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【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃どっちだと思う?どちらかは分からない。 時間の問題?確かにそうなのかもしれない。 君に向き合って、からからに乾いた気がする喉を擦って、 取り敢えず何か言おうと思って口を開いたけれど ―― 君の口から真実が語られる、前。 そうそう、その聞き馴染みのない言い回しが含まれたもので マジなんだなあと今更実感して 冷や汗を垂らして一歩引いた。 机なんかがあるならそこに後ろ手をつく形になったか。 笑む口許がちょっと引き攣ったかも。声はまだ元気だけどさ。 「うわ、わ、そうなんだ。隠し子かあ。え、じゃあ苗字も偽? ……いや、それはいいか。何だか色々納得…なのかな。 どっちにしたってえーっと、あーっと、」 「えへへ」 「ばれたことへの八つ当たりはうけるけど、 あんまりひどいことはしないでね。ぼく、痛い事は痛いし。 っていうか!政府の人もこういう秘密のひとはさあ…! 本当にばれたらまずいやつだってはじいてくれよう!」 (-2) 2022/02/02(Wed) 21:48:27 |
【墓】 嘘 氷室 凛乃張り紙が張り出されている……。 ――― 【氷室 凛乃の秘密】 氷室 凛乃は『さる指定暴力団組長の娘』である。 波乱の人生を過ごしてきた父親は、 娘には普通の人生を送ってほしいと願い、 あらゆるコネクションを用いて娘の存在自体を秘匿した。 育ての両親他ごく親しい者だけがこのことを知っており、 氷室 凛乃が情報技術に強いのもこのプロセスの課程で 自然に身についたことだ。 また、氷室は偽りの名字であり、本名を浪川 凛乃と言う。 (+7) 2022/02/02(Wed) 21:53:11 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃これは秘密の公開を見た後、1本のDM 『氷室ちゃん、明日お昼食べに行こ』 それはエスコートの約束。 (-11) 2022/02/02(Wed) 22:15:56 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗「痛みを感じさせるのは拷問であり、 見せしめや尋問の時に使うのであるから、 こういう時は痛みは感じないよ……なんてね」 どこまでが本気で、どこまでが冗談なのか。 「まあ、いかにも政府が選びそうな『秘密』だと思わない? なんで私を選んだのかは知らないけど。 ……とはいえ暴力は振るう気はないので、 そこはご安心。 やるとしたら今じゃないしね〜」 それから、雰囲気はそのままにニコリと笑った。 「どのみち深く人と付き合うなら、 いずれは通る道だったのかもしれないし」 (-15) 2022/02/02(Wed) 22:24:14 |
【墓】 嘘 氷室 凛乃「なーんか今思うと些細な秘密な気もしてくるよなー。 妖狐やら山神様を平気で受け入れる連中が、 ヤクザの組長の娘って聞いてビビるかってんだ」 (+11) 2022/02/02(Wed) 22:28:02 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗『へえ、私と?』 というだけの返信。 いささか自虐的なものだ。 信頼はしているだけに、 それが裏切られた時が怖いのだ。 (-18) 2022/02/02(Wed) 22:35:16 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃『約束したでしょ、エスコートするって』 『元々HNで呼び合ってる俺らに、リアルの何が関係あるってんだよ?』 別に何も変わらないよという意思表示だ。 (-20) 2022/02/02(Wed) 22:39:31 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗『そう』 間。 『じゃあ、お願いしちゃおうかな』 差し伸べられる手をわざわざ払うほど、 ひねくれていないつもりだった。 (-29) 2022/02/02(Wed) 22:53:33 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃『じゃあ明日、よろしくな! パスタとかピザの店とカレーの店どっちがいい?』 どっちも高評価がついてるおすすめの店らしいと、資料まで添付した。 (-32) 2022/02/02(Wed) 22:57:45 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗『エスコートというなら、 堂本くんが決めてほしいところだけど。 ちなみに私はピザが食べたい気分』 スキーのときの意趣返しのようなものだ。 答えが見えているクイズを出すような……。 (-40) 2022/02/02(Wed) 23:10:24 |
【墓】 嘘 氷室 凛乃「まあ、なんか」 「特別扱いされたくない人に、 特別扱いされなきゃ、どうでもいいかなって今は思う」 そうされたときにどうなるかはまた別の話。 (+23) 2022/02/02(Wed) 23:28:22 |
氷室 凛乃は、わざわざ自分から言うんだ……。 (c6) 2022/02/02(Wed) 23:37:50 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃『わかった、じゃあイタリアンにしよ!』 ヒントどころか答えをくれてる事にスマホの向こうで笑っている。 『明日11時に迎えに行くから準備しといてな』 (-49) 2022/02/02(Wed) 23:54:03 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗『あい、待ってるよ』 明日が楽しみになった。 デート こうなってもエスコートしてもらえるだけでも嬉しいものだが。 (-54) 2022/02/03(Thu) 0:24:00 |
【独】 嘘 氷室 凛乃自分よりふさわしい相手がいれば、 身を引くという言。 引っ張ってくれるような相手がいるなら、 それは無理矢理にでも手を取りたいが…… さて、自分が手を差し伸べるときはどうか。 私は彼女に手を伸ばす価値があるだろうか? (-63) 2022/02/03(Thu) 1:41:36 |
【墓】 嘘 氷室 凛乃「やっぱこいつらと温泉の時間外したりしてたの、 今思うと無駄な労力だったね…… 覗きがどうとかの精神性ではないよやっぱり」 静かな時間を狙ったからこそ得られるものもあったが。 (+41) 2022/02/03(Thu) 6:47:47 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃「えっ、つまりそれって一思いに殺される…ってコト!? やだよぅ、僕人間に殺されたくなんてないんだよぉ! 政府もひとが悪すぎるよ!選びそうな秘密だけど、 こういう秘密を高校生に暴かせるなんて! ……今じゃないは、今じゃない後のやつ?」 拷問の恐怖は去ったが命を失う恐怖はまだそこにある。 いやまあ、君なりの冗談なのかもしれないけれども、 状況もあって言葉をそのまま受け取ったのだろう。 こちらはとうとう表情を曇らせ、眉を下げたところ。 「……他の人にはずっと内緒にしてたの? 深く付き合うってほらえっと、友達とか、親友とか。 なんかそういう関係性のことを言うのでしょ?」 (-67) 2022/02/03(Thu) 8:10:13 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃約束の11時頃。 あなたの部屋をノックする音。 「おはよ、氷室ちゃん。行こっか!」 今日はしっかり昼は外食する旨を職員には伝えてある。 行かなければ昼食を食いっぱぐれてしまうかもしれない。 (-73) 2022/02/03(Thu) 9:09:43 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗「……まぁ、問題が起きれば最悪そのつもりだったけど。 これを振る時はわたしがその道に進むことも意味するのでね。 最悪にならないように祈っておいて」 人を殺めておいて堅気です、と言い張れるほど 面の皮は厚くないのだ。 「隠し通せるつもりではあるけど、 自分の真実を隠したまま人と付き合うのって 結構しんどいんだよね。 それに、不誠実なわけでさ」 嘆息。誰もが全てを相手に曝け出しているわけではないが、 出生から偽りなことには思うところがある。 「……それよりも、」 さて、せっかくだから気になったことを聞いてみよう。 「人間に殺されたくないって何? というか、なんというか…… 『人間のことを理解しているもの』みたいな、 言い回しをするよね、あなた」 (-78) 2022/02/03(Thu) 11:29:22 |
【墓】 嘘 氷室 凛乃「なんで女子会の情報が漏れてるのよ」 そこ? 「まあ、魔法少女か人畜無害か変な男かの3択じゃねえ…… さもありなんだわ」 (+43) 2022/02/03(Thu) 12:24:02 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗今日はおめかしをしようとした。 しようとしたのだ。 こんなことになるとは思っていなかったので、 最低限外出できるようになるぐらいのセットしか持ち込まなかった。 それでもノックされれば、 「は〜〜い、ちょっと待って」 今一度鏡の前で身だしなみをチェックしてから、 扉を開く。 「今日もよろしくね」 (-80) 2022/02/03(Thu) 12:27:38 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「こっちこそ」 よろしくと言われれば、へへと笑って頷いた。 一緒にダンジョンに潜るときみたいな会話だなぁと思いつつ、よくよく見ればなんだか少しだけ雰囲気が違うことに気づく。 ダンスは衣装や髪型などにも気を配ることが多いからか、あなたの努力のあとには気づけた、が。 女子のオシャレに詳しいわけじゃないから、何がどうとは言えないよう。 こちらも外食するとあっては、敷地内に居るときのようにジャージというわけにもいかない。 フード付きのトレーナーとジャケットを合わせた、今どきのごく普通の男子高校生スタイルだ。 「ちょっと歩けばすぐだよ。 帰りに近くにみやげもの屋とかあるみたいだし、寄ってみようぜ」 (-82) 2022/02/03(Thu) 13:35:58 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃「僕の余命を伸ばす為にも星空に祈っておくとも。 いやもちろん君が最悪の道に進んでしまうのも夢見悪いし、 なんていうか居心地わるい気分というものになるだろうから」 しかしまあ、君の言葉を聞いて、 何となく 不誠実 という単語が理解出来なくて眉を下げた。 不服そうな雰囲気を醸しつつ唇をとんがらせることもしたかも。 「そう?確かに隠して今まで過ごしてたひとがいうのならば、 そういうものなのかな。ぼくにはさっぱりわからない。 言うほど不誠実かな、嘘ってさ。不誠実な概念? じゃあなんたって人間ってのは嘘をつくのかな? 不誠実な概念なら最初から生まなければ――」 何だか言葉を捏ねて捏ねて、言葉に熱が入って、 ついでに片手を持ち上げてエアろくろを回していたけれど。 「えっ」 君の言葉で肩がビクッと跳ねた。 あからさまにきまずそうな間と沈黙を挟む。 視線が斜めに逸れて、さっきまでろくろを回していた手を … ▼ (-98) 2022/02/03(Thu) 15:40:01 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃自分の頭上にひょいっと乗っけた。 例えるならば、そう、兎の耳を真似るような具合で乗せて、 ぴょんぴょんとわるふざけみたいに動かしはじめるのだ。 取り繕うような笑みもセット。ついでに、 「あー、そう。僕は実はお月様から来た兎さんなんだよ。 好物はその辺の雑草。それから、お菓子と可愛いもの。 お月様でうっかり悪さをしちゃって地球に飛ばされた。 まあそういう可愛い悪戯好きな生き物なんだよ。そう。 きっと、多分、おおよそ、アバウト、おおまかにそう。 えへへ、ぴょんぴょーん。うさうさ。かわいいでしょ?」 虚言の饒舌も垂れ流して、指先を曲げたら 「うげー。無理無理!ゲロ出そう! 実はボクはお月様の熱心なアンチなんだよね。 何がお月様だよ、丸くて光ってるだけじゃんかよ」 べー。舌を出して心底嫌そうな顔をした。手も降ろす。 「いや、てか人間も人間に殺されたくないものじゃん? そんな不思議な言い回しじゃなかったと思うけど……?」 /*ほぼ無意味な饒舌なので、端折ってくださいね…! (-99) 2022/02/03(Thu) 15:42:48 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗おー、いいじゃんいいじゃん。 こういうのでいいんだよこういうので。 合格合格。 ……みたいな目であなたを見ている。 わたしのことは……まあ気付く方が変だしな! 「堂本くんさあ、金の龍の剣とか買いそう」 そんな他愛無い会話を返しながら、あなたに 手を伸ばした。 (-111) 2022/02/03(Thu) 16:33:30 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗ついっと、あなたに手を差し出した。 「ほら、エスコートなんでしょ? やることやらないと」 ……別に聞かなくてもいい話だ。 (-112) 2022/02/03(Thu) 16:35:05 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「氷室ちゃん、今日ちょっとだけ雰囲気違うね」 私服のせいかな? なんていいながら、差し出された手を握る。 こんな普通のデートみたいなこと、久しぶりだなぁなんて思いながらあなたの歩幅に合わせてゆっくりと歩いて店に向かうだろう。 「カッコよければ買っちゃうかも? ゲームでもさ、自分に必要なくてもたまに欲しくなるよね。カッコいい剣とか」 俺ヒーラーなんだから杖買えって話。といって笑った。 (-114) 2022/02/03(Thu) 16:49:50 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗好ましい相手には、 いつか全てを曝け出したいという気持ちは、 そんなにおかしなものだろうか? 己の出生を隠し通したままでは、 いずれ破綻するのではという思いは間違っているだろうか? しかし、この虚飾にまみれた、虚飾まみれの姿すらも 真実かどうかわからないあなたに、 それを説いても通じるとは思えない。 軽く付き合う分にはいいが、 深入りすると途端に面倒になる部類だ。おそらく。 「……ま、そりゃ人間に殺されるのも、 それ以外に殺されるのも普通は変わらんけどさ」 たしかに揚げ足取りだったかもしれない。 「知りたいとも思っちゃいないけど。 多かれ少なかれ秘密というのだし?」 (-124) 2022/02/03(Thu) 18:00:05 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「……エスコートされるからには、 されるなりの礼儀ってものがあるからね」 カンでもなんでも、そう言われれば嬉しい。 あなたの温もりを感じながら、 ゆっくりと一緒に歩く。 「いや〜、見た目装備は大事だよ? やっぱりゲームは第一に楽しまないとさ」 ……という割に、氷室は実用第一なのだが。 ゲーマー気質だ。 (-128) 2022/02/03(Thu) 18:09:29 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「そっか。 オシャレしてくれるのはなんか嬉しいな」 道路側を歩きながら、時々ガードレールの上に溜まった雪を払ったりして遊ぶ。 冷たい上に子供みたいだが、これがなかなか楽しいのだ。 「そーなんだけど、ゲームじゃ俺女の子でしょ。 ついつい前世に合わせちゃうんだけどな、なんか、可愛くしてやりたくて」 だけどかっこいい武器みるとほしくなっちゃうんだこれが。 我ながら困ったやつである、ゲーム内でもお金は大事だ。 「お、お店発見!」 そうして歩いていると、写真で見た看板の店が見えてきた。 中に入れば明るく雰囲気のいい店だ。店員が直ぐに席へと案内してくれるだろう。 (-139) 2022/02/03(Thu) 18:53:56 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「まあ、ほら、デー……エスコートだからね!」 ガードレールに構ってるのを見れば、 ふふ、と微笑む。 「なんというか、前世がはっきりしていると、 そういう弊害があるんだなあ……」 ある意味もっとも親しい女性なのかもしれないな、と。 ……案内され、メニューを眺める。 「堂本くんは、何頼むの?」 (-151) 2022/02/03(Thu) 20:29:36 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「生まれた時から一緒だし……それが変だとも思ってないぜ、俺は」 前世の自分は既に生を終えた身ではあれど。 不本意な死を迎えたことを知っているからこそ、少しでも楽しみになるんじゃないかと思っている。 男の体では楽しめないオシャレも、ゲームの女の子の体であれば楽しめるから。 メニューを広げれば、美味しそうなイタリアンのメニューがつらつらと並んでいる。 うーん、としばし考えること、30秒かそこら。 「俺はボロネーゼとマルゲリータかな!」 と、当然のようにパスタもピザも頼むと言い放った。 さすが体育会系である。 「氷室ちゃんも好きなパスタ頼んだら? ピザはシェアするとか、どう?」 (-158) 2022/02/03(Thu) 21:09:26 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗うーむ。己の中に別の……慈しむというか、 なんというか、そういう対象がいるのは、 どんな気分なのだろうな。 こればっかりは当人にしかわからないんだろう。 「決めるの早いな〜。ん〜…… そうだね。シェアでいこうか」 いくらなんでも両方は入らない。 「イカス……いや、ジェノベーゼパスタにしよっと」 この後を考えるとイカスミは無さすぎることに気づいてよかった。 (-172) 2022/02/03(Thu) 21:58:41 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃いいや、おかしなものではない。きっと正しいものだ。 隠し続ければいつかは破綻するものだし、 親しい相手に曝け出したいのも、全部。 でも今君の前でうさぎのまねごとをした何かには ちょっと理解の及ばない概念だったというだけ。 一先ずこれは置いて、脇によけて。 うさぎのまねを止めたのが自分の顎先に手を添えた。 ほら、アレ。何かを考え込むおじさんとかのポーズだ。 「化け物とかに殺されるならまだ不可抗力だけど、 人間に殺される人間、わりとやるせなくない? まいっか。とにかくそうだから。あんまり関係、ないから。 ―― あ。というかさあ、凛乃くん」 自分の背後か横へ視線をずらし、 パソコンや書類を見下ろした。 「お仕事っていうか作業とかその途中だった? ぼく、仕事を邪魔する猫みたいになってない?」 (-177) 2022/02/03(Thu) 22:07:44 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「あんまだらだら悩むのも男らしくないじゃん? あ、食べきれなかったら言ってな。残った分食べる自信あるし」 運動してる食べざかりの男子高校生などこんなものである。 今はまだ、質より量のほうが大事なのかもしれない。 「ジェノベーゼってどんなパスタだっけ」 店員に注文を終えると、あとは話をしながら待つ時間だ。 (-186) 2022/02/03(Thu) 22:32:11 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗「ああ、なるほどね。不可抗力ならまだ諦めがつく、と。 覚えておくね」 後の参考にしよう。 それから、パソコンと書類を見やり。 「オブラートに包んで行って、 かなり支障が出ているね。 というか……ビデオ通話とかしてなくてよかったね。 もししてたら……」 どうなってたんでしょうね? (-191) 2022/02/03(Thu) 22:38:46 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「男子学生は頼りになりますなあ。 ジェノベーゼはバジルとオリーブオイルベースの ソースを使ったパスタだね。 今日は野菜が食べたい気分でさ……」 あと、イカスミは無理だし…… (-199) 2022/02/03(Thu) 23:00:34 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃「そうそう!不可抗力はしょうがない……あれ? 凛乃くんもしかして僕をどうにかする時、 不可抗力でどうにかしようとしてる?」 覚えなくていいんだよ。 ヤベー方の身の危険を感じて一瞬青褪め… すっと笑顔に戻ったんだけれども、 「あ、やっぱり?そうだよねえもう僕退くねぇ、…えっ! ビデオ通話してたら…… あわ……」 東京湾に沈めるというやつになっていたのでは。 おっかない想像が膨らんで青褪めリターンズだ。 自分の胸元で手をきゅっと組んで縮こまりつつ、 パソコンと書類からちゃんと離れよう……。 「……し、してないよね?セーフだよね?ぶたないで」 (-200) 2022/02/03(Thu) 23:01:34 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗「まあ、たまたまトラックが突っ込んでくるとかね」 古臭いが、確実な方法だ。 忠誠心さえあれば実行される。 「大丈夫、セーフセーフ。 いや何、何が困るって、もしビデオ通話とかしてると、 私の手に負えなくなるところだから」 とりあえずノートパソコンは閉じた。 河岸を変えるつもり。 (-205) 2022/02/03(Thu) 23:20:30 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「へぇ、野菜もちゃんと食えって家ではよく言われる」 食べてないわけじゃないんだけども。 その証拠に、運ばれてきた付け合せのサラダは普通に食べている様子だ。 「今度俺も食って見ようかな、大体いつもミートソース系かクリーム系とかになりがちだしさ」 (-214) 2022/02/03(Thu) 23:41:49 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃「凛乃くん、不可抗力だけど、事件性!!!!!! やだよぅ、僕は人間の善性を信じて生きてるのに……。 そんでビデオ通話については、うん、了解。そういうことか。 君の意思とは関係ないところでものごとが動くのは大変だ。 ねえねえ、運ぶお手伝いとかいる?移動するんでしょ?」 君がパソコンを閉じて移動の気配を漂わすのならば、 ちょっと気にしてそわつき、片手をそろっと伸ばす。 お詫びにしてはちっぽけかもしれないな。 でも、悪いとは思ってる。これは本当。 「あっ、お手伝い要らないなら肩もみとかする。超する。 ほっといた方が捗るっていうんなら僕はもうどっかいく。」 (-215) 2022/02/03(Thu) 23:43:14 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「バランスよく食べないと大きくなれないぞ〜」 といっても自分より大きいなら十分である。 それ以上は求めない。 偏食ってわけでもなさそうだし、 家族がいっぱい食べさせたい人なんだろうな。 「今度と言わず今食べてもいいんじゃない? 店員さんに言えば、 なんかシェア用の……なんかもらえるでしょ」 お店の格調とか、そういうのにも依るので ふわっ……とした表現になった。 (-223) 2022/02/04(Fri) 0:17:20 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗「邪魔とは言わないけど……」 さて、困ったな。 別に嫌いとか、嫌ってわけではないのだが。 単純に人に見られながらする作業でもなし。 「そうだねえ…… 誰かに連絡する時は都度都度追い出されて、 やってる作業も見られないんでもいいなら、 付き合っても問題ないと思うけど」 そういう話になってしまう。 遠回しに追い出しているようなものだな……これは……。 と自分でも思う。 (-229) 2022/02/04(Fri) 0:30:43 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「176まで大きくなりましたァ」 十分育ってるでしょ? と言って笑い。 続けて運ばれてきたパスタを覗き込むように見た。 「あ、取皿もってきてくれたぜ。 じゃあ、パスタも少しずつシェアする?」 店員も慣れてるのかピザ用でもあるのか、取皿をちゃんと持ってきてくれている。 大分親しみやすい店であるのは確かだ。 だからあなたの申し出には当然乗るよと言った感じで、シェアを申し出た。 (-232) 2022/02/04(Fri) 0:40:36 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「まあ、身長は私より大きければ満足だしね。 ん。パスタも一緒に食べようよ」 特に止められなければ、いい感じにパスタを配分する。 当然だがあなたのほうが割合が多い……男の子だしね。 「人とご飯食べに来るのって久しぶりかもしれない。 家族はノーカンとしても」 (-244) 2022/02/04(Fri) 1:26:28 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「俺は時々部活の連中とファーストフード行ったりはするぜ」 それもまぁ、外食の一つではあるだろう。 パスタを取り分けてもらえたなら、さんきゅ、と嬉しそうに受け取った。 配分が多いのは全く気になってもいないようだ。 「いただきまーす。ん、美味! ジェノベーゼって初めて食ったけど美味いな?」 絶妙な塩加減がパスタにいいアクセントになっている、気がする。 (-246) 2022/02/04(Fri) 1:38:12 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃なるほど。そりゃそうなるか。 君の言葉に納得して何度か頷いたら机から離れ、 君の傍からもとん、とんと二歩程離れよっと。 「僕は追い出されるのも作業を見ないようにするのも、 どれも気にせず出来るけど、大人しくできるけど… 君が気を遣っちゃうだろうし、おいとまがいいね。 集中できなかったりしたら大変だもの。うん! ―― ということで僕、一旦かえりまーす。」 秘密を暴くだけ暴いて帰るというのもなかなかアレだが、 もうこればっかりは仕方がない。話も良い区切りだろう。 君から離れたら伸びをして それから笑顔で手を振った。 「後で差し入れのコーヒーぐらいはもってくる。 あ!もちろんその時はノックするから。ぶたないでね」 (-249) 2022/02/04(Fri) 1:59:03 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「はじめて食べること、あるんだ。 まあ、たしかに男の子は『こっち』なのかな」 お肉ごろごろなボロネーゼを頂く。 ん、おいしいと感想を漏らしてから、 「部活……部活なー。 今思えば体育会系でもよかったかもなー。 なんとなーく、学びを生かせるってだけで パソコン部入ったけど。 学生らしい青春とかなかったもんなあ」 ネトゲにまみれた高校生生活でしたわ、と。 (-266) 2022/02/04(Fri) 7:16:04 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗「大人しくできる図が浮かばないけどね……」 いわゆる、『口から先に生まれた』というやつでは? 「コーヒー持ってきてくれるなら、 ミルクも砂糖も大量にしておいて。 甘党だから」 と、去っていこうとするあなたに、 注文をつけておく。 「うむう、しかし嵐みたいな子だな……」 まさしく天災のようなものだった。 まあ、実際秘密のことを考えればその通りなのだが。 (-267) 2022/02/04(Fri) 7:27:33 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「そりゃあるよ、外食なら好きなもの頼むしさ。 あんまり冒険しなかったからなぁ」 肉は当然好きだし、チーズやクリームも好きなことから、むしろお子様舌である事がうかがえるかもしれない。 「俺はガキの頃からダンスしてるし、ダンスの特待で今の学校行かせてもらってるからなぁ。 までも、ダンス好きじゃなきゃやらないしさ、氷室ちゃんがパソコン好きならそれでいいじゃんね。 それにほら、大学行ってもサークルとかで運動できるじゃん?」 それはサークルの真面目度にもよるが、高校生にはわからない。 (-275) 2022/02/04(Fri) 8:17:47 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃「──凛乃さん。おふろ、一緒に入ろ?」 互いの秘密が明かされて、 ほんの少し巻き起こった騒動が落ち着いたあと。 きっとここで過ごす最後の夜、 少女はあなたに声を掛けます。 もはや定番となったその流れ。 ですが、主題がそこにないことは、 きっとあなたも分かっているでしょう。 少女は、きっちりと約束を果たそうとしているのです。 (-277) 2022/02/04(Fri) 8:27:00 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「常連レベルの店じゃないと、 なかなか冒険できないよねえやっぱり。 たまにいくお店とかだと、失敗したくないし」 変わり種を頼んで失敗したときのあの後悔たるや! 好きなものばかり注文する気持ちはよくわかった。 「サークル……大学かあ。 堂本くん、進学するの?やっぱり。 わたしも東京の大学行こうかなァ……」 (-280) 2022/02/04(Fri) 10:42:50 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「俺はうん、やっぱ親が大育は行けっていうしなー。 高校も特待で入れてもらったから、大学ももらうつもりでやるかんじ」 ダンスがメインではあるが、ダンスのためにと体操もやる男だ。 関東ではそれなりに名が知られてることから、既に声もかかってるらしい。 「ダンスでプロ目指すけど、皆で踊るのも楽しかったから、ゆくゆくは指導者になるのもいいなーって思ってるし。 それならやっぱ大学は行ったほうがいいよなぁ」 あなたが関東をめざすというなら、あなたなら行ける大学も多いだろうと太鼓判を押す。 「お、こっち来るなら、ほんとにオフ会とかできるじゃんね」 (-281) 2022/02/04(Fri) 11:03:25 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜「ん。付き合うよ」 ルーティンワークとなりつつある、 二人きりのお風呂。 周りの目を気にせず、話ができる二人の場所。 あなたの秘密をあなたの言葉で聞くために。 (-289) 2022/02/04(Fri) 12:23:36 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「将来、考えてるなあ。 ダンスに関わって生きていくって決めて、 その通り生きていけるなら、立派なもんだ」 普通に生きたいとしか考えてなかった氷室には、 特にビジョンがないのだった。 その気になれば適当に遊んで暮らす手があるのも、 そんな状態に拍車をかけていた。 「まーね。地元よりやっぱり選択肢とか多いし、 しがらみとかも随分マシになると思ってさ」 「……あと、堂本くんがいるから」 (-290) 2022/02/04(Fri) 12:44:51 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「氷室ちゃんは……あんまり家、好きじゃない?」 色々しがらみがあれば、好きだとは言えないかもしれない。 けれど、裏の世界から離れた所に娘をと思った本当の両親は確かに娘を愛していたのだろうと、勝手ながらに思う。 裏の世界の事情など、自分には到底理解できないものがたくさんあると思うけど、危険な所であることくらいはわかる。 小さなつぶやきが聞こえて、「ん?」と首を傾げた。 ちゃんとは聞こえなかったけれど、なんとなく呼ばれた気がしたからだ。 「あ、ピザも来たよ、マルゲリータ。アツアツだ」 (-292) 2022/02/04(Fri) 14:37:57 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃口から先に生まれたのかどうかは神のみぞ知る。 君の注文に ぐ! と親指を立てて、 気侭な天災擬きは去って行き ―― 少し時間を空けて、君の作業の合間ぐらいに、 宣言通りコーヒーを持ってまた君の元へ訪れる事になった筈。 君が何処に居ようとこんこんとノックをするか声を掛けて、 あったかいコーヒー入りのマグカップと …… 砂糖を一袋、別のカップになみなみ注がれたミルクを 君に笑顔で差し出し さしいれ! なんて言ったはずだ。 ……暫定人外には、地球の常識はまだちょっとむずかしい。 お話してくれてありがとう、またね! (-298) 2022/02/04(Fri) 15:44:39 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「ぶー、減点1です」 はっきり言うのは恥ずかしいけど、 拾ってくれないのもそれはそれで嫌。 声の小ささを棚に上げた理不尽な減点を課した。 運ばれてきたアツアツのピザをカットしながら、 「んー、別に家自体は嫌いじゃないよ? 本当に嫌だったら出ていってるし。 でもま、贔屓目に見ても『普通』の家庭じゃなくてさ。 たまにそういうのに憧れるワケ」 (-314) 2022/02/04(Fri) 17:44:57 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃「──うん。ありがと」 いつものように。 さっと着替えて、さっと身体を洗って。 きれいな夜空と湯気に煙る月を眺めながら、 ゆっくりと温泉に浸かる。 ほんの数日だけど、 かけがえのない時間だった。 心から──心から、と表現できるほどに── 落ち着く、ひとときだった。 「──ねぇ、凛乃さん」 ぼんやりと夜を見上げたまま、 ぽつりと名前を呼んだ。 (-320) 2022/02/04(Fri) 18:20:01 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「えぇ……残念」 何と言われたかは気になるが問いただすつもりはなく。 カットしてくれるピザにありがとうと言って笑う。 「なるほど。 まぁ、一度は一人暮らししておけっていうし。 遠くの大学行って一人暮らしやってみるってのはいーんじゃない?」 カットされたピザを受け取ると、熱々の内に1枚口の中へ。 はふはふ息をしながらも、 「こっちが1年後輩だけど来たらまた遊ぼうね」と言うだろう。 (-331) 2022/02/04(Fri) 19:05:45 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜落ち着く時間だったのは氷室も同じ。 ここで二人で過ごす時間だけは、 終わらなければいいのにとも思う。 「どうしたの、莉桜ちゃん」 あなたを覗き込むように見る。 この所作もすっかり癖になっている気がする。 (-342) 2022/02/04(Fri) 19:47:34 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「将来的には独り立ちするだろうしねー。 あ、秘密とか関係なくね。 やっぱ好みの家に住みたいよ〜」 こちらもピザを頬張る。 チーズが伸びる…… 「ああ、そっか。 今動くとすぐ大学と高校で分かれるんだなあ……」 同じ学校に通う必要も、予定もないのだが、 そんなことを考える。 (-346) 2022/02/04(Fri) 19:55:11 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃「──」 「あたし、凛乃さんの瞳、好きだな」 ぽつりと、いつかの鏡移し。 「 あのね、凛乃さん。 あたし。 人間じゃあ、ないんだ」 あなたをまっすぐ見据える翡翠の瞳。 揺らがず曇らず、いつもそこにある。 「凛乃さんが褒めてくれた、この目も。 ぜんぶ、つくりものなんだ。 あたしは、アンドロイドだから」 「──黙ってて、ごめんなさい」 視線を逸らすことなく、告げる。 けれどその語調から、 悲壮感はあまり感じ取れないだろう。 まだ告げたい言葉には、続きがあるからだ。 けれど今は、あなたの返事を待つ。 (-348) 2022/02/04(Fri) 20:13:18 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「俺もいずれは一人暮らししたいけど、元々関東暮らしだからなー。大学までは多分実家だよその先はわかんねーけど」 実家は実家で楽なのだ。 家事をしなくていいというのは非常に楽であるし、餓死にする事は間違いなくない。 「俺今2年だもん、俺の頭じゃ飛び級とか絶対無理だしな」 あっつ、と言いながらもピザが美味しくてどんどん食べている。食べざかりは食べるのも早かった。 ちゃんと噛もう。 (-350) 2022/02/04(Fri) 20:18:24 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜好きと言ってくれた瞳でもって、あなたの瞳を見つめる。 これも幾度となくしてきた所作だ。 「つくりもの、アンドロイド、か」 改めて口にされることで、 より納得できる気がする。 「……伝えてくれて、ありがとう」 どうあろうと変わらないというのは、すでに告げている。 だから、あなたの自分の言葉で、という意思を、 有り難く受け取るのだ。 (-353) 2022/02/04(Fri) 20:33:45 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「じゃあ……一年待つかぁ……と思ったけど、 その間何してるのって話よね。 一人寂しく大学に通いますか……」 いつのまにか同じ大学に行く前提の話になっている。 迷惑な話かもしれない……。 「いや食べるの早いわ」 パスタもピザもゆっくりペース。 味わって食べているというほどでもないが、 そこは単純に性別差かも。 (-355) 2022/02/04(Fri) 20:38:26 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「なーに言ってんのー? 氷室ちゃんならちゃんと友達できるって すぐそんな事言ってるのなんて忘れると思うぜ、俺」 同じ大学に通おうと思ってるなど気づいてもいない。 なぜならこの男、運動一本なので大学もその方向。 明らかに分野が違うと思っている。 「ん、そうかー? 急いでるつもりはねぇけど……あぁ、一口の大きさが違うんだな、これ!」 ピザの食べた部分を見ればわかりやすいだろうか。 ついつい大きく行ってしまうのは、ファストフード慣れしてるからかも。 (-360) 2022/02/04(Fri) 20:45:52 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃「うん、──それで、ね」 あなたが、その事実を受け入れてくれることは、 すでに分かっている事柄だ。 だからこれは、そんな単純な 確認のための儀式ではない。 「──あたしは、みんなとは、 凛乃さんとは、違うけれど。 ここで過ごして、 あなたと一緒にゆっくりして、 とっても、──とっても、楽しかった。 ほんとうだよ。うそじゃない。 ──あのね。 また、こんな風にできたらいいな、って思う。 できるなら、ずっと。 そうしたいと思う。 あたしの試験稼働がいつまであるのか、 どこまでパーツの換装を行って、 大人への成長をテストするのか分からない。 足並みがずれることもあるかもしれない。 でも、その、いつかが、訪れるまで、凛乃さん」 「あたしと、ともだちで、いてくれますか?」 (-361) 2022/02/04(Fri) 20:47:05 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜「――」 あなたの言葉を、一つ一つ受け止める。 たとえ氷室があなたを莉桜として、 個の一人として扱っても、 違う存在であること自体は覆りようがなく、 だから、いつまでも一緒というわけにはいかないんだろう。 あなたの言でいうところの、『いつかが訪れるまで』。 永遠に続く縁というのはそうそうないのかもしれない。 (-365) 2022/02/04(Fri) 20:58:09 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜それでも可能な限り、 一緒にいたいというのは自分だって同じだ。 ここでの時間も、 今こうやって一緒にお風呂に入っている時も、 得難い、大切な時間で、楽しかったのだ。 「……こちらこそ。 こんな家の生まれな私だけど。 莉桜ちゃんが一緒に歩いてくれる限り。 もしどちらかが遅れても、待ってくれるなら。 待てるなら」 「……ずっと、友達でいようね」 (-366) 2022/02/04(Fri) 20:58:13 |
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