形がなくなっていた。なんの気持ちも籠っていない謝罪と感謝。誤差ではあるけれど、さっきのごめんねの方がまだ輪郭が見えていた。 (-268) 2022/02/21(Mon) 23:34:04 |
【人】 規律 ユス>>128 カミクズ 清掃員の心学生知らず。 べちゃべちゃのクラゲになりたい気持ちを全く理解しないまま眺め、流石に不思議そうに思えたのか何度か瞬きを繰り返してきょとんとした様子を見せた。 「そうですね。ずっと引っかかっていた心残りはなくなりました。 ……が、それだけでした。嬉しかったとか、そういうものは思ったより感じなくて。ただ『こんなものか』と」 不自然に切り取られた紛い物の海。清掃員の見るものを追いかけるように目線を泳がせながらも、思考はもし本物を見ていたらと言う仮定に流されていく。 ──もし、本物を見ていたとしたら。 「……本物を見ても、恐らく似た反応をすると思います。これはきっと目にした海の真贋が問題ではなく、受け取る側である俺自身に問題があるのでしょう」 (134) 2022/02/22(Tue) 3:35:03 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「違うのか? でも、あまり変わらないんじゃないか? そうでもないとあんな踏み切ったこと出来ないと思ったんだがな」 濁り切った瞳を逃さず見るように、手元を動かさないまま貴方を捉え続けていた。語られる夢想も、生真面目に拾い上げながら。 「そう苛むほど理解されない価値観をお前が持っていたというのが意外だったな。 ……或いは理解されず、裏切られ続けるから隠しているのか」 何もかも元通りになったのを確認すれば思い出したようにアイスクリームを掬い上げた。崩してはいないからまだ形はそれなりに残っている。 「何を理解されたいのか気になるところではあるが。話すだけ話して俺もまた『理解できない』と答え、今までツルギが感じてきた徒労をまた一つ増やすのも忍びないな。 お前の話を続けるか、俺の話に変えるか。どちらがいい?」 (-349) 2022/02/22(Tue) 14:33:56 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「そうか」 それは一体何に対する返事なのか。何かしら感情が込められているかもしれないが、それらが何一つ見出せない無機質な返し。 「本当に欲しいものがあったとしても、己の足で取りに行こうと思いすらしないなら、それは無いも同然だ」 淡々と答える。 「他? そうだな……言おうと思っていたこともあったが、必要なさそうだしな」 ▼ (-351) 2022/02/22(Tue) 14:44:32 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「お前は俺みたいにならないだろうから、良かったと思っている」 「……それくらいだな。俺から話すことはもう無い」 (-352) 2022/02/22(Tue) 14:45:22 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「…ふうん、踏み切ったことなんだ。」 これっぽっちもそうは思わなかった。常日頃から考えていたから。 みんなは違うんだ。君は違うんだ? 「そうだな。多分世界中を探せば一人くらいはいるんだろうけど、現実的な確率じゃない。 だから、うん。俺の話は無意味だ。ユスの話がいい。」 何の栄養にもならない、このクリームソーダと同じ。 「ユスはどうして@なの。 俺とは違う方向性の理由なのかなって、話聞いてて思ってるんだけど。」 (-354) 2022/02/22(Tue) 14:54:59 |
【人】 規律 ユス>>135 カミクズ 「……ああ、成る程。そういう事もあるんですね」 いつも通りの堅い口調。けれど、ほんの僅かに、感心したような色が混じった事に貴方は気付くだろうか。 「それなら何も感じないのは仕方がない。小さい頃のエピソードなんて碌に無かったから。 ……少しだけ、気が楽になった気がします。俺の人格に問題があるから何も感じないとばかり思っていましたので」 貴方が何を気にしているのか、学生は分からない。汲み取ろうともしないし、気にもしない。 責任ある発言なんて、出来る人の方が稀だ。もっと無責任な事を言う人間なんて、いくらでもいる。いた。 だから、身勝手に振る舞う。 「ありがとうございます、カミクズさん」 青年は小さく頭を下げた。 (161) 2022/02/22(Tue) 15:01:56 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス「無いも同然〜?」 「無いことにしてそれ以上考えない理由にして 諦めてる人の常套句じゃないか、それ」 にんまりとわらって。 「俺は柚須お兄さんみたいに、 自分が行きたい場所が分からない方が良かったな」 (-355) 2022/02/22(Tue) 15:05:03 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「俺の周りはだいたい『命は大切にしろ』と言っていたから。お前のような奴はいなかった。だから踏み切ったことのように俺からは見えるという話だ。 お前がそれでいいのなら、俺はいいと思うがな」 頭に響く声を思い出しながらそう述べる。 「無意味。あまり価値がない。ツルギは自分のことをよくそう言っているな」 自分の話を切り出す前に、皮肉でもなんでもなく、ただの感想としてぽつりとそう吐き出した。 「@にした理由か。 『命を返しにきた』。誰の為でもないが、俺の命は俺だけのものではないらしいから」 淡々とそう答えた。 (-359) 2022/02/22(Tue) 15:52:20 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「…誰かにとっての価値になるぐらいなら、無価値の方が気楽だしな。」 その吐き捨てる口振りは、経験談のようで。 君の感想を肯定した。 しかし君の答えを聞くと、僅かに首を傾げる。 「命を大切にしろ、はわかる。 自分の命が自分だけのものではない、ってのもわかる。 俺だって言われてきたし。」 これもやはり、経験談。 被災者という立場は、頻繁に命の尊さを説かれるものだ。そんなもの身を持って知っているというのに。 「でも、それと命を返しにきた≠ェ繋がらなくないか?」 誰かに命を救われたのだろうか。 自衛隊や消防士を目指す同級生を思い出した。 (-362) 2022/02/22(Tue) 16:12:17 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 吐き捨てるように語られたものをじぃと見つめた。 価値がないと称し、気楽さを取ったその上で、自分の命の使い道を探している。震災が残した見えない爪痕は、いったいどれほど彼をずたずたに裂いたというのだろう。 「……11年前」 グラスを置いた。からんと、無色透明な氷が人工甘味料まみれの液体の中で小さく揺れる。 「俺は臓器の提供を受けた。拒絶反応が起きる事もなく、こうして今に至るまで大きな問題もなく生きている」 「周りは事あるごとに命の尊さを俺に教えてきた。大切なものなのだから感謝して生きろと。救われた命を無駄にするなと。提供してくれた者に誇れるような生き方をしろと」 無機質な、無色透明に近い淡々とした眼差しが貴方に向けられる。 「俺の周りが大事にしているのはどうやら"俺個人"ではないらしい。自由に、気ままに生きるのは無駄であるそうだ。常に規律を守り、その中で世の為人の為に尽くせという。 ……だから、無駄に生きて死ぬのではなく提供者として『命を大切に使うことにした』。俺の命は俺のものではないから、『命を返すことにした』」 「…………それが本音で、けれど建前でもあるな」 ▼ (-363) 2022/02/22(Tue) 16:45:43 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「そうだな。その通りだ。コタはよく見ているな」 ただ、それを享受する。 触れられない。感じられない。受け取れない。 「ハッピーのお祈りか」 貴方がもし未だ自分の体と重なっていたとしても、お構いなしに手を動かして自分の額に触れた。本当なら、何か触れられていたであろう場所に。 「すまないな。受け取れないかもしれん。だが礼を言おう、ありがとう」 淀みなく吐かれた言葉は限りなく無色透明だった。無機質で、何もない。 (-366) 2022/02/22(Tue) 17:00:14 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ『そういうわけで』 そういうわけで。 『話がしたいので連絡を入れた。都合の良い時間と場所を教えてほしい』 議論が終わり、各自解散した後。どこかのタイミングで貴方に連絡が一件届くだろう。急用ではない為、というより本人の気質柄流されても気にしない為流してもいい。 (-367) 2022/02/22(Tue) 17:03:27 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス相槌も挟まず、無機質で、無色透明な視線をただ黙って見つめ返した。 まるで硝子のようだと思いながら。 世間的にどんな言葉をかけるべきなのか、知っている。だけど、しなかった。 上っ面だけの哀れみの鬱陶しさは、よく知っているから。 「………疲れた、か。」 だから、心当たりのある言葉だけを拾った。 「うん、少しわかるかも。 ゴールが無いのに、走ることを強いられてるみたいでさ。 …いや、違うな。 ゴールはあるのに、それに向かって走ってるのに、走ればその分遠退くって感じ。」 周りの言うことなんて気にせず好きに生きれば良いのに、と口で言うのは簡単だ。それが難しいから息苦しい。 人間は誰だって理解されたいと思っている。 周囲からありのままの自分を認められたら、どんなに楽か。 「じゃあさ。もしもの話なんだけど。」 (-373) 2022/02/22(Tue) 18:03:25 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス (-389) 2022/02/22(Tue) 20:47:41 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「……そうだな。お前の例えは分かりやすい。ゴールはある。いや、用意されていた。 取り上げられて、取り上げられたと諦めて、それでいいかと決めた漠然としたものが」 言われて、言われて、言われ続けて。耐えきれなくなって、でも自分で逃げようともしない人間が取る行動は何か。 諦念、そして流されること。取り上げられたと思い込んで、ただひたすらに流され続ける。 ▼ (-396) 2022/02/22(Tue) 21:56:40 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「……難しい質問だな。 俺の体に他人の臓器がある事実はもう何があっても消えない。お前が過去に被災した人間だと変わらないように。 素性を知られればとやかく言ってくる人間なんて幾らでも湧いて出てくるだろう。それに、実際にいなくなるなんて出来るだろうか」 それでも思考をやめないのか、時折考えるように口を閉じる。その度に意味もなくスプーンがグラスの中身を乱し、濁り切った液体の中で氷ががしゃんがしゃんと喚き立てる。 「現実的な話ではない、答えても意味などあまりない……と言ってしまえば楽なのだがな」 将来の夢、という文脈で使われる夢≠ナはなく、 夢を見た、という文脈で使われる夢=B 貴方の目の前にいる青年にとってはそれに近いものだった。 「……みんないなくなったところで、今度は何の為に生きればいいか分からないかもしれない。 その時になってみなければ、分からないかもしれない」 ▼ (-397) 2022/02/22(Tue) 21:57:07 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ『わかった』 非常に簡潔な返事が貴方の元に届く。 その後、貴方が指定した朝の食堂の入り口に、立ちながら手帳を確認する青年の姿があるだろう。 (-399) 2022/02/22(Tue) 22:00:38 |
【秘】 医者の息子 カイ → 規律 ユス「うわ。もういる」 約束の朝、君が来てからほんの数分 その姿を認めての第一声がそれだった。 カイは相変わらず眉間にシワを寄せて不機嫌そうだ。 ろくに眠れなかったのもあるのだろう。 とりあえず、入り口で話すのも変なので 中に入って座ろうと思った。 (-404) 2022/02/22(Tue) 22:41:01 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス透明なグラスの中で悲鳴を上げる氷を見た。 溶けて摩耗して、その内無かったことになる冷たい塊。 「……───そっか。」 「そっかあ。」 笑っている。 その顔は死ねばお終いにできる、と言っていた時とはまた違う。 朗らかな笑みではなく、無色透明ではなく、濁った泥水のような。 潰れた昆虫を見て笑った幼い子供の顔が近いだろうか。 「…意外と他人は言ってこないよ?身内はずっと言ってくるだろうけどさ。 先生だって、学校卒業すればもう話すこともないだろ?」 口元に手を当てると、笑っていることに気付いたのか、弧を描いていた唇が元に戻った。 (-408) 2022/02/22(Tue) 23:05:03 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「なあ、ユス。 俺、お前が本当に望むならだけど──…」 今胸中を支配する考えは、絶対に良くないことだ。 君と自分以外にとっては、確実に。 剣城一成は物事の善悪を知っていながら、しかし年相応に現実を知らない子供だ。 「……………いや、やっぱりいいや。 みんないなくなったら、寂しいもんな?」 周囲はそう言っていた。 家族や友達がいなくなって、悲しいと。 だから君もきっと、そうなのだろう。 まるで可能であるかのような口振りで続いた言葉が、結局言い切られることはなく。 真意が知られたところで構わないのかもしれない。 (-409) 2022/02/22(Tue) 23:06:50 |
【独】 規律 ユスあともちぱい既に何人にも看破されている予感がしますが、まあそら文章変えられないしログイン時間も変えられないからね!!! これで万が一カミクズ=もちぱいって言ってくる人いたら抱きしめちゃお そいつね、許さんなんですよ!!!私が今回の村開かれるにあたって主催に直々に推薦したロールうまびと!!!!許さんいいでしょ!!!ねっ!!!!そいつね、俺の母さんなんですよ!!!!!!(?) (※これはカミクズが許さんだと前提で話をしています)(※違ったら98uの海に身投げします) (-438) 2022/02/23(Wed) 4:41:48 |
【独】 規律 ユスユス→私 アクタ→おさとうちゃん カミクズ→許さん ツルギ→あれんださん? ヒメノ→ことりさん?? ハナサキ→はるさん?? ナツメ→やいさん?? フカワ→とーみんさん??? カイ→なつさん??? エノ→え……消去法で和崎しか残っとらんけど和崎はどこにもおらん (-439) 2022/02/23(Wed) 4:52:47 |
【独】 規律 ユスでも和崎が一芝居打ってフカワ=和崎ではないとしてるかもしれんな 叙々苑はアオヤギさんとかいらっしゃる鯖で知ってるじゃろ たぶん (-440) 2022/02/23(Wed) 4:53:39 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ「ああ。いるぞ。約束したからな」 貴方の声を聞くが早いか、手帳を閉じて一瞥した。様子を確認する。 表情は相変わらず眉ひとつ動くことなどなかったものの。 「……不機嫌そうに見えるのは最初からだったが。疲れているようにも見えるな。眠れなかったか?」 なんてことない様子で一声かけてから食堂の中へと足を運ぶ。 (-441) 2022/02/23(Wed) 5:28:21 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 氷にも似た眼差しは確かにその濁った笑みを捉えていた。表情は相変わらず碌に変わらなかったが、その視線はやけに食い入るように貴方を見ていた。 「それもそうだな。身内のようになんだかんだと言ってきた先生も、俺が制服を脱げば何一つ言ってこない。……そう言われてみれば、縁なんて思いの外切れやすいものなんだな」 口元が普段通りに戻るのを見届けると、思い出したように自分もぱちりと一つ瞬きをした。 もう少し見ていたかったと自分が一瞬思ったことに、少しだけ胸中で驚きながら。 ▼ (-458) 2022/02/23(Wed) 12:13:34 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「……そうだな、みんないなくなったら寂しい」 周囲はそう言っていた。 家族や友達がいなくなって、悲しいと。 「……WみんなWはそう答えていた」 常日頃はそんな大人数の意見をよく口にしていた。自分の話をしようする気持ちなど、擦り切れ薄くなっていたから。 そうしなかったのは、きっと少人数の意見を言っても咎める者がここにはいないと判断したからかもしれない。 「……寂しかったら躊躇いなく@に丸を付けることも、命を返そうと思うことも、ましてや疲れたのだろうと言うことも、きっと無かった。だから、それは言い訳にならないな。 寂しいとほどの情動があれば、俺ももう少し楽に生きることができたかもしれないが」 氷もアイスクリームも、何もかもどろどろに混ざり切った液体を啜り、飲み込んだ。 (-460) 2022/02/23(Wed) 12:16:19 |
【人】 規律 ユス>>175 カミクズ 頭を上げれば視界に狼狽える貴方がいる。どうしてそんなに慌てているのだろうと疑問を抱きつつも、やっぱりそれは顔には出ない。 「誰かと……?」 考えたことがなかった。 「成る程。機会があればそうしてみます。 ……確かに先程一人で見た時よりも、碌に何も覚えていなかった小さな頃よりも、今こうしてカミクズさんと見ている方が色々と思うものもありましたからね」 一人ではおよそ考えもつかなかったことが、貴方から齎されている。 気付いたことを素直に口にした後、「あまり邪魔するのも申し訳ないので、俺はこれで」ともう一度下げてその場から離れるだろう。手伝いはやっぱりする気がなかった。 (199) 2022/02/23(Wed) 12:28:16 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス己の幸運が大地を襲ってから。 何度も強いられて、ようやく本音を話せるようになった。 しかしそれで得たものといえば、己の淡い夢の否定ぐらいで。 昔は自分の気持ちを話すことが苦手だった。◾️が悲しそうな顔をするから。 まるで被害者みたいに。 「………あんまそういうこと言うなよ。」 いけない、いけない。 勝手に期待して勝手に落ち込んで、また繰り返したくなんかない。 「期待しちゃうだろ。」 諦めたと言いながら、心の奥底では理解者の存在を諦め切れていないのだ。子供にしては割り切った考えをしていても、まだ大人になんてなれない。 「誰が言ってたの、命を大切にしろって。 母さん?先生?医者?父さん…はいないんだったな。」 可能性を探ってしまう。 (-468) 2022/02/23(Wed) 12:57:00 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ しんと静まり返る空間に吐き出された言葉が溶けて消えていく。 「……諦めていなければ、もう少し俺も考えることをやめずにいられたのだろうか」 もう一度「コタ」と呼びかける。反応がないのなら、お開きと悟ってそのまま立ち上がりその場を後にするだろう。 「……行きたい場所が分からない方が良かった、か。 分からない結果がこれだとしてもだろうか」 分からなくて、流され続けた結果。 ──自分はこうして命を返しにきたのに。 (-488) 2022/02/23(Wed) 15:10:42 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 昔は自分の気持ちを話すことが苦手ではなかった。家族が楽しそうな顔をするから。まだ体の中のものが全て自分のものだった頃の話。まだ無責任に夢を語っても怒られらなかった頃の話。 「……そうだな。期待させて『また違った』と落胆させるのは不本意だ。 恐らく俺では期待に応えることが出来ないだろうな。寂しいと思う気持ちどころか、何が楽しかったかも、何が嬉しかったかも、明確に分からなくなってしまったから。 皆と感想を揃えることも難しいし、少数派の意見を聞いてもきちんと反応ができない」 大人のように上手くあしらうだけの器用さは無かった。不器用な子供が自分を守る為に手にしたのは、心のあらゆるものを削ぎ落とすことだけ。何も感じなければ楽だから。 「そうだな。父は二年前に交通事故で亡くなったから、今一番言ってくるのは母だろうか。両親ともども真面目な人だったから。 高校の先生も、医師も。もっと言うなら妙に親の顔をしてくる親族などもよく言ってきていたがな、やはり一番は家族だ」 本心もジュースもストローで乱暴にかき混ぜる仕草をしてもそれを静かに見つめるだけだ。可能性を探る貴方を、無気力に捉え続ける。 (-497) 2022/02/23(Wed) 15:35:51 |
【人】 規律 ユス 来てすぐに海を楽しんだ青年は数名と会話したり、適当に寝たり、適当に食事をしたり、マイペースに過ごしていた。環境の変化も何も気にするものではないと言わんばかりに。 暫くしてから散策する。 「……なんか建っているな」 叙々苑が建っている。 「……なんか出来ているな」 ブランコとかミステリーサークルとか色々出来ている。 「ふむ、見たことがない景色だ」 その存在自体を見たことがないわけではなく、虚無からブランコが生えていたり唐突に焼肉屋が生えていたりする奇妙な光景が。 何か思ったのかそうでないのか、無表情のまま周囲を観察していた。 (220) 2022/02/23(Wed) 15:48:31 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「麻痺してるなあ。俺も、お前も。 場所はちょっと違うけど。」 苦しんだ時間の違いだろうか、と考えて。 詮無いことだと、やめた。 父 、母、先生 、医師 、親族。頭の中で、見知らぬ誰かの頭を羅列した。 「ああ〜…親戚はすごいよくわかる。特にこっちのこと育てる気はないのに、なんか親みたいなツラして言ってきてさ。 気持ち良いんだろうな、正論言うのがさ。でも、その内何も言って来なくなるよ。 自分の子供が大きくなって、教育とか進学とか考えるようになったり。 自分の親の介護とか考えなきゃいけなくなったり。 時間が経てば、他人に口出す暇も無くなるから。特にこっちが独り立ちすれば尚更。」 自身はそうであったというだけで、もしかすると君の親族は違うかもしれない。 しかし親族だって、結局は自らの家庭が忙しくなれば、こちらのことなどスッカリ忘れてしまうから。 「母親はまあ…一生言うだろうな。」 これも、経験談。 (-500) 2022/02/23(Wed) 15:58:18 |
【秘】 医者の息子 カイ → 規律 ユスそんなにわかりやすかっただろうかと、思わず目元を擦った。 「なんだよ……こんな状況でぐっすり寝れるわけないだろ。 そういう君は平然と寝ていそうだけどな」 君のことをよく知らないというのもあるが あきらかな偏見を吐き捨てる。 座る前に適当に食べ物を注文して運んでいった。 食堂に呼んだのも食事するついでだったのだろう。 (-504) 2022/02/23(Wed) 16:19:07 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「麻痺していたほうが楽でいい。面倒がなくて済む。お前なら分かるだろう。話してなんとなく思っただけだが」 貴方が期待をやめられないのも、頭で見知らぬ命を並べているのも、気付かぬままに相槌を打つ。 「ああ成る程。親族が口出ししてくるのは自分の為だったか。育てるわけでもないのによく言ってきたものだから疑問に思っていたんだ。 結局、他人に投げる言葉など殆どが無責任なものだということか」 納得したように頷いた。 「やはりそうか。恐らく俺もこの先、一生言われるのだろうな。どこも似たようなものだな」 (-509) 2022/02/23(Wed) 16:38:02 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ「ああ。ぐっすり寝た。環境が変わっても問題ないらしい」 即答した。特に隠すようなことでもないので。 青年もまた食事を済ませていなかったので同じように注文した。ヨーグルトにサラダといった朝食でお馴染みのラインナップ。 「ただ食欲はあるみたいだな、何よりだ。VRの空間だから摂らなくていいと言えばそれまでだが、疲労が溜まり気分が沈んでいては頭も働かないだろうしな」 (-512) 2022/02/23(Wed) 16:42:01 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス父 、母、先生 、医師 、親族 。「……うん、その方がずっと楽だろ。たまにそれで人怒らせちゃうけど。」 そう口に出してから、果たして本当にあの後輩が抱いていたのは怒りだろうかと疑問に思う。 やはり、考えるのをやめた。人の感情程、正解の見えないものはない。 「そりゃそうだ。中には相手のことを思って言ってる人だって、いるのかもしれないけど…」 見たことがない。だから、仮定系。 濁ったソーダを吸い上げていく。内側に汚れと溶けかけた氷のある、空のグラスができた。 ごちそうさまでした、と小さく呟く。 「ああ、一生ね。 なんか事故でもあって、 親が死ねばそこで終わるけど 。」嘘だ。 これも、経験談。 (-514) 2022/02/23(Wed) 16:56:37 |
【秘】 医者の息子 カイ → 規律 ユス「君、神経が図太いのか。 それともなんだ、こういう状況に慣れてるのか」 手元のリアルな和風の定食をぼんやり見ながらため息を吐いた。 「ああ、そうか……食わなくても死にはしないのか……」 食欲があったというよりは、習慣だったと言うべきか。 だから今頃気づいたみたいに独り言ちた。 リアルだから、VRということを時々忘れそうになる。 (-520) 2022/02/23(Wed) 17:15:50 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「ああ、それはある。でもおかしな話だ、そうしたのは周りだというのに。無責任で、身勝手に理想を浴びせ、自由に憤る」 貴方の後輩の感情は、答えはきっと、貴方の中では一生出ない。限りなく近い推測はできても、正答は本人の中にある筈だから。 「死ねばそこで終わりか。親代わりの人間が出てきてしまえば、続きそうな気もするが……。 …………」 同じようにジュースを飲み干す。汚れにまみれた氷を無意味につついて、それからご馳走さまとグラスを置いた。 「──ツルギ。 終わって、楽になれたか? 」 (-522) 2022/02/23(Wed) 17:18:10 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ「慣れてはいないな。VRを体験したのは初めてだから。神経が図太いのだろう」 貴方の言葉を肯定した。 「ただ必要なかったとしても、食べられるなら食べておいた方がいいと思うがな。鬱屈した気分を晴らしたり疲労を取ったりするのに、美味い食事は有効だろう」 マイペースに話をしつつ、いただきますと手を合わせた。やはり神経が図太いのかもしれない。 (-523) 2022/02/23(Wed) 17:24:34 |
【人】 規律 ユス 何もないスペース。ぼんやり立つ青年が両手に持っているのは手帳とボールペン。 「…………」 さらさらと何かを書き込んでいく。 『 食い倒れ人形、ダビデ像、兵馬俑』 (233) 2022/02/23(Wed) 17:44:27 |
ユスは、にょきにょき生えてきたそれらを黙って見つめた。 (a98) 2022/02/23(Wed) 17:46:33 |
ユスは、このボールペンは欧州の気分なんだろうかと適当に選ばれたものを見つめた。 (a99) 2022/02/23(Wed) 17:49:32 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス───終わって、楽になれたか? 「親代わりが出てくる年齢なの?同い年だと思ってたけど。」 君が虚偽のプロフィールを提示する理由に心当たりがないし、そんなことをしそうになかったから。 いいや、そんなことはどうでもいい。些細なことだ。 「…………………」 「ユスってカウンセラーか何か?すごいな。 いや、俺が喋りすぎたのかな。…ううん、どっちでもいいや。」 今までこれらを話した相手は、変なやつ、気持ち悪い、とただ拒絶を示したから。 青年は終始君を試していた。こっそり敷いた動線に気付くだろうか、と。 気付いたとして、どんな言葉を言うだろうと。 「───ユス。」 「頭いいな。」 愉しそうに、目だけが笑っている。 君がどれだけ続きを待ったとしても、否定はしない。つまりは、そういうことだ。 (-526) 2022/02/23(Wed) 17:51:19 |
ユスは、何の感慨もなく消去手続きを取った。16分後には崩れて消える。 (a100) 2022/02/23(Wed) 17:53:45 |
【人】 規律 ユス「何も感じないな」 ただ一言。それだけ呟いて手帳を閉じた。 98uの海。虚無のブランコ。落とし穴の上に立つ人。 ここで生まれた突拍子もない景色はいくつか見た。真似するようにめちゃくちゃなものを作ってみた。 同じような心情には、ならなかった。 (237) 2022/02/23(Wed) 17:58:26 |
【秘】 医者の息子 カイ → 規律 ユス「……VRというか。自分が死ぬか死なないかの瀬戸際だぞ! 図太いにもほどがあるだろ。それともまだ実感がないのか」 ふてくされたような顔をしながらも手を合わせて 「ああ食べるよ!」とキレ気味にもりもりと食べ始めた。 やけ食いのように。君の言った通り食欲はあるようだった。 (-527) 2022/02/23(Wed) 18:18:51 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「詐称はしていない。俺は自立できるが、まだ小さい妹と弟がいる。二人の面倒を見る者が来れば、親の代わりとしてついでに俺に対して何かしら言うんじゃないかと思ってな」 可能性を答えてから、ただ貴方を見続けている。 弧を描く瞳。楽しげな様子。少し前に浮かべた苦笑いよりもずっとずっと良いと思ったもの。珍しい景色。 「さて、どうだろう。 頭を動かして、自分で考えるなんて機会を手放していたから。買い被りかもしれない」 拒絶はない。拒絶する理由も感情もなかった。 「終わって楽になれたなら、お前がここに来てまで色々迷い悩む必要もないんじゃないかと思っただけだ。 ……お前がそうなら、きっと俺もそうなる可能性があるのかもしれないな」 話し終えて、「ああ」と思い出したように付け加える。 「……でも、考えてみたが」 父 、母 先生 、医師 、親族 、「やっぱり」 妹 、弟 、自分を憂う誰か 、 (-528) 2022/02/23(Wed) 18:21:29 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「人がいなくなったとしても、 俺は悲しくも寂しくもないだろうな」 「現状」 「苦しくもないが、楽とも思わない」 (-529) 2022/02/23(Wed) 18:23:53 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ「ツッコミが鋭いな。だが死ぬか死なないかの瀬戸際と言われてもな……死んでもいいから@に付けていたわけだし」 気持ちのいい食べっぷりをまじまじと見つめた。表情の変化はないが、感心している。「どんどん食べろ」とも促している。親かなにかだろうか。 (-530) 2022/02/23(Wed) 18:28:36 |
【秘】 医者の息子 カイ → 規律 ユス「君は僕の親か? 言われずとも食っとるわ。くそ……」 現実そっくりそのままとまではいわないけれど お腹は満たされるような気がする。 そしてふと、思い出したように箸を止めて、君を見た。 「そういえば、君はやりたいことがあるから@につけたんだったか……? そのやりたいことってなんだよ」 死んだらやりたいこともできないだろが、と思いつつも尋ねた。 (-532) 2022/02/23(Wed) 18:45:49 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「……はー………」 椅子に深く座り込む。背もたれによりかかって深く息を吐いた。口元を押さえて、緩む唇を隠して。 「ダメだって言えよ。」 君から返ってくるのは肯定というより、同意で。 勿論、否定ではないけれど。 肯定も否定もされていないような、曖昧なこの結果を、自分に都合良く捉えそうになる。 「なあ、俺、行きたくなってきた。お前と、外に。」 生きたいんじゃなくて、行きたい。 文字だったらわかることが、言葉だからきっとわからない。 わからないでくれ。 押し付けたくなんかない。 同じになりたくなんかない。 ああ、俺は正真正銘あの女の子供なんだ。 「嫌だって、言ってくんなきゃ、」 (-534) 2022/02/23(Wed) 18:53:26 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ「言われなくても食べられるか。偉いな。食欲があるのはいいことだ」 褒めて伸ばそうと試み……ているかはどうか分からない。 サラダを食べ進めていたが、箸を一旦置いて答える。 「やりたいことか。命を返しにきた。 俺の命は、俺だけのものではないらしいから」 なんてこと風に、そうさらりと。 (-535) 2022/02/23(Wed) 18:54:44 |
ユスは、考える。作るべき……もの……?分からない。 (a105) 2022/02/23(Wed) 18:55:32 |
【秘】 医者の息子 カイ → 規律 ユス「……別に偉くはない。当然のことだろ」 誰でもできて当たり前のことを褒められても 意味などないと言わんばかりに。 「それはどういう意味だ。 臓器移植されたことでもあるのか?」 (-539) 2022/02/23(Wed) 19:07:52 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 青年は表情を変えない。ただ、手の下に隠れてしまった貴方の表情の変化を見れないのは残念だと感じた。 「何故? ダメと言う理由が、俺にはない」 馬鹿正直に答えた。貴方を今まで否定し続けた人たちと同じものを、自分は持ち合わせていなかったから。 事実、取り上げられたと他人のせいにして考えることを殆どやめてしまったこの青年は。 今、あらゆるものが酷く希薄で曖昧だ。 「いきたい。……そう、か。そうか……」 表情は変わらない。考えるように指先を唇に寄せて、悩むように沈黙を置く。 貴方の言う通り、言葉を完全に汲み取りきれない。貴方の葛藤が分からない。 「ツルギ、それに答える前に。聞きたいことがある」 W また やってしまったW。また、の部分はどうでもいい。過去に何度やっていたとしても、自分が知ったことではない。 それよりも、気になることは。自分が知りたいことは。 「ツルギ」 ▼ (-545) 2022/02/23(Wed) 19:29:30 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 「やっちゃう、ではなく」 「 お前はどうしたい? 」「したいか? したくないか?」 青年は、貴方の顔を真正面から見つめて問うた。 貴方がどんな表情をするか、逃さないように。 (-546) 2022/02/23(Wed) 19:30:21 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ「その当然のことができない者もいるのでな。昔の俺のように。だから、偉い部類だ」 水を飲みながらそう答える。 「そうだ。流石医者を目指しているだけあるな、察しがいい。 11年前に臓器移植を受けたんだ。だから俺の命は俺のものではない。故に、返しにきた」 (-548) 2022/02/23(Wed) 19:32:24 |
【秘】 医者の息子 カイ → 規律 ユス「……当然のことができない人が世の中に たくさんいることなんてわかってるよ。 だけど、僕は健康だし、何の不自由もしてない。 だから偉いなんてことにはなんないんだよ」 体が不自由な人が動くことができるようになれば、すごい、よかったともてはやされるが。そうでない人に対してすごいと言う人なんて、滅多にいない。そういういう考えだ。 だから偉いなんて言われても素直に喜ぶことができなかった。 そういう性分なんだろう。 「ふうん……」 「せっかくもらったものを大事にしようとは思わないんだ。 変な奴だな、君」 鮭の切り身を箸でひたすら解している。 (-554) 2022/02/23(Wed) 20:09:36 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ「そうか? 健康であっても疎かにしてしまう奴はいるだろう。……と言ったところで、この辺りはきっとお前が納得しなければ納得しないままなのだろうな」 自分の怠慢や何かで日々生きることに必要なものすら手を抜く者がいる。だから当然のことをきちんと出来るだけで偉いと思うタイプなのだが、そうでないらしい。 「よく言われたな。『救われた命なのだから大事にしろと』。 大事にしようと考えた結果、これがいちばん有意義だと思ったからこうした」 「少し羽目を外したり、人の役に立たない道を歩もうとしたり、世の為人の為に生きようとしないのは『勿体ない』『無駄』であると言われたのでな」 (-557) 2022/02/23(Wed) 20:24:42 |
ユスは、成る程これが仲良しか、とメイサイを見た。覚えておこうと思う。 (a110) 2022/02/23(Wed) 20:29:16 |
【秘】 あの日の ツルギ → 規律 ユス「ぅ………」 目線が右に、左に。君の顔が見れない。 「……ず、ずるい。」 おかしい。 今、確かに恥ずかしい。こんな状況で抱く感情じゃないはずなのに。 チョコレートと共に告白してきた、女の子を思い出す。きっと今、あんな顔をしている。 君がどんな返事をしようと構わない。これは自分のエゴだから。君に言わせられているとしても、それを選んだのは自分だから。 けど、応じてくれたら、どれだけ。 おかしい、会ったばかりなのに、こんな話をするなんて、おかしい、おかしい、おかしい、 (-559) 2022/02/23(Wed) 20:32:44 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 泳ぐ視線さえも逃さず捉え続ける。 恥じる貴方の気持ちに気付くこともなく、目に焼き付けるように正面から。 「ずるいと言われてもな。お前の気持ちを汲んできちんと返すならWやっちゃうWでは駄目だったんだ。 したいかしたくないかお前の意思を聞かなければ、この先肯定も否定も出来ないから」 おかしいかおかしくないかともし問われれば、それすら「分からない」とすら答えてしまうような自分だが。 ここは本音を晒せた場所。貴方は本音を晒せた相手。 それなら、今までのように流されるのをやめて、少しなりとも頭と薄くなった感情を動かしてきちんと返そうと思った。 貴方が、それを否定せず取り上げなかったから。 「……」 答えを聞いた。 その表情を見た。 やっぱり、仏頂面や苦笑いよりもこちらのほうがいい。 「……そうか。なら、俺も答えを返そう。 他の奴同様、期待させて裏切ったなら謝る」 ▼ (-565) 2022/02/23(Wed) 20:57:45 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「一人で生きたいと思うかはまだ分からない」 「ただ」 「お前の作る景色が」 「お前が心から浮かべる表情が」 「お前がしたいことをしたその先が」 「見れるなら」 「俺も、外にいってみたいと思う」 (-566) 2022/02/23(Wed) 20:58:07 |
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新