人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

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【秘】   天狗 → 書生 茅

[妙に満たされていた
今まで幾人もの嫁を抱いて、それ以前にも無数の女を、時に男も「喰らった」が
このような感覚は初めてだった
小僧があまりにも素直に受け入れたせいかは知らないが

手放したくない、などと何故か思った]
(-23) 2021/06/22(Tue) 19:48:30
書生 茅は、メモを貼った。
(a1) 2021/06/22(Tue) 22:45:40

【墓】 書生 茅

[休め、と抜かれたモノの名残を惜しむ様に、受け入れた孔はきゅうと窄まってまるで縋るかのように、>>+1]

 あ……ッん、

[くったりとしていても、甘い声を一つ零して、抜かれた刺激にすら小さく身を震わせる。
楽な体勢を作ってもらって、ゆっくりと、呼吸を継ぐ内に……青年の身体に忍び寄る変化>>1:126に、青年自身は気づかない。]
(+2) 2021/06/22(Tue) 23:18:19

【人】 書生 茅

[漸く開いた視界に、天狗さまの姿を見止める。>>13
夜陰に目が慣れただけではない、はっきりと見える姿に青年自身が違和を覚えることは無いが、その言葉の意味もよくわからぬままに、ふにゃと溶けたような笑みを返す。
天狗さまの醸し出す空気が、青年には何故だか心地よくて、とろとろと、そのまままどろみそうになる。]

 大丈…夫、

[触れようと差し伸ばされた掌に自ら頬を寄せるようにしたのは、撫でられたら気持ちよさそうだと思ったからで、側に置いてもらえたらいいなぁって思ったのは、打算も何もない、勿論村のことなんて微塵も頭にない、ごくごく素直で純粋な願いで、

そう、本当に、忘れていたのだ、この瞬間まで]
(26) 2021/06/22(Tue) 23:18:42

【人】 書生 茅

       
――――本当に馬鹿な子だよ、


[さわり、頭蓋の内側をなでるような声に、瞬く。
それは聞き覚えがあるような、無いような、そんな声。
否、声自体には聞き覚えがある。
けれど、その声音には聞き覚えがない、というような。]
(27) 2021/06/22(Tue) 23:19:05

【人】 書生 茅

 
本当、馬鹿な子、


[ざわり、と、背筋を寒風が吹き抜けるような錯覚を覚える。
聞き慣れた声、聞きなれない声音。
それはいっそ、聞き知らぬ声の方が、よっぽどましだったかもしれない。
だって、あの人が…お嬢さんが。
こんな、冷たい声で笑うなんて、そんなこと、あるはず……]

   
――――あっはははは!!!


         
あはははははは

     
ァハハハハ
ハハ


              
アハ、ハハハ……



[誰かの、誰の、嗤い声が、木霊する。

                 
木霊する。
]
(28) 2021/06/22(Tue) 23:19:23

【人】 書生 茅

 あ……嫌………

[脳みその内側で、ガンガンと響く嗤い声が煩くて、突き刺さって、
青年は涙目になりながら両の耳を抑える。

なんだ。なんだこれ。
分からない。

天狗さまを見やる。
頬を撫でようとしてくれたはずの天狗さま、
目があったか合わなかったか、割れるように痛む頭にその姿は判然としなくて、
けれど多分、原因は天狗さまでないことだけは、漠然と知れて。
本当なら、天狗さまの妖術を真っ先に疑うべきなのかもしれないけれど、とてもそんな気にはならなかった。


どんなに強く強く両耳を抑えても、響く声は止まらない。]
(29) 2021/06/22(Tue) 23:19:44

【人】 書生 茅


 
しかしお前、大丈夫なんだろうね、あれは、
             化けて出たりしないだろうね、
  しっこないわ、好きで身代わりになったんだから
    第一あんた、アレが理解しているとでも本気で思ってるのかね、
   
   分かるわけないさ、だってあれは、

       
        
根っからの、阿呆なのだから!!!!


[
ゲラゲラ、げらげら。


 なんだろうこれは、何なのだろう。
多分これは、聞こえちゃダメな奴だ。ダメ、ダメなのに、

 
聞かない術が、わからない。
]
(30) 2021/06/22(Tue) 23:19:59

【人】 書生 茅

 や……なに…なん……、なん…だ、これ……

[ぼろぼろと、溢れだす涙が止まらない。
痛い、
痛い。
痛い。

頭が、耳が、抑えた掌が、いいや何よりも、

胸が痛い。


がやがやと、雑然と、嗤いながら交わされる会話の全てが聞き取れずとも、
その内容の総てが理解できずとも。
分かった。
分かってしまった。

つまり、嗚呼。そう。
俺は、きっと。

 
利用されていたのだ……と。



青年は初めて、
ヒトの悪意
を知ってしまう。]
(31) 2021/06/22(Tue) 23:20:21

【人】 書生 茅

[愛していた、あの村を
愛していた、あの村の人たちを
愛していた、村長さんもその家族も
愛していた、お嬢さんのことだって

だから、耐えたのだ

例え満足な衣食住がなくても
例え不出来さに鞭を与えられても
例え覚えのない罪を責められても

  例え
        例え……

彼女の為に命を差し出すことになっても。

見返りを求めてはいけないと、村長さんは言った

けれど、見返りではないけれど、
ただ、ひとかけらの情を返してもらえたなら、それだけで……
それだけで。よかったのに―――――!]
(32) 2021/06/22(Tue) 23:20:36

【人】 書生 茅

[青年を、嘲笑う声がする。
無駄だと知りながら、青年は両の耳を強く強く抑える。

痛いのが身体なのか、心なのか、なんだかもう分からなかった。
多分はじめっから分からなかった。

痛いのが愛しいだなんて、誰が言った。
痛いのは、嫌だ。
いやだ。]

 
俺はただ……

   居場所が欲しかった、だけなのに……



[嗚咽の隙間に小さく小さく呟いた。**]
(33) 2021/06/22(Tue) 23:21:27
書生 茅は、メモを貼った。
(a2) 2021/06/22(Tue) 23:21:53

【秘】   天狗 → 書生 茅

[常ならば、天狗の妖力は毒として人を染め上げ変えていくだけのものだ
結果として異形となることはあれど、元が人である以上「妖力は使えない」

だが、本当に極稀に、人に妖力が「移る」ことがある、それは

その「ヒト」が、心から天狗を、そのすべてを受け入れた時]
(-31) 2021/06/23(Wed) 1:19:17

【人】 書生 茅

[ヒトの身に、天狗さまの妖力は過ぎたものだった。
だから青年の身体はそれに見合わんと、変わらんとするのだが…まだ、まだ。足りない。
巡る妖力が暴れ、扱いを知らぬ青年は振り回され……遠くの声を、音にならぬ声までを拾ってしまう。

いっそ、憎めたらよかった。
  憎むには、愛しすぎた。

呪えたら、よかった。
  呪うには、情が湧きすぎた。

生まれついての化生であれば、こんなにも青年を苛むことはなかったろう。
ヒトで、なければ。
  ヒトで、なくなれば。

ざわりと、青年の背中で黒い靄が渦巻く。

欲しいなら、奪えば良い
けれど青年の欲しかったものは…
欲しかった、ものは……]
(70) 2021/06/23(Wed) 20:15:37

【人】 書生 茅

 
[
『落ち着けぇ、小僧!』


その声>>36に、横面を張られたように錯覚した。]
 
(71) 2021/06/23(Wed) 20:16:15

【人】 書生 茅

[気づけば重ねられた唇に、瞬き一つ。
奪うような口づけではない。
少しだけ吸われ、腕の中に囚われる。

いつの間にか、頭蓋の内側で響いていた声が、幕の向こうのように遠のいていた。
自然、解放した耳から、『青年の為の言の葉』が滑り込む。]

 『お前の居場所』

       『お前はワシの嫁じゃ』

   『ここに居れ』


        
              『何処にもいくな』
(72) 2021/06/23(Wed) 20:17:20

【秘】 書生 茅 →   天狗

 
─────その全ての言葉に、

      愛しいって想いが込められてるのが



              わかってしまったから。
(-50) 2021/06/23(Wed) 20:18:21

【人】 書生 茅

[腕の中で青年が伸び上がり、天狗さまの頬を両手で包んで口を吸う。
その言の葉一つ一つも喰らわんとする様に。

伽藍堂の心臓を、温かいもので埋めたくて。
飢え切った雛鳥は、いくらでも餌を求めて嘴を開く。

ちゅちゅ、と唇を重ねる内、『要らない』声が遠のいて、消えた。
代わりに青年の背中に、黒い翼が揺れる。
天狗さまのそれと比べればずっと小ぶりで、飾りみたいなものだけど。
瞳の色は落ち着いた朱に変わる。]
(73) 2021/06/23(Wed) 20:18:37

【人】 書生 茅

 嫁、なら…
 一緒に暮らして良いの?

[何度も唇を啄んで、ようやく満足した頃青年は小さく問うた。
あんたのとこに、居ていいの?

捨てられることはないと確信したからこそ、口にできた問いだった。

これから先、天狗さまが与えてくれるものが無ければ、どうにも青年は生きていけそうになかった。**]
(74) 2021/06/23(Wed) 20:18:53

【人】 書生 茅

[強請るままに与えられる幸福を、あんたは知っていただろうか?>>77
飢え続けてきた者にとってそれは、とてもとても信じられないような恵みだった。

合わせた唇を何度でも、吸うことを赦し、吸ってくれる、だからそんな、甘えたことも口にできたのかもしれない]

 ふふ……
 共に、うん、そう、共に暮らすもの、

[一緒に居たいって、言われた言葉にまた悦びながら、寄り添っていると、背中の『存在しないはずの場所』に触れる感触に、驚いてびくりと身を跳ねさせた。]

 え?
 …え??

[指摘されて初めて存在を知った小さな翼を、はたはたと羽ばたかせる。
動くなら、これも身体の一部ということだろうか?
どう見ても、ヒトの身体の一部ではないけれど
]
(83) 2021/06/23(Wed) 23:55:22

【人】 書生 茅

 あぁ…うん……

[問われ>>78、しょん、と翼が垂れる。
暫しの間をおいて、ぽつぽつと語るは『聞こえるはずのない声』の話。
聞いただけではきっと、幻聴か何かだと思うのが普通だ、
けれどそれが幻聴でないことは、天狗さまだから分かってくれること。
青年自身も理屈抜きにそれが真実であると確信していた。]

 腐れ……

[行き所を無くした想いを持て余していると、天狗さまが代わりに言葉にしてくれる。>>79
そうか。
腐ってる
のか。

青年は、ヒトだった。
今はもうヒトなのか分からないけれど。
それでも“ヒト”への情が一朝一夕に無くなるものでもない。

けれど、そうか。
腐っていたのか、彼らは。

ならば他を腐らせる前に、
『切り取らねばならぬ』
。]
(84) 2021/06/23(Wed) 23:55:55

【人】 書生 茅

 え?
 いや…別に……

[助けたいか、問われて初めて明確に気づく。
青年にとって、あの村は最早『どうでも良い』こと。
だってもう、青年は居場所を手に入れた。
いつまでも、しがみつく必要もない。

天狗さまが、笑っている。
人の悪い笑み、けれどそれも、嫌いじゃない。
だから、青年も笑みを返す。
く、と小首をかしげて見せ。]

 何?
 良いコト?

[それとも
『悪いコト』


どちらでも良かった。
天狗さまが、青年にとって悪いことを、考えるはずもないので。**]
(85) 2021/06/23(Wed) 23:56:17

【人】 書生 茅

[純粋で無垢だった心についた染みは、和紙に落とした墨汁のごとく、黒々として、広がってゆく。
『あの村は潰してかまわんか』>>86
問われた言葉に、それは無邪気に笑ってみせた。]

 いいよ!

[今まで気づかなかった、否、目を背けてきたあらゆる『悪意』に気がつけば、それはもう、青年にとっては文字通り騒音に他ならない。
それに……

語る天狗さまの言葉>>87を聞く内、背中の小さな翼がぱたぱたとはためく。
それは恐らく、『ごきげん』のしるし。

ヒトでなくなることに、躊躇は無かった。
だって、嫁にしてくれる。
ずっと、側を許してくれる。
他ならぬ、あんたが。
そして、最後の最後、思い出したように問われた内容に、声をあげて笑った。]
(103) 2021/06/24(Thu) 20:06:57

【人】 書生 茅

 茅、と申します。
 不束者ですが……
 末永くよろしくお願いいたします。

[なんて、わざと三つ指ついてみたりなど。
天狗さまの婚姻は、きっとヒトのそれとは違うだろう。
けれど、“ヒトだった”青年が、本当にヒトを捨てる前に、最後に行う“ヒトの真似事”だった。

そして、“ひとでなくなった”青年が、本当にヒトを捨てて最初に行うのはきっと……]

 ねぇ、天狗さま。
 眷属にしてもらったら、俺でもできるかな?

[あの村を、潰してしまうことが、って。**]
(104) 2021/06/24(Thu) 20:07:16

【独】 書生 茅

/*
頭ん中がもうイチャイチャした過ぎて不穏な会話もニコニコしてしまう(危険
(-77) 2021/06/24(Thu) 20:27:26

【人】 書生 茅

[分かりやすい形式的な婚姻を踏まなくたって、嫁入りはつつがなく完遂される>>111
名前を褒められればまた、嬉しそうに翼が揺れた。
名前だけは、何もかもを忘れて路傍に転がっていた茅が、唯一記憶の向こうから持ち越せたものだったから。
唯一それだけが、本当の意味で己自身のものと、自身を持って言えたから。
]

 んふ、

[茅本人が村を潰すのがよかろうと、天狗さまも言う。>>112
青年自身もそのように思っていた。
かつて村へと抱いていた愛の清算に。
憎しみではない。
これも、愛故である。
“ヒト”は、そうは思わないかもしれないが。]
(118) 2021/06/25(Fri) 0:14:24

【人】 書生 茅

 ……ハイ、

[名を呼ばれ、青年の表情が、すぅと静かなものに変わる。
ヒトならざるモノへと変貌したとて、青年のあまりよろしくない頭が劇的に良くなるわけではない。
だから単純化された儀式は正直ありがたかった。>>113
指先にできた
い玉に、視線が吸い寄せられる。
い、香りに誘われるようにして、青年は差し出された手をそうと両手で捧げるように添えた。
その指先に、そ、と唇を寄せる。
ちろりと舌先を見せると、与えられた血の雫を、つ、と掬った。**]
(119) 2021/06/25(Fri) 0:14:50

【墓】 書生 茅

[あ、と開けた口で、指先を咥える。
ちゅうと吸い上げては、傷口を舌先で刺激する。
痛いかな?とか考える余裕もなく。
もう少し、もうちょっと、
甘露
が欲しくて強請るように、吸う。]

 
ちゅ……ちゅぷ、


[ざわざわと、翼の先が震える。
こめかみが、熱っぽく脈打つような気がする。
はふ、と吐息を零した。

漸く満足したころ、咥えていた指を返すが、その表情はどこかとろんとしていた。
ふるふるっと全身を震わせると、一度開いた翼がするすると背中に収まって、肌表面の刺青のような描画に収まる。
それからまたひとつ身震いすると、するすると黒い糸がどこからともなく肌の上を滑り、墨色の着物となって青年の身を包んだ。]

 あは……どう?

[おそろい、なんて、馴染んだばかりの妖力で編んだ着物を自慢げに見せ**]
(+3) 2021/06/25(Fri) 0:15:56

【秘】   天狗 → 書生 茅

 もっと欲しかろう?
(-84) 2021/06/25(Fri) 2:19:12
 




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