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【人】 迅雷風烈 ラサルハグ「……下手すると他に当たるな、これ」 前のテンガンの時はみんなが比較的分散していたから、もといバーナードの為には他を気にする余裕も容赦もなく雷を叩き込んでいたのだが、この場だと『雷を撃ってもこちら側の手数を減らす悪手』になるのは分かりきっていた。【だから何もしていない】し、もう数度交戦したアルレシャは光と音で即反応できるだろうが、他は見てない人もいるだろうし。 なんて思考をしている所に投げられる視線に気付いて頷き、かかる声に『久しぶりの』通信に切り替えて返事をする。 (25) 2022/03/06(Sun) 15:23:19 |
【人】 迅雷風烈 ラサルハグ>>24 バーナードが撃ったカマイタチ 「最後に俺からも贈っておこう!」 バーナードが鎌鼬を放った瞬間、それに雷を当てて 属性 を帯びさせる。回避するか、直接触れない何らかの方法で払い除ければ『そのまま』だが、被弾したりリーチのある武器や素手などで払い除けると『雷の特性を帯びてナイフに刺された程度の痛み(痺れ)』の追加効果も浴びるだろう。簡単に言うなら、【威力2倍】と言った所だ。 去り際を狙われたら堪らないとばかりにそこは警戒して。余りこちらばかり見ることがあっても他が攻めに出ていつか隙もできるだろう。どちらにせよ、バーナードの呼びかけ通りこちらもその場を離脱した。 (26) 2022/03/06(Sun) 15:41:09 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 迅雷風烈 ラサルハグこれは所謂エピローグ。そのどこか。 その時間の何処かで、君に割り当てられた部屋の扉に一通の招待状が挟まれている。 古式ゆかしいカードに封筒、文面も形式を踏襲した物。 まぁ、内容は端的に言えば茶会の誘いだ。場所はコレの部屋。 一方的に日時が記されている辺りに無遠慮が滲むだろうか。 (-11) 2022/03/07(Mon) 14:24:24 |
【魂】 迅雷風烈 ラサルハグ【魂窓時空】 前々回 >>7:-255 >>7:_0 「ああ。君が信じてくれているなら、必ず戻ってくると約束するよ。どんな形であっても、覚えてるから」 生きて帰るつもりだ。そばを離れるつもりもない。それでもどうしても何かがあるなら……何も知らせぬまま貴方をいつまでも待たす事だけはきっと、しない。 「うん、察しが良くて実に助かる。君の言う通りだ。結局の所、誰も『王族』として国民を見捨てる選択肢を取れなかった。巫女に友好的でも…それほど先祖は『役割』に縛られていたし、巫女自身もそこまで思い詰めたのは『役割』に縛られていたからだ。 だから、バーナード。君を連れ出したかった。 ここは『役割』に縛られている人間が多すぎる。納得のうえで人生を選ぶのと、目を逸らして曖昧にいるのではまるで違うんだ。……と、まとまった所で、今日はそろそろベッドで触れ合うことに専念したいね?」話し込んでいる間にようやく痛みの消えた手のひらを開いて、こしょこしょと貴方の顎下を動物をあやすように指先でくすぐった。くすぐっているのに甘えているのはこちらだ。 (_2) 2022/03/07(Mon) 21:24:08 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 憐憫聖贖 ナフ>>-11 封筒を珈琲を飲みながら開封して、片手で読む。おや。と思わず笑いが溢れた。思い出すのは懐かしの虚構混じりの風景。 「これですっぽかした所で何も気にしないだろうから嫌がらせにもならない、か。……お茶会と聞くとアルレシャ看守以来だな」 時刻を指定されたことについては実はさほど気にしていない。むしろ記載がない方が問い合わせ必須のようで困ったので、そこは減点にはならなかった。指定時刻に素直に姿を見せるだろう。 「と、言うことで。来たぞ。君もお茶会の趣味があったとはな」 (-16) 2022/03/07(Mon) 21:29:40 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 迅雷風烈 ラサルハグ「 ないよ? 」開口一番がそれなら、返答二番はこれだ。 「突発的じゃなくて誘いが欲しいと言っていただろう? ……それに、 趣向を凝らす のは嫌いじゃない。」全て過ぎ行くからこそ、その刹那までは楽しみを。 この宴でも度々見せていた姿だ。君がどこまで知っているかは知らないが。 「ということでようこそ、ラサルハグ・ライ・バートランド。」 君を出迎えたコレは、看守服を着ていない。部屋着と言うほどではないがゆったりとした私服姿で、君を席まで案内するだろう。 無個性な与えられたままの内装の応接セットに、アフタヌーンティーの用意がされている。 (-19) 2022/03/07(Mon) 22:30:47 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ これは後で見返した時にいい感じの時間に収まるタイミング、少なくとも処刑の夜は超えてからのことだ。ゲームが終わったからと存分にあなたを室内に招き幾度となくともに眠っていた中のどこかの、目覚め。 意識が浮上する。微睡みの中で伸ばした手が抱えている温もりを手の腹から指先までで余すところなく確かめる。 薄く開いた瞳に映るのは、慣れ親しんだ白でもなく、馴染み深い黒でもなく、鮮烈なまでの赤だ。 あなたとともに眠り、そして少しだけ早く目を覚ました男が、優しく微笑んで頬に唇を寄せる。早く起きろと急かすように、あるいはもっと寝ていろと甘やかすように。 (-28) 2022/03/08(Tue) 0:46:23 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 憐憫聖贖 ナフ「ないのか……アルレシャ看守は開いていたからな。参考にでもしたのかと思った。まあ、誘いをくれと言ったのも事実だ。 茶会が好きじゃなくとも、やるとなれば凝り出すのはわかるよ。俺ももてなす側ならそうしただろうから」 さて、初回はもてなしも受けた思い出もないのでね? 声に出されて問われていればそう返した程度の把握具合だ。 フルネームで呼ばれれば怪訝な瞬きを返した。 「お招きに預かり光栄だ。……しかし景観は相変わらずだな。看守の部屋に彩りをと進言するか考えたくなるが……まあいい。何分土産には話しかできんが、構わんだろ?」 服を着ろ、とも、かと言って部屋に言及しても普段着には口を出さない。先日と違い最初から席の位置が用意されているなら、あっさりと腰掛けるだろう。 (-31) 2022/03/08(Tue) 1:38:06 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード意識はまだ浮上せず、目覚めれば気付く痛みも"今は"知らないまま、すぅすぅ大人しく眠りについている。 不意打ち狸寝入りの可能性もなくはないかもしれないが、軽く試す程度では起きてこない。どうやら貴方の頬の口付けで更に深い眠りに落ちてしまったのかもしれない。 『もっと寝ていろ』の甘さに優しく抱かれたまま、普段は騒がしいかうるさいと喩えられがちな赤は動物のように心地良さそうに寝ていて、今はまだその色だけが貴方のモノクロの部屋で己を主張している。 (-34) 2022/03/08(Tue) 1:49:58 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ普段うるさすぎるほどうるさい口から漏れるのが寝息であることも、腕の中に閉じ込めたままのあなたの存在も、どちらも以前の姿からは想像できなくて。この無礼講期間に自分もすっかり変わってしまったな、と浮かべた笑みは呆れ半分照れ半分といったところだろうか。 不思議なものだ。無礼講が始まるまではそろそろ捨てようと思っていたはずの従僕が、今では主従の枠にとらわれず己にとって必要なものとして傍らで眠っているなんて。しかもそれを見て穏やかな心地になるのだから、全くもってらしくない。 「……ああ、」 分かっていたことだが、もうすっかり手遅れらしい。悔しいが。献身などという可愛いものでもないが。ともに楽しく生きたいと思ってしまったのだ。……じっとあなたを眺めながら、ぽつりと呟いてしまうのだ。 「勝てねえなあ」 (-39) 2022/03/08(Tue) 2:19:33 |
【独】 迅雷風烈 ラサルハグなんで寝てるのに念話差分なんですか? 「ニャムニャム………」 と台詞を入れてですら←墓下差分だと 『し、死んでる……!』と言う顔になるからです。 (-41) 2022/03/08(Tue) 2:29:35 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 迅雷風烈 ラサルハグ「生憎他人をちゃんと前もって招待することなんて普段なくてね。酒や煙草を嗜むならまた違った誘い方もあったのだろうけど。 うん、折角やるなら、だ。」 瞬きを受ければ小首を傾げ、血色を細めて微笑んで見せる。 「アルレシャの茶会と異なるとすれば、私は 君 を招いた。看守として囚人に目を掛ける一環としてではなくてね。つまり今、ナフ看守は無礼講の幕引き前にサボりを決め込んでいるということだ。」 看守服を畳み、所有数が多いとは言えない私服に袖を通し、君の名を呼んで出迎えて。 君が席に着くなら、客人として最初の一杯を注ぐ。 並ぶティーフーズはサーブの要らないスタンド形式。ラインナップは極一般的なものと言って言いだろう。好きなものを好きなだけ。 「話。最も価値ある手土産だと思わないかい? ……部屋ねぇ……個性的過ぎるよりマシだと思うんだけど。元々それなりに整えられた調度な訳で。」 白い部屋とか、幻の部屋とか。後者は君が何処まで把握してるか知らないし、敢えて口に載せるものでもないが。 (-44) 2022/03/08(Tue) 2:58:17 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード貴方がこの無礼講中の関係の変化を思考している間に、軽く身動ぎをしようとして、でも腕の中なら動けない。ちょっとだけ、微かに引っ掛かっただけとは言えそれに反応して思考が覚醒していく。 まだ、文字通りの『主従』として素を見せずに振舞っていたころ、目覚めは当然主人より早く起きていた。貴方が早起きだろうが朝にモーニングティーを淹れる必要があったからだ。最も貴方がそれを禁止していたら別だろうが、いずれにせよ目は覚ましていたのでこんな風に すやすや…… 「……なに、……だれかに、負けたのかい……?」 眩しさか、瞼の重さか。どちらもか、とにかく目を擦ろうとして腕の中だったの気付いたので、目の大層でもするように数度ぎゅっと瞼を閉じて開いた。 ぱちぱちと普段通りにパチリと開いた 空色の目 が、ちゃっかり聞いて起きた貴方の呟きについて不思議そうに尋ねてくる。 (-49) 2022/03/08(Tue) 3:54:27 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ男はあなたがモーニングティーを淹れるのを止めはしなかったし望んでいると口に出しもしなかったが、しかしそれをあなたの行う当然のこととして認識していたきらいはある。なのであなたが多少寝坊することがあったとしてもお茶は求めたはずだ。 「……起こしたか?」 ふとあなたの声が聞こえたならば腕の力を僅かに緩めて、緩めた手であなたの髪を少し梳く。すっかり見慣れてしまった 空色 を梔子色 がじっと覗き込んで、空に日差しをもたらそうか。「ああ、負けたよ」 今なら聞き逃してくれないかなとは思わなかった。だって、悔しさはあるのに嫌じゃないのだ。嫌だけど、全力で拒絶するほどのものじゃなくなってしまっている。 「お前に負けた。俺の負けだよ」 (-53) 2022/03/08(Tue) 4:35:53 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード梔子色が目に映り込む。眩しいと今も感じるけれど、貴方のその色を見慣れたのは自分だけじゃない。むしろ貴方がこちらを見るよりも早く、それを見つけていた。 貴方を見つけて、こちらを振り向かせるための手段でしかなかったモーニングティーも今となっては── 「なんだい、朝の紅茶が恋しくなった?」 わかっていて、あえてこんな聞き方で詳細を促してくる。髪の毛が少し跳ねているけれど、それも梳かれているから自然と戻る。昔とは違うから、こんな変わった聞き方でも許してくれると信じている。 (-54) 2022/03/08(Tue) 4:50:07 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ「それもそうだったな、おはよう。……分かってて言ってるだろ」 すっかり変わってしまった関係だからこそそんな言い分も許せてしまうのだと思うとますます敗北を突き付けられている心地になる。 悪くはないから困るんだよな。 「"賭け"の話だよ。覚えてないとは言わせねえぞ、俺もお前も本気で獲りに行っていたはずだ」 昔の自分なら「忘れる程度にしか思っていないならそもそもゲームが無効だな」と言っていたかもしれない、と思えば思わず笑いも零れるというものだ。 (-57) 2022/03/08(Tue) 5:35:55 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 憐憫聖贖 ナフ「飲みの席でも喫煙でも別に受けたがね。ふうん?突発的に誘ってばかりなのか。計画性を立てて招く俺とはとことん真逆のようだ」 なんせ、開始前からバーナードと主従を…しかも長いこと組んだ上に、あえて『手を抜いた』性行為を行なっていたのだから、無礼講以外は比較的計画を立てる男なのだろう。 「幕はまだ降りてないならサボりにならないんじゃないか?どうにも看守勢の皆々様においては 『息抜き』が下手くそ に思えてならない。無礼講に来てそこまで忠実なのは根の気質の差を感じるよ。少なくともうちの子の教育には悪いな 」視線が合えば肩を竦めて、看守服を畳む様子に片付けが早いなと零してから、囚人の癖に慣れた様子で一口、遠慮なくサクリと紅茶に口付けて部屋を一瞥する。 「そう言うところは変に色気は出さないんだな? まあバーナードの部屋よりは落ち着いてはいるか……。 しかし、巫女なんてやってたなら看守になって紅茶の作法も全部覚えたのか?」 (-61) 2022/03/08(Tue) 7:06:43 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード「わざと」 悪びれなくそう返す。 本当にここで怒られると思っていたなら、こうは言わない男だ。貴方に対して行っていた計画は一見勢いはぶっ飛んで見えるが、手順自体は周到かつ堅実な思考だ。だから裏を返せばこんな発言は計画も何もないただの戯れ。じゃれつくに等しい掛け合いだ。 「勿論覚えてる。君だって本気で俺が忘れてるなんてカケラも思ってないだろ?そういうことだ。 ……しかし、この朝のタイミングで言われたのは少し驚いたの事も実の所、嘘じゃない。まだ脳が覚醒してるとは言い難いからな。負けたと言うなら、そう思った経緯を聞かせてくれるか?」 (-62) 2022/03/08(Tue) 7:18:10 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 迅雷風烈 ラサルハグ「私が嗜まないんだよ、体質に合わなくてね。君は両方いけそうだ。社交には不可欠でもあるのだろうし。 うん?計画性はあまり無いね。気が向いたらその場で動く方だ。そのあたりは元々の気質と立場の差もありそうだ。」 楽しみの為には組み立ても厭わないが、基本的には次から次へと興味を移し、その場で一番楽しいことを追い求めていく刹那主義。王や貴族、社会的に人の上に君臨する立場には致命的に向かない。 「無礼講は囚人達の為の場だよ。オレたち看守は本来監視、或いは猛獣の檻の中に放り込まれる 生餌 ってやつだ。……今回は隋分表向き大人しかったから、あまりそうは見えなかったろうけどね。……まぁ、そうだね、“教育に悪い”のは確かだったろう。こう見えて役目と言うものを意識せざるを得ない気質ではある。」 表向きにへらへら遊んで楽しんでいたのも別に偽りの姿ではない。だが処刑の話合いの折にはずっと看守の戦力や処刑バランスを気にしていたのも、君の記憶には残っているかもしれないね。 己の分のカップに口を付け、出てきた単語に小さく微笑む。 「 調べ物 は無事出来たのかな?なら話が早いか。……別に“前職”からいきなり看守になった訳じゃない。虚構の原始生活から突然引っ張りだされた未成年には、色々と保護と教育が必要だったんだよ。その後何になるべきかの模索も含めてね。まぁ、その過程で色々気紛れに手を出した副産物だ。 だからまぁ、君から見れば粗も見えるだろうが、そこは目を瞑っておくれ。」 (-65) 2022/03/08(Tue) 8:27:35 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ「だよなあ」 ため息交じりに呟いた言葉は果たしてどれだけ言葉としてあなたの耳に届いたのやら。 あなたの思う通り、そんな言葉だけで怒るようなことはない。戯れだと分かった上でわざとらしくため息をついてみせているだけなのだ。ただのじゃれ合いでしかないやり取りを終えてから続く言葉には一瞬言葉に詰まる。 「…………考えた上での言葉ではあるんだが、少し待ってくれ。改めて言語化して敗北を認めるの、クッソ悔しい……」 あなたには"賭け"が始まった時点でこうなることが見えていたのだろうか。男にとっては想定外だらけすぎて、それ故に雁字搦めになって今僅かに視線を泳がせていて、それから。 「一言で言うなら、お前と『楽しく』生きたいと思った。 ……俺の欲していたものが、こんな……いや、俺を知った上で俺とともにいてくれる人間だったと気づいてからは、本当にお前で決めていいのか確かめていたんだ。 けれど、お前が俺を庇って死にかけたあの時に……失うのが怖くなった。傷付くのが嫌だと思った。失いかけただけであんなに怖かったのに、いっときでもお前を失ったら耐えられないと思ったし、……実際耐えられなかった。 傷付けたくなくて、失いたくなくて。お前のおかげで知ることができた生き辛さと生きやすさを考えて。色々お前にしてやりたいことが出てきて。何より、これからの人生にお前がいてほしくて。 ――なあ、お前もそうでしょ? お前も俺のこと、」 これをどう呼んだらいいか分からない。愛であるかすら分からない。けれど、 "大好き" だけでは決定的に欠けることだけは分かっていて、じっとあなたを見つめる。 (-79) 2022/03/08(Tue) 17:54:50 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 憐憫聖贖 ナフ「社交、もあるが…"主人"探しには酒も煙草も出来ないと探すのが難しい。ただでさえ砂漠の砂金探しならやるべき事は会得しておきたかっただけで、余り立場は関係ないな。まあ孤児よりは学びやすいのは事実だが」 酒について人の耐性のブレが激しいこと、煙草なんて好き嫌いの最たるものなのは知っているので嗜まない、には頷くのみ。 「生餌と言う名の化け物が猛獣に襲い掛かって来ると言う意味か? ああ。別に反抗期の子供のように『役目』全てを否定する訳じゃない。使い方次第だろうが、バーナードには環境が悪すぎるから俺が出所次第、凱旋のように連れて出て行くつもりだ」容赦なく同僚を殺そうと動いていた彼とか、同僚同士で戦い合ってた彼らとか、自分の誘いに乗って同僚を奇襲するうちの子とかを見ていると、 (それを気にしていたのはナフだけで、気にせず遊んでいても実は問題なかったのでは…?) と思いつつも、素知らぬ顔でスタンドからサンドウィッチを取って食べる。というか看守イルカさんはいるが男しかいないな。 「福利厚生の手厚い事だ。とは言え、こんな末端染みた場所で働いてくれるなら元は十分すぎるか?拾った人間の見る目があるな。……何、言うほど大層なマナーじゃないよ俺も。小国の王族なんて大国からしたら貴族に見えるかすら微妙だっただろうし、半端に昔の記憶が混ざるから最近の形式とも違うかもしれないしな」 貴方と別れた際に 調べ物 ……もとい、聞いた単語は何だかんだで調査した事だろう。名前が“随分”と言った手前、調べないのもあれではあるだろうから。 (-182) 2022/03/10(Thu) 0:52:24 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 迅雷風烈 ラサルハグ「嘗て人が一つの惑星に留まっていた頃、無数の星々の中から居住可能な良く似た星を探すのに、それは大層苦労したそうだ。 ……君達が巡り逢えて、本当に良かったと思っているんだよ。」 カップを傾けながら、ふわりと微笑む。 それは軽薄さも無く、囚人で 遊ぶ 性悪看守のものでも無く、人を見守り愛する巫のものに近い透明な表情。「ふ、ふ。やはり君は、私と同じ発想をしていて……それで一足早い。 君が言わなければ、私から頼もうと思っていたんだよ。 “早く彼を連れて出て行け”ってね。 狂花の監獄に咲くには、真っ当すぎる。」 これまでの所業やらを把握した上で、尚“真っ当”だという。 だって彼は、幸せになりたかっただけだ。 ここに収監されている多くの者達と同じように、時を終えたなら去るべき者だと。 「小国……ね。ねぇ、ラサルハグ・ライ・バートランド。 “その日”何があったのか、何故そのような惨劇が為されたのか、 私 に教えてくれないかい?……茶飲み話としてね。」自分の情報を明け渡した上で。一個人として君を持て成し、その上で訊く。 覚えてないとは思えない、洗脳とも思えない。己の意思で成し遂げ、それを葬る力のある者だろうと君を見ているから。 役目に忠実なコレは、看守としてで無く聞いたなら、そちら側に持ち込むことはしない。 (-193) 2022/03/10(Thu) 1:48:32 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード>>-79 「いいぞもっと悔しがってくれて。俺も先日 悔しい を吐き捨てた所だからな。補充代わりにバーナードのを悔しさを貰うとしよう」それが殺される直前の感情だと貴方が気付くかはわからない。ただ、"吐き捨てた"という事実だけがそこにある。 なお、賭けが始まった時点で見えていたかというとそんな事はない。けれどここまで付き合ってくれたなら、その『結果』がどうであるかはさすがに予想もついた。 「そうだな。皮肉なことに"見つかった"からこそ、他にも存在する可能性が芽生え、試すなり確かめるなりしたくなる気持ちはわかる。だからこそ、俺も賭けを持ち掛けたんだし」 それだけを返して貴方の言葉終わりを待つ。見定めていたのは片方だけじゃない。 最もこの時に裁定なんてもう不要なのだけど。 それを口で伝える代わりに、貴方の言葉を切るように── 抱きしめられている上で見つめられている状態から、腕を抜いて貴方の口元にしー。と人差し指を当ててから、唇で言葉を一度塞いでしまおう。 (-212) 2022/03/10(Thu) 3:20:30 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード「──今、凄く困ってるんだが聞いてくれるか? 君が、俺の言いたい事も全部言ってくれたんだけど、 "同じだ" の一言じゃ味気ないよね?なあ、バーナード。俺はどうすれば君を満足させられる?」 (-213) 2022/03/10(Thu) 3:21:34 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ「悔しさを俺から補充するな、うわ更に悔しくなるの悔し……そもそもなんで補充するんだよ、確かに悔しがれないよりはいいかもしれないけどさ」 吐き捨てたという言葉から連想できるものは、ある。あるけれどあえて明言は避けて、そうしてあなたの返答にも頷くに留まった。 互いに見定めようとしていたことは間違いない。間違いないのだが、自覚より早く本心が答えを出してしまっていたのだから手に負えないし、だからこそ試されたことに文句を言いもせず。 唇に触れる指とその後のキス、更に投げかけられる問いを聞けばもう笑うしかない。嬉しくて、くすぐったくて、たまらない。 頭まで毛布を被って、二人きりの世界。 願望滲む甘い傲慢で勝手に『これ』に名前をつけてしまおう。 遠くない未来、ともに飛び立つあなたへの我儘だ。 「俺がお前に向けているものも同じだと前置きした上で言う、」 (-218) 2022/03/10(Thu) 4:23:17 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ「――ラサルハグ・ライ・バートランド。 俺に伝えて、俺に応えて。 お前の愛を俺に寄越せ。 お前のこれからに俺を映して、色々なことを俺に教えて?」 (-219) 2022/03/10(Thu) 4:24:03 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 憐憫聖贖 ナフ「それでも誰かとは出会ってるものだ。そうでなくとも集まりそうな場所を中心に探すだけでも全く違う。……バーナードは神が好きじゃないらしい。だから俺は "俺の力で出会ってみせた" と言い切ろう」視線を受けて、受け流すように目を閉じてから微かに揺れる紅茶の水面に視線を落とす。"彼女"と一緒にすればきっと『あんなに色気をばら撒いてはいない』と抗議されるが脳裏に浮かび、笑んだ。 「……本当、巫女とやらは最善を見て気付く癖に、自分ではろくに動きやしない。俺は『それが気に食わないから』この生き方を選んだ。最も──そちらも後悔はしていないんじゃないか?」 ラサルハグは、お節介とも余計なお世話とも鬱陶しいとも言える言葉をよく発する。それは全部、『生きたい生き方が存在する癖に選んでない』ように見える人間によく切り込んだ。 この男は、貴方に興味がなかったというのは確かにあったが……一番の理由はそれに属さないと見ていたからだ。 「俺は何もしていない」 貴方の問いには、 記憶がなければ不自然な位 にハッキリと淡々とした声色が帰った。嘘をついているようにも見えやしないだろう。貴方の視線を受けた直後とは違い、落ち着いた様子で紅茶を一口飲んで、それこそ世間話のようにこう返した。「……俺は、ただ お話 しただけさ。勝手にそれを大袈裟に受け取り、曲解し、暴れた奴が偶然にも 複数出たせいで個々に見ると大した犯罪でもないそれは、誰かの陰謀と静粛のような錯覚を覚えさせ……その光景が全てを殺した。 ──何かしたのは、 俺以外の容疑者全員 (-223) 2022/03/10(Thu) 7:51:56 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 迅雷風烈 ラサルハグ「ふふ、あははっ!嗚呼、そうだ。人は人の力で幸せになるべきだ。そうだろう?」 上機嫌に声をあげて笑い、巫らしからぬ台詞を吐く。 なにせ。 「神の否定も肯定もしないよ。少なくとも私の観測域には居なかった、それだけだ。 君の国の巫女との一番の違いはね、きっと何に仕えたか、だ。 私は人のために在った。昔も、今もね。」 聲を捧ぐ先など無いと知っていた。それでも必要な機構として在り続けた。人の営みを愛していたから。 自由を得て、その上でこの在り方を選んでいる。人の歪の掃き溜めに咲いて、欲に情動に凶気に浴しながら……人らしく生きる姿を愛でている。 「そうか……何もしてないなら…… 仕方がない ね。不当に入れられた檻の中でも、 たまたま 得るものがあったなら、それは見つけ出した君の力だったのだろうね。得るも奪うも与えるも成し遂げるお前は、持ち得る者だ。やはり私とは真逆だよ。快いくらいにね。」 言葉通りに諦観も羨望も無く、透き通るように硝子の向こうの君を見ている。 持ち得る故にたったひとつを求めた君を。持たざる故に全てを愛でる者として。 それからそう、また話をせがんだり、問われたことには答えたりして。きっと茶会は優雅に和やかに続いたんじゃないかな。 全てを語り尽くす必要もあるまい。どうやらコレは、君を勝手に友人認定したらしいから。機会があれば、また。 (-233) 2022/03/10(Thu) 15:04:01 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 探求者 バーナード>>-218 >>-219 「する……その悔しさをちゅーって吸っておけばまあ、俺の時も見せるかな……するし……」 要するに照れ臭いから不足すると隠しだしかねない自覚があるのでお前の恥ずかしい所も見てやる、というろくでもない所から来ていた。 もこもこと毛布を被るとそもそもここが本来どのような場所に見られているかも忘れそうになる。己の認識としては実は間違っていないのも判明しているが。 貴方が思った『これ』と言う感情、もとい答えについてこれまで想いを一切巡らせなかった訳ではない。それでも取りやめて隠したのは、万が一己の感情が貴方が望む『これ』ではない可能性を危惧し、貴方が考えて望みを口にする前にこちらが答えを出してしまうのを避けたかったから。 貴方に考えろと言ったのだから自分だって一度くらい考えたかった。 愛と言うのはなんだろう。 幾つかの記憶の塊の中で近しい物に覚えはある。 巫女の、神に対する感情は、きっと愛だった。 ならば祖先は巫女に対して愛を抱いていたかというと……恐らく、違う。 かと言って、その立場に在りながら巫女に近くもあった彼らが同類や同じ血筋の婚約者に愛を向ける事も殆ど存在しなかった。 じゃあ、彼らが『誰に向けていたか』というと。 実は既に、ずっと答えを俺は出しているけれど。 ずっと求めていた という事は、そう言う事だ。ただ、立場が"逆"ではあったけれどね。 最も、それももう終わる話。 だって、『主従』はもう店じまいだ。 俺はもう全てを捨ててきた、ただの男で、彼もそれを望んでいないなら、その肩書も不要だ。 祖先がどうあろうと、結局はいつまでも俺は俺なのだから。 (-239) 2022/03/10(Thu) 16:56:28 |
【秘】 高速度星 ラサルハグ → 探求者 バーナード「君は本当に知りたがりだな。でも、教え甲斐があるから、俺は君のそう言う所が好き。いいよ。君が望むなら。知りたいと、 与えられたい というのなら──」とは言え、だ。 過去の祖先の失敗を気にして、『真逆』に生きようとするのはただの単細胞の反抗期と変わりがない。 捨てたと言いつつ、残っている物はちゃっかり活用してこそ、『自分の思うがままに、生きたいように生きる』と言う在り方だ。 「どうか忘れずに。ぶつかる速度は君が無礼講で味わった通りだ。俺の重さは数百年単位。夢の為に一途にこんな最下層まで欠片程の躊躇も後悔もなく飛んできた男だ。『目標』をセットさえすれば、いつでもその質量が襲い掛かるよ」 例えるならそれは常に忙しなく飛び回る 星 のように。「その代わり── 何度だって君の為の道を見つけ出してみせる。 誰よりも早くて速く、 雷鳴 のようにね」 (-240) 2022/03/10(Thu) 17:01:03 |
【秘】 高速度星 ラサルハグ → 狂い咲きの花贄 ナフ「さて、どうだろうな。本当に"神"に救われてるなら俺はそれでも構わないと思うよ。君がそう在り続けていたようにな。……『選んだ結果』ならいいんだよ俺は。ただ、俺達は俺達の力で幸せになりにいくさ」 神の為に在った巫女と、人の為に在った巫女。 全く別の物になるのも当然だろう。むしろ、後者の在り方は場合によっては王と呼ばれる事だって、それこそあったのかもしれない。 「ふふ、そうそう。仕方なくてたまたま、だからね。 ただ、確かに単純な生存として困る事はなかったが……『役割』と言う名の枷は、人よりも多かったよ。持っていようと得られないものも、その逆もいる。 結局の所、『動くと言う意思の差』だろう。……君にだって脚はあるのだから、"その気になれば"いつだって、どこにでも行ける。だからそこに真逆もなにもないよ、きっとね。真逆とするなら、飛ぶ事がいい事か……そう思う感性と価値観って所さ」 この男は、巫女でも無ければ王族でもない道を選んだ。 "滅ぼせたのに滅ぼさなかった"のもそのせいだ。 だってそれでは、先祖の願いや因縁の為に動いてるようで……それが悔しいから、でも気に食わないから、自分の手を汚さないまま滅ぼすように促しただけ。 ──なんて真実を、いつか語る日が来るかは今はまだ不明だけれど。少なくともこの後もスタンドの中が空になるまで付き合っていたという事実がそこに残っている。 (-261) 2022/03/10(Thu) 20:50:28 |
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