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【秘】 通信士 カテリーナ → 黄金十字 アウレア/* ごきげんよう、サイレント田中さま。🌙🐇です! 上司様とのやり取り、楽しませていただいております、ありがとうございます! つきまして、1点ご相談になります。 この後、公園でのお昼(ピクニック)をさせていただこうかと思っているのすが、白茶の方で進行させていただいても問題ございませんでしょうか? もし一旦切りたい!や秘話の方が良い!などのご希望があれば沿いたいと思います! ご検討のほどよろしくお願いいたします!🐇 (-204) 2024/03/25(Mon) 1:12:04 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 機関士 ジャコモ「ああ。あれは一人目のアウレアだな〜、 今の俺様ちゃんは三人目か四人目くらいの……」 「な〜〜〜〜んちゃって。 男子三日会わざれば刮目して見よ、女子も見よっつーだろ」 言わない。 「はっちゃけないとやってけねーんだよ、 あと静かだとナメられる。ナメられんのは許せねぇし、 それこそ威厳とかがないだろ。オレ小せーし……」 「このオトモん中? そ、お縄データ」 「個人的収集物にどっかの誰かの秘密に人格デ、いやまあいいや。 ともかく色々。こうやって自立させときゃ追われたところで逃げ果せるだろ? 捕まってもワンコールで自動的に初期化されるようにはなってる」 他にもセキュリティは掛けてるけどな、と グラスの中身を揺らしつつ。 いともアッサリ少しだけネタばらし。 「ああ、バックアップ掛けてんのか。そら安心だ。 いいねえ〜ここまで慕ってくれる部下がいるってのは。 ユウィも幸せモンだな……」 (-205) 2024/03/25(Mon) 1:13:03 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 通信士 カテリーナ/* どうもこんばんは田中です! 秘話ありがとうございます、癒やしです、癒やし……嬉しい。 ピクニック、白茶で行っちゃいましょう! 問題無しです! ウキウキピクニック回、楽しみにしております。 引き続きよろしくお願いいたしますね🌸 (-207) 2024/03/25(Mon) 1:24:27 |
【秘】 機関士 ジャコモ → 黄金十字 アウレア「え、まさか義体となって……? って、違うのかよ!この宇宙ではあってもおかしくなさそうだから信じかけただろうが!」 遺憾だとばかりにぷんすかしたが、 こんなことに騙されるやつの方がおかしい。 「あー……女でマフィアはそこがつれぇんだな…… いや、身長で舐められんのは男も同じだがよ。確かに静かで大人なお姉さんよりは、今の何するかわからねえお姉さんの方が「こえェ…」とは思いはするな」 グラスを傾ける。やい男だ女だはあまり言いたくないが、女で上に立つ方が苦労が偲ばれるなと思案した。 「へぇー……案外簡単に教えてくれんだな。 大丈夫?俺も危険に晒されたりしない?」 「さすがにそれを聞いたら中身まで見せてほしいとはいえなくなっちまったなァ…… でもよく考えるものだ。さすがはうちのエンジニア、味方だとこんなにも頼もしいとはな」 幸せモン、の言葉には少々困ったように眉尻を下げて、力なく笑う。 「……だと、いいんだけどな」 (-209) 2024/03/25(Mon) 1:29:53 |
【秘】 データファイル: ナル → 黄金十字 アウレアデータの読み込み中… 対象が指定できませんでした データの読み込み中… clear! 対象が指定できませんでした *** ** **** *** **** (-225) 2024/03/25(Mon) 10:10:18 |
【秘】 データファイル: ナル → 黄金十字 アウレア*** ** **** *** **** データ形式:【人格データ】 S社以外の人格バックアップは明確な違法、これだけで警察を動かせる代物だ。 対象:【IDが適応した生命体】 どうやらこのデータも肉体が生命活動を停止した際に使用可能だそうだ。 管理コード:【15年分のデータ】,【指令コード:■■】 データの参照不可、指令コードのプログラミングハッキングが可能。 ハッキング clear 文章データ:【担当者コード】 たどり着いたのは一つの会社のデータバンク。 それはIQチップで問題になった脳医学研究の会社、ソーレファミリーの後援を受けている施設だ。 **** ** *** ** **** * (-226) 2024/03/25(Mon) 10:11:28 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレアそれ以上詳細を読み込めずとも、概要を察することは容易か。 結局もう一つも【該当データ】を削除するプログラミングと判明したが、技術的にも十分に怪しい機能であることが再確認できただけとなった。 暫くの間静かな時間が流れただろう。 「どうでしたか?」 「アウレアさまの給料が下がりそうなこと書いてありましたか」 そうしてようやく言葉を投げかけたのは、悪意に脅かされることの無かった、ただの真っ白な記憶喪失者だ。 (-227) 2024/03/25(Mon) 10:12:45 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 機関士 ジャコモ「わっはっは。 まあ義体ではあるんだけどさ 」さらっと。 「そうだろー? 油断出来ない人間相手じゃ そうそうナメられねーと思ってさ」 「てか今こえぇつったか? オレ普段怖がられてる?」 こんなにかっこいいオネーサンなのに……? などとのたまっている。これがこのふるまいの弊害か? 「こんな大雑把な内訳知ったところで消されやしねぇよ。 勝手にデータ読み込んだらアウトだけどな。 お前に宗教的な裁きを齎さなきゃならなくなる……」 それも冗談だろうか、はたまた本気なのだろうか。 少なくとも、少しは真面目に聞こえたかもしれない。 「……んだよ。自信なしか? らしくねぇ顔」 (-229) 2024/03/25(Mon) 11:44:59 |
【秘】 機関士 ジャコモ → 黄金十字 アウレア「えっ」 「マジかァ。義体なんだァ……一回死んじまったのか? まあ、S社は義体になっても更なる義体、用意してくれるとは聞いたことあるから安心なんだろうけどさ。どう、違和感とかねぇの?」 びっくりした、と思わずグラスを取り落としかけた。 「 やっべ ……いや、言葉の綾って言うか、そんな、そんなには……」「まあ恐怖って程じゃなくて、滅多に見ないタイプの、こう、豪胆に見える女性ってちょっと震えあがる時もあるって言うか……」 言い訳染みている。 口を滑らせたとばかりに目を逸らしてぽつぽつと述べて。 「勿論今はそこまでおもっちゃいねぇけどよ。 頼れるお姉さん♡って思ってるぜ」 何て、調子のいい事を言って締めくくっている。 「はは、さすがにデータ丸ごとぶっこもうとはしねぇっすわ。 俺も機関士である以上どんだけやばい事なのかはわかるし。 宗教的な裁きが何が起こるのかは、ちょっと気になるけど」 マフィア的な裁きではなく、宗教的とは何が起こるのだろうか。磔刑にでもされて殺されるのだろうか。興味は尽きない。 「部下は部下なりに悩む事があるんですよだ。……ぶっちゃけさあ、アウレアは俺みたいな部下がいたらどう思う?」 (-240) 2024/03/25(Mon) 16:04:47 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル明るい緑の瞳が文字列をなぞる。 その中に含まれるデータも、コードも。 自分が読み解けるものは全て読み解く。 どれも公になれば危うい物だ。 人間としても。 ――ノッテファミリーの一員としても。 「…………」 これをこの女が見た事は。 あなたにとって、幸運だっただろうか。 → (-265) 2024/03/25(Mon) 21:48:08 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル「――俺様ちゃんの給料が下がるような事は無いが」 「これを隠していることがバレたら処分だろうなァ……」 画面から目を離し、あなたに向き直す。 それから愉快そうにくつくつと肩を揺らした。 「お前すげぇな。なんで俺様ちゃんの所に来ちまったんだ? こりゃ俺様ちゃんの専門分野だ」 「あー。何が入ってっか知りたい? お前がこれ知るのもなんか怖ぇー気がするけど」 胸元の銀の鍵を左手で弄りながら、 首を傾げてあなたに尋ねた。 (-267) 2024/03/25(Mon) 21:51:15 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 機関士 ジャコモ「一回死ん……だかぁ? わからん。 俺様ちゃん正直言うと物心ついた時から義体だったし。 生身の頃の記憶なんざねェから比較しようがねぇっつか」 「でもまあ生きるに不自由は無いよ。ウン。元々こんな感じ」 平気でーす、と手をひらひらさせてみせた。 つまりは初めて会った時にはもう既に義体だったのだが。 「あら頼れるお姉さん? アリガトー♡ ……っふふ、別になんて思われてもいいケド。 責める気とかは全然ないしー?」 「宗教的な裁きはなんか…… やっぱ杭とかでゴン? 」「ウソだよウソウソ。ま、そこ分かってくれてんなら お前が裁きを受ける事もないだろうし……」 機嫌よさげに笑うのと共に、胸元の銀の鍵が揺れている。 これもまた宗教的なシンボルなのだと、以前に語ったことがあるかもしれない。 「え。ジャコモみたいなァ……? 可愛げあるし技術もあるし。 俺様ちゃんがお前の直属の上司なら嬉しいよ。 やっぱ慕ってくれるってのは安心感があんだよな」 「上は下が無いとやってけねーし。支え?」 (-283) 2024/03/25(Mon) 22:34:24 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「すごい?」 妙な言い方に違和感を感じて、ぴくりと眉を動かした。 確かに勘は悪くないと思っているんですけどね。 「アウレアさまに持ってきた理由なら、 中身を見つけてくれると思ったんです」 今の状態ではまごうことなき『ガラクタ』を二つの眼球でしっかりと見てから、一緒に首を傾げる。 「怖いってなんですかー。 私をどう思ってるかは知りませんが、ただの仕分人ですよ」 「そりゃあまあ」 本当にそれが自分宛であったのなら、と。 「知りたいですよ ?」 (-295) 2024/03/25(Mon) 23:14:19 |
【人】 黄金十字 アウレア>>126 カテリーナ 「偶然も味方につけるのが生きてくコツってワケ」 適当言う上司。 「雪だるまはよく見るけど猫かぁ……皆器用だねぇ。 こうして見ると個性があるよね」 身体のバランス然り、造形然り。 自分はこういうの作るの苦手だからな……と呟きつつ。 「そうだそうだ、頼んだぞ。 俺達の昼ご飯がお前の手に掛かってるんだからな」 なので滑りそうなところは避けつつ。 新雪をギュムギュム踏んでいると、 船の中だというのを忘れそうになる。 「んー? 俺は平気だよ。昔から暑いのと寒いのには強いんだ。 風邪もあんまり引いたことないし」 とはいえシスター服はそもそも肌の露出面積が少ない事もあり。 お陰様でまだポカポカ。 (127) 2024/03/25(Mon) 23:36:06 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル「うんうん。ならやっぱり、お前の判断は正しかった訳だ」 ピン、と銀の鍵を指で弾く。 「なら言うわ。 この中身は人格データ だ。おおよそ15年分のデータがこの中に ぎっしり入ってると思われる……が」 「参照は無理だった。 やっぱ 元あるべきトコ で読み込まなきゃあダメかもな」 然るべき手順を踏み、USBデバイスを端末から引き抜く。 ……握っていたキャップを被せ、つまんで見せた。 「ま、多分お前のデータだな。記憶喪失クン」 「とりあえずどうするよ。コレ」 「……俺んトコの教団に送りゃあ、 中身もガワもどうとでも出来そうではあるが。 今すぐの話にはならねえからな」 (-302) 2024/03/25(Mon) 23:49:07 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「私の人格データ? いったいいつの」 そこまで言って、言葉を止める。 15年分という言葉に少なくともこの5年間がないことは直ぐに分かってしまった。 違法データであることもあまり関係なく、残念ながら、それは。 「アウレアさまの好きにしていいですよ」 「だって、それは、私ではありませんから」 鍵が元あるべき場所に差し込まれた瞬間に、きっとそれは出来上がった。 では今この『ガラクタ』は何処にあるべきだろうか。 「もしその教団?の方に送られるとちゃんと体が戻るんですね。 手術ももしかしたら必要なくて」 「……でも、……それはつまり」 「今の私は、死ぬんでしょうか?」 (-307) 2024/03/26(Tue) 0:15:44 |
【人】 黄金十字 アウレア>>128 カテリーナ 「作者当てゲームマジ!? うお〜当てたすぎ…… でも公園やや人来てたし選択肢も多いね。ウケる」 とりあえずヴィーニャのぶんはあるかな……と思った。 猫だし。 「転び……そうではあるな。なんでだろ。 そゆとこうっかりさんのイメージがあるんだよな。 仕事はちゃーんとこなすのは分かってんだけどさ!」 ちょっと不満そうなのが少し面白い。 これなら多分転ばないな、よしよし。 「あ〜そっか……それが冷えるのは辛いかも。 そのタイプだと特にねぇ」 「……お! おいしそーじゃん! 待ってな〜、紅茶も用意するする」 肩に提げていたトートバッグから、魔法瓶とカップを取り出して。 二人分とぽとぽ……と注げば茶葉の良い香りとほかほかの湯気。 「温まりな〜」 (129) 2024/03/26(Tue) 0:20:16 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル「……なるほどな。分かった」 「ならこちらで預からせてもらう。勿論、秘密でな」 「オトモ君」 アウレアが小型ドローンに声を掛ければ、 細いアームが伸びてそれを掴み、ドローンの中に収納される。 「手術ナシに戻す事もできるかもしれない。 ただあそこの主流は『産み直し』なんだよな。 そいつの遺伝子を元に作った新しい義体に、 そいつの人格データをブチ込む。それで終わり」 「今のお前がどうなるかは、……」 「まあ。データの上書きをするのであれば死ぬだろうな」 事実。それはきっと紛れもない事実だ。 アウレアの提示する話も違法に変わりない。 だがやはり、違法であることは関係無く。 15年分に今のあなたは内包されず、復元されればきっと。 「お前の言う通り、 アレ とお前は違う。アレは俺の知るお前ではないし、 アレの居場所はここではない。他所だ。 下手すりゃノッテに潰されるだろうな」 「……死にたくはないよなあ。それとも怖くは無い?」 (-312) 2024/03/26(Tue) 0:38:05 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレアその視線はずっとオトモへとむけられていた。 「私、ノッテに潰されるような存在だったのなら」 「もっと早く死なせて欲しかったですね」 この感情は非難だ。 もっと早くにこれが見つかっていたら、何も期待することなく運命だと諦めて殺されたか、15年間は宇宙の塵となって消えていただろう。 「死ぬのは、怖いです」 「死ぬのは、いやです」 「私は、生きたいから、生きてきたんです」 「それよりも」 これを渡しに来た者が口を開くことはもう二度とありません。 その15年間の望みも記憶もわからずじまい、しかし、ここに自分が居る以上望むことは一つだけ。 → (-317) 2024/03/26(Tue) 1:15:22 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「役立たずはもっと嫌でしょうか」 そうして漸くあなたと目を合わせればいつも通りに笑いかけた。 「意外でした、あのデータを直ぐに捨てないなんて! 厄介事に違いないのに、大丈夫なんですか? もし悪いデータだったら復元してどうするんですかぁ」 (-318) 2024/03/26(Tue) 1:15:45 |
【秘】 機関士 ジャコモ → 黄金十字 アウレア「ナルと同じ記憶喪失なんだねぇ…… それでもへこたれずに前向きなの、すげぇな。 そりゃ不自由はないのかもしれないけど、俺ならもっと引きずりそう。 "自分が誰か"、とか、幼少期はずっと考えてたからな」 またグラスを傾ける。 幼少期の自分は散々だったから、その上で記憶喪失なんて来たら、 自分を見失ってすっかりパニックになっていた事だろう。 「拷問じゃねぇか!」 「それも肌身離さずつけてるけど、なんか意味あんの? 俺は宗教ってジャンルはサッパリだけども……人を救えるのか?」 貴方の胸元の銀の鍵を見て、昔語られた事と、 当時の事を曖昧にしか覚えてないこと自体を思い出す。 「ほ、褒め殺してもこれ以上お酒は出てこないからな。 ……いや、大丈夫わかってる。そっか。 嬉しいって思ってくれるなら、少なくとも外から見てそう思えるなら、今までやってきた甲斐があるなって思う。 俺から見たアウレア様も、いい上司だぜ」 (-329) 2024/03/26(Tue) 3:32:36 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル「そんな寂しい事言うなよ。 ホントは潰されていい命なんてないんだぞ?」 「マフィアの俺が言うのもおかしい話だけどな」 オトモ君は少しの風と音を立てて宙に浮かんでいる。 あの中にUSBがある事を知っているのはアウレアとナル、 それからオトモ君自身だけだ。 「……どんなガラクタでも磨けば光るだろ。 色んなゴミ山飛び回ってる俺様ちゃんはそう思う」 あなたと視線が合う。 ふざけたハートのフレームの奥の瞳は、 至極真面目にあなたの笑顔を受け止めた。 「意外か? まあノッテのメイドマンって立場的には、 そりゃすぐに捨てるべきなんだろうけど…… うちんトコの神様に食わせていいなら食わせたいんだよな……」 (-384) 2024/03/26(Tue) 20:26:00 |
【人】 黄金十字 アウレア>>130 カテリーナ 「アハハ、確かにそうかも。ベルヴァが猫作ってるとこ あんまり想像できないかも……」 ……とかなんとか言っている間に、 ロボ的精密推理が聞こえてきた。それにふむふむ納得したり。 「うっかりの前科があんだよなぁ……次からは指さし確認」 とんでもねえモン忘れてなくてよかったな、 なんて言葉は慰めになるのかどうかはさておき。 「ふーむ。今度温度の自動調節機能でも付けようか。 気温に合わせてぽかぽかになったりひえひえになったり」 「随分大盤振る舞いしてくれたじゃん! アウレアちゃんはフリッタータもサラダも好き」 嬉し〜、と言いつつまずは食べる前のお祈りをして、 ローストビーフの挟まったサンドウィッチを手に取った。 そのまま一口ぱくり。 「ん! やっぱおいしー……沁みる……。 紅茶もいいでしょ〜。それね、マジでお気に入りだから。 誰かに飲ませたかったんだよな〜」 (135) 2024/03/26(Tue) 20:36:26 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 機関士 ジャコモ「記憶喪失なんかなあ? それすらも分かんねえ。 自分が誰かなんて決まり切ってっし。 別にどんなにしっちゃかめっちゃかになっても、 俺様ちゃんは俺様ちゃんだしな」 「ジャコモくんは結構そういうの考えるタイプなんだ。 ちょっと意外かも」 吞気なのだかそうではないのか、そんな感想を。 生きる意味だとか自分の価値だとかを、 早々に自分で決めて生きているゆえ。 「? そうだが…… 」「なんか意味あったっけ。お守り代わりに付けてるけど、 神父サマの話って長くて聞いてらんないんだよな。 ま、救えると思うよ……信仰って人生の痛みを楽にするための麻酔みたいなもんだし。場合に寄っちゃ治療も出来るしね」 「興味ある? 仲間に入れてやろうか」 ……それもまた、なんてな、なんて冗談めかす。 「褒め殺しだろうが事実だろ〜ン? ……おう、俺様ちゃんはい〜い上司だとも。知ってる」 「なんにせよ、お前は頑張ってるよ」 (-389) 2024/03/26(Tue) 20:48:26 |
【秘】 機関士 ジャコモ → 黄金十字 アウレア「不動の精神じゃん。 逆にアウレアが自分を見失う時なんて出てくんのか? あるなら余程の事件だろうから教えてほしいぜ」 「おうよ、ユウィさんに人間にして貰ったくらいだからな。 こう見えて全部奪われたけど元お坊ちゃんだったんだ、 意外と悩み多き少年だったんだよ」 全く持って対であった元少年は、 その強さに憧れるよ、と独り言つ。 「本当にアンタの扱い、シスターでいいのか?」 神父様の話を録に聞けないのにあっていいんだろうか。 「深い理由もないんかい。よく持ち歩く気になったな? まあ、逆に言えばアウレアみたいにそこまでゆるゆるでも 入れる組織って考えりゃそう悪い物でもないんだろうが…」 「麻薬って聞いちゃあ腰が引けるな……。 まあ、俺は今は間に合ってるから遠慮するけど……ユウィさんと出会ってなかったら、ノッテじゃなくてそっちの方に世話になってた可能性もなくはなさそうだ」 そんときは「アウレアさん!」って懐いてたかもしれないぜ、とこちらも冗談めかして笑った。 「くそ、ちょっと弱み見せたら畳みかけやがって……」 「……おう」 もうわかった、いいから、と少し顔を朱色に染めて手をひらひらさせる。こんな表情になったのも全部ワインのせいに違いない。むしろそうだと思っていてくれ。 (-391) 2024/03/26(Tue) 21:16:38 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 機関士 ジャコモ「エ”ッお前がお坊ちゃん!? へ、へええ〜……。 びっくりした。なんでまた……、 って深く聞くにも野暮だな。どこのどいつがやったんだか」 あなたが元居た場所の治安の悪さについては、 たったさっき話したばかりだ。 生まれが良い人間が居るには不自然だと思うのは 不思議な事ではないだろう。 「だから頭に付けてんだろ。『一応』って」 自覚はあるらしい。 「まあ、ずーっと昔から持ってるもんだし……、 ってだ〜〜れがゆるゆるだって? 仕事もお勤めもちゃんとやりますから!」 「お前が来てたらうんと可愛がられてたろうな〜。 勇気と機会があったら来いよ、懺悔も募集中」 懺悔は募集するものではない。 そんなもしもも魅力的かもな、なんて。 その笑顔を見て笑い返した。 「ふふん。ノッテも安泰だな」 その反応でやっと満足したのか、 椅子に背を預けてワインを飲み干した。 あからさまに気分が上を向いている……。 (-393) 2024/03/26(Tue) 21:41:12 |
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