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【人】 教育実習生 青柳 慶−駅前− [ 女の子とのやりとりを見られていたとは つゆしらず。>>47 腕時計を確認してみると、 そろそろ約束の時間になるところ。 休日ということもあり、 人の行き交う駅前は、賑やかそのもの。 彼女は来るのだろうかと、 辺りを見回してみると、 制服ではない、紺色のワンピースを着た 彼女が近くまで来ていた。 彼女の周りは、何故か涼しげに見え、 何故か彼も、ふっと笑みが溢れ、 彼女に向かって軽く手を振った ] おはよう、玄森。* (53) 2020/06/21(Sun) 12:00:44 |
【人】 教育実習生 青柳 慶―墓場― [ 駅前で彼女に会えば、動きやすいスニーカーで 来ていることを伝えられ、少し笑みがこぼれる。>>54 確かに、動きやすい服装とは言っていたので、 その配慮がありがたい。 彼女の手を取って、彼は大切な人のもとへ向かう。 はぐれるとは思っていないが、 何かあった時のために。 目の前に、綺麗に輝く墓石。 名は“市川家先祖代々之墓” 今日は、偶然にも唄の月命日 ] 俺の彼女の……元、彼女か。 今日は月命日でさ。 [ 造花の花束と、飴玉のセット、 そして元担任から預かった飲料を 墓前に添える。 たまに彼女が元担任に買ってもらっていた 酸味のある飲料。 甘酸っぱい、彼らの短い人生のようなもの ] (79) 2020/06/22(Mon) 13:46:07 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 唄、教育実習始まったよ。 文化祭もいつも通り雨でさ、 でも……みんな楽しそうだった。 [ 玄森の反応は、どういうものだろうか。 墓石にひとり語りかける変な人間と、 思われているかもしれない。 彼女の両親が、新しい人生を、といった あの時のことをふと思い出す ] 唄……忘れない。 忘れないから、 一歩踏み出してみようと思う。 あの時の君みたいに、勇気をもって 告白してくれた彼女と一緒に。 [ とはいっても、まずは友達からだけど、 などと笑いながら、玄森の手を握ってみる。 彼女は、握り返してくれるのだろうか ]* (80) 2020/06/22(Mon) 13:51:52 |
【独】 教育実習生 青柳 慶/* クロユリちゃん確定めっちゃしてしまってごめんなさいって青柳パイセンが言ってます。 なので、クロユリちゃんが〆てくれて大丈夫。 仕事戻る。 たぶん次見るのは夕方になる。 (-683) 2020/06/22(Mon) 13:53:17 |
【独】 教育実習生 青柳 慶/* 1回目はなんとまぁねぇ…年下の可愛い嫁ができ、 2回目は年下となんかくっつきそうになり、 3回目は……ふぁ?!3回目も年下?!?! (-855) 2020/06/23(Tue) 22:38:12 |
【人】 教育実習生 青柳 慶−いつかの未来の話− [ 教育実習が終わって、 また新しい年を繰り返して、 ついに彼は学生ではなくなった。 新しい春。 彼は新しい場所にいる。 薔薇のアーケードにも似た桜並木。 風が舞うたびに、桜の花びらが空を舞う。 彼は、次の日から働き出す学校の下見を しに来ていた。 広大な敷地は、歩くだけで運動になる。 雇われたのは、中学校。 それでも、併設の高校の方に足を運んでいた ] なぁじいちゃん。 なんで俺とか紗世がこの学校に行くなら 金出すって母さんたちに言ったんだ? [ 彼は、隣に並んで歩いてる祖父に声をかけた。 そう。彼は、母校に籍を置くことになったのだ。 彼の祖父は、ふぅ、っと息を吐いて、 彼の質問に答え始める ] (167) 2020/06/24(Wed) 23:05:28 |
【人】 教育実習生 青柳 慶「婆さんにはいうなよ?」 うわ…… 「実はな、ここの理事長が… このおいぼれの、憧れだったんじゃ」 ……あ、そういう。 でもじいちゃんの歳だと外国人珍しくね? 「彼女はな、フランスと日本のハーフだったからなぁ」 めっちゃいじめられてそ…… 「おいぼれと一緒にいてくれたからな、それはなかったぞ」 はぁぁ?わぁ、もうじいちゃんマジぃ…… [ つまりは、幼少期から一緒だったわけで。 幼馴染み同士の話で、恋仲だったかどうかは このひょうきんなじじいからは 察することが出来ない。 それでも、彼の祖父は理事長と一緒に なるという運命には出会わず、 今に至るというもの。 しかし、不思議なことがもうひとつ ] (168) 2020/06/24(Wed) 23:06:03 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 なんで、この学校のこと知ってたんだ? 「鼻が効くからな、お前さんと違って」 あ、そう……。 [ つまりはそういうこと。 知り合いから、話が流れてきた。 彼の祖父の交友関係の幅広さが、 功を奏したという話。 彼らは高校の校舎を眺めて、 次の場所へと向かった ] にしても、驚いた。 大学建てるとか…… 「コマーシャルが出来ておったぞ?」 残念ながら忙しくて ちゃんとテレビ見てなかったんだよ… 「それで、娘さんはその学校に行くんじゃったか?」 名前覚えてやれよ…… 「はっはっはっ!覚えておるよ。 …今のお前は、明るくて安心できそうだ」 (169) 2020/06/24(Wed) 23:06:56 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 [ 新しい校舎を見ながら、彼らは話し続ける。 そして、特別待っているという訳ではないけれど、 近くのベンチに腰を下ろして、 時間をつぶす。 とはいっても、 理事長がどんな人なのか、という話が 9割だったので、彼は話を聞くだけだった。 少し経って、賑やかな声が聞こえる。 新大学生たちが、学舎から出てきたのだ ] 「先生!」 いい加減、それで呼ぶのはやめろって言ってるだろ? 仮にも明日から本当に 先生になるっていうやつなんですけど。 「あっ……すみません……」 [ ベンチに腰を下ろしていた彼らに、 もとい彼に声をかけた1人の女性。 黒髪に、薄桃色の襟付き七分袖ワンピース。 大人っぽい見た目とは裏腹に、 彼女の装いは少女のような軽やかなもの。 彼女はワンピースを好むようで、 出かける時も、よく着ている ] (171) 2020/06/24(Wed) 23:08:21 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 [ そして、そんな清楚な彼女を、 祖父も気に入っているらしく、 遊びに行けばゆうちゃんゆうちゃんと 自分の孫のように可愛がっている ] 「ゆうちゃん、今日も綺麗にしてるなぁ」 「おじいさん!こんにちはっ!」 「うむうむ。元気でよろしい」 新しい校舎どうだった? 「ピカピカで、不思議でした!」 不思議って何その返事。面白すぎ。 [ 彼女の返事に笑いが出てしまい、 彼女は少し慌てて訂正をかける。 新鮮で、楽しみになった、と。 彼女たちが最初の学年だから、 彼女たちが築くことになる大学。 その大学経営のために、 流石にCMを打ち出した影響か、 小中高の受験倍率が更に上がったらしい。 当たり前ではあるが大学の方も、いい感じらしい。 教授たちも百戦錬磨の人物たちを 呼んだようで、話題になっている ] (172) 2020/06/24(Wed) 23:10:07 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 じゃぁ、今日はじいちゃんがどっかで 俺の就職祝いと、玄森の入学祝いしてくれるっしょ。 「老いぼれから搾取とは…!」 「おじいちゃまー!」 「この声は、……紗世!」 [ 何故か、従姉妹の紗世が近くに来ていた。 祖父に抱きついた彼女は、 ふと、横を向いて慶の存在に気づく。 彼女の表情は、 どうしてるという顔をして、 首を傾げているので、 紗世の先生になるかも、と言ってみる。 すると、彼女の表情は一気に明るくなった ] 「……!!おにいちゃま、中等部なのね!」 せーかい。 「お隣の方、だぁれ?」 ………………新しい彼女さん。 「……!?やだやだやだ!おにいちゃま!」 (173) 2020/06/24(Wed) 23:11:07 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 [ やっぱり嫌々されてしまった。 唄のときもこんな感じだったが、 ブラコンは抜けないらしい。 ありがたいけれど、 紗世は成長して美人になってきている。 つまり、男たちが黙ってはいない人間へと 成長を遂げているということ。 彼は少し悩んで、玄森を紹介するのは また今度にしようかな、と思った ] 「はじめまして、玄森優里です」 「……はじめまして、櫻木紗世…です……」 紗世? 「おにいちゃま、ダメよ! 今は、女の戦いなの!」 あ、はい…… [ 天然すぎやしないか、玄森。 などと脳裏で考えながら、 2人の様子を眺めておく。 彼の新しい人生を 彼女 は、どう思っているのだろう。月命日には、出来る限り手を合わせに行っていた。 馬鹿だなぁ、なんて思ってくれれば、 彼も落ち着くというもの ] (174) 2020/06/24(Wed) 23:11:48 |
【独】 教育実習生 青柳 慶/* 簡単には呼び方変えられないのが人間ですからね(どの口が) 妄想は大歓迎ですよ٩( ᐛ )و ななとさんは、この度のご参加ありがとうございます!!!! 色々と学ぶ良い機会になりました!!! いつかまたご一緒したいです!!! (-966) 2020/06/24(Wed) 23:37:39 |
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