夜の一族 チャンドラは、メモを貼った。 (c16) 2021/10/22(Fri) 9:30:21 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエこんなことを言ったらあなたは怒るのかもしれないけど。 わたしは、ただ規律に縛られるのは嫌だった。 でもあなたの言う通り、規律というのは必要だから定められている。 一族のことだけを考える。 不必要なことは知ろうとしなくていい。 その規律は、わたしたちに必要だから定められている。 「……ええ、キエ。 あなたの言葉、忘れないわ」 ありがとう、とわたしは微笑んだ。 一族では決して賛同されることのなかったこの考えに、賛同を得ることができたのがとても嬉しかった。 (-97) 2021/10/22(Fri) 10:01:07 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「彼らを想った時に胸が温かくなっただろう? ……其れは道標にもなれば 人を温める事もできる 篝火だ。だが気をつけたまえ、此の火は扱いを間違えればあっという間に誰かを燃やしてしまうからね」 白い鴉の羽毛が一本二本と抜けていく。 小さな体躯からは考えられない程の量の羽根が抜け落ち――羽根で一瞬視界が覆われ――其れが拓けた後、其処にはチャンドラが見覚えのある姿のキエがいた。 「………さて、ヒントはお終いだ。後は自分で歩き考え決める時間だよ」 キエは手を伸ばす。キエは自ら人の手足を掴む事はしない。 夢を掴むのは何時だって人である。 (-98) 2021/10/22(Fri) 10:48:10 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「ええ。あんなに孤独で寒かったのに、今はとても暖かいわ」 夢を見て、目を覚ました時わたしはきっともう寒くない。 寂しさなんて感じる必要はないんだもの。 ──寂しさ?じゃああの見えない誰かは── 「……そうね。考えるわ。 頑張ってみる。……これから」 これまでのわたしは頑張ってなんていなかった。 だからその分も、これから頑張りたいと思う。 伸びてきた手をわたしはゆっくりと握る。 くすり、微笑みかけた。 (-99) 2021/10/22(Fri) 11:10:11 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ其の暖かい手を引き寄せた。 キエは貴方が全てを焼く業火となる様に願いながら、しかし只見つめている。キエは神ではないから試練を与えない。キエは脚本を好ましく思わないから導きもしない。 水をやった種からどんな花が咲くのかを只楽しみに待っている。 「どうか、君が其の篝火で夜を照らす様に」 (-100) 2021/10/22(Fri) 11:40:58 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ/* ありがとうございました! 寒さも無くしてもらえちゃった……。 目を覚まして大丈夫なやつですかね? まだ秘話続くなら続いて大丈夫です! (-105) 2021/10/22(Fri) 11:58:23 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ/* はい!お好きな状況で目を覚まして頂いて大丈夫です。こちらからの襲撃ロールは以上となります。 (-106) 2021/10/22(Fri) 12:32:23 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス/* こちら襲撃ロールが終わりました。 いつでも起きられますが、就寝前ロールが終わるまでは起きずにいた方がいいですね? 解熱剤のお陰で元気なのでいつでもどうぞ! (-108) 2021/10/22(Fri) 12:40:02 |
夜の一族 チャンドラ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/22(Fri) 12:53:36 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「気にしなくていい、それよりも体調はどう?」 付き添うようにして訪れたチャンドラの部屋は、余り物を置かない自分の部屋よりよほど生活感があって好ましい。 ベッドの脇に置いてある物を見やり、懐かしそうに目を細めた。 「俺も子供の頃作ったな。 塔にいる兄にどうにか連絡を取りたかったんだ」 と、そう言って紙飛行機を手にとっただろう。 /* 遅くなってごめんなさい、無理はしないでいいのよ。 体調第一にしてちょうだいね。 (-131) 2021/10/22(Fri) 16:12:21 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「ええ、わたしも久しぶりに作ったの。 あなたと同じで、こどもの頃はよく作ったんだけどね」 ベッドに横になる前に、わたしは机の上の籠を手に取った。 中にはベーグルとマフィンが入っている。 部屋に戻るのにもお弁当が必要な身の上なの。 「……双子、と言っていたわね。 なかなか会うことは、できなかったの?」 /* Thank you… きちんと仮眠しながらやるから大丈夫よ! よろしくお願いするわね! (-137) 2021/10/22(Fri) 17:05:37 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「体調は、この通り。 さっきまでよりずっと元気よ」 ベーグルを手にとって食べてみせる。 さっきまで食べる気の起きなかった冷たいもの。 まだ寒いけど、空腹と重なった頃に比べればいくらも元気よ。 (-140) 2021/10/22(Fri) 17:33:18 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「あぁ。 双子はどちらかが強力な力を持って生まれる事がある。 俺の場合は……兄が死者に影響を与える力を持って生まれてしまってね……周りから忌み嫌われてしまった。代わりに特になんの力もない俺を、神の子なんていって。 兄はあまり人と接触しないように閉じ込められて育ってたけれど、双子の神秘ってあるだろう……? 俺達はお互いに半身の気配を感じながら育ったんだ」 だからどうにか兄に自分を見てほしくて、幼い頃をは色んな事をやった。 紙飛行機はその中の一つだ。 「こっちの宝石はなにか意味があるのかな?」 紙飛行機を元の場所に置くと、そばにある宝石に目を移した。 (-145) 2021/10/22(Fri) 18:57:18 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「死者に……? それで、閉じ込められてしまうなんて。 今もお兄さんは、閉じ込められたままなのかしら」 ベーグルを食べてしまったら、ご馳走様とわたしは手を合わせる。 「それはね、貰ったの。 翠色は私の分。朱色の方は、とても綺麗だったから」 紙飛行機を飛ばして競争をした、そのときに使った物。 マーカー代わりに地面に置いたものを、幾つか貰ったの、とわたしは説明をした。 「とても楽しかったから、思い出の品ね」 (-147) 2021/10/22(Fri) 19:18:18 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「いいや? 兄は国を出たよ。国を、親を、俺を恨んで、呪って。 ”愛しい俺の半身、憎んで、愛してるからお前を殺す” って言ってね」笑う顔に狂気が滲む。 双子の心はとっくの昔に壊れていた。 「初めて愛をもらったんだ。 俺は嬉しくて、兄を愛してるから、永遠に兄から逃げ続ける。そういう道を選んだんだよ。 兄の殺気は、俺に対する愛 だった」だけど消えてしまった兄の狂気。 ほんの少しだけこの館に残り香を感じたけれど、兄はここには居やしない。 もう、きっと永遠に、兄は俺を殺しには来ない。 「だから俺は……俺を殺してくれる人を探してるんだ」 へぇ、楽しく遊べたんだ。 よかったねと笑う顔もどこかがきっと壊れている。 もう元には戻らない⏤⏤⏤⏤⏤⏤⏤⏤ (-148) 2021/10/22(Fri) 19:36:14 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「殺す……?」 わたしにその言葉はとても唐突に聞こえた。 驚きを隠せない。 「それは、愛されたいと、そういうこと? その人が、あなたを殺してくれる人じゃなかったら、あなたはどうするの? ポルクス」 愛ならわたしも知っている。 わたしは家族を愛している。月を愛している。夜を愛している。 でもそのどれも、殺してやりたい、壊してやりたいなんて思わない。 (-149) 2021/10/22(Fri) 19:47:27 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「愛と殺意が同じになれる人はきっと奇特な存在だ。 恨みを、憎しみをもってもらえるように振る舞ってみたけれど、なかなか同じようにはならなかったよ」 自嘲気味に吐き捨て、あなたが横になっているベッドに腰を掛けた。 自分たちの愛が異常であることくらいはちゃんとわかっている。 「俺は君を気に入ってるよ。 一目惚れという言葉がこれほど合う感情はないと思う。 最初は君に殺しに来てもらいたいと思っていたし、……今も心のどこかでそれを願ってる」 そっと手を伸ばし、先程より温かみが増した頬に触れ。 「けれど……。 ……憎しみを抱いてもらえるほど酷いことを、俺は君にできそうもないんだ」 (-156) 2021/10/22(Fri) 20:21:48 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「ポルクス……?」 一目惚れ、と言われた。 あなたの手があたたかいことを今は感じることができる。 わたしは驚いて、あなたの瞳を見つめた。 「……ごめんなさい。わたしは、あなたを殺せない。 一族の掟でもあるの」 わたしたちと昼の民は睨み合っている。 わたしたちの手で昼の民を殺したとなれば、その睨み合いは終わってしまうかもしれない。 「でも、それだけじゃないわ。 ……どんなに酷い目にあったとしても、そう思う日が来るように思えないのよ」 お父様には甘いと言われる考え方。 わたしはその考え方を、変えられるような気がしない。 あなたの望みは叶わない。 だからわたしは、ゆるく目を伏せた。 (-160) 2021/10/22(Fri) 20:45:50 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「……うん。 君はそういう子だ、昨日、今日と話していてよくわかった」 自分の望みが叶わないことも。 「俺と兄は二人で生まれてくるべきじゃなかったんだ。 最初から一人であれば、きっとこんなことにはならなかった。 どんなに憧れても、どんなに愛しても、俺は兄に手が届かなかった…… 俺が昼だったなら、兄はきっと夜だったんだ」 だから、きっと。 あなたもまた夜だから。 「……俺がどれほど手を伸ばしても、君に届くことはないのだと思う」 (-165) 2021/10/22(Fri) 21:07:33 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクスごめんなさい、とまたわたしは呟く。 昼と夜は分かたれている。 あなたとあなたのお兄さんが、分かたれていたように。 月はとても高い、寒いところにある。 月に手を伸ばしても触れることは叶わない。 それは月が、触れる相手を選んでいるからだとわたしたちは考える。 わたしも、おなじ。 ただ手を伸ばして触れるだけなら簡単かもしれない。 でもわたしが伸ばし返せる手は、ひとつだけ。 あなたの望みは叶わない。 それならわたしは、あなたの手を取らない方がいいのでしょう。 「それでもわたしは、あなたに会えて嬉しかったわ。ポルクス」 最初からひとりだったら、会うことはなかったのでしょう? あなたにとってお兄さんがどれほど大きな存在でも、わたしにとってはあなたはひとりだけ。 その気持ちだけは、どうか伝えさせて。 (-166) 2021/10/22(Fri) 21:26:10 |
チャンドラは、ポルクスの望みを叶えることは出来ない。それを申し訳なく思う。 (c18) 2021/10/22(Fri) 21:42:39 |
チャンドラは、夢を見る前、キエの言葉を思い出す。月はとても高い、寒いところにある。 (c19) 2021/10/22(Fri) 21:43:56 |
夜の一族 チャンドラは、メモを貼った。 (c20) 2021/10/22(Fri) 21:52:21 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「ありがとう」 そう言ってもらえるのは嬉しい。 だけど考えてた事がある。 双子のうちどちらかが優れ、どちらかが残り滓であるならば、兄のほうが優秀な力を持って生まれたのは間違いない。 本来受けるべきだった親愛を昼の光を奪い取って生きてきた報いはきっと受けなければならない。 だからこそ、殺される事を望み兄に対する愛とした。 それこそが、光を兄に返し一つの魂となる道だと。 俺は勝手に信じている。 「……さぁ、ゆっくり眠るといい。 夢の中は君が自由を得る夜のはずだから」 (-169) 2021/10/22(Fri) 21:52:56 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「ええ。……どうかあなたも休んで。 長らく、付き合わせてしまったから」 それにわたしは、まだこの部屋にひとりでいれそうにない。 今も唇に、あの冷たさが残っているような気がして。 だから部屋を出るようになんて、あなたには言えなかった。 「おやすみなさい、ポルクス」 そうして目を閉じると、すぐに寝息が聞こえてくる。 昼はわたしたちにとって眠る時間。 館の時間は、いつだって昼。 そうしてわたしは夢を見た。 月に触れようと、月を目指して半ばで寒さに負けてしまう。 寒さは、孤独だと、夢の中でそう思った。 (-172) 2021/10/22(Fri) 22:08:45 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ── ──── ────── あなたが眠るまでそっと見守った。 寝息が聞こえてくると目を閉じて、その息遣いをしっかりと刻み込んでいく。 この館にいる限り、あなたに温もりがないならば。 俺の温もりを、すべて、あなたに。 目覚めたあなたに温もりがありますように。 もう一度頬をなでそう念じた。 神隠しに逢えるというならば、俺を連れて行くといい。 そして俺という魂を、どうか。 「兄さん……あなたは愛を、みつけましたか?」 何かが足りないと言うならば。 あなたに俺を捧げよう。 そうしてポルクスという青年もまた、意識を手放した──── (-173) 2021/10/22(Fri) 22:24:00 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス/* ありがとう! 目を覚まそうと思うのだけど、あなたは変わらず隣にいるかしら? それを聞いておかないとと思って………… (-174) 2021/10/22(Fri) 22:32:13 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ/* こちらこそ最後までありがとう! 墓下で目を覚ましたとき、ポルクスの姿はないわ。 あなたに温もりだけを残していることでしょう。 探す探さないはあなたの自由ってことでよろしくお願いするわね。 (-176) 2021/10/22(Fri) 22:34:56 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス/* やっぱりいないのね……… 分かったわ、探せるかは流れ次第でわからないけど、一先ず起きるわね。 ありがとう、ポルクス…… (-178) 2021/10/22(Fri) 22:41:48 |
チャンドラは、夢を見ていた。誰もいない、触れたいものにも触れられない、高くて寒い宙の夢。 (c26) 2021/10/22(Fri) 22:42:44 |
チャンドラは、夢から醒める。「おはよう」と、声がした。 (c27) 2021/10/22(Fri) 22:46:55 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ「…………」 目を醒ましたわたしはまず、あんなにこびりついていた 寒さ がなくなっていることに気付く。身体を起こして辺りを見回した。 彼の姿がどこにもない。 部屋に戻ってしまったかしら、とそう思った。 「……?」 そしてもうひとつ気が付いた。 あんなに毎日お腹を空かせていたのに、その空腹感がどこにもない。 けれど夜が来たというわけではなさそう。 わたしは魔法がまだ使えない。 (+6) 2021/10/22(Fri) 22:53:49 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ「……行かないと」 置き去りにしたいくつかの約束が待っている。 違和感に不安な気持ちを抱きながら、わたしはドアノブに触れようとした。 触れようとして、すり抜けた。 予想なんてしていないものだから、わたしは扉もすり抜けて転んでしまう。 廊下を、使用人が歩いていた。 使用人は、部屋の外で転んだわたしに構うことなく、廊下を横切っていく。 (+7) 2021/10/22(Fri) 22:59:29 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ「────え?」 何が起きたかわからなくて、すぐに起き上がることができなかった。 そうする間にも使用人、来賓、数名の往来がある。 その誰ひとりとして、わたしを見る人はいない。 背筋が凍るような心地がした。 多分また、酷い顔色をしているのだけど、それを指摘してくれるポルクスもいない。 ようやく立ち上がったわたしは、広間に向かうことにした。 莫迦ではないから、人とすれ違う度、状況を呑み込んでいく。 どうやらわたしは、誰にも見えていないみたい。 (+8) 2021/10/22(Fri) 23:05:34 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ広間でわたしは彼らの姿を探す。 人混みもすべてすり抜けるから、動きやすいといえばさすがに楽観視が過ぎるかしら。 そう、わたしは冷静だった。 なぜか ぬくもり をずっと感じていた。それがなければ、もっと取り乱していたかもしれないけど。 わたしは探す。 わたしに気づいてくれる人を。 少しそそっかしくて、一生懸命なお友達の姿を。 夢の中にまで会いに来てくれた、白い鴉の姿を。 いつの間にか隣からいなくなっていた、優しい、彼の姿を。 大きくてふわふわいつも浮いている、不思議な彼の姿を。 (+9) 2021/10/22(Fri) 23:15:31 |
チャンドラは、探している。広間を、中庭を、館中を。誰の目にも触れなくても、今のわたしは孤独じゃない。 (c28) 2021/10/22(Fri) 23:18:14 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラあなたの姿をわたしは探す。 館中を歩き回る中、あなたは目立つはずと思っていて。 それでもきっと見つからない。 ──冷静になった今だからこそ、わたしはひとつの予感に気付けていた。 (-180) 2021/10/22(Fri) 23:44:32 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクスわたしは探す。 あなたの部屋や、広間や、中庭。 不思議と消えない ぬくもり を感じながら、あなたの姿を探している。 (-181) 2021/10/22(Fri) 23:46:19 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラふわふわ、宇宙服は見つかりません。 これまでも度々見られませんでしたし、 別に珍しいことでもありませんでした。 気にしている人なんて、ごく少数です。 そして、神隠しのことと、ソレのこととは全く別の話で。 だから、ソレの干渉を受けたあなたは、 半透明 の声を聞きました。「 チャンドラちゃんだ 」見えないことには変わりないけど、 やっぱり、ナニカ がそこにいるのはわかります。 「 神隠しに遭ったみたいなことは 聞いたんだけど。聞いたんだけど、わかるなぁ…… 」ナニカ がいるからと言って、また急に寒くなったりもしません。 近くで話す程度なら、なんにも変わりません。 「 ……これ、やっぱり聞こえてる? 聞こえてないといいなあ、 聞こえてたらいいなあ 。 」ナニカ は、あなたと同じ立場の 吟遊詩人と話をした後です。 (-186) 2021/10/23(Sat) 0:32:03 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラ「 ……やっぱり 」半透明の声が聞こえる。 立ち止まると、音にならない小さな声で、わたしは呟いた。 「テラ。……あなた、いるのね」 そしてどうやらあなたはわたしが見えているみたい。 もしかしたら、全然違う方向を向いているかもとそんなことを思った。 声は半透明で、何となく聞こえる程度のものだったから。 だからわたしは壁に背を向けた。 これならきっと、視界のどこかにあなたがいる。 あなたが神隠しと言っても、わたしは納得するだけで反応はしなかった。 そんなこと より大切な話が、わたしとあなたにはあるはずだから。 (-190) 2021/10/23(Sat) 0:56:25 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ「 うわあい、聞こえちゃってる〜 」声がする方と、気配がする方は一致します。 ナニカ は、瞬間移動が出来るわけではありません。 すごいなんだかとっても 立ち去りたそうにふらふらとしているけれど、それでもいちおう、立ち去る気配はありませんでした。 「 ……──は、──をテラって言いませんよ。 そういう話じゃないって? そうだね 」ふふ 、笑った声も聞こえます。困った顔 は見えません。「 ──は、君の言うテラですよ。 君は御加減はいかが? チャンドラちゃん 」「 コチラ色々放りっぱなしにした 無責任野郎なんですけど、 御気分もいかがでしょうねぇ…… 」 (-199) 2021/10/23(Sat) 1:30:08 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラ「平気よ。わたしは強いの。知っていた?」 肩を竦めてわたしは笑う。 意識して、声を聞き取って、きっとそこにいるだろう方を向きながら。 本当は何ひとつ、平気ではなかった。わたしは弱かった。 平気になったのも、強くなったのも、気付かせてくれた人がいるから。 「……テラ、だけどテラではないのかしら。 ねえ、わたしはまだ、諦めていないわ」 怖い思いはしたし、死にそうな思いもした。 あのときあなたはわたしの部屋に来て、わたしの望みを叶えようとしてくれた。 欲張りなわたしは、それが叶っただなんてまだ思わない。 「 わたしはまだ、あなたのことを知りたいわ 」あなたは後悔するって言ったわね。 あの寒さも全部、あなたを知るために必要なことだったと言うなら、わたしは後悔なんてしない。 「あなたに、会いたかったのよ。 これからもテラと呼んでいいかしら。 それとも、ほかの名前が何かある?」 (-200) 2021/10/23(Sat) 1:45:03 |
【墓】 夜の一族 チャンドラわたしは彼を探している。 ふたりがひとりだったなら、きっとわたしたちは出会うことはなかった。 頬に触れた手と、この ぬくもり は似ているように思う。だからかしら、胸騒ぎがして。 だってあなたはどこにもいない。 ──わたしはあなたになにかしてあげることができた? あなたはわたしに優しくしてくれた。 わたしはあなたに何も返せていない。 あなたの望みは叶えられない。 わたしでは、叶えてあげることはできない。 でも。わたしがあなたにできることは、本当にそれしかないのかしら? わたしは探す。 わたしは彼を探している。 そしてわたしは、わたしにできることを、探している。 (+19) 2021/10/23(Sat) 9:08:14 |
夜の一族 チャンドラは、メモを貼った。 (c33) 2021/10/23(Sat) 12:03:31 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ「 それは知らなかったな。──を探して、見つけちゃって、 まだ──のことを知りたいだなんて そんなふうに言う 期待通りの ことをしてくれるなんて 」ナニカ は、あなたの辿ってきた道を知らない。 あなたに寄り添ってくれた人も知らない。 居たんだなぁとはなんとなく思って、 聞きたくなったけど、それはまた今度の話。 「 名前はないよ 。ここに来るより前も、あったかどうかなんてわからない。 最初に浮かんだのが、テラだった。だから名前なんだろうと思った。 」「 単位、大地、地球、神名、それと、怪物。 調べたら、結構色んな意味があるんだ? テラって。 」「 ──はね、怪物なんてぴったりじゃない?って 思っていたんですよ。 でも──は怪物なんかじゃない 。 」無色透明なだけで、人間の“形”は保っているつもりでいます。 「 ……なんだけど、さあ。それよりしっくりくるのを最近もらっちゃって。 ほら、ここって言葉が変だから、西洋の言葉も東洋の言葉に直されたり、 そういうことがあるけれど、意味としてそういう言葉をもらったんだ 」「 いっ てら っしゃい 、って 」「 耳に残ってただけで、多分これって名前じゃなかったんだね 」「 だから、名前はないよ 」つい最近、そう認識しました。 (-231) 2021/10/23(Sat) 14:27:45 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラ「……そう」 透明な声が、不透明な声に混じって、わずかに聞こえてくる。 そうなの、テラ。 あなたは言葉すら、あの衣服がないと伝えられない? 一瞬目を伏せたわたしは、すぐにまたあなたのいるだろう方を見る。 「いい名前よ。テラって。 わたしの名前には月という意味しかない。 それでもわたしはこの名前は好きだけど、テラにはあなたの言うように、たくさんの意味がある。 その中で怪物がそれっぽいと思うなんて、わたしはそんなところもテラらしいのねって思ったわ」 わたしは少しだけ笑ってみせる。 確かに怖いと思ったわ。 でも怪物だと思ったのなら、探しになんて来たりしない。 ああ、夜なら話は別よ? 夜ならわたしは、 何だってできる から。「──それに」 あなたは浮かんでいたから、高さはきっとあのあたり。 普通に対話するよりずっと高いところを見上げて、わたしは言葉を続ける。 「あなたにその言葉を言ってくれた人がいる。その証拠でもある。 耳に残っていたとは、そういうことでしょう?」 (-236) 2021/10/23(Sat) 15:26:07 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ>>+20 >>+21 ポルクス わたしはあなたを探している。 まだ自分ができることは、わからない。 それでも、あなたを探していた。 いだいた ぬくもり は、まだ、手元にある。「……?」 広い中庭の隅、見たことのない、桃色の木。 わたしの知っている木は、みんな緑の葉を茂らせたものだけど。 足を止めたわたしは、そこにあなたの姿を見つけた。 まだ自分ができることは、わからない。 でも 「ポルクス……?」 木の根元に広がる赤い液。 あなたのものじゃ、ないのでしょう? 遠くで見ても分からなかったから、わたしは恐る恐るとあなたの名前を呼んだ。 (+22) 2021/10/23(Sat) 15:36:59 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザーわたしは探す。 夢から目が覚めた時、微かに聞こえた星の声を頼りに、あなたを探している。 館の協力者。 昼にも星は、日の明かりに隠されながら瞬いている。 その星々が、教えてくれたこと。 ねえ、ゲイザー。 あなたはわたしが見えていて? (-237) 2021/10/23(Sat) 15:43:35 |
【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラゲイザーはいない。 それをあなたは知らない。 リーパーは、この館で一番空に近い場所にいた。 バルコニーだ。バルコニーで頭を抱えている。 ここに居るのはひとりだけ。 だから、あなたが見えることを隠す必要もない。 自分がゲイザーではないことも。 右手には怪我。今のリーパーは物理的に人を殺せない。 「うわッ、チャンドラ! テメエ急に出て来るなよ!」 (-238) 2021/10/23(Sat) 16:05:46 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザーゲイザーを探したわたしが、バルコニーに足を運んだのはなにも不自然なことじゃない。 あなたと約束をしていたもの。 わたしはそれを、楽しみにしていたから。 「ゲイザー……?」 バルコニーで頭を抱えるあなたを見つけて声をかける。 驚く声にわたしの方こそ驚いて、そんなつもりもないのに身を竦ませた。 「ご、ごめんなさい。……じゃないわ。ええと。 あなた、ゲイザー……?」 よく似た他人じゃなかろうかと思うほどに粗雑な態度。 テメエなんて言われたのは初めてだったから、びっくりしたのはそれも理由。 (-241) 2021/10/23(Sat) 16:15:44 |
【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラ「殺人鬼リーパー様だ! そしてオマエ、チャンドラだろ? ゲイザーのお友達の。 マジでゲイザーのこと探してたのかよ」 慣れぬ粗暴な態度に驚くあなたの前で、 リーパーは遠慮なく苛立ちを露にしていた。 「ゲイザーは死んだよ。オレがキエに差し出した」 「つまり、オマエとの約束は果たされることがない」 あなたに喋る間も与えず、鋭い事実を投げつける。 その仕草のどれもが、気弱なゲイザーとは異なる。 風が吹いていた。……夜の近づく匂い。 「残念だったな? ……オレ、オマエのこと気に食わないんだよ」 そして、理由も不明の難癖。 (-250) 2021/10/23(Sat) 17:02:14 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ>>+25 ポルクス よかった、この赤はやっぱりポルクスのものじゃない。 安心したわたしは、少しだけ緊張を緩める。 「あなた、わたしが見えるのね。 ……目を醒ましてから、わたしのことが見える人、ほとんどいなくて」 それが神隠しなのでしょう。わたしは頷く。 「もう、寒くないわ。 むしろ少しあたたかいくらい。……不思議ね」 (+26) 2021/10/23(Sat) 17:14:14 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザー「……リーパー、殺人鬼? ちょっと、待って。ゲイザーが死んだ……?」 混乱という言葉はこういうときに使うのが適当なのでしょう。 探していたお友達。同じ姿をした殺人鬼。 それだけじゃない。わたしは確かに混乱をしていた。 ──差し出した? キエ? どうしてその名前がここで出てくるの? 「………死んでないわ」 でも、その名前が出てきたからこそわたしはそう断言できた。 だって彼は、 命を粗末にすること なんて、しないもの。「気に食わない……そう、残念だけど仕方がないわ。 でもわたし、あなたに何かしたかしら?」 夜が近づく。わたしはまだそのことに気付いていない。 けれど兆候はある。 わたしはもう、お腹を空かせていないもの。 (-256) 2021/10/23(Sat) 17:26:34 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ>>+27 ポルクス 「ええ、その通りよ。 誰にも見向きされなくて、最初は驚いたものだけど」 わたしは目を閉じる。 そうすると、この ぬくもり がより強く感じられる気がして。「ひとりじゃないって、思えたの。 あなたのことも、思い出したわ」 この ぬくもり は、あなたの掌にとても似ている。あなたがわたしに無償でそそいだ優しさに、とてもよく似ている。 無償でしょう? あなたが言った通り、あなたの望みを叶えるならば、わたしに酷いことをするべきだもの。 (+28) 2021/10/23(Sat) 17:34:05 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ「 ──らしい、なあ。うれしいね。 そういうふうな印象を持ってくれている君がいるから出る言葉だ 」 (-259) 2021/10/23(Sat) 18:19:34 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラあの潰れた声でも音は音。空気を震わす振動で、 そこにあることが分かる声。この 透明 ・半透明 とは違います。「 いたんだろうね、言ってくれた誰かさん。でも、覚えてないよ。 ──は来てから透明なのか、来る前からこうなのかって、 わからないけど。──の性格が変わっていないと仮定して考えはさぁ、 」「 多分、たまたまだったんだよ、それ。 」「 ──は来る前から透明で、これまでのここでしていたみたいに、 透明なままでもやかましくしていて、 誰かのいるところにいて、誰にも見聞きしてもらえなくて。 でも、何かの偶然で、そう言ってもらえたように思えた時があって。 それがうれしくて。じゃあどこかに行くぞ〜って張り切ったから、 」「 だから、その勢いで世界を飛び出しちゃったんじゃないかなぁ 」「 どこかに行かないと、帰って来ての“おかえり”って聞けないからね 」誰かの部屋でそう言い続けたのは 、多分それがほしかったから 。 (-260) 2021/10/23(Sat) 18:23:04 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ「 それだから、──を待っている人ってさ、 別にどこにもいない気がするんだ。 気がするだけだけど、多分、そうなんだ 」ナニカ はいつから透明人間? 本人は最初からだと思っています。 事実としても、最初からです。 「 そういうふうに 思ってもいいかなぁ。 これを、事実なんだって思ってもいい? 」「 こういう推測も、──の話ってしていいのかな 」いってらっしゃいが偶然だったか、 そうでなかったかは誰も証明できないけれど、 待つ人がどこにもいないのは、事実です。 (-261) 2021/10/23(Sat) 18:24:17 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラたまたま。偶然。 だとしても、それであなたが喜んだのなら、嬉しかったのなら。 「ええ、もちろん。 推測でも、それはあなたの言葉よ。 わたしはあなたを知りたいの」 その推測で、わたしはあなたが何を喜ぶのか、知ることができるもの。 今もあなたがどこにいるかはわからない。 わたしには見えない。それはとても残念なことだけど。 「ねえ、もうひとつ教えて」 もうひとつと言わず、本当はたくさん聞きたいけれど、ひとまずはもうひとつ。 この身体の 寒さ はなくなった。だけど、 ぬくもり に包まれても忘れられない冷たさ がある。 (-263) 2021/10/23(Sat) 18:44:43 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラ「わたしの部屋に、来たとき。 あなたはわたしに、何をしたの?」 見えないからって、ずるいわよね。 それとも見えないわたしに責任があるかしら。 どちらにも責任なんてないといい。 あなただって、好きで透明なわけじゃないんでしょう? いってらっしゃいを喜ぶのは、そういうことよね。 わたしはそうやって、ひとつひとつ、あなたを知ることができる。 (-264) 2021/10/23(Sat) 18:45:19 |
【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラあなたが混乱しているのは目に見えていたが、 とりわけ意に介することはなかった。 キエとの”契約”については、説明が複雑になるので割愛。 事実だけを伝える。 「死んだ。死んだ死んだ! 死んだんだよ! アイツの意識は、この躰のゴミ箱の奥底。 そして殆どは、キエの腹ン中。 今はオレがこいつを支配してる!」 まるで彼の語るキエは怪物みたいだ。 『で、本題だけど』そう連ねる。 そいつはゲイザーの顔で、ゲイザーの顔で喋る。 「……なにか? べつに、何にもしてない。 ただ……オマエがゲイザーの友達だから、ムカつく!」 「あのグズ女の何がいい。あのノロマ女のどこに惹かれた?」 リーパーは、ゲイザーの頭の中のお友達。 忘れられてしまった、一番最初のお友達。 だからあなたに、幼稚な嫉妬を向けている。 (-265) 2021/10/23(Sat) 18:49:32 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザーたとえあなたの口から語られるキエがわたしの知らないキエだったとして。 わたしはわたしの知っているキエを知っている。 彼の道徳と私の道徳は違う。 でも、彼の言葉はいくつか、わたしにも理解できるものがある。 「意識がないと、それだけなら。 死んだなんて言ってはいけないわ。 まだ生きている。ただあなたが支配しているだけ。 そうでしょう?」 彼は彼の道徳に則って、差し出されたゲイザーに何かをしたのでしょう。 腹の中と言ったからには、食べてしまったの? そんな推測くらいしか、わたしには許されていない。 これが本題じゃないのなら、詮無い話なのだけど。 「どこが? ……どこかしら。 ねえ、あなたはお友達を作るのに、『ここが好きだから』ってわざわざ選ぶの?」 「わたしはね、なりたいから友達になったわ。 ゲイザーとはお友達になれると思ったの。 お友達になったらきっと楽しいって、そう思ったの」 あなたは違うのかしら。重ねてわたしは問うた。 誰かの友達だから苛立たしい、嫌い。 誰かに取られるようで、腹立たしい。 その気持ちはまるで、夜が昼間の私たちの行動を、制限するときのもののよう。 (-269) 2021/10/23(Sat) 19:08:08 |
チャンドラは、簡単には絶望をしない。 (c34) 2021/10/23(Sat) 19:24:15 |
チャンドラは、 賢者 に似て、非なるもの。 (c35) 2021/10/23(Sat) 19:24:58 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ>>+29 ポルクス 「言われてみれば。 死んだっていう発想は、しなかったわね」 死後の世界なんてものを信じていない。 夜でないなら、わたしたちにはその権利すらない。 わたしたちは夜にしか生きられないの。 「……ポルクス。 それはあなたは死んでもいいと、そう言っているの?」 常昼のこの館で死後の世界を信じないわたしは、自分が生きていることを疑わない。 もちろん、あなたも。 あなたの望みは知っている。 それは叶っていないと思っている。 同じくらい、叶わない方がいいとも思っている。 あなたの言葉を借りるなら、わたしはあなたに生きてほしいと思っている。 (+30) 2021/10/23(Sat) 19:51:17 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ「 え? ええと……自分で抑えきれない衝動で動いてはいたので、 目的?、は君を通り抜けることでした……? よくは、わかっていなかったんだ。その結果が何になるかって。でも、 」「 透明じゃない 何かを残せるとは思ったのさ 」それは、渦巻いていた寂しさの発露。 もうすぐ館に月がのぼるから、 その力と干渉して起こった何か。 「 何もないよりは何かしら思ってもらえた方がいいから、 どちらかと言えばおばけみたいなムーブをしたと思います。 持ち物を取ったり、壁とかを叩いて音を出したり。 抱き締めて、動けなくして。君からは触らせないで。 君の唇に触ったなぁ、 唇で 。そうしたくなったから。 それで、通り抜けて。……あとはベッドに寝かしたり? 」「 したことと言えば、それくらい。かな? 」本人的には、抜けなく述べたつもりです。 そして半歩分くらい、離れられた気がします。 視線を向けられているような気がしません。 実際、 顔を向けていません 。 (-276) 2021/10/23(Sat) 20:12:52 |
【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラ滔々と紡がれる思いの丈。 リーパーはそれを理解したくはないけれど。 ”ねえ、あなたはお友達を作るのに、 『ここが好きだから』ってわざわざ選ぶの?” つい先ほどゾズマに『友達になって』と 言ってしまったばかりだから、頷くしかなくて。 この思いの丈をどうすればいいのか分からなくて。 「やだ……」 あなたの首元に両手を近付けながら、零した。 リーパーは利き手を怪我している。 締め殺すことは叶わない、けれど。 「オ、オレがゲイザーの最初の友達なんだよっ。 あんな何もできないグズ女に友達なんてできる訳ないだろ!」 「オマエなんか、オレは知らない……っ!!」 (-277) 2021/10/23(Sat) 20:23:44 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ>>+31 ポルクス 「……お兄さんが?」 偶然か、双子の神秘がそうさせたのか。 でも偶然にしてはできすぎていて、わたしは驚いていた。 追うものと追われるもの。 あなたとお兄さんの関係は、聞いた話ではそんなもの。 それなのに、先にこの館に来たのはお兄さんの方。 そしてあなたが追うようにここを訪れた。 とんだ運命の悪戯ね。 それともこれも、館の主の意志かしら。 「惜しくはない……あなたはそう、思うのね」 ひとつ知る。 お兄さんの影がなくなって尚、あなたを蝕むもの。 わたしが思っていたとおり、そしてあなたの話していたとおり、あなたの中のお兄さんの存在はとても大きい。 (+32) 2021/10/23(Sat) 20:34:52 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ>>+31 ポルクス 「わたしはそうは思わないわ。 命は粗末にするべきではないもの」 ひとつ知ったなら、次はわたしの番。 わたしはわたしの道徳を語る。 そしてこれはわたしだけの道徳では決してない。 「命を危険に晒しても、やりたいことがあるなら別よ。 わたしはそれは、粗末とは別と思うもの。 わたしはあなたに、命を粗末にして欲しくないわ」 わたしは探して欲しいと言う。 どうせなくなってもいい命なら、それを賭けてでもやりたいことを。 叶うかは、また別の話。 それでも目標のために冒険する時間は、きっと有意義なもののはずだから。 (+33) 2021/10/23(Sat) 20:35:13 |
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新