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【人】 カウンセラー サダルなーんて理由は、当然ない。 紅茶派に珈琲を強いる親友なんて。 何がしたかったの?って聞かれても、 僕だって答えられないよ。 第一、親友とかいないしね。僕。 単にね。そのうち好きになるかもねって。 その程度の気持ちなんだよ。 (187) 2022/07/10(Sun) 13:39:50 |
【人】 カウンセラー サダル[ 再び顔を上げれば、 さして引っ張ることなくネタ晴らし。 人の思考が常に合理的であるとは限らない。 その行為に意味があると信じて求めるのは、 疲労を招くだけかもしれない。 これは、そういう手の抜き方もあるんだって。 いつものようにふんわりとした話だ。 ]* (188) 2022/07/10(Sun) 13:39:54 |
【人】 カウンセラー サダル─ カウンセリングルーム ─ [ 今日もゲイザーに感謝をささげて。 美味しいタダ飯を頂いた後。>>28 思いがけない料金の取りたてに 僕は驚愕することとなる。 この頃には部屋を訪れる人も、 固定されていた。 大半が退屈を殺そうと試みる輩か、 気分転換のための雑談相手を求めたりの。 しかし目の前の男は、おそらく そのどちらにも当てはまらない。>>131 とどのつまり、これはあれですか。 お悩み相談。 …… しご、と??? ] (191) 2022/07/10(Sun) 14:46:45 |
【人】 カウンセラー サダルおっと、ごめん。ごめん。 精神が家出してた。 もちろん大丈夫だよ。 アマノは珈琲と紅茶どちらがいい? [ 現実を受け止めた後。 常連には馴染んだ2択を預けてから 彼に着席を促した。 ] (192) 2022/07/10(Sun) 14:46:49 |
【人】 カウンセラー サダル[ リクエストに応えれ貰えれば 湯気の立てたカップと共に。 お茶菓子はペロペロキャンディsweetにした。 アマノの前に並べれば、 自身も体面に腰を掛け、話を聞く姿勢を作る。 ] …… そうだね。 (193) 2022/07/10(Sun) 14:46:54 |
【人】 カウンセラー サダル[ 親友どころか友達の有無さえ怪しい僕。>>187 勝手に似たような印象を受けていた彼は どうやら微生物以外にも気に掛ける存在が いたらしい。 アレ。この船でボッチなのは僕だけなのでは? なんて思ってないよ。 心を配る相手がいるのは喜ばしいことだからね。 本当だよ。 ] (194) 2022/07/10(Sun) 14:47:18 |
【人】 カウンセラー サダルまず解決策に手を伸ばさない理由。 それは単純に解決策がわからない場合だ。 とんでもない一部の天才を除いて。 たいていの人は、成功体験を頼りに それが解決法であると結論付ける。 勿論一人の一生で得られる経験は限られる。 だから他者の経験から学ぶことで、 自身が納得いく解決策を選び取るのが一般的だ。 説得力のある解決策を与えてあげる。 シンプルな方法だね。 指針が示されればやる気も出るかもしれない。 (195) 2022/07/10(Sun) 14:47:43 |
【人】 カウンセラー サダル[ これで納得を得られればいい。 しかし彼の表情や口ぶりから抱く印象。 求める答えが明白なら、 アマノはこの部屋を尋ねなかっただろう。 だから早々に持論を引っ込めた後。 一拍挟むと、じっと射抜くように、 硝子越しにアマノの瞳を見つめる。 ] もうひとつの答えはね。 君は声をかけるべきではない 。 (196) 2022/07/10(Sun) 14:48:25 |
【人】 カウンセラー サダル星間交流が当然となった時代でも。 残念ながらすべてを解決する 魔法の言葉は存在しない。 解決策を望まないのは、 解決を望んでいない可能性もある。 なら君にできることは、 君が解決するための理由になってあげることだ。 ただこれは全くもってお勧めしない。 単純に、君の負担が多すぎる。 (197) 2022/07/10(Sun) 14:48:38 |
【人】 カウンセラー サダル人は突き落とされた時より。 一度伸ばされた手を離された時の方が、 深い絶望を抱くという。 その問題に関わり続ける覚悟がない限り そもそも君は手を伸ばすべきではないんだ。 何もしないことがきまり悪いなら その人を連れてきて、カウンセリングルームに ぶち込めばいい。 僕は責任もって最後まで付き合うよ。 …… それが、仕事だからね。 (198) 2022/07/10(Sun) 14:49:10 |
【人】 カウンセラー サダル君ができる最も簡易で妥当な解決策は、 他人のままでいることだ。 そこに罪悪感は必要ない。 中途半端に手を伸ばすと。 アマノも一緒にすぶずぶ沈んでしまうかもよ。 [ どう?お気に召す答えはあった? ふっと笑みを零すと。 柔らかな口調で、おどけたような雰囲気を作る。 気付いたかもしれないけど。 僕が語った大半は、沈んでいる誰かではなく この部屋を訪れた患者である君を守る方法。 これからも君達に、 特筆なしでいてもらうための。 ]* (199) 2022/07/10(Sun) 14:49:58 |
【人】 カウンセラー サダルおや。珍しいね。 [ いつもとは違う形を作った唇。>>135 カップを用意する手を止める。 すぐに手慣れた様子で作業を再開し。 やがて漂う香りは ─── 紅茶。 ] カフェインの量はね。茶葉の抽出法によって 大きく左右されるんだ。 今日の紅茶はいつもよりカフェインが多いよ。 [ ただカフェイン中毒という言葉もあるし チャンドラには内緒ね。 囁くような秘め事。 更に自身の唇へ人差し指を当てて閉じ込める。 ] (206) 2022/07/10(Sun) 16:00:06 |
【人】 カウンセラー サダル珈琲はね。 スピカが珈琲が飲みたいと思ったら いつでも淹れるよ。 [ お茶菓子に選ばれたのはクエコチsweetでした。 鼻を掠める香りは、普段より深みを帯びる。 それ以外は、目にも耳にも馴染んだ光景。 観測を仕事に選んだ彼女。 真っすぐに前を見て知覚する姿は、 一種の高潔さを感じさせるかもしれない。 見ることは容易くとも。 見続けることは努力を伴うから。 ] (207) 2022/07/10(Sun) 16:00:37 |
【人】 カウンセラー サダル僕はね。観察はともかくとして。 観測を生業にしているわけではない。 それでも君の話を聞くことで。 見えないものを見ることもできる。 [ 喉を潤せば話を再開する。 僕の仕事は話すよりは聞く方に重きを置く。 それでも茶目っ気のように 自身の主張を落とし込むこともある。 この日のこれも、その一端で。 ] (208) 2022/07/10(Sun) 16:01:31 |
【人】 カウンセラー サダルスピカは、優しいね。 [ 観測した一つの認知。 寄る辺を主観に頼った、客観性に欠ける。 事実と確定するには烏滸がましい。 そんな一つの結論を、 僕は紅いお茶に落として混ぜ込んだ。 ]** (209) 2022/07/10(Sun) 16:02:40 |
【人】 カウンセラー サダルコー茶だねー。 了解―。 [ 僕は確かに客人が飲み物でもてなすけど。 プロではないから、淹れ方にそこまで こだわりがあるわけではない。 カップも温めないし、 茶葉を蒸らす時間は体感だ。 何が言いたいかというと。 出来上がった紅茶が75点を下回っても 許してほしい。>>211 でも君がペロペロキャンディ君を無視した件は 許さないよ。 ] (260) 2022/07/10(Sun) 21:10:05 |
【人】 カウンセラー サダル[ いくつかの結論を作った後。 彼の口から静かに語られた言葉。>>212 おそらく僕に向けられたものではなく 彼自身の考えを整理するのに必要なのだろう。 なら僕も邪魔しない。 黙って自己採点90点の珈琲をすする。 やがて結論が出たようなら。 どういたしましてと笑みを深める。 君の研究がもたらす発展に比べれば。 僕の役割なんて、微々たるものだけど。 ] (261) 2022/07/10(Sun) 21:10:08 |
【人】 カウンセラー サダル…… そっか。 君さえよかったらまた遊びに来てね。 お茶とお菓子を用意しておくから。 [ 去り際の笑顔。 彼の出した答えを知れば、 僕は思わず目を見張った。 どうやらアマノという人物は、 カルテが示すより、ずっと情に厚く 強い人間だったらしい。 だってそれって 一番面倒くさいやつだからね。 迷いのない瞳。 なるほど。君は僕の患者ではないようなので。 別の言葉で再びを望んだら。 ] (262) 2022/07/10(Sun) 21:11:15 |
【人】 カウンセラー サダル本当にこの船のクルーは優秀だね。 書類整理だけではなく。 船員同士でメンタルケアも行ってくれる。 いやいや。 帰還したら本格的に僕は解雇かもしれないな。 [ 再び人気を失ったカウンセリングルーム内。 閉じた扉に向けて苦笑する。 …… ただね。 それでもまぁいいかなって思うくらいには。 君の答えは清々しかったよ。 アマノ・ヒロミ。 ]** (263) 2022/07/10(Sun) 21:11:31 |
【人】 カウンセラー サダル─ スピカと ─ [ 見慣れぬ菓子はスピカのお気に召したようだ。 良かった。 僕も何だろうこれって首を傾げていたから。 ] …… 今のは、僕≠ノ向けての言葉? [ 協調性を大事にしているように見える 彼女にしては強い言葉。>>226 若干の驚きと共に、瞳を瞬かせる。 肯定されたなら、ごめんねって謝罪して。 君は自分を優しい人間ではないと思うの? そんなふうに、尋ねただろう。 ] (266) 2022/07/10(Sun) 21:27:38 |
【人】 カウンセラー サダル[ 数年前に船を降りた優秀なクルー。 もしもこの場で名前が出てくることがあれば 嗚呼と、思い当たる顔が浮かんだだろう。 何故なら彼女は、 サダルのカウンセリングを受けた後に この船を降りたのだから。 ]* (267) 2022/07/10(Sun) 21:27:43 |
【人】 カウンセラー サダル─ルヴァと─ [ 責任も発展もない保留同士の会話。>>232 終始気楽なままに終わっただろう。 ] そうだね。思いついたら教えるよ。 それは明日かもしれないし。 100年後かもしれないけどね。 [ ルヴァも思いついても思いつかなくても。 いつでも遊びに来てね。 そんな流れで、話題は君の嗜好に移る。 結果カウンセリングルームには、 甘味料が常備されることになるだろう。 ] (277) 2022/07/10(Sun) 22:03:35 |
【人】 カウンセラー サダル[ 賭け事に関しては、単純に運がない。 カウンティング、フォールスディール等 この辺りは嗜みだけど。 ] いざという時の二択。 僕が落したトーストは、必ずバターを塗った面を 床に向けて着地するんだよ。 [ ダイス勝負なら、その辺りは顕著だから。 時にはそんな話をしたこともあるかもしれない。 賭け事において僕はいい鴨なんじゃないかな。 ] (278) 2022/07/10(Sun) 22:03:51 |
【人】 カウンセラー サダルだから僕は選択しないですむように。 なるべく100%を掴める状況を、 作れるような生き方を心掛けているよ。 まあ、それを失敗すると負けるんだけどね。 [ それは、いつか行われたカード勝負でのこと。 降参。と僕は苦く笑った後。 掲げた手のひらからJOKERと書かれた手札を、 はらり、テーブルの上に落とした。 ]** (279) 2022/07/10(Sun) 22:03:59 |
カウンセラー サダルは、メモを貼った。 (a76) 2022/07/10(Sun) 22:14:19 |
カウンセラー サダルは、メモを貼った。 (a77) 2022/07/10(Sun) 22:16:10 |
【人】 カウンセラー サダル…… ちょっと待っててね。 [ つい探るような目線になってしまった。 スピカは気付いただろうか? 席を立ち、備え付けの簡易キッチンへ。 殆ど間を置かず戻ってきたサダルの手。 水の入ったコップの中で、 カランと氷が音を立てた。 ] (286) 2022/07/10(Sun) 22:48:02 |
【人】 カウンセラー サダルはい、お水。 冷たいのも美味しいよ。 [ 僕はたいてい温かい飲み物を出す。 その方がリラックスして話せるから。 ただ感情が昂ったように見えたから。 冷感刺激を加えて脳に落ち着きを促そうと試みて。 にこっと浮かべた笑みと共に、 紅茶の隣に水を並べた。 ] …… スピカは、 ううん。そうか。 (287) 2022/07/10(Sun) 22:48:08 |
【人】 カウンセラー サダル[ 多少なりとも落ち着いたようならば。 スピカの口から出た名前。 聞いた瞬間、開きかけた唇を閉じた。 前後の会話を繋げれば。 確認せずとも、 おおよその状況は察せたと思うから。 あのね、と別の言葉を紡ぎながら。 スピカの評価を改める。 なるほど。彼女は優しいというよりは、 優しすぎるんだ。 ] (288) 2022/07/10(Sun) 22:48:13 |
【人】 カウンセラー サダル[ 適性検査の結果も示している。 元より長い航海に耐えられる人ではなかった。 そこまでは守秘義務があるから言わないけど。 その代わり。 繰り返し、何度でも伝えるのは。 スピカ。君は何も悪くないということ。 もしも誰かに責任を取らせたいのなら。 それは僕にするのをお勧めするよ。 ]** (290) 2022/07/10(Sun) 22:48:23 |
(a79) 2022/07/10(Sun) 22:53:52 |
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