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南波 靖史は、はじめて、 (c7) 2021/09/27(Mon) 23:03:17 |
南波 靖史は、両親以外の誰かに“はじめて”、 (c8) 2021/09/27(Mon) 23:03:26 |
南波 靖史は、──── (c10) 2021/09/27(Mon) 23:03:46 |
南波 靖史は、「ありがとう。」「“私は” 幸せでした。」 (c11) 2021/09/27(Mon) 23:05:09 |
南波 靖史は、「どうか貴方にも幸せが訪れますように」 (c12) 2021/09/27(Mon) 23:05:19 |
南波 靖史は、最初で最後の、舞台を降りた。 (c13) 2021/09/27(Mon) 23:05:35 |
【墓】 3839 南波 靖史朝の食堂。 初日も服役中も一度も残すなどなかったが、この日は一切量が全く減らない。何となく突付いて、箸をおいて。 「……何も食べなかったら、ご馳走様っていうのも変か」 それで終わり。 『そもそも手を付けていない』を初めて行った。 別に食事は必須でもなかったはず、とぼんやり思いつつ、酷く荒れる部位が精神的な要因とは気付いてない。 (+41) 2021/09/29(Wed) 16:30:20 |
南波 靖史は、食事の際も指輪を握り締めてばかりだった。 (c22) 2021/09/29(Wed) 16:31:25 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0251 鏡沼 創「どこ行くの創くん。何かあった?」 逃がす筈がない。本当に慎重に行うなら、完全に組み伏せた上で異能を使えばいい。それをしなかったのは、十分対処可能と踏んでいたから。後は、『何もないはず』の状況で快楽を覚えた時、人がどんな顔をするか見たかったから。 「何も飲んでないのに早くない?お薬いる?」 パキリと音をさせて、銀紙から取り出した錠剤を己の口に含む。よいしょ、と。片足を己の肩にかけつつ、押し倒すような体勢で少しあなたの顔を見つめて、ニッコリ笑ってからキスを試みる。 子供ではなく深い、しかも先程の錠剤を飲ませるように舌で押し込もうとする。暴れるなら肩を抑えるから、飲ませられないかもしれないが……所詮、この錠剤自体は大した効果のある媚薬でもない。 ただ、貴方が『今のこの状況の上で媚薬まで飲んだら』と言うプラシーボ効果を試そうとしてるだけだ。 (-118) 2021/09/29(Wed) 16:47:51 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 1117 闇谷 暁「リョウちゃんのこと気にしてるの? あれ大変だねえ、生きるの大変そうで」 あなたがなぜそのような顔をしたのか、食堂での様子などを見ている限り理解できなくはない。けれど、南波靖史は迷彩リョウという存在に興味がない。 だから、貴方が顔を曇らせようと何も気にしないし、酷く『どうでもいい他人事』のように呟いただろう。別に心を割くところが、南波には欠片もないのだから。 「宇宙人だともっと喜ばれた?不正解。 俺、『自我が生まれた異能そのもの』だよ。割と珍しいのかな?だからみんなのこと幸せにしないと何だよね。『そのための異能』なんだから」 「……?ああ、これ?……ううん。なんか気付いたら填めてた。着けないといけない気がしたから」 指輪への視線への回答は妙に、本人も理解が浅い雰囲気を感じる。違和感を覚えても不思議ではない位置のものなのに。 「えー。いいよ別に。苦しめたくない、ってことは、高志くんが嫌って言ったってことじゃないの?」 (-122) 2021/09/29(Wed) 16:59:30 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤「その程度、って、何?」 去ろうとしていた足が止まる。去ろうとする貴方の腕を掴んで引き止める。声に、視線に、あからさまな不機嫌が乗っている。 「俺、潤くんに何かした?したならいって。人間を傷付けるわけには行かないからさ」 更に珍しい仏頂面が乗った。……貴方が並の感性を持っているならそろそろ気付くだろう。この男、怒っているのではなく、何かしらに拗ねている。 「思わない」 「ふざけるなよ。異能の俺が異能を使えるようになりやすいのは当然の話だ。それ以上に、この企画の趣旨として俺の異能が『便利』なのは理解してるだろう。 誰が使えなくとも、俺が使えるのはむしろ当然な話だと思うけど?ハサミの話はなんにも関係ないんだよこれはさあ」 異能だ。人間であるだけで、在り方が違うのに。 目の前の男が何を濁して何を考えてるのかわからない。 ただ、俺を否定して、勝手に希望の可能性だけ示唆して、何だこの言い草。構ってちゃん仲間か?南波は段々、変な方向に怒りだしてきた。 「ただ、俺は潤くんの異能を正確には知らないから答えづらい。だから聞くよ。潤くんの異能なんなの」 「その言い方、『ただしい大人たち』に価値を認められでもしたかったようにしか聞こえないけど?」 (-123) 2021/09/29(Wed) 17:12:14 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 8435 黒塚 彰人「違うよ。『彰人くんに』飲ませて欲しかったの。あのさぁ、俺経験ないから、飲ませないと痛がるよ。そして俺は痛いの好きじゃない。 だから飲みたかったけど自分で飲みたくないの。……雰囲気、ほしいじゃない?」 べ、と舌を見せる。半ば溶けかかっている薬をまだ器用に保っていたらしい。そうしてつらつら言葉を述べる。……どれを選んでも、貴方に責任が振りかかるような物言いをする。 『なんで素直に飲まなかったのか』 簡単だ。最後に言った。『雰囲気がほしい』。つまりキスして飲ませてほしかった。 薬は飲みたい。でもあなた側の事情でできないなら仕方がない。無理やり飲ませてもくれないのか、飲ませないで痛がらせるのか。 貴方が『ただしい、いい子』として、どの判断を取るのかをただ見据えるように、ああでも早くしないと、君の方は薬が回るんじゃないかな? ──だって、俺今、答えが待ちきれなくて、少しずつ君の感度、上げていってるからさ。 飲み慣れているなら、薬の回る速さにおかしいと思うかもしれない。ただ、目の前の男は貴方の動きを穴の開くほど見つめているだけだ。 「──彰人くんのいい子、教えてよ」 (-124) 2021/09/29(Wed) 17:24:31 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 9949 普川 尚久「…………」 『何もないのに耐えきれない時は欲しくなる』 痛みについての彼の意見だ。 確かに体は反応していたのに、こう言われていまうと、わからなくなる。 「……俺、申告しないとか、できないだけで痛いのが好きな子には、それも同時に与えてた。Mの子多いし素直じゃないし、無理矢理の方が気持ちいいらしいし、喜ぶから」 「でも、さっき尚久くん、何もないのに耐え切れない時は欲しいって言った」 「セックスで気持ちいい行為、『何もない』の? 俺、みんな幸せって言うから、望むからそうしてあげたかったのに、空っぽなの?」 「……痛みがある方が気持ちよさそうに反応するから、最中に君にもあげようとしてた。でも、そう思われるなら、……何も与えられないなら、ヤダな。……どうしたらいいの、尚久くん。痛いの、入れない方がいいの?入れても、空っぽなの?俺、どうしたらいいの?どうしてほしいの?」 今度こそ視界がなくても明確だろう。 表情が見えなくても、完全に『迷子』になっている。信じていたものが否定されて、何にも踏み出せなくなっている。 きっと、本人は自覚もしていないけれど、声も心細く縋るものに近い。 (-125) 2021/09/29(Wed) 17:36:36 |
【秘】 0251 鏡沼 創 → 3839 南波 靖史この少年の顔に浮かんでいたのは戸惑いと、後悔と、微かな恐れと。滲み出る確かな興奮の色だった。 足を掴まれ、あっという間に視界がひっくり返っていた。 片足が持ち上げられて熱を持ち始めた箇所も先日の行為を覚えている後ろも曝け出される。身を捩ったが、大した抵抗にもならなかっただろう。 「い、いらない……からだ、へんだから、まっ んっ」 この場で取り出される薬なんてろくなものじゃないだろうと。 拒否するために開いていた口に、貴方の舌が入り込む。含まれていた錠剤も。 咄嗟に押し出そうとしたが、舌同士がぬるりと触れ合った刺激に臆したのかすぐに抵抗は無くなった。 その内、こくりと喉が動く。 ―――唇が離れれば、熱っぽい吐息が漏れる。 涙の滲んだ目を薄く開いて貴方を見上げた。 「ふ、みちゃ、」 身体の内側が熱い。思考がぐちゃぐちゃと掻き回される。先走りがとろりと零れおちた。 先日まではただ熱っぽい身体を何も分からぬまま持て余していたが、今はもうどうすれば発散できるか知っている。はらの奥が満たしてくれるものを求めている。 (-136) 2021/09/29(Wed) 22:26:03 |
【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「乗ったな」 わからなくていいなんて言わないさ、できる限りをお前にしてやろうとしている。 だが、……すべて伝えていいかとは悩むことはある。 あえて自分のことを告げていない自覚があるからだ。 「―――……俺の異能は」 「俺は、俺の異能がわからない。 全て、忘れさせられている。自分の意思では無く、他の誰かに。 使うことも、存在することも、許されていないのでは無いのか? 『ただしい大人たち』に否定されたようなものだといえないか? 考えるよりも前に、事実だと感じる。この諦観の理由は、――終わりが近いからだ」 取られた腕を暫く眺めて、どうしてやろうかと考えて、ため息をついた。 「お前は、使われているだけ。俺は羨ましく思う。 そして今、お前からその質問を聞けただけ悪くないと思っているんだ」 「俺は、お前の異能で幸せは感じられなかったが。 お前に異能を使われたことは幸せなんじゃ無いかと思っている」 (-139) 2021/09/29(Wed) 23:29:09 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0251 鏡沼 創「だめだよ創くん。へんなのは気持ちいい事で怖くないって、この前教えたばかりでしょ?」 素直に飲み込んだご褒美代わりに、そう伝えた後に、もう一度口を重ねて舌を捩じ込む。抵抗が止んだ舌を思う存分吸って、絡めて、歯で軽く甘噛みをして刺激を与える。 涙を拭うには眼鏡が邪魔だったから、抑えつけなくても暴れないと判断して、指でその涙を拭った。最もこの指がこの後どういう動きをして、なにを暴くのか。貴方の顔に薬指の指輪の感覚が当たる事で嫌でも思い出すかもしれないが。 「……っ、は、……かわいいね、創くん。 俺の事選んでくれたから、ちゃんと気持ちよくするし、……お願い事、少しでも聞いて貰えるように、創くんがぐちゃぐちゃになってる姿、撮ってあげるね」 今行っている行為に浸らせてやりたい。気持ちいいと幸せを与えたいのが心情の自分には、撮影は少し無粋にも思えるが、……さて、撮られる羞恥を言葉では何と言おうと感じるタイプも存在するのも事実だ。 レンズのない普段より近い距離で、貴方の目を覗き込む。涙を拭き終えた手で、先走りを零す貴方自身を宥めるように、先端を親指の腹で優しく擦りこむように嬲る。さて、撮られる事実にあなたの身体はどちらの反応を示すだろうか。 (-141) 2021/09/29(Wed) 23:39:37 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 3839 南波 靖史「 身体の反応と気持ちとは別ってだけよ。言ったので分からなかった? 身体の反応が大きいのって、きもちいのが全部じゃないの。 腐ったものを食べて吐き出した身体の反応を見て、 『美味しいものを食べた時より反応が大きいから気持ちよさそう』って思う? アレルギーの話と一緒だな。僕は今悪い方悪い方ばかりを言っているから、 いたいのがきもちいけど素直に言えない人は存在しますも置くね 」普川本人がそうであると捉えられてもおかしくないが、本人的には違うらしい。 PLはそんな変わらんのでは?と言った。 「それで、どうって、・・・・・・・・・・・・」 たすけてが聞こえた気がした。 そうしたら、手を引いてあげないと。 「乱暴にはしていいけど、いたくしないで。きもちいくらいの乱暴は欲しいな。面倒だろ? なにしたのさ、なんだっけ、靖史の異能ー……うー……僕あんなふうに言わん…………きもちいのはしあわせでないけど今はほしい、いやな理由も言ったからもうきにすることないー…きもちくなりたい…………」 「こんなにしといて、気持ちいくしてくれないで放り捨てるの?」 ねぇ。ねだるように、閉じた視界の向こうのあなたを見やった。 (-143) 2021/09/30(Thu) 0:03:07 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤「潤くんが俺に優しかったのは、自分の姿を俺に重ねてたから?」 「俺を変に励まして希望を持たせることを行ったのは、自分に言い聞かせるため?」 異能は、異能の己は『まるでAIみたいな考え方をするのに、変な所が感情的』と言われた。AIは知識がないと理解ができない。変に含みを持たされても読み解けない。その癖半端に自我があるから、読み解けない事が腹立たしくなる。 それでも、今、何か釣られたようにも思えるが、貴方が伝えようとしてくる何かの真意を捉えようとして浮かんだ推論がそれだった。自信などわからない。は今これしか導き出せなかった。だから、己は問を重ね続けるしかできない。 「ねぇ、ただしい大人のこと、潤くんは好きなの?使われたいってなんで?あんなこと言ってたのに?」 ▼ (-146) 2021/09/30(Thu) 0:14:11 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤「ひとつ、まだ何も知らない俺が言えることは」 「物より存在してはいけない人間は、いるんじゃないの。だって、『ただしい人間』は己の利益に則ってただしいをしてる。だから『そいつらにとって』は、許されない人間も世界にはいっぱい居るだろうね」 腕を掴んでいた事にようやく気づいて、その手を離した。降ろすべきか迷うかと思ったのに、その手は余りに自然に貴方の頬に触れて、撫でる。何か、こういう時はそうするのだといつの間にか教えられたように。 「でも俺、そんなの関係ないから」 「俺はそんな事どうでもいい。ただ好きな潤くんが存在して、生きててくれて、薬盛るヤンチャしつつパン焼いてくれて」 「異能の俺と会話してくれる君を、世界の人間の全てが許さなくても、」 「人じゃない俺は、俺に優しくしてくれた榊潤は『存在していい』と『俺は君に生きてほしい』と、何にも阻害されずに言えるよ」 「……潤くんは、それでも大人からの承認が欲しい?まあ、俺、人一人分にすらならないから、他の人ならもっと潤くんを救える言葉、かけられたのかもだけど」 異能であることを嫌と思ったことはなかった。奉仕する喜びがあった。好きな人が笑っていてくれることが幸せだった。人でなくてもそれができると信じていたから、俺も幸せだった。 でも、それを否定されて。『いてほしい』の願いも人と違って小さくなるなら。 初めて自分が異能なことを、嫌だなと思った。 (-147) 2021/09/30(Thu) 0:17:10 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史「………まあ、かなり。 気にしてるよ。」 迷彩リョウについて。 そう答える口振りは、貴方と酷く対称的だっただろう。 不正解、との言葉に、残念、と息を吐く。 宇宙人ではなかったから──ではないが。 「ふうん。 気付いたら、異能に自我が………。」 自分達の身近に根付く異能。そんな事は想像もしなかった。 興味深い、とまた貴方に一歩近寄って、それはどういう仕組みでと口を開きかけ───少しだけ、考える間。 「………それが産まれる前に居た『お前』は、 どう幸せになったんだ?」 今度は軽く、貴方と同じような、それでいて興味関心たっぷり含んだ声色で問う。 純粋に、『みんな』の中に『貴方』が入っている事を疑わないような。 決して『どうでも良い他人事』のようには呟かなかった。 → (-152) 2021/09/30(Thu) 1:15:15 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史貴方からの答えを待ちながら 近寄った分だけ下がっていく。 「……嫌とは言われてない。 苦しいって聞いたから、 苦しめたくないと思って、勝手に。 だから……これは俺たちの秘密にしておいてくれ。 この わがまま も、聞いてくれるよな?」それはお前が持っていてくれ、と 自分が持ってきたハンディカメラを指さした。 きっとそれを使う時が来るとすれば、貴方だと思ったから。 (-153) 2021/09/30(Thu) 1:15:50 |
【秘】 0251 鏡沼 創 → 3839 南波 靖史だって、気持ちよすぎるのは怖い。 そう言おうとした口は再び塞がれる。頭の中に直接響く水音と敏感な箇所への刺激に、身体を抑えられたまま何度か小さく跳ねただろう。 指輪の、指とは違った硬く無機質な感触が先日の行為を思い出させた。 「……撮、て?」 一瞬、動きが止まった。この行為を始めた理由を思い出した瞬間、目に正気の色が戻って。既に期待してしまっているそこを嬲られれば、またすぐに快楽の色に溶けた。 羞恥で快楽を得るタイプではないらしいが、乱れている所を見られたくないのか緩慢に首を振り、放り出していた腕で顔を隠そうとするだろう。 身体はできあがっている。何を思おうと先走りはとろとろと流れ、先日散々快楽を拾った後孔は時折ひくりと動いて震えていた。 (-155) 2021/09/30(Thu) 1:58:39 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 9949 普川 尚久「……難しい。実際に吐いたなら、何か副作用が出たならアレルギーってわかるよ。しちゃだめなことも。でも、そこまでじゃないと、いたいのがきもちいけど素直に言えない人と見分けつかない……」 南波にはその差異がわからない。トラウマとか、そういうのならわかるけど。だって普川はそういうのなさそうに言っていたし。もう試して反応を見るしかない。 だって、わからないから助けてほしい。 そう言ったら、手を引いてくれた。 羞恥もあるだろうに、幸せは肯定しないけど、今はほしくて、気持よくっていってくれた。 どうして、手を引いてくれたんだろう? わからないけれど。 俺、気持よくさせるための存在だから。それだけは、必ず守るよ。手をとってくれたから。 ▼ (-183) 2021/10/01(Fri) 4:11:02 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 9949 普川 尚久「……しないよ。放り捨てるなんて絶対。 俺が与えられるだけの全ての快楽をあげる。求めたのは尚久くんだから。もし壊れても与え続けてあげるから」 ぎゅう、と、相手は後ろ手で手錠をかけられてるのをいい事にのしかかるように、仰向けに押し倒すように抱きつく。 快楽を一時的に会話をする為に落としていたのを、ジリジリと、でもそれは際限なく、本当に『きもちいい』の為に限界値まで上げるつもりだ。 その際に肌と肌が触れ合う。 下も脱がせているし、こちらも脱いでいるから、抱きつくように重ねただけで陰茎同士が擦り合う。 何も使用していないコチラでもゾワリと毛羽立つような快楽に襲われたから、相手がどうなんて普通の人間なら想像も恐ろしいだろうに、あろう事かそのまま手で二本を握り混んで、時に亀頭を白濁が溢れても責め続け、擦り合わせつつ抜く。 片手では零れ続ける精液を掬いとって、貴方の穴にぐちゅ、と音を立てて最初の時点で二本、すぐにいけると本数を増やして抜き差しを繰り返す。 「……はっ、……尚久くん、きもちいい?」 言葉すら発せるか難解な状況だろうに、行為の最中それは何度も何度も、確認するように問われただろう。 それは答えを求めているというよりも、自分の行いが無ではないと、必死の訴えなのもしれない。 (-184) 2021/10/01(Fri) 4:12:04 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 1117 闇谷 暁「え?」 何を言われているのかわからない。 そんな、想像だにしなかった、 考えもしなかった問いをふられ、……? 「……そりゃあ、……あれ?……どう、?」 本人にも疑問符が浮かんでいる。珍しく困惑と動揺が浮かんでいるのも、問いそのものより、それが浮かばない事と、何故か動揺する己に対しての、更なる動揺だ。 「……。覚えてないけど、しあわせだったはずだよ。だって『ひとをしあわせにする』為の異能の俺が、それを目指さなかったわけがないからね」 そう。『南波靖史』がもしいたのなら。 それはしあわせにしようとしただろう。だって人だから。でも、自分が含まれているなんて欠片も思ってはいないし、この問いではそれが思い浮かぶこともなかった。 「……苦しい?なのに嫌じゃない? でも、苦しいのに嫌じゃないとか、そういうのも聞いた。まあ行為中に痛いことするのとかさ。いたけど、よくわからなくなってきたよ、人のこと」 カメラについてはよくわからない。あなたの役目だから最後の査定に響くだけでは?と思ったが、言葉にしなくてもわかるだろうとそれはやめた。 「ただ、暁くんがそうしたくて、伝えたくないなら黙ってる。望みも聞く。それが幸せなら」 (-185) 2021/10/01(Fri) 4:23:54 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史「……南波?」 すらすらと答えてくれた貴方が、返答に詰まった。 どうしたのかと首を傾げて、言葉を待つ。 「………覚えてないのか。 『自分』の事なのに、薄情だな。 お前は誰かを幸せにする事が自身の幸せなのか? それにしては……、」 ───貴方はどこか、苦しそうに見えたのだが。 とは言え、本来の南波 靖史とも、異能の貴方とも深く交流がある訳ではない。 ただそう思い込んで見えただけだろうか、と一度口を噤む。 「……お前は幸せか? 違う─── お前達は、幸せか? 」→ (-189) 2021/10/01(Fri) 6:19:43 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史「いや、苦しいって、それは……何だ、 こういう企画だから仕方なくと言うか……。」 嫌ではない訳は無い、と思う。でなければ、苦しいとは伝えない筈。 けれど嫌と言わなかったのは──仕方がないと割り切らなくてはいけないから。 「………、」 貴方にカメラを託す行為は、見世物としての義務の先延ばし。 それで良いと納得していたWつもりWだったと気付かされた。 「幸せ…………、どうだろう。 こんな所で齎されるような幸せは、幸せと言えるだろうか。 まあ……W比較的幸せWを選ぶなら、出来るだけ内密に、」 W念のため抱かれておきたいWではなくて、義務を果たす為に。 「ハ、……メ、………じ、自撮り。 改めて、お前に相手を頼めるか? よく分からないだろうが………可能なら、痛めで。」 (-190) 2021/10/01(Fri) 6:20:50 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 3839 南波 靖史 吐くほどに苦痛なのがいい人なんかもいるくらいだ。もし仮に振り分けテストみたいなものがあったとして、全問正解出来る人なんてどれだけいるだろう? そんなテストの存在を浮かべてしまった自分の頭を少々怨んだ。 「……っあ。うぁ、あ、あっああッッ」 そんな妙な事を考えている間に抱きつかれていた。擦れた陰茎同士の熱に、背徳感に、敏感にさせられた身体はあえなく快楽の頂点に達する。 「ひ、、、ん、んぁ……はっ、ぁ、あ゙、ッ、ふ、」 何度か反応を確かめた分がなかろうとも、あなたの指はすんなり受け入れられた。ここに咥え込んだのは、一人二人というわけではなさそうだ。 気持ちいくってきもちくって。自由でない両手を背中の下で動かしてからだのおもさで金属が食い込むのもよくって。いつもは反射で出る"いや"や"やだ"を飲み込んで蕩けた声をあげるだけの縛りもよくって。耳に届く卑猥な音に背筋がふるえるのもよくって。増やされていく指にこの後に来るものを想像して想像したその事実に感じる羞恥もよくって。それからそれから── 言葉が認識できた時には、こくこくと頷いていた。 それどころでない場合の方が、きっと多かっただろうけども。 (-194) 2021/10/01(Fri) 11:10:48 |
【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「…………欲しい、な?」 焦がれているなんて、いわないが。 「それがないと、……俺ですらない」 奪われている感覚が常にするんだ。 「そんなのが許せるか」 こんな世界、憂いて、必要ないなんて思わせないでくれ。 俺がこの世界を見るということは、世界は俺を見ていないと俺が思っていることだ。 ▼ (-211) 2021/10/01(Fri) 16:28:14 |
【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「お前が、異能……何度聞いても変な話だ。 人にしか見えないのに。こうして触ってくるのに」 たしかに互いにここにいるのに、認められないのか。 「……自分に言い聞かせるためだけじゃない、お前のためだった」 嫌なほどわかって、期待をしてきた。今の自分には時間がない。 自分に言い聞かせる体をとって、頷いて、お前にも聞いてほしい。 「お前が。世界をまだ広く見れるんだと伝えたかった」 お節介だ、"薬"を使った快楽が俺にとっての幸せではないのは明確だから。 「使われたいのは、必要とされる俺が、道具のように思うからだ。 それは、俺じゃなくてもいい人形だ。 そんなことは、お断りだ、俺に価値をつけて使用をしろ」 お前だってそうだろう。 多くに使われるのだけが幸福か? お前がかわりにされ続けている世界は幸福か。 「お前のように、俺を見た存在を」 俺のようにお前を見ようとしたやつを。 「無碍にするようなことを、されたくない」 ▼ (-212) 2021/10/01(Fri) 16:34:02 |
【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「……憂いているわけでもない、だが。俺では行動ができない」 「誰かに、求めないと俺は俺にすらなれない」 「そんなのは、みじめだとおもわないか」 俺はすでにここにいるのに。 「だから俺は、今この俺は語らない。 だから、……もし、おまえが幸せに気づいて。 俺をまだ幸せにできると思うなら、他のやつに認めさせたいと思うなら。 一度や二度で、諦めるなよ。あと数十年、大人をやれるんだから」 (-213) 2021/10/01(Fri) 16:34:27 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 3839 南波 靖史 面倒な、と息を吐く。 ――その息に思うよりずっと熱が篭っていることに気がついたときにはもう、それは侵食を始めている。 下腹部、じんわりと蟠りはじめたもの。身体の芯をぞわりと這い上がり、脳へ送られる信号。 他人との触れ合いで齎されることは無かったはずの、快楽。その、予兆。 輪郭に手を添え、上向かせ。顔を寄せる。 鼻先が触れ合う距離、ぴたりと動きを止め、こちらを見つめる瞳と視線を交わして。 「何か、……したか、お前」 落とす声の合間、は、と漏らす熱が、少年の唇を掠めた。 (-216) 2021/10/01(Fri) 17:21:44 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0251 鏡沼 創「そっか。撮られるのも恥ずかしいんだね」 顔を隠したのを見て、そっと腕を退かして瞼にキスを落とす。それさえ終われば無理強いはせず、腕は隠そうとする意志に従い戻させる。 「じゃあ、気持よすぎて『怖い』も」 「撮られてるのが『恥ずかしい』も」 先走りで済んでいるのか。溢れるそれを掬い取りながら後孔に塗りこむように緩めていく。正確には出来上がりを、もう挿れても平気だと確認して、 「全部『気持ちいい』しか考えられなくなれば、苦しくないよね?」 純粋な快楽を求める感度と、性行為を求めてやまなくなる発情度を、言葉通りすべて飛ばせるように上げて、なんの躊躇もなく己を突き立て、貫く。その身体が何を求めてるのか、反応の一挙一動を汗が伝う中正しく認識して、求める箇所を、突かれたい激しさを、全部与えて。 「……は、……幸せ、かな」 後孔が、中が覚えているなら。前回の媚薬程度のとろける甘さじゃなく、これはもう人の形すら溶かす暴力的な、それでいてすべて包み込むような快楽。 経験がそんなにないなら飲み込まれてもおかしくないほどのその上で、求めていたであろう奥の奥へ、精を余すことなく注ぐ。貴方が望むなら何度でも、また抜いてねじ込んで、溢れることになろうとも中に出して。当初の目的なんて忘れる程、『気持ちいい』で、身体だけじゃなく脳までも徹底的に嬲り犯し尽くしただろう。 (-225) 2021/10/01(Fri) 19:35:20 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 1117 闇谷 暁「薄情?どうして?異能は物みたいに使われるための物で、俺は実際使われるのが幸せだから、何もおかしな所なんてなくない?」 あなたの言う自分に、本来の南波がいる事は気付いていない。気づく思考が、誰かに抹消されているから。でもそれは外部からは見れないから、ただ薄情な異能がひとつ、そこに在るだけだ。 ……でも、幾度もの指摘に、ヒビが入っているの事すら、崩壊がもうそんな遠い日じゃない事には気づきかけてすらいない。 『「幸せ」』 『私は幸せでしたよ』 「俺は幸せだよ」 今貴方と話している南波ではない、誰かが。代わりにそう答えた。異能にはただ、なぜ今こう答えた時に黒塚の顔が浮かんだのか、ただただ不思議なだけだった。 ▼ (-229) 2021/10/01(Fri) 19:58:58 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 1117 闇谷 暁「……ああ、いいよ。君が決断したならそのように。 それに幸せの場所なんて関係ないよ。 それって気にしてるの、周囲の事でしょ。 そんなもの考えなくていいよ。 ただ、今その時の行為が幸せか。それだけで判断すればいいんだ。」 カメラを手に持って、まだ普段のままのあなたを写す。許可は貰った。だからこの後、このカメラに映るあなたが今の姿とまるで違う、あられもない、蕩けたり呆けたり惚けたりしたものでも、頼まれごとなら仕方ないよね? 「痛め、か。でも可能なら、だよね。悪いんだけど俺の幸せを与える異能、痛くしてもそれまで快楽に変換させやすいみたいだからさ」 「──気持ちよくならない身体(素質)だといいね?」 少しでも被虐に興奮する気があるのなら、その言葉むしろ最悪の逆効果になったかもしれない。最もそれすら『報酬のため』と割り切れるか、考えられないくらいに脳を快楽で焼かれるのだから、些細なことか。 何にせよ、唇は避けてキスを落として始めた行為は、想像する快楽とは、ある意味かけ離れた──ある種の暴力にも近い、麻薬のような感覚であったことだろう。 (-230) 2021/10/01(Fri) 20:00:32 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 8435 黒塚 彰人「……どうだろうね?試してみるかい? 今すぐ触れ合わせてくれたら、答えも出るのに」 貴方がキスを避けているのに薄々気づきながら、そんなわざと煙に巻くような曖昧な言葉を悠然と返す。 けれど、別に薬を吐き出したわけでもない。効果が一切効いていない訳ではないのは、こんな至近距離で覗きこまれたこちらの目に、間違いなく情欲の色が滲んでいる事でわかるはずだ。 ただし、貴方を求めると言うよりもそれは、貴方が今まで散々他に行ってきた、捕食者側に近いものを滲ませているが。 「……悩むのだめとは言わないけどさ。 今回は悪いけど、時間切れ。俺も我慢してたんだよ?」 貴方がどんな行動を起こしても──ああ、キスしてくれたなら、少し驚いてこれからの行動は変わってたかもだけど。 いずれにせよ異能で上げられた快楽によって、その体勢を維持する事すら困難になった瞬間、念の為腹部に軽い痛みの蹴りを入れてから、逆に貴方を押し倒して見下す形になるだろう。 「随分と変な顔をするね彰人くん。 まさか自分が感じる、とは想像してなかったような反応だ。それ、他の子の時も見たからわかっちゃうんだよね」 つつ、と首筋を指で滑らせてから、先程貴方にされたように、貴方の顎を手で掴む。くすぐるように喉に触れるのすら、『あなたが判断に迷った分』上げられた感度で、下腹部にたまる熱の源になるだろう。──そんな事をしなくても、充分にそこは熱を帯びていて、過剰かもしれないが。 「さて、──『気持ちいいこと』しよっか、彰人くん」 (-239) 2021/10/01(Fri) 20:31:04 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史「………そうか、」 貴方の答えに、そっと瞳を伏せて それからゆるりと腕を伸ばせば、 薄桃色の柔らかい髪ごと頭を撫でた。 何となく、今の貴方に必要なのは 言葉では無いような気がして。 拒絶されなければ、何度か髪を漉くように撫でて、離す。 指を通り抜けていく感覚が、やけに印象に残った。 → (-241) 2021/10/01(Fri) 20:47:47 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史「────えっ?」 カメラの起動音。 レンズが見つめてくるのがよく分かる。 「あれっ、あれ…………?」 つらつらと耳に入る言葉に、 もしかして貴方を選んだ事が間違いだったのかと一瞬惑い、かぶりを振る。 ここまで来て逃げてはW男が廃るWと言うもの。 快楽は時として暴力だ。 貴方の異能が加われば、尚更。 「がっ、頑張り……ます………。」 頼りない声を出して貴方に身を委ねれば 部屋の鍵を掛けたかもう一度だけ首を捻って確認し、 何とも比べ物にならない快楽の海に、なすすべなく沈められるのだった。 (-242) 2021/10/01(Fri) 20:49:16 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 9949 普川 尚久「……うん。……ありがと」 頷いてくれたのが嬉しくて。きっと本来悪態をつきまくるタイプであろうに、飲み込んでくれているように見える姿に心が苦しくて。でも切ないくらい嬉しくて。その咄嗟の感情をどう表現すればいいのか、悩むも、その前に体が動いて唇を重ねた。 深い性欲を高めるものじゃなく、ただ軽く触れるだけの。なにもアクションがないなら、ただそれだけで、ほんの僅かの名残惜しさを見せつつも離れる。 気持ちよくさせないと。 だから、この感謝のキスはこれで終わりで。指で十分に解しきった中を確認してから、確認も何もなく、突如一気に中に己の物を捩じ込んだ。そのほうが好きな人が多いから。 快楽の頂点。そう思ってたものの先がある。あなたの体質であれば目隠しがなければそれを味わう事は無かったかもしれないが、文字通りの青天井。これ以上なんて、と思っても、行為を重ねる度にその快楽はさらなる快楽で真っ白に塗り潰す。 (-243) 2021/10/01(Fri) 20:59:49 |
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