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【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃「──うん、」 あなたの、真っ直ぐな言葉に。 だんだんと、表情が灯っていく。 「うん」 硝子の瞳に、色が宿る。 「うん──」 「ありがとう、凛乃さん。 ありがとう、」 「……これからも、よろしくね!」 にっこりと、満面の笑顔が花咲く。 今までで最も人間らしい所作で、 あるいは人間よりそれらしく。 先に待ち受けているかもしれない困難も。 大切な友達と一緒なら、きっと大丈夫なはずだ。 (-0) 2022/02/04(Fri) 21:46:37 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「…………まあ、堂本くんもいるしね」 言わないと伝わらないやつだな!! と思った。言うしかないのだ。 「ゆっくり食べないと太るんだよー。 別に私は太るのとか気にしてるわけじゃないけどさ」 なんだかんだと礼儀とか、 『然るべき場』での所作も教えられてはいるわけで。 早食いは時と場合による―― 今は、楽しんで食べる時なので普通に食べている。 (-3) 2022/02/04(Fri) 21:57:56 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「え、俺?」 んん? と考え首を傾げ。 「俺と同じ大学って意味? 俺、体育大学とかに行くけどそっち方面でもいいのか?」 よく分かってないが、大丈夫ならいいやと思っている。 「俺太ったことないなー。 まぁ食った分消費してるからだと思うけど」 食べる量の多さも、運動量に比例しているんだろう。 大人になれば多分、落ち着くはず。 (-6) 2022/02/04(Fri) 22:41:22 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜……『人間らしさ』というものを定義できるというなら、 それは感情だと氷室は思っている。 もともと莉桜には備わっているものだったが、 今のあなたは、所作も、その硝子の瞳も、 完全に人間だ。少なくとも氷室にとっては。 「こちらこそ、よろしくね!莉桜ちゃん」 あなたの手を取る。 この先もずっと共に歩もうという意思と、 この生活で芽生えた縁を示すように。 きゅっと握った。 (-36) 2022/02/05(Sat) 17:23:09 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「 無理じゃん。 そりゃそうだわ。普通の大学じゃないよなー」 無理らしい。運動できないクチではないが、 そっちの方面に行くのは厳しそう。 「あれだね、太らないっていうの、 他の女の子の前で言うと、嫉妬されるかもだよ」 氷室は大丈夫。ちょうどいいフォルムをしています。 (-37) 2022/02/05(Sat) 17:56:54 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「頭の出来じゃ逆に氷室ちゃんの大学に行くの厳しすぎるけどな!」 文武両道になるのは難しいおつむの出来なのである。 まぁでも、関東近辺ならいつでも遊べるよ、東京でと笑う。 「体質っていうより、俺の場合は運動量の問題だしさー。 ダンスだって持久力も体力も必要だし。 ズルいって言われるなら、じゃあ同じだけ運動してみるー? って言っちゃうな」 「氷室ちゃんは運動あんまり得意じゃない?」 (-38) 2022/02/05(Sat) 18:05:28 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗確かに、と納得した。 そういえば、ここに集まった人たちの出身とか、 全然聞いてないな…… 出身とかこういう垣根を飛び越えてる人たちもいるけど……。 「運動ね……普通?みたいな。 体育とかは別に嫌いじゃないし、 アウトドアも誘われたら行くけど、 自分一人で選ぶのはインドア系みたいなね」 ゲームのプレイ時間を見れば明らかで、 部活動中にもチャットとかしてるものだから きっと相当な時間が表示されていた。 (-43) 2022/02/05(Sat) 21:37:26 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「あぁ、だよなー。 いつ繋いでも”あ、ヤマグチいるやん”ってなるしさ。 部活中も時間撮れるならそりゃそーだ」 最後のピザをもぐもぐと食べ、手を合わせた。 美味しかったし腹も満たされたようで満足な顔をしている。 「ダンスの遠征でちょこちょこ関西とかには行くけど、九州は数えるほどしか行ってないんだよなぁ。 博多食べ物美味しいしまた行きてぇけど。 水炊きと焼鳥は最高だったな!」 (-44) 2022/02/05(Sat) 22:17:05 |
【秘】 調和 水銀 莉桜 → 娘 氷室 凛乃「──えへ。 ありがとう、凛乃さん。 ──ありがとう」 握られた手から、あたたかさが伝わる。 少女の指先は柔く、人間と変わりない。 それが模造品だとしても、 握り返した手のなかに灯る熱は、ほんものだ。 翡翠の瞳。 「──ねぇ、凛乃さん。 その、──撫でてもらっても、いい?」 「──低い圧力を伴う、 熱源物質の単純往復運動。 ただそれだけ。ただそれだけ、なんだけど」 「……あたし、凛乃さんに撫でてもらうの、好き」 無意味に意味を見出す、 それを人間と呼ばずして何と呼ぼう。 (-46) 2022/02/05(Sat) 22:36:37 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「堂本くんがこっちに来るなら、 一家総出で歓迎するけどねー、なんて。 メジャーな名物から、 マイナーなものまで色々さ」 まあ、その気になれば色々歓迎できるはずだ。 何しろ地元での影響力はピカイチ。 ……半ば冗談だが。 「はい、ごちそうさまでした。 美味しかったね。満足満足」 あなたに少し遅れて、こちらも手を合わせる。 量の差があるのでそう遅れなかっただろう。 (-48) 2022/02/06(Sun) 1:01:46 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「ダンスの試合で行くことはあるだろうからその時は連絡する! けど一家総出は流石に緊張するなそれ?」 色んな意味ですごい光景になりそう。 「ってか一家総出より……人呼ぶなら友達紹介してくれたほうが嬉しいな。 同年代同士のほうが気楽じゃん?」 あなたが食べ終えるとゆっくりと食後の飲み物を飲み、そろそろかと注文表を手にとる。 どうやらここのお金は自分が持つよう。 食べる量の差もあったし、払わせられないというのもあるが、多分これもエスコートの一環と思ってるのだろう。 「じゃーそろそろ行く? 土産物なにがあるかなぁ」 (-50) 2022/02/06(Sun) 2:30:42 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → 調和 水銀 莉桜温泉のものとは違う手の温もりと、 こちらを見つめる翡翠の瞳。 物質的には変わっていないはずなのに、 お互いの心持ちでこんなにも違う。 「……私も、莉桜ちゃんを撫でるの好き。 なんでだろ、こうするのが自然って思うんだ」 大切な『人』。 喜んでもらえるなら、なんだってしたいのだ。 (-51) 2022/02/06(Sun) 2:38:28 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「友達総出で歓迎か〜。それもいいね。 しかし堂本くん、誰相手でも仲良くなれそうだあなあ……」 コミュ力お化けすぎるのだこの男は。 誰にでも手を出しそうとも言うが……。 「あ、ちょ……まあいいか。 ありがたくごちになります。 お土産どうしようね?なんか名物とかあるのかな」 自然に出るそういう所作がなあ、こう…… かっこいいんだよな……なんて思う。 (-53) 2022/02/06(Sun) 15:49:28 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「総出は確定なの!? までも大抵のヤツとは仲良くできるぜ」 人見知りと言う単語が脳内にないんだろう、多分。 氷室ちゃんの友達ってどんなヤツなのと興味津々だ。 「どーいたしまして! 俺のほうが沢山食べてるから気にしなくていーし。 あ、流石に家族と部の奴らにくらいはお菓子でも買っていくべきかー?」 土産屋に入れば、きっとその地域限定のお菓子とか、色々あるはず。 本当に日本刀のミニチュア版みたいなのが置いてあって、マジで剣あるな!とバカウケしている。 (-54) 2022/02/06(Sun) 17:21:45 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「まあ、この私をエスコートした初めての男ということでね」 おめでとうございます。 極道の娘へのファーストアタックです。 一緒に土産物屋を眺める。 「そうだね〜。 家族と部活には、こういうカリキュラムで出かけるって、 伝えてあるだろうしお土産持っていかないと多分怒られるよ」 氷室は適当に、当たり障りのないお菓子をいくつか見繕う。 刀剣類は、まあいいや。 何しろ本物が何本もあるのだ。 (-55) 2022/02/06(Sun) 19:30:57 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「氷室ちゃんエスコートすると一目置かれちゃう感じ? わはは、一緒にスキーしてパスタとピザ食べましたって言わなきゃ」 値踏みされても何も出やしねぇけどなー、と笑う。 実際運動方面にステータスが尖ってるだけの普通の一般市民だ。 こうして話していると自分たちはただの高校生だし、ネットで会えばゲームして遊んでるだけの友人だ。 その住む場所が違うだなんて、秘密を聞いてもあまりピンときていない。 あなたと付き合うべき友人や知人がどんな人間であれば良いだとか、考える気がなければ、 住む場所がどうであれ、自分たちが友人であるということは何一つ変える気がないのだから。 「ま、結局は氷室ちゃんがどう生きていきたいかだよね。 流石に将来本来生まれた家で立場を全うするっていうなら、その時は俺もどうしようもないかもだけどさ」 「今の氷室ちゃんは氷室であって浪川じゃないでしょ。 俺にはそういう世界のことはよくわかんないし、今見えてるものだけでいいと思うんだよね。 氷室ちゃんは一緒にゲームしたり、スキーして笑ってくれる普通の女の子だよ」 (-58) 2022/02/06(Sun) 21:30:20 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「どう生きたい、かぁ……。 そうだねえ。しがらみを完全に捨てたいとまでは思わないし、 かといってあんまりそっちの道に関わる気もないし……」 結局のところ、まだ若い氷室には生き方がまだ定まらない。 今はただの高校生として、あなたと付き合えているし、 住む場所の違いがあったとしても、 二人の関係にはそれは、まだ些細な問題だ。 得難い友人、それでいい。 「まあ、氷室凛乃としてしばらくは生きたいかな。 こうして遊んでるのが楽しいわけだし」 なんて言いながら、面白みのないお土産…… と、なんだかよくわからない干物を買った。 (-59) 2022/02/07(Mon) 0:24:02 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「そりゃそーだ、俺らまだ高校生だもんな。 氷室ちゃんの住む世界やしがらみってのは俺に理解するのは難しいけどさ……」 しがらみなんてひとつもない世界で育ってきたけど。 それなりにこの言動のせいで変な目で見られたことはある。 ダンスを始める前は、保育園でひとりぼっちなんてことも多かったらしい。 それでも前世含め得意だったダンスを始めてみれば世界は変わった。 前世だけに縛られず、友を得るのも大事だと知ったのだ。 「理解しないからこそ、何にも考えずに仲良くできるってこと!」 「理解する頭があっても理解する気ないとも言うね。 俺には今ここに居て笑ってる氷室ちゃんが居れば良いと思ってるもん」 だからこれからもヨロシクねと笑って、俺達はお土産を無事購入した。 ついでにミニチュア刀も買っておいた。記念だ。 (-60) 2022/02/07(Mon) 1:23:28 |
氷室 凛乃は、組の名前はぼやかしといてね。 (a53) 2022/02/07(Mon) 19:35:16 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗生まれにとらわれず、今を、自分を見られれば苦労はしない。 ……だが、ここでの生活を経て、 少しはそれができそうな気がしている。 まだ、ありのまま生きるのは難しいけれど。 「…………」 「……確かにね。 表層、って表すと聞こえは悪いけど…… 今見えている私が全てって言われるのも、 それはそれで悪い気はしないわねえ」 なーにほんとに刀買ったの?なんてからかったりしながら、 学校へ向かっていくだろう……。 (-73) 2022/02/07(Mon) 20:49:41 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「でしょ? 生まれがどうこうって聞いても、なーんにも変わらないよ。 友達である事にそんなの関係ないしね」 帰り道。 お土産を片手に歩いて帰る。 こんな風に雪道を歩いて帰ることはもうないかもしれない。 「氷室ちゃんはここに来て何かみつかった? 俺はいっぱいみつけた。 まぁ第一に前世の関係者が居たなんてびっくりだったし…… 世の中秘密を抱えた人間なんてのは自分だけじゃないんだなぁって。 知っても変人扱いしないでこうやってエスコートさせてくれる子がいるものなんだなってさ」 「だから、ありがとな」 にしし、と。 人懐っこい笑みを浮かべた。 (-74) 2022/02/08(Tue) 2:27:24 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「……わたしも、いろいろなもの見つかったよ」 それは何も得難い友人だけではない。 まあ、ともかく、カリキュラムの目的通り、 実りある生活だったのは間違いないだろう。 「わたしが堂本くんのお気に召しているなら何より。 エスコートしたい、と思ってくれたなら……」 人懐っこい笑みを向けられれば、 どういたしまして、とふにゃっと笑った。 (-76) 2022/02/08(Tue) 7:19:27 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「そりゃー勿論。 可愛い女の子をエスコート出来て楽しかったよ。 っていうか、なにせ俺は中世貴族世界の記憶持ち。 エスコート、完璧だったっしょ?」 あなたもいろいろなものを見つけた。 それを聞けば満足そうに頷く。 自分が関われた部分はあまりにも少ないけれど、手の届いた人たちが色んなものが見つかったなら、それは本当に良かったことだと思っている。 とはいえここはまだゲーム終盤のいち場面。 この後このゲームが全て終わりを迎えて、最後に残した課題が自分には残ってはいるのだが。 それはまた別のお話だ。 (-78) 2022/02/08(Tue) 16:53:35 |
【秘】 調和 水銀 莉桜 → 娘 氷室 凛乃「──うれしいな。 うれしいな、 ──えへ、へへ」 目を細める。 指先から伝わる熱以上の何か。 数値情報には表れないモノ。 正体不明の感情波形。 けれど、これっぽっちも不快感はありませんでした。 「──っとと。 いけない、ほんとにずっとのんびりしちゃう。 そろそろ上がろうか、凛乃さん。 名残惜しいけど──」 (-84) 2022/02/08(Tue) 21:51:33 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「まあ、私の中では一番のエスコートね」 何せまともにエスコートしてもらったことなどないのだから! ……ほんの少ししか手を握ってもらえなかったとしても、 その温もりが人を変えたり、救ったりすることもあるのだ。 ゲームが終わった後、そこはかとなく、 何かを察して、 ちょっとがっかりする氷室がいたとかいないとか……。 (-85) 2022/02/08(Tue) 23:07:34 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → 調和 水銀 莉桜「……ん。そうだね。 だいぶ暖まってきたし……」 そっと撫でるのをやめ、 代わりにあなたの手を取って、立ち上がる。 「名残惜しいけど、大丈夫。 これから一緒に歩いていくのなら、 またお風呂だって入れるし、 お風呂じゃなくても……こうやってゆっくりできるよ」 あなたと、抱いている『感情』はきっと同じ。 これからもっと、激しい波形になるだろう。 (-86) 2022/02/08(Tue) 23:33:57 |
【秘】 調和 水銀 莉桜 → 娘 氷室 凛乃「──そっか。 そう、だよね。 楽しみだな、──楽しみ。 いろんなことをしようね、凛乃さん」 繋いだ手から感じる、 なんの変哲もない温度が、 こんなにも嬉しく感じて。 少女は、繋いでいないほうの手を、 その小指を、そうっと差し出しました。 「……やくそくだよっ!」 満面の笑顔。 翡翠の瞳が認めたあなたの表情は。 絡めたであろう指先のやさしさは。 煙る月明かりの景色は。 これから先いつまでも、 彼女の一番大切なメモリーに。 (-100) 2022/02/09(Wed) 20:17:36 |
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