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【雲】 転生者 アウローラどう、して……? [ゲーム本編と違って彼は何もしていない。 悪い事なんて何もしていない。 ただ、わたしの傍にいてくれただけ。 ひとりぼっちが寂しくて、 涙を零さずにいられなかった ちっぽけなわたしの願いを、叶えてくれただけ、なのに。 ] (D29) 2022/05/30(Mon) 23:31:19 |
【雲】 転生者 アウローラ[ だけど。 ] ……アルカードは、どうなるの? [ 小さな頃、御伽噺に書いてあった話。 この世界でたったひとり、 他のどの精霊とも異なる生まれ方をした ひとりぼっちの、強くて、優しくて、 少しだけ狡いところのある、不器用な精霊。 あのひとだけを、物語の犠牲にして。 それで皆、ハッピーエンドだと笑いあう。 ……そんなものに、わたしはなりたいの? ] (D31) 2022/05/30(Mon) 23:34:40 |
【雲】 転生者 アウローラ……。 [ 嫌だ、と思った。 今まで誰からも見向きもされなかったのに、 急に輪の中に入って、仲間だとか、友達だとか言われて。 それまで一緒にいてくれたひとの犠牲に目を瞑って ハッピーエンドだと、笑いあうなんて。 そんなことになるくらいなら、いっそ。 ] (D32) 2022/05/30(Mon) 23:35:30 |
【雲】 転生者 アウローラ…終わってなんか、いないんです……。 わたしには。 わたしの、物語には……あのひとが、必要なの。 [ だから。 ] (D34) 2022/05/30(Mon) 23:39:45 |
【雲】 転生者 アウローラ……聞こえていますか、アルカード。 [ わたしの声が聞こえるならば。 わたしの願いが、叶うならば。 ―――わたしは、わたしの物語を選択する。 ] (D35) 2022/05/30(Mon) 23:41:57 |
【雲】 転生者 アウローラ―――…わたしを貴方の許へ!! [ ふわりと、身体が浮く感覚は。 いつか、彼と街へ行くときに経験した 空中散歩のそれに似ていて。 あのときと、違うのは。 飛びあがった後、そのまま上下が反転するように ―――空に浮かぶ、あの門へ。 真っ直ぐに、落ちていく―――。 ]** (D36) 2022/05/30(Mon) 23:43:53 |
【雲】 転生者 アウローラ―― 学園内 ―― (これは……参った。完全に想定外ね) [彼女が上空の門――その外の空間へ 飛び出していったのと同時に、門が閉ざされた。 ―――後に残されたのは、 いっそ清々しいくらいの、青い、青い空。 …どうしようかと、内心、頭を抱える。 此方と彼方の虚無の海を繋ぐ門は既に閉ざされている。 彼女…アウローラを、あの虚無の海から救い出すことは事実上不可能と言ってもいい。] (D37) 2022/06/01(Wed) 7:04:13 |
【雲】 転生者 アウローラアウローラさん…。 [今度ばかりは、演技ではなく本気で祈らずにはいられなかった。 彼女はきっと知らない。 虚無の海と呼ばれるあの場所が、どれほど悍ましい世界かを。 『夜明け告げるは星の唄』は発売当時としては珍しい、 王道ともいえるストーリーのゲーム作品だ。>>0:151 いや、正確には『だった』というのが正しい。 『夜明け告げるは星の唄』の発売から五年後、 新たに発売された続編――俗に『第二部』と呼ばれる作品には、前作では明かされなかった物語上の様々な情報が明かされた。 続編が発売された当初は、それまでと違う雰囲気に賛否両論あったけれど。 徐々にゲーム本編をプレイする人たちが増えるうちに、次第に否定的な意見は聞かれなくなっていった。 ――…そして、その明かされた情報の中には、 前作のラスボスである『闇の精霊』についても含まれていた]* (D38) 2022/06/01(Wed) 7:05:22 |
【雲】 転生者 アウローラ[―――…嘗て、一人の子どもがいました。 その子どもには、お父さんもお母さんもいません。 家族と呼べる者は、誰も居ませんでした。 そして、その子供はとても小さく身体が弱くて 周りの助けがあってはじめて生かされるような そんな存在でした。 本来なら、その子どもは何も知らないまま、 流れ星が尽きるように、或いは根無し草のように。 その短い命を終えていたでしょう。 そうならなかったのは、その子どもが 生まれながらに特別な力を持っていたから。 夜空を駆ける流れ星のように、他の人間の願いを叶える。 そんな力を持っていたから。 そうして、子どもは大人たちに その力を利用されることになったのです。] (D44) 2022/06/01(Wed) 7:13:03 |
【雲】 転生者 アウローラ[子どもが突き落とされたのは、 どこからも光の差し込むことのない、 どこまでもどこまでも続く、真っ暗な空間。 月も星も、それどころか物と呼べるものが何一つ存在しない、真空の世界。 そこに存在するものは生き物もそうでないものも、 皆、その実体を溶かされて無へと近づいていく そういう空間でした。 そうして、そこに落ちた子どもは 虚無に、その身体を、記憶を、魂を溶かされて。 やがて、その空間には 子どもが持っていた「力」だけが遺されました。] (D45) 2022/06/01(Wed) 7:14:36 |
【雲】 転生者 アウローラ―― ―― ……ここ、は。 [ 彼を追いかけて空へと落ちた、 その先にあったのは何もない真っ暗な場所。 上下左右の感覚もない。 眼を閉じても開けても、見える景色は何も変わらない。] (……ああ) [此処が、彼の居た世界なんだ。] (D53) 2022/06/01(Wed) 7:27:58 |
【雲】 転生者 アウローラ[ ぎゅ、と胸の前で祈るように両手を重ねる。 目の前のあまりにも巨大な暗闇に、 怖い気持ちがない訳じゃない。 でも、それよりも、 ……貴方がわたしの前からいなくなるほうが もっとずっと、恐ろしくて、悲しい。 世界の外、この闇の中に貴方を一人でいさせるほうが わたしは、嫌だ。 ] わたし、貴方に謝らなければならないことがあるの。 ゆうべのわたしの話に>>3:37 貴方からのお返事を、わたし、まだ聞いていません。 [ あのときは、気恥ずかしさが半分。 残りの半分は、拒絶されたらどうしようと そんな不安から、貴方の返事を聞かないままでいた。 そのくせ、きっと大丈夫だろうなんて 心のどこかで貴方の優しさに甘えていた。 ] (D55) 2022/06/01(Wed) 7:30:02 |
【雲】 転生者 アウローラ[ それから、すぅ、と深呼吸をひとつ。 ] わたしは、貴方に傍にいてほしい。 貴方と一緒に、生きていきたい。 わたしが幸せでいるためには、 貴方が必要なんです。 そして、何より。 ……わたしが、貴方を幸せにしたいんです。 貴方を、愛しているから。 (D58) 2022/06/01(Wed) 7:32:47 |
【雲】 転生者 アウローラ[ だから、] 貴方にもう一度会いたいです、アルカード。 貴方に触れて、貴方と共に生きていたい。 貴方と、命も愛も全てを分かち合いたい。 [ どうか、この願いを叶えてほしいと、 差し伸べた手を強く、握りしめた。 ]** (D59) 2022/06/01(Wed) 7:33:58 |
【独】 転生者 アウローラ/* なかなか反応を返せていなくて申し訳ないのですが、 個人的にマティルダに好感持っていただけたのはすごくうれしいな、って。 中の人自身はマティルダを悪人だとは考えていないというか、 損切りと区別ができる人だと考えています。 あとはまぁ、マティルダにはモデルがいるのですが(周囲の人たちから)愛されキャラだという以外はほぼ別人になってますね……私はリアルマティルダのほうが怖いです(切られ役) (-320) 2022/06/01(Wed) 21:26:41 |
【雲】 転生者 アウローラ大切な人に、触れられないのは寂しいから。 貴方に触れても、貴方を抱きしめても、 傷つけることのないわたしになりたいんです。 [ それが、わたしの選択。 貴方と共に生きていきたい、わたしの願い。 ] (D64) 2022/06/02(Thu) 6:05:29 |
【雲】 転生者 アウローラ[ それから、もう一つ。 ] ゆうべのお返事、聞かせてもらっていいですか? [これから先も、ずっと傍にいてほしい。 ううん、わたしが傍にいたい。 たとえ光差すことのない暗闇の世界でだって、 貴方と一緒ならわたしは何も怖くない。 何も恐れはしない。 彼の頬に両手を添えたまま、その赤い双眸をじ、と見つめ返す。] ……アルカードは、嫌、ですか? そうであるならば、無理強いはできません。 先に言った通り、わたしは、貴方を幸せにしたいから、 わたしの考えを押しつけることは、 本意ではないんです。 (D65) 2022/06/02(Thu) 6:06:52 |
【雲】 転生者 アウローラ[引き寄せられ、抱きしめてくる彼の身体には 確かに温もりがあって] …えへへ。ありがとう、ございます…。 [自分でも、しまらないなって思う。 でも、うれしい。 うれしくて、あたたかい。 彼に出逢う前の悲しさが、思い出せないくらいに。]* (D69) 2022/06/02(Thu) 6:14:16 |
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