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【秘】 繋がれた狗 ムルイジ → 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル髪の毛を掴み上げられ、苦悶の表情を浮かべるが、 すぐに嘲笑うような笑みを零し。激昂するサダルに言葉を返す。 「ハッ――。 んじゃテメェにオレの何が分かる ってんだ」華々しい賭け方に、自由な言動に、 奔放な振る舞いに、喝采を浴びるその姿に。 理想のギャンブラーでも重ねやがったのか? だとしたら地に堕として、踏みにじって、屈辱を与えて、 さぞや楽しかったろうさ。さぞや愉悦だったろうな。 それでもお前の渇きは癒えやしない。 ――お前が踏みつけた男は。 生涯、女の幻想に振り回されただけの、 ただ死んでいないだけの、生ける死骸なんだから。 ▼ (-3) 2021/07/07(Wed) 21:15:18 |
【秘】 "同類"の ムルイジ → 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル度重なる殴打に、鼻から、口から、血が飛び散る。 何度も顔面を叩きつけられ、それでも笑みは消えない。 殴った手も痛いだろうに、拷問の器具を手放して、 随分と可愛らしい調教じゃねえか。そんなに気に障ったか。笑えるぜ。 腫れた顔面の商品は、一晩を買われた男は囁くように呟く。 「ヒ、とつ……呪いを掛けてやるよ。 この先何処かで、テメェはオレとまた 賭けを行う だろうよ。それはこの船でオレとテメェがしたのと同じ、 不平等で不公平で不満足で不十分で不可思議な勝負だ。 そんな馬鹿なと思うだろ……? 自分がそれをウケる理由はないってな。 今、オレより、持ってるテメェが、 賭けられるもののねェオレの勝負を受けるわけがないと。 でもな、テメェはそのテーブルの上に賭け金を載せる。 必ずだ。――なぜならオレ達は」 血反吐を吐く。 ゆっくり嗤った。 「――同じように。 賭け場(ギャンブル)を 愛して(憎んで)るからな――」 (-4) 2021/07/07(Wed) 21:16:24 |
【秘】 飢えた狗 ムルイジ → 悪い子 ナフ「……買い被んなよ。 今更オレはオレを辞められねェだけだ」 青年には、きっと誰もそれを赦してくれる人が居なかった。 「……そうかよ。 ハァ………………」 金。金金金。 本当に、テメェは、他人の人生をイカれたもんにしやがる。 もういい加減うんざりしてきた。 何の仮面も、衣服すらないただのムルイジがこの船に乗って初めて、 一言だけ『素顔』を見せた。それは、泣きだしそうな笑い方で。 「………会えるといいな」 それは、もう会える大切な人間が誰一人いない男が、 15歳の少年以外、ここに誰もいないから油断して零した、 この船での最初で最後の本音だった。 ――運命は、転がり落ちるように、破滅に突き進んでいく。 (-5) 2021/07/07(Wed) 21:24:19 |
【秘】 飢えた狗 ムルイジ → 底知れぬ ニア「………」 目くるめく変わっていく情景のような。 馬車で高速で揺られているときのような感覚を、相手に覚える。 こいつ。……もしかして"複数"いるのか? 理解を放棄する。 分からないものは分からないままでいいし、 分からないからこそどちらに転ぶか分からない曖昧さが好きだった。 少なくともオレは自分を、 程度には強いと思っている。それが答えだろう。 「……ああ、もしかしたらテメェは、 オレが賭け事で躓いたときに現れる、 ギャンブルのカミサマか何かか? ――間に合ってんぞ」 軽口を叩いて肩を竦めた。 ▼ (-7) 2021/07/07(Wed) 21:34:56 |
【秘】 飢えた狗 ムルイジ → 底知れぬ ニア「ただ、遊び相手っつーんなら。 もてなさねェわけにゃいかねェな……」 足と手で、器用にカードをシャッフルする。 得体のしれない相手とのギャンブルは、これが初めてではない。 それにこんな堕ちた場所でも卓が埋まるなら、 まあここからのし上がるチャンスもあるって話だ。 こいつが何だっていい。 ただここに賭場があるなら。 賭けるのはいつだって己の命だ。 「……ワンポーカーでいいだろ。 オレたちの出会いがそれなら。 決着だってそれでいいはずだ」 一枚引き、Aが最強2が最弱のワンポーカーを提案する。 (-8) 2021/07/07(Wed) 21:35:48 |
飢えた狗 ムルイジは、メモを貼った。 (c22) 2021/07/07(Wed) 21:45:41 |
【秘】 底知れぬ ニア → 飢えた狗 ムルイジカッサンドラ ぜーんぶ信じてもらえなくなる前に。 「しょうがないッスね、ムイくんったら。」 「…… ムイくんなら 、はい。」ニアは苦痛でいっぱいの、ずっと素直な、ニアのまま。 「じゃぁん」 (-16) 2021/07/07(Wed) 22:46:28 |
【秘】 底知れぬ ニア → 飢えた狗 ムルイジ「 こっちは、ムルイジへの分 」おしえてあげる。 「 ごっこだって言っただろ。 ギャンブルがなにかって 一度出来るってバレたら。 もう何も信じてもらえなくなる。 だからムイくんへのカードはあっち 「……だから、次からは賭ける前から。 それがギャンブルかどうか、よぉ〜く確かめるっすよ」 ニアより少し年上まま死んだ君。 「どうか、気を付けて」 (-17) 2021/07/07(Wed) 23:04:42 |
【秘】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル → 飢えた狗 ムルイジ「……っ、はッ、は、……クソッ……」 肩で息をしながら睨め付ける。 殴っているのはこちらなのに。優位に立っているのはこちらの筈なのに。 握った拳は血に濡れていて、痛みはとうに痺れに包まれ分からなくなっている。 「……っ、」 胸の奥はこんなにも怒りで燃えて、呼応するように体中が沸騰していて。力任せにもっと殴りつけてやりたいのに、それでも男が話せば耳を傾けてしまう。 そして最後の呪いを手にした後。 「…………ッ、君なんかと同じに──ッ!」 同じにされて、私は、私は。 「…………〜〜〜ッ!」 答えなんて、分かりきっている。 嬉しいに、決まってる。 ▼ (-25) 2021/07/07(Wed) 23:41:09 |
【秘】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル → 飢えた狗 ムルイジ全て投げ出して泣いてしまいそうな、くしゃくしゃに歪んだ顔のまま。 最後に一つ、大きく男を打った。 ▼ (-26) 2021/07/07(Wed) 23:41:38 |
【秘】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル → 飢えた狗 ムルイジ……それから、耐えられないとばかりに首を振って従業員を呼びつける。 貴方が大人しく従うのならそのまま元いた部屋に戻されるだろう。勿論商品であり従業員でもある男がずっと傷をつけたばかりでは問題がある。 女の指示により、部屋にいる貴方の元へは腕のいい医師と質の良い薬が用意されるのだった。 そして、五日目。 女は、とある賭けに出る──。 (-27) 2021/07/07(Wed) 23:42:01 |
【墓】 飢えた狗 ムルイジチャリ、と鎖が擦れる音がして。 また今日も始まったかと薄く目を開ける。 ここで繋がれて毎日ショーに出されて、 心も摩耗してきたころに、冷や水を差し込まれる感覚があった。 「なっ……!?」 少年が。裸で壁に繋がれたオレに覆いかぶさってきている。 手足の拘束は普段よりきつくなっており、身動きが取れない。 少年は切羽詰まった顔で爪で傷を残すような無遠慮さで、 俺の胸板を、腹筋を、首筋を欲望のままに這わせる。 予想外の『客』の襲来に、流石に顔が歪む。 相手の意を探ろうとその表情を見ようとして、 少年の向こう側に強化ガラス越しの肥客が居るのを見つけた。 好色満面の顔でこちらを見てくるその欲には覚えがある。 成程、そういう趣向かと、吐き気を催した。 ▼ (+7) 2021/07/08(Thu) 0:51:43 |
【墓】 飢えた狗 ムルイジ――少年はこれを、やらされているわけではない。 ただ全てが自分の意思でもないのだろう。 欲の吐き出し先を、下卑た大人たちに差し出されて、 行き場のない若さが抑えきれないだけだ。 その若い欲の暴走を、それに成す術がないオレを見て、 楽しむ者たちが、この行為の"意思決定者"だ。 吐き気がする。反吐が出る。 この先、この経験が齎す人生の陰を考えると、 金を持つ者の傍に生まれる者も、 金を持たない者と同じくらいに不幸であると思った。 少年が、どう発散していいか分からない己の欲に戸惑い、 初めての経験にオレの身体を切り傷や噛み疵だらけにしていく。 初の褥に作法なんてないのは当たり前だが、 それが鎖で繋がれた相手なら、こうもなる。 征服欲と独占欲と性欲のない交ぜになった感情を向けられ、 必死なその少年の形相に大きくため息を吐いた。 ▼ (+8) 2021/07/08(Thu) 0:55:54 |
【墓】 飢えた狗 ムルイジ「そのままでいい……聞こえてねェフリしろ。 焦んじゃねェよ。逃げやしねえ」 後ろの大人たちに聞こえない声で言うと、 それでも貪りの対象から声を掛けられたことで戸惑いが混じる。 歳の頃は15くらいの餓鬼に、無理な話かと息を吐いた。 ……馬鹿野郎が。本当に。 「……ゆっくりでいい。 したいようにしろ。今から少し声出すがビビんじゃねえぞ。 俺が目をつぶったら思い切り顔面を殴れ。手加減すんなよ」 言って、大きく息を吸い込み。 「テッメッ!! 離せこのクソガキ!! オレを誰だと思ってやがる、天下のムルイ――」 目を瞑る。戸惑いが感じられるが、頬に走る衝撃。 ……いい子だ。笑いが出る。 ▼ (+9) 2021/07/08(Thu) 1:01:23 |
【墓】 飢えた狗 ムルイジ興を載せた。悪くない。 少年がぎこちなくも乱暴に、躰を貪り始める。 下手糞な愛撫に、躰が反応しやがるのは癪だったが、 相手に痛みを与えるよりは100倍マシだった。 挿入れる場所を探りやがったのは殺してやろうかと思ったが、 無事接合すると腰の辺りが互いに震える。……最悪の気分だよ。 「っ……っ……」 乱暴で、己の快楽しか考えていない腰の動き。 少しは分かって来たのか、指先も撫でるような動きになってきた。 オレは痛みと異物感に吐き気を抑えながら、 ただ揺らされるがままになっていた。 その少年の必死な顔が。 ――金に踊らされ、狂わされたかつての自分と重なり。 貫かれながらも、俺は大人に見えない角度で微笑んでいた。 「………ごめんな。 ………救って、やれなくて」 それは、誰に対しての言葉かは分からない。 少年も急にそんなことを囁かれて、困惑した顔でオレを見る。 ▼ (+10) 2021/07/08(Thu) 1:07:06 |
【墓】 飢えた狗 ムルイジそこに愛情はなくとも、身体の刺激で男は容易に果てる。 限界が近いようで、少年の動きにも余裕がなくなってきた。 きっとこの経験は、この少年の人生を歪める。 金が人の人生を狂わせて、誰もが正しくなんて生きられない。 勝つ奴が居れば同じ数負ける奴が居て、 そのたくさんの屍の上に立てるのは一部だけだ。 「っ……でもな。狂っちまった人生の先も ………案外っ、悪く、っねェからよ。 真っ当にっ、誰か好きっ、になって、"お前は"っ、 ……幸せになれよ」 褥には似合わないセリフだが、 この奈落に居るオレが言ってこそ、意味がある。 一つ亡くせば、全てが終わるわけじゃねェ。 一度負けがつけば、這い上がれないのが人生じゃねェ。 その果てに、こんな船の上で逢える奴だっている。 だから。 ――自分に賭けることだけはやめんじゃねェぞ。 。 最後に、強く"締める"と。 少年はあっさりと絶頂に導かれた。 (+11) 2021/07/08(Thu) 1:19:31 |
【秘】 陶酔飛行 バーナード → 飢えた狗 ムルイジ/* ご機嫌ようお嬢様!ムルイジ様と墓下同士でお話ししたいな、と思ったんですが、もしかして常に繋がれている!?と考えましてその辺りの場所にこっちが何とか向かうか……も考えたのですが、バーナードも割と普段まだ繋がれてる気もしますし、いっそ2人とも今日は同じお部屋に隔離です!などの方がやりやすいでしょうか?最悪はもう謎のテレパシーを繋げるしかありませんわ! (-57) 2021/07/08(Thu) 4:31:57 |
【秘】 底知れぬ ニア → 飢えた狗 ムルイジ/*お話の途中申し訳ございませんが、我慢できずに雑にパイをシュートしました。スルーするなり煮るなり焼くなりお好きになさってください。 (-129) 2021/07/09(Fri) 9:43:56 |
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