【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ どうやら、我慢していたのはリーの方もだったようだ。 我慢出来ず、重なるなりすぐに深い口付けを交わしたが、 その反応も可愛いもの。びくりと身が反応し、服を掴まれれば、 優しく背を上下に撫でる。] ……んっ、んん……っ……。 [ 舌を絡めていく間、互いの声が漏れていく。 妖艶な声が聞こえれば、より興奮するのも生物の性。 抱き締める腕にも徐々に力が入るもの。 もし、ドライブ中にアラート音で起こされていたら、原因が あの時のクリーム舐め(エア)だとは思わなかっただろう。 否、確かに俺自身も当時は物足りなかったが。 俺自身は、寝ている間に唇を重ねられていたことには 気付かず、また、夢だと思っていた。 静寂の部屋の中、リップノイズの音がぴちゃ、ぴちゃと、 双方の漏れる声のみが響き渡る。 ──そして、舌を絡ませ合い続けた結果 互いの理性が警告を発するようになった。 (-130) 2019/04/21(Sun) 4:54:23 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ 少しすれば、後頭部を包み込む優しく、温かい手が 何やら蠢いているような気配を感じた。 顔と顔は既に密着しており、後頭部に触れられている 手の様子は見えない。 ただ、包み込んでいたはずの掌が離れ、親指の腹のみ── それもどこか、違和感を覚える感じの触れ方をするように。 指が離れる際、頭に硬いものが当たった気がしたので、 大まかに察することが出来た。 ──恐らく、人のものにしては硬く、鋭過ぎる爪だろう。 とはいっても、己自身も少し前から、 ]牙だけでなく爪も伸び始めていたのだが。 (-131) 2019/04/21(Sun) 4:55:13 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト……ははっ、互いに同じこと考えていたようだな。 久しぶりなのもあって、少し油断してた。 許可も出たことだから、夜を楽しみにしてるぜ……? [ “襲っても良い”。俺達の間では、この言葉の意味が普通と違う。 言われずとも当然襲いたく、襲われたくもある。 落ち着かせる為一旦唇を離し、口元を覆った手の指先には、 鋭く伸びた爪が見えたことだろう。 元に戻そうと落ち着かせていた筈なのに、 牙の辺りを舐められれば、軽く噛みたい衝動に襲われたが、 ここは我慢。そのせいか、爪は早くに引っ込んだものの、 牙はなかなか消えずにいた。 腹いせに軽く噛んでやろうかと思ったが、 そうすればきっと、そのまま本格的に襲っていただろう。 久々に感じた温もり、良い匂いに、既に理性を抑えられずにいる。 そのまま早くも愛を確かめ合うコースとなる確率も、 それなりにあったのだろう。] (-132) 2019/04/21(Sun) 4:55:21 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルトへっ、良い声出、っ……んッ……。 [ 首筋を舐めた際に漏れた声は、愛らしく艶っぽい、と感じた時。 宝石のような赤紫の瞳が、突き刺すように俺を睨んでいた。 ──やはり、美しい。 仕返しされ変な声が出たが、所詮は小さいこと。 既に睨まれたことすらご褒美である。 赤紫水晶をまじまじと見つめてから、唇が重なる味に酔いしれた。 結局は調子に乗り、再び重なった唇を舐めてしまったのだが。]* (-133) 2019/04/21(Sun) 4:56:45 |
【人】 裁判官 リーベルト─ 回想・室内〜プール ─ [>>130「悪くない」と写真を褒められれば、 ふふんと得意げに口角が上がってしまう。 学生時代のバイト先でも、ヴィクはこんな風に何かと己を褒めてくれた。 素人でもそれなりの写真が撮れるのは、最新技術の詰め込まれた携帯機器と写真アプリの恩恵に過ぎない。 それでも、褒められると素直に嬉しい。 SNS映えする写真がどういったものかは解らないけれど、 他ならぬ彼のご依頼とあらば断る理由は何もない。 己の挙動が相手の瞳に可愛く映ってしまっているのは想定外。 不本意なよしよしに頬を膨らませつつ、居心地良さから糸目がより細まってしまうのは最早条件反射。 一緒に写真をとお願いするとすぐさま映りを意識したポーズを取れるところは、流石現役の俳優さんだ。 僕は空いた方の手の親指と人差し指を重ねて、指先で小さなハートを作ってみることくらいしか能がなかった。 撮影した写真は、即待ち受けに設定した。 最愛の人に肩を寄せられた自分が、幸せそうに写っていた。] (140) 2019/04/21(Sun) 14:52:30 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル[艶かしい水音と、荒く熱い息遣い。 時折漏れる互いの声が静かな室内に響いて、鼓膜を支配する。 優しく背を撫でてくれる手も、強く抱きしめてくれる腕も、 ともすれば意識が飛んでしまいそうな程に気持ち良くて、 それ以上に、 ――もどかしさが募っていく。 自分が自分でなくなっていく感覚。 それでいてどこか、満たされない胸懐。 出発前や車中やサービスエリアでこれまで中途半端なお預けを食らってきたことを思えば、ずっと素晴らしい時間を過ごせているというのに。 どんなに身を触れ合わせても、深く唇を重ねても、競い合うように舌を絡ませ続けてさえも。 いっそ彼と己を隔てるこの身体自体が邪魔だ、と。 内に眠らせた悪辣な鬼が貪欲に、魂ごと彼を求め始める。] ……んん………… ふ……っ、 ……は、………… [離れた唇から伝った銀糸を舐め取り、とろんとした瞳で彼を見つめる頃。 己の手が人ならざるものへと回帰しようとしていたのと同様、彼の爪も鋭く変化して伸びているのが見えた。] (-146) 2019/04/21(Sun) 14:52:36 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル[甘えるように頬を擦り付けて、上がってしまった息を整えて。 人の柔らかさを取り戻した腕で強く抱き締めると、香ばしく甘い匂いを肺いっぱいに吸い込んだ。] ……ふ。 こんなに明るいうちから、 箍を外すつもり無かったんですけど…… ……久しぶり、でしたからね。 はい。約束です。 また夜に。 (-147) 2019/04/21(Sun) 14:52:40 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル[この耐え難い餓え、渇きは、人の食料では満たされない。 世間一般の意味合いで襲い襲われるのも、 彼とならばきっと愉しいのだろうけれど。 どんなに身を触れ合わせても、それは一時的なもの。 彼の身を喰らって血肉とし、 己の身もまた彼の一部として貰えるなら。 そうして初めて、本当の意味で満たされる気がするのだ。] (-148) 2019/04/21(Sun) 14:52:45 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル――ふふ、可愛い。 良い反応です。 ……ヴィク。好きです。 [ぴちゃ、と首筋から舌を離して、そのまま耳朶を甘噛みしてから耳元に囁き入れた。 可愛らしくも妖艶な吐息が脳髄を酔わせ、狂わせる。 期待通りの反応が得られたなら、不敵な笑みを浮かべて。 蒼の双眸を食い入るように見つめてから、彼への想いをひとひらの言葉と、重ねた唇に託した。 愛を確かめ合うのは、夜のお楽しみに取っておこう。]* (-149) 2019/04/21(Sun) 14:52:51 |
【人】 裁判官 リーベルト[>>131エビの浮き輪にスイカのビーチボールまでこの場にあったら、僕のテンションは最高潮に達していたと思う。 最初のウォーターガン攻撃は不発に終わってしまったものの、後の西部劇ごっこでノリ良く倒れてくれたなら少年(29)は大はしゃぎした。] 君にみっともない姿は 見せられませんからね……、 身体を動かすと気も紛れますし。 僕は得します。 [こうして触れ合うのも久しぶりだ。 何かと理由を付けて触れたくなるのは君も同じでしょう?と。 悪戯心で下へ下へと指を進めれば色っぽい声が漏れた>>132から、また理性が吹っ飛びそうになった。 ヴィクも、昔に比べれば筋肉は増えていると思う。 三食もやしフルコース生活だった頃はもっと痩せていて、今の心配とはまた違う、生命の危機を感じてしまうレベルだった。 あひるとヴィクのツーショット写真はSNS拡散待ったなしだろう。被写体が最高だし、カメラマンは僕ですからね(自過剰) ヴィクが乗っかって来てフロートがバランスを崩し、二人揃って水中に投げ出された時には。 抱き締められるのとほとんど同時に腕を伸ばしていた。 先刻と違って直に触れる素肌が、温かくて、心地良い。 浮き上がってからも暫しの間、僕から腕を離そうとはしなかった。 ――身体の内から湧き上がる衝動を抑えつけて、 身が離れたなら、折角だから浮力を利用してみようと。 彼を水中でお姫様抱っこして、額にキスを贈ってみたりした。] (141) 2019/04/21(Sun) 14:52:58 |
【人】 裁判官 リーベルト……ええ、本当に。 僕も、此処に君と来れて良かったです。 [プールから上がった後、夕陽を二人で眺めながら。 左頬に思いがけず口付けが贈られた>>133のには抑えきれない破顔のまま、背伸びして同じように口付けを返した。 髪をセットしていないヴィクは新鮮だった。 普段のきりりとシャープな印象とはまた違う、ふわっとした柔らかい雰囲気になっていた。 人に髪を乾かしてもらうのは心地良い。 己の髪は絵に描いたようなストレートで、特にセットせずとも乾かしただけでつるんと丸く頭を覆う。 玉子みたいだなんて言われたこともあった。 ヴィクが髪の指通りの差にショックを受けている様子>>134に気付けば、よしよしと髪を梳きながら慰めた。] あっ、良いですね。 この辺りは街明かりが少ないから、 星が良く見えそうです。 [都会では数える程度の星しか見えない。 星影を落とした夜の海も美しいだろう。 潮風に乗せて清々しい甘美な香りを振り撒く花畑には、夜明け前後に訪れる案に賛成した。 起きられなかったなら、それはそれで。]* (142) 2019/04/21(Sun) 14:53:10 |
【人】 裁判官 リーベルト ─ レストラン ─ [お待ちかねのディナータイム。 量より質派の己の舌も満足させる、流石の高級ディナーだった。 >>135珍しくしっかりと食材を味わうように噛み締めているパートナーの姿もまたご馳走。微笑ましく見守った。] 良いんですか? いただきます。 ……んっ、……美味い。 僕も、お肉分けてあげますね。 [口元へ運ばれたムニエルを味わい、代わりに一口サイズに切り分けたステーキを彼の口元へと。 周囲の視線や黄色い声は気にならない。 昔から、二人で居ると何故か目立った。 その度に「うんうん。ヴィクは格好良いからな」と誇らしい気持ちになったものだが、時々己も含まれていたようだったのは不思議だった。 それももう、慣れてしまった。むしろ見せつけてやれの勢い。 完全に二人の世界な気分になってしまうのも、旅先の非日常感のなせる業。 彼が舞台俳優だと知る人間はこのレストランには居ない様子だったけれど、 『綺麗な子ね』 『どこかの若手俳優さんかしら』 なんてお姉様方の声はあちらこちらから聞こえてくる。 上機嫌で地酒を頂き、ほろ酔いしながらデザートまできっちり完食した。 「ご馳走様でした。美味しかったです」笑顔で会釈しつつ、レストランを後にした。] (143) 2019/04/21(Sun) 14:53:16 |
【人】 裁判官 リーベルト[潮の匂いに混じって、甘い花の香りがする。 日中の暑さは和らいで、頬を撫でる涼やかな夜風が酔いを覚ましてゆく。 食後、提案された通り見晴台へと向かうことにした。 ヴィクの手を取り、指を一本一本絡めて恋人繋ぎにして、ゆっくりと小高い丘へ向かう散策路を歩く。 足元はきちんと整備されているようだったが、何分糸目なので夜目は人並みにしか利かない。 本質に逆らったあるまじき欠陥。 一応は闇に生きる種の出身であるというのに。 それでも月と星の灯りはしっかりと、眩しく判別できる。 街灯は少なく、周辺には民家の明かりも見当たらず、 夜空を見上げれば夏の大三角を見失ってしまいそうな程数多の星々が煌めいている。 丘の上の鐘には、 " 共に鳴らした二人は一生別れない "――なんていかにも観光地らしいロマンチックな伝説があるそうだ。 デートスポットとして有名らしい。 ちらほら、カップルらしい人影も他に見えただろうか。 なだらかな坂を登りきれば、遠くに宝石を散りばめたような美しい夜景が広がっていた。]** (144) 2019/04/21(Sun) 14:53:23 |
【独】 裁判官 リーベルト/* これから鐘鳴らして夜景見てホテル帰って襲いあって寝て起きて早朝花畑見て海に行ってごろだらしてもう一泊くらいしてヴィクを家にお持ち帰りしてあわよくばリコリスに……時間足りなさすぎるな……??? あと1ヶ月は欲しいな???(ペース配分ミス) グルメもまだ全然満喫させてあげられてない……悔しみ…… (-180) 2019/04/21(Sun) 22:13:02 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ お姫様抱っこされれば、抱えられたままの身を乗り出し 先程のように、再び首筋をそっと舐めた後──耳朶を甘噛みした。 ……よし、牙も爪も出ていない。 ──大丈夫、まだ抑えられている。 ]かっこいいぜ、俺の王子様。 王子様が望むのならば、俺は何だって……。 [ 付き合い始め時は過ぎ、既に幾度と肌と唇を重ねてきた。 甘美な吐息に甘露の蜜、時には輝く雫も与え、与えられ続けてきた。 ただし、俺達は互いに”それ以上”のモノを欲し続けている。 ──いや、必要と している 。 ] (-191) 2019/04/21(Sun) 22:43:44 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ 普通の恋人達ならまず必要のないもの。 しかし、俺達にとっては欠かせぬもの。 定期的に搾取し続けなければ、肉体、精神面共に 強烈な渇望を齎し、様々な悪影響が出てしまう。 俺とリーは種が違えど、求めている根本は同じ。 ──“人ならざる者”として、互いに 新鮮な血肉 を欲し続けている。思えば最初に味わったのはリーの方だったが、 その後、俺自身も一度味わってからというもの、 あまりの美味さに衝撃を受けた。 ──これは、絶対に手放せない、と。 ] (-192) 2019/04/21(Sun) 22:43:52 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ 尤も、俺がリーの傍に居続けるのは。 これからの人生、共に生きると決断したのは 当然これだけが理由では無い。 極端な話、飢えの渇望は誰でも満たされるのだから。 第一印象は底辺最悪。 年上なのに保護者のようなことをさせられ、 なるべく話したくない、関わりたくなかった相手。 それなのに気付けば仲良くなっていて、 気付けば親友と呼べる関係になっていた。 俺が自らの失敗で絶望し、奈落の底へと沈んだ時。 奴を完全に信用出来ず、黙って逃げたはずなのに、 足しげく通ってくれて──俺を、救い上げてくれた。 その後、すっかり立派になった奴が、多くの仲間に 慕われる姿を見ることになって。 過去を知っている分、我が子の成長を見守り続けてきた 親の如く誇らしく思うと同時に……ほんの少し、寂しさを感じた。 この時、俺はリーの『一番』で『特別』になりたかった、と悟る。 (-193) 2019/04/21(Sun) 22:44:00 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ 俺はきっと、この先リー無しでは生きていけないのだろう。 あいつが近くに居ない未来が、既に想像出来ない。 あるとすれば、それは再び影に飲まれ、 引き篭もり生活を送っているビジョン。 ──そんな未来、認められるはずもないし、存在させない。 だから、そのことを……。] (-194) 2019/04/21(Sun) 22:44:24 |
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