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【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 見習い少女 アンゼリカ ミズチはアンゼリカを探していた。忘れ物と思しきリボンを拾ったのだ。>>a3 気付かれずに放置されたままだった理由は杞憂であればいい。政府に連れて行かれたらしいアンゼリカのことを、ノアベルトは何らかの形で調査したはずだ。可能ならば、現状の緩和も試みただろう。 ミズチはアンゼリカと目立った交流があったわけでないが、ノアベルトを慕うあなたの様子は日々目にしていたし、彼からあなたの話を聞くこともあった。アンゼリカのことを全く知らないわけではない。 秘密裏にアンゼリカが連行されて以降姿は見ていなかったが、居場所や現状は聞こえてきた。薬や食料を衣嚢に収めて彼女のもとへ向かう。どんな状態でも不要にはなるまい。 さて、あなたは今どこで何をしているだろう? (-21) 2021/12/12(Sun) 22:09:18 |
【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 錆鉄御納戸 ミズチ「……!」 酒場から出てきたところで、あなたは鎧を着た衛兵に囲まれているアンゼリカを目撃するだろう。尋問を終えてまたどこかに連れられるところだろうか。 抵抗を試みているようだが、うまくいっていない。 アンゼリカはあなたを視認すると、はっと目を見開いてぱくぱくと口を開く。 「(た、す、け、て)」、と読み取れるだろう。 (-23) 2021/12/12(Sun) 22:26:57 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 見習い少女 アンゼリカ あなたのその動作を切っ掛けに衛兵に認識される前に、ミズチは姿を消した。それからすぐに何かがあるわけではなかったが、彼があなたを見捨てて去ったとは思わなかっただろう。 もう少し酒場から離れた場所へ移動した頃、衛兵たちは一斉に意識を失った。神経毒だ。己に意識を向けていない相手の鎧の隙間に千本を刺し入れることは、ミズチにとって赤子の手をひねるようなものである。 (-26) 2021/12/12(Sun) 22:58:47 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 見習い少女 アンゼリカ 手早く目覚めた後のための工作や証拠隠滅を済ませ、衣嚢から取り出した布をあなたに被せた。すっぽりと全身を覆う、フード付きの外套だ。 「認識をずらす系統の魔術のかかった品だ。歩けるか? 難しいなら持ち運ぶ」 機動力は下がるが、少女一人を運べない程になるわけではない。兎角この場から去ることが最優先だった。 (-27) 2021/12/12(Sun) 22:59:09 |
【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 錆鉄御納戸 ミズチ「すっ…、すごい…あ、ありがとう、ございます……。 歩けなくはないけど…少し、肩を貸してほしい、かも…。」 あなたの鮮やかな手さばきを目の当たりにして、思わす声が漏れる。見たことのない戦術、これがベテランか……。 「逃げ出したところを見つかって、捕まってしまって…。 あ……あの、わたしは大丈夫なんです、 でも……ノアベルトせんせは、無事ですか?」 アンゼリカの首には首輪が取り付けられており、身体のあちこちに痣と傷ができている。肩で息をしながら、早く酒場に戻らなくては……と呟く。 (-31) 2021/12/12(Sun) 23:45:00 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 見習い少女 アンゼリカ「……肩を貸すのは構わないが。お前は、身を隠した方が良いのではないか? 誰ぞに知らせたいことがあるのなら小生が代わりに言伝てよう」 「どうしてもアンゼリカが向かわなければならない理由があるのなら……酒場の近くまでは共にして、あとは小生は身を潜めて一時的に護衛をするという形で手を打ってはくれないか。短時間であれば小生でも真似事は可能だと思う」 逆に言えば、姿を現すのが長時間になれば護衛と名乗るに足る働きをすることは難しくなるだろうと言っている。 「ノアベルトは姿がない」 そう告げて、リボンを差し出した。あなたのものだ。あなたがリボンを失くした場所に心当たりがあるのなら、あなたのことを気にしなかったはずがないノアベルトが拾っていないわけがないとミズチは考えている。つまり、無事ではない可能性が高いと。 人々の声からするに、それは可能性ではなく確定事項と言えるものだったが、それを言葉にすることは憚られた。 (-34) 2021/12/13(Mon) 0:25:38 |
【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 錆鉄御納戸 ミズチ「身を隠したい……。本当は、そうなんですけど……。」 あなたからリボンを差し出され、師匠の不在を察知する。 恐る恐る受け取って、小さな手でぎゅっと握り締めた。 「ああ…………せんせぇ、そんな……! やっぱりわたし、戻らなきゃ。わたし、革命派のひとに 『見せしめ』だ……って、そう言われたの。 だから皆の前に出て行って…良い子のふりしなきゃ。」 徐々に涙声になっていく。 「護衛、ありがとうございます、でも……見せしめだから、 むしろ石でも投げられてたほうがいいの……。 私が皆の前で良い子にしてないと、せんせが……! ノアせんせが、もっとひどい目に遭うかもしれない……! わがまま言って、ごめんなさい……!」 両手で目を覆ってわっと泣き出す。 もちろん自分一人の振る舞いが他の者の処遇に影響する可能性なんてほぼ見込めないだろうことはアンゼリカにもよく分かっている。 それでも、師匠や酒場の顔馴染み達の被害が大きくなるのをどうしても避けたいのだ。 (-44) 2021/12/13(Mon) 1:29:03 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 見習い少女 アンゼリカ そんな気配はすぐに失せる。 「お前がそう言うのなら、それで構わない。そのつもりなら部屋に戻れはするな? 差し入れようと思っていた治療薬や食料はお前の部屋に置いておく」 女の子の部屋に入りますよって言ったねぇミズチくん。やましい気持ちは一切ないです。本人はとても真剣です。 「お前の身は潔白であるが、そうだな、お前の相手を見極める力は確かに革命派から見れば厄介だろう。無力化に近い状態にしておくことは理にかなっている」 (-49) 2021/12/13(Mon) 2:32:22 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 見習い少女 アンゼリカ ふ、と息を吐く音がした。安心させるように、空気が緩むように。わらったつもりだ。 「酒場の近くまででいいな? その外套は好きにしてくれていい。小生にとっては使い捨ての品だ」 そうしてあなたに肩を貸し、酒場への道を共にすることになっただろう。 /* 御機嫌よう、骨噛み骸糾問です。死霊の声を聞いて、アンゼリカの役職が賢者であることがわかっています。PLはそれが特殊能力故かか飛び抜けた調査能力故かはわからないけど、ミズチは理解している感じです。 外套に関しては、被っていると「人がそこにいることはわかるが、それが誰かということには意識が行かない」感じの品です。好きにしちゃってください! (-50) 2021/12/13(Mon) 2:33:38 |
【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 錆鉄御納戸 ミズチ「ミズチさん…………! わたしの得意なことが分かるんですね? 本当に、ありがとう……。わたし、がんばります、 この密告制度が終わるまで、負けません……!」 外套の裾をぐっと握り締め、あなたに何度もお礼を言いながら、酒場への道を急いだ。 /* 骸糾問さんだ!そういうことだったのか!恩人……ありがとうございます…… 薬や外套の効果のおかげでアンゼリカはなんとか持ちこたえられることでしょう……。 (-78) 2021/12/13(Mon) 12:10:46 |
【墓】 見習い少女 アンゼリカ首輪を付け、傷と痣が目立つ体で酒場に駆け込んできたアンゼリカは、酒場の群衆のざわつきとどこからか聞こえてくる噂から、師匠の身によくないことがあったのではないかと予感する。彼に何があったかは、知る由もない。 「せ……せんせ……。ノアせんせ、どこ……。」 必死に辺りを見回すも、当然その姿はない。 よろよろとその場にへたり込み、誰にも聞こえないような声で呟く。 「やめて……。もうこれ以上、わたしの…… 大切な人を、傷付けないで……。」 (+12) 2021/12/13(Mon) 12:43:14 |
アンゼリカは、「わたし良い子にしてますから」、とお祈りをしている。その対象は神様ではないのだろう。 (c3) 2021/12/13(Mon) 12:47:09 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 見習い少女 アンゼリカ階上から降りてきて、いつもの席に歩いていく。 その最中、貴女の周囲にさりげなく人垣が出来る。 いずれもスカリオーネの部下達。 そして近くを通る巨漢が立ち止まり呟いた。 「……起きた詳細は知らん。 が、ノアはあの程度でどうにかなる男ではない。 安心しろ、とは言わないが――」 聖なる薬草を漬けたポーションの瓶を ポケットから取り出して祈る貴女の手元に忍ばせる。 「奴が戻ってきた時には、もう少しまともな顔で迎えてやれ」 そう言って、歩いていく。 人垣も少し様子を見て散って行くだろう。 (-86) 2021/12/13(Mon) 13:08:07 |
【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 骸狩り スカリオーネ気づかない内に出来ていた人垣に少しぎょっとするも、あなたの姿を認めるとほっと胸をなでおろす。 「は……っ、はい……。 信じます、せんせはきっと帰ってくるって……。」 ポーションを渡されると、慌てた表情であなたを見つめた。 「そんな……。こないだのハンカチのお礼だって、 まだ出来ていません……! な、何かお返しできること、ありませんか――」 去っていくあなたの背中に向かって声を掛ける。 無視してもいいし返答してやってもいいが、どちらにせよアンゼリカには、あなたを追いかけて引き止める度胸は無いようだった。 (-89) 2021/12/13(Mon) 14:22:59 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 見習い少女 アンゼリカ遠くもない席に着いて視線をひとつ。 頑丈な木製椅子は軋みも上げない。 「傷ついた 子供 ……人間を酷使する趣味はない。……どうしても礼を、というなら貸しにしておく。 いずれ何かで返して貰う」 そう残して届いた酒とツマミにひとり、目を向けた。 ――今日は、懐刀の音がしないようだった。 (-91) 2021/12/13(Mon) 14:49:14 |
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