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【人】 朧げな陽光 守屋陽菜ピンポンパンポーン 『おはようございます 朝の放送です 体育祭まで残りわずかとなりました 皆さん準備は順調でしょうか? 一年生は稲生学園の手足として、 初めての体育祭を積極的に励んでください 二年生は稲生学園の心臓として、 中心であるという責任をもって取り組んでください 三年生は稲生学園の顔として、 学園外にも胸を張れる態度を心がけてください 全学年、力を合わせてよりよい体育祭を目指しましょう それでは朝のHRに遅刻しないように 今日も一日頑張りましょう』 ピンポンパンポーン (0) 2021/10/27(Wed) 21:37:09 |
【独】 朧げな陽光 守屋陽菜「声は届いているよ そして、君の異能の影響は受けてない うん、自信を持ってそう言えるね」 どこからか聞こえてきた内緒話を耳にしながら。 「もしかしたら、この声とは違うものなのかもね? だとしたら、聞こえてないな〜 だめだぞ〜? ちゃんと目を見て話さないと」 完全なブーメランを放りながら、がははと笑う。 すれ違う人々に気をつけながら。 どうやら今はそういうことらしい。 「さぁて、今日も一日学校に居るぞ〜 頑張っていこ〜」 (-18) 2021/10/27(Wed) 23:17:15 |
【人】 朧げな陽光 守屋陽菜>>13 勢喜 「う〜わ、まじで作ってんの? 面白すぎない? っていうか何? デザート? ありえんほどクオリティ高くてビビるわ〜 ……あ、写メ撮っていい?」 いつの間にか横に立って、そのキャラ弁(?)を覗き込む。 (16) 2021/10/27(Wed) 23:20:26 |
守屋陽菜は、投げられたものたちを見事にキャッチ!……はできなかったが、誰にもみられてないので大丈夫だった。 (a11) 2021/10/28(Thu) 0:26:05 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 生徒会長 織田真宙あなたのスマホに写真が送られてくる。 見れば、カジキの顔をしたケーキだ。 『なんか言ったら勢喜クンが作ってくれたわ ヤバくない? ケーキと魚の顔のアンバランスさよ』 (-26) 2021/10/28(Thu) 0:31:31 |
【独】 朧げな陽光 守屋陽菜「………………おやおや、まあ」 風の噂で、とかそういったものじゃない。 姿は見えないが、声だけは響いてくる。 断片的で全容を掴めないが、なんとも物々しい話だ。 「……んー……あんまり気乗りはせんがなぁ あの子もよくは知らない子だ 何があったか、までは話してくれんもんかねぇ ……真正面から聞いてみるかねぇ?」 異能の影響で、自分では意図せず内緒話が聞こえてくる。 当然だ。だってそこには誰もいないはずなのだから。 「ほんと、よくないことだよ」 不確かな少女はそうぼやいて、どこかへと歩き去った。 (-41) 2021/10/28(Thu) 2:34:53 |
守屋陽菜は、ゆらりと彷徨う。さぁてどこへ行こうか? (a26) 2021/10/28(Thu) 2:36:29 |
守屋陽菜は、ピザまんが食べたかったが、店員に気づかれなかった。 (a30) 2021/10/28(Thu) 6:56:54 |
【秘】 生徒会長 織田真宙 → 朧げな陽光 守屋陽菜(高笑いする武将のスタンプ) 『ヤバいな』 『しかしよくできている』 『流石は勢喜くん、いい仕事をしている』 『守屋は食べたの?おいしかった?』 (-65) 2021/10/28(Thu) 12:00:25 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 生徒会長 織田真宙(手足が生えた魚が迫ってくるスタンプ) 『食べた食べた』 『こんな見た目なのにちゃんとケーキだった』 『織田が気になるなら貰えばよかったな』 『もう残ってなさそ』 (-93) 2021/10/28(Thu) 16:53:27 |
【人】 朧げな陽光 守屋陽菜放課後、散り散りになった生徒たち。 仲の良いものたちが集えば、お喋りにだって興じるだろう。 新しいお店がオープンするだの、昨日見たドラマがどうだの、 今日の授業がどうだっただの、たいていはとりとめのないこと。 ……偶に人間関係の暗い話が舞い込んでくる程度。 今日は、とある一人の少女の話が多かった。 何かと目立っていた人物だから、その分誰かの噂の種にもなるのだろう。 本人がいないことをいいように、好きに脚色されていく。 実際のところは当人たちにしか分からんのにな。 「…………ん〜……」 そんな“噂話”を通り過ぎながら。 部室を離れ、どこかの教室へと歩みを進める。 (93) 2021/10/28(Thu) 17:12:56 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久「おーっす 普川ぁいるかぁ?」 放課後、どこかのタイミング。 あなたがいるであろう教室に、扉をノックしてから入る。 ちなみに返事は待たない。 「ちょっと体育館裏まで面貸せよ〜」 あくどい笑みを浮かべながら、デート(笑)のお誘いだ。 (-95) 2021/10/28(Thu) 17:21:32 |
【独】 朧げな陽光 守屋陽菜「…………ふぅ」 ほっと、胸をなでおろした自分がいる。 そんな事実に罪悪感を抱きながらも。 「……あ〜……何も起こらないといいんだがなぁ」 (-99) 2021/10/28(Thu) 19:16:28 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな陽光 守屋陽菜「うちの持ち物検査波に化石みたいな誘い文句? いいですけど、何、ここじゃ駄目?仕方ない……」 己の教室にいたが、渋々、と言った顔をするものの、 呼び出しを喰らえば素直についていく。体育館裏だろうと。 「……で、こんなとこでお茶もないでしょ。 そんなコソコソする程になんか聞きたい話、俺にある?」 (-101) 2021/10/28(Thu) 19:46:10 |
【秘】 生徒会長 織田真宙 → 朧げな陽光 守屋陽菜『なんだそのスタンプ』 『残ってないのか』 『それは残念』 『食べたくなったら直接お願いすることにするよ』 (-103) 2021/10/28(Thu) 19:52:11 |
【秘】 生徒会長 織田真宙 → 朧げな陽光 守屋陽菜『ああ』 『そういえば』 『話は変わるのだけれど』 『守屋は噂のこと』 『どれくらい知ってる?』 (-104) 2021/10/28(Thu) 19:52:56 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久「そそ、二人っきりになりたくてさぁ」 他の女子だったら、もう少し可愛げもあっただろうに。 生憎と、この女にはそんなものはなかった。 人気のないそこへはすぐに辿り着く。 思ったよりも寒いなぁ。 両手をポケットに隠しながら、防寒具を用意しなければなんて。 「────察しがよくて助かるよぉ いやね、風の“噂”で耳にしたことがあってねぇ ……何してんのかなぁって心配になったわけよ?」 「普川さぁ、何か危ないことしてんじゃないの?」 (-111) 2021/10/28(Thu) 20:56:28 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 生徒会長 織田真宙『さっき思わずポチっちった』 『アイデア欲しいんだってさ』 『そん時は私も呼んでくれぇ』 (-113) 2021/10/28(Thu) 20:59:11 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 生徒会長 織田真宙『噂?』 『それって異能が変容するって話のこと?』 『それとも体調不良の生徒?』 『どっちにしても噂までのことしか知らんよ』 『まだね』 (-115) 2021/10/28(Thu) 21:00:47 |
守屋陽菜は、コンビニの前で立ち往生している。開け〜……! (a53) 2021/10/28(Thu) 21:07:45 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな陽光 守屋陽菜「危ない事って言われると、そもそも風紀委員に入ってる時点で危ない事やってるようなものですしねぇ」 二人きり。その単語に特に興味を示す様子はない。それは貴方だからではなく、例えどんな女子であっても同じだった。 寒さがそろそろ堪える季節。素手で手袋一つもしなければ多少冷たくとも、貴方の様にポケットに手を入れもしない。 「風の“噂”って言われてもね、こちとら山程あってね? 俺風紀では言ってるんですよ。簡潔に伝えてくれって。 駆け引き、そんな得意じゃないんですよね。野蛮なんで」 (-121) 2021/10/28(Thu) 21:19:51 |
【人】 朧げな陽光 守屋陽菜 (115) 2021/10/28(Thu) 21:27:49 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久「いやぁ……駆け引きっていうか、ん〜……」 ちょっと困ったように眉を下げて。 「単純に言葉にするのがどうにもなって 先にそこは謝っておこう、ごめんね? ……まぁ、普川が一番気兼ねなく言えそうだからさ あぁ、いきなり手を上げるなんてことはよしてくれよ?」 非力な女子高生だからね、と冗談めかして。 「さぁて、じゃあ結論からいきますかぁ」 「後輩巻き込んで、三人で、どんな悪だくみしてんの?」 (-124) 2021/10/28(Thu) 21:39:43 |
【人】 朧げな陽光 守屋陽菜>>117 柏倉 「そうそう、せっかくだから素直に受け取りなぁ んじゃ、ちょっと待ってて」 眼鏡をかけ直して、レジに並ぶ。 しばらく経って二つのカップ。 湯気が温かさを語っている。 「ほいよ、抹茶ラテ ミルクとか必要だったらとってくるよ? ……と、」 同じように見上げて。 あ〜……と苦笑い。 「こいつが悪いわけじゃないから あんま責めてやんなよ〜」 (120) 2021/10/28(Thu) 22:02:33 |
【人】 朧げな陽光 守屋陽菜>>123 柏倉 「それもそだなぁ」 一緒に買ってきたピザまんを咥えつつ、飲む様子を眺める。 どうやら口にあったようで、一安心。 「似たような異能ってもなぁ まんま一緒だったら、どうしようもないと思うけどねぇ それよりも科学の進歩ってので、 異能を抑えるお薬が便利になってほしいよ ……ま、柏倉に言うのもなんだけどさ」 これも生徒会への要望になるんかね? くつくつと喉から笑う。 「ま、私は助かったよ! ありがとよ〜」 (128) 2021/10/28(Thu) 22:45:37 |
守屋陽菜は、し〜らね! (a60) 2021/10/28(Thu) 22:46:09 |
【独】 朧げな陽光 守屋陽菜「どうせ聞こえてしまうなら、 恋の噂でも聞きたいもんなんだけどなぁ」 はぁと、深い溜息をつく。 見ず知らずの陰口など、ただただ気が滅入るばかりだ。 「……お節介ではあるけどねぇ 可愛い後輩たちにアオハルというものを謳歌してほしいよ ……ううん、そういえば」 思いたったように、部室へと。 (-132) 2021/10/28(Thu) 23:05:49 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親「おーっす」 部室の扉を乱暴に開いて、大きな音を立てる。 そのままずかずかと乗り込み、適当な机に荷物を置いて。 「朝日ーいる? 手直しの在った台本、コピーしといたから 先渡しとくよ」 (-134) 2021/10/28(Thu) 23:14:46 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「いますよ、先輩」 僕は開いていた本を閉じる。教本だ。教科書ではない。 本屋で買った、デザインについての本だ。 僕はよく、1人になるとこの手の本を読んでいる。 「わざわざありがとうございます。 マイクの本数に変わりはなさそうですかね」 僕は今回もあまりマイクに向かう気はない。 ただ台本そのものは必要なものだ。 頭に入れておかないと、当日なにかあったときに困る。 「あと、あんまり派手にドア開けて。 立て付け悪くなったら先輩のせいですよ」 (-141) 2021/10/28(Thu) 23:28:32 |
【人】 朧げな陽光 守屋陽菜>>134 柏倉 「いつもこっちばっか要望言ってすまんね〜 色々と助かってるよ ……あ! この間の機材の話どうなった?」 と、先日却下された要望を蒸し返したり。 予算の中でやりくりをしなければならないのだとか。 「おうよ〜 そっちも忙しいだろうが、頑張れよ 偶には、私を頼ってくれてもいいからな? 織田に言えないようなこともあるだろうさぁ」 あなたの手に合わせるように、 悪い笑顔で見送った。 (140) 2021/10/28(Thu) 23:38:49 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親「おー……あぁ、また勉強中だった」 邪魔したら悪かったなと、台本を差し出す。 変更箇所は付箋を貼ってわかりやすくしてある。 地味にマメ。 「話す人数が変わらなきゃマイクも変わらんよ 今さら新しく購入するのも難しいしなぁ いやぁ、始めの方はあんなに部費があったのにな……」 頭を掻きながら、椅子にどかと座る。 「……この前、修理する羽目になったの根に持ってる?」 部費がなくなった原因。 (-143) 2021/10/28(Thu) 23:51:43 |
守屋陽菜は、唇を尖らせて「ケチ〜!」 (a63) 2021/10/28(Thu) 23:54:14 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「いいですよ別に。 暇だっただけなんで」 積極的に体育祭の準備に関わりたくなくてサボっていただけだ。 勉強をしてる素振りを見せれば、案外教師にも文句は言われない。 台本を受け取る。付箋のされた位置を開いて確認をした。 先輩が案外マメなのは、今に始まったことじゃないと思っている。 「ご名答。そりゃ根にも持ちますよ。 だからもう壊さないでくださいね。 壊すならマイクにしてください。 そうしたら新しいマイクを買うための予算、生徒会から降りるかもしれませんよ」 1つ壊して1つ手に入れるのだから差し引きはゼロ。 でも少し型のいいマイクが手に入るならプラスかもしれない。 前のマイクとどう違うのか、比べてみるのも楽しいかもしれないと思う。僕はそういうのが好きだった。 (-147) 2021/10/29(Fri) 0:17:43 |
【秘】 生徒会長 織田真宙 → 朧げな陽光 守屋陽菜『決断が早い』 『好きだなそういうところ』 『OK』 『その時は必ず呼ぶから』 『必ずおいでよ?』 『会長命令』 (-148) 2021/10/29(Fri) 0:22:21 |
【秘】 生徒会長 織田真宙 → 朧げな陽光 守屋陽菜『まだかあ』 『守屋ならもう何か掴んでいるかもと思ったのだけれど』 『生徒会としても放っておけなくてね』 『何かわかったら教えてくれるかな?』 『今度ダッツ奢るから』 (-149) 2021/10/29(Fri) 0:23:04 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親「おう、そっか…… 悪いねぇ、癖なもんで」 非はこちらにあるものなので、謝るしかない。 最上級生の威厳はどこへやら。 朝の放送の内容を、自分で振り返るべきかもしれない。 「機材壊すほうがこえーよ…… なんもない時ならやりようがあるだろうが、 イベントごとと重なると大迷惑だ ……にしても」 部室に常備してあるのど飴を口に放りながら。 にやりとした笑顔であなたを見据えて。 「朝日はそういうのには積極的だねぇ たぶん珍しいよ? 機材目当てで放送部入るの」 (-153) 2021/10/29(Fri) 0:48:12 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな陽光 守屋陽菜「──悪だくみじゃありませんよ。 別段、俺が巻き込んだわけじゃない。 あくまで個々で動いていた面子が、利害の一致で協力をする事になった、というのが近いです。 別段俺が先輩だから、とか言うのもありません。対等です」 後輩、三人。ブラフにしては合いすぎているし、 もしそうでも問題はないだろうと踏んであっさりと回答する。 「……全く、ドラマの見過ぎですよ。 この後に銃でも突き付けられたいなら別ですけど」 ▼ (-154) 2021/10/29(Fri) 0:49:33 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな陽光 守屋陽菜「で、これを聞いて── どうされたいんです?」 何も動かない。銃が出てくることも無ければ、 何かを動かす素振りもない。ただ 突き付ける ような問い。 (-155) 2021/10/29(Fri) 0:50:26 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 生徒会長 織田真宙『そんなことに命令使うかい?』 『恐ろしい会長様の言うことは絶対でーす』 『待ってるよー』 (-156) 2021/10/29(Fri) 0:50:59 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 生徒会長 織田真宙『そ、まだ』 『噂が多いとどれが本当なのかわからなくなるんだなこれが』 『なぁに、噂よりも直接見聞きする方が早いよ』 『そっちはそっちで忙しいだろうけどさ』 『なんかわかったら教えるよ』 『クッキーね』 (-157) 2021/10/29(Fri) 0:55:17 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久「────────」 「────…………どうされたい、ねぇ ……私は、 心配してるだけ だよ」問われた言葉の裏にある鋭さに、目を背けながら。 いつもの豪快な笑顔ではなく、柔らかく微笑む。 「椿屋クンが、その後どうなったのかとか…… 君ら三人がどういったつもりなのか、とか ……あぁ、各々目的があって自然と集まったんだっけ じゃあさ、普川ぁ」 「君は、どんな目的で異能を変容させようとしてるんだい?」 あくまで友人として。 理由を、目的を、聞きたいと。 (-159) 2021/10/29(Fri) 1:22:20 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「そりゃそうですね。 さすがに今はやめてくださいね。 やるなら体育祭が終わってからにしましょう」 教本と台本を整えて、鞄に入れる。 大まかな変更点は頭に入れたつもりだ。 そうして顔を上げると先輩のにやけ面が目に入った。 前髪の隙間から、僕はそれを見る。 「……好きなんですよ。子どもの頃から。 なかなか触る機会もないし、役得と思いますけどね」 仕掛けが気になるとか仕組みが気になるとかもある。 でも何よりこの手の機材の無骨さが好きだった。素直に恰好いいと思う。 「寧ろ放送したくて放送部ってってのが俺にはよく。 部員も全員が全員、目立つのが好きってわけじゃないですし」 ならどうして放送部なのか。 そういう僕も機材目当てなら軽音部という選択肢もあった。 柄でもないので今ここにいる。 (-161) 2021/10/29(Fri) 1:26:28 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな陽光 守屋陽菜「…………。」 「…………はぁ。 面倒なタイプだな、糾弾された方が楽なのに」 幾つか解答の想定をしていたが、一番嫌なのが来た。 そう言わんばかりに肩を竦めて溜息を吐く。 「そこまで言うなら、どういう存在の物か知ってるでしょう?目的と言う程の崇高なものはありませんよ。 しいて言うなら“自分が最もこの役割を活かせる位置”だった。そんな感じですかね。さて、じゃあ尋ね返しましょうか」 とんとん、そことなく所在なさげに爪先で土を蹴る。 脅し合いなり、説得なりしに来られた方が楽だった。 そんな事、声に出して言えないけれど。 「君はこの薬が実在するとして、どう思う? 賛同する?反対する?或いはそれ以外か」 (-164) 2021/10/29(Fri) 1:52:29 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親「おいおい、立つ鳥跡を濁さずって言葉を知らないのかい? もうすぐ引退するっていう先輩に、 大惨事を期待することじゃないだろうよ」 賞とったぶん、来年は弾むはずだからそれでなんとかしろと。 台本に目を通し、鞄に仕舞う様子を一通り眺めて、 相変わらず要領がいいなと感じる。 「……男の子ってやつだねぇ 浪漫ってやつかい? そういう気持ちは大事にしなよ 私としては、もっと気持ちは表に出してほしいけどね? 朝日は分かりにくいところがあったからなぁ」 ふふんと思い出すように微笑んで、 帰りの支度をするのなら黙ってみていよう。 案外、この女は部室内では静かなものである。 下校のアナウンスまで、ゆったりとした時間を過ごす。 (-169) 2021/10/29(Fri) 2:12:28 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久「……いや、最初は咎めるつもりはあったよ? だから一番話しやすい普川を呼んだんだし、 誰にも知られないうちにとも思った」 だけど難しいものだなと、頬を掻く。 にへらと笑って、いつもの調子だ。 「顔を見たら、なんだかそんな気持ちになれなかった ……私がそう考えたように、 君たちにも何か考えがあったわけだと思ってね それを理解せずに行動を、結果をだけ見て責めるのは ……辛いものがあるからね」 俯き、両手でしっかりと眼鏡をかけ直す。 陰になって表情はわからない。 深く深呼吸を一つ。さて、と。 「その薬が実在するとして、ね ……異能の変容とはいうが、言ってしまえば暴走だろう? 制御できないものにまでなれば、それはただの障害だよ ……そうなると、私は賛同するわけにはいかないなぁ」 にやりと、あくどい笑みをまた浮かべた。 (-172) 2021/10/29(Fri) 2:31:03 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな陽光 守屋陽菜「よかったですね。最初に聞いたのが俺で。 まあ他の2人がどんな思考で気質か読み取れてませんけど。 ──いやはや、 仲良くできそう です」随分と含みのある仲良くだ。言葉通りと言うより、微妙に逆なような。或いは隔意があるのか。 「ご理解頂けて感謝でも差し上げましょうか? 俺は言葉しか出せませんけど。とは言えその通り。意味もなくこんな面倒臭い事しませんよ。 つまりは仰る通り各々行動原理はある。ま、俺も他の2人知らないんで愉快犯が3人中1人くらい居ても知らないですけど」 表情の見えない貴方の動作を、横目で見据えて。 でもすぐに目閉じて視界から消した。 「……副作用はあくまで暴走であって、本当の意味での「変質」なら求めている人はいると思いませんか?この学園なら特に見たでしょう。生まれ持った異能で人生を左右される。どうしても異能の強弱がある。それを恨む人は幾らでもいる。 求める人、多いと思うんですよねぇ。ただそれには実験が付き物で。でも椿屋後輩はちゃんと『説得』の上だったらしいですよ?将来への投資みたいなものですよ。納得いただけません?」 (-177) 2021/10/29(Fri) 2:55:50 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久「……仲良くしてきた、つもりなんだけどねぇ?」 言葉の意味をとったのか、乗せられた感情をとったのか。 軽口で返す。それだけで態度は変わらないと。 「…………はぁ、“変質”ね」 異能が当たり前の世界。 名前に容姿、異能……それが人を区別し、差別もする。 この稲生学園だってクラスという分かりやすい区分がある。 誰もが持った異能というものに、思うところはあるだろう。 ……私だってそうだ。 「まぁね それが、ちゃんと“納得”の上での話なら、なんも言えんよ 私が関われる範囲じゃない……自己責任ってやつだろうね ただ、そうじゃなければ文句くらいは言うさ」 「……へへ、普川も大変だねぇ こんな女に目をつけられちまって ま、これも異能のせいだと思って諦めてくれや」 君からすれば、余計なお節介だろうがね? (-180) 2021/10/29(Fri) 3:23:55 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜先輩の言葉に、つい僕は口許を緩ませる。 半年後にはいなくなる先輩に、本当に大惨事を期待するわけがない。 「───冗談ですよ、勿論」 伸びた前髪の隙間からも細めた目は見えやしない。 それでも口は弧を描くから、笑っていることは分かるはずだ。 「そんなに分かりづらいですかね。 みんな似たようなもんじゃないですか? 僕だって先輩が何考えてるか、よく分からないわけですし」 教本と台本を片付けた僕は、そのまま鞄からコンビニパンの袋を取り出した。 例の如く、消費期限は切れている。 まだ下校のアナウンスは鳴っていない。 それを鳴らすのまで放送部の仕事だ。 放送をしない僕はその時間に拘る必要はないが、所属する以上はそこまでいるつもりだった。 帰宅の準備だけ早々に終えた鞄を、床に置く。 廃棄パンの袋を開けた。ジャムパンだ。 (-190) 2021/10/29(Fri) 10:22:19 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな陽光 守屋陽菜「まあ、高尚な行いではないでしょうね。 無報酬でもないですし、それ目当ての協力者も多いでしょう」 「逆にいれば僅かでもその可能性に賭けてる人も、 存在してるし信念だって持っているんじゃないですかね」 俺は知らないですけど。と他人事のように言う。 こうして話してる間に、実は他二人が何を目的か聞こえていた。その上で、こう返す。自分の結論は変わらないからだ。 「面子見る限り俺より“説得”が得意そうな後輩ばかりでしょ?頼もしい限りですよ本当に。“納得”の上じゃないとそもそも学園も動きますし、単独犯なんて即捕まりますからそこは安心してくれていいと思いますよ」 「大変だと思うなら協力してくれればもっと楽なんですけどねぇ……薬自体に興味持ってる人とかそう言うの教えてくれるだけでもね?俺だってどうせやるなら基本は興味持ってる人に渡したいわけですし」 お節介か否か、もし言葉にされていたら一瞬考えただろう。 それくらいこの男の“利”は非常にややこしい物だったから。 (-196) 2021/10/29(Fri) 13:59:40 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親薄らとした孤を見つければ、緩む口元を、 あえてわざとらしく尖らせてやろう。 先輩への敬意がどうたら、心にもない文句も付け加えて。 「そりゃそうさ、乙女の心を覗くなんてセクハラだからよ」 がははと、豪快に笑う。 乙女はそんな笑い方をしない。 「みんな、見せたい自分ってのを取り繕ってる 私だってそうさぁ? 意思を見せるって大事なことだよ それが本心かどうかは別にしてさ」 この部室内では今さらな話だ。 可愛い後輩は自由にしているし、今だって軽食をとっている。 …………。 「美味い?」 ちょっと気になった。 (-216) 2021/10/29(Fri) 18:24:44 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久「……普川、人相悪いもんなぁ」 君に“説得”されると思うと、気の毒でならないと笑う。 「私が信じられないもんを、人様に勧められはせんよ といっても私は“納得”してないわけで おや、ここには“説得”が下手そうな男しかいないぞ?」 「ま、なんだ 知っちまったもんは仕方ないし 愚痴くらいならいつでも聞いてやんよ そんときは普川の奢りでデートでもしてやろうか?」 これ以上は踏み込んでくることも、踏み込ませることも、 きっと許さないだろうから。 付き合わせて悪かったと肩をぽんぽんと叩く。 それが合図。 次第に、日差しの中に溶けていく。 しばらくすれば見失うことだろう。 (-220) 2021/10/29(Fri) 18:45:10 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな陽光 守屋陽菜「今時デートで奢りは流行りませんよ。割り勘でも行きませんけど。忙しいんですよこれでも」 『信じられないものは勧められない』 なら、今試してみれば、 少なくとも『説得』の目に合う羽目にはならないのに。 そう脳裏に浮かんだ言葉は、結局形にならずに消えた。 「そうですか。それじゃ、『説得』のお得意な面子に聞いて下さい。一応話通しておいてもいいんですけど……」 彼女の事だ。そんな事せずとも納得する答えを見つけるだろう。きっと。 それが自分たちを否定するものでも肯定するものでも、この『説得』溢れる学園内で、素直に納得がいく答えが見つかる事を、日差しに溶ける姿を見ながら、少しだけ、願った。 (-235) 2021/10/29(Fri) 20:03:26 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「それなら僕はどうとも思われなくてもいいですけどね」 そう意志を示したところではい分かりましたと気に留めずいてくれる人がどれくらいいるかは知らない。 でもこの部室は無礼講だから、告げるだけは告げておいた。 ジャムパンのジャムはいちご味だ。 パンはパサついているし、ジャムも少し風味が落ちている。 「美味しくはないんじゃないですかね。 無料で手に入れたものだから、値段相応の味ですよ。 普通の人にはお勧めしません」 残り物には福がある異能。 残り物である廃棄パンで身体を壊す恐れはない。 だからこうして食費を浮かせようとしていると、先輩に話したことはあったかな。 浮かせた食費は本代や資格代に消えている。 今日読んでいた教本だってそうだった。 仕送りのある寮暮らし。バイトもしているとはいえ、興味のあるものを買うだけのお金は欲しい。 (-240) 2021/10/29(Fri) 20:15:03 |
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