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【独】 絶対専制君主制 コゴマ/* 次の投票先が自分じゃないから、能力使うタイミングここしかないんだけど (そんなことはないが、悠長にしていると自分の処刑順が来てしまって無に帰すため) 全然まだ誰を生き返らせるかについて考えてないんだけどどうしたらいいですか? なんで早々に言葉をかわした二人が両方死ぬんですか? どっちもそれなりにフラグがあるような終わり方なんですけど? (-36) 2022/06/04(Sat) 12:02:09 |
【神】 絶対専制君主制 コゴマ「こっちは、……神陰間にまかせておけば、通達が遅れることはないでしょう。 篝屋や桜小路も連れ回して歩くわけにはいかない。 本当はもう一人欲しいところですが、ここを空けるよりかはもう一人はここに置く。 現状のメンツで一旦は動きましょう。一度……今から六時間後には顔合わせを心がける方向で。 寝ずで動いて問題ないのは不便ないですが……」 このままだと寝食のやり方さえ忘れそうだ。誰かと交わした言葉を思い出す。 わずかばかり、他人のことなんてどうでもよさそうにしている顔に皺を作った。 深和の方を見て、頷いて確認して。今いない各人を探すために会議室を出る。 (G14) 2022/06/04(Sat) 20:16:02 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ「……心強い力をお持ちで何よりです。 僕の方はサッパリわかりませんが、さておいて」 あまり興味が無いような口ぶりだった。 ただそれは、貴方に興味がない、半信半疑だ、そればかりの理由ではない。 続く言葉に、今は大きく食いつかない理由があった。 「結木は首に切創がありました。 腕の傷は防御創ではないようです。標本室のガラスに突っ込んだんでしょう。 肩に傷があった。肩に、ですよ。動物が肉を食うなら、狙わない場所だ。 結木の行っていた武装職員であるなら、銃を使うはずだ。 僕たちはもっと隣人に、用心した方がいい」 そう言いながら、今自分は二人で行動している。 惜しむらくは神陰間のこともまた、叶と二人で行動させていることだろうか。 廊下を、なるべく先を行くように歩いていく。 自分を信じているからにこそ、自らこそが前にすすむべきだと言うかのように。 (-51) 2022/06/04(Sat) 20:21:41 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ「賢しい人で何よりですよ。気にしないでください。 剣道一本の僕に比べれば、役に立つのは確かでしょうからね。 僕たちを削り取っている相手にそれが利くかは疑問だってだけのことです」 他者を慮っているにしては言い回しは刺々しく、それでいて悪気もない。 状況が秒刻みに悪くなっていくことで、余裕は無くなっているのかもしれない。 途中、標本室の前を横切って。遅くなりかけた歩みを再び取り戻す。 「……こうなってくるとエマが戻ってこない理由も知れてくるものだ。 こちらのことも同じく信用しないでくれて構いませんよ。 僕も貴方のことを真っ向信用してるわけじゃない、貴方は何か隠しているようですし。 それでも顔を表さない連中よりかはよほど好感度が高いってくらいですよ」 時折後ろは振り向く。それでも会話のアクセントとして、というくらいだ。 コツコツとかすかな足音が響くのを、自らの耳で聞きながら歩く。 鍵も無しに行ける場所というのは限られ、この数日のうちに見慣れた場所が多くなってきた。 (-58) 2022/06/04(Sat) 21:25:32 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ「……無事なんだろうな……」 喉の奥で息をつまらせるような、言いよどむような声。 貴方が挙げた名前のどれかに反応してのことなのだろう。 前を歩く顔貌は貴方には見えなかったが、高い位置の頭が僅かに傾いだようだった。 そうして垣間見えた表情は、すぐに顎を引いて前を向いて、戻されてしまう。 「どうでしょうね。僕の父がここの所員であることは皆が知ったことです。 それ以上に信用できないことがあれば、そう。例えば結木を殺した下手人が貴方であるとか?」 おそらくは違うだろうと思っているから、言えることですが。 なにせ、……叶の袖に血がついているのを見てしまいましたから。 そんな状況下では彼を第一に疑わざるをえない。本当は神陰間とも一緒に行かせるべきじゃなかった。 が、こちらがそれを指摘すれば余計刺激になり得る。 一度早めに切り上げて、会議室に戻るべきか」 彼女の勢いに任されるままに二人きりにしたのは、果たして良いことだったのだろうか。 わざわざ口に出して説明するのは、他者の判断を仰いでいるからだ。 会議室を中心に円形に見て回るルートは、急げばすぐに元の場所にも戻れる。 (-94) 2022/06/05(Sun) 4:06:44 |
コゴマは、叶の上着のシミを見逃していたわけではない。 (a14) 2022/06/05(Sun) 4:07:16 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ「もし結木を殺した人間なら、次はもっとうまくやれると思って、ついてきますよ。 そういうところ、貴方は思考がしっかり平常らしくて助かりますね」 前を歩く背中は貴方から見れば大きいのだろうけど、無防備な死角があるだけとも言える。 時折警戒するように周囲に気を払ってみたり、空き部屋を覗いてみたりはするが、 収穫もなく、また、これといって得られる情報もなく。 次第に足取りは、セキュリティランクの低い区画を一周してしまって、 もと集合していた部屋に近づいてきた。その前で足を止めて策を練ることも出来はする。 「偶然怪我をしてついたなら、手先はよく洗ったり検分するんじゃないかなと。 つまり本人の意識の外で血がついて、まだ気づけていない。 疑うのはあまりよろしくないにしても、不自然すぎる」 曲がり角を前にして、一度足を止める。 長い前髪の間から、下を向くように後ろに視線を流した。 貴方がどう感じるかを、観察しているのだ。 「殺しますか? 彼を。 僕はそれが最善とは思わない。なにせ僕らには生きて帰る先がある。 人を殺したら、今まで通りには生きていけませんよ。 拘束して空き部屋に放置するのが関の山でしょうかね」 (-100) 2022/06/05(Sun) 9:59:57 |
【神】 絶対専制君主制 コゴマ果たして索敵にどれだけ収穫があったか、先言っていた六時間を待たないまま。 人探しの途中に一度、青年は会議室に戻ってはきた。 深和と一緒にだったかもしれないし、時間はずれたかもしれない。 どちらにせよ行方知れずの三人をまだ見つけていない段階だから、 立ち寄った時間はそう長いものではなかっただろう。 ホワイトボードに書かれたねがいを見て。 空いているスペースを大きく使って、これからのことを書き出した。 ――――― なるべく三人、難しくとも二人で行動するように。 部屋を出る際と帰ってきた時にはその時の人員の名前を端末に送ること。 エマ、伊縫、奈尾。これを見たら古後、深和、神陰間に連絡するように。 早く戻ってこい。 ――――― 白い面を陣取った書き込みは堂々とした文字で書かれていた。 それから、まだ部屋の中に居るものがあったなら、それを周知させるようにも言う。 書いたものは写真に撮って、それぞれに送信された。 どれだけの人間が確認するかは、わからない話だ。 /* PLとしては従ってくれたりくれなかったりしてくれて問題ないものです。 あくまで気軽なロールフックとしてお使いください。 古後は従ってほしそうにしています(好感度イベント)。 (G18) 2022/06/05(Sun) 10:13:51 |
【独】 絶対専制君主制 コゴマ/* おそらく夜の準備以外の全ての能力は処刑よりも処理順が後なので、 輪廻龍的にはここで二人のうちどっちかをキメとかないと明日も蘇生を迷える保証がないんですよね。 機会を失わずに確実に蘇生できるのは今だけ……という…… 死んだ人間から一人を選ぶの難しくないですか? だって会話出来ないし…… 追加で迷える要素が無いんですけど……? (-101) 2022/06/05(Sun) 10:26:36 |
【神】 絶対専制君主制 コゴマ三十三の言葉に頷いて返し、メモ代わりにホワイトボードの端に現状をまとめる。 キュ、とマーカーを引く音が一度止まったかと思うと、篝屋の方に目だけを向けて。 「結木は死んだ。……脱出の目処が経っているならば、連れ帰ってくるべきです。 だがそうではないから、ここには連れてこられない」 どこまで聞いているかはわからないから、要点だけを伝える。 現状をどうするべきか。考える時間は短い、否。早くに判断しなければならない。 向き合うのを避けるように、すぐにホワイトボードの方を向いてしまう。 「三十三はともかく桜小路はおそらくこちらの言葉に耳を貸さないでしょう。 どうにか会話が出来るというのなら、あいつのことは、篝屋さん、任せます」 (G20) 2022/06/05(Sun) 17:53:38 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ「正直なところ、僕もまた叶がどうしてそんなことをしたのかはわかりませんから。 せいぜいが出来ることは、そう。猫の首に鈴をつけるくらいでしょうね。 どちらが先に手を出したのやらも、わからないわけですから」 努めて言葉は中立的に。誰が己の真の敵か、なんてのはわからない話だ。 少しばかり顔を知っている同学の人間以外は、結局知らない人間なのだ。 疑いの掛けられた叶にも、こうして推測を話した貴方にも、例外なく。 やはり同じように距離を取って、真実の天秤に掛けていくのだろう。 もうしばらく時間は経ったか、もしくはそんな会話からすぐだったか。 一度目の人探しを終えた足は、一旦会議室へと戻ることにした。 見慣れた壁へと曲がっていく、その手前で貴方の言葉を聞いて。 「……もし、なにか言うべきことがあったなら。 僕が早合点するよりも前に話すべきだと思いますよ」 含みのある言い方をするのであれば、それは刺し貫いて釘を挿しておかねばならない。 背中を向けたままの青年は、先に会議室へと入っていく。 (-118) 2022/06/05(Sun) 19:04:18 |
【神】 絶対専制君主制 コゴマ「――……一緒に行動していた?」 書き物を終えたからなのだろうか。引っかかることがあったのだろうか。 ストロークを終えたマーカーに蓋をして、ホワイトボードの下に置く。 目を閉じ気分を落ち着かせているふうであった篝屋のほうへ近寄ると、 片膝を床につくようにして姿勢をかがめた。 「……寝ている間に会話ができる、そして相手の生死は不明。 いま喩い伊縫と会話が出来たとしても、状況がどうであるかはわからない、と。 いえ、どうぞ。好きにお過ごしください。……」 まくしたてるのは、短い間だけ。やたらに負担をかけるわけでもなく。 もとよりそう人とじっくりと話すような性分ではないのだ。 自分の中で合点がいったならそれで、立ち上がって問いかけを切り上げる。 壁際に凭れて考え事をしていた姿は、いつしか誰もが目を離した先に、消えていた。 (G23) 2022/06/05(Sun) 19:12:16 |
コゴマは、自分で端末にメッセージだけを残し。一人で伊縫を、探しに行ってしまった。 (a19) 2022/06/05(Sun) 19:13:05 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ/* てぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜めェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(大爆笑) 了解しました。襲撃についての運びは提示していただいた形で問題ありません。 ところで時系列に関することやその他諸々含めてどうしていいかわからなくなったんですが役職COしていいですか?(唐突)(混乱)(だめ) (-128) 2022/06/05(Sun) 19:57:08 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ/* 一片も疑ってなかったからです(純粋) ハッピー 話の早い運営で助かる 僕輪廻龍なんですけど wikiの処理順表に輪廻龍の蘇生が載ってないんですよね。 多分月兎、神祓衆、大海星の再生とおなじなのかな? と思うんですが、 焔狼にブン殴られると死んじゃって蘇生が出来ない可能性があるんですよね…… 今回の場合はフカワさんがそのまま襲撃においでなさる、のかな? その場合はこのあたりの処理齟齬がまず発生しなさそうなので問題ない話にはなります。 で、この場合二人がかりで襲われても返り討ちにする超人ロックということになりますが、 その辺もろもろ込みでロールの向きも考えていただけると幸いです、 というか多分システム的に俺達は全員込まされることになりそうなので、ご報告しておきます…… (-130) 2022/06/05(Sun) 20:07:55 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ/* ついでだから輪廻龍の能力って回復一択にならない? どうする? どうしよ? 記憶・情報操作のつもりだったんですけど、 それで実際的に死んでる人間をもっかい歩かせられるのって(一応便宜上は死んだ情報を消しているという方向性で相手方には相談しようかなと思っていたんですが)能力の二重所有にひっかかるのかな〜って唸っていることも相談ごととして添えておきます。 おいそれと光ったり唸ったり出来ないよ〜(苦しみ) (-131) 2022/06/05(Sun) 20:13:11 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ/* 了解です。襲撃失敗する方向でいくと双方考えることが減りそうなので、よかった…… 撃退してしまっても問題ない(絶対の自信)のですが、 深和さんが襲われてるとなると多分古後は深和さんを逃がそうとするので、 一緒に会議室の方向(会議室内でなくとも、音が聴こえて企みがバレてしまいそうな距離)まで逃げてきてしまうか、 それか提案通り有耶無耶になってそれぞれ解散するかが丸いかもなあと思いました。 連絡についても了解しました。すり合わせ次第で、齟齬のないほうにしていただければ〜。 能力許可やった〜。助かります。 諸々ありがとうございます。こちらも打診等々うまくやっていきます。 (-135) 2022/06/05(Sun) 20:27:27 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ/* 忘れてた 時系列どうしようかな 深和さんへの信頼が揺らがない方向性になるのだったら、 多分会議室もそんなにゴチャゴチャにならないと思うので、 若干神陰間さんの方角を見つつ決めていただいてもかまわないような気がします。 特にそっちの方面で困ることがないのだったら、日が替わるよりはそこそこ前で希望しておくかな…… (-136) 2022/06/05(Sun) 20:30:39 |
【置】 絶対専制君主制 コゴマ> 伊縫 「……伊縫、伊縫? どこかに隠れているのなら返事をしろ。危害を加えはしない。 僕は一人だ。……誰も連れてきては居ない。 信用出来ないのなら、姿を現さずともこっちは確認できるだろ」 電気は点いているものもあれば、既に破壊されたものもあった。 視界は極めて良好、とはいえない。そんな廊下を、一人で歩いている。 長い長い一日の中でどれだけのことがあったかもわからない。 寝食をおろそかにしたままの表情は、少しばかりいつもよりも疲弊していた。 「誰かに見つかるのがいやなのなら、せめても僕にだけ合図すれば良い。 ……いや。そこまで信頼関係があるわけでも、なかったな。 生きているかどうかもわからないから、こうしているだけで……」 当て所もなく、職員や何やの危険に臆すこともなく、歩き続ける。 貴方を探して。生きているのかどうかさえ、返答のない今ではわからないのに。 尤もそれに答えるのかどうかは、貴方次第の話なのだ。 (L15) 2022/06/05(Sun) 20:43:04 公開: 2022/06/05(Sun) 20:35:00 |
【置】 絶対専制君主制 コゴマ>>+8 >>+9 果たしてそのメッセージが届いたのは、どれだけ施設を歩き回ったあとだったろう。 少なくともセキュリティランクの低い、こじ開けて入れそうなところなど、 そうそうたくさんあるわけではなかったから、探し残しがあるのは仕方のない話だった。 果たしてその血の跡を見つけたのは、どれだけ受け取ってから時間が経ったあとだったろう。 この場所で目覚めてから眠気にしろ食欲にしろ、不思議と意識の外にあったものだから、 認識の上では大した労力などではなかった、そのはずだったと思う。 一歩、また一歩と、踏みしめる毎に状況は悪くなっている気がする。 昨日見た廊下の景色よりもあちこちは荒れ、ここには自分たち以外の"化け物"がいると思い知らされた。 それでも、そう。目の当たりにしていないものがどれほど恐ろしいかなんてのは、 やっぱりわからない話なのだ。たとえそれが、隣人であったとしても。 多くを踏み越えた足はついに貴方を見つけて、その傍へとしゃがみこんだ。 警戒らしい警戒なんていうのがないのは、無防備だからなのか、 それとも誰にも負けないという自信があるからなのだろうか。 まだ、生きているのか。死んでしまったのか。 確かめるように、壁にもたれたままの手首に指を伸ばして、脈を確かめる。 「……伊縫なのか……?」 ひどく汚れ果てた姿をすぐにそれと認むるのは、難しい話だったらしい。 そこまで近づいてようやく、青年は其の人の名を呼ぶことが出来た。 (L16) 2022/06/05(Sun) 22:19:37 公開: 2022/06/05(Sun) 22:05:00 |
【人】 絶対専制君主制 コゴマ>>a29 >>14 >>15 叶・深和 端末に入ったメッセージへは、『すぐに行く』とだけ返して。 そのほかにも舞い込むものをちらりと見て、己の軽率を多少恥じたりはした。 連絡を受けて二人のほうへとやってきたのは、 伊縫を見つけるよりかは前のことだったろう。焦燥はあれど、落ち着いていて。 まだその手も穢れのないまま。この男は平然と清廉のままであれるのだ。 誰某れに見つからないようにと抑えた足音も、指定された地点に近づく頃には平時のもの。 だから貴方がたを警戒させはしても、驚かせはしなかった、そう思う。 「……おまたせしました。こちらに居たんですね。 探しましたよ、貴方が戻らないようなので、……なんて。 会議室を空けていた僕が言えることではないのでしょうがね」 人の姿を見れば若干肩の力は抜け、変わらない姿を見れば安堵を覚え。 尖らせたパイプは握ったままだが、多少の心の許しはある様子で、歩み寄る。 (22) 2022/06/06(Mon) 7:58:06 |
コゴマは、それぞれに『早く戻ってこい』と返す。ホワイトボードに刻まれたのと同じ。只の勝手な、個人的な願いだ。 (a42) 2022/06/06(Mon) 8:02:57 |
【置】 絶対専制君主制 コゴマ>>+10 顔を覗き込んだ時、醜く傷つけられた面に青年は鼻白み、僅かに身を引いた。 それで貴方が傷ついたとして、どれだけ青年が気にしたかはわからない。 所詮は己の抱いた感情しか想像しえない、献身とは誰より掛け離れた人間だ。 幾許もそれを抱いていたなら、結木の体だってあの場に放置はしなかったはずだ。 「……誰にやられた」 何に、とは言わなかった。最早隣人を疑うことにためらいはない。 声を伴って返ってくることのないだろう問いかけをして、癒着した皮膚に触れる。 或いは、そう、見たこともないような痛ましさのために同情したのだろうか? 喩え医学の心得があったとしても、助からないだろうことがわかるだけだ。 普通の人間の体であれば、の話だ。 「よく生きてるな。 ……だが会議室に戻るのは、無理……だな……」 アクセントが違えば嫌悪とも取られそうな言葉が平然と舌に乗る。 そういう男だった。言葉ほどには他人を嫌うほど、興味を持たないだけだ。 今までそう生きていた生き物は、今ある惨状をどうすべきか、わからなくなっていた。 (L18) 2022/06/06(Mon) 8:31:52 公開: 2022/06/06(Mon) 8:30:00 |
【人】 絶対専制君主制 コゴマ>>23 深和 「ああ言った手前散開しては、意味がありませんね」 言葉の意味は自戒であって、他者に言ったわけではない、きっと。 或いは少しは、自身以外も含んだかもしれないが。 さりとて投げ捨てるような言葉は、そうは受け取られないかもしれない、そういうものだ。 「篝屋や三十三も、状況を見てそれぞれ出掛けてしまったようで。 桜小路もおそらくは。状況的に今は会議室には誰も居ないのではないでしょうかね。 ……まあ。引き籠もっていたからとて脱出できるわけじゃないから、仕方ない話ですが」 いつか助けが来るだろう、なんて楽観的で保守的な動きのままではどうにもならない。 急く心を落ち着かせる術を持たないのだから統率できないのは道理だ。 帰りましょう、と深和と叶に声を掛け、廊下を引き返しかけて足の向きを変える。 そうして話していた矢先だ。耳をくすぐる微かな音に、表情を引き締める。 暗闇の中を睨みつけるようにしながら、貴方を後ろに下げんと腕を引っ張ろうとした。 「……なにか来る」 (24) 2022/06/06(Mon) 9:09:15 |
【人】 絶対専制君主制 コゴマ>>26 >>27 叶・深和 「謝って事態が解決するわけではないのですから、構いませんよ。 別段僕が何かしらの不利を被ったわけではないのですからね。 ただまあ、そうだな。会議室は今、がら空きのようです。態勢は整えませんと。 結木をどうするかも考えていない。まだ伊縫も奈尾も、見つかっていないわけですから――」 悠長に話してられる時間は短いものだった。 弾かれるように二人よりも前に出て、大足を踏みしめ姿勢を低くした。 此処に来てどれだけ異形を目の当たりにしたか、初めての遭遇だったかもしれない。 知っている。貴方の袖が濡れていたこと。理由は知らずとも。 そんなことさえ意識の外に置いてしまって、青年は立ち竦んだように見えた貴方を睨みつけた。 視線が通ったのは一瞬。人が自分の言うことを聞くと思っている傲慢なものの目だ。 驕り高ぶったそれは、貴方がたを庇って暗がりの方へとより一歩踏み込んでいく。 「叶も下がれ、足を止めるな!!」 恐れも知らずに踏み込んだ足は、支えも不確かな獣の足を踏み躙った。 ばきりと薄い骨の砕ける音と、勢いを殺しきれなかった腕が袖を引き裂いて、 その下の肉までも傷つけた音とが、鈍く高く交差する。 勇壮か無謀か、さておき振り抜いた腕とパイプは重心を縫い止めた獣の体を確かに横薙ぎにした。 尤もそれがどれだけの痛手を負わせられたかは、不明だ。 得体のしれない立ち姿を確かめ、ぞっとしたように唇を引き結びながら、膝で打ち上げ距離を取る。 「――早く行け!」 貴方がたを背中に庇い、貴方がたに背を向けて。 目の前にあるものから守ろうとすることに少しの躊躇いもない。 会議室は目前。そこまで至らせる訳にはいかないと、頼りない武器を握り締める。 (28) 2022/06/06(Mon) 15:37:10 |
【置】 絶対専制君主制 コゴマ>>+14 「……辛い目にあったのなら、苦しい思いをしたのなら。 そんなものは全て、忘れ去ってしまうのがいい。 そんなものは全て、天国に持っていく必要のないものだ」 答えの返らない言葉を投げかける。次第にそれは、自己だけの言葉に傾倒していく。 独り言めいて語りかけるそれは、貴方を見つめて言っているものなのかさえ、わからない。 誰かに重ねているのか、そうあってほしいと願っているのか、それ以外のなにかか。 他者の意見を尊重しない独り善がりの人間の言葉など、対話がなければそんなもの。 焙ったように熱い指は、どうすることも出来ないまま、濡れた前髪を整えた。 浴びせられた液体や血潮の混じるそれは、衛生的とはいえない状態だったろう。 死にゆく人間に掛ける言葉など、頭に浮かべたこともない、それが普通だ。 ステレオサウンドの頭ごなしが、前髪の隙から見える表情に問いかけている。 「もし、お前が望むのなら。そんなものは全部、捨てておけ。 誰でもなく僕が赦す。全ての労苦、全ての辛苦。それは忘れ去っていいものだ。 受け入れろ。伊縫、お前の喰らった苦しみは、お前が抱くべきものじゃない」 もし、貴方の操る感覚的なそれが、ほんのわずかでも意思を伝えるというのなら。 生きたいという残響が、その指に触れたなら。 貴方はその全てを、 忘れることが出来る。 (L20) 2022/06/06(Mon) 15:57:34 公開: 2022/06/06(Mon) 16:00:00 |
絶対専制君主制 コゴマは、メモを貼った。 (a49) 2022/06/06(Mon) 16:14:41 |
【人】 絶対専制君主制 コゴマManasseh マナセ 1.「忘却」または「忘れさせる」という意味の名前: For God……hath made me for-get all my toil, and all my father's house. 神は、私の全ての労苦と、父の家のすべてのことを忘れさせてくださった。(『創世記』41,51). イスラエルがヨセフの長男(マナセ)の頭に左手を置き、次男(エフライム)の頭に右手を置いたので、弟のほうが大いなる神の祝福を得ることになった(『創世記』48)。 2.マナセを象徴する宝石はアメジストまたは瑪瑙である。アメジストはギリシアでは、ワイン・ストーンにあたり、この石には酔い(酔いによる「忘却」)を防ぐ力があるとされた。 3. マナセ族:十二宮では天秤宮を支配し、植物ではぶどうの木またはシュロ、色では赤、白、黒、動物では一角獣に対応する。 (29) 2022/06/06(Mon) 16:15:43 |
【置】 絶対専制君主制 コゴマ>>+14 伊縫 /* あの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜大変不器用な言い方しか出来なくて申し訳ないんですけど〜〜〜〜〜 能力行使していいですか? 質問があったら多種多様な方法でどうぞ……お願いします…… (L21) 2022/06/06(Mon) 16:19:13 公開: 2022/06/06(Mon) 16:20:00 |
【置】 絶対専制君主制 コゴマ>>+17 /* 了解です! 先んじて処理的な話だけ改めてさせていただきます。 まず蘇生については行わせていただきますのでその方向にてご了承下さい。 蘇生の仕方についてなのですが、チラと運営様に確認した時点での話では、 脳から死んだ/死ぬほどの損害が与えられた という情報を消すことによって、 死ぬほどだった(システム上の死)を除去するような形になります。 その上で痛みや傷をそのままにする場合、蘇生(システム上)された瞬間、 痛覚等も生前(システム上)の健常さを取り戻すため、爆痛になるかもしれません。 "普通であれば死に至るほどだった"という事実だけを体と頭が忘れる形になると、 齟齬なく蘇生することができるのかな……と。 うまく説明できている気がしないのでいい感じに解釈していただきつつ、 細々質問がありましたら引き続きお受けいたしますので、お気軽にどうぞ……! (L25) 2022/06/06(Mon) 19:28:26 公開: 2022/06/06(Mon) 19:30:00 |
【置】 絶対専制君主制 コゴマ>>+15 >>+16 伊縫 「……そうか」 釈然としないような、腑に落ちないような。 相容れない溝を挟んで立つような隔絶を感じながら。 これほど近くにあっても、本質的に交わることは、ないのだろう。 薄雲色の一角獣が、目を閉じた乙女を運ぶが如く、過ぎ去ったものへの悲哀だけがある。 「お前は強い。強い人間らしい。 お前のことは何も知らないけれど、きっとそうなんだろうさ」 他者とどんなやり取りがあり、何をうちに秘めているのかさえ知れず。 自分勝手なことばかりを言うのは、果たしてどちらのほうだったろう。 薄靄に隠れた遠くの景色を見るように目を細めて、爛れた顔に指を触れた。 「忘れることは寂しいことじゃない。神から与えられた恩恵だ、慈愛だ。 人は何もかもを頭のうちに収めておくことに耐えられないから、忘れるんだ。 だが、それでも。お前が抱えたままに在るというのなら、僕はそれを奪うことは出来ない。 お前から剥ぎ取るのは、ただ一つだけだ。 お前がそれで、いいっていったんだから」 ひどく、ひどく残念そうな面持ちをしながら。落胆を確かにしながら。 穢れのない生き物の頭は下がり、腹部の傷を押さえる腕をどけて。 人の精神の零れ落ちる隙間に介入するように、赤く開いた傷へと口づけた。 それを貴方が望むのならば。 化学の理解を超えて活性化した力は、人間という生き物を形作る情報へと介入を始める。 辛苦をそのままに、痛事を神経の上に置き去りにして。 ただ、"死"というひとつきりを、脳の中から吸い上げる。 それが、成ったならば。貴方は耐え難い痛みを感じながらも、指先まで血の漲るのを感じるだろう。 細胞は息を吹き返し、危険信号を体中に走らせ。生きている、と、貴方自身に訴えるのだ。 (L26) 2022/06/06(Mon) 19:56:14 公開: 2022/06/06(Mon) 19:30:00 |
【人】 絶対専制君主制 コゴマ>>30 >>31 >>32 深和 叶 貴方がたが逃げ去ろうと決めるまでの短い時間のうち、どれほど足止めが出来たか。 おそらくは叶がそうと決めて深和の腕をとりかけた時、 青年もまた考慮すべき材料が減ることに少しの安堵と、油断があったのだろう。 「っ、糞、」 振り抜いたパイプを引き戻したその隙だ。 獣は横をすり抜け、己よりも深和に腕を振り上げることを優先したのだろう。 追い越されることを止められなかった、それに焦燥を覚えながら。 反転、捻った体は獣を追いかけ、半ば突撃するような形でその背中を追う。 深和の雄叫びに呼応したか、どうか。追うものもそれこそ、獣のように。 青年はその体すべてをぶつけるように、溶け崩れた命の残骸へと、全体重と勢いを乗せた。 青年は尖ったパイプを人獣の心臓に突き刺し、歪んだ切っ先でぐるりと抉った。 果たして血の流れによって動き生きるものであるか、というのは定かではないが、 深々と体を縫い止めたそれは、生死はどうあれ動きを止めるには貢献したと思いたい。 「貴様の相手はっ、僕だ!」 血を浴びて、溶けた肉に体を食い込ませながら。 すんでのところで動きを止められたか、一撃が誰かに当たったかはわからない。 それでも、それ以上は進ませないという意思は確かにあった。 (33) 2022/06/06(Mon) 20:08:33 |
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