情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃「──うん、」 あなたの、真っ直ぐな言葉に。 だんだんと、表情が灯っていく。 「うん」 硝子の瞳に、色が宿る。 「うん──」 「ありがとう、凛乃さん。 ありがとう、」 「……これからも、よろしくね!」 にっこりと、満面の笑顔が花咲く。 今までで最も人間らしい所作で、 あるいは人間よりそれらしく。 先に待ち受けているかもしれない困難も。 大切な友達と一緒なら、きっと大丈夫なはずだ。 (-0) 2022/02/04(Fri) 21:46:37 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要「あたしはミスしないから!」 絶対音感どころか完全模倣。 秘めていた自身を曝け出していい状況は、 水銀莉桜にとって初めてのことだからか、 なんというか、完全に開き直っている。 いや、それは正確ではない。 もっと別の感情要素が支配している。 あなたのアレンジに重ねる。 次の変装パートはこっちがリードして。 その次はあなた。 初めて知る感覚。 「──たのしいね、偉智さん!」 音が、弾む。 星が、またたく。 (-1) 2022/02/04(Fri) 21:50:48 |
【人】 調律 水銀 莉桜「あたし、これでも 自分がアンドロイドであることに 結構本気で悩んでたんだけど──」 ハードルを軽々と飛び越えていく ビックリ秘密のオンパレードです。 カルチャーショックというか。 「いっそのこと、 あたしもインパクト重視で変形とかできるようにならないかな」 (14) 2022/02/04(Fri) 22:16:42 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要「すご──っ! あたしも、負けないんだから!」 視界に、ビジョンに、氷がちらつく。 けれど、そんなことは今、どうでもいい。 体表面のセンサーが、 周辺温度の急激な低下を検知したかもしれない。 しかし問題ない。活動に支障はない。 この指先が刻む律動に何ひとつ変化はない! 莉桜が初めてピアノ・セッションをしたのがあなたで、 今日あなたの隣でツインを弾くのが莉桜だったのは、 ひょっとすると大きな幸運だったのかもしれない。 きっちり14分。 弾き切ったあとに、少女は不思議な高揚に包まれていた。 「──、──は、──」 人間だったなら、きっと。 頬が赤らんで、息が切れていたかもしれない。 隣のあなたに、視線を向けた。 (-5) 2022/02/04(Fri) 22:38:15 |
【人】 調律 水銀 莉桜「花火、か。 あたしも、やろっかな。 あたしは寒いの平気だから、気にしないでね。 なんなら花火が直撃してもギリ平気だし 」たいへん強靭な駆体です。 (26) 2022/02/04(Fri) 22:53:40 |
【人】 調律 水銀 莉桜「ドリル、積もうかな── 凛乃さんの手助けになるなら──」 「──あ、えと、あたしは線香花火がいいな。 雪のうえで。手元にきらきら星」 (41) 2022/02/04(Fri) 23:29:03 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要「──偉智さん」 心配そうな視線は、 それでも満足感によって彩られていた。 その氷のことは、少なくとも今は分からないけど。 気にするものでもないように思えた。 あなたがそれに向き合えているのなら。 (みんなにとってのあたしも、そうだったのかな) いや、それより今は。 「──うん。 あたしもね、──すごく、たのしかった。 ありがとう、偉智さん。 それで、そのう」 「また、一緒に弾いてくれる?」 (-10) 2022/02/04(Fri) 23:32:02 |
水銀 莉桜は、「ドリル」「カメラ機能」「防弾防刃耐熱」などメモをしている。 (a15) 2022/02/04(Fri) 23:43:06 |
水銀 莉桜は、ちょっと詳しく教えてほしい。 (a29) 2022/02/05(Sat) 14:58:41 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要「──うんっ!」 ぱ、と破顔します。 「──それと、偉智さん。 その、──あたし、寒くても平気だから」 言及するかしまいか逡巡しましたが、 ただそれだけ伝えておきます。 それ以上は踏み込みません。 きっとそれは、自分の役割ではないのですから。 「──ふふ。 また、弾きたい曲をインプットしておくね。 絶対弾こうね! やくそくだよ! それじゃ、──また!」 終始満面の笑顔で。 まだ見ぬこれからに想いを馳せながら、 特に呼び止めなければ、 少女は部屋に戻るでしょう。 (-45) 2022/02/05(Sat) 22:23:06 |
【秘】 調和 水銀 莉桜 → 娘 氷室 凛乃「──えへ。 ありがとう、凛乃さん。 ──ありがとう」 握られた手から、あたたかさが伝わる。 少女の指先は柔く、人間と変わりない。 それが模造品だとしても、 握り返した手のなかに灯る熱は、ほんものだ。 翡翠の瞳。 「──ねぇ、凛乃さん。 その、──撫でてもらっても、いい?」 「──低い圧力を伴う、 熱源物質の単純往復運動。 ただそれだけ。ただそれだけ、なんだけど」 「……あたし、凛乃さんに撫でてもらうの、好き」 無意味に意味を見出す、 それを人間と呼ばずして何と呼ぼう。 (-46) 2022/02/05(Sat) 22:36:37 |
【秘】 調和 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要「──ん、ありがとう。 次はちゃんと、あったかくしてくる。 ヒーターとか搭載しちゃおうかな」 なんて冗談めかして微笑みます。 随分と前向きになった…… というより、もともと自分の出生には ある程度の誇りを持っている様子。 なので、開き直ってしまえばこんなものなのです。 「ん。 きっと、連絡するから」 莉桜自身は、裏の業界に詳しくありません。 とはいえ、“家”は別。 正しくその意図を読み取り、 しかるべき連絡をお送りすることになるでしょう。 そこから先、二度目以降の ふたりのセッションの行方は、 きっと別のおはなし。 (-83) 2022/02/08(Tue) 21:45:02 |
【秘】 調和 水銀 莉桜 → 娘 氷室 凛乃「──うれしいな。 うれしいな、 ──えへ、へへ」 目を細める。 指先から伝わる熱以上の何か。 数値情報には表れないモノ。 正体不明の感情波形。 けれど、これっぽっちも不快感はありませんでした。 「──っとと。 いけない、ほんとにずっとのんびりしちゃう。 そろそろ上がろうか、凛乃さん。 名残惜しいけど──」 (-84) 2022/02/08(Tue) 21:51:33 |
【秘】 調和 水銀 莉桜 → 娘 氷室 凛乃「──そっか。 そう、だよね。 楽しみだな、──楽しみ。 いろんなことをしようね、凛乃さん」 繋いだ手から感じる、 なんの変哲もない温度が、 こんなにも嬉しく感じて。 少女は、繋いでいないほうの手を、 その小指を、そうっと差し出しました。 「……やくそくだよっ!」 満面の笑顔。 翡翠の瞳が認めたあなたの表情は。 絡めたであろう指先のやさしさは。 煙る月明かりの景色は。 これから先いつまでも、 彼女の一番大切なメモリーに。 (-100) 2022/02/09(Wed) 20:17:36 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新