情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 Dope キエ>>58 ヴェルクさん 足が震えた。 立っているのが精一杯だったこの身体は、既にだいぶ熱を失いかけているのだろう。 貴方の手が随分熱いと感じるほどに。 やってみろ、と言われたからには、そりゃやってやろうという気はある。 しかし不思議なことで、指も手も全然動いてくれない。 それも次第に難しくなって、ゆっくりと貴方に向けて重心が傾いていく。 歌はまだ続いている。 効果は、もうかけらほどしか込められていない。 衝動が高揚に、高揚がわくわくに、わくわくはちょっと気を引く程度に。 それでも後を引く持続力はあって。それは対象の気力次第。 浅い息で、冷たい身体で、踠きようもなく踠く。 殺したい、殺したい、壊したいなぁ、苦しいんだろうな、 傷付けたくないな。 >>59 レヴァティさん そんなことを思っていたら、貴方の大きな声が聞こえた。 同時に、何かがヴェルクの頭に当たったのも感じとった。 なんとか重たい頭を動かして、突きつけられたものを見る。 [▽] (60) 2022/06/23(Thu) 3:08:54 |
キエは、反応できない。聞こえた無邪気な大声にも、自分とヴェルクを引き剥がす動きにも、……自分を包む動きにも。 (a17) 2022/06/23(Thu) 5:06:13 |
キエは、……痛い。痛いけど、呻き声ひとつあげずに大人しくしている。 (a18) 2022/06/23(Thu) 5:06:59 |
キエは、何もできない。 (a19) 2022/06/23(Thu) 5:07:16 |
【秘】 害獣 シャト・フィー → Dope キエ【5日目、地底廃教会】 賑やかな声の残響が落ち着いた頃、空の色彩がそっと夕べに移り変わるようにその調べは紡がれ始めたのだろう。 ゆるやかに空間を包む、子守唄。遊び疲れた子供達に、そっと毛布を掛けるような。 いつしか、そっと目を閉じていた。 思い出したのは、個が曖昧になる程に近しかった、“ボクたち”のこと。 沢山駆け回って、お腹いっぱいになって、狭くもない部屋の中なのにぎゅうぎゅうにくっついて眠った、その体温。 だけど、 寂し かったり悲し かったりは今は呼び起こされなくて。ただ、 あったかかったなぁ って、温もりの記憶を胸に抱いた。やがて、その旋律の最後の一音が、高い天井に吸い込まれた後。 眠ってしまったかのように、随分と長いこと、瞑目したまま沈黙していて。 それから、静かに口を開いた。 「キエ、あのね。ボク、このおうた、すき。 おぼえたいな。」 (-4) 2022/06/23(Thu) 13:12:12 |
【秘】 Dope キエ → 害獣 シャト・フィー【地底廃教会】 ずっとずっと昔に聞いた歌。 いつも が歌ってくれた歌。 歌に自信はあるけれど、この歌だけはきっと には敵わなくて、それがなんだか心地よくて。 だから、好きで歌っている。貴方が目を閉じていても、途中でそれを止めることはない。 尾を引くような、余韻を残す癖。そうして歌を終えてもじっとしている貴方に、よもや寝てしまったかとも思ったが。 「……よかった。一番好きな歌です。 貴方に大切な人ができたら、歌ってあげてください」 そうして、貴方に歌を教え始めるだろう。 ゆっくりと、少しずつ。 (-7) 2022/06/23(Thu) 14:20:19 |
【秘】 害獣 シャト・フィー → Dope キエ【地底廃教会】 「たいせつな、ヒト? ん、わかった。」 大切な人が出来る、ってのはよくわかんない。 けど、なんだか……この歌を誰かのために歌ってあげたいってなるのは、大事なことの気がして、神妙に頷いた。 歌うこと初心者の獣にとっては、きっと遊び歌より旋律的な調べは少し難しくて。 だけど言葉の配置がゆっくりなぶん、覚えるのはさっきより早かったかも。 それで、覚えたら、一回、通して歌う。 さっきみたいに、 あったかい 記憶をそっと抱き締めるみたいに。貴方の声より随分細くて、ところどころひっくり返ったり、調子を外したり下かもしれないけど。 それでも、丁寧に、ていねいに。 (-9) 2022/06/23(Thu) 14:40:29 |
【鳴】 Dope キエ「レヴァティ、さん」 「ね、離してくださいな」 「大丈夫ですよ、ありがとうございます」 「私を向こうに行かせてください」 「すぐ戻ってきますからね」 ……何故笑っているのか、聞かれたっけか。 笑っている方が、やりやすいでしょう? 貴方たちは悪くないんです。私が自分勝手なだけで。 (=2) 2022/06/23(Thu) 15:17:36 |
【秘】 Dope キエ → 害獣 シャト・フィーわかった、のその一言がどれだけ安心するか。 出来るかどうかはわからない、けれど。 遊び歌を教えたときのように、詰まれば横から口を出して。 それでもさっきよりゆっくり、丁寧に。 覚えが早い、とまた褒めて。 通して歌われる一回を、よく耳を傾けて静かに聞く。 ひっくり返ったってズレたって、丁寧さも真剣さもしっかり伝わるもので。 「……上手ですね」 あなたの歌を、そう評した。 (-12) 2022/06/23(Thu) 15:38:25 |
【秘】 害獣 シャト・フィー → Dope キエ褒められれば一転、先程までの真剣な表情は吹っ飛んで、ぱぁっと嬉しそうに咲く。 「じょうず? えへへ!」 客観なんてまだ出来ないから、好きな歌を歌えるようになって、それを貴方に褒められたのが嬉しくて堪らないのだ。 軽やかな笑い声が、再び空間を賑やかすだろう。 それで、2曲を教えて貰って満足……とはいかずに。 だって幼獣は体力が有り余ってるし、色々知るのが楽しくて堪らないものだから。 ほかにもおしえて!とか。そのうち慣れてくれば、こんなのもある?とか。 なかなか貴方を解放しようとはせずに、それから何曲も聴きたがってねだったの……かも。 (-15) 2022/06/23(Thu) 16:29:16 |
【秘】 Dope キエ → 害獣 シャト・フィー世辞でもなんでもなく、好ましいと思ったので褒めた。 ので、素直に喜ぶ貴方の様子が微笑ましくて仕方ない。 ちり、と胸を焦がすような衝動は、見て見ぬ振りをして握り潰しながら。 その後強請られるがままに教え、歌い、楽しく過ごしていたが。 やっぱり子どもじみたその体力に完全についていくことは叶わず。 声が出なくなったらお開き。 それでもずーっと、楽しげに笑っていただろう。 (-19) 2022/06/23(Thu) 18:41:46 |
【鳴】 Dope キエ「ありがとう、ございます」 振り絞った力の半分を、一度貴方を抱きしめるために使う。 貴方は悪くない、沢山頑張った。 だからあとは私に任せてね。 ごめんを言うのは私の方だが、それは最後まで伏せておいた。 そして、貴方の腕の中から、するりとすり抜けていく。 べったりと残る血の跡に乗る力は、やっぱり何もないまま。 (=4) 2022/06/23(Thu) 21:28:34 |
【魂】 Dope キエ「レヴァティさんを、よろしく、お願いします」 「すぐ、もどります、ので」 こぷ、こぷ、と口からあぶくの弾けるような音と共に、貴方に最期の言葉を告げた。 (_3) 2022/06/23(Thu) 21:35:03 |
【独】 Dope キエ私は、自分勝手な男です。 私は、決して神聖な人物ではないのです。 人は救われる為に祈る。 人は己の為に祈る。 人は身勝手を神に押し付け、話し相手を欲して神に語り、どうにもならない痛苦を喘ぐように神に祈る。 私は自分勝手な男だ。 人のことなど解ろうとしないが。 何故、私は自らこの胸を刺されに行けたのだろうか。 何故、最期に、出来るだけ誰も傷付かないようにと祈ったのだろうか。 神頼みなど、何の意味もないのに。 ーー理解できるだろうか、今からでも。 他人も、……自分も。 (-41) 2022/06/24(Fri) 23:30:54 |
キエは、やがて、呼吸を再開する。 (a31) 2022/06/24(Fri) 23:31:14 |
【人】 Dope キエ>>103 声がぐずぐずしている気がします 貴方の声の調子にぎょっとして、できるだけ急いで蘇生装置のハッチを開けた。 ちょっともたもたはしたが。 「ずっと待っててくださったんですか?じゃあ、お待たせしてしまいましたね……すぐのつもりだったんですよ」 もうどこにも傷はない。血の気もちゃんとある。 声だってちゃんと出ている。 生きている。 >>104 下がる貴方 レヴァティから視線をその後ろに。 彼がずっと待っていられたなら、きっと貴方は彼を殺さなかったんだろう。 どうして下がるのか、その動揺の色の意味は、解らない。 ……分からない、んだけれど。 「………生き返ってしまいました、ヴェルクさん」 へら、と笑う。いつものにこやかさよりは、やや眉を下げつつ。 そのまま、ゆっくりと装置から足を踏み出して。 「お待たせして申し訳ありません」 (105) 2022/06/25(Sat) 2:13:17 |
【人】 Dope キエ>>106 本当ですか? 「あぁ、擦っちゃだめですよ、痛くなっちゃいますからね」 立ち位置を交換する様子を見て、装置から出た状態のままで立ち止まった。 きっと、彼らの中で何かあるんだろう。 自分は受け取り、受け止める側だ。今それに間違いはないだろう。 >>107 ヴェルクさん そんな貴方の様子は初めて見た。だから、 ……いや、今までだって、 貴方がどんな思いでいるのかわからない。今までで一番楽しくなさそうな顔だ。でも、なんとなく、今までで一番自然だなと感じた。 彷徨う目は、懺悔でもしにくる人々の声のように揺れている。 急かしもせず、かといって目を離しもせず。 だから、見つめてくる貴方の目を真っ直ぐに見返していただろう。蕩けるように、ゆっくりと目を細めて。 貴方の手が、少しだけ触れた。 お互いに生きた温度。 「……ただいま戻りました」 貴方が何にも言わないから、私から言っちゃおう。 むずむずと口が耐えきれず笑みに歪んで、ころころと笑いながら。 (108) 2022/06/25(Sat) 3:07:52 |
【人】 ただのひと キエ>>112 >>113 おかえりの言葉も、じんわり感じる体温も心地よい。 涙が出そうなほど幸せで、幸せは苦しくて、幸せは壊したく、私は苦しみたい。 ……でも、なんだろう。この二人との関係は……壊さなくてよかったなと思う。 二人の顔を見て、はっきりとそう思うのだ。 「あぁ、だから目はーー……行ってしまいました」 先に部屋を出ていくレヴァティを見送り、ぽつりと。 その後、まだくっついたままの身体を、名残惜しそうにのんびりと離し。 「……無礼講ももうすぐ終わっちゃいますからね。 私達も行きましょうか、ヴェルクさん」 また拘束が戻っても、またエリアが離れてしまっても、ちゃんと思い出を噛み締められるように。 これからを耐えられるように。遊ばないと。 (114) 2022/06/25(Sat) 22:38:59 |
【人】 ただのひと キエ「あっ、えっ?」 名指しで呼ばれたことに結構びっくり、しつつ。 騒ぐ準備なんてしてたんだなぁ、とも思いつつ。 何が行われるのかは全く知らないが、とりあえず バカデカ騒音アナウンス 声の聞こえる方向に近づいていく。多分そのうち、トレーニングルーム前に現れる、はず。 (117) 2022/06/26(Sun) 0:22:43 |
キエは、ハンバーグ食べれるかな私、となった。 (a48) 2022/06/26(Sun) 4:47:03 |
キエは、デカデカフロランタンに慄いている。 (a61) 2022/06/26(Sun) 17:35:20 |
キエは、たすけて。 (a63) 2022/06/26(Sun) 18:50:04 |
キエは、フロランタンも、小さいひとかけくらいならもらうかも。 (a65) 2022/06/26(Sun) 20:10:14 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新