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【秘】 点燈用 トムラビ → 軍事用 リュイも゚よも゚よとの戦い、敗北の瞬間である。 娯楽のつもりがこの結果で点燈用はうなだれた。 「くッ……リュイの腕前をもってしてモ……」 二人共ゲーム初心者であるが故の結果である。 「というか白熱しすぎて全然お悩みとか聞けてませン。 私のチョイスが悪かったようですネ。 ……まあでもリベンジしますヨ!私ハ! だっテ、悔しいですシ!なんですこのとろけタ、 なんか、変なキャラクターの顔ハ!」 ゲーム内でも゚よも゚よと呼ばれるキャラクターたちは いずれもとろ〜ん、たれ〜ん、と気の抜けた顔だ。 「あと全然発音わからないでス!」 まだ言ってる。エキサイトしている点燈用に乗ってもいいし、 別のゲームを適当に探してもいいだろう。 (-1) 2023/12/13(Wed) 22:17:50 |
【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ「ボクだって初めてだからねこれぇ!?」 何をもってして腕前があると思われたのか、という顔。 ただ、ちょっぴり悔しそうなのは 軍事用だからこその、負けず嫌いさかも。 「リベンジはボクもしたいかも…あー、えっと。 考えてたのはね、未来のことだよ。」 「イーサンにあんな風に言ったけどさ。 ボク自身、偉そうに言えるほど答えが出てる訳じゃない。 どっちかというとイーサンの言いたい事も分かっちゃう。」 「だから、何が良いんだろうって。 先が見えないなら、先を見なきゃいけない子に 譲ってあげた方が良いんだろうか、って考えちゃった。」 ぐぬぬ、とリベンジを誓いながら 悩んでいたのはそんなこと、と打ち明けた。 (-3) 2023/12/13(Wed) 22:26:47 |
【秘】 点燈用 トムラビ → 軍事用 リュイ「なんカ……反射神経とカ……強いかなっテ……?」 頑なに疑問形であったという。 「そうでしょウ!?……あァ、なるほド。 それは間違いとモ、正しいとモ、言えませんネ。 私から言えるのハ、席を譲るくらいなラ、 もう一つ席を用意すればいいのでハ?と言う事でス」 クッションの上から身体を伸ばし、 ソファに残ったクッションを引っ掴んであなたの隣に置いた。 「どーーーーセ、外の世界はろくでもなイ。 それでも灯は燈りまス。というカ、私が燈しまス。 であれバ、貴方は我儘を言う事だけ考えてれバ、 いいのでス。……いざという時の為ニ、 外部組織に訴える為の資金を貯めてあるのでス。 グレイの1、2人くらい買うのは余裕でス。 ……少々汚い金ではありますガ、 まア、知らなければ綺麗も汚いもないでしょウ」 私のへそくりが火を噴きますヨ、と微笑んだ。 「……ア、バンドッグにはヒミツでお願いしますネ」 (-4) 2023/12/13(Wed) 22:40:50 |
【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ「反射神経以前にこれ頭使うよぉ、頭。 どっちかというと処理能力だよぉ。」 咄嗟の判断と反射神経。 両方を鍛えられそう…なんて。 「…君たちって案外、強気だよね。 びっくりしちゃうくらい。でも、そっか。 なら、ボクの負け、かなぁ。」 そうまで言ってくれる貴方に 気が抜けたように笑う。 「バンドッグには秘密ね、了解。 それと、君のお金はとっておきなよ。 ボクも一銭も無い訳じゃないしさ。」 「決心がついたよ、ありがとう。」 貴方たちと、共に歩く決心を 今、改めて軍事用は抱いた。 (-5) 2023/12/13(Wed) 22:58:50 |
【秘】 点燈用 トムラビ → 軍事用 リュイ「我々旧型でもクリア出来ると証明するまでハ、 これは眠れませんネ……」 小学生みたいな徹夜ゲーム会がいずれ開かれるのかも……。 「強気なぐらいじゃないト、貴方のような方ハ、 ふにゃふにゃ躱したりするのですヨ。 イーサンの時のバンドッグを思えバ、 アレくらいしなきゃダメかと思うほどでス」 胸を張る。『どうでス、我が友バンドッグは凄ク、 そしてそれを参考にした私もすごいでしょウ。 勿論、そして決心をした我が友リュイも凄いのでス!』 口を開かなくてもそんな言葉が伝わるかのよう。 ……いや、実際そんな声が聞こえてくる……? 『ふッ……どうでス、これが私の隠し芸…… 口を完全に閉じたまマ、普通に喋る事ができル……』 なんか変な芸を見せつけただけだった。 「おヤ、そうですカ?ではへそくりは友が困った時の為、 或いハ、世話になる施設への先行投資としテ、 しばらくは隠したままにしておきましょウ。 でハ……おらッ、もよもヨ!くたばるのでス!」 そうして貴方の笑顔に微笑みを返し、ゲームに戻るのだった。 ……くたばるという表現が正しいゲームなのかは、謎だが。 (-8) 2023/12/14(Thu) 17:11:50 |
【独】 点燈用 トムラビさて、ここから出た後の事を考えておかないと。 まずは現在の職場の事を報告して、 しばらく保護してもらって、バンドッグの迎えを待つ。 その後は、施設までリュイを引きずっていかないと。 それできちんと場所が決まったらシングソンに連絡も。 シングソンと主人の感じ次第では 同じ施設に入れるよう根回しもして。 あとは、隠しておいた口座からクレジット引き出し……あ。 「そういえバ、どうやっても一人で出せないようニ、 色々手順をプロテクトしたんでしタ。 ふム。まあ必要になった時に頼みましょウ」 他には何かあったかな。出来れば防音の個室が欲しいけど。 ……残ったコード解除の時またうるさくしそうだし。 思ったよりお金使うかもしれない。 まあ、使い道ほとんどないからいいか。 「……はテ、そういえばまだ何か隠してたようナ。 現場で得たクズ鉱石がどこかにあった気ガ…… うーン……まア、見つかったラ、アクセにでもしましょウ」 伸びをひとつ。……そろそろ最後の塔を攻略しに行く頃か。 「灯は強火の大火事ではないト、カウンセリングAIにモ、 教えて差し上げなくてはネ。古いグレイとしテ…… 否、先輩としテ。誰にモ、道への灯りがあるト」 (-29) 2023/12/18(Mon) 0:39:48 |
【置】 点燈用 トムラビ「この世は地獄でス。不平等でス。くそ溜めでス。 カルナーが言った通リ、救済は遠ク、周囲は暗闇ばかりデ、 私はただ単に運が良ク、ここの方々に救われたに過ぎなイ」 この塔にいる間、振り回し続けたランタンを拭いて。 そこに繋がる鎖もまた、磨いて。 「きっト、私はもうすぐ折レ、潰れる所だっタ。 ここに来れていなけれバ、を考えるト、暗澹たる気持ちでス。 そしテ、今まさにそうなっている同胞は無数にいるのでしょウ。 ――だかラ、私は止まりませン。皆の灯になってみせまス。 今の我々のように踏み出す者ノ、一歩先の暗闇に灯を燈しましょウ。 かつての我々のように蹲る者ノ、その足元、手元に灯を燈しましょウ。 それこソ、私がしたい事。言うなれバ――私ノ、夢のひとつ」 呟いて、鎖をランタンから外した。 もう、ともしびも、トムラビも、縛られる事はないのだろう。 左手にランタンを提げて、……右手には一度は外した鎖を巻いて。 「その為に私は決しテ、忘れなイ。ヒトにされた事。 グレイがされた事。私がされた事。その全テ。 良いも悪いも全部を忘れずニ、暗闇の道を見まス。 その上デ、なるべく多くの道を照らシ、示せるよウ…… 精進せねばなりませんネ。後輩に笑われないようニ、でス」 点燈用は、部屋を出る。 電子に築かれた白夜の世界から、常夜の蔓延る地獄のような現実へ。 そうして、静かに友の迎えを待つ。灯を胸に抱きながら。 (L2) 2023/12/18(Mon) 20:02:19 公開: 2023/12/18(Mon) 20:05:00 |
【置】 点燈用 トムラビやがて、いつかの話。 ごく近い未来か、何か月も後か、じゃなきゃ何年後か、或いはもっと先。 「バンドッグ!見てくださイ!じゃじゃーン! どうでス、ライトレフトですヨ!いやいヤ、パチってませんっテ。 貴方の後任の方、どうやら猫派だったらしク。 上の『お下がり』を使うからと廃棄される所ヲ、 私が保護したのでス!……ン?何?アー、アー。 聞こえませーン。これは窃盗ではなく保護でスー」 「おヤ、リュイ。丁度いい所ニ。あれ見えますカ? ……いエ、もうちょい上ノ。そうですあそこノ。 いやハチの巣じゃナ……えっうわ本当に蜂の巣あル…… 駆除業者呼ばないト……じゃなくテ!あっチ!……そうですヨ、燕の巣でス! ……ところで珍味らしいですネ、燕の巣。 いや冗句!冗句ですっテ!ドン引きしないでくださいヨ!」 「おオ!よく来ましたネ、シングソン!待ってましたヨ。 ……貴方本当変わりませんねエ……素面でそれとハ…… まあいいでス、今日は一日付き合って貰いますヨ。 カラオケも良いかと思いましたガ、貴方の歌が聞きたイ。 ですのデ、沢山聞かせてくださイ。一日かけてでス。 ……シングソン、ちょっとあっち向いててくださイ。 ……なんかわかんないけど恥ずかしいからでス!はヨ!」 他人を照らすばかりでは、この黒い身体は影に溶けてしまうけど。 そんな影すら照らしてくれた、大切な灯に感謝と、愛を。 ずっと大好きな皆に、少しでも暖かさを返せるように。 「貴方達の行く道に、灯を燈しまス!」 (L3) 2023/12/18(Mon) 20:04:05 公開: 2023/12/18(Mon) 20:05:00 |
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