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【秘】 ライアー イシュカ → 花信風 トット「えっ」 明らかに腰が引けた。 わかってる。無視は許されないことくらいは。 しかし──大人とは言え怖いものは怖い。 不審者なんて出てきて立ち向かう術を教わっている訳ではないし、なんせこの繊細臆病男となれば尚更だ。 「……誰だよ……いや知らない奴だろうけど…… むしろお前が知ってる奴の方が少ないんじゃないか?」 はあ。渋々と言った息を吐いて、 「どこだよ」 と、振り解く事なく貴方に先導を任せる事だろう。 (-8) 2022/05/02(Mon) 21:47:06 |
【墓】 ライアー イシュカその夜に琴の音は一度も鳴らず、 頼まれていた世話を果たす先が不在な事も知らず、 誰も居ない室内に鉢と焼き菓子は放置されたまま、 一度も遅れた事のなかった会議は、 連絡の取りようもないまま過ぎ去った。 ──結果として、 本来は竪琴の意味から命名された病を患う男は、 学生時代にそう呼ばれたように「嘘つき」になった。 (+0) 2022/05/02(Mon) 22:03:27 |
【独】 ライアー イシュカあ!?恋差分使える隙がなくなった!?!? 今絶対メンタルがおしまいになってるよ〜〜!! 今回はべろんべろん恋差分しようと思ってたのに…… いっそもう、うさちゃんに恋差分しようかな…… (-11) 2022/05/02(Mon) 22:05:57 |
【独】 ライアー イシュカ大人で開幕即堕ちしたから結構ひどい目に合わせるロール書くか〜〜!してたけど時間がない上にそんな雰囲気じゃ…ないな!? そもそもおっさん(子供達目線)が酷い目に合ってるの見ても誰も楽しくないのでは? 独り言に書く?う〜〜〜ん………… (-13) 2022/05/02(Mon) 22:11:01 |
【秘】 ライアー イシュカ → 花信風 トット「えぇ……別学年の先生かなんかじゃ?」 「怖いなら放っておきゃいいのに、 何で見にこうとするかね……」 ぶつくさ言いつつも、 まだここは普段昼でもくる場所だ。 1人なら面倒で帰っていたかもしれないが、手を握られる事は余り慣れなくて、しがみつかれている感覚にも等しい。 「……さすがにこの先は……」 園芸部の奥をさらに気付いているのを見て、思わず足を止める。……記憶通りならこの先は森だ。 大人と言えど元生徒となれば、森に対する嫌な噂も、実際帰ってこなかった存在も、幾らかが判明した今でも尚、謎のまま失踪したものも多い忌み深い場所だ。 酷く不気味な場所なのは嫌というほど知っている。 「……本当にこんな所にいたのか?」 まだここは森じゃないから。 園芸部の奥であって、完全な森ではない。 だからもう少しならいけるだろうかと言う……無意味で愚かな無防備さのまま進もうとした。 (-18) 2022/05/02(Mon) 23:10:06 |
【秘】 ライアー イシュカ → 花信風 トット「……?」 露骨に訝しげな顔をした。 怖いのに変に明日じゃなく今日行く事にこだわるし。 つい宣告は全く動じないで言い返して来たのに、 何故か足を止めただけで困り顔をするし。 そもそも、 「──ジャステシアなんて、」 「何でそんなわかり切った事、聞くんだ?」 “何でそんな質問をしたのかがわからない” それがありありと出た顔で、 歩きながらついぞ答えが出なかった事を問いただす。 最も、その頃にはもう。 あなたが笑顔を向けてる頃だっただろうけど。 「……なに?……お前、まさか」 幾らなんでも、ここで笑顔は明らかに不自然だ。 その上で何をされたか思考するのが怖い。 だって、考えた所でどうせ手遅れだろうから。 (-35) 2022/05/03(Tue) 0:53:56 |
【秘】 ライアー イシュカ → 神経質 フィウクス「病人だらけのこの場所より理解してくれる…… 個人じゃなく、場があるとは想像できなかった」 「“病人なんか”受け入れないからな……」 外と言う場所は。探すのすら億劫になる程には。 最も、精々が大学の範囲内しか見ていない。 このギムナジウムですら馴染めない人間が、希望なんて持てる筈なんてなくて。 一つ駄目だったなら駄目なのも当然だろう? 「母しかいないから、考えた事なかったな。 多分、嫌とか要らないって言うよりは…… 知るのが怖い、か。 母さんは僕が病気と判明する前に死んだから、 無色の思い出をぐちゃぐちゃに汚されたら堪らない」 随分と喋りすぎな気がするが普段喋らないような何人かと喋ったのに引きずられているのか、舌が回る。 饒舌さは異質を自覚した鬱憤による物とは気付かない。▼ (-117) 2022/05/03(Tue) 21:55:20 |
【秘】 ライアー イシュカ → 神経質 フィウクス「……正直、家族がどんなのって思い出すらない。 だから家族がいたらって想像できる奴が羨ましいわ。 僕は、最初から。 “普通” から外れてたからそんな夢も見れない」無機質な小屋の天井が籠を想起させるものだから、 帽子を目元が隠れるように顔に被せる。 見たくない物は見ないようにしてきた。 多分、これからも。 「家族相手すらも利己的にしか考えられない人種って事。 だからさあ。そう言う話聞くと喉まで出かかるんだよ」 「 “ そんな事言える程度の病でよかったな ” 」 「──って。……最悪なのも、理解してる。 でもさ、思うだろ?優劣がないなんて嘘だろ? どう考えても生きやすさも難しさも差があるって……」 人にはそれぞれ苦しみがあって大なり小なり見えない苦しみがある。なんて、聞き飽きているしわかっている。 それを理解した上で前を向けない者は、駄目人間なんだろうとも。 (-119) 2022/05/03(Tue) 22:00:02 |
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