【秘】 浮遊想 テラ → 探偵 キエ/* ハローハロー、あなたのベル記(思い込み)、Mr.ホワイト、当方です。 取り急ぎPL連絡をば。 そう、おれがマッチョだ。遊び星です☆彡 このままキエちゃんのことをビンタできそうって思ったわ。キエちゃんの役職欄に記録を残せるかは別として、ビンタRPはしようと思います。お前も寒くなるんだよ。 人間を減らしたい等の理由で襲撃対象を変えるのは、こちらは問題ありません。 このまま来るならかかってこい、とりあえずビンタはするぞ。 と、いうわけで。この後のRPは表でやってしまいますか? ・このお茶会の場で敢行(白茶進行) ・このお茶会の場で敢行(秘話移行) ・返事を一旦保留にしてまた後で(秘話移行) 当方としては、やるならこうかなぁと思います。 18等分のPL様に不都合がなければ、返事を保留にするよりかはこの場での敢行(白茶秘話問わず)かしら。いかがでしょう? PLがきゃあきゃあしてるのだわ。 対戦よろしくおねがいするわね探偵さん、kiss...... (-155) 2021/10/22(Fri) 20:16:24 |
【秘】 探偵 キエ → 浮遊想 テラ/* 当方はこのまま表で続けても構いません。Mr.ホワイトにお任せします。 襲撃はこのままホワイトに固定致します。キエはあまり可愛い反応ができませんが、是非ビンタしてください。 当方としては折角ですし表で見せつけていきたいと考えております。最終日ですしね! (-157) 2021/10/22(Fri) 20:33:07 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ────ポルクスは夢を見ている。 双子の兄と一つになる夢を。 『俺と兄は二人で生まれてくるべきじゃなかったんだ。 最初から一人であれば、きっとこんなことにはならなかった。 どんなに憧れても、どんなに愛しても、俺は兄に手が届かなかった…… 俺が昼だったなら、兄はきっと夜だったんだ』 双子のうちどちらかが優れ、どちらかが残り滓であるならば、兄のほうが優秀な力を持って生まれたのは間違いない。 本来受けるべきだった親愛を昼の光を奪い取って生きてきた報いはきっと受けなければならない。 だからこそ、殺される事を望み兄に対する愛とした。 それこそが、光を兄に返し一つの魂となる道だと。 俺は勝手に信じている。 俺の魂を兄に返せるなら、俺の温もりを彼女に渡せるなら。 俺という存在は、なくて構わない。 (-175) 2021/10/22(Fri) 22:32:46 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「おや、誰かと思えばポルクス君か。さてさて僕の声が聞こえるかなァ…? ま、先ずは遊覧としようかね」 果たしてポルクスが今何処を見ているのか、何処に居るのか、何を思うのか。キエは其れを覗く事にした。 遠くから樫で造られた一隻の船がやって来る。山羊の頭蓋を模した船首が人語を発した。 声も姿も全く似つかないが、聞こえたのならば何故だかキエだとわかる筈だ。 「……自らを定め行動に移す君は矢張り賢者だねェ。報いを欲する気持ちはよく判らないが其処は君も人間という事か。奉仕と呼べば聞こえは良いけれど」 たとえポルクスが魂だけになっていたとしてもキエは見つけ出す。 此処は夢なのだから。 ポルクスという意識の傍で船は漂っている。 (-179) 2021/10/22(Fri) 23:40:50 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「奉仕をしてるつもりはないよ、探偵」 夢を観られているというのに不思議と嫌悪感はなく、さっぱりした顔をあなたに向けた。 おかしなことだ。 探偵には夢を支配する力でもあるのだろうかと。 「双子の魂はもともと一つのものだ。 であれば、より優れた方へと吸い寄せられて行くのは当然の理ではないかな。 まぁ……ぬくもりだけはお気に入りの彼女に残してきたけれど、それくらいで怒る兄ではないしね」 (-184) 2021/10/23(Sat) 0:07:57 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「ふゥん、其れは君の理かね。其れともそう教わった理かね? 後者ならば君を過大評価していた事になってしまうなァ」 透明な船員が船を休む事なく櫂を動かし別の船員は古い樫を新しい樫に交換する。全ての船乗りが透明だった。 「ついでだから乗せて行こうか。どうだい?甲板なら誰の邪魔にもならないだろうよ」 少しだけ組み替えられた船はポルクスとの距離を縮めた。手を伸ばせば届く距離だ。 (-188) 2021/10/23(Sat) 0:52:20 |
【人】 探偵 キエ「…………… 物は言い様だねェ 」キエはソファで仰向けに寝転がりながら林檎を齧っていた。即興劇に一度意識が向いたが直ぐに興味を無くした。 誰かにとっての喜劇とは誰かにとっての悲劇で――逆もまた然り。事実も空想も視点を変えれば善悪などひっくり返ってしまう。 「同一人物でも判り合えないんだもの。そりゃあ争いが無くならない筈さァ。 誰かが笑う時必ず誰かが泣くというのに、人とは何時何処まで行っても身勝手なものだね。有り難い事だけれど」 林檎をまた一口齧れば劇の内容はもう忘れてしまった。 咀嚼音の中で、キエは玩具箱の奥底に押し込まれ忘れ去られた透明な子供の叫びを聞く。只聞くだけで何も思う事など無かった。 (26) 2021/10/23(Sat) 0:58:54 |
【秘】 不眠症 アマノ → 探偵 キエ「俺は開発者であって冒険家じゃねぇ。 俺一人の発想で覆せるような常識ならとっくに覆してんだよ」 毒づいて舌打ちをしながら煙を吸い込んだ。 これがないとやってられない。 「だが……俺は冒険家じゃねぇが、未知に興味がないわけじゃねぇ…… お前の手のひらの上で踊らされんのはまっぴらだから、俺は俺の好きにさせてもらう」 フン、と顔を背けて短くなった葉巻をテーブルに押し付けて消した。 「オラ、ブレイクタイムは終いだ。煙草もってねぇならもう用なしだ」 しっしと追い払うような仕草。 (-195) 2021/10/23(Sat) 1:01:16 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「誰がそんな事を教えると思う? 子供の頃を知る大人たちに聞けば、十中八九そのようなことがあるならば、俺が全て奪い取るべきだと言うだろうさ。 まぁ、そんな事聞きもしてないけれど」 小さく肩をすくめ船の上のあなたを見上げた。 その船に乗れば、俺は俺を消す事ができるんだろうか。 「……君は探偵から船乗りに鞍替えでもしたのかな。 でも、良いね。 なんだか知らないけれど……この海の向こうには、半身の残り香が続いている気がするよ」 迷いはなく俺はあなたに手を伸ばす。 その向こうに俺を、連れて行ってほしいと。 (-197) 2021/10/23(Sat) 1:02:54 |
【人】 探偵 キエ>> >>15 >>16??? 座ったまま視線を上げて目を細め、一度瞬きをすると満足気に頷いた。視線が交わっているかなどキエの知った事ではない。 「確かにそうだね。僕もつい先日同じ様な事をしたからよく判るよ。だが君は自身に悪意が在ると思うのだね。其処も僕と違う。 僕らは同じく理から片足はみ出した者同士じゃないかと思うのだけど、君は随分と……そう、枠に入りたがる様に見えてしまって」 声が僅かに上擦った。カップを持つ指は細く白い女のものだ。言葉の途中で性別が変わったらしい。 「僕は其処が僕の趣味を満たしてくれるんじゃないかって今期待してるんだ」 (27) 2021/10/23(Sat) 1:22:11 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「聞けば聞く程悲劇なのに食指が伸びないなァ…矢張り脚本の在る劇など美味しくないね。特に君に課せられた脚本は大人が付け足した付箋だらけだ。 しかし、余った最後の数頁に新たな物語を書き足した其の意思は良かったよ」 頭蓋の船首がかたかたと音を立てると透明な船員達の動きが変わる。 透明な船員の1人がポルクスの手を掴み甲板へ引き上げる。その感触は間違いなくかつて其の頭を柔らかく撫でた手だった。 「さてポルクス君、風向きを教えてくれるかな。船は自ら進む事などできないからね。 君から見て風は何方へ吹いている?」 山羊の船首は当然前しか見れない。背後など見える筈も無いがポルクスが指し示した方へ船は迷う事なく進んで行くだろう。 どんな景色も止まる事無く過ぎ去っていく。中にはきっと暖かい思い出だって在る筈だ。 (-201) 2021/10/23(Sat) 2:03:47 |
【独】 探偵 キエ<でも僕ァ何も悪い事してないよ? <君達が願って淘汰した少年の廃棄場になってあげただけさ <寧ろ感謝されるべきじゃないかなァ (-206) 2021/10/23(Sat) 2:50:01 |
探偵 キエ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/23(Sat) 6:29:26 |
キエは、背中に叫ばれた言葉を思い出す。 (a31) 2021/10/23(Sat) 6:29:47 |
探偵 キエ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/23(Sat) 6:30:24 |
キエは、キエは気が短くはないが長くもない。粗暴でもないが温和でもない。感情の起伏というものが乏しくもある。 (a32) 2021/10/23(Sat) 6:31:22 |
キエは、しかし自分の在り方を変えようとしてくるならば其の限りではない。 (a33) 2021/10/23(Sat) 6:31:34 |
キエは、語る。 (a35) 2021/10/23(Sat) 8:18:05 |
【置】 探偵 キエ何処かの刻、中庭で寝転がるキエは猫を見ていた。此の猫が生きているか死んでいるかわからないがそんな事はどうでもいい。猫が近付きキエの指を嗅いだ。 キエは普段人格ごと夢を喰らわない。更に今のキエは其処までの力を 本来ならば 使えない。しかし一挙両得となれば考える。オマケがあるなら受け取る物だってある。 キエは脚本を好まないし用意しない。 しかし 伐採がその山の利益に繋がるなら話は別だ 。キエは契約の内容を後から変える事などしないし其れは詐欺だと考える。 しかし キエはリーパーと契約など交わしていない。 「あれは契約では無いし中身を変えたって何ら問題は無いんだよねェ。 あんなものは只の搾取だよ…まァ自ら差し出したのは彼だし搾取じゃないけどさ。君もそう思うだろ?」 猫の顎を撫でると其れは喉を鳴らす。しかし餌が貰えないと判断したのか中庭を立ち去って行った。結局猫は手触りと温もりを提示したがキエは何も提示していない。 契約とは双方が利益を提供して初めて成り立つ概念だ。 片方しか利益を提供していないのだからあれは始めから契約などではない。 (L6) 2021/10/23(Sat) 8:19:03 公開: 2021/10/23(Sat) 8:20:00 |
キエは、騙る。 (a36) 2021/10/23(Sat) 8:19:19 |
【独】 探偵 キエこれ書いてる時お姉ちゃんからレス来て超ビビったよ… しかしPLとPCに対して企みそうな事が伝わってて良かった やらかすには『やりそう』感がなきゃいけないからね…… (-217) 2021/10/23(Sat) 8:22:09 |
探偵 キエは、メモを貼った。 (a37) 2021/10/23(Sat) 8:39:31 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「俺の思うままに進んでくれるの? じゃあ…………あっちかな」 兄の残り香を辿ってほしいんだ。 塔に閉じ込められた兄からたった一つ落とされた紙飛行機は。 兄が俺をずっと見ている証拠だと、嬉しくて、ずっと大事にした宝物。 俺も兄へと沢山紙飛行機を飛ばしたけれど、下から上に届くはずがなくて、全てが地に落ちて途切れた。 愛された王子がたった一つ手を伸ばしたのは、決して手が届かない半身だったという話だ。 それでもポルクスは残り香を辿っていくだろう。 決して兄自身へは届かないとわかっていても、見たい景色があるからだ。 船はまっすぐに進んでいく――― (-220) 2021/10/23(Sat) 8:41:41 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス宙の海を縫う様に進んでいく。速度は上がり続けついには光の速さを超えた。 されど其れはカストルが過ごした刻よりも短かい。 しかし甲板には頬を撫でる心地よい風が吹いている。 速さに耐え切れず破れた帆は新たに張り替えられ、軋み割れた船底は直様新たな樫で埋められた。 「僕ァ目的地が判らないから君が案内してくれよ? 何処を到達点とするかは君が決めなさい。 此れが航海かどうかも君が決めなさい。 決定ができない程君は愚かではない筈だ………さァ、どうだい?」 そう話す船首は祭の際キエが被っていた山羊の頭蓋骨によく似ている。キエの姿は船の何処にもいないのに、其処には確かにキエが居た。 「素直に自分の思った事を言葉にしよう。自分の思っている事など案外人は気付かぬものだから」 (-221) 2021/10/23(Sat) 9:35:26 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ航海は続く。 生 き た い 終わらないのはきっと、自分が行きたい場所が定まらないからだ。 兄の残り香がわかるのはどうやら自分だけらしい。 どうか俺に、あなたの足跡を見せて欲しい。 ――そう願った瞬間、揺蕩う海が弾けた。 「あぁ、探偵。 あそこだ……あの場所で俺を降ろしてくれ」 弾けた海の先はなんのことはない、館の中庭の外れだ。 あれだけ進んだように感じていたというのに不思議な話だが、ただ一点、現実の館の中庭とは違うところがある。 そこには…… 大輪の桜の木がそびえ立ち、 その周りにはおびただしい血の跡が残されていた。 (-226) 2021/10/23(Sat) 12:29:59 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「相分かった、此処で到着だね」 音も無くぼろぼろの船が桜の木の前に止まる。見えない船員が舷梯を下ろすとポルクスへ促す様な視線を向けた。 ポルクスが降りれば後から骨だけの山羊が二足歩行でついてくる。骨は不規則な音を鳴らす。 死体でも埋まってるのかねェ。 からから、からから。 其処から兄君が見えるかい? からから、からから。 木に背を預けて目を閉じるカストルを横目に骨の山羊は血の跡を見つめている。 キエに家族などいないし欲しいとも思わない。どんな関係の相手を示すか知ってはいるが其れだけだった。桜の1枚程も今ポルクスが抱く感情を理解していないし、しようとも思わない。 (-229) 2021/10/23(Sat) 13:20:07 |
【秘】 探偵 キエ → 不眠症 アマノ「人数なんざ関係ないのにねェ…まるで何もかも“自分にはできない”と道を塞ぐんだもの。 ……おや休憩は終わりか。しかし僕ァ未だ用がある」 ベッドから起き上がり短い葉巻を深く吸うとアマノの前に立つ。 「何か言う事があるんじゃないかね。ん? 僕を突き飛ばしておいて、更には科学者としての在り方まで説いてやったというのに。僕ァ君から謝罪と感謝を貰うべきだと思うよ」 勝手に話しただけだがキエの中では“してやった”という事になっている。 そして煙をアマノに吹きかけ、葉巻の灰を其の手に少し落とした。勿論熱い事を知っていながら行っている。 (-230) 2021/10/23(Sat) 13:41:23 |
キエは、「人間はハッピーエンドが好きだろう?」 (a38) 2021/10/23(Sat) 15:03:29 |
【神】 悪食 キエ“ゲイザー”を食らう手段は当初2つあった。片方は面倒でもう片方は簡単であったから結局後者を使った。最初に提案したのは面倒な方の手段である。 ⏤⏤⏤⏤先ず此の館に神隠しという現象があるのは知っている通り。 ⏤⏤⏤⏤僕ァこれが利用できると踏んでいてね。今の僕じゃ人格まで手を出すのは難しい。しかし同じタイミングで食べれば、ゲイザー君という人格さえ奪える筈さ。 “ゲイザー”の行き先だけ僕の腹に変えれば良い からねェ。キエは不確かな存在であるからこそ自らの全てを定義する。 しかし其れは何をするにも論理を作り定義する必要があるという事だ。 しかし其れは何をするにも論理を作り定義すれば可能であるという事だ。 キエは自らに課せられた役割と館の理を骨組みに、幾人かの願いを動力にすれば、 “主人格”の行き先を自分の腹に変える 事が可能だと定義した 。 (G0) 2021/10/23(Sat) 15:05:10 |
キエは、怠惰だ。手間などかけたくないし完成を待つのが其の限度である。 (a39) 2021/10/23(Sat) 15:05:33 |
キエは、しかし口を開けているだけで食事ができるなら、有り難いと思う程度の損得勘定を持つ。 (a40) 2021/10/23(Sat) 15:05:48 |
キエは、だから片道切符の行き先を変えた。 (a41) 2021/10/23(Sat) 15:06:02 |
【神】 悪食 キエ>>G1 キエは寝物語を聞かせ続ける。 「………悲劇とは高い処から飛び降りる事だ。僕ァ神ではないから導いたりなどしないが其処へ登って欲しいとは思っているんだよ。 杖と靴は与えよう。だが後は自力で登りなさい。誰かに立たされた舞台程つまらないものは無いからねェ?」 悲劇と喜劇の導入は同じ である事をキエはよく知っている。喜劇は高い所へ登る必要があるが悲劇だって飛び降りる為に 高い所へ登る必要があるからだ。 其処で踊り明かすか飛び降りるかは其の人次第。勿論キエは葛藤の後に身を投げる事を期待している。 キエは背中を押さない。 扉の向こう側で、 窓の向こう側で、 柵の向こう側で、 崖の向こう側で、 両手を広げて待っている。 キエの手を掴むのは何時だって貴方から。 (G2) 2021/10/23(Sat) 15:07:54 |
キエは、「僕へ辿り着く前に彼が消えちゃうかもしれないけれど」 (a42) 2021/10/23(Sat) 15:08:13 |
キエは、「誰かに横取りされるかもしれないけれど」 (a43) 2021/10/23(Sat) 15:08:26 |
キエは、「まァ其の時は仕方がないね」 (a44) 2021/10/23(Sat) 15:08:37 |
キエは、怠惰だ。自ら追う程何かを求めない。代わりは幾らでも在るのだから。 (a45) 2021/10/23(Sat) 15:09:06 |
【人】 悪食 キエ>>51 >>52 ユピテル 「君って案外世間知らずじゃないよねェ。契約前に内容の開示を求めてきたの此処では君が初めてだよ。そして予め言っておくんだが以前伝えた通り君は“基準を満たしていない”から君の持ち物では対価にならない」 現時点でキエはユピテルをそう思っている。キエは賢者と取引をしない。彼らは キエの望む品を持ち得ないからだ 。そしてキエの好む人種というものは傍目に見ても非常に判り易い。 さらにキエは地中の奥深くに眠る謎を掘り起こす程飢えてもいない。 「 愁傷 、苦悩 、寂寥 、憎悪 、絶望 ………此の辺り?僕ァ食が細いから“後一滴で溢れる程に濃い感情”しか食べないよ」 キエは『悩み多き者』が『必死に隠そうと足掻く』『毎秒付き纏う希死念慮』の方が好みだ。 (56) 2021/10/23(Sat) 15:58:02 |
【人】 悪食 キエ>> ??? >>53 >>54 「 其れを早く言ってくれ!! 」とっくに忘れていた筈の歓喜がとうとう弾けた。 性を食い物にする事を辞めた時に諦めた筈のご馳走が、 食べられる筈が無いと思っていた初物が、今、今、目の前に在る! 「嗚呼勿論だとも! 眠らなくたって、眠れなくたって、此処でなら! 僕は君に素敵な夢を………夜の長さなんて忘れる程の夢を見せてあげる!!」 キエは感情の変化に乏しい。しかし其れは本来の在り方から外れてしまったが故の本能と気質の不和から来るものだ。 されどたった今初めてキエは本能と気質が合致するご馳走を見つけた。 勢い良く立ち上がると其の儘 ??? へ抱き着いた。椅子の倒れる音がしたし温度は感じないがそんな事はどうでもいい。…キエが何かを欲し手を伸ばすなど此れが初めてであった。 「さァ、目を閉じて。大丈夫だよ、夢は恐ろしいものではないから。きっと君も気に入るよ。全身全霊をかけて僕が誘ってあげる。怖くない。対価なんて求めない。だから安心して?」 胎の底が怒りではなく喜びで煮えている。其の熱気に触れるかどうかはナニカ次第。 普段の難解な言い回しは何処にも無い。獲物を眼前にした捕食者が無防備に ??? へ腕を回していた。 (58) 2021/10/23(Sat) 16:43:18 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 悪食 キエ「君にも兄さんが見える?」 着いてきた山羊に声をかけた。 ポルクスには兄が見えていた。 何年も会ってない兄の今の姿など知るはずもないのに、ひと目で大人になった兄だとわかった。 だって。 俺達は同じ魂を分け合った双子なのだから。 「兄も館に居たらしい。 兄が館で何をしていたのか、どうやって出ていったのか……この花びらが教えてくれたよ」 (-246) 2021/10/23(Sat) 16:56:24 |
【赤】 悪食 キエ「君に許されなくたって僕が僕を許すんだから其れで良いんだよ。人間は本当に身勝手だなァ…君達の都合に僕を付き合わせないでほしいね」 キエは胎の底から聞こえる声を聞き流していた。其れは自分が得意とする夢の世界にいるからこその余裕であり慢心でもあった。 “人格を喰らうのは僕も初めてでねェ。 咀嚼に時間がかかってしまうだろうがそこは許してほしいな” 此の言葉に嘘偽りなくキエが胎に人格を収めたのは初めての事である。意思を持つ食べ物など初めて口にしたが故に胎の中から抗われた事も初めてだ。 だからこそ、此の展開をちっとも考えていなかった。 未だ“ゲイザー”に此処まで意思が残っているだなんて思っていなかった。 「 ぅえッ キエは初めて吐き気を催す。 (*21) 2021/10/23(Sat) 17:34:38 |
キエは、初めて吐き気を催した。 (a50) 2021/10/23(Sat) 17:35:32 |
【赤】 悪食 キエキエは嘘吐きであるし数え切れない程の嘘を吐いてきたが幾つか本当の事がある。其の内ひとつが食の細さだ。 大食らいでないからこそ此の在り方に馴染んでいる。 性でもなく感情でもない力が胎で溢れれば直ぐに許容量の限界は訪れてしまう。 「ちょ、 ちょっと 待って! 「待って、本当に待って………此の儘だと 全部出る 此の小さな箱庭で禍根を全て零してしまえば結果は目に見えている。此れまで散々見せて来た高圧的な態度は今や見る影もない。 (*22) 2021/10/23(Sat) 17:36:44 |
キエは、嘘吐きであるし数え切れない程の嘘を吐いてきた。 (a51) 2021/10/23(Sat) 17:38:50 |
キエは、しかし幾つか真実も言っている。 (a52) 2021/10/23(Sat) 17:39:37 |
【秘】 巫女 ユピテル → 悪食 キエ「私、ずっと揺らいでいたのよ? 最愛の存在の言うことを聞き、 最愛でない人の為に、巫女の使命通り最愛の存在を壊すか。 最愛の存在の願いも否定し、誰も望まない道を選び、 最愛でない人を、巫女の使命を悪用し全てを終わらせるか。 或いは、その先に衰退しかないとわかっていて。 常に抱く希死念慮<自殺>の元全てから逃げ、捨て去るか。 ……選択が、『できる』が故に、逃げたかった。 どれを選んでも、『私のせいで』何かが終わる」 「嘘と思うなら聞いてみる?試食する? 故郷では、立ってる事すら辛い女よ、私」 (-257) 2021/10/23(Sat) 17:39:49 |
キエは、昔から食が細い。其れは本当だった。 (a53) 2021/10/23(Sat) 17:40:04 |
【秘】 悪食 キエ → 巫女 ユピテル「成る程なァ、今は立場が違うから見え難いのか。 ……… 残念だ 、故郷で眠っている君の夢を覗きたかった」“残念だ、もう食べられてしまったね。” 其れは初めて会ったあの日に告げられた一方的な言葉と同じだったが含まれる意味は違っていた。 (-262) 2021/10/23(Sat) 18:26:26 |
【赤】 悪食 キエ胎の底から1匹の鰐が浮かび上がると其の背中はゲイザーの足場になった。 「はいはい、出してあげるから大人しくしてなさい。…で、何処に出るの君」 鰐が発する声はキエのものだ。此の鰐が“キエ”だと夢を見ているゲイザーならば判るだろう。 鰐はゲイザーを乗せてゆっくりと感情と記憶の沼を泳いでいく。 ………そう、沼だ。ゲイザーは人格であるから直ぐに混ざらなかったというだけで、本来胎の中は泥濘のように混ざっている。此処から特定の何かを掬い上げる事など砂浜から一粒の砂を探し当てる事に等しい。 何処かから赤ん坊の泣き声が聞こえる。 「君達が勝手に持ち込んだ魔力とやらを使わせて貰うからね。君も出られるんなら文句無いだろ?」 キエの行動は酷くあっさりとしていた。此処から出る為の試練も無ければ課題も無いが其れが“キエ”だからだ。 (*24) 2021/10/23(Sat) 18:48:39 |
【独】 悪食 キエヤベ!!!!!!鰐もう使っちゃった!!!!!!! あともう亀くらいしか残って無くない!?!?!?! ウワ〜〜〜〜せっかくだし眠り姫問題使うべきだった〜〜〜〜〜 (-266) 2021/10/23(Sat) 18:51:41 |
【秘】 悪食 キエ → 逃亡者 ポルクス嗚呼、君のお陰で今見えた。 からから、からから。 頭蓋骨がぐるりと動きポルクスの視線を追った。骨の間を桜の花弁が通り抜けても山羊は音を鳴らし続ける。 そうか、教えて貰えたか。そして君はどう思った? からから、からから、からから。 兄君の到達点からは何が見える? からから、からから。 案内人は只思考を促すだけで助言らしい事は言わなかった。不要だという事はポルクスの表情を見れば判るからだ。 (-270) 2021/10/23(Sat) 19:09:41 |
【人】 悪食 キエ>> ??? >>64 >>65 女の柔らかい肩が、腕が、胸が、腹が、腿が、冷えていく。錯覚はまだ止まない。 「……此れでも口説いてるんだけど?可愛い子猫ちゃんが誘ってると言うのに冷たいねェ。 君さえ決めてくれればきっとできるのに…残念だ、とても」 真っ白な指先で頬 があるかもしれない 場所を撫でると抱き締める力を強めた。実際にできるかどうかなど知らないしそうであれば良いと願っているだけだ。熱で潤む瞳を歪ませ口から冷たい吐息を漏らす。キエは寒くても死ぬ事が無いからこそ何の危機感も持たず其の儘笑っている。 「嗚呼、夢を見ないMr.ホワイト。僕は君が夢を見ないからこそ此の想いを思い出した。ずるいなァ、口惜しいなァ…目の前に在るのに食べられないなんて。 きっと人は此れを夢物語のようだと言うのかな 」キエは此の想いもいつか飽きて忘れてしまう。夢を見ない ??? の事は覚えていても、感情の起伏が少ないからきっと此の歓喜を忘れてしまう。??? が期待していないからこそ此の想いは直ぐ冷える。音の眠るような静けさの中、目を閉じて目蓋越しに何かを見たと思う。 「もう少しこうしていても? 多分僕、君から離れたら冷たいのを失くしちゃう気がするから」 自分の理を持つキエは誰かに支配された事など無かったから其の時間を強請る。 そんな時間を過ごすのか、それとも直ぐに身体を離してしまうのかは ??? 次第だ。 (66) 2021/10/23(Sat) 19:55:11 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 悪食 キエ「兄さんはずるいな、と」 そう思ったよと話す。 俺の前には姿を表さず、何も言わず、やりたいことをやって そして手を取り合える人を手にしてしまった。 そこにもう俺という半身は必要ないらしい。 俺の行き場は、どこにあるんだろう。 「俺の到達点はどこにあるんだろうなと……考えている」 (-275) 2021/10/23(Sat) 20:01:49 |
【赤】 悪食 キエ「…ん、見えた」 目的地を意識に捉えると迷う事なく速度を上げた。 キエは人を導かないし救いもしないし愛していない。されど人を大切にせざるを得ない曖昧模糊な存在だ。 人によってキエは善にも悪にも成ってしまうし、キエ自身も自ら其の在り方を選んだ。其れはキエの嫌う面倒が多く在る筈なのに選んだ道だ。 赤ん坊の泣き声が遠くなっていく。 「相も変わらずおかしな事を言うねェ君は」 (*27) 2021/10/23(Sat) 20:10:25 |
キエは、ゲイザーと共に目的地へ至った。 (a55) 2021/10/23(Sat) 20:12:14 |
キエは、直ぐに其処へゲイザーを落とすとさっさと帰ってしまう。 (a56) 2021/10/23(Sat) 20:12:47 |
キエは、ゲイザーが持ち込んだ魔力で2人を会わせた。 (a57) 2021/10/23(Sat) 20:14:32 |
キエは、ゲイザーが持ち込んだ魔力で崩れた自分を少し直した。 (a58) 2021/10/23(Sat) 20:14:56 |
キエは、残った魔力を身体の外に流した。こんな異物が在っては“キエ”ではなくなるから。 (a59) 2021/10/23(Sat) 20:16:20 |
【秘】 悪食 キエ → 逃亡者 ポルクス―――がしゃん。 骸骨が崩れ落ちる音がすると其処には見慣れた姿のキエがいる。山羊の頭蓋だけを持ったまま立っていた。 「なァんだ、一寸無理して幽霊船に成ったのに。しかも僕ァ“何処を到達点とするかは君が決めろ”と言ったんだがね。てっきり此処がそうだと思ってしまったじゃないか」 「此処に無いなら違う何処かだろうよ。君はどうやら外をあまり知らない様だし実際に自分の目で確かめて来たらどうだい。少なくとも此処が終いじゃあないんだろう?」 祭でそうしていた様にキエは頭蓋を頭に被ると、空いた手を未だ賢者に至らぬポルクスへ伸ばした。 そうしてキエは微睡みから覚める刻を定める。 「君には未だ、」 「 歩く脚が在るのだから。 」 (-278) 2021/10/23(Sat) 20:28:57 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 悪食 キエ「無理をしていたの? 君は俺を買いかぶり過ぎだったようだね。 胸に空いた穴は塞がりようがないんだ。これは、兄さんにしか塞ぐことが出来ないものだから」 ここはひとつの到達点であり、通過点だ。 どちらかが命を失えば、正しく一つになろうと魂は導かれていくだろうけど、今その選択権を持つのは兄ではなく自分なんだろう。 「次の……到達点には、自分で歩いて行けと、そういうことかな……」 (-281) 2021/10/23(Sat) 20:39:42 |
【秘】 悪食 キエ → 逃亡者 ポルクス「当たり前だろう? 死者だと思ってサービスをしてしまったからねェ、頑張って貰わないといけないな」 キエは人の手を掴まない。先程船に乗せた時は死んでいると考えたから引っ張り上げた。 今は違う様だ。 「どうするんだい、君。君自身で決めなさい。僕は決めてあげないよ」 (-282) 2021/10/23(Sat) 20:49:46 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 悪食 キエ「俺も死んだものだと思ってたんだけどね」 どうやら神隠しにあってなお未だ生きているらしい。 どうやって帰るのだか方法はわからないけど。 「そうだね……」 くすりと笑う。 「まずは目的もなく歩いてみようか」 生きる理由も、死ぬ理由もありはしないから。 (-284) 2021/10/23(Sat) 20:57:44 |
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