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【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡俺が欲しいのは年相応なやつ! [彼はよく冗談を言う。 この部屋に通うようになって知った事だ。 ふざけて変な呼び方をするのもそう。 誰にでも優しく丁寧な会社での姿からは 想像も出来ない砕けた態度が俺を益々惹きつける。 それに反応する俺を向ける笑顔も好きだった。 楽しくて楽しくて、幸せな気分だ。 けど彼のジョークを全部拾うのは難しい。 たまにホントか嘘か判断出来ない事を言うから。] (-73) 2020/10/29(Thu) 0:21:19 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[子供みたいに追いやられて洗面台に向かい クリスマスに会う相手がいるのかってちょっと落ち込む。 それならパーティに行くのもいいかも知れない。 サンタどころかドラァグクイーンに扮して遊んだら 少なくとも彼の事を考えずにクリスマスを過ごせるかも――] 聡さん! 一人でケーキ食べるんですか? クリスマスなのに?! [聞き流していた言葉が頭の中で再生されて 聞き間違いじゃないのか確認したくて慌てて手を拭き ドタドタと転がるようにして相手の元に戻った。 ちなみに嫌味とかではない。確認だ。 だって本当に思いもしなかったのだ。 クリスマスに一人でケーキとチキン食べる人がいるなんて。 いや、そんなの他人の自由だけど。 本当だったら会う相手はいないって事だろうか。 俺が思っているような相手は。 寄ると良いとも言われていたけれど、 それを思い出すのはもっと先だっただろう。]* (-74) 2020/10/29(Thu) 0:21:40 |
【独】 サラリーマン 御門 涼司/* 中の人は一人クリスマスもバレンタインもします。 一人だろうが誰かと一緒だろうが好きな時にケーキ食べたらいいよ! (-75) 2020/10/29(Thu) 0:22:37 |
【独】 サラリーマン 御門 涼司/* これ買い物まで進めていいのか分からんけどちょっと早回しせんと エピで地獄見る気がするな。 買い物デートとクリスマスは確定でしょ… (-76) 2020/10/29(Thu) 0:40:08 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[聞きたいのはそこじゃない。 もう一度聞き直そうとしたけれど餃子に阻まれた。 給餌のようなつまみ食いには身体が慣れていて あーん♪なんて色気もなくいつも食い付いている。 けどさすがに餃子は食い付く気になれなかった。 表面が冷めていそうでも中が熱いのは想像に易い。 口を開けるのを戸惑っていたら 唇に押し付けられたので仕方なく口を開けた。 噛むと当然熱い肉汁が出てきて地獄を見た。 上を向いてはふはふと蒸気を逃がしながら咀嚼する。 結局のところ、誰かと会う予定なのか。 それとも一人で過ごすのか。 それが一番肝心なところなんですけど!] (-81) 2020/10/29(Thu) 2:13:37 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[この人、俺がいる前提で話してんだ。 クリスマスの予定に俺が最初から組み込まれてるんだ。 いつも何もしないで終わるのに、 今年は俺がいるからチキンとケーキ買おうかって考えて シュトーレンを多めに買おうかって算段してるんだ。 え。嘘だろ。まだ何の約束もしてないのに。 一緒に過ごしてもいいかって聞いてもいないのに。 彼の中じゃ当然みたいに俺が隣にいるんだ。] …どうしよう。 好きすぎて死にそう。 [ぼそっと心の声が漏れる。 その後、まともに彼の顔が見れなかった。 どうしたってにやにやが止められないのだ。 そんな顔で面と向かえるはずがない。 客観的に見て気持ち悪すぎる。 黙々と餃子を食べた後、初めて泊まらずに帰った。 ニンニク臭くて申し訳ないので、とか言った気がするが 一緒に餃子作って食べたんだから 帰る言い訳としては最低の出来だと歩きながら気付いた。] (-83) 2020/10/29(Thu) 2:15:37 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡―翌朝― [明日どうするかの連絡すらしていなかったのを 思い出したのは翌日、自分が起きてからで。 彼が休みの日は起きるのがゆっくりなのを計算して 11時頃に迎えに行くとショートメッセージを送る。 その時間までに起きていない可能性も考えつつ 予定時間の20分前に着くように家を出た。 頻繁に出入りはしているが合鍵は持ってないから いつもと同じようにインターホンを鳴らす。 あったら便利だとは思うけど 恋人でもない俺には当然要求する権利もない。 けどドアが開くのを待つ時間もこれはこれで好きだった。 彼が玄関まで迎えに来てくれて、 その度に入って良いと受け入れられている気になるから。 合鍵で勝手に入るのではこのドキドキ感は味わえないだろう。]* (-84) 2020/10/29(Thu) 2:16:49 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[ドアが開く代わりにポケットが震える。 スマホを開いてメッセージを見れば平仮名の羅列が目に入った。 それだけで起きられないんだなと分かるくらいには 相手の事が分かって来ていたから指示通りお邪魔する。 ほら案の定ベッドで丸まっている。 この鍵はいつから空いてるんだろう。 まさか俺が帰ってからずっととか?物騒な。 軽く声をかけて肩を叩いたら 返事の代わりに腕が振り上げられて何かが飛んだ。 咄嗟の事で反応出来ず、何かはガシャンと床に落ちる。 え、眠いんじゃなくて怒ってんのかな。 俺が昨日突然帰ったから? 確かに機嫌悪そうな声してたけど…何で? まさか自分が安眠に貢献しているとは思いもしない。] (-95) 2020/10/29(Thu) 13:16:53 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡何か食べる物いります? パンと卵くらいしか焼けませんけど。 [余程眠いのか片言で話すのが子供みたいで 思わずよしよしと頭を撫でてしまう。 やってからしまったと思ったけど終わった事は仕方ない。 開き直って追加オーダーを確認しておく。 彼のような凝った物を要求されても困るので 先に何が出来るかははっきりと伝えておいた。 台所に向かう途中、さっき飛んだ物を拾っておく。 何やら鍵だったが何の鍵だかは検討がつかなかった。 寝惚けてたのか、やっぱり俺に腹を立ててるのか。 それが合鍵だとも、自分に渡された物だとも そもそもこの部屋の鍵を見た事もないので気付く事もなく。 要望通りのコーヒーを用意して戻り、 カップを机に置いたら引っ張り出した手にタオルを握らせて] 起き上がれますか? これ、何の鍵ですか。 なくしたら困るやつじゃないです? [顔を拭き終わった彼の眼前に さっき拾った鍵を吊るして見せてみようか。]* (-96) 2020/10/29(Thu) 13:17:13 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡はあ…。 [玄関の、持ってろと断片的な単語を拾って 合鍵を渡された実感が湧かなくて 生返事を返して手元の鍵を見つめてみる。 ……。 は?え。マジで?! 彼にとっては面倒だからが全てなのだろうけど 俺には合鍵は許可証だ。 自由な出入りを許された、特別な物。 会いたい時に会いたいと願った時、 拒否はされなかったのに何だかまだ遠慮があった。 けどこれは本当に、いつでも来ていいって証だ。 思いもよらないとこで縮まった距離にテンパる。 だから何もいらないって言われて少し安堵した。 自分から聞いた事ではあるけど 今の状態じゃ集中出来なくて台所を散らかす自信がある。] (-104) 2020/10/29(Thu) 19:33:19 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡大丈夫ですよ。急いでませんし。 [顔を拭いて覚醒した彼が立ち上がるのを見送って 撫でられた頭を自分の手で触れ直しては 鍵に視線を戻してを繰り返して幸せを噛み締める。 何だこれ、何だこれ。 すごくふわふわする。幸せ過ぎて怖い。 恋愛ってこんな頭が馬鹿になるもんなんだろうか。 思考能力がガンガン落ちてるような気がする。 そりゃ世の中の恋人たちがふにゃふにゃになるはずだ。 俺も人から見たらだらしなく見えるのだろうか。 それはかなり恥ずかしい。 よし。気持ちを切り替えよう。 合鍵を他の鍵と同じようにキーケースに繋ぐ。 自分の持ち物に彼の部屋の鍵が付いているのを見て 切り替えようとしていた心がまたふにゃっと曲がった。 へへへ。 不審者みたいな笑いが浮かぶ。] (-105) 2020/10/29(Thu) 19:33:45 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡は、はい! [完全に自分の世界に入り込んでいたから 相手の声がした瞬間、答えた声が思わず裏返った。 キーケースを慌てて押し込んで立ち上がる。] …かっこいいですね。 [現れた姿に思わず呟く。 さっきまでの気の抜けた顔はどこにもない。 会社で見慣れているはずなのに シャキッと背筋の伸びた姿につい見惚れてしまう。 これがギャップ萌えというやつか。 …あれ?逆か? 何か既視感がある服装の意図には気付かずに。 ぼーっとしている間に髪型を崩されて その時の表情に一瞬髪を直すのを忘れるくらいに また目を奪われて。 慌てて後を追って部屋を飛び出したけど ああ、そうだって思い出して さっき預かったばかりの鍵で部屋の戸締りを。] (-106) 2020/10/29(Thu) 19:34:23 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[外に出て、少し歩いたら感覚が戻ってきた。 職場の後輩っていう感覚。 仕事中は意識はしなくても出来るのに どうもプライベートだと思うと距離感が狂う。 部屋を出てすぐはまだ顔のにやにやが取れなかったから 仕事の時の感覚を確かめながら距離を詰める。 好きな人を追いかける距離感じゃなくて 一緒に歩いているだけの先輩後輩の距離を意識する。 部屋の中とは違って外じゃ誰に会うか分からないから。] 靴と小物、どっちから行きます? 葛西さん。 [自分よりずっと上手く外用の顔をしている彼を見やった。]* (-107) 2020/10/29(Thu) 19:35:00 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡まだ言ってるんですか。 俺が真っ赤なら葛西さんは革ジャン着せますよ。 [気安い後輩の顔で笑いながら返してから あれ、意外と似合うのではって想像してみる。 ちょっと色の擦れた古着風の茶色のレザージャケット。 気だるく着こなす姿はセクシーでいいかも知れない。 なんてぼやっと考えていたものだから 突然耳元で囁かれて身体が先に反応して固まった。 耳からじわじわ広がっていく熱を 抑えつけるみたいに手で強く蓋をしても 後輩の顔はがたがたに崩れていってしまう。 …なに、言ってんだ。 恥ずかしいのと混乱の入り混じった視線を投げかける。 普通、大人は手を繋いだりしないものだ。 恋人同士でもない限り。 まあ女性なら友達でも手を繋ぐかもしれないが 男同士の友人や、ましてや先輩後輩ではまずない。 寝起きでまだ距離感がバグってるのか、 それともからかわれているのか。 判断出来ずに相手の様子を伺うけれど ごく普通の顔をしているから余計分からなくなる。] (-115) 2020/10/29(Thu) 23:57:28 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[幸いにも、なのかどうかは分からないが 人を好きになった事がないから ノンケに恋をしてしまってこっぴどく振られ トラウマになるみたいな経験はした事がない。 けれど今まで付き合った事のある男達は カミングアウトしている方が珍しかったし、 公衆の面前でいちゃつく事も要求しなかったから 男同士の距離感ってのはそう言うものだと思っていた。 大っぴらにはしないものだ、と。 マイノリティーの俺にはマジョリティーが分からない。 『普通の人』から自分がどう見えるのか どんな風に映るのかが分からない。 だから無難に普通の振りをして生きてきた。 それなら少なくともおかしいとは言われない。 何の波風も立ちはしない。 普通の成人男性は、男と手は繋がない。 ましてや、恋人でもない相手とは。] (-116) 2020/10/29(Thu) 23:57:47 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[正直、どうして彼がこんな事を言い出したのか いくら考えたところで分からないのだが、 俺が手を伸ばしたとして 「本気にすんなよ」って笑うような 質の悪い冗談を言わない人だって事は知っている。 だったらこれは彼なりの譲歩なのかも知れない。 俺が以前蹴ってしまった、あの時のような。 そうだとしたらこの手を払い除けたら きっと前みたいに変な溝が出来てしまうに違いない。 所構わずいちゃつく恋人達には鳥肌が立ってしまうし どこでもくっついていたいとは思わないが だからと言って手を繋ぎたくないという訳でもなく。] (-117) 2020/10/29(Thu) 23:58:13 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡…じゃあ、お試しで。 [ここなら――人通りのない所だったら 後輩の顔をしていなくてもいいのかなって 差し出された手を恐る恐る握ってみたけれど。 何だか悪い事をしているような、気恥ずかしいような 妙な緊張感で足取りが重くなった。]* (-118) 2020/10/29(Thu) 23:58:52 |
【独】 サラリーマン 御門 涼司/* すまん。葛西さん。御門にそんな重い思い出はないんだ。 心配(?)してもらってありがたいけどないんだ…。 周りに流されてきただけなんだ…。 (-119) 2020/10/30(Fri) 0:00:21 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[きっと直接話しかけてくる誰かなんていないし 同僚にでも会ってその言い訳をしたところで 迷子が先を歩いてるのかと指摘されるんじゃないだろうか。 だから本気で言い訳なんてするつもりじゃなくて これはおどおどしてる俺に対するフォローな気がする。] …葛西さんが甘すぎる。怖い。 対価に一体なにを要求されるんですか、俺。 [普段から甘やかされている自覚はある。 傍にいても許されるし、ご飯食べさせてもらってるし。 けどこれは今までのとは質が違う。 俺が求めて許可されたものじゃない。 友人の範囲で与えられるものでも、多分ない。 友人と出かけるのはデートとは言わないし。 許容量を超える優しさは機能不全を起こす。 昨日学んだ。昨日はオーバーヒート起こして逃げた。 今日は逃げるわけにはいかないので、 茶化す事で心の平静を保つ事にしてみたのだけど。 割と失策だった気もしなくはない。 白けて手を放り出される可能性が過る。] (-127) 2020/10/30(Fri) 2:16:21 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡嫌とかではなくて…! 誰かと手を繋いで歩くというのが、慣れなくて。 [慌ててフォローを入れて歩幅を合わせる。 慣れろ慣れろと心の中で唱えるのに必死で 彼がどんな顔をして歩いているのか全く見えなかった。 目的地に近付くにつれて雑踏が大きくなり ちらほらと人の姿が視界に入るようになってくる。 すると無意識にするりと手が解け落ちた。 間を置いて、自分で手を引いたのだと気付いたけど もう一度握り返す勇気はまだなくて] …また今度、お願いしてもいいですか。 [と、次の約束を取り付けるので精一杯だった。 この時、今まで辟易して見ていた 街中でいちゃつく恋人達の気持ちが ほんの少しばかり分かったような気がした。] (-128) 2020/10/30(Fri) 2:17:41 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[求めたから許されてでなく、 自発的に与えられる恋人のような行為の理由を 考えれば考えるだけ頭が混乱する。 俺に向けられた好意だと思ってしまいたいけど 多分、そうじゃないって事は分かる。 だって俺は好きだと先に言っているし 彼に俺への好意が生まれたとしたならきっと言葉にしている。 話し合おうって、そう言う約束のような取り決めになっている。 だから好きだと言われない以上、好意はないのだ。 愛がなければ嫌だと駄々をこねるつもりもない。 理由が知りたいと問い詰めるつもりもない。 けど予想もしない所から降ってくる 愛情に似た何かに頭が馬鹿になってしまうから、 答えなんて出ないと分かっているのに 考えてはまた混乱するのを繰り返してしまう。]* (-131) 2020/10/30(Fri) 2:35:57 |
【独】 サラリーマン 御門 涼司/* ごねたり問い詰めたりした方が動きがあるって意味ではいいのかも知れないんだけど、御門は恋に恋する恋愛初心者なので現状に満足してしまうのよな… 完全受け身になって申し訳ない。 あとごねたところで葛西さんの心を掴めるプランが全く思い浮かばないってのもある。なあなあでずるずる付き合って絆していくスタイル… (-133) 2020/10/30(Fri) 2:49:13 |
【独】 サラリーマン 御門 涼司/* 難攻不落すぎるぜ!葛西さん! 押して駄目なら引いてみろってやったら縁切れますよね。 ひたすら絆すしかない。 (-134) 2020/10/30(Fri) 2:53:18 |
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