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【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[それ以上を求めてこないから それでいいんだと解釈して。 特に望まれない部分は他で消費する。 平日の夜にはそれまでと変わらず女を抱いたりもした。 ただの処理とは別の満たされないその辺の 性的に求められたいなんて欲求は 若い雄として求めてくれる年上のセフレで解消した。 終わってしまえば虚しくなるのは別に今まで通りで 何が変わる訳でもない。] (-29) 2020/10/25(Sun) 14:14:27 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[女の気配を家に持ち込んだことはない。 恋人でもなければ、恋人前提でつるんでる友人でもない 俺が意識していないのと同じくらいに 何の意識もされていない男に対して報告義務もなければ 別段罪悪感もない身体の関係を含む交友関係は 多分このままずっと気付かれることも無いだろう。 そう思っていたが… 仕事以外では自覚がないだけで大分抜けているところの多い俺に そんな完璧な切り替えができる筈もなく…] (-31) 2020/10/25(Sun) 14:32:47 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司 ん?ああ、…… すまんまちがえた [配信サービスの中から探せばいいのに 目の前に並ぶジャケットから探して見つけるのがすきで つい借りてきてしまうDVDを お互いに寄り掛かったりする可笑しな体勢で見ながら ちょっとそういう雰囲気になったときに 自宅で気が抜けきって少しのアルコールでも 意識が若干ふわふわしていれば ない胸を揉もうとして空ぶったり 尻の肉を鷲摑んでその堅さに疑問符を浮かべたり 女に触れる様な手付きで触れては、中断する。 一緒にいる時間が当たり前になりすぎるほど 誰かの気配を感じさせることは次第に増えて言っただろうし 寝惚けて女の名前を呼ぶことに 気付かれることもあったかもしれない*] (-32) 2020/10/25(Sun) 14:33:37 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[飯食いにきてついでに泊ってる感覚だと思ってたから。 他に付き合いがあるなら別に そのまま真っ直ぐ家帰ればいいのにと思わなくはなかったが。 来ると言うので待ってみる。 本当に来るかもしれないと思うのが半分 もう半分は、やっぱり直接帰るという 連絡を待っていたような気がする。 なお野菜の接触的な摂取に拘りのない夕食はピザになった。 たまにくうと無償にうまい。 明日胃薬が必要になりそうな予感を察知したが無視する。 ビールを飲みながらバラエティ番組を聞き流していた辺りまでは 辛うじて記憶にあるが寝落ちていたらしい。 インターフォンの音にびくりとして目を覚ます。 なんだっけ、ああそうだ御門だ。 いい加減合鍵を持たせようか考えては その距離感が正しいのか悩んで 何度目かの試案はまた有耶無耶のまま終わらせた。] (-40) 2020/10/25(Sun) 20:25:53 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[近所迷惑な呼び声に疑問符を浮かべてドアを開ける。 いらっしゃいといえばいいのかおかえりといえばいいのか 何時も解らなくて何時もと同じ挨拶を] おつかれ。 まだ10時だろ…早かったな。 [まぁ入れと道を開けようとして 何時もはきっちり占めてるネクタイが緩んでる事に気付く 釦もいくつか外れて珍しいと思った視界に 魅せ付けるみたいな鬱血の後。 まるで見つけてくれといわんばかりだなぁと 思いながら、腕時計を見下ろした。 本当にパーティーならの大凡の時間を見繕ってみたら その後に盛り上がってきたにしては早すぎやしないだろうか。 ならそもそも二人きりの誕生祝いだったら まぁ、うん、無くはないかもしれない。 けど多分そういう事じゃないんだろうなぁと あからさますぎる状況を鑑みて思う。] (-41) 2020/10/25(Sun) 20:26:23 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司……、……もう終いにするって話ならここで聞くが。 [こいつに他に新しく好きなやつができたとか 或いはこいつの事を好きなやつがけん制してきたにしても 男に添い寝するのなんてもう辞めたいと思うかもしれないし 付き合ってもいない男の部屋に上がること自体を もう辞めたいかもしれない。 ゲイはその辺がフランクだなんて何時か聞いた気がするので ただの挨拶みたいなものなのかもしれないが つい見えてしまった、でなく、 明らかに魅せられている気がする違和感と 何となくよそよそしさを感じる相手を見て 念のためにと尋ねる。 こいつから始めるといった手前きっと言い出し難かろう。 漠然と、良い相手が居るなら良かったじゃないか、と思うのに 何となく心から喜べない自分を、薄情だな、なんて少し思った*] (-42) 2020/10/25(Sun) 20:29:39 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[なんでって、いわれましても。 そんな声を荒げる程可笑しなことを言っただろうか。 目をぱちくりさせて首を傾げる。 なるほど、なら牽制の方かなぁなんて納得しておく。 そんな事をしなくとも通してやるのに そう広くない廊下を押し通ろうとするあいつと すれ違えば割と濃い酒の匂いがした。 寝る前にシャワーを浴びさせようか……] なんだ。ちがうのか。 変な顔してたから、てっきりそういう話なのかと。 [そう応えて話は終わったつもりで後を追いかけ部屋に戻る。 テレビこれ何入ってんだ?って方に意識が移って リモコンで番組表を眺めてたら終わった心算の話題が続く。 あれ?続くんだ?ってきょとんとしてたら ソファーに座り直そうとした 可笑しな姿勢で変に一時停止してしまった。 なんだろう、俺のせいにして止めたい感じだろうか。 まぁその方が罪悪感はないだろうね。わかる。] (-47) 2020/10/25(Sun) 23:22:45 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[でも別にこいつの事を好きな男にこいつが 無防備に首筋明け渡してようと俺が関与するところでもなく 何なら別に好きでもない相手と超速で 祝いの一発を致してきてようと俺が関与するところでもなく 鬱血一つで不潔だと騒ぎ立てる程初心な訳でもないし…… なんでって、いわれましても。 理由なんてとくにない。] お前がこれを望んでて。 俺が別に嫌じゃないからじゃねぇの? [こいつが酔ってる時はもっと酷い酒気を纏いながらでも 割としっかり喋ると認識しているから なんか変な喋り方してるなぁと不思議に思うだけで それが酔払い設定だなんて気付きはしない。 中腰に疲れて可笑しな姿勢で停止していたことを思い出し ソファーに座り直しながら逆に問い返す。] こんな生活をお前が止めたくなったなら 俺がなんて言おうと終わるもんは終わるし。 俺がもう嫌だって言えば おまえがなんて言おうと終わるもんは終わるけど。 そうじゃないから続いて…… (-48) 2020/10/25(Sun) 23:23:45 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[る以外に、なんか、あるの? って。続けようとしてからなんとなぁくぴんときてしまった。 なるほど、そうじゃない言葉が欲しくなったわけか。 お前が好きだからとかそういう。 或いは慌てさせたかったか。 間男の気配匂わせるなんてのは マンネリ解消に良く在りそうなべたな演出だなぁって 思ったけど別に俺とこいつは 倦怠期の恋人でもなければセックスレスの夫婦でもない。 なのでかつての愛情の再確認以前に元々が そこになければないですね状態で なんでこんな頓珍漢なことを始めたのかはよくわからない。 なんかあれかな、祝いの席でテンション上がって 盛り上がった拍子にやらかして滑ったかんじかな。 あるある。わかいうちはそういうことあるよね。 でもどうしてやるのが優しさかはよくわからねぇし そもそも優しさなんてそこになければないのである。 なので一人納得してから、 なんだか生暖かい視線を向けておいた*] (-49) 2020/10/25(Sun) 23:24:59 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡─ 彼女の話 ─ [姉は恋多き人だった。 多分母親の胎の中で俺の分まで その辺の情緒を持ってったんだと思う。 取り合えず機会があれば片っ端から付き合って 片っ端から関係を持った。 なんでそんなことするのか一度聞いてみた事があるが 服を買うとき最初に目についた一着だけで 取り合えずで妥協して、後々後悔するくらいなら 全部試着して着心地試して運命の一着を選ぶみたいな 理解出来ない事を言われて分かり合うのはあきらめた。 あれは俺とは別な生き物だ。それだけはわかった。 そんなよりよい男を捕まえることに人生を全振りした姉が 女友達に恵まれる筈もなく…… 唯一、だと思ってた彼女も今じゃ俺に跨ってる訳だ。 まぁそれで本人が納得してるならそれでいい。] (!0) 2020/10/26(Mon) 1:22:56 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[再会したのが本当に偶然だったかわからない。 彩の弟じゃない、って姉の名前を呼ばれて呼び止められて 誰だったか思い出すのにだいぶかかった。 飲みに誘われて、姉の男関係の逆恨みだったら嫌だなって 断ったけど強引に拉致された。 なんかの有段者だとかで力がクソ強い。 高そうなバーで高い酒を奢られながら 姉のことが好きだったと聞かされたが上の空で 取り合えず酒に弱い俺は速攻で吐いてだめになったので 持ち帰られてずるずると今の関係が続いてる。 彼女はあきらでなく、さとるとよぶ。 最初に名刺の名前を読み違えてからずっと。 姉の…彩(さやか)の名を昔そう呼んだように 最中も、さーちゃん、と呼ぶためだけに。 姉の代わりに俺と寝るのかと 何となくむしゃくしゃして聞いたことがあるが アンタたち見た目も性格も何一つ 似ても似つかないじゃないって爆笑されて終わった。] (!1) 2020/10/26(Mon) 1:26:16 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[心は女を求めてても体は雄を求めるのだそうだ。 彼女の最大の過ちは女に生まれてしまったことだが 別段男になりたい訳でもないらしい。 良く理解できないまま難儀なことだと思った程度で終わった。 つまり俺は勝手に動く便利なディルドとしては そこそこ有能なんだと理解して 俺以外を想いながらも恋い焦がれるような熱量で 抱き締めてくれる心地いいオナホとして彼女を抱いている。 彼女で女を覚えた俺も度々他をつまみ食いするし 彼女が他の男を連れているのを見たこともあるが。 互いに干渉しあうことも無く、それだけの関係だった。 だって少なくとも俺といる時の彼女は俺を好きな訳ではないし。 俺は多分誰も好きではない。*] (!2) 2020/10/26(Mon) 1:27:56 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[そんな彼女の名前を今何故だか目の前のこいつが呼ぶ。 しかもまるで俺が彼女を想っているみたいに。 俺の都合ってなんだろう。 何かよくわからない路線に話がシフトして困惑する。 もしかして酔っているんだろうかと今更思う位に。 或いは彼女の代わりにしているとでも思っているんだろうか。 姉の代わりに抱かれているのかと疑ったいつかの俺みたいに。 成程彼女があの時爆笑した気持ちが良く解る。 見た目も性格も何一つ似ていない以前に決定的に性別が違う。 代わりにしたいなら似た容姿の女を選ぶね。漸く理解した。 都合としては可もなく不可もなく。 抱き枕が無くなれば少しの肌寒さは感じるが ライナスの毛布って程の依存性がある訳でもない。 だってお前、くれないじゃないか。 俺のことを好きだといったくせに。 俺から与えられないなら、手を引いて、程々のところで諦める 俺への気持ちなんてその程度なんだろう?] (-54) 2020/10/26(Mon) 1:29:26 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[別に責める気持ちがある訳じゃない。 俺がその程度だという事は俺が一番理解している。 だからべつにそれはそれでいいんだが。 或いは俺が抱く彼女のようにこいつにも 俺を想い俺の名前を呼びながらでも 抱かせてくれる男でも居るんだろうか。 そんな奴が居るのならきっと余程の叶わぬ恋でもしているか 或いは、 こいつの事を好きだったりするんだろうなぁって考えたら マーキングじみた牽制の意味も理解出来た。 馬鹿だなお前、そっちにしときゃいいのに…… 俺でなくそいつならきっとお前のことを お前が求めるだけ愛してくれるだろう。 だって俺は多分誰かを好きになることなんて出来ない。 その辺の情緒は全部母の胎の中で 姉が俺の分まで持って行ってしまったから。 持ってないものを与えてやることなんて俺には出来ない。] (-55) 2020/10/26(Mon) 1:32:18 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[けど、その辺を上手い事誤魔化せば…… 俺が欲しいだけ欲しがってくれんのかなぁなんて わるいことを、かんがえる。] ………機嫌、悪いなぁ。 何が気に入らねぇの? 俺としては、そこそこ気に入ってるんだけどね。 お前のこと…… [鼻の頭をすり合わせながら、さけくさい、と 自分も多少飲んでいる癖に不満げに小さくぼやく。 少しだけ渋ってから、 しょうがないなって言葉の代わりみたいな溜息を零して 頬を撫でた掌で促すよう引き寄せて あとわずかだった距離を埋めた。] (-56) 2020/10/26(Mon) 1:33:00 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[柔らかく何度か唇で食んで薄く開いた唇の内側で 濡れてる肉に舌を這わせる。 顔を傾けて差し入れた舌で誘いだした舌先を吸い上げて] においほど、あじはしないな。 [何の、とは言わなくても通じるだろう。 さけくさいといったばかりだ。 ついでに他人の精液の味でもしたらどうしようかと思ったが 特別、嫌悪する味はしなかった。 何処かの誰かとキスくらいしてきたんだとしても 唾液の味なんて違いがよくわからないし まぁいいかと考えるのをやめた。*] (-57) 2020/10/26(Mon) 1:33:58 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[口付けを遮るように紡ぐ言葉を近い距離のまま聞いて 答える言葉を持ち合わせていないから黙り込む。 いや、知らん、そんなもん。 最初にこっちから提示して以来、 特にその辺の話題に互いに触れてこなかったのに 諸々すっ飛ばして回答だけ求められても 知らん。以外出てこなかった。 男同士でする色んな事ってなんだろう。 いや、女相手でも碌な事してないから 正直知らないんですけどね。 尻の拡張工事は無理って認識を 時間が変えてくれると思ったら大間違いな訳で そこが無理なのは最初と変わっていない。 なので踏み込むが物理的な話なら 先っぽだけでもノーセンキューなんだが 多分そんなふざけた話ではないだろう。と思いたい。 これ何を求められてるんだろう。 いやほんと全然わからん。 そもそも正解は在るんだろうか。 なんか面倒になって来た。] (-66) 2020/10/26(Mon) 13:54:38 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[繋がれた手を繋ぎ返す。いやほんとうに面倒くさいね。 …なんでちょっと嬉しくなってるんだろう俺。 性格悪いなぁって他人事みたいに思う。 真剣な顔をしてるのを見て 真剣に受け止める気なんてないくせに 無邪気に喜んでいる自分が心底面倒くさい。 こんな風にしか満たされない自分を理解しているから さてどう騙そうかと画策する。 こいつには初っ端から猫を被るのをやめてしまったから 今迄と勝手が違って少し悩んでしまう] ……おまえは、どうしたいの。 [答えられないから質問で返して 顔色を窺う視線に少しだけ困った顔をして けれど責めるでなく優しく笑って見せる。 話してくれないとわからないよ。 君にわかる範囲でいい、教えてくれないか。 大丈夫、怒ったりしない。一緒に解決しよう。 頭の中でマジかよクソめんどくせぇ 死ねばいいのにと思っていても そんな素振りはこれっぽっちも覗かせずに 甘ったるい声で唆すことに慣れた 勤務中の詐欺師の顔は休暇中でも健在で] (-67) 2020/10/26(Mon) 13:56:05 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[甘やかすみたいな柔らかなキスで唇を 何度も啄んでは返事を急かす。 恋人でも親友でも家族にだって 全てを曝け出すことが正解ではないことくらい もうとっくに知っている。 だから馬鹿正直に腹の内を曝して しらね、と突き放すことが この場合の正解ではない事くらいは解った。 折角垂らしっぱなしの釣り糸に漸く興味を示したんだ ほらもっと、欲しがって見せろよと 愉悦に歪みそうになる性格の悪い口元を 俺を知る誰もが見慣れた穏やかな笑みで覆い隠して。*] (-68) 2020/10/26(Mon) 13:56:40 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[何考えてるかわからなくて疲れちゃった 本当はわたしの事なんか好きじゃないんでしょう そんな台詞と共に付き合ってた記憶もないセフレに 一方的に振られるのは最早と特技みたいなもんだ。 振られないなら振られないで 両親に紹介したいとか始まるので厄介だが…… それはさておき。 こいつはそもそもセフレですらないけれど いずれ同じになるのかなぁと他人事みたいに思いながら 堰を切ったみたいに溢れる言葉を聞いていた] 特に聞かれもしなかったから話もしなかったが…… 上とか下とかそれ以前の話でな。 そもそも男を相手にしたことがねぇから お前相手に最後まで維持できるかわかんねーんだよ。 女相手だろうとダメな時だってあるけど 本番ありきで始めたら何が原因であろうとも 『男だから駄目なんだ』って絶対言い始めるだろ、おまえ。 絶対一発で成功させないとダメだなんて プレッシャー感じたら余計途中でダメんなる可能性高いし。 お互い気まずくならねぇように、と、 もし最初は無理でも慣れてくつもりで…… (-90) 2020/10/27(Tue) 0:45:02 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司 割とお前との関係に対して前向きな気持ちで 相互オナニー辺りから始めませんか?って 提案したつもりでいたんだけどね、俺は。 あの時は気分じゃないってお前に振られた訳だが。 [さて本当にそこまで考えていたかなんて 自分でも良く解らないけれど。 それらしい言葉を並べてそれらしく取り繕う。 自分を正当化するために。 相手に罪悪感を抱かせるために。] 気分じゃねーって断るのはべつにいい。 そーゆーのは合わせて無理するもんでもねぇし。 けどな。 今迄性的対象として一切見たことなかった男に 好きだと迫られた直後に、そこまで覚悟を決めたのに 直前まで俺を抱く気でいた筈のおまえにすげなく断られて、 じゃあ後日もう一度、って俺から誘う気になると思うか? 結論から言えばそんな度胸なかったから今日に至るんだが。 (-91) 2020/10/27(Tue) 0:46:13 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司 なぁ、俺はこれでも…… お前の気持ちに俺なりに誠意を返したつもりでいた。 それを臆病風吹かせて現状維持のキープ優先に 俺から誘う以外は俺の事一切放置して 俺の気持ちなんてないがしろにしてきたお前が 上を譲ってやるからセックスしたいだなんて ちょっと、わりと、 どんな顔をしていいかわからねぇ状況なんだが。 [並べる言葉の割に声色は穏やかで。 近い距離の頭を優しくなでてやりながら、耳元に囁く。 本当は、しなくていいならいいかと丸投げにしてきただけだ。 誠意なんて何処を探しても欠片もない。 未だって別に取り合えず挑戦してだめでしたでも 困ることは何もないのだけれど。 なんとなく、上下関係を叩きこんでやりたくなった。 おまえは、俺の、犬だろう? 甘えて強請るだけで思い通りになると思い込んでいるような 根性を、躾直してやりたくて。 まぁそんな権限、本当は俺にはない訳だけど。 そんな事はしらん。] (-92) 2020/10/27(Tue) 0:47:36 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司 言葉が足りなくてすれ違いがあったんだろうよ。 別にお前だけが全て悪いと責めたい訳じゃない。 けどさ。 そんなべったりマーキングされてきた体で セックスだけに拘ってるとこみてると 俺ってお前にとって何なのかなぁと……、…… [ほらな?俺は悪くない。 じゃあ、悪いのは誰だと思う? そう言いたげな意地の悪い笑みが滲みそうになって…… すこしだけ寂し気な困ったような笑みで上塗りする。 肩をそっと押して身体を離せば、すり抜けて その場を離れようと腰を上げた。 慌てて引き留めるなら、珈琲を淹れてくるだけだと伝えて 何も言われないなら無言のまま台所へと引っ込んで行った*] (-93) 2020/10/27(Tue) 0:50:08 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[わぁ、ちょろいなぁ。 ちょっとびっくりするくらいちょろい。 大丈夫かこいつ。 口から出まかせにあっさり流されて しょんぼりしてる犬にちょっと楽しくなってくる。 こいつに落ち度なんてきっとそれ程ないのに まんまと反省し始める様が実に爽快で小気味良い。 ほんとおまえ、なんで俺のことなんて好きなんだろうね。 この性根がばれていないからか、そうか。 やだ可哀想。ご愁傷様。 それらしい顔を作りながらも頭の中は 割と適当なことを考えていた。 罪悪感を押し付ける事への罪悪感はそんなにない。 思い通りになることへの愉悦の方が上回った。 声を上げて言い訳してる声を聞き流して ちょっと濃いめのカフェオレと、ブラックコーヒーを。 相変わらずインスタントですけどね。 ええ、俺の部屋にはこれしかないので。 下手に淹れようとするよりずっとうまいので。] (-101) 2020/10/27(Tue) 5:30:36 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司繰り返しになるが。 俺としてはこれでも、そこそこ気に入ってるんだ。 おまえのこと。 けど、そんな試すような真似されたところで おまえの一番が俺でなくとも お前が望む様に動じることも無いだろうよ。 「そこそこ」だからな。 おまえのこと意識していない、って伝えた時から おまえは現状維持を狙ってきたわけで。 一緒にいて多少の情は湧いたから 「そこそこ」、な訳だ。 ここからおまえが俺と セフレになりてぇって言うんじゃなければ セックスよりも、 俺たちはもう少し言葉を交わすべきだと思うんだけど。 違うか? [暖かな湯気が上るカップをひとつ、相手の傍に置いて 自分はカフェオレを啜る。 あ、分量間違えたちょっと苦い。まぁいいか。 カップを片方置いた手で赤くなった首筋を摩る 冷えてりゃよかったが生憎真逆にほかほかなので 摩擦に赤くなった肌を落ち着かせる効果はない] (-102) 2020/10/27(Tue) 5:31:42 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司 ……よかったな、「そこそこ」で。 もし俺がお前に気があれば そんな言い訳聞く耳持たなかっただろうよ。 さっきのおまえみたいにな。 レズビアンの姉の昔の親友、って言い訳。 今からでもしようか? それとも二人きりなのに他の女の話はやめる? [厳密にはバイセクシャルなのかもしれないけれど 当人がレズビアンを名乗っているから強ち嘘でもない。 さっき名前が挙がった女性はレズビアンだから 性的な関係は全くないとばかりに偽り嘯けば、 今のこいつの弁明と同じような言葉になる。 真実はさておき。] 触ろうとして手を引かれるのが悲しい、だったか? 初体験からこの歳までずっと女だけ抱いて来たんだ。 ハグなら平気でも性的に触れようとしたら どうしても男の身体に違和感覚えるのは仕方ねぇだろ。 慣れてないんだから。 おまえが女抱こうとして触れる感覚に近いかもな……。 (-103) 2020/10/27(Tue) 5:32:17 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[それ以上疵付けもしないが ちっとも落ち着かせもしない手を離して。 感覚を思い返す様にぎにぎしながらソファーに座り直す。 正直まったく覚えていないし別にそこまで何も感じない。 男の体だな、ってだけで。 経験から基く認識的に 情欲を抱く対象とは思っていないのは事実かもしれない。 そんな憶測でそれらしく取り繕う。 舌先三寸煙に巻く、ってのはこういうのを言うんじゃないか。 他人事みたいに考える。] で。ええと、なんだっけ。 デート、なんて……碌にした事はないが。 買い物行くくらいなら別に。何時でも。 映画は寝ない自信がない。 呼んだ時以外来るなと言った覚えはないし お前が呼ばなきゃ来なかったし 俺を呼びもしなかっただけだろう? 会社でボロ出さねぇなら呼び名くらい好きにしろ 俺を呼んでると分かる範疇なら応えないこともない。 (-104) 2020/10/27(Tue) 5:33:59 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[にぎにぎしてた手を開いて、指折り思い返しながら 順に簡単に答えてゆく。 その位だったか。首を傾げて確認してから 一方的に答えるばかりでなく此方からも何か問おうとして 特に興味がない事に思い至る。 どうしよう、これ以上どうしたいなんて要望ないな。] ……踏み込んで良いかの回答はそんなもんか。 んで、俺からもひとつ。 俺も……涼司、とでも呼ぼうか?おまえのこと。 [簡単に浮かれそうだなって想像してみたら なんだか楽しくて、作らずとも隠さなくてもいい 機嫌のいい笑みが口元を彩る。 どうする?って選択肢を与えてるみたいな顔をしているが 自分がそう呼ぶ気なら返事なんてどうだってよかった。*] (-106) 2020/10/27(Tue) 5:35:42 |
【独】 サラリーマン 葛西 聡/* やっべ寝落ちてたお返事来てるかなーってこうしんしたら 自分の返事がそもそもなかったはなしします? めっちゃほらーだよ。 ふぁ??!!!!ってなった。 びびった。 (-105) 2020/10/27(Tue) 5:37:32 |
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