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【独】 ぷにぷに グレザン/* かわいすぎいきものかよ!!!!!!!!!! 世界がわななくほんとわらう 天才です 絵がじょうずもかわいいな……おくちべたべたもかわいいな…… え? かわいいいきものですね……ぷにぷに…… (-0) 2021/05/20(Thu) 4:11:34 |
【人】 ぷにぷに グレザン[ たっぷりの生クリームにみずみずしいいちご、幸せのかたまりの“チョコ”がたっぷりの“クレープ”。 ほおばった瞬間の感想は、春にとける山の雪みたいに、夏の日差しに負ける氷のように、まるでかたちにならなかった。 口の中で美味しいものが暴れまわっている。ひとくち食べるたびに心がぽわぽわする。友人が書き記したメモ>>16の“あくまのたべものだ”という感想にはまるでうなずくしかない。自分もメモに“思いつく美味しさをこれでもかと詰め込んだおかし”と書く。これは本当にすごいものだ。 絵は友人にまかせて、自分は作り方を書き残しておいた。これでどんな風に出来上がるか、みんなも想像できるに違いない。] これは、なかなかいいすべりだしだな。 [ 友人のべたべたになった口の周りを、長い一本でふきふきしてから、ベンチからぴょんと降りる。お腹いっぱい元気いっぱい。探索再開だ。 初めて見る知らない店から、知っているのに山とはまるで雰囲気の違うお店まで。メモにたくさん記しながら、次は何を買うべきか相談しているときのこと。 ちりんと鈴の音>>0:2が鳴る。視線を向けたのは友人と一緒だった。] (50) 2021/05/22(Sat) 6:07:16 |
【人】 ぷにぷに グレザンなんだ? あ、ねこ。 [ 路地裏に一匹の猫がいた。赤い目の猫はこっちを向いて、じいっと見ているようにも思える。 山にも色んなもふもふがいるが、その中でも猫は特にかわいいもふもふだ。慣れた子だと毛並みをもふもふさせてくれるし、ぷにぷにの体に頭をぐりぐりと押し付けて挨拶もしてくれる。仲良し相手に体をくっつける文化を持つもの同士としても、猫は大好きだった。] (51) 2021/05/22(Sat) 6:07:31 |
【人】 ぷにぷに グレザンあの子はもふもふさせてくれるだろうか。 [ 街の探索中だが、猫を見かけるとつい近寄りたくなってしまう。心そわそわと友人に聞く。もふりたい気持ちが同じなら、よし、と一緒に猫の方へと向かう。 急に走っていってはびっくりして逃げてしまうかもしれない。そろりそろり、ひょこひょこと黒猫の方へ歩み寄る。 すると、その場でちょこんと待っていてくれた猫から、ちりんと音が鳴る。後もうちょっとの所でとことこと離れてしまった。 むむ、と唸る。そう簡単にもふもふはさせてくれないようだ。慣れてない猫なのかもしれない。山にもそういう子はいるから、遠くから眺めるだけでおしまいにしておくべきだろうか。 なんて悩んでいると、友人がなにかに気付いたらしい。あらためて猫を見てみると、少し離れてはいたが、また止まってくれたようだ。] (52) 2021/05/22(Sat) 6:07:44 |
【人】 ぷにぷに グレザンこれは、もふもふチャンスありか? もう少し近づいてみよう。 [ しかし、もふもふするまでに猫は離れていってしまう。そういうのを何度か繰り返してから、浮かんできたもしかして? を口にする。] これは、どこかへ案内されているのでは? [ 友人も同じことを考えていたのかもしれない。怖がっているなら、走って逃げていくだけだ。でも猫は、ちょっと離れるだけで止まるし、こっちがついてきているか確認しているようにも見える、気がする。 なら、例えば猫のおうち。友人のいるところ。おいしいごはんのお店。それとも噂の“猫の集会所”。そんな場所に招いてくれているのかもしれない。 もう少しついて行ってみよう。意見が揃ったならその後も、夢中になって猫の後ろをとっとこ追いかけていく。 路地裏を通って、一つ曲がって、も一つ曲がって、それからそれから。自分たちがどの道を通ってきたかを、きちんと確かめずに追っかけてしまったことに気付くのは、まだしばらく先のことになるだろう。] (53) 2021/05/22(Sat) 6:07:57 |
【人】 ぷにぷに グレザン― “うつぎ” ― [ 黒猫の後ろをついていって、やがて辿り着いたのは一軒のお店だった。追いかけていた猫はするりと扉の隙間から入っていったが、自分たちはその前でぽかんと口を開いている。 街にたくさんある建物は、山よりも大きくて立派だと思っていた。それなのにここは、] もっと大きいお店だ…… [ 街の建物と比べてもまだ一回り大きい。入り口の扉も、他のものよりずいぶん高い位置に取っ手がある。 何のお店だろう。今までも街の大抵のお店には、看板やメニューのようなものが置いてあったのだ。きょろきょろと見回してる間に、友人が看板を見つけただろうか。 同じものを見上げた。見上げてみた、が。] (54) 2021/05/22(Sat) 6:08:16 |
【人】 ぷにぷに グレザン…… しょ、かん うつぎ。 しょかん? しょ…… あしょ、いしょ、うしょ、…… としょ…… 図書館? [ おそらくお店の名前が“うつぎ”で、前半はお店の種類だ。ただちょっと読めない。読める部分だけ音にして繰り返して、適当な文字をくっつけて考えてみる内に、ひとついい感じのものが思い当たった。 図書館。本がいっぱいあって、読んだり貸してもらったりできる場所のことだ。森にもある。しかし、ここは森よりもずっとずっと大きい。] (55) 2021/05/22(Sat) 6:08:30 |
【人】 ぷにぷに グレザン本屋はさっきあった。 しかし、ここはもっともっと大きい。 こんなに大きな図書館なら、 本がたくさんあるだろうな。 自由研究の役に立ちそうだ。 [ 今までの自由研究も、図書館の本で調べ物をすることが多かった。先生が教えてくれたことも、まだ教わってないことも、本を読めばたくさんのっている。 そしてこの大きな図書館なら、もっと面白い話が、知らない話があるに違いない。ここで行かない選択肢なんてなかった。] (56) 2021/05/22(Sat) 6:09:01 |
【人】 ぷにぷに グレザン[ ぱたん。 すぐさま扉を閉めた。 閉めてそそくさと扉の前から離れる。 友人も一本で掴んで引っ張った。 いや、いやいやいや、いや、そんな、見間違いか? え?] (59) 2021/05/22(Sat) 6:10:04 |
【人】 ぷにぷに グレザン今の、なんだ……? [ 大きく、毛が少しあって、体がいろんな色をしたなにか。 初めて目にする生き物に大混乱。長い二本と短い四本を落ち着かなさそうにふよふよさせながら、友人と話し合い。]* (60) 2021/05/22(Sat) 6:10:40 |
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