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【神】 仕分人 ナル「……では」 と、長く考えていた仕分人は口を開く。 「私、仕分人は、以上の会議の内容をカポレジーム、 トンマーゾ・コスタさまに報告させていただきます」 この案件に一介のアソシエーテが口を出せるわけがない。 私情を挟むことも異議を唱えることもましてや提案も本来は淘汰されても仕方がない。 自分の言葉には価値がない、だからこそ、その上で納得させる言葉を持ち得る者へと仕分けする。 「私は『怪しいことをしている人間はいないか』と、 この舟内の人間を調べるような司令を出しました。 よって、私はただ一点、 この船での不信行動を全て報告するつもりです」 (G21) 2024/04/08(Mon) 12:06:16 |
【神】 仕分人 ナル「ユウィさまの『重装備の秘匿』『職務放棄』 ジャコモさまの『職務或いは命令放棄の疑い』 エーラさまの『外部通信の記録』『倉庫使用の隠蔽』 カテリーナさまの『通信回線の傍受』『経歴詐称』 ユウィさまとジャコモさまの死亡報告。 アウレアさまとエーラさまの死亡報告」 「以上と、 ……この会議で彼らの処分に対する反対意見でしょうか」 「私がこの舟で見つけてきたデータ及び証言を含めた疑惑です。 それぞれの処分に関しては今までの勤務状況から割り出されるのではないでしょうか」 (G22) 2024/04/08(Mon) 12:09:27 |
【神】 仕分人 ナル「ヴィーニャさまも訴えていましたが、 私には私情が挟まった甘い判断を判別できません。 その上で現時点の意見はファミリーの総意にはならないと判断しました」 人が人たらしめるものに納得と反論が存在する。 都合の良いことには頷き、不満を感じれば首を横に振り口を開く。 「この船で起こったことの責任は、主にキャプテンマンジョウさまとメイドマンレオンさまが取られるとも添えさせていただきます」 AIはプログラムに含まれたデータに沿って代替案をだしているに過ぎない。 理屈ではなく感情で動く人間がその思想に沿っている時点で、言葉のには違う責任が乗るというのに。 「バンカーストレルカさまの中立意見を参考に議会は進行し、処分にこの手で始末をつけるまででもないと判断したとそのままお知らせしましょう?」 ファミリーとして人の命を裁く重みがそこにあるというのなら、正しさを示して見せれば良い。 そこには法も秩序も関係ない。 我らが夜を統べる血の掟だけがそびえ立つ。 (G23) 2024/04/08(Mon) 12:14:14 |
【神】 仕分人 ナル「この判断に反対または……今日までにファミリーに対して謀反を示唆するような言葉を口走ったと自覚のある方は、今のうちに私の口をふさいでおくことですね」 「私を黙らせる方法は金でも信用でもありません。 こうみえて、記憶力いいですから」 (G24) 2024/04/08(Mon) 12:14:27 |
【独】 仕分人 ナルもし他人から評価されることがあるのならば。 元来のこの人格はどちらかと言えば甘い人間だ。 その意見と意志を一ミリも出さずに過ごす事ができるのは、 単にファミリーとしての勤めを果たせと命令されているから。 生きるためのルールに則って生きているからに他ならない。 見つけてしまったその証拠を、 自分だから こんなに報告が遅くなったことを分かっている。何も言わないように黙らせてくれたら、ストレルカを破壊してくれたら、解決にはならなくとも一先ず彼らの罪を知る人間はいなくなる。 そう考えることは甘さ以外になんと言えるだろう。 不器用な人たちだ、と一言でまとめきる。 こんな、宇宙の塵のような不満と不幸が積み重なって嫌になった。 「……、死んでいれば」 今よりもっと被害が広がっていたのか。 はたまたもっと何かが変わっていたのか。 この舟のために、ファミリーのためにがむしゃらに動いて、結局、全員を楽にさせる選択肢が取れなかったことだけがわかった。 (-20) 2024/04/10(Wed) 8:02:59 |
【独】 仕分人 ナル信じたかった人がいた。 大切で大好きだから、あなた達には自由に生きていてほしかったのに。 忘れられない人は友人と呼べていた者共に消えてしまった。 命をつなぐ恩人はきっと唯一人を信じ、この先も悔いのない人生をゆくのだろう。 そのどんな地獄の果であろうと彼らは納得をするのだ。 適材適所とはよく言うが、仕分人はその細い線が嫌なほど見えている。 彼らがファミリーに仇なした時、救う術をこの手は持っていない。 「何言っても無駄じゃねぇか」 「立場が違っても平気って、何を根拠に言っているんだ」 「お前とダチなのは永遠に変わらねえ?」 「一生信じねぇよお前のことなんか」 嘘つきだったらよかったのに。 話しても納得しない者に、話さないで納得するわけない。 自分以外の人生に口を出す権利などない。 ならばこの先必要なのは、彼らの選択を害す能力と決意なのだ。 (-21) 2024/04/10(Wed) 8:05:17 |
ナルは、会議室を出たあとは、仕分人に充てがわれた部屋でお茶を飲んで (a17) 2024/04/10(Wed) 8:06:14 |
ナルは、自室の崩れ倒れたガラクタ箱を思い出せば、綺麗に片付くことは二度とないのだろうなと笑った。 (a18) 2024/04/10(Wed) 8:08:35 |
【人】 仕分人 ナル「アウレアさまの技術は勉強していますので、 人間のチェックが必要なものはこちらもどうぞ」 仕分人もロボットの整備や点検はAIの彼ら囲まれながらこなす事ができている。 難しいものは万能AIアウレア・チャーチinストレルカに尋ねればすぐで権限さえもらえてしまえば活動の範囲は広げられた。 「権力ってすごいですよねー」 そうオトモくんに話しかけながら壁に突っかかっていたドローンを抱えて廊下を歩く。 今持っている全員全員の記録データと、2つの人格データ。 どうこう出来てしまうのが現状で、答えなんて決まっているのに。 「何を迷ってるんでしょうね、私は」 自分にも甘いなぁと呟きながら思考の逃げ道を探している。 クッキーまた買いに行こうかなとか。あの子とお茶会しに行こうかなとか。今のアウレアさまに円周率聞いたら何処まで答えられるのかなとか。 (15) 2024/04/10(Wed) 8:21:55 |
【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ「リーナさま」 そのお茶会がいつもと違うのは見張りがあること。 人の目がなくとも記録され、ちょっとした秘密の話は出来なくなってしまったことだろうか。 「体調は如何でしょうか! いつもよりは休めたかもしれませんが、 舟は如何せんいつもより揺れましたから。 ああ、今日は質問を2つほど持ってきただけなので、お時間は長く取らせません。 それと何か知りたいことがあれば私の可能な範囲で答えることはできますよ!」 (-27) 2024/04/10(Wed) 11:45:47 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「アウレアさま」 ようやく落ち着いた船内、いつもの作業場でその意志に声をかけてみる。 「今って円周率何桁ぐらい言えますか」 その質問に上司に向けることが悪ふざけとは思っていない。 元のアウレアと再現されたアウレアどの違いを測ってみているのだ。 (-28) 2024/04/10(Wed) 11:52:00 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル『あれ。ナル君おつかれ〜? 円周率聞いてどうすんのん? 言えるけども。 3.14159265358979……3? アレ? 次なんだっけ』 パッと顔を上げて見えるのは、 アウレアの顔ではなくきっとバンカーの顔だ。 振る舞いはアウレア本人のそれであるから、 普段のバンカーの振る舞いと比べると随分違和感がある、かも。 『こんくらいしか暗記してねぇや。 計算すりゃ行けるんだろうけど…… コイツ のCPUに負担掛からん?』コイツ、と指してポンポンと自分の胸を叩いた。 普段ならば分からなくなった時点で、 『マ知らなくても生きてけますからね』と笑っていただろう。 計算のしようがあるのは少し機械的だったが、 自分以外の負担を気にするのはいつも通りだ。 (-29) 2024/04/10(Wed) 13:14:40 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「十分ですよ、むしろそんなに暗記してるんですね。 いつものアウレアさまでよかったです。 もっとロボロボしてたらどうしようかと思いました」 そして気遣う所はいつも通りで安心すると、ほっと息を吐けば数日前とは違う落ち着いた表情であなたと会話する。 もっともこれが記憶に残るかどうかはわからないが。 「アウレアさま、先日預けたメモリーなんですが」 あ、と声を上げてオトモくんに周囲へ音を消すように設定する。 ストレルカ内に残るかもしれないが、この際然程疚しい発言はしないので気にしなかった。 「このような事件の顛末で多くの始末がある以上 本気でぶち壊してしまった方がいい気がするのですが! 中身が割れなければただの遺品です。 要りますか? あのデータ」 (-30) 2024/04/10(Wed) 16:51:48 |
【秘】 星になった カテリーナ → 仕分人 ナル捜査が済んで鳥籠となった自室で。 普段のように囀ることなく、ぼんやりしていた金糸雀の下へ 運ばれたティーセット。 それらを緩慢に眺めていると掛けられた声に、顔をあげた。 「あ、ナルさん」 思い出したかのように、笑顔を作って迎える。 「絶好調です!って言いたいとこですけどぉ、 困ってます、あんまりに暇でぇ……。 なので、ゆっくりしていっても良いんですよぉ。 とりあえず、先に質問どうぞぉ」 用意されたお茶に、今はまだ手をつけずに。 (-31) 2024/04/10(Wed) 21:05:51 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル『ロボロボしてないよぉ、 アウレアちゃんはアウレアちゃんだもん』 最期に記憶していた時よりは、幾分か柔らかい表情。 こいつは無事でよかったな、なんて頭の片隅で思いつつ 『ああ、……アレな』 オトモ君はあなたの言う事を素直に聞いて、 電子音の後に望まれた挙動をする。 思考と共にハートのフレームを上げようとして…… 今は掛けていない事を思い出し、すぐに手を引っ込めた。 『そうだな……お前がそうした方がいいと思うなら、 俺の方で責任を以て処分しておくが』 『私共としても、駄々を捏ねてまで保存しようとは。 第三者に見られれば貴方の不利にもなるでしょう』 『いいのか?』 そういう風に、あなたの提案には『Yes』を返す。 最終確認の疑問符を添えて。 (-36) 2024/04/10(Wed) 21:59:12 |
【秘】 仕分人 ナル → 星になった カテリーナ「退屈ですかぁ。 差し入れはおもちゃのほうがよかったかもしれないですね」 「じゃ、あまり楽しくない方から片付けちゃいましょう。 今回の事件のことです。 主犯が誰であったのかと、 他に事を起こそうとしている方がいるか。 件の三人は、元々長い間三人で密に協力してこの舟を荒らそうとしていましたか?」 それ以上もそれ以下でもない質問であった。 あなたが嘘をつこうと仕分人はきっと何も言わない、聞いたままを何処かに報告することだけがうかがえる。 「リーナさまの主観で結構です!」 (-38) 2024/04/10(Wed) 23:09:54 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「……駄々をこねない程度には欲しいんですかね」 ぽつと呟いて、ちょっとわざとらしくそれでいておかしそうに笑う。 「私嫌な想像よく当たるんです。 正直、その中身には性格の良し悪しよりもっと複雑なものが入ってそうです」 「……でも、なんだか。 そうしてうまくいってる姿を見て羨ましくなりました。 分けてしまったほうがうるさく言われないのに、 みんなと顔を合わせられる方が自然な暮らしであるのに。 たとえ、そこに元のあなたがいなくても。 不幸には見えなくて」 「……うるさく言われたら戻ろうだとか、 ちょっとは人格ごとに生きやすいように7、8人家族になるとか。そういった事は考えないんですか?」 (-44) 2024/04/11(Thu) 1:03:46 |
【秘】 星になった カテリーナ → 仕分人 ナル「今度遊びに来てくれる時は 図書室から本を借りてきてくれるとうれしいですよぅ! 技術系の雑誌でも、星の物語でも、旅行ガイドブックでも。 あ、ナルさんのおススメがあれば、それでもいいですよぉ」 事件の話になると、途端に語り口は 硬質な、機械的なものへ。 「……。 1つ目、3名とも等しくソーレからの指示を受けていました。 立場上の、という意味で上下はありますが…… それぞれ異なる役目を与えられていたと、理解しています。 ですので、主犯というと答えが難しいです。 2つ目、知りうる限りではありますが、 船内でほかに関与している方はいません。 3つ目、結果的に潜伏期間は長くなりましたが、 それが計画通りなのかは分かりかねます」 「……先ほど、立場上と言いましたが、 私はソーレでもアソシエーテの扱いですので……。 今回の計画の全容を知っているとは言い辛いです」 (-50) 2024/04/11(Thu) 2:45:59 |
【秘】 仕分人 ナル → 星になった カテリーナ「成程、……良かったというべきでしょうか。 統率が取れた部隊が他に居なければいいのですが」 ぶつぶつと呟けば、視線をずらしてまた戻して、考える仕草を止めた。 真剣そうな表情から一転、「では」と言葉を一つ置いて。 「そのようにお伝えしておきますね。 処罰は決まりましたが、情状酌量の余地はまだあります。 私はカテリーナさまについて調べきっていません。 ご家族の仇の方も調べ切るのも時間の問題でしょう。 それよりこれまでの仕事への貢献量を調べる方が膨大な量を整理するので手間がかかりそうです」 ぺらぺらと息継ぎを細かにしながら、あなたに聞き取りやすいような言葉遣いを。いつもの仕事口調でありながら言葉の語調は柔らかだ。 「そうやって、あなたのことを早く調べ切って。 この バックアップデータ をそのまま残してもらえるように申請するつもりです」ここにと取り出したのは、手のひらに収まってしまう程のメモリーだ。閲覧権限はない、しかしそれでも、重要証拠のバックアップとして存在している。 「簡単には許してもらえないでしょうが、 十数年、出世すれば私もいくらか権限はもらえます。 思考を覗かれ続ける生活がずっと続くのも、 いつものように内緒話できなくなるのも、嫌ですよね?」 → (-51) 2024/04/11(Thu) 3:37:37 |
【秘】 仕分人 ナル → 星になった カテリーナ「その上で」 「2つ目の質問です。だから、ですね。 ――例のお返事を今話すか、いつの日かに話すのか。 どちらがいいでしょうか!」 (-52) 2024/04/11(Thu) 3:38:48 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル『そりゃ俺様ちゃんはなんでも欲しいから? いらねえ我儘は言わねえよ』 肩を竦めてふっと笑う。全く人間らしい動作だ。 『不幸にゃ見えねえだろうよ。 だって自分を不幸と思った事ねえもん』 『やってみれば案外上手く行くもんだ。賭けだったが……、 形さえ何とかなってりゃ後で補強はどうとでも』 『ヨソから見ればただの変わり者で済む。 俺達は全員納得している。だから何も問題は無かった』 『……正直』 ふ、と遠くを見つめる。 『考えなかった事は無い。俺様ちゃんが皆を縛ってる。 怖いからな。こいつら勝手に死にやがったから』 『一緒に居て危ない時は俺様ちゃんが護ってやればいい。 ……死ぬときは一緒に死ねばいい』 最初から六つの義体にそれぞれを納めればよかった。 それをしなかったのは、我が身を箱舟としたから。 『でもそれって、俺様ちゃんのただのエゴだ』 『皆が良いって言うからって甘え通しじゃあいけねえ。 機を見て元に戻っても良いんじゃねえかとは、思うよ』 (-54) 2024/04/11(Thu) 9:27:39 |
【秘】 星になった カテリーナ → 仕分人 ナル真剣に考えを巡らせるあなたをじっと見て……いると、突然雰囲気が変わった。内心当惑しつつも、話に耳を傾ける。 「え、ぇと。 どうして、そこまでしてくださるのですか?」 妹の仇、私のこれまでの仕事。 勿論、私もできることはするとしても 調べきるのは容易ではないはず。 そんな手間のかかることを私なんかのために わざわざしなくとも良いはずなのに。 それだけでなく、”私”のデータを残して…… その後の事も考えているような、口振り。 ……マンジョウさんやレオンさんからの指示でしょうか。 ですが、彼らの権限ではなく、ナルさん自身の権限で為そうとしているように聞こえました。 それ故の、問いでした。 (-68) 2024/04/12(Fri) 0:55:39 |
【秘】 仕分人 ナル → 星になった カテリーナ「リーナさまが好きだからですが」 無論自分の権限でなければ望む結果は得られない。 ナルが欲しいのは情状酌量などではない、あなたの完全な肯定であった。 「……相応の価値を見出しているからでしょうか? 私が恩を売った際に、見合うものをくださる方です」 「愛情やお金を与えて何も返ってこない人より、 よっぽど律儀で責任感があって真面目です」 淡々と説明し続けて、ううんとうなれば眉を下げて息を吐く。 「私、物事を情熱的に言うの苦手なんですよね」 「ユウィさまの様にスマートに助ける力も技術もなければ。 キャプテン達のように上に口添えする権力もありません。 理想を成すために時間と手間がかかります」 「 あなたの時間を下さいって言った、でしょう……。 貰うためにできる事をやろうとしてるだけですよ」 (-70) 2024/04/12(Fri) 13:38:22 |
【秘】 星になった カテリーナ → 仕分人 ナル「 えっっ ”ナルさんの心がまだ変わってなかったら” そう前置きしたはずの。 てっきり無くなってしまっていると思っていた話、だったのに。 その答えが、このあまりにまっすぐな言葉だなんて、 すこしも思っていなくって。 明らかに狼狽を見せてしまったのは、『カテリーナ』か それとも『アンジェリーナ』か。 ……いえ、その両方でしょうか。 少しばかり煩い心臓の音を宥める様に深呼吸。 ……それが無駄だとすぐに気づいて、 「ふふ」 「ナルさんが情熱的じゃない、なんて。 そんなことないですよぉ」 「私には誰の、どんな言葉よりも情熱的、に聞こえました」 「どこまでもまっすぐな言葉で、想いで…… なんか、すっごくナルさんらしいです!」 思うままを口にした。 そして、席を立ち、座っているあなたの傍らへと。 「だから……」 「だから、」 今答えても、いいですか?と尋ねた。 (-71) 2024/04/12(Fri) 15:09:30 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「……その言葉だけでなんだか十分です」 それならば、いつか過去の自分と向き合ってあげるのもいいのではないかと思い始める。 それを決めるには少しお金と時間がかかりそうだが、どうにかしてくれると信じられる人がいるから。宝くじぐらいに。 「それでなんとかなってしまったのも凄いですね。 仲がよかったからか相性が良かったからか……」 「……皆を縛ってる、ですか。 今回みたいなことが尚更、ですよね。 一番はじめのあなたの感情で今の形になってるなら、 やっぱり皆さんに話は聞きたいです」 死というものを知ったのだ、心に負担がないはずがない。 余計に皆と離れがたくなってしまったのならそれはそれで話す機会があった方が良いと思って。 「ええでは、帰ったら一先ず人格のメンテナンスをしましょう! 私、アウレアさまにはできる限り健康でいて欲しいんです。 知らず知らずのうちに疲れているかもしれませんし、 一人で管理してちゃ危ないですよ。色々、たくさん。 人格データなんていつバグが起きるかわかりませんし、私ももっと勉強しますから」 「だから、無事に帰ってくるのを待ってますよ」 「一人も落とさず仲良く戻ってきてください」 (-82) 2024/04/12(Fri) 23:00:22 |
【秘】 仕分人 ナル → 総合雑務機体 カンア「カンナさま、ご機嫌いかがでしょうか」 船内も落ち着き到着の目処が立った頃、もうすっかりオトモくんを連れ回す姿がこなれてきたらしい仕分人があなたの元を訪れる。 「今日は私のお部屋にでも招待しますよ。 凄い汚んですが、良い感じの物がいっぱいで!」 というのは前置きで、一先ずは無事に解決しましたので報告をしにきました。壊されないで良かったですね」 (-84) 2024/04/13(Sat) 0:36:06 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル『今回のは俺様ちゃんのせいでもあるけど〜? ……ま、二度も三度も別れたくはないよ。 仕方のない事は仕方ないって、わかってはいるけどな』 逃げれば命だけはあっただろうに、 逃げずにいたのは自分の判断だ。 自分以外の皆も、それを許してくれただけで。 死ぬのは怖くない。けれど別れは耐えがたい。 寂しさには終ぞ慣れなかった。 けれどそろそろ自分も大人になるべきだろう。 どんな海を揺蕩った舟であれ、錨を降ろすべき時がある。 『メンテ? いるか? まあ一応不備があったら嫌だしな。 ……してくれるなら、ありがたいよ』 『大丈夫、だって俺様ちゃん達は強いから! ご安全に戻って来てやるよ。……ああ、そう』 『オトモ君の中に、もう一個人格データが残ってるんだよ。 俺様ちゃん……アトラが マフィアになる前 のデータ。その子もメンテしてあげてくんない?』 (-86) 2024/04/13(Sat) 0:41:29 |
【秘】 総合雑務機体 カンア → 仕分人 ナル>>-84 「ロボ? 御機嫌ようロボ ナル様〜」 船内がある程度落ち着いた頃ともなれば、 彼もまた普段と変わらず、意味もなく廊下を走行していた。 「とー。あー、そうロボねェ。 乗員の皆様方におかれましては め〜〜ちゃくちゃ働いて大変お疲れ様でしたロボ」 「壊されなくって良かったのは本当そうロボね!! 結局バグでちょ〜〜っと思考領域が アボンしたヤツがいくらか出たくらいで、 機体の損傷自体は全体的には軽微だったロボか」 全体的な損害を思い起こすように首(?)をひねる。 不要な動作。 様々がまとまったのはいい話ロボね。 今は気を抜いていい時ロボから気を抜いてよ〜〜!ロボ」 手の役割のアームを突き上げて。 お部屋ご招待には「光栄ロボね〜〜」と言い、 あなたについて行く構えだ。 (-88) 2024/04/13(Sat) 1:00:11 |
【秘】 仕分人 ナル → 星になった カテリーナ「これが私ですからね。 偽ることが出来ない、不器用な人間だと自覚しています。 あと5年、もしかしたら10年もすれば流石に…… 冗談も言えてわがままやおねだりも聞ける身体になっていると思いますが」 「その証明はAIに判断して特訓して貰うとして。 いつかのあなたには驚いて貰うことにします」 処罰の先に待ち受ける物を軽く受け止めていない、故にしばらくはどちらのあなたにも会えないと解釈をしている。 それほど思考は分けているし、新しいあなたとの出会いも受け入れている。 だからこそ諦めずにあなたの帰りを待てると、どんなあなたともうまくやっていけるとこの口は言えるのだ。 「勿論」 何年後になろうとも答えはきっと変わらない。 うぬぼれじゃなく、あなたのことを信じているからそう思える。 時間の牢屋に閉じ込められた後も、長い眠りのその先、 瞳を開ければきっと同じように開けた星空がみえるはずだから。 「断ったら嫌ですよ?」 近づく音に身体を向けて、真っ直ぐにあなたを見つめて見せた。 (-90) 2024/04/13(Sat) 2:02:17 |
【秘】 仕分人 ナル → 総合雑務機体 カンア「バグと言えば、カンアさまがおかしくなるとどんな口調になるんでしょうね。 いつも私より敬語でない話し口調が上手ですから、単純に気になります」 あなたの出自を知っているからこそ、デフォルトというデータが異常の基準になる。 今日の処分になった彼女達と似たようなものに見えるのは確かだが、記憶の有無がやはり違うのだろう。 つまり何かを望む意思があるのなら実際それは初期のプログラミングか、夢のようなもので。 本来のAIには発生し得ない、人間を元にしたAIの弊害になるうるバグだ。 「ついてきてくださったところでやって貰うのは運送の仕事なのですが!」 あなたは特にいやがりはしないだろう。 ひとつひとつにラベルのついた箱がその部屋には点在している、どれもエーラが貼って置いてくれた物で、片付いている物と片付いていない物が一目瞭然だ。 「あの箱と、こっちの箱を整備の方の元へ! 人間的に言えば想像の3倍以上重たいので一つずつ載せてくださいね」 指さしで指示をしながら自分は退いて椅子の上へ。 一度片付けをしたらしいその部屋の床は再びガラクタが散らばっていて、普通の人間が踏んでしまえば怪我をしてしまうだろう。 「そうだ、カンアさま。 私やりたいことができたんでお伝えしたいんですが。 近々昇進の目処を立てる予定なのでその際カンアさまを引き取れないか相談するつもりです。つきましては、えーと、その日まで日々の記録データを取りたくありまして! 日課のお仕事が増えてしまうのですが、どうぞお願いしますね」 (-91) 2024/04/13(Sat) 5:22:37 |
【秘】 星になった カテリーナ → 仕分人 ナル「……はい、待ってます。楽しみにしてます。 いつかのナルさんに、驚かされるのを」 この航宙が終わったら、ヴェスペッラから離れてしまうことを理解した。 そこに寂しさを感じて。けれど、同時に与えられた希望に、 ”いつか”の言葉に、喜びも感じて。 寂しさを喜びで覆った微笑みで、頷く。 ――いつかの、あなたを。『二人』で迎えることになるとは、 この時は微塵も思っていなかったのだけれど。 (-93) 2024/04/13(Sat) 13:36:04 |
【秘】 星になった カテリーナ → 仕分人 ナル「はぁい、ありがとうございまぁす」 一歩、近づく。 以前も聞いた言葉に、くすり笑って。 「それじゃあ……失礼しますね?」 もう一歩、前へ。 進むと同時に、あなたの胸に飛び込んだ。 さっきから高鳴ったままの胸を、あなたに押し付ける。 これが答えだ、と言わんばかりに。 (-94) 2024/04/13(Sat) 13:37:35 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア『オトモ君の中に、もう一個人格データが残ってるんだよ。 俺様ちゃん……アトラがマフィアになる前のデータ。 その子もメンテしてあげてくんない?』 「その様子じゃ、アウレアさまも始末書書くんですか……? 命を軽く扱っていないようで幸いです、本当に怖かったんですからね」 今だって、心のどこかではこの『アウレア・チャーチ』と再び会話できるのは奇跡の先なのだと思っている。 その黄金がどんな輝きでもあなたであるのに、正直完全な同一視ができるかどうか。それよりも。 「もう一人って、ああ……一応聞きました、その。 一番やばそうな方のことですよね 」「その方こそ、なんといいますか」 あいたかった人には違いないのだが、如何せん自分の人格を消してまでこの集合体を作り出すほどの人間だ。極まっているにちがいない。 「……お話は、しっかり、させてもらいたいと思います! ええと、なんというか。先輩と言いますか仲間? のような方ですので、仲良しになれたら良いのですが!」 「わからず屋でないことを願いますね」 (-96) 2024/04/13(Sat) 14:28:45 |
【秘】 総合雑務機体 カンア → 仕分人 ナル「ロボがおかしくなるトゥ〜? んー、デフォルト設定になるんじゃねェロボか?」 「“人の為に働くことが当機の本分です。 ええ、喜んで運送の仕事を引き受けましょう”」 みたいな。 普段の軽妙さは鳴りを潜めた、 人間のために働くAIのお手本のような話口調。 部屋に着けば「マジで散らかり放題ロボね」と感想を零し、 指示や注意に軽く了解をして作業を進める。 お願い事には一度手を止め、 奇妙なものでも見るかのような目をあなたに向けた。 「ん〜? いや〜〜、こんな中古品引き取っても なァんにもなんないと思うロボ。 って言うか、あーまァ船よりもロボの寿命の方が先に来るロボしね。 船に新規ロボ導入するならいい具合ロボか…? 」「…えっ引き取る?? なんて????」 とりあえず日々の記録を取ることは了解した。 (-100) 2024/04/13(Sat) 16:25:41 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル『さあ? 死ぬ直前の自分の行動は俺様ちゃんも分からねえけど、なんか変な事してりゃあ書かされるろうなあ……』 『少なくとも軽んずることはないさ。 なんたって7人分の命を背負ってるんだからな?』 奇跡を叶えるデータは、神の御業などではないけれど。 技術という物はこうして人の命も再生してしまう。 命が軽くなったのか、それともデータが重くなったのか。 どれだけ時代が進もうと、解釈は個人に委ねられたまま。 『 やばそう って。今の俺様ちゃんよか大人しい奴だよ。静かな方だし……』 『ま、分からず屋で無い事は確かだな。 よろしく頼むよ。お前も無理しないようにな?』 『次一緒に仕事するときゃ、ばっちり復活してやんよ』 (-102) 2024/04/13(Sat) 16:44:29 |
【秘】 仕分人 ナル → 総合雑務機体 カンア「あ、デフォルト設定はそんな声だったんですね。 ストレルカさまやアルバトロスさまにも頼んでみるのも楽しそうです」 あなた達は随分と個性が強いからと笑いながら片付けではなく荷物運びを楽し気に眺める。 その瞳らしい部分と目を合わせれば体を傾けて、それはもう何度もうなずいた。 「はい! カンアさまには専用の雇用主がいないと記憶していますので。 私も手元に"お友達"を置いてみたいです」 「だって寂しいじゃないですか、このままじゃ。寂しいんです」 単純なことだ、傍にいる友達がたくさんいなくなってしまう。 何処かで生きていたり、データになったからと言って隣に居る生身の姿はない。 割り切って生きられるというには未熟で、誰かに頼りきっりになるのも嫌で。 「でも、あなたなら私裏切りだけは一切考えなくて済みますし。 誰がポンコツと言おうとそれが好きだから、十分なんです、新品よりもずっと」 「お判りいただけましたか?」 (-123) 2024/04/14(Sun) 11:10:21 |
【秘】 仕分人 ナル → 星になった カテリーナ「わ、えっと、照れますー……ね?」 抱きしめて、同じように弾む心音と火照る頬を傍に寄せて。 この音と熱が再び交わるその日まで、この答えを忘れぬように頭に刻み込む。 その時、己が過去の自分をどうしているかはわからない。 もしかしたら『二人』か『一人以下』になっている可能性があるのは此方で。 それでも今の『ナル』はあなたを迎えるためにたくさんの準備を整えるだろう。 でも『二人』はやっぱり驚いて、責任とやらを考えるのに時間を使うのだ。 「楽しみにしてます、リーナさま」 「話したいことを話して嫌なことは嫌だと言い合いましょう。 そういう間柄になりたいんです、あなたとは」 心から、目の前の大切な人の為に一生懸命に。 信じることも疑うこともできるから、たくさんの心を傾けられる。 「自慢じゃありませんが、できた男じゃないです。 それでもあなたの嘘ぐらいを許せない男じゃないですから」 そう、あなた額に口づけを落として。 (-124) 2024/04/14(Sun) 12:07:53 |
【秘】 仕分人 ナル → 星になった カテリーナ「さあ、もうしばらく楽しい話をしましょうか!」 怒るのは他の人に任せて、自分がするのは小さな愚痴や笑い話。 嫌なことの後でも笑えるように、記憶に残る顔は笑顔でいよう。 誰よりも先に会いに行く、そう心に誓って。 今だけのもう二度と訪れない時間、惜しむこともなく、いつものようにお茶を傾けた。 (-125) 2024/04/14(Sun) 12:10:57 |
【秘】 星になった カテリーナ → 仕分人 ナル「実は!ですねぇ……私もちょぉっと恥ずかしいです!」 けらけら笑う。 二倍になった鼓動に恥ずかしさと嬉しさを感じて。 あなたの熱に幸せと喜びを感じて。 笑うしかなくて。笑いたくて。 喜びのままに、笑った。 「はい、私も楽しみです!」 とん 背に回した手。その指先であなたの背を打つ 「なりたいです、そういう二人に」 トントン あやすように穏やかに 「そういう私と、ナルさんに」 とんトン けれど緩急のついたそれは 「嫌なことだけじゃなくって、好きなものも。 ……好きを 」とんとん きっと何かを伝えるためのもの (-131) 2024/04/14(Sun) 13:41:05 |
【秘】 星になった カテリーナ → 仕分人 ナル「ちゃんと言える私たちに」 とんとんとん あなただけに伝えたかったもの 今はまだ。まっすぐに伝えるには少しだけ、勇気が足りない言葉 優しいあなたの言葉へ応じようと開いた唇は 額に落とされた想いに、ただただ喜びの形に変わるだけになってしまって。 ただただ咲き誇る笑みと林檎色の顔をあなたに向けた。 密かに伝えた想いの、余韻すら忘れて (-132) 2024/04/14(Sun) 13:44:20 |
【秘】 星になった カテリーナ → 仕分人 ナル「ふふ、はいっ!」 名残惜しさを感じながらも、 あなたの腕の中から自分の椅子に戻ってカップを手に取る。 口にしたお茶は、砂糖もいれていないのに甘い気がした。 ―― - .. .- -- --- 古い、今はほとんど使われることのない通信方式。 今はそれでしか伝えられない言葉は、きっといつか自身の口から。 二人分の『Ti Amo』があなたを困らせるのは、 まだもうしばらく先のお話。 (-133) 2024/04/14(Sun) 13:46:49 |
【秘】 総合雑務機体 カンア → 仕分人 ナル「ヴェスペッラ及びシステムθが 上司みてェなもんロボけどね〜? そういう話ではない。はい」 えー、やら、あー、やら、んー、やらの 意味をなさない発音がいくらか続けられて。 「寂しい、寂しいかァ…。 …実に人間らしいことを仰られるロボね。 ロボにそんなコト言っても普通通じねェロボよ?」 (-134) 2024/04/14(Sun) 19:23:04 |
【秘】 総合雑務機体 カンア → 仕分人 ナル「…マァ? ロボは普通じゃねェロボから?」 「合理性が全部じゃないそんな曖昧な理屈でも お判りになってさしあげるとするロボかよ〜」 投げやりな言葉と共にケラケラわらって、目を細める。 「それはそれとして“誰がポンコツと言おうと”には ちょっと物申してェロボねェッ!!」 どこか喜色をはらんだ声音で、 そんなことを言っていたのだった。 (-135) 2024/04/14(Sun) 19:25:04 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「大人しい方が七人分を抱えようと考えることが問題であるのはこの時点で明らかですが……」 「はい、これを気に恩を売って今後ある程度の要望に口添えしてもらう理由を稼ぐことにします」 この先、何人ものあなた達よりも仕分人はのし上がろうとするつもりだ。 その記憶たちが過ごせるような、あなたという存在や、類似した者たちの暮らしが豊かであるように。 「今が頑張りどころですが、そうですね。 無理はせず活動は控えめに、いつか大きく動くとしましょう。 それではまた、……今度は本物のあなたとお会いできる日を!」 「お互い、帰るまでが何とやらです」 よろしくお願いしますね、と、オトモ君の中のあなたを呼んで立ち去る際に録音のスイッチを切った。 その日に残った記録はここまでであった。 (-136) 2024/04/14(Sun) 21:06:18 |
【秘】 仕分人 ナル → 総合雑務機体 カンア「普通に通じないから話しかけているんです。 これも点検の一種ですよ、情故に行ってはいますが」 「まさか自分が正規品と同じ程度に優秀と言いますか? もう十分おかしいくせに!」 そんな反応をするAIなどいただろうか。 感謝も拒絶もなく、ただ『はい』もしくは『検討します』というのが正しいあり方であるのだ。 しかしそれをしないのも、また是とされる世であるから。 「お仲間ですよ、私たちは」 (-137) 2024/04/14(Sun) 21:08:39 |
ナルは、仕分人だ。望むように、求められるがままに報告と指令を送る仕事を今日もしている。 (a31) 2024/04/14(Sun) 21:09:23 |
【独】 仕分人 ナル「――以上が本日分の記録となります、ストレルカさま。 船員の残党探しも大変でしたよ、無事終わりましたが。 全員のバイタルに目を通すのもベルヴァさまの指示が必要で!」 日課の記録を提出する。 一度綴られたそれは、トラブルが起きない限りファミリーに共有され情報として行き渡る。 誰かの愚痴、誰かの行動、見たものに聞いたもの、感じたこと。 包み隠さずに 告げられたデータは保管され、バンカーストレルカや片手に収まる程のメモリに収納されていた。「……いつかの私も、私を信用しないで生きてほしいですね」 都合よく形作った事実と、忘れてしまいたい記憶と、不要な蟠りを仕分けして。 「お疲れ様です、今日もありがとうございました。 また明日もよろしくお願いしますね」 そのいつも通りが来ることを望んで。 理想の形を胸に、いつまでも忘れぬように記録し続ける。 (-138) 2024/04/14(Sun) 21:26:38 |
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