【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ 長時間の運転で疲れていたのだろうか。 どのような夢を見たかは覚えていない。 だが、頬が何かに触れた感触と、唇が重なった気が──した。 もし、それが夢ならば。 いや、現実だとしても。 確信できることはただひとつ。 ──その相手が、俺の最も大切な存在であること。 求めていたから 自然と腕を伸ばしていた。 相手が運転をしている最中とも知らず。] (-9) 2019/04/18(Thu) 23:40:00 |
【独】 裁判官 リーベルト/* ヴィク絵になるう…… やっと落ち着いてちゅーできますね……/// ところで僕表でするのはまだ恥ずかしくて出来てねーんですけどヴィクはさらっと表で襲ってくるからずるい (-12) 2019/04/18(Thu) 23:52:04 |
【独】 裁判官 リーベルト/* あ〜〜〜なるほど 駐車してからちゅーしたつもりでいたけど明記はしてないもんな 分かりづらかったなぁこれ……反省!! 今回割と自分の頭の中では分かってるんですけど描きそびれてました案件が多い気がする:;(∩ ˘ω˘ ∩);: 不甲斐ないや…… (-15) 2019/04/19(Fri) 1:27:03 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ ──思えば、あの時から 俺はリーの「一番」で「特別」に なりたかったのだろうな、と 今 ────改めて思う。]* (-41) 2019/04/19(Fri) 22:44:54 |
【人】 裁判官 リーベルト─ 回想・ホテルまでの道中 ─ [ウェディングドレスは君こそ似合うと思う。 マーメイドラインのウェディングドレスとかどうですかね。 もっとも、君が着るならどんな形のドレスも愛らしく見えるのだと思う。 ついでにタキシード姿も想像して、口元が緩んだ。] えっ…… 朝飯食ってなかったんですか。 それはいけません。 言ってくれたらお菓子出しましたのに。 [完全に遠足気分な29歳児の鞄は、各種おやつ完備だった。 運転中でも、脇から砂糖たっぷりのドーナツを口に放り込むくらいは出来たかもしれない。 ……なんて思ったけれど、 そういえば僕はぐっすり眠っていたのだった。 致し方あるまい。 不意打ちの写真撮影>>4には、完全に反応しそびれた。 可愛いスイーツに向かって舌を伸ばした瞬間が、ばっちりカメラに収められてしまったと思う。] (38) 2019/04/20(Sat) 1:02:51 |
【人】 裁判官 リーベルト[女顔の低身長がコンプレックスだったから、身体作りには自分なりに気を使ってきた。 こう見えて腹筋は六つに割れている。 食べる量は、まぁ人並みだと思う。 対する彼は、いくら食っても太らない夢のような体質。 おまけに、極度の甘党。 豪快な食べっぷりを眺めているだけで、満腹になってくる。 一緒にスイーツバイキングに行った時には、用意されたスイーツを出禁になる勢いで喰らい尽くしていた。 僕も甘いものは苦手ではない。 むしろ好きな方なのだけれど、彼に勝てる気はまったくしなかった。 体力の無さは、少しずつ筋力を鍛えてゆくしかないと思う。 これからは早朝深夜、一緒にジョギングしたりも出来るかもしれない。 ―― 一度だけ、 手料理を振舞ってみようと頑張ったことがあった。 お互いの家でいつも美味い飯を作ってくれる彼に、何かお返しをしたかったのだ。 僕は焼きそばを作ったつもりだった。 出来上がったのはダークマターだった。 流石にこれは食わせられないな……そう思いつつ冗談のつもりでサーブした。 いつかちゃんと食べられる代物を作ってあげることが、僕の密やかな目標の一つだ。] (39) 2019/04/20(Sat) 1:02:57 |
【人】 裁判官 リーベルトちっ……、 僕がやろうとしたんですそれ。 先に取らないでください。 [どちらが先に舐め始めようと同じ結果なのだから、傍から見れば鶏が先か卵が先かくらいの話かもしれない。 大人げない対抗心は、上機嫌な彼の表情>>5を見たらどうでも良くなってしまった。 頬を滑る人差し指を取って、握り直した。 どちらかといえば口の悪い方が素だった筈なのだが、この数年ですっかり丁寧語でいる方が楽になってしまった。 言葉尻を丁寧にするだけで物腰柔らかに見える。気がする。 今ではどちらが元であったか、自分でもよくわからない。 執事ごっこの成功には、少しばかり得意になっていた。 だから、出し抜けに撫でられて>>6照れてしまった。 ヴィクに撫でられるのは好きだ。 心地良いし、落ち着くし、可能なら永遠に撫でていて欲しい。 ご主人様からの施しは素直に喜んで構わないだろう。 今までも、何度も車に乗ってもらった事はあった。 食料や日用品の買い出し、天気がいい日にはちょっと遠くまで。 けれどこんなに長距離を長時間、一緒に走ったのは初めてだったと思う。] (40) 2019/04/20(Sat) 1:03:10 |
【人】 裁判官 リーベルト[もうじきに着こうかという時。 隣で突然、ガタッと物音がした。>>7 驚いて助手席を横目で見やれば、彼が目を覚ましていた。 強かに打ち付けたらしい腕をさするのを見て、くすり笑う。] 大丈夫ですか? ……ふふ。よく眠ってました。 そうですねぇ、 寝言は……内緒です。 眼前に海が広がった瞬間、隣からも歓声が上がった。 ここを選んだ甲斐があったというものだ。 リクエスト通り、海の見える場所。 本当は海外のリゾート地へ連れて行きたいところだけれど、二人とも多忙でまとまった休暇が難しいから、それはまたの機会に。 せめて、と国内に居ながら海外気分を楽しめるホテルを選んだのだ。美的センスに優れた彼のお眼鏡にも適ったようで>>8安堵する。] 気に入って貰えて良かったです。 青が綺麗な場所に、 一緒に行けたらと思いまして。 [停車した車に、空と海の青が反射した。]* (41) 2019/04/20(Sat) 1:03:21 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル[「最も大切な」 そう、聴こえた気がした。 だから、 彼にとってのそんな存在が他ならぬ自分であることを確信した上で、「僕もです」と答えた。 現の夢のような儚いやりとりをしたことは、 敢えて内緒にしておく。 僕にとっても君は大切な存在で、 それは寝言ではなく、改めてはっきりと、 きちんと伝えたい言葉でもあった。] (-50) 2019/04/20(Sat) 1:03:27 |
【人】 裁判官 リーベルト─ ホテルに着いて ─ [車を停めて敷地内に入れば、事前に写真で見た通りの絶景。 非日常感溢れる、異国の街並みのような作り。 断崖に沿って並び立つ美しい白壁と、真っ青な丸い屋根のコントラストが鮮やかだ。 なるほど、噂に違わず素晴らしい。 思わず感嘆の声が漏れた。 けれど、海を借景としたテラスよりも。 豪奢な内装よりも。 少年のようにきらきらと瞳を輝かせてはしゃぎ回るヴィク>>9を見て、頬が緩んだ。 チェックインを済ませて、予約した部屋へと向かう。 室内に一歩踏み込めば、海を思わせる蒼の光が優しく降り注いでいた。] これはまた。 すっっごいですねぇ…… [壮観。流石のスイートルーム。 キングサイズのベッドも、ソファや机などの家具も一級品だ。 海の生物をあしらった調度品はどれも美しい瑠璃色で、白壁によく映えている。オーナーのセンスの高さが垣間見える。 バルコニーの向こうには水平線が広がっていた。] (42) 2019/04/20(Sat) 1:03:33 |
【人】 裁判官 リーベルト[同じく「凄い」としか言葉が出てこない。 スイートルームに泊まる機会など今までなかったのだから。 これから数日間お世話になる予定の部屋は、直結でオーシャンビューのプールに飛び込めてしまう場所に位置していた。 部屋の窓からも一望できるゆったりしたプールに、他の宿泊客は見当たらない。 ほとんど貸切状態だ。 デッキチェアに身を横たえて、優雅にシャンパンを飲んだりするのも良いかもしれない。 こういう場所でならば許される気がする。 持ってきた仕事道具をこそこそ隠しつつ、まずは荷物整理。 水着にゴーグル、ウォーターガン、浮き輪。 他にもクジラのフロート、水に浮かべて遊ぶおもちゃのあひる等々。 どれで遊びましょうかと声を掛けようとした時、丁度彼からも声が掛かった。>>10] (43) 2019/04/20(Sat) 1:03:39 |
【人】 裁判官 リーベルトはい。二人っきりです。 こちらこそ。 ……夢みたいですけど、 夢じゃ、ないですよ。 [真珠モチーフのソファにどっかりと腰を下ろしている彼は、 もう既に一流の俳優のようだ。 これから写真集の撮影か、雑誌のインタビューでも始まってしまいそうな堂々とした雰囲気。 足元に解いた荷物が無造作に散らばっているのさえ、まるで一枚の絵画のアクセントみたいに見えた。 遊具弄りを中断して携帯のレンズを向け、一枚。 こっそり彼を写真に収めた。 それから誘われるまま、ソファへと。 肩を引き寄せられると同時、彼の背へと手を伸ばした。 こうしているだけで、 ここに至るまでの疲れなんて吹き飛んでしまう。 ――髪を撫でる優しい手に甘えて、 ]*唇の甘さに酔いしれた。 (44) 2019/04/20(Sat) 1:03:44 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル[唇が離れれば、もう一度と強請り。 二度三度と啄むように口付けてから、深く塞ぐ。 鼓動を、熱を、存在を確かめるように。 ずっとこうしたいと願っていたのが、 自分だけではなかったと知れて、嬉しかったから。 自然に離れるまでそうした後、もう一度強く抱き締めて髪を梳くように撫でた。 触れ合った頬が熱いのは、告白を交わしたあの日と同じ。] (-51) 2019/04/20(Sat) 1:03:57 |
【人】 裁判官 リーベルト[夕食の予定時刻までは、まだ余裕がある。 このままソファでまったり過ごすのも、大層魅力的ではあるのだけれど。] ヴィクさえ良ければ、なんですけど…… プール、入ってみたくありませんか?! [HPもMPも、彼のおかげでフルチャージした。 目の前の誘惑には抗えない。 許可が降りたならいそいそと服を脱ぎ、今日この日の為に購入した水着姿へとチェンジしよう。 青と緑のグラデーションが美しいサーフパンツ。 もちろんサバクンジャー的イメージカラーを連想して選んだもの。 浮き輪も膨らませて、ゴーグルも装着して。 最後にウォーターガンをスピンする振りをして、ちゃきっと構えて見せる。 傾き始めている太陽の元に鍛え上げた素肌を晒すと、準備運動もそこそこにプールに飛び込んだ。]** (45) 2019/04/20(Sat) 1:04:08 |
【独】 裁判官 リーベルト/* ほんとは延々部屋でごろだらいちゃいちゃして過ごしたい…… でもあと一週間(もない)で旅を満喫できる気がしないのでとりあえずやりたいことを一個ずつやってくのだ…!! (-53) 2019/04/20(Sat) 1:12:38 |
裁判官 リーベルトは、メモを貼った。 (a8) 2019/04/20(Sat) 1:47:02 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ 隣に座られると、背に腕の感触を感じる。 先程のスイーツよりも余程甘く──愛しい存在。 艶やかで柔らかな髪を、指で何度も梳く。 梳くけば梳く程、指を放すのが惜しくなる。 髪に触れていた指でそのまま後頭部を固定し、 唇を重ね、感覚を味わった後舌を入れる。 歯列を舐め、更に抉じ開け舌と舌を絡ませて。 ──最初は軽いキスのつもりだったのに。 気付けば深く深く求めようとしていた。 何せずっとお預けを喰らっていたようなもの。 愛らしい寝顔を、横で覗くことしか出来ずにいた。 故にサービスエリアで我慢出来ず、 クリームという名の唇を舐めてしまったのだから>>2:28。 どうしてあの時高速を走っていたのだろう、と軽い逆恨みもした。 行路の最中に幾度か唇が触れ合った時は、人通りもあり すぐに離してしまったのもあり。 中途半端に与えられたものは、欲望を加速させ。 焦らされ、我慢し続けていた分、反動も大きくなっていた。 お預けを重ね続け、待ち続け、ずっと求め続けていた ── 甘い、甘い口付けを。 ] (-72) 2019/04/20(Sat) 14:44:07 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト……っ、と……。 [ 気付けば、自然と牙が伸びていた。 身に流れる魔の血が、更に甘美なものを求めている証拠だ。 だが宿に着いたばかり。窓から覗く太陽、日差しは未だ明るい。 流石にまだ早いと自制し、一旦唇を離し口元を拭う。 何とか落ち着かせ、牙を押し戻すことには成功したが 耳に入るのは「──もう一度。」とのおねだりの声。] 呑気な奴だな……。このまま襲っちまいそうだってのに。 いや、ついさっきも襲いそうになってたんだがな。 [ 言葉とは裏腹に、表情は満面の笑みのまま。 勿論願ったりのことだったが、 にやりと笑みを浮かべている間に、気付けば唇が塞がれていた。 頬が触れ合った時の温度は、初めて思いを伝えた頃を思い出す。 互いの頬を摺り寄せ、熱を感じ、与える。 今この時が夢ではなく、現実であることを 頬と頬を、体と体を寄せ合い、触れ合うことにより確かめる。 髪が指で梳かれていく感覚に、心地良さを覚え胸元に頭を埋め。 あまりの心地良さに、気を抜けば眠りに落ちそうな感覚を 覚えそうになる。これでは駄目だ、と頭を首筋に近づけ── ぺろり、と軽く舐めることに。] (-73) 2019/04/20(Sat) 14:44:15 |
【人】 裁判官 リーベルト[>>57御名答。 自宅で荷物を床に放置していたら、間違いなく真っ先に小言を飛ばしてしまうと思う。 ソファに腰を下ろす前に中身を片付けろ。 入れるスペースがないなら物を減らせ、と。 叱る気力も吹っ飛んでしまうのは、旅行の魔法だったのかもしれない。 フロートもあひるのおもちゃも通信販売頼み。 不在でも宅配ボックスに入れておいて貰えるから、多忙な身にも有難い。 隠し撮りに気付かれれば特に驚きはせず、包み隠さず画面を見せた。] 指定のポーズを取ってもらうのも良いですけど、 自然な表情は不意討ちでこそ撮れるものでしょう? ま、見つかっちゃいましたけどね。 [撮影技術は素人レベルながら、被写体への愛ならばプロの写真家にだって負けない。 先刻撮られたお返しのつもりでも勿論あった。 興味本位で件の写真を見せて貰えば、想像以上に可愛らしい雰囲気で激写されている自分がいて顔を覆った。 どうにも腑に落ちない。 こんな風に見えているのか、と気恥ずかしさもある。] (69) 2019/04/20(Sat) 19:35:47 |
【人】 裁判官 リーベルト[自分の携帯のカメラアプリを開いて自撮りモードを選ぶと、] これがご希望するポーズです。 [――そう言って、利き手を前方へと伸ばす。 フレーム内に二人ともがしっかりと収まったのを確認したところで、シャッターを切った。 わざわざ記録を付けずとも忘れることなんて有り得ないけれど、確かな思い出として足跡を刻んでゆくのも良いものだ。 『ね。 夢じゃないでしょう?』 そういう意図も込めて、撮影した写真を見せた。] (70) 2019/04/20(Sat) 19:35:54 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル…………んぅ、 [口内を柔らかく侵される感覚に、ぴくりと身体が反応した。 背に回した指先が、ぎゅ、と彼の服を掴んでしまう。 身体が熱い。 室内のクーラーはよく効いていた筈なのに。 舌を絡めるにつれ、呼吸が荒くなるにつれ、全身が甘く痺れて力がうまく入らなくなってゆく。 より深い繋がりを求めて、角度を変えて。 歯列をなぞり、溢れそうな蜜を飲み込んだ。 頭に添えられた手にも優しさと安心感を覚えて、与えられるまま心地良さに溺れていく。 ──軽いキスで収まるわけがなかった。 お預けを喰らっていたのは、此方とて同じこと。 サービスエリアで与えられた熱を唇に残したままのドライブは、結構な拷問だった。 隣の君がすやすやと寝息を立てている中、幾度となく集中力の低下を示すアラート音が鳴りそうになった。 寝顔だって、横目でしか眺められていない。 高速を走らねば途方もない時間が掛かってしまう場所が目的地だったから、仕方ないとはいえ。 だからこそ、一般道に降りてからは隙あらば触れようとしたのだけれど。 頻繁に路駐してシートベルトを外す訳にもいかないから、いずれにせよ不自由な身の上だった。] (-78) 2019/04/20(Sat) 19:36:00 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル[漸く辿り着いた安息の地。 誰にも邪魔されない、させない、二人きりの空間。 身体の奥を流れる鬼の血が、沸々と騒めき出す。 背へと伸ばしていた掌は無意識に人間への擬態を解き、彼の頭一つ優に覆い隠せる程の大きさに変貌しようとしていた。 柔らかな金糸を傷付けてしまうことのないように細心の注意を払いながら、親指の腹で頭を撫でた。 頭の奥で何者かの呻き声がする。 ――足りない、もっと、もっと、と。] …………ぁ、 ……襲っても、いいんですよ? でもまだもうちょっと……お預けです。 [離れた温もりの先、笑みを浮かべた唇の端から牙が覗いているのが見えた。 自分のことは棚上げして腕の鬼を押し戻しながら、唇を塞ぎ直して牙の辺りを舐めてみせる。 相手が君ならば寧ろ襲われたいし、襲いたい。 けれどまだ日は十分に高いし、夜は長い。旅先だからこそ、一緒にやりたいことも、行きたい場所も沢山あるのだ。 胸元に埋められた頭をゆるく撫でながら、温もりを堪らなく愛おしく思った。 油断しきっていたものだから、不意に首筋を舐められたのにはおかしな声が漏れてしまった。 瞼を持ち上げ、照れ隠しで軽く睨み付けて。 お返しとばかり首筋に舌を這わせてから、改めて唇を重ねた。] (-79) 2019/04/20(Sat) 19:36:06 |
【人】 裁判官 リーベルト ─ プール ─ [カラフルな遊具を並べ爛々と目を輝かせて、 「ちゃんと君の分も用意してありますよ。安心してください」 そう言い添えてウォーターガンを手渡せば、君はどんな顔をしただろうか。] ヴィク〜〜!! 早く早く〜〜〜〜!!! [一足先に豪快な水飛沫を上げて飛び込んだプールから、ぴょこんと顔を出す。 遅れて姿を現した彼>>59にウォーターガンを向けようとしたのだけれど、それより先にばしゃっと手で水が掛けられた。 仕返しとばかり銃口を向ける。 同時にヴィクの動きが止まったから、最初は水鉄砲に怯んだのかと思った。 彼の目線の先を見るに、どうやらそうではないらしい。 僕に触れるのに、わざわざ許可なんて取らなくていいのに。 どうぞと笑顔で両腕を広げてみせれば、適度なしなやかさを保った胸筋が呼吸に合わせて上下する。 感触を確かめるように触れられて、くすぐったさに身を捩った。] ヴィクにはヴィクの、良いところがありますよ。 ……僕も触ってもいいですよね? (71) 2019/04/20(Sat) 19:36:10 |
【人】 裁判官 リーベルト[普段は綺麗にセットされた癖っ毛が、水に濡れて色気を格段に増していた。 細身ながら、絹のように滑らかで美しい肌。 きっと日々の手入れの賜物なのだろう。 同じようにぺたぺたと肩を触り、胸を触り、腹へと指を伸ばした。 筋肉隆々でがっしりとした肩幅のヴィクはちょっと想像が付かない。無理に筋肉を付ける必要はないと思う。 ただ、多忙なスケジュールを熟せるだけの体力は着けておいて欲しい。彼の身を案じる故だ。 ジョギングが難しそうであれば、これに乗って着いて来いと自転車を進呈するかもしれない。 そんな体力のないヴィクが頑張っていた。 僕はというと普通に泳ぐのは早々にやめた。 フロートのくじらに座って優雅にぷかぷか浮かびながら、彼を眺めていた。 時折ウォーターガンを向けて西部劇ごっこに誘ってみたり、一緒にフロートに乗ってみたり。 おもちゃのあひるで遊ぶヴィクを、防水カメラで写真に収めたりした。可愛かった。 心地良い疲労感に襲われた頃プールから上がって、デッキチェアへと移動した。 柵の向こうにどこまでも碧い海と、碧い花畑が広がっていた。 ――明日は海の方へ行くのも良いし、あの花畑を覗きに行ってみるのも良いかもしれない。] (72) 2019/04/20(Sat) 19:36:16 |
【人】 裁判官 リーベルト[オーダーしたブルー・ハワイを味わいながら、取り留めもない会話をして。 気付けば辺りはマジックアワーの幻想的な色彩に包まれていた。 金色の光が反射する水面も、オレンジに染まる白壁も、 この世のものとは思えない程に美しい。 そしてその只中に佇むヴィクは、 息が止まるほど美しかった。 ――たとえ彼の頭の中が、飽くなき食への探求心で満たされていたとしても。 見惚れているうち夕陽が沈んで、プールには室内のシャンデリアと同じ蒼の光が灯る。 夜景を見に行くのはどうですか? 次の予定相談>>61にそう答えながら、部屋に戻って彼の髪を乾かした。 僕にセットは難しいから、乾かすだけ。 どうせ後で風呂にも入るんだから構わないだろう。 お待ちかねのディナーの席へと着けば、サーロインステーキと新鮮な魚介類が待っているにちがいない。]** (73) 2019/04/20(Sat) 19:36:24 |
【独】 裁判官 リーベルト/* まじ割と本気で4dが欲しいですね…??? 時間が足りなさすぎるな……?????(着くのに時間掛けすぎた) 過去回想は満喫したけど現軸のいちゃいちゃ(本題)が足りない……!! そして3IDすごすぎる…… やっぱり僕は井の中の蛙でした……世の中にはすごい人がいっぱいいるんだ…… (-88) 2019/04/20(Sat) 20:42:03 |
【独】 裁判官 リーベルト/* ちょっとバックヤード何が起こってるんですかね!!??! 僕も気になって仕方ありません!!(Danteさんに追従) (-89) 2019/04/20(Sat) 20:54:16 |
【教】 裁判官 リーベルト[当時の先輩の心労が、如何程のものであったか。 人心の解らない後輩には知る由もなかった。 監視の目の厳しさ>>/0から、ますます募る反発心。 そんなに信用に足らないか、と。 彼だけにダブルry飲み放題のボーナスが付いたのも納得行かなかった。いや、同じボーナスを付けると仮に言われていたとしても 全力で遠慮しただろう けれど。ババロア食べ放題権くらいは欲しかった。 店長の提案に瞳を爛々と輝かせている彼を見かけた時、現金な奴だと思ったものだ。 理不尽で面倒で、釈然としなくて。 我慢せねばならないことばかりで、退屈で。 ――こんな世界を選ぶんじゃなかった、と。 ]あの頃の僕は、毎日のように思っていたものだった。 (/7) 2019/04/21(Sun) 0:27:05 |
【教】 裁判官 リーベルト[僕の悪鬼生の転機となったあの日。 帰り際に掛けられた気遣いの言葉>>/3には、黙って軽い会釈のみを返した。 返す言葉が何も見つからなかったのだ。 顔を上げればこれまでの天敵が見たこともないような穏やかな表情をしていたものだから、此方が少々面食らってしまった。 居心地悪くきまり悪く、店を後にした。 悔しいけれど彼の言い分を頭では理解していた。 弁護士を雇うにも、それなりに多額の金が要る。 たとえ慰謝料を巻き上げられたとしても、手元に残る金は二束三文。 ならば余程のことでない限り、 それこそ店の存亡に関わる事態でない限り、 客の要望に答えた方が得策だということを。 そもそも店長は法学部の教授と仲が良いのだ。 己の押し付けがましい指摘など無用の長物だっただろう。 いざとなれば腕の良い弁護士を紹介して貰えるだろうし、新米の僕が知らなかっただけで、もしかすると顧問弁護士が既に居たかもしれない。] (/8) 2019/04/21(Sun) 0:27:11 |
【教】 裁判官 リーベルト[ 年下ながらほんの少しを我慢できる彼。 年上ながらほんの少しを我慢できない僕。 どちらが人として優れた大人かと問われれば、 答えは一目瞭然だった。 その日の夜は、ほとんど眠ることが出来なかった。 帰り際に「また明日」と声を掛けられなければ、僕は辞表も出さずにカフェからログアウトしていたかもしれない。] (/9) 2019/04/21(Sun) 0:27:16 |
【教】 裁判官 リーベルト[頑張りを認めてくれる人がいた。 理解を示してくれる人がいた。 たった一人でもちゃんと自分を見ていてくれる人が居たということが、支えとなった。 針を逆立てずとも、肩肘張って鉄の鎧を着込まずとも、 人を必要以上に怖がらなくとも良いのだと。 ヴィクが挫折してしまった時の僕の行動は、 この経験があったからこそ。 傍に居ることで、今度は僕が彼の支えとなれるのではないかと思ったのだ。 後に彼が己へ嫉妬を覚えたこと>>/5は知らない。 どこか遠くへ行くような錯覚を抱かせていたことも、知らない。 サバクンジャーの仲間達が見たら驚くかもしれないけれど、昔の僕が居たからこそ今の僕が居る。 散々罵詈雑言を浴びせていた非礼も、今ならば素直に詫びられる。] (/10) 2019/04/21(Sun) 0:27:21 |
【教】 裁判官 リーベルト[それにしても。 心を入れ替えて心機一転の初出勤時、周囲の反応はあまりに失礼だったと思う。 記憶喪失でも、頭のネジが飛んだのでも、 見知らぬ誰かと 「「 入れ替わってる〜〜〜!!??! 」」なんてSF体験をしていた訳でもない。 表向き満面の営業スマイル(当時比)を浮かべながら、額に青筋が浮かびそうになるのを必死で堪えていた。 ヴィクに前髪をかき上げられた時>>/4には本当に驚いた。 触れるどころか顔を見るのも嫌だっただろうに、 どういう心境の変化だろうと。 一瞬、内心苛ついていたのがばれてしまったのかと焦った。 けれど本気で発熱を心配してくれていたようだったから、余計。 少なくとも僕なら、前日まで散々暴言を吐いてきていた後輩(年上)を親身になって心配するなんて、そう簡単には出来ない。 彼の懐の大きさを思い知り、 それもまた懐く理由のひとつとなった。 そのうちに問題児を手懐けたヴィクの方が、恐れられる存在となっていったのだったか。] (/11) 2019/04/21(Sun) 0:27:27 |
【教】 裁判官 リーベルト[そうしてホール担当から外され、スイーツデコ係になって数週間。 ヴィクの作った見本のシュークリームを自分の作業予定であるシュークリームの隣に並べ、 「こんなもん描けるわけねぇだろ!!!」 そう叫びたいのを必死で堪えながら日がな一日作業を続けて、僕は悟りーべるとになっていた。 存外慣れるのは早かった。元々書写や習字は得意だった。 写仏の効果に近かったのかもしれない。 寺の本堂ではないが、静謐な緊張感に満ちた空間。 先生は生徒の出来をきちんと褒めてくれるから、承認欲求も見事に満たされる。] 巧く出来てますか……!!? 本当ですか!? 嬉しいです!!! ヴィクトル先輩!! 次は何をすれば宜しいでしょうか!!? [ お前は誰だ。 そう言われても仕方ない変貌ぶり。図案の愛らしい鳩の癒しも相まって、尖った心も徐々にまあるく穏やかになっていった。 悟りを開いてしまえば、今度は些細なことで怒りを顕にする客ほど気の毒に思えてくる。 それでどうする、というところまではまだ行かずとも、トラブルを起こすことは殆どなくなった。] (/12) 2019/04/21(Sun) 0:27:35 |
【教】 裁判官 リーベルト[僕らが絵を描いたシュークリームは大変よく売れたらしい。 図案を描いたのは自分ではなくヴィクだが、ふふん僕の先輩が描いたんですよと誇らしい気持ちになっていた。 ある日のこと。 いつものように作業場へと向かおうとした時、客に声を掛けられた。 『最近お見かけしないなーと思ったら、 お二人で共同作業されてるって本当ですか!? やっぱり仲良しなんですね♡』 『握手してください♡』 『一緒にお写真お願いしてもいいですか♡』 やれやれ。姦しい女性客である。 それまでの僕なら眉間に皺を寄せ、グラスを床に叩き付けていただろう。 ところがその頃には僕はヴィクの処世術を丸々完コピしつつ、明後日の方向へと進化を遂げていた。 お嬢さんの手をするりと取り、 営業スマイルと物腰柔らかな慈悲深さを携えて、] ――大変申し訳御座いません。 折角お声掛け頂いて恐縮ですが、 仕事中ですので……店員の撮影はご遠慮願います。 お嬢様方のご来店記念のお写真でしたら、 喜んでお撮り致しましょう。 (/13) 2019/04/21(Sun) 0:27:49 |
【教】 裁判官 リーベルト[共同作業については人差し指を唇の前に立てて、内緒ですのポーズ。とどめにウィンクを一つ。 お嬢様方は暫くぽかんとしていたが、徐々に顔を赤らめた後激しいお辞儀を繰り返して走り去っていった。 なお写真に関しては、 『 レーナルトさんとカーライルさんとお写真撮りたい♡ 』の希望者が後を絶たなかった為、後日簡易的な顔出し看板を設置することになった。 観光地で見かける、顔部分がくり抜かれている立て看板。 穴から顔を出して記念撮影が出来るという優れもの。] お写真をご希望の方は、 宜しければあちらをご利用ください。 [看板へとご案内しながらの爽やか営業スマイルもお手の物となっていた。]** (/14) 2019/04/21(Sun) 0:27:55 |
裁判官 リーベルトは、メモを貼った。 (a21) 2019/04/21(Sun) 0:34:05 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ どうやら、我慢していたのはリーの方もだったようだ。 我慢出来ず、重なるなりすぐに深い口付けを交わしたが、 その反応も可愛いもの。びくりと身が反応し、服を掴まれれば、 優しく背を上下に撫でる。] ……んっ、んん……っ……。 [ 舌を絡めていく間、互いの声が漏れていく。 妖艶な声が聞こえれば、より興奮するのも生物の性。 抱き締める腕にも徐々に力が入るもの。 もし、ドライブ中にアラート音で起こされていたら、原因が あの時のクリーム舐め(エア)だとは思わなかっただろう。 否、確かに俺自身も当時は物足りなかったが。 俺自身は、寝ている間に唇を重ねられていたことには 気付かず、また、夢だと思っていた。 静寂の部屋の中、リップノイズの音がぴちゃ、ぴちゃと、 双方の漏れる声のみが響き渡る。 ──そして、舌を絡ませ合い続けた結果 互いの理性が警告を発するようになった。 (-130) 2019/04/21(Sun) 4:54:23 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ 少しすれば、後頭部を包み込む優しく、温かい手が 何やら蠢いているような気配を感じた。 顔と顔は既に密着しており、後頭部に触れられている 手の様子は見えない。 ただ、包み込んでいたはずの掌が離れ、親指の腹のみ── それもどこか、違和感を覚える感じの触れ方をするように。 指が離れる際、頭に硬いものが当たった気がしたので、 大まかに察することが出来た。 ──恐らく、人のものにしては硬く、鋭過ぎる爪だろう。 とはいっても、己自身も少し前から、 ]牙だけでなく爪も伸び始めていたのだが。 (-131) 2019/04/21(Sun) 4:55:13 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト……ははっ、互いに同じこと考えていたようだな。 久しぶりなのもあって、少し油断してた。 許可も出たことだから、夜を楽しみにしてるぜ……? [ “襲っても良い”。俺達の間では、この言葉の意味が普通と違う。 言われずとも当然襲いたく、襲われたくもある。 落ち着かせる為一旦唇を離し、口元を覆った手の指先には、 鋭く伸びた爪が見えたことだろう。 元に戻そうと落ち着かせていた筈なのに、 牙の辺りを舐められれば、軽く噛みたい衝動に襲われたが、 ここは我慢。そのせいか、爪は早くに引っ込んだものの、 牙はなかなか消えずにいた。 腹いせに軽く噛んでやろうかと思ったが、 そうすればきっと、そのまま本格的に襲っていただろう。 久々に感じた温もり、良い匂いに、既に理性を抑えられずにいる。 そのまま早くも愛を確かめ合うコースとなる確率も、 それなりにあったのだろう。] (-132) 2019/04/21(Sun) 4:55:21 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルトへっ、良い声出、っ……んッ……。 [ 首筋を舐めた際に漏れた声は、愛らしく艶っぽい、と感じた時。 宝石のような赤紫の瞳が、突き刺すように俺を睨んでいた。 ──やはり、美しい。 仕返しされ変な声が出たが、所詮は小さいこと。 既に睨まれたことすらご褒美である。 赤紫水晶をまじまじと見つめてから、唇が重なる味に酔いしれた。 結局は調子に乗り、再び重なった唇を舐めてしまったのだが。]* (-133) 2019/04/21(Sun) 4:56:45 |
【人】 裁判官 リーベルト─ 回想・室内〜プール ─ [>>130「悪くない」と写真を褒められれば、 ふふんと得意げに口角が上がってしまう。 学生時代のバイト先でも、ヴィクはこんな風に何かと己を褒めてくれた。 素人でもそれなりの写真が撮れるのは、最新技術の詰め込まれた携帯機器と写真アプリの恩恵に過ぎない。 それでも、褒められると素直に嬉しい。 SNS映えする写真がどういったものかは解らないけれど、 他ならぬ彼のご依頼とあらば断る理由は何もない。 己の挙動が相手の瞳に可愛く映ってしまっているのは想定外。 不本意なよしよしに頬を膨らませつつ、居心地良さから糸目がより細まってしまうのは最早条件反射。 一緒に写真をとお願いするとすぐさま映りを意識したポーズを取れるところは、流石現役の俳優さんだ。 僕は空いた方の手の親指と人差し指を重ねて、指先で小さなハートを作ってみることくらいしか能がなかった。 撮影した写真は、即待ち受けに設定した。 最愛の人に肩を寄せられた自分が、幸せそうに写っていた。] (140) 2019/04/21(Sun) 14:52:30 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル[艶かしい水音と、荒く熱い息遣い。 時折漏れる互いの声が静かな室内に響いて、鼓膜を支配する。 優しく背を撫でてくれる手も、強く抱きしめてくれる腕も、 ともすれば意識が飛んでしまいそうな程に気持ち良くて、 それ以上に、 ――もどかしさが募っていく。 自分が自分でなくなっていく感覚。 それでいてどこか、満たされない胸懐。 出発前や車中やサービスエリアでこれまで中途半端なお預けを食らってきたことを思えば、ずっと素晴らしい時間を過ごせているというのに。 どんなに身を触れ合わせても、深く唇を重ねても、競い合うように舌を絡ませ続けてさえも。 いっそ彼と己を隔てるこの身体自体が邪魔だ、と。 内に眠らせた悪辣な鬼が貪欲に、魂ごと彼を求め始める。] ……んん………… ふ……っ、 ……は、………… [離れた唇から伝った銀糸を舐め取り、とろんとした瞳で彼を見つめる頃。 己の手が人ならざるものへと回帰しようとしていたのと同様、彼の爪も鋭く変化して伸びているのが見えた。] (-146) 2019/04/21(Sun) 14:52:36 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル[甘えるように頬を擦り付けて、上がってしまった息を整えて。 人の柔らかさを取り戻した腕で強く抱き締めると、香ばしく甘い匂いを肺いっぱいに吸い込んだ。] ……ふ。 こんなに明るいうちから、 箍を外すつもり無かったんですけど…… ……久しぶり、でしたからね。 はい。約束です。 また夜に。 (-147) 2019/04/21(Sun) 14:52:40 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル[この耐え難い餓え、渇きは、人の食料では満たされない。 世間一般の意味合いで襲い襲われるのも、 彼とならばきっと愉しいのだろうけれど。 どんなに身を触れ合わせても、それは一時的なもの。 彼の身を喰らって血肉とし、 己の身もまた彼の一部として貰えるなら。 そうして初めて、本当の意味で満たされる気がするのだ。] (-148) 2019/04/21(Sun) 14:52:45 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル――ふふ、可愛い。 良い反応です。 ……ヴィク。好きです。 [ぴちゃ、と首筋から舌を離して、そのまま耳朶を甘噛みしてから耳元に囁き入れた。 可愛らしくも妖艶な吐息が脳髄を酔わせ、狂わせる。 期待通りの反応が得られたなら、不敵な笑みを浮かべて。 蒼の双眸を食い入るように見つめてから、彼への想いをひとひらの言葉と、重ねた唇に託した。 愛を確かめ合うのは、夜のお楽しみに取っておこう。]* (-149) 2019/04/21(Sun) 14:52:51 |
【人】 裁判官 リーベルト[>>131エビの浮き輪にスイカのビーチボールまでこの場にあったら、僕のテンションは最高潮に達していたと思う。 最初のウォーターガン攻撃は不発に終わってしまったものの、後の西部劇ごっこでノリ良く倒れてくれたなら少年(29)は大はしゃぎした。] 君にみっともない姿は 見せられませんからね……、 身体を動かすと気も紛れますし。 僕は得します。 [こうして触れ合うのも久しぶりだ。 何かと理由を付けて触れたくなるのは君も同じでしょう?と。 悪戯心で下へ下へと指を進めれば色っぽい声が漏れた>>132から、また理性が吹っ飛びそうになった。 ヴィクも、昔に比べれば筋肉は増えていると思う。 三食もやしフルコース生活だった頃はもっと痩せていて、今の心配とはまた違う、生命の危機を感じてしまうレベルだった。 あひるとヴィクのツーショット写真はSNS拡散待ったなしだろう。被写体が最高だし、カメラマンは僕ですからね(自過剰) ヴィクが乗っかって来てフロートがバランスを崩し、二人揃って水中に投げ出された時には。 抱き締められるのとほとんど同時に腕を伸ばしていた。 先刻と違って直に触れる素肌が、温かくて、心地良い。 浮き上がってからも暫しの間、僕から腕を離そうとはしなかった。 ――身体の内から湧き上がる衝動を抑えつけて、 身が離れたなら、折角だから浮力を利用してみようと。 彼を水中でお姫様抱っこして、額にキスを贈ってみたりした。] (141) 2019/04/21(Sun) 14:52:58 |
【人】 裁判官 リーベルト……ええ、本当に。 僕も、此処に君と来れて良かったです。 [プールから上がった後、夕陽を二人で眺めながら。 左頬に思いがけず口付けが贈られた>>133のには抑えきれない破顔のまま、背伸びして同じように口付けを返した。 髪をセットしていないヴィクは新鮮だった。 普段のきりりとシャープな印象とはまた違う、ふわっとした柔らかい雰囲気になっていた。 人に髪を乾かしてもらうのは心地良い。 己の髪は絵に描いたようなストレートで、特にセットせずとも乾かしただけでつるんと丸く頭を覆う。 玉子みたいだなんて言われたこともあった。 ヴィクが髪の指通りの差にショックを受けている様子>>134に気付けば、よしよしと髪を梳きながら慰めた。] あっ、良いですね。 この辺りは街明かりが少ないから、 星が良く見えそうです。 [都会では数える程度の星しか見えない。 星影を落とした夜の海も美しいだろう。 潮風に乗せて清々しい甘美な香りを振り撒く花畑には、夜明け前後に訪れる案に賛成した。 起きられなかったなら、それはそれで。]* (142) 2019/04/21(Sun) 14:53:10 |
【人】 裁判官 リーベルト ─ レストラン ─ [お待ちかねのディナータイム。 量より質派の己の舌も満足させる、流石の高級ディナーだった。 >>135珍しくしっかりと食材を味わうように噛み締めているパートナーの姿もまたご馳走。微笑ましく見守った。] 良いんですか? いただきます。 ……んっ、……美味い。 僕も、お肉分けてあげますね。 [口元へ運ばれたムニエルを味わい、代わりに一口サイズに切り分けたステーキを彼の口元へと。 周囲の視線や黄色い声は気にならない。 昔から、二人で居ると何故か目立った。 その度に「うんうん。ヴィクは格好良いからな」と誇らしい気持ちになったものだが、時々己も含まれていたようだったのは不思議だった。 それももう、慣れてしまった。むしろ見せつけてやれの勢い。 完全に二人の世界な気分になってしまうのも、旅先の非日常感のなせる業。 彼が舞台俳優だと知る人間はこのレストランには居ない様子だったけれど、 『綺麗な子ね』 『どこかの若手俳優さんかしら』 なんてお姉様方の声はあちらこちらから聞こえてくる。 上機嫌で地酒を頂き、ほろ酔いしながらデザートまできっちり完食した。 「ご馳走様でした。美味しかったです」笑顔で会釈しつつ、レストランを後にした。] (143) 2019/04/21(Sun) 14:53:16 |
【人】 裁判官 リーベルト[潮の匂いに混じって、甘い花の香りがする。 日中の暑さは和らいで、頬を撫でる涼やかな夜風が酔いを覚ましてゆく。 食後、提案された通り見晴台へと向かうことにした。 ヴィクの手を取り、指を一本一本絡めて恋人繋ぎにして、ゆっくりと小高い丘へ向かう散策路を歩く。 足元はきちんと整備されているようだったが、何分糸目なので夜目は人並みにしか利かない。 本質に逆らったあるまじき欠陥。 一応は闇に生きる種の出身であるというのに。 それでも月と星の灯りはしっかりと、眩しく判別できる。 街灯は少なく、周辺には民家の明かりも見当たらず、 夜空を見上げれば夏の大三角を見失ってしまいそうな程数多の星々が煌めいている。 丘の上の鐘には、 " 共に鳴らした二人は一生別れない "――なんていかにも観光地らしいロマンチックな伝説があるそうだ。 デートスポットとして有名らしい。 ちらほら、カップルらしい人影も他に見えただろうか。 なだらかな坂を登りきれば、遠くに宝石を散りばめたような美しい夜景が広がっていた。]** (144) 2019/04/21(Sun) 14:53:23 |
【独】 裁判官 リーベルト/* これから鐘鳴らして夜景見てホテル帰って襲いあって寝て起きて早朝花畑見て海に行ってごろだらしてもう一泊くらいしてヴィクを家にお持ち帰りしてあわよくばリコリスに……時間足りなさすぎるな……??? あと1ヶ月は欲しいな???(ペース配分ミス) グルメもまだ全然満喫させてあげられてない……悔しみ…… (-180) 2019/04/21(Sun) 22:13:02 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ お姫様抱っこされれば、抱えられたままの身を乗り出し 先程のように、再び首筋をそっと舐めた後──耳朶を甘噛みした。 ……よし、牙も爪も出ていない。 ──大丈夫、まだ抑えられている。 ]かっこいいぜ、俺の王子様。 王子様が望むのならば、俺は何だって……。 [ 付き合い始め時は過ぎ、既に幾度と肌と唇を重ねてきた。 甘美な吐息に甘露の蜜、時には輝く雫も与え、与えられ続けてきた。 ただし、俺達は互いに”それ以上”のモノを欲し続けている。 ──いや、必要と している 。 ] (-191) 2019/04/21(Sun) 22:43:44 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ 普通の恋人達ならまず必要のないもの。 しかし、俺達にとっては欠かせぬもの。 定期的に搾取し続けなければ、肉体、精神面共に 強烈な渇望を齎し、様々な悪影響が出てしまう。 俺とリーは種が違えど、求めている根本は同じ。 ──“人ならざる者”として、互いに 新鮮な血肉 を欲し続けている。思えば最初に味わったのはリーの方だったが、 その後、俺自身も一度味わってからというもの、 あまりの美味さに衝撃を受けた。 ──これは、絶対に手放せない、と。 ] (-192) 2019/04/21(Sun) 22:43:52 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ 尤も、俺がリーの傍に居続けるのは。 これからの人生、共に生きると決断したのは 当然これだけが理由では無い。 極端な話、飢えの渇望は誰でも満たされるのだから。 第一印象は底辺最悪。 年上なのに保護者のようなことをさせられ、 なるべく話したくない、関わりたくなかった相手。 それなのに気付けば仲良くなっていて、 気付けば親友と呼べる関係になっていた。 俺が自らの失敗で絶望し、奈落の底へと沈んだ時。 奴を完全に信用出来ず、黙って逃げたはずなのに、 足しげく通ってくれて──俺を、救い上げてくれた。 その後、すっかり立派になった奴が、多くの仲間に 慕われる姿を見ることになって。 過去を知っている分、我が子の成長を見守り続けてきた 親の如く誇らしく思うと同時に……ほんの少し、寂しさを感じた。 この時、俺はリーの『一番』で『特別』になりたかった、と悟る。 (-193) 2019/04/21(Sun) 22:44:00 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ 俺はきっと、この先リー無しでは生きていけないのだろう。 あいつが近くに居ない未来が、既に想像出来ない。 あるとすれば、それは再び影に飲まれ、 引き篭もり生活を送っているビジョン。 ──そんな未来、認められるはずもないし、存在させない。 だから、そのことを……。] (-194) 2019/04/21(Sun) 22:44:24 |
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