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【墓】 天狗 こわいのぉ こんなもん抱えて、よくまあ今まで平然としていたもんよ それを解き放ってやったんじゃ、茅はようやった [躊躇いも憂慮もない笑顔で寄り添う子天狗を、褒めるかのように頭を撫でる] (+19) 2021/07/01(Thu) 20:53:29 |
【人】 天狗[気づけば家屋から火の手が上がる>>45 よほど恨みを買っていたか、それともこの際と略奪でも仕掛けたか 村長に問うてみたかったが、倒れている者が多くて、さて誰がどうなったやらだ 天狗は何もしなかった、したとすれば、火の粉が村の外まで焼かぬよう気を付けた程度だ 全て、全ては村人たちが、己が内の猜疑心に飲まれ悪意に悪意を持って報いた結果 愉し気な子天狗を見て天狗も笑う 子天狗は村を今でも好いてはいたのだろう だからこそ、本性を引きずり出し晒して「見せてやった」のだ 恐らくこの村は、このようなことをしなくてもいずれこうなっただろう 他の集落に悪影響が出る前に間引くのは、必要なことだと天狗は思った やがて喧騒は消え、村のあちこちを焼いた火も小さくなる あとに残ったのは>>46] (75) 2021/07/01(Thu) 20:54:51 |
【人】 天狗[高下駄で地を踏み鳴らす様子に、言ってこいというように子天狗の背を押す その先には、子天狗が身代わりになってまで守ろうとした娘がいる 今、倒れていないのは娘ただ一人 息のあるものは他にまだいるかもしれないが それはきっと、偶然ではないだろう ほら、子天狗が気遣うように笑って、いる 見下して陰で嗤っていた娘を見て、笑って、いる] 無邪気な奴ほどえげつないことをしよるからのぉ [娘の事か茅のことか、まあ、この娘は無邪気とは程遠かろうが 天狗には茅の声が全て聞こえている、何をしたのかも薄とわかる 悲鳴を上げ倒れた娘は目を剥いたまま「眠っている」 このまま、現へと戻ることはきっとないのだろう] (76) 2021/07/01(Thu) 20:56:07 |
【人】 天狗[駆け寄ってきた子天狗を抱きとめ、笑う] 茅は優しいのぉ [何せ、命は奪わず夢を見せてやったのだ 大事な大事な「お嬢さん」だからこそ「飛び切り大事に」扱って 無事に一仕事終えた茅の視線に合わせるように屈んで口を吸う 村が厄介者扱いしてきた茅の幸せを見せつけるように] そう言えば礼を言っとらんかったのぉ お前さんらがよこした「嫁」は、立派にワシの眷属になった ワシも茅も幸せじゃ、お前さんらのおかげでの 茅からの「礼」は、お前さんらに相応しかろう? [屍たちに向かってそう言って、そうして茅に向き直る] (77) 2021/07/01(Thu) 20:56:50 |
【人】 天狗 お疲れさんじゃ、茅 なんぞ、労いに欲しいものでもあるか? [その声は、周囲の惨状など全く気にもかけないような いつもの天狗のものだった**] (78) 2021/07/01(Thu) 20:57:21 |
【人】 天狗[子天狗の吐いた呪は、遥か昔に天狗が生まれた村に掛けたそれと同じ>>0:59 だが、その齎す結果には大きな違いがあった 天狗の呪は彼の村を不毛の地と変えたが 子天狗のそれは不浄を払うもの>>83 子天狗の、茅の本質ともいえるだろうその力は 長きにわたり凍てついていた天狗の魂の澱すら払うよう] ほんに、茅らしいやり方じゃの [鬼火は ただ一人を除いて 全てを灰に変え無に還す灰は灰に、塵は塵に 村人の魂が上がるか堕ちるかなど知ったことではないが この地に澱みが残らぬならば、いずれまたこの地も村として蘇るだろう ヒトを絶やすが目的ではなく、全ては他を護るためと それは天狗が背負った物に背くものではなかったので] (90) 2021/07/02(Fri) 14:24:53 |
【人】 天狗[きっと、茅には元から資質があったのだろう 無条件にヒトを愛しヒトのためにありたいという思いは、きっと今も変わってはいない 悪意に気づかなければ或いは、などと思ったところで嫁にする意志は変わらぬし それを惜しむ気は天狗にはない、子天狗は今でも真っ直ぐなままだから 天狗は気付いていない、自身もまた同じだと ただ天狗は初めから悪意を見てしまっていた、ヒトの愚かさを、醜さを 人など信用するに値しないと、だが それなら、 何故天狗はここに居る? 本当に、ヒトなどどうでもいいと思っているのならば 先代に呪をかけられたとて放っておけばよかったというのに 人を守り、人を育み、そばにあり続けた 天狗もまた、人を見捨て切れてはいなかったのだ まったくもって当人は気付いてもいなかったが] (91) 2021/07/02(Fri) 14:27:14 |
【人】 天狗[茅は天狗を厭わなかった 天狗が何者かを知っていてなお 、村のためとはいえ 受け入れて天狗の毒ではなく自分の意志で天狗を望んでくれた それがどれだけ嬉しかった事か! だからこそ手放したくなくて、愛しくて 共にありたいと望んだ、いつまでも、いつまでも そんな望みさえ、人を捨ててまで受け入れてくれた茅 この先、茅にとっては困ることも辛いこともあるかもしれない もっとも天狗がそんな目に合わせるようなことはないが それでも、このまま変わらずにいてくれたなら 天狗もただの悪童から変われるのかもしれない それは、まだまだ先の話だろうけれど] (92) 2021/07/02(Fri) 14:29:18 |
【独】 天狗/* お待たせしまし、た!! キリがいい感じなので、ここでひとまず〆という感じで(日本語 村(廃墟)でやったかどうかは、まあご想像にお任せします でもまあ、天狗だからね……堪え性ないからね( この後天狗個人的なのを一つ落とす予定ではありますが だいちさんの方は、無理なくで! >>-166 被りとかそういうのが全く気にならないくらい素敵なロルでしたよ? 設定が近くなってしまうのはよくあると思いますし(別の村でほぼ丸被って頭抱えたことが) 展開や心情の動きなどとても綺麗だなぁと思っておりました チップ選択の理由になるほど!手を打ちつつ 死んだら中身が泣くので生きてください みんな幸せになるといいんだよ!!! (-180) 2021/07/02(Fri) 14:43:56 |
【独】 天狗/* そう言えば書き忘れてたけど だいちさんがプロローグでの天狗の過去のあれこれを拾って、ロルに織り込んでくれたのとっても嬉しかった! ほんと、どの組も幸せになってほしいですねぇ うちの目標、メリバだったはずなんですが……(メリバの概念をよくわかっていない (-183) 2021/07/02(Fri) 20:46:59 |
天狗は、ひょっこり(様子を窺っている) 2021/07/03(Sat) 2:28:36 |
【人】 天狗―― 後日譚 ―― [天狗の加護を受けていた村の一つが「無くなった」という話は 偶然その村を訪れた行商人から周囲の集落に伝わった 何事かと駆け付け調べては見たが、そこにあるのは焼け跡のみで 居た筈の住人の姿は「どこにも」無かった ただ一人、娘が彷徨っているのを保護したが、答えられる状態ではなく よほど恐ろしい思いをしたのだろうと人々は噂をした だが、誰一人として、それが天狗の仕業だとは口にしなかった それは、口にすれば災いが及ぶなどという話ではなく 「山神様がそのようなことはしないだろう」と皆が思ったからだった 山神様は山裾の村々を護り、その「礼」にと娘を嫁に送り出す それはもう、ずっと昔からのことで、そもそもそれが何故かなど 村人はほとんど覚えてはいなかったので] (128) 2021/07/03(Sat) 2:30:06 |
【人】 天狗[それから少したって、天狗は保護している村全てに使いを送る そのようなことは滅多になかったから村人は驚き そうして、先の村が滅んだ一件を思い出す もしや、この先に良からぬことが起きるのではないかと 不安げな人々に向かって、使いは天狗の声で「安心せぇ」と笑って見せた 使いは「影」であり、それを通して話しているのだと前置きしてから 此度の要件を語りだす ……「もう、嫁はいらぬ」と] (129) 2021/07/03(Sat) 2:31:04 |
【人】 天狗 もう嫁はいらぬ 此度、ワシは長きにわたり共にある「眷属」を得た これまで、大切な娘を送り出してくれたことに感謝する そして、悲しい思いをさせただろう、すまんかった [村人はざわめき、そうして泣き出す者もいた 天狗が去ってしまうのではないかと、そう気に掛けるものもいた、が] 安心せぇ、ワシはこれからもこの地を護る 嫁を取らぬようになるだけじゃ じゃがの、一つ気がかりなことがある…… 皆も知っとるじゃろ、先日「無くなった」村の件じゃ [村人たちがはっとして使いを、天狗を見る] (130) 2021/07/03(Sat) 2:32:11 |
【人】 天狗[此度の嫁がその村から送り出されたことは皆知っている その嫁が眷属となりこの先も「山神様」を支えるなら、それはとてもめでたいことだ] 良き嫁を得た礼に、久々に村に下りたんじゃ…… じゃがの…… [その村は酷い 業病 に蝕まれていたと天狗は言ったもっと正しく言えば、何か良からぬものに「憑りつかれて」いたようだと それに気づかなかったのは天狗の不徳と言い置いて] 人を狂わせる病じゃ……互いに殺しおうて手に負えんかった ワシらにまで刃を向けてきての……火まで放って酷い有様じゃった [ 嘘ではない、事実彼らは自らの手で滅んで行ったのだから ]あれは放っておけばほかにも広がるもんじゃった ワシはこのあたり一帯を護らにゃならん……あんな業病にさらすわけにはいかんかった [だから、浄化したのだ、と] (131) 2021/07/03(Sat) 2:34:26 |
【人】 天狗[そう、あの村は病んでいた、病み腐っていた 嘘は言っていない そうして、他の村の者たちもそれを疑いなく信じた そう信じたくなるようなものを、人々も感じていたのかもしれない] 浄化はしたがの、あれは人に憑りつく魔物のようなもんじゃ あの村は……まあ、元から少しばかり変わっとったがの そこに付け入られたんじゃろう あれはワシの力じゃ防げんものじゃ だからの、お前たちも努々油断召されるな 皆で協力して支え合っていくがええ、それが多分一番じゃ [「山神様」の言葉に人々は頭を下げる やはり村を守ってくれているのだと 、もう長い事天狗は悪さをしてこなかったので ] (132) 2021/07/03(Sat) 2:36:14 |
【人】 天狗[それから、件の村の跡地は必要なら皆で管理するようにと伝える あのあたりは土地がよいから放置して荒れるのはもったいないと そうしてもう一つ それまでは禁足としていた「嫁の岩屋」のある洞穴付近を解放し 新たな禁足区域を山頂付近のみにすると伝えた 山頂付近は天狗の力の影響が強く物の怪が寄り付きやすいから、と 解放した区域の山の幸は皆で分け合うようにと] 皆がこれまで通りあり続けるなら ワシもこれまで通りにこの地を護ろう 変に祀り上げたりする必要はないが、そうじゃの 怖がらんでくれたら、ありがたいかの [冗談めかして言えば村人からも笑い声が届く 使いは、つまりは天狗は満足げな表情を残して村を去った] (133) 2021/07/03(Sat) 2:38:16 |
【人】 天狗 さて、茅よ、これでよかったと思うかの? [と、傍らで……正確には腕の中で全てを聞いていた「嫁」に問う もっと言えば 寝床の中 なのだが、そこはとりあえず置いておこうかつて悪行を重ねた物の怪は、いつの間にやら本物の「山神」になっていた そのこと、今だ天狗に自覚はないのだが、この「嫁」の影響は大きいだろう] (134) 2021/07/03(Sat) 2:40:07 |
【墓】 天狗 よい眷属を、嫁を得て、茅と出会えて ワシは、本当に しあわせ [そう呟いて、愛しい子天狗へと顔を寄せる 生まれて初めて「しあわせ」を口にして**] (+23) 2021/07/03(Sat) 2:40:52 |
【独】 天狗/* 寝落ちてたとか言わない!(言ってる!!) というわけで、天狗の個人的な〆はこれにて 最初、人に失望して世捨て人(人ではない)ENDも考えてたんですが、まあさみぃさんだからね、甘くなったね(くっ) 天狗の父親の話が出てきてないんですが、まあ、わからないからですね( 裏設定では「物の怪に襲われて孕んだ子」でして、まあ、そういうことです(投げるな (-236) 2021/07/03(Sat) 3:07:31 |
【独】 天狗/* >>-213かんぅ >>-220嫁 だいちさんは突っ込みだけど「突っ込む」のはおいらの仕事!! 事前相談では割とボケるタイプです (今回個人的ヒットは 「よーし、ぱぱ頑張る(この場合「パパー、マンション買って―」のぱぱ)」でした) >>-226千さん 折角の村なのですから楽しむのが一番なのですよ 経験が少ないのですか?そうは見えないほど素敵でしたよ! 入村の時のあの言葉の言い回しは好きなので、そう言っていただけると嬉しいです とはいえ、半ば手癖のようになりつつあるので気を付けないとそれで中バレるんですが (それ以外でバレるとか言ってはいけない) >>-232 最終形態美しくもかっこいい…… (-238) 2021/07/03(Sat) 3:50:34 |
【独】 天狗/* というわけでご挨拶 初めましての方は初めまして、お久しぶりの方はお久しぶり さみぃ(sammy)というものです。ぺこり ながれさんは楽しい村の第二弾をありがとうございました! それぞれのペアも可愛かったりかっこよかったり面白かったりで、とても楽しかったです 後でそれぞれじっくり読むんだ だいちさんは前回に引き続きお付き合いありがとう 「どうしますー?」「ネタがないなぁ」といいつつ 翌日に設定が飛んできたのはさすがだと思いました 多忙な中お疲れさまでした、ゆっくり休んでくださいませ 約8か月ぶりだったので勘が戻らず、筆が遅かったのが申し訳なく 普段は緩めのRP村やR18BL村に生息しております 最近ふらっと入れる村が減っているのが寂しいですが、隙あればと狙っておりますのでどこかで出会った際にはよろしくお願いいたします ではでは 天狗@sammy-sunfish (-239) 2021/07/03(Sat) 4:06:26 |
【独】 天狗/* わ、嫁からの〆ロルが来ていた! ふふふ、末永く共に幸せであろうぞ 本当に最後までありがとう!好き!! 前回は旦那様に永遠捨てさせて、今回は嫁に悠久を与えてしまったけど、どっちも幸せだからいいのだ (-263) 2021/07/03(Sat) 9:57:36 |
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