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ロベリアは、自室。…から上着とポーチを手にして処刑室に早足で向かう。 (a2) 2022/03/05(Sat) 21:37:58 |
【人】 『巫覡』 ロベリア最後の吠えは最後の狼を選んだ。 だからといって何をするでも無く、今がある。 ゴーグル看守の声は聞こえているが、アルレシャと踊るのは楽しそうだと思ったが故に残る事を決めた。 ここでいいものを想像してくれる人いたら寄って行くのだが、そもそも維持するのに疲れそうだとも思う。 褐色看守に助けられるのは 癪 だが、返却の為に持ってきた 彼の傘を自分の身を守るために使う事にした。それから頭上を見上げて………。 「………綺麗だな」 炎 も琥珀の雨 も、美しい。本物だろうが偽物だろうが、そう感じたから言葉を零した。 アルレシャの想像を形にしたらきっと楽しいのだろう。 …まあ、幻だと知らないから、焼ける感覚もあの雨の痛みも普通に受けてしまうのだが。 (13) 2022/03/05(Sat) 23:39:59 |
【人】 『巫覡』 ロベリア縦横無尽に駆け回る一匹の狼をとらえる術は無い。 とはいえ自身への接近が感じ取れるならば回避行動を取る。 回避し切れるかと言えば別だ。 「 どう、しよっか……な……… 」炎 も琥珀 も雷 も風 も水 も白銀 も自らでは生み出せない。誰かの想像が力となるか、あるいは………。 手元の銃に視線を向け、それから皆と踊る狼へ。 「 ………敵うはずもない、からね 」死を覚悟して動く以外にここに在る意味も無い。 軽く動きながら弾数の確認と狙うべき瞬間を待ち続ける。 (27) 2022/03/06(Sun) 16:32:44 |
【人】 『巫覡』 ロベリア>>28 >>29 手負いの獣ほど怖いものは無い。 好機を伺いながらそんな事を思う。 そして今、待ち望んだその瞬間は訪れたようだ。 これを逃すまいと勢い良く白銀の傘を投げ捨て、銃を構える。 叶うならアルレシャに数歩近付いて狙いを付けやすくする。 名を呼ぶ事も、声を出す事も無い。ただ引き金を引くだけ。 彼に教わった全てをこの1発に乗せよう。 狙うは 中心 だ。踊ろう、アルレシャ。 当たればいい。自分にあるのは最低限の技術のみ。 身を守る術は今この手には何も無い。 こちらに向かうものがあれば回避は不可能に近いだろう。 スコップの存在も 認めている 。それが幻だと、ロベリアは 知らない 。 (33) 2022/03/06(Sun) 23:17:13 |
【人】 『巫覡』 ロベリア銃弾は手負いの獣を貫いた。 けれどもあれではまだ動きを止める枷にはなり得ない。 他の演者達がつけた傷を負って尚これなのだから。 すぐ様逃げようとして、肩と腕に走る痛みに顔を歪める。 模擬戦後、治療室に向かう事無く疲れを癒す為に眠りについたから、傷はまだ癒えていなかった。 その一瞬が迫る狼に接近を許す事になるのだが……。 ――…頭上に影が出来、狼が選んだ獲物が自分だと理解する。 逃れる事は難しいなと、手に持っていた銃の安全装置をかけ床を滑らせるように投げ捨てた。 誤射は、困るし。 だから腕で庇うことも出来ず、身を守る術は本当に何も無い。 無意識に視線を に向けそうになったから、目を閉じた。 ……視線で気付かれるのも、何だしね。 スコップは特に障害も無く叩き付けることが叶うはずだ。 脳が揺れ、目の前がチカチカと瞬く。声を上げた気もするし、頭を伝う何かの感覚があったけれど、思考が上手く定まらずにいた。 体はゆっくりと傾いて床に倒れ伏すのだろう。その後は指先が幾度か跳ね、暫くすればぐったりと横たわるのみ。 生きているのか死んでいるのか、直ぐに確認するのは今の状況では難しいのではないだろうか。 目の前にはまだ、今宵の主役が存在しているだろうから。 (36) 2022/03/07(Mon) 1:34:17 |
ロベリアは、近付く足音にも反応を見せる様子がない。 (a21) 2022/03/08(Tue) 0:21:15 |
ロベリアは、息をしていない。 (a22) 2022/03/08(Tue) 0:21:28 |
ロベリアは、アルレシャの味をやや感じていた。 (a26) 2022/03/08(Tue) 2:13:26 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン演目の途中、舞台から下りて観客席へと。 眠りを誘うような心地のいい音楽とともに踊る演者達。 それをボクはそこから見ていた。 強く感じたのは恐怖の味だ。他にも混ざる何かがあった。 こちらまで具合の悪くなるような苦味の強い痛む味。 ゆったりとしたワルツが流れ、演者の笑い声が耳に響く。 柔らかな陽だまりを思うその音に自然と笑みが浮かぶ。 自分の死さえ酷く怖く、痛いものだと感じるのに。 …これは駄目だ、良くない。早く死にたい。感じたくないものだ。 次はロンド。目を閉じて音に集中する。 弾むようなその音は楽しげな気分を感じさせる。 目を閉じても、耳を塞いでも感じるものは変わらない。 むしろより鋭く感じた恐怖の味はこちらの感覚まで狂わせる。 次 は、あ ぁ ア、ア゛ ……………。も う や め て く れ ! ! ! こんな味を、 ……………ボクは、知りたくない。 ロベリアが目を覚ます時。 君や魚を待つ機械に聞こえたとするなら声にならぬ声。 叫びというには無茶苦茶で気でも狂ったような。 その後は気の所為だったかのように静かになるのだが……。 果たして、君はこちらへ足を向けるだろうか。 (-45) 2022/03/08(Tue) 3:05:04 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガンロベリアはまだ、外に出る勇気を持てなかった。 だから小さく身を丸めて静かに、静かに涙を流す。 別に、覚悟をしていない訳じゃなかった。 あの場面でテンガンが動いたという事は、そういう事だから。 でも痛む舌と、それを受けて痛む胸。 他の誰かの味など感じられぬ程に強く、強く 響いた。 自分の死も近付いていたからこそ、余計に。 ポッド内に光が差す。それは君が蓋を開けたからで。 怯えるような翡翠色は君へ視線を向けるも揺れ動いている。 まるで認識しているようで、出来ていないような。 口元を押さえ叫びを堪えているのか。あるいは。 どちらにせよこちらからはまだそれ以上の反応を返せない。 辛い、苦い。焼けるような痛みが。胸が苦しい。 (-67) 2022/03/08(Tue) 11:52:03 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン伸ばされた手に怯える様子は無い。 雫はまだ落ち続けているが、叫ぶ事も無い。 抵抗も無くそのまま抱え上げる事は可能だ。 部屋を出ていく事にも何の発言も無かった。 身を任せるように体を預けて、少し目を閉じる。 ボクはこの味も、熱も知っている。 怖い夢でも見た子供のように指先を伸ばして……。 ――…君の服を軽く握る。縋るように。求めるように。 (-76) 2022/03/08(Tue) 16:24:56 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン人がいない方へ。気配のない方へ。 そうして足を進める君のおかげか、少しずつ意識は明瞭に。 合わせて、揺れる瞳は今を映し感じる熱に気持ちが和らぐ。 そうだ、あの味はボクのものでは無い。 あまりにも強く感じ、深く受け入れてしまった。 立ち止まる足に閉じた目を開け、君を見ようとするけれど。 ……見えない。その間に向きは変わりまた歩き出すのだが。 「 …………………テンガン 」確かめるように名を呼ぶのは顔が見えない不安から。 掴んだ部分を緩く引っ張り、先とは違う落ち着きがある事を知らせようとする。 名を呼ぶ以外の言葉は、まだ上手く思い浮かばずにいた。 (-88) 2022/03/08(Tue) 22:26:33 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン「……………テンガン」 もう一度名を呼ぶのは、 何故だろう。 意識が明瞭になる程に、君への違和感を得ていく。 服を握る手とは反対の手を動かし、叶うなら髪に触れる。 君は今、何を思っているのだろう。 また目を閉じて、僅かにでもその感覚を味わえないかと。 恐怖に飲まれかけた苦しみを持ちながらも、君の事は知りたいと思う。 もう遅いのだろうか。…教えてくれよ、第六感。 服を握る手は今度は強く、離すまいと力が込められた。 (-100) 2022/03/09(Wed) 0:07:21 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン目眩を感じたように視界が揺れた。 声を、息を飲む音を零しかけて、堪える。 こんな近くにいるから、鼓動から伝わるのだろうか。 … でも 大丈夫、ボクはもう、大丈夫。苦しい。 髪に触れた手は一瞬強ばるように固まって。 ――…撫でる。柔らかく、壊れ物でも扱う様に。 「…………何処に、連れてってくれる………の」 迷うような足取りは感じていた。 だから君が最後に決めた目的地を知らない。 目的地がなく、人のいない方に進んでいた事も。 本当は別に、これが気になったから名前を呼んだわけじゃない。 でも 君の声を聞ければ、今の思いももう少し治まるかなって。 (-105) 2022/03/09(Wed) 1:17:42 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン「……そう。………うん」 何処でもいい。…けれど人が居ない方がいい。 故に君のその選択を拒む理由は無かった。 歩き始めるなら髪を撫でる手は止まり、添えるだけ。 「……ふふッ、別にボクは……大丈夫なのに」 そう言いながらも身を預ける様は変わらず。 部屋に着いても、それは同じで。 勿論下ろす動作があれば素直に受け入れるのだが。 変わらない何かを、今尚感じ続けているかもしれない。 分からないものだとしても、それは確かな感情だから。 (-109) 2022/03/09(Wed) 1:59:00 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン部屋の鍵はそもそもかけていなかった。 理由は起きて直ぐに飛び出すように処刑室へ向かったから。 だから「鍵は閉めてないよ」と君に伝えたはずだ。 下ろす素振りが無い事には僅かに不思議そうにはする。 が、表には出さない。掴んでいる手も添えている手も離れない。 下ろされる際でなければ、離す理由も無い。 ポッドにいた際には体は温かくとも冷えて、けれど今は君の熱が混じり心地よい体温を有していると感じる。 ベッドに着いてからは擦り寄るように君の身に額を寄せて、頭に添えた手は君の髪を緩く撫でた。 離れたくない。 そういえばここまで君の顔を見る事は叶わなかったが。 ……今ならどうだろう。手はそのままに、覗く事は叶うか。 叶わずとも君の熱を、味をより良く感じられるならばそれでも。 それがどんなものであれ、君を知りたい。欲しいと感じているから。 (-115) 2022/03/09(Wed) 6:18:38 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン目が合えばほっとしたように表情が和らぐ。 気が抜けたような。安心したような柔らかな笑みが浮かんでいる。 何をして欲しいかと聞かれれば、 ここにいて欲しい。 それは残り短いこの無礼講の中で我儘な思いだろう。 …………。服を握る手はゆっくりと離されるが、その指先は緩やかに首筋を辿り慈しむように頬に触れる。 拒まぬならだが。 感じるものがあろうとも、全てを知る訳では無いから気の利いた事など言えないし、君に問いかけるように零したとてまたいつかと同じようになるのかもしれない。 だから。 好きにする事にした。 髪を撫でる手はまた添えるだけに戻り、そのまま抱きつくように身を寄せ。 「 ………落ち着くまで、傍にいて 」耳元で囁く。 ふたりの心が癒されるまで。 そうせずとも君は望むならいてくれるのだろうが。 野ざらしになる君の、雨風凌げる存在になれればいいのに。 求める心が止まらない。触れる度に愛おしさが増していく。 (-119) 2022/03/09(Wed) 15:15:54 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 憐憫聖贖 ナフこれはこの無礼講が終わる直前の時間だ。 白銀の傘を片手に、もう片方にはカンテラを。 そんな様子でロビーにやってきた訳だが……。 持ち主である君の姿を見つけるも近寄る様子が無い。 こちらからは 一応 お礼以外に言うことが無いもので。皆と話す君の邪魔をする気もないから、待っているだけ。 (-132) 2022/03/09(Wed) 20:13:30 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 憐憫聖贖 ナフ君の言葉にいつものように一言で返しかけたのだが。 ……それを飲み込んで、溜息のみ零し近づく。 傘を渡せる距離になればずいっと目の前に差し出して。 「どうもありがとう。それだけ」 簡潔。あまりにも簡潔過ぎる。 でもそれ以上に君に渡す言葉が思い付かなくて、口を閉じた。 (-138) 2022/03/09(Wed) 20:42:35 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 憐憫聖贖 ナフ無言の場は嫌いではない。が、今は別。 顔には出ない変わりにカンテラを握る力が強くなる。 言いたい事があるなら早くしてくれ。 続いた言葉には特に迷いもなく口を開いた。 「 アレ とボクの申告した物が違う事くらい分かるものな。……全ては分からずとも、範囲的には理解されるだろうね」 言霊であればもう少しまともに戦えるであろうことも。 どうせ模擬戦でも使用したのだから、隠す理由も無い。 「…口枷以外ね。例えば? 」 この能力のトリガーは声では無い。…と気付けるか。 相手を感じ取り、感覚を繋ぎ、イメージの抽出と出力を行う。 本来ならば手枷は簡易的なものでいいし、口枷もそう。 「……………まあ、口枷よりも手のアレが邪魔。 動けないのストレスになるんだ」 自分で煽ってなんだが、ここに来てそれを強く感じた。 というわけで君 にも 頼んでおくか。 (-145) 2022/03/09(Wed) 21:40:25 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン君の言葉を待っている。急かす様子もなく、ゆったりと。 それに焦れったい気持ちを抱くはずも無いのだから。 君がこちらの言葉を、行動を待ち続けてくれるように。 耳に寄せた口はその間に少しだけ離されるだろう。 君を、翡翠に灯したかったから。 「………ありがとう」 言葉と共に小さな笑い声が零される。 頬の手は、指先は撫でるように動かされ。 髪に添えた手は背を滑るように落ちて、腰辺りに移動する。 君が分からぬ事は、ボクが口にしよう。 まるでボクの言葉のように。望みのように。 実際、同じ気持ちであるから口にしただけだが。 「…ねえ、テンガン。手を借りても……いい? 」 (-152) 2022/03/09(Wed) 22:12:06 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 憐憫聖贖 ナフ「……大人しくしておけば良かった」 今更ながらそう思うし、後悔している。 とはいえ……と思考しようとしたところで。 「首かあ……………」 首かぁ。 あの感覚を思い出し 首元を緩く撫でて、少し長めの息を吐き出す。 「………面倒。けどまあ考えとく。 刑期も………軽くする手段があるかもしれないし」 大量殺人罪の部分とか。…知ればもう少し緩和される、かも。 今はもう アレの罪を被り続け、道化である意味も無いから。 今すぐに答えを出さないのはそれに迷っているというよりも、どう説明したものかと思い付かないからだ。 (-158) 2022/03/09(Wed) 22:28:32 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 憐憫聖贖 ナフ「……………別に、希望は無い」 口と手の枷が今のもので無くなる事があればいいな程度。 それ以上に枷に望む事が無い。…今は。 と、応えを返したところで悪い看守が出てきた。 すぐさま顔を歪めて嫌がるように一歩後退する。 「…………本当、最悪」 絶対に自分を虐めの対象にしないで欲しい。 今後関わるならば最低限がいいと、そう思った。 正直今は、悪態をつく元気があまり無い。 …けれどまあ、全体を通して得たものは大きかったと思う。 (-166) 2022/03/09(Wed) 23:21:41 |
【秘】 『巫覡』 ロベリア → 憐憫聖贖 ナフ「……ボクは、大人しい方だが」 勝手に怯えられる事はあれど、悪い事はしていないつもり。 だからきっと、君のエリアへ行く日は来ない。 と信じている。……約束の後は分からないが。 3度目の溜息を零し、用は済んだのだからと背を向けて。 「 ありがとう。 ……………それじゃ」小さな声は聞こえたか、聞こえなかったか。 どちらにしてもそれ以上に君に告げることは無い。 後は残り時間をのんびりと、過ごしていた事だろう。 いつか普通に茶会をする日があれば、参加しなくもない。……かもしれない。 (-172) 2022/03/09(Wed) 23:47:25 |
【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン差し出される手があれば頬を撫でていた手を動かし、手首辺りに触れる。 もっと正確に言うならば、肌と手袋の隙間だ。 そこに触れて………。 ――…指先を滑り込ませる。 これも拒まずにいるなら、だ。 布越しでなく、確かな熱が欲しい。 …と欲の込もる願いを叶えようとしている。 これが叶うなら、手袋はロベリアにより外され、君の手に己の手を重ね、触れて……緩やかに握り込むだろう。 (-173) 2022/03/09(Wed) 23:55:12 |
【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン握り返すような力を感じて、不意に視線を上げる。 そうして数秒、君を翡翠に映して 緩く笑む。 一瞬だとしても、この瞬間に強く幸福を感じている。 こうされると とても好きだと、思ってしまう。 君の手の力が抜けて、こちらがただ握るだけに戻っても熱を離す事は無い。 むしろ緩やかだったはずの力は少しずつ増して、離れる事を拒むように君の手を握り込んでいる。 「………好き」 口から出る言葉は短く、思いを伝えるというよりは独り言のような。 どうしようもなく強い感情で君を欲してしまう。 最初は知ったような言葉を零す君を嫌いだと感じて。 けれども君はそんな 空っぽな ボクに居場所をくれた。……殺そうとしたのに。 与えられる事が嬉しくて、縋り、求めて。 君という存在を特別に感じて、知りたいと願い 欲した。 この思いを抱く事が許されないとしても、もう離せない。 …この思いは、確かに ボクのもの 。君を愛している。 欲だらけの思考にほんの少し嘲笑を零しそうになる。 ほらね、ボクは神子なんて器にはなれないんだ。 でもそれでいい。人らしく生きる事を、望まれている。 「………温かい、な」 (-191) 2022/03/10(Thu) 1:33:05 |
【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガンこちらから目を逸らすことは無い。 だから暫し、お互いに見つめ合う時間が続く。 そうして君の声が、言葉が耳に響いて………。 その言葉に目をぱちぱちと、驚きを含む表情が浮かぶ。 「……………可愛、い」 疑問を音にしようと口を開き、急速に体が熱くなる。 あ……こ れは、……………。 咄嗟に目を逸らす。けど多分、自分の表情は赤らんでいる。 なんだそれ。……なんだよそれ。今まで話さなかったのに。 「ぁ、………………う、………ッ」 何かを言おうと口を開閉させるも、上手く言葉に出来ない。 君、心配も感じ取れていなかっただろう。なんで今。 置いていけないと そう言ってくれるのは嬉しいが。 ………本当になんなんだ、君は。 腰に回した手を、自身の顔を隠すために動かして、口元へ。 握る手はじわりと汗ばむのかもしれない。 …恥ずかしい。 (-222) 2022/03/10(Thu) 7:22:00 |
【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン目を逸らして尚、見られている事が分かる。 君がそんな言葉をくれるとは、思わなくて。 撫でる手つきがそうなのだと強く感じさせる。 勿論それだけでなく味だって口に広がるから、 ずるい。 その後に感じるものだって、 ……とても嬉しい。 アルレシャの味を忘れる、という訳では無いのだが……。 今は別の意味で落ち着かなくなってしまった。 こんなの平常心でいられるわけが無い。 口元を隠しながら視線だけを向けて、…知る。 君はもうこちらを見ていないのだと。 それはそれで寂しいのだから、難儀だ。 握る手はそのまま。もう片方の手を君の首元に伸ばし。 軽く服を引っ張ってこちらから顔を寄せる。 ……触れるだけの柔らかな口付けを落とす。 ボクばかりが意識をするの、悔しいだろ。 少しでいいから覚えていてよ。…君とは違う、ボクからの証。 あのね、愛しい君。 ボクは未来に期待している。 …君のおかげだ、ありがとう。 (-230) 2022/03/10(Thu) 13:43:49 |
(a58) 2022/03/10(Thu) 16:48:24 |
ロベリアは、カヌレは気になる……かも。 (a59) 2022/03/10(Thu) 16:49:00 |
【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン行いの途中、君の瞳が開かれていた事に気付けない。 満足気に服から手を離し、見上げるように見つめて。 「……無防備に目を閉じる方が、悪い」 悪戯に笑う。 頬の赤みは消えていないだろうが。 君の感情が形になるまで、沢山考えてくれればいい。 自分について思案してくれる時間はとても幸福な事。 そして、君が"楽しい"以外の己の感情について考えを巡らせる事が何より嬉しい。 離れようと身を動かしたところで………。 ▽ (-250) 2022/03/10(Thu) 19:11:23 |
【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン――…頬への感触があった。 「…… え 、………………? 」目を見開き、真っ赤な顔は耳まで赤らみを持つ。 はくはくと口を動かすが、音は出て来ない。 今何が起きた。どうしてボクが驚いている。 なんでこんな事するんだ? ああ、もう。……君はやっぱり、ずるい。 服を掴んでいた手は行き場を無くしたように空にある。 その手を何処にやるべきか。全くと言っていいほど思考が定まらない。 「あ、……き み 、な んで ……、ば……ば か 」浮かんだ言葉は罵倒するものだが、きっと君にも分かる。 嫌では無いしむしろ嬉しい。けれど複雑なだけ。 だってこちらから仕掛けたのに……こんなのって。 今度は顔を隠さなかった。 隠すという思考さえも浮かばなかった。 口内を満たすこの味は、なんと形容するべきか。 (-251) 2022/03/10(Thu) 19:13:06 |
【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン悔しいがその通りだとは思う。 言い返せなくて言葉に詰まる。 頬の感触が消えない。首へのあの熱も。 結局ボクばかり意識している! こんなの、忘れようが無い。 全く罵倒が効いていない事も。理解されている事も。 本当に、何もかもが悔しいと感じるのは何故か。 でも、そういうところも好きなんだ。 「あ、ぁ あ……… い 、嫌だ …。絶 対 、嫌 ………。分かりやすく…… なった事 くらい 、分かってる ………」君の手を握る力が緩くなったり、少し増したりと動揺がよく伝わるだろう。 自分がこんな風に感情を表に出しまくる事になるとは……。 君のせいだ。満足そうで何よりだよ 愛しい君。 空の手が動き ぽすッ…と、君の体に軽すぎるダメージを与えてみせた。 (-255) 2022/03/10(Thu) 19:59:08 |
【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン「 ぐッ ……………………………」分かり易すぎるのもどうなのだろう。 同エリアの囚人や看守を思って、複雑になる。 またここに来る前のように振る舞えるだろうか。 どうか気付かないでくれ。頑張るぞ、ボクは。 微動だにしない事が腹立たしい。いや、怒ってはいない。 何もかもが伝わってくるもののも本当に考えものだ。 お陰様で落ち着きは何処へやら。 「…………… テンガン、責任取ってくれ ……」もう駄目だ。起きた直後とは全く違う方向に動揺している。 さて、このまま君といる事でそれは落ち着くのだろうか。 どうあれ離さない。離れないで欲しい と願い続ける。 だから、もう暫くはここに居てくれ。 機械の歌が 響くまで。魚への愛が 零されるまで。 欲しがりなボクに、君を頂戴。 (-258) 2022/03/10(Thu) 20:38:08 |
【独】 欲しがりな ロベリア拘束が元通りになる頃、この手には熱もカンテラも無い。 嫌いな音だった。過去を思い出させる嫌な音。 けれども……手放せずにいた、愛しい音。 目を閉じれば甦る記憶がある。 思い出したくもない、最悪の記憶も。 迎えに来るのはあの日ここへ連れてきた彼なのだろう。 また小言。飽きもしないなと笑みを零す。 見えるのは目元のみだが、きっと伝わってしまう。 まあ、いいか。どうせ映像からバレている事も多々あるのだろう。 能力の申告や改めての面接を思い、億劫な気持ちになる。 そういえばポルクスのライブは映像で見ていたのだが……。 パチパチパチ 。と主役に向け送った拍手は誰にも届かない。届けない、でもそれでいい。教えてあげない。 君の声は存外心地良かったよ。……なんてね。 アルレシャに教わった事は今後に生かせるだろうか。 分からないけど、 強くなりたい とは願っている。また話したい。いつかのお茶会の権利、有効かなあ。 ああ、 楽しかった な。この気持ちをスピカに伝える事は出来なかったけど。 それもいいか。…また出会う日があれば 伝える事にしよう。 人の子は、いつかの未来を夢見ている。 ここで得た約束を糧に、これからも生き続けよう。 ねえ、テンガン。ボクはずっと待ち続けるからね。連れてって、何処へでも。……何処までも。 (-264) 2022/03/10(Thu) 20:59:55 |
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