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【秘】 美術 エノ → 演劇 アクタ「まぁ、俺もそうだからね。」 「普通の生活が羨ましい。」 「家族で手分けして家事をして、テストの点で怒られたりして」 「お小遣いをもらってそれをやりくりしたり、たまに奮発してちゃんとしたお店に行ったり。」 「それがいいなって思う。」 「ただ、そっち側が多数派で、俺が少数派。」 「それだけの違いなんだろうね。」 淘汰、とまではいわないけれど。 マイノリティは軽視されがちだ。つまり、そういう事だろう。 やはり感慨なく告げられる言葉は、諦めの色が濃いのに。 それでも青年は、理解を求めている。 完全に諦めてしまう前の、最後の輝きなのかもしれない。 ……肩に、人肌の温もりが移された。 ▼ (-22) 2022/02/26(Sat) 22:48:02 |
【秘】 美術 エノ → 演劇 アクタ「……………そう。」 乗せられた頭に、目を丸くした青年は。 しかし、どこか嬉しそうにして。 その頭に擦りつくように、自分の頭を寄せた。 触れ合いは好き。理解が進むようで。 「いいね、家族でお出かけ。」 「そっか、子供の頃からの夢なんだ。」 「………いいね。」 君のことが理解できる。 嬉しくて、気持ちいい。 「そうなのかも。何もないや、俺らしくあるためのもの。」 「だから、芯のある人を見ると羨ましく思えるのかもね。」 「……素敵だね。」 耳元で、囁くように告げて。 自分についての解釈をされる。興味を持たれてる。 嬉しくて、気持ち良くて、高揚する。 出された飲みものに、お金も払ってないのに奢りなんだ、なんて言いながら。 手に取って、一口飲んで。 きちんとした製法で作られたわけでもない、大衆向けの味。 ……でも、美味しい。そう思った。本心から。 「はい。」 好きなら、君も飲むでしょ、と、ボトルを差し出して。 (-24) 2022/02/26(Sat) 22:54:37 |
【神】 美術 エノ「うーん、それにしても。」 「選ぶ基準がないな、今日は。」 クジで決められた投票を眺めながら。 特にそれに言及することもなく。 自分もそうしようか、でもな、なんて考える。 オレンジジュースは冷たくて、美味しかった。 (G30) 2022/02/26(Sat) 22:56:38 |
【神】 美術 エノ「立候補者がいないんじゃ、しょうがない。」 「各々、好きに選ぶしかないよね。」 「それが一番穏健だ。」 話し合いをしても、まとまらないと思っている。 現に、まとまってる所を見たこともないし。 人と心を通わせるのは、難しい。 (G34) 2022/02/26(Sat) 23:43:18 |
【神】 美術 エノ「う〜ん、誰にしようかな。」 「俺、あんまり誰かと話もしてないし。」 「ないな、基準が。やっぱりくじか……」 当然、味方も少ないという事。 明日で命運が決まるのかもな、とぼんやり考えて。 …………まぁ、そんなものか、と言う気分にしかならなかった。 (G41) 2022/02/27(Sun) 0:34:53 |
エノは、絵筆は身近なものかと言われると、ちょっと自信がない。 (a17) 2022/02/27(Sun) 1:36:14 |
エノは、身近、なものは、わからない。 (a18) 2022/02/27(Sun) 1:36:37 |
【神】 美術 エノ薄ぼんやりと眺めていた合議から目を逸らして、投票用紙を眺める。 やはり、なにか決め手となるものがある訳でもなく。 さてどうしたものか、一度持ち帰ろうか、 そんなことを考える。 「……美味しいな。オレンジジュース」 今日の合議の成果は、それだけになりそうだ。 (G68) 2022/02/27(Sun) 11:41:52 |
エノは、オレンジジュース一杯分の感謝を (a24) 2022/02/27(Sun) 11:44:08 |
【秘】 美術 エノ → 演劇 アクタ「部活か、いいね。俺、入った事ないや。」 「嫌なんだよね、俺がいる時だけ空気が変わるのが。」 「………………ん…………」 君が沢山持ってるものを、一欠片貰う。 青年は、それを親から貰ったことがない。 別に嫌われてたわけでも、なんでもなく。 強いていえば、そう。ただ、時間がなかったのだろう。 だからその暖かみは新鮮で。 目を細めて、子猫のように手のひらにじゃれついてしまう。 気持ちいい。 「時間は沢山あったからね。」 絵が上手いと言われたことに対して。 「そんなに変かな、俺。」 変なやつだと言われたことに対して。 「……そう、うん、寂しがりなんだ。俺って。」 「きっと、そうだと思う。言われて、納得ができるから。」 「………………。」 しばらく手にじゃれついて ▼ (-80) 2022/02/27(Sun) 11:53:36 |
【秘】 美術 エノ → 演劇 アクタそうして、離れ行く手をあぁ……と小さく、 名残惜しく眺めて。 レモンティーを飲む。きっとこれその物はそんなに美味しいわけじゃなく。 ただ、きっと。 君が好きなものだから。 君から貰ったものだから。 美味しく感じるのだと思った。 「……好きだよ。この飲み物。俺も。」 「飲みかけ、ダメなんだ。あんま人と飲むことないから。」 「………………飲むんだ。」 いいのかな、ダメなのかな、どっちなんだろう。 そんなことも分からず、渡されたそれをまた一口飲んで。 そうしてまた、君に差し出した。 友人とする普通が、何ひとつも分からない。 きっと、青年は。 本当に、何も知らないだけなのだろう。 (-82) 2022/02/27(Sun) 11:58:38 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ肩に頭を置きながら、君の写真を覗き込む。 今と似た顔立ちの、でもやはり少し違う顔。 「微妙な表情してる。」 くすり、と小さく笑う声も、やはり耳元で。 結構かっこいい顔立ちだね、なんて品評を。 「君も同じような気持ちだったなら嬉しいよ。」 「2人で同じ檻に入って、どこにも飛べないまま朽ちるような関係が」 「きっと俺は、好きなんだろうな。」 未来を望まない。その先に何が起こるかわからないから。 最も理解してくれる人が一人現れたら。 そこで全てを終わらせたいと思ってる。 「…………?フカワくん」 「なんか怪我してる?平気?」 俺は、今は大丈夫だよ、冷え性だけどね、と。 今はまだポカポカの指を、君の手に搦めた。 (-85) 2022/02/27(Sun) 12:05:09 |
エノは、外から聞こえる叫び声を聞いて……笑った。剥き出しの心が好きだ。 (a26) 2022/02/27(Sun) 12:40:58 |
【秘】 美術 エノ → 演劇 アクタ「言わなきゃ伝わらないからね。」 だから青年は。 できる限り、聞かれたことには素直に、正直に答えようとしている。 聞きたいことも、素直に聞く。 理解が根本にある青年は。 嘘をつかないし、好まない。 もちろん、言わないことだって、ない訳では無いけれど。 「そう、よかった。なんか、嫌われてそうだったから」 「話に来てよかった。」 それは個人への嫌悪というより。 『死を受け入れる者』への理解できない恐怖からだったのかもしれないが。 いずれにせよ、理解が深まり、今は少なくとも嫌われてない。 それは青年のほほを染めるには十分な事だった。 「へぇ、反骨心だね」 午前の紅茶に対する回答。 面白いね、と小さく笑って。 そうして。 君が告げる事に、キョトンとする。 「…………ふっ……」 堪えようとした笑いが、伝わる熱で漏れ出てしまい。 くす、くすと笑う。 そうして、もし叶うなら、そっと顔をずらして。 (-109) 2022/02/27(Sun) 13:51:51 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「確かに、言われてそう。」 「俺もでも、あんまり分からないや、笑い方。」 鍛えたら笑えるようになるのだろうか? 笑いの道も大変なんだな、なんて。 そんなどうでもいいことも、割と考える。 ずっと、翼が動かないことを望んでる。 「人は変わるものだから」 「理解出来ても、時が経てば相手が、あるいは自分が変わって、理解できなくなる。」 「それに比べれば、死は永遠にそのままでいいなって。」 「……カミクズくんが、そんなことを言っててね。納得した。」 「だから、俺もそうなりたいなって。」 あれはどちらかと言えば、自分の言葉を噛み砕いてくれたもので、彼の望みとかでは無かっただろうけど。 兎にも角にも、あぁ、いいな、と思ったのだ。 汽水のような関係がどうしようもなく続いていく。 「心配……うーん」 「やんちゃだなって思った。」 「でも、怪我はあんま無い方が嬉しいかも。」 「寄りかかる時に痛そうだから。」 (-115) 2022/02/27(Sun) 14:03:35 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「特別感があるんだ。」 「じゃああんまり笑わない方が良いのかも。」 レアものにしようかな、と呟いて。 まぁ、何もせずともレアものだ。 どうにも笑う機会に乏しい。 「そんな感じかな。」 「……まぁ、仕方ないよね、この時代に生まれて、この時代にしか生きられない。」 「空は暗すぎて、飛ぶ気になれないな。」 そんな諦観はきっと、現代の人間全員が少なからず持っているはずで。 だからこそ、それに抗うように3に〇を付けた人を、凄いなと思ったりしたものだ。 何故そうも辛い道を行こうとするのか、理解ができない。 「……おわ……………」 すっぽり、体が倒れて胸元におさまる。 温もりと、鼓動が聞こえる気がする。VRの世界なのに。 …………落ち着く。安心、なのかもしれない。 「……悪くないね………でもこれは……眠くなりそう………」 ちらり、と君を見上げて。 下から見上げた君の顔、君の顔ではないけれど。 また印象が違うように思えた。 (-154) 2022/02/27(Sun) 17:42:58 |
【秘】 美術 エノ → 演劇 アクタ「伝わったよ。」 やはり人と交流するのは良い事だと思った。 少しの理解で、がらりと印象は変わる。 たとえ、明日印が浮かぶのが自分であったとしても。 この交流に時間を割いてよかった、そう思えた。 「でも君は、もう少し態度を正した方が良いと思う。」 あんまりつっけんどんだと狙われちゃうかもよ、なんて。 投票とか、あるいは。 『提供候補になった人を救うために、"臓器提供者"を作りたい人』とかに。 青年は、そんなに初心ではない。少なくとも触れ合いにおいては。 しようとしたことも、誰にでもできる、ただの挨拶の一環だ。 「避けられちゃった。」 くす、くすと、やはり揶揄うように笑う。 照れなくて済むようにしようとしたのに、なんて言いながら。 そうして、残りをくいっと口に運んだ。 「……ご馳走様。」 「ありがとう、アクタ君。話してくれて。」 「君を理解できて、気持ち良かった。」 明日も免れるといいね、と、青年なりの言葉で君を応援して。 そうして、君が帰るのを見送るだろうか。 (-157) 2022/02/27(Sun) 17:50:01 |
美術 エノは、メモを貼った。 (a33) 2022/02/27(Sun) 19:06:53 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「ふぅん………まぁ、でも俺も」 「多分、君の笑顔の方が好き。」 そんなものなんだろうな、と思った。 もっと笑ってみてよ、なんて胸に頭を擦りつけて。 色んな表情を見たい。その分だけ理解できるから。 チョコフォンデュのような幸せを追い求めている。 甘い甘いチョコで、何かが全く見えなくなるように覆い隠して。 チョコの甘さだけを楽しみたい。 「んー……アイス、食べる……半分にしよう。」 ちょっと食べるから、残りは食べて、とお願いして。 そうして、提案が齎されれば。 「………」 「……部屋まで運んで。」 君の首に腕を回して、抱き着くようにして。 運んでもらう気満々の体勢になるのだった。 (-342) 2022/02/28(Mon) 10:52:11 |
【赤】 美術 エノ─────────。 『これって、カミクズ君見えてるのかな。』 『まぁ、見えてなくてもいいんだけど。』 『ツルギ君に投票して、ユスくんにバツを付けるつもり。』 『二人とも、仲が良さそうだから。』 『人って、人生で本当に理解できる人、一人いればいい方だと思うんだよね。』 『だから、あの人たちはもう俺の事、理解できないと思う。』 『っていうのと。』 『二人とも、楽しそうだから。』 『でも人間って、変わっていくものだから。』 『これから先、二人が楽しくなくなっちゃうかもしれないから。』 『だったら、楽しい今のまま終わらせてあげた方が良いよね。』 死は時を止める。 最も幸せな時に死ねるなら、それは幸福なことだ。 青年は、そうしてあげたい。 (*0) 2022/02/28(Mon) 10:55:52 |
【赤】 美術 エノ『うん、よかった。』 『肯定してもらえると嬉しいね。』 『せめて死ぬまでの間に、良い事を沢山しなきゃね。』 『頑張らないと。』 いい子の方が、理解されるだろうから。 ぽい、と端末を寝ていたベッドに転がした。 (*1) 2022/02/28(Mon) 14:18:18 |
エノは、北東の区画に薬局を作った。 (a44) 2022/02/28(Mon) 14:21:08 |
【人】 美術 エノ「作れるんだ…………」 出来上がった薬局を見ておぉ……と感嘆している。 VRの世界に薬局があるのは中々不思議な光景だ。 効能もあるのだろうか、ちょっと気になる。 「…内装も……薬の種類も。」 「本当にちゃんと再現されてるな。」 うろうろ、たまにパッケージを手に取ってしげしげ眺めたりしつつ、時間を潰している。 (6) 2022/02/28(Mon) 14:22:52 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「理解しようとしてくれてるよ。」 それだけで十分。 理解者のいない青年にとって。誰も歩み寄ってくれない青年にとって。 それはとても大きなことだった。頭を撫でられながら、口をあける。 「…ん………冷たい…………」 「……おい、しい…………」 案の定口の端から少しだけ零しながら。 つかの間の平穏のような、甘ったるい空気に身を浸す。 揺り籠の中がこんなにも気持ちいい。 今、どのくらい君を理解しているのだろう。 今、どのくらい君は理解しているのだろう。 この触れ合っている体の面積と同じくらいの割合だったならいい。そう願うばかりだ。 「ん………」 抱えられる。 誰かに抱っこされたことなんてない。 赤ん坊の頃にはあったのだろうけど。 だからやっぱり、温もりが心地良くて。 「………フカワくん……眠い………」 「……部屋に着いたら…………」 「……好きにして、いいよ…………。」 その言葉を最後に、背中からは。 か細い寝息が聞こえてきて。 きっとしばらくは、目を覚ますこともないのだろう。 (-380) 2022/02/28(Mon) 17:43:09 |
【人】 美術 エノ>>+24 ヒメノ 「うーん、痛み止めとかくらいはあった方が良いのかな。」 「怪我くらいはするかもしれないし………」 と、これと言って何の警戒もしていなかった青年は。 例え素人と言えど、気配を消す努力をした君を。 察知など、できるはずもなく。 「────っ!?」 体の中に感じた、冷たい感触。 から、すぐにそれを上書きするような、熱さ。 熱と共に感じる、痛み。 それらを背中に感じて、訳も分からないままに振り向いた。 「……ヒ、メノ、さん………」 振り向いた勢いすら殺せる力も出なくて。 よろ、よろと後退して、薬棚にぶつかり、派手な音を立てて倒れ込む。 ぬるりとした感触が背中を覆う。 「……っづ……ぅ………っ!」 倒れ込んだ衝撃で、傷口が酷く痛んだ。 君からすれば、無防備な人間が倒れ込んでるようにしか見えないだろう。 (7) 2022/02/28(Mon) 17:49:31 |
美術 エノは、メモを貼った。 (a54) 2022/02/28(Mon) 18:34:02 |
【秘】 美術 エノ → アイドル ヒメノ───青年の手には、拳銃が握られている。 今、データの海から作り出したのだろう。 手慣れているようだ。VRでの振る舞いに。 まるで。 まるで 初めてここに来たわけじゃないみたいに。 君が事前に危険を察知していないなら、 君の体のどこかに、穴が開く。 (-390) 2022/02/28(Mon) 18:38:16 |
【人】 美術 エノ>>+26 ヒメノ 「そうじゃなくてさぁ。」 よろり、火薬の匂いが漂うそれを投げ捨てて、立ち上がる。 幸い、女性の力ではそんなに深々とは刺さらない。 寒がりで、厚着をしていたのも功を期しただろうか。 「なんで」 なんでそんなことをするのだろう。 どうして、そんな思考になったのだろう。 人を殺してでも生き残りたいのか。 とかじゃなくて。 「人を殺そうって思う時、どんな気持ちなの?」 「背中を刺した気分は?楽しいのかな。」 「無防備な人間を見た時、テンションが上がった?」 「知りたいんだよ、君の事。理解してあげたいんだ。」 「教えてよ、一つひとつ、細かに。」 蹲った君の、その背中側に回る。 よろり、よろりとした足取りで。 滴る血が、地面に僅かばかりの縁を描く。 「それとも、実践するほうが早いのかな。」 あぁ、君のことを理解してあげられそうだ。 嬉しくて、楽しくて……気持ちいい。 (11) 2022/02/28(Mon) 18:59:22 |
【秘】 美術 エノ → アイドル ヒメノ「何をしてくれてるの?」 君の言葉を、おかしそうに鸚鵡返しする。 くす、くすと笑う。 「急に切ってくるから。」 「同じことをしたら、君を」 「理解してあげられるのかなって。」 でもナイフじゃ届かなかったから、と。 作った銃は彼方へ放り出した。 君への報復とか、そんなのじゃない。 ただ、理解してあげたいから。 だから、作った銃で追撃なんて、しない。 「あぁ、聞いてくれてありがとう。」 「おかげで、伝えられた。」 「俺の事を、理解してくれてありがとう。」 恍惚の顔で、君に言う。 君は、痛みをこらえて走って逃げ去ることはできる。 無論、反撃してもいい。 (-395) 2022/02/28(Mon) 19:02:56 |
【秘】 美術 エノ → アイドル ヒメノ「アイドルを傷つけるのは許されないんだ。」 「なんで?同じ人間だよね。」 「何が特別なの?特別じゃないと嫌?」 「俺は普通な方が良い。皆と一緒で、安い店に入って。」 「適当に遊んで、気兼ねなく話して帰るだけの。」 「普通の生活がしたかった。」 君は特別な方が良いんだね、と。 くす、くす、血で青ざめる顔はしかし、嬉しげに笑う。 君が、心を剝き出しにしてくれるのが嬉しい。 「っぐ、づ、ぅ………!!」 こうして、気兼ねなく傷つけてくれるのも。 あぁ。 「……君を選んで良かった!」 跪いた状態で、刃渡りの長いナイフを出して。 同じ様に君の脚を狙い、振るった。 (-402) 2022/02/28(Mon) 20:03:38 |
エノは、嬉しげに笑っている。 (a63) 2022/02/28(Mon) 20:55:32 |
【人】 美術 エノ#薬局 目にした光景は。 かたや、背中と足に切り傷を負い、 刃渡りの長い血濡れの刃物を持って、 少女を見て笑ってる青年と。 かたや、胸と足から血を流し、 呻きながら地面に突っ伏する少女。 僅かばかり、おそらくは最初の獲物の分と、 少しばかりの力の差の分、青年の方が優勢で。 故に。 青年の方が加害者に見える構図だ。 「あれ、もうしないんだ。」 「そう……あぁ、俺も、力、抜けてきたな……」 「……ふふ、……お揃い…………」 汗をだらだら流して、手をつく。 アドレナリンが切れてきた。痛い。 「…普通の何が悪いの………」 そんな呟きは、誰に聞こえるとも知らず。 (17) 2022/02/28(Mon) 23:42:32 |
エノは、薬局の再現度はとてつもなく高い。商品のラインナップも。パッケージのデザインや細かな注意書きすらも。 (a65) 2022/03/01(Tue) 0:30:30 |
【人】 美術 エノ>>薬局 目の前の少女が手当される。 別に、どうでもいい。 殺したいわけでもなかった。 ただ。 同じことをしてあげたかっただけ。 理解してあげたかっただけ。 「うん…………大丈夫…………」 「そっちの手当てを、ちゃんとしてあげてよ………」 まだ少し高揚した顔で、ナイフはデータの海に返して。 座っているのすらきついから、ぐったりと横になって。 上着を使って、ぎゅうっと患部を縛る。 背中の方はどうにも塞げないけれど。 それはもう仕方ない。 か細い息をする。 放っておかれたら死ぬんだろうな。 理解される前に死んでしまうな、なんて。 ただぼんやり考えながら、天井を見上げていた。 (19) 2022/03/01(Tue) 1:35:41 |
エノは、ぐったりとして治療を受ける。こちらは切り傷だけだ。 (a69) 2022/03/01(Tue) 12:15:16 |
【人】 美術 エノ>>薬局 もうだいぶ意識が朦朧としている。 聞こえる音もすごく遠くで。 寒い、と言うのに汗はとまらない。 薄ぼんやりとした視界の中で、思い浮かぶのは。 「寂しいな」と、ただそれだけで。 眠くなってきたな。 もう仕方ないかな。 そう思えてきた頃。 僅かばかり、聞き取れる声が聞こえてきた。 「……僕、まだ、 エノの事だってちゃんと理解出来てない……!」 ………あぁ、そう。 まだ、誰にも………理解、されてない。 やだな。 「───っはぁぁ……!はー……」 止まりかけていた息を、大きく吸い込んで。 特別を押し付けられた贅沢な男の鼓動は、響き続けた。 (26) 2022/03/01(Tue) 17:24:36 |
【人】 美術 エノ>>薬局 心臓がバクバクと動いて、熱くて痛い。 沢山走った後みたいに息切れする。 まだ死なぬようにと、体が力を振り絞っている。 ここが薬局だったのが、功を期したか。 あるいは、手当をしっかりしてもらったからか。 ぎりぎりで、踏みとどまっている。 「合議………………」 青年は、あの場が嫌いじゃない。 人との話し合いが、嫌いじゃないし。 あと。 顔を出さないと心配をさせてしまうような人も、居る気がするし。 だから、小さく、呟いて。 そこに行きたいのだと。 ただそれだけを告げるのが、精一杯だった。 (35) 2022/03/01(Tue) 19:42:44 |
【人】 美術 エノ>>薬局 あまり多くを語れないし。 あまり回りも見えない。 音だけで何かを判断するしかない。 女性の声が聞こえた。 「………あぁ…………」 「………オレンジジュース、ありがとう………。」 そう言えば伝えてなかったな。 伝えに行くつもりだったんだけど、と。 どうでもいい事ばかりが浮かんで。 「……ごめ………しゃべるの、きついな………」 「……適当にしといて…………」 意識を失わないようにだけ、手を尽くす。 今できるのは、それくらいだった。 (47) 2022/03/01(Tue) 20:51:58 |
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