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【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 贄の羊 アンタレス「ネズミじゃないわ」 自身の口から飛び出した言葉に首を傾げる。 似たようなことをどこかで言ったような―― 「……わたし、あんたとどこかで会ったことあるかしら」 (-19) 2021/04/26(Mon) 22:17:58 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+94 シトゥラ 傷をなぞっていた手をするりと首の後ろへ回す。 指をさしこんで、翠の髪を弄ぶ。薄く笑む。 瞼を伏せながらかんばせを近づけて。 「……そんなに呼ばなくたって、聞こえてるわ」 青年の声で呼ばわれることがいちばん好きなくせ、 囁きかけるのはそんな憎まれ口。 そうして拙く、掠めるような口づけを贈る。 (+13) 2021/04/26(Mon) 23:08:39 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア (+28) 2021/04/27(Tue) 0:52:33 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア (+29) 2021/04/27(Tue) 0:53:21 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア少女の瞳が、残虐な色に染まる。 血の餓えた獣の瞳。 すき この瞳をする瞬間が、一番綺麗だ。 髪を撫でた。戯れのようなキスを一つ。 少女の白い手を掴んで、その指先にひとつひとつを唇で辿る。 それは愛の表現か、それとも捕食する前の“味見”か。 「欲しいなら、求めてください。 アンタが欲しがるんですよ──ニア。 おねだりが上手く出来たのなら、僕を殺していい。 それが出来ないのなら、僕がアンタを殺してしまうから」 くつくつと喉を鳴らした。 出来ないだろう、と青年は挑発をしている。 目の前の青年は、やすやすと獲物になるつもりは無い。 油断したら、簡単に少女の命なんて摘み取ってしまえる。 「どうしますか?」 冷たい夜の気配が、夕焼けを滲ませる。 この部屋はとても静かだ。 ふたりの呼吸さえ、容易く拾えるほどに。 (-59) 2021/04/27(Tue) 1:03:01 |
【秘】 村人 ニア → 壊れた時報 キュー/* 応相談とのことだったので、相談に来たわ。 お久しぶり、餓死した餓狼よ。その節はごめんね。 狼さん、墓下は見えているかしら…?と思って。 (役職的に見えてもいい権利はあると思うけれど、設定的にはどうかしら) ひとまず、折を見て表でちょっかいをかけてもいい? 見えてなかったら、無視してくれていいわ。 見えてるなら、そこから会話できるとうれしいわ。秘話の方が良ければ、そちらに移行の形で。 (-62) 2021/04/27(Tue) 1:17:41 |
【秘】 贄の羊 アンタレス → 村人 ニア「………」 此方へ来た時に記憶に障害がでたのか、はたまた忘れたふりをしているのかはわからないが、そんな事は自分には関係ない。 ただただ不快そうに顔を歪めて。 「全く……羨ましいことだ」 自分だっていっそ全てを忘れたかった。 行き場のない恨み言を貴方に聞こえない程の声量で呟いて。 「さぁ……君が覚えていないなら気のせいだろ 記憶探しに付き合わせたいなら“お友達”にでも頼むといい」 (-93) 2021/04/27(Tue) 2:15:22 |
【秘】 壊れた時報 キュー → 村人 ニア/* お話はOK!! すこ〜し自分の設定と向き合う時間をください。 やりとりは何某かで可能な設定をしています。 ٩(ˊᗜˋ*)و (とりあえず踊っておくぜ)(既読スタンプです) (-100) 2021/04/27(Tue) 2:30:37 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+32 サダル どんどんと手の動きが鈍っていき。 「…………、」 口を引き結び、もどかしげに視線を彷徨わせる。 それから、きっ、と睨みつけ、 ちょうど掴んでいたタオルでぐいと彼の目元を隠して。 「……あんたが嫌いとは、言ってないわ」 頼りない声で、小さく呟く。 その続きは胸のうちにしまい込んだまま。 ――わたし、誰でもいいような、 他に代わりがいるようなひとにこんなことしないわよ。 (+48) 2021/04/27(Tue) 3:09:34 |
【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 贄の羊 アンタレス「そう。……、そう」 頷く。少しだけ、納得いかなそうに。 ……やっぱりこの ムカつく 感じ、どことなく覚えがあるのだけど。なんてことを思った。 「べつに探してないわ。それに、友達なんていないし」 呟きは耳に届かず、投げられた言葉に返事をしつつ、 腕を背中側にまわして指を軽く絡めながら、壁にもたれる。 会話をやめるつもりは、まだまだないらしい。 「あんたこそ、こんなところでなにしてるの」 /*さらっと日付更新を跨いじゃってたわね…。お返事がスローペースでごめんなさい…! (-109) 2021/04/27(Tue) 3:37:48 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+46 シトゥラ 「……、……そう、残念だったわね」 ――可愛くなくって。 そんな含みを感じとれる、不自然な間を置きながら。 「適当なことを言うのはやめてちょうだい。 寝ている女の子に手を出すのって、不作法だと思うわ」 理不尽かつ不名誉な言いがかり。 ……少女からすれば、たったいま眠りから覚めたところだ。 (+51) 2021/04/27(Tue) 4:48:54 |
【秘】 村人 ニア → 壊れた時報 キュー/*ありがとう。いつでも大丈夫なので、ごゆっくり。 余裕があればの話だから、他を優先してちょうだいね。これには返信不要よ。 (-113) 2021/04/27(Tue) 9:51:06 |
【秘】 贄の羊 アンタレス → 村人 ニア追い払えないとわかると半ば諦めた様子で息をつく 「……私は…消えるのを待ってる」 ポツリと零す。 「俺はもう用済みなのだし、一足先に削除してくれてもいいのにね」 裏と表の口調や一人称がごちゃごちゃになっている。 (-118) 2021/04/27(Tue) 11:11:20 |
【秘】 村人 ニア → ■■■■ シトゥラ 短く息を吸い込む音が響いて。 いっとき、少女の呼吸音が途絶える。 ――横たわった静寂を割くように、細く息を吐き出す。 じっと息をひそめながら、逃げ道を探って。 ひたと目を見据え、湿らせた唇を慎重に動かす。 「……簡単に言うわね。 あんた、そのお綺麗な手でちゃんと殺せるつもり?」 ……初めから、追いかけているのは青年のほう。 少女が辿っているのは、獲物の足跡などではない。 幼さを残したままの少女は、そんなことにも気づかない。 「死に損なって、苦しい思いをするのなんてご免だわ。 ねえ、シトゥラ。あんたはわたしを上手に殺せるのかしら」 (-122) 2021/04/27(Tue) 11:56:22 |
【秘】 村人 ニア → ■■■■ シトゥラ(→) 辿られた指先で唇をなぞり返しながら並べ立てて。 最後に爪の先で引っ掻いたのは、きっと、挑発のしるし。 /*描写漏れしたので補完です。 (-125) 2021/04/27(Tue) 12:23:54 |
【秘】 村人 ニア → ■■■■ シトゥラ/*補完したぶん、「挑発」→「抵抗」のミスです…!ごめんなさい! (挑発では…殺せと言っていることになってしまうわ…) (-126) 2021/04/27(Tue) 12:28:09 |
【秘】 壊れた時報 キュー → N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア/* ハローハロー、今日も貴方の当方です。 餓死の時の事はNo problem! 耽美を吸いました。Foo... キューは、墓下の"情報"を一部取得しています。 『壊れた時報』は、近くにいる場合には存在を認識できる可能性があります。 『もうひとり』は、会わずとも脳内に直接語りかければレスポンスがあります。 二人が同時に主体である(或いは一レス毎に等、頻繁に入れ代わる)ことはほぼありません。 キューは街を歩いています。基本的に足を止めません。(声かけ等があれば別です。) 当方、夜に通常発言にて引っ掻き回し行為をする予定です。なので、全茶→秘匿移行が焦らずにやれていいかなというところ。当方、ニアのお声かけが嬉しくて小躍りしていました。やっふ〜、kiss...... (-127) 2021/04/27(Tue) 12:43:47 |
【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 贄の羊 アンタレス「削除? 変な言い方をするのね。 なんだか話し方も変わってるし、変なひと」 ここにいる少女はこの世界について、 おおよそNPCと変わらない認識をしている。 仮想世界やβテストについては理解がない。 「そんなに嫌なことがあったのかしら。 ひどい死に方でもした? ……わたし、聞いてあげてもいいわよ」 今ここにいるのは、壊れた『村人』。 過去に犯した罪、出会った人、そしてこれからのこと。 すべてに目を瞑って、ただの少女のような振る舞いをする。 (-128) 2021/04/27(Tue) 12:45:04 |
【秘】 贄の羊 アンタレス → 村人 ニア「…………。 いや……なんてことはないよ ただ不要な物が切除されただけにすぎない ありふれた死にざまだ」 蠍はありのままに自分の死を受け入れている。 記憶をなくし、全ての責から解き放たれた彼女は今や通りすがりのノラ猫にも等しい。 無関係な人間に語るような言葉は思いつかなかった。 (-130) 2021/04/27(Tue) 13:22:28 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+52 サダル その声に、驚いたようにぱちぱちと瞬く。 あれはやっぱりこの人の声だったんだわ、と思った。 彼が目元を擦る一瞬、 見えないのをいいことに目を細めて微かに笑む。 「……ほんと、お人好し。 人殺しに懐かれて喜ぶなんて、馬鹿ね」 (→) (+63) 2021/04/27(Tue) 14:21:02 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+52 >>+63 サダル しかしその表情も気取られぬうちに消してしまって。 さりげなく懐いていることを認めているがそれはいいのか? 「あんた、声が出るようになったのね。 ……出せるのに隠していたわけじゃないわよね?」 確かめる調子で口にしたのち、訝る声を上げる。 そうだとしても、自分のほうが何倍もひどい隠し事をして―― そして未だその口で訂正していないくせに。 「そもそも、どうして出なかったの? ほんとにただの風邪ってわけでもないでしょう」 デリカシーの欠片もなく、根掘り葉掘り。 年頃の女の子の ゴシップ好き 好奇心ってちょっとすごいのだ。 (+64) 2021/04/27(Tue) 14:28:54 |
【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 贄の羊 アンタレス ふうん、と気のあるんだかないんだか怪しい相槌。 背中側にまわしていた手を、体の前で組みかえる。 「随分と割り切っているのね。 そんなにつまらない人生だった?」 読み込みエラーを起こしていようが、 記憶喪失になろうが、口と態度の悪さはどこまでも健在だ。 (-138) 2021/04/27(Tue) 15:08:08 |
【秘】 贄の羊 アンタレス → 村人 ニア「“私”にとっては、かけがえのない大切な人生だった。 彼女達に貰った愛は俺の宝物だからな…… 後悔はあれど、不満はない」 例えそれが偽りの物だったとしても、あの気持ちは紛い物ではないと信じたかった。 「君は楽しかったかい?」 記憶のない貴方に敢えて問う。 (-144) 2021/04/27(Tue) 16:54:21 |
【秘】 村人 ニア → 壊れた時報 キュー/* どちらのキューに話しかけるか迷っているうちにお返事がこんな時間になっちゃったわ…。 そちらの予定している動きが落ち着いてから、改めて話しかけさせてもらうわね。 今のところ『壊れた時報』のほうに話しかけるつもり。 イベント、22時半頃からよね? 楽しみにしてるわ。楽しんでね。墓下から見守ってるわね。 (-161) 2021/04/27(Tue) 21:00:40 |
【秘】 壊れた時報 キュー → 村人 ニア/* ٩(ˊᗜˋ*)و (既読すたんぷ) (緊張により死滅した語彙を誤魔化す踊り)(たのしい) (-164) 2021/04/27(Tue) 21:03:34 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+68 シトゥラ うるさい、と悪態をつきながら、 髪を掴んでいた手を放す。 離れる体温を寂しく思った。 「 ダメに決まってるでしょ。 ……どこまで馬鹿なのかしら」 間髪入れず、笑顔をじとりと睨んで。 「――それで、ここはどこ? 死に損なった、ってわけでもないわよね」 (+80) 2021/04/27(Tue) 21:21:31 |
ニアは、その音と、いくらかの声を聞いた。ふたつの声は少女に届いた。 (c83) 2021/04/27(Tue) 23:33:46 |
ニアは、[データ読み込み中…] (c84) 2021/04/27(Tue) 23:34:03 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア ! 『キュー』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… ! 『シータの痕』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… ! 『ラム』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… ! 『ガルデニア』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… ! 『モス』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… ! 『フール』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… ! 『“死”に触れたい』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… (+92) 2021/04/27(Tue) 23:34:13 |
ニアは、[データの読み込みが完了しました。] (c85) 2021/04/27(Tue) 23:35:06 |
ニアは、これ以降、罪から目を逸らすことを許されません。 (c86) 2021/04/27(Tue) 23:35:33 |
【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 贄の羊 アンタレス「そう。――よかったわね。 あんたにとって、良い人生だったのなら」 今、ここにいる少女はまだ思い出していない。 この世界のこと。―― ここではない世界 のこと。だから他人事のように、けれど心からあなたの人生を祝う。 (→) (-234) 2021/04/28(Wed) 1:21:27 |
【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 贄の羊 アンタレス「知らないわ。 ――でも、悪い人生じゃなかったはずよ」 そうして、問いにはつまらなさそうな顔と、 やわらかさが隠しきれていない声で呟く。 こうなってもたったひとり、覚えているひとを想って。 「会いたいひとがいるの。 ……どこにいるんだか、知らないけれど」 そんなひとが出来たくらいには、 悪くない人生だった。きっと、そのはずだから。 (-235) 2021/04/28(Wed) 1:23:04 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア青年は少女の抵抗に微笑んだ。 少女の腕を掴んで、強く引いた。 体勢を崩した少女の肩を押して組み敷く。 「そんな細やかな抵抗で、僕をどうにかできると? バカにしてるんですか──ああ、違ったか。 それがアンタなりの懇願ですか?」 声が、嘲るようなものに変わる。 その白い喉を撫でて、爪で辿った。 「本当にアンタは、僕を煽るのが巧い。 今ここで僕がその気になれば、死ぬんですよ。 武器もないアンタの抵抗なんて何の意味もない。 アンタがどんなに餓えた獣でも、 体は非力なただの少女なんですから」 (-243) 2021/04/28(Wed) 1:42:58 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+97 シトゥラ 「……うるさい」 一度きつく睨みつけてから、 視線を逸らす。 裏腹に、指をきゅ、と摘まむ。 「お上手だったようで何よりね」 そっけない調子でそう言って、 すり、と指のはらを擦り合わせて。 つけ加える声は小さなもの。 「…………後で逝くっていうのも、ちゃんと守ってくれたみたいだし」 (+100) 2021/04/28(Wed) 2:12:44 |
【秘】 贄の羊 アンタレス → 村人 ニア「それはよかった……本当に」 記憶をなくしても悪い人生じゃなかったと口にする彼女に、 目を伏せたまま、僅かに口元が緩んだ。 「なら、こんな所でモブと話している場合じゃないだろ? 早くいっておいで……時間は有限なのだから」 (-251) 2021/04/28(Wed) 2:53:58 |
【秘】 村人 ニア → ■■■■ シトゥラ 華奢な体は容易く組み敷かれる。 逃れようと仰反る喉。 細く白い急所が晒される。だというのに、 「懇願なんてするわけないって、分からない? 随分とお粗末な感受性なのね。傲慢で、身勝手」 鋭い視線で、減らない口で。 食らうのはこちら側だと主張する。 そうして、枕の下に忍ばせた爪を突き立てる隙を伺っている。 「……ああ、だからかしら。 “非力な少女”を組み敷いて、酷いことばかりを言うのは」 ほころぶような笑みをかたちづくる唇から漏らすのは、 わざとらしく、甘やかな囁き。 「――――乱暴者」 (-267) 2021/04/28(Wed) 12:58:34 |
【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 贄の羊 アンタレス「そう、……そうね。もう、行かなくちゃ」 壁から背を浮かせる。 口ではそう言いながらも近づいて、顔を覗き込む。 「――ねえ、ほんとに……会ったことはない? あんたは会いたいひととは違うけれど……」 続く言葉が見つからず、口を閉ざす。 薄紫の瞳で、赤色を見つめる。 今はまだ、 データの 奥深くに眠っている言葉。――また明日、会えると思ってた人ではあるのよ。 (-273) 2021/04/28(Wed) 14:16:05 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+101 シトゥラ 目を瞑って、小さく首を振る。 くすぐったげに。 「あんたが置いていかせたんでしょ」 責任を押しつけないで、と続ける声の温度は低い。 どうやら、しっかり根に持っている。 離れぬよう、指を深く絡ませる。 「…………あんたこそ、こんなところまで連れてきて。 手を引いた責任、取るつもりはあるんでしょうね」 現在の 少女にとって、ここは死後の世界とさほど変わりない。この時間のここにいる 少女は、目の前の青年以外のことは目に映らない。! データが破損しています。 修復しますか? (+123) 2021/04/28(Wed) 14:35:19 |
【秘】 贄の羊 アンタレス → 村人 ニア「…………」 貴方の方へと視線を向けてじっと見つめる。 投げかけられた問いかけに逡巡して、やがて口を開く。 「……──あぁ、俺は知らないな。 きっと人違いか何かだろう」 本当の事を告げた所で、何も変わらない。 思い出したとて、自分という存在は彼女にとってのノイズにしかならないのだ。 ならばこのまま都合よく何もかも忘れて会いたい人とやらに会えた方が幸せだろう。 「さようならネズミちゃん もう二度とこんな場所に迷い込んではいけないよ」 お幸せに。とわざとらしいひょうきんな仕草でひらりと手を振ってみせた。 (-279) 2021/04/28(Wed) 16:12:48 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア「それを、受け入れたのはアンタです。 拒まずにそれを善しとした。 僕の手を振り払えずに、こんなところまで来てしまった。 打算という言葉に惑わされて、優しさを受け入れてしまった。 かわいい ──滑稽ですね、ニア」 微かに声を立てて、笑った。 白い喉に、手を掛ける。 ……………。 もし、あの時拒絶していてくれたなら。 こんなことは、しなくて済んだ? 窓の外、陰る空が雨を落とす音がする。 窓を叩く微かな音が部屋に響いた。 「でも、その乱暴な僕が好きなんでしょう。 連れて行って、欲しいと願ったんでしょ」 僕はアンタに生きて欲しかった。 ただ、傍に居る他愛ない時間が訪れたなら。僕とアンタが、同じ側だったなら。 少女の瞳は、強い意志を持っている。 ──けして、手折られるだけの花ではない、と。 少女の唇を塞ぐ。 これで、終わりだ。 これ以上、何かを言わせない。抵抗なんてさせない。 「……ニア、口を開けてください」 青年は一度唇を離して囁いた。 (-293) 2021/04/28(Wed) 19:48:39 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+106 サダル 「お人好し過ぎるのよ、あんた。 だから気疲れしてそんなことになるんだわ」 『気を遣う』の対義にある少女は不遜にそう言う。 どこか苛立つ理由は、少女自身にも分からない。 その理由は、彼が優しさで苦しんでいるように思えるから。 ――苦しむくらいなら、みんなに優しくなんてしなければいいのに。 その思考は少女の奥深くにあって、言葉として浮かび上がってはこない。 「 ど、 こがって…… 」跳ね上がる声に内心の動揺がありありと表れる。 好きじゃないわ、という逃げ道を自分で絶ってしまった。 「……あのひとに会っても、内緒よ?」 そう言いながら辺りを一瞬見回し、人影のないことを確認し。 耳元に口を寄せ、それを手で隠しながらこそりと囁く。 「あのね――」 ――少女には、隠し事への負い目がほんの少しだけある。 特に、目の前の彼には。それに―― (→) (+134) 2021/04/28(Wed) 21:22:40 |
【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 見物人 サダル>>+106 >>+134 ――甘いお菓子と、恋の話。女の子の大好物。 例に漏れず、この少女もそれらが嫌いではなかった。 けれど、やっぱりどうしたって意地っ張りで、 素直になることが苦手なので。一言だけ、小さな小さな声で。 「――わたしを求めてくれるところが、いちばん好き」 (→) (-296) 2021/04/28(Wed) 21:30:19 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+106 >>+134 サダル 「――うるさいし、胡散臭いし、酷いことを言うしするし 八方美人で自分勝手だし意地悪だし うるさいけど 」寄せていた口と手を離しながら、 誤魔化すように口早に並べ立てる。 わずかに赤い頬だけが、名残をのこしている。 (+135) 2021/04/28(Wed) 21:33:27 |
【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 贄の羊 アンタレス「だから、ネズミじゃないわ」 言いながら、ぱち、と瞬く。 ――また、既視感。 「……気が向いたら、構いに来てあげる。 あんた、こんなところでひとりじゃつまらないでしょ」 口ばかりが達者な、構ってほしがりの少女は、 そう言い残して路地の出口へ向かう。 ――そうして、ふっ、と。 空気に溶けるように、その姿を消すことだろう。 (-305) 2021/04/28(Wed) 22:02:42 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+130 シトゥラ 青年の手を大人しく受け入れる。 「そうね。言葉ではいくらだって嘘がつけるもの」 あっさりと肯定を返す。 売り言葉に買い言葉が加速している気がするが、 少女は止め方を知らない。 「どう、って……。 (……ベタなのだってたまには悪くないと思うわ。) …………自分で考えたら?」 特段、思いつかなかったらしい。 隠した本音のほかには。 (+140) 2021/04/28(Wed) 23:01:59 |
【秘】 村人 ニア → ■■■■ シトゥラ 青年の笑い声に心臓が跳ねる。 それはきっと恐怖ばかりではなく。 微かな雨音の中、彼の口が動くのを見ていた。 ――本当によく回る口ね。 でもあんた、わたしに嘘はつかなかったと思うわ。 唇が重なって、声を封じられて。 口づけに高鳴る胸が憎らしい。 言葉になる前の想いが飲み下されていく。 ――好きかなんてこたえてあげない。あんたが塞いだのよ。 言いもしないくせ、そんな言い訳をする。 喉に掛ける手からは、少女の脈が伝わるはずだ。 その胸はずっと、早鐘のように鳴り続けている。 ――死ぬのは、こわい。でも、仕方ないじゃない。生かし方なんて知らないんだもの。 どうやったらあんたが死なずに済むのか、答えを出せなかったんだもの。 離される唇。なおも抵抗を口にしようとしたか、 それとも青年の言葉に従ったのか。 薄く――ほんの、わずかだけ。 唇をひらいた。 嘘つきで、肝心なことには噤んでばかりの小さな口を。 (-330) 2021/04/29(Thu) 2:22:56 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア少女の鼓動を感じる。 これを、今から止めるのだと思う。 少女の温もりを感じる。 これを、今から失うのだと思う。 喉に掛けていた手を離す。 「ニア、」 開いた唇を舌で辿る。そのまま、少女の舌を求めた。 深く貪るような口付けを繰り返す。 泣き出しそうな気持ちになる。僕は、泣いたことなんて無いのに、 愛しさと、湧き上がる欲に頭がくらくらする。 違う、これは悲しんでいるわけじゃない。 抱きしめて、その柔らかさに──香りに。 今から失うものの大きさを知った。 「………は」 雨の音がする。 この雨が止んだら、この雨が止むころには。 きっと、全てが終わっている。 「ねえ、ニア。 ──アンタが一緒に居てくれるのは、まだ生きてる間だけですか。また、もし、出会えたら。そんな、約束は厭ですか?」 青年らしくない言葉だと知っている。 けれどこんな終わり方のまま、彼女と離れたくは無かった。 (-340) 2021/04/29(Thu) 3:18:39 |
【秘】 贄の羊 アンタレス → 村人 ニア結構だ。と呆れた様子で口にするも、貴方の耳には届かなかったかもしれない。 もうこれ以上知り合いに失望したくない蠍は、貴方が再びここへ来たとしても理由がない限りは恐らく姿を隠している。 彼女にしてみれば記憶がない故の言動だったのかもしれないが、それでもこの世界の人間に不要とされた存在に目を向けてくれた事実だけは心に留めていることだろう。 (-350) 2021/04/29(Thu) 11:24:40 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+142 シトゥラ 「あんたはやっぱり、胡散臭いしうるさいわね」 青年の手を取って、薬指に残る痕を見る。 そうして、歯を立てずに食んで。 顔を上げて、目を細めて。淡く微笑みかける。 「……それじゃ、わたしもそうするわ。 もうちょっとあんたに付き合ってあげる。 どう? 寂しがりさん。――――嬉しいかしら」 そう返す。 ――くれたのと、おんなじだけを。 (+161) 2021/04/29(Thu) 11:37:54 |
ニアは、路地裏から姿を消した。 (c138) 2021/04/29(Thu) 11:50:23 |
【秘】 村人 ニア → ■■■■ シトゥラ 深く、貪るような口づけに耽溺する。 いつまでもこうしていたい。 鼻にかかった、甘えたような声が漏れる。 まだやめないで。 青年の背に、たどたどしく腕を回す。 もっと触れあいたい。 その手にナイフは握られないまま。 もうすこしだけ、先がいい。 そうやって、与えられるものを味わって。 遠い雨音を耳にする。 青年の声だけが、くっきりと浮かび上がっている。 ――――また、もし、出会えたら。 それは、心からの言葉? 甘く、夢見るような言葉に瞳が揺れる。 そうだとするのなら―― (→) (-360) 2021/04/29(Thu) 14:04:02 |
【秘】 村人 ニア → ■■■■ シトゥラ ゆっくりとした瞬きを、ひとつして。 瞼の下から現れるのは、どうしようもなく餓えた瞳。 「口約束は、いやよ」 少女のかたちをした獣は、そう告げる。 甘い言葉ひとつでは、足りやしない。満たされない。 ……お腹が空いて、空いて仕方がないから。 それで満足できるような、可愛らしい女の子にはなれない。 青年の左手を掴む。両手でしっかりと握って、 爪の先に、手の甲に、指の付け根に幾度も口をつける。 どうしたって、この手から――その口から与えられるものを、次から次へと求めてばかり。 「……破ったら、承知しないわ」 見せつけるように口を大きく開いて―― 心臓にいちばん近い指。 忘れないで、覚えていて。 永遠を誓うそこに、歯を立てる。きつく、つよく。 死んだらそこでおしまい、そのはずなのに。同じ夢を見ることまでも、求めてしまう。 (-361) 2021/04/29(Thu) 14:05:12 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア彼女の声と、雨の音。 時が止まったような感覚に罅を入れたのは痛み。 餓えた獣の瞳を見る。それは、ひどく美しい煌めきをしている。 「ニア?」 その場所に歯を立てる意味を、そこに痕をつける理由を。 青年が理解しない訳は──無い。 永遠を、誓って欲しい。素直な言葉を口に出来ない少女の精一杯の表現。 彼女の手を取って、同じ場所に口付けた。 それが、終わりの合図。蕩けるような恋人の時間の終わり。 「──ええ、僕がアンタに嘘を吐いたことがありましたか? きとんと、お迎えに上がりますとも」 少女を見下ろす。首に手を伸ばすのを、想像する。 → (-367) 2021/04/29(Thu) 15:00:16 |
ニアは、会議の場。いつも座っていた席で不機嫌そうに口を噤んでいる。 (c139) 2021/04/29(Thu) 15:08:55 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア 僕と一緒に逝きましょう 「だから、安心して死んでください」 少女の首に手を伸ばす。 辿って、指を絡ませ、締め上げる。 ここで、時間が止まれば。 躊躇いはしない、力は抜かない。 彼女の唇が、空気を求めてはくはくと開閉をするのが見える。 アンタを殺さずに、済むのかな。 少女は、不可視の水に溺れている。 浮かび上がろうとする彼女の手を何度も引きずり降ろす。 微かに血の滲む薬指が目に映る度、どうしようもない気持ちに襲われる。 永遠にも感じるような時間が流れた。 雨の音が、ひどく遠い。 彼女の苦し気な吐息と、自分の荒い吐息。 ──ニア、アンタを守れなくて、ごめんなさい。こんな形でしか、愛せなかった。 少女の首を絞めながら、少年は嗤った。 笑ったような、顔をする。それは、いつかのメサの前にした顔だ。 その歪さを指摘してくれる人間は、もういない。 (-370) 2021/04/29(Thu) 15:13:58 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+146 サダル しきりに頷いている わかり手になってしまった 彼を見て、思わず、 えー…… という顔になる。ちょっと大げさじゃないかしら……? しかしすぐに気を取り直して、つんとした表情に戻って。 「物は言いようね。でも、そんなのじゃないわ。 心の底からの文句よ」 このひと本当にお人好しね……と思っている。 こんなに人に甘いから疲れるんだわ、とも考えている。 その甘さにすこしずつ、寄りかかっている身で。 ……依怙贔屓全肯定男さんの誕生にはまだ気づいていない。 「そう。……悪いことをしたとは思ってるわ。 あのひとは随分いろんな人と仲が良かったみたいだし」 ほんのり嫉妬の色が滲んでいる。優越も、ちょっとばかり。 それから、問いには不器用な肯定を返す。 「あんたもそうしてくれるなら、話してあげてもいいわ。 ……わたしだけ弱みを晒すなんて不公平だもの」 (+164) 2021/04/29(Thu) 15:43:18 |
ニアは、ホワイトボード>>G128を眺めて、(朝まで一緒だったって、ほんとなのね)と思った。他意はない。 (c141) 2021/04/29(Thu) 15:46:51 |
【秘】 村人 ニア → ■■■■ シトゥラ 言葉を返す暇もなかった。 幾度も頭を撫ぜたその手で、透明に浸される。 ――ごめんなさい。ナイフを握れなかった少女は思う。 見えない水で、肺が満たされていく。 くるしい、 もう空気を吸えないことは分かっているのに、 それでも体は生きようとするのが滑稽だった。 たすけて、 手足の先が痺れて、震えて。冷たくなっていく。 こわい、 シーツにしがみつく。皺を増やす。 しにたくない、 だけど――せめてもう、邪魔だけはしたくない。 雨の音はもう聞こえない。 耳に届くのは、弱まっていく自身の心音。 ひたひたと迫った、死の音だけ。 酸素を無くした脳が鈍っていく。 これまでのことが、ひどく遠くにある。 嗤う青年の顔が、滲んでいく。 ――変な顔ね。 (→) (-381) 2021/04/29(Thu) 17:45:59 |
【秘】 餓狼 ニア → ■■■■ シトゥラ――少女は刹那、夢を見た。 ベッドの上、ここが今日の舞台だと言わんばかりに佇んで。 小さく一つ、会釈する。 そうして口を開いて、 たったいちどの、大切なお願いをした。 >>3:*35……仲良くなりたかった子が、いたのだ。 この場所で、仲間になりたかった人たちがいた。 空かせた腹の底にあったそれを捨てて、餓えた獣はここで死ぬ。 もう、殺すことは必要ではなくなったから。 そのとき、上着のポケットの中。 星 が光って、色を変えて 。どこかへ消えた。――それから、もうひとつ。 彼のために願う。 >>3:*36彼の死んでしまう、今日という日くらいは。 すべてを捨てて、共に死んでくれる今日くらいは、 昨日までの――彼らと過ごした彼が報われたって、良いと思うのだ。 それだって、嘘じゃなかったんだろうから。 それを嘘にしてしまったのは、ニアなのだから。 (→) (-382) 2021/04/29(Thu) 17:48:52 |
【秘】 ニア → ■■■■ シトゥラ 少女は一筋、涙を零す。 わずかに動いたようにも見える口から、音は出なかった。 『 よ、シトゥラ』 ――約束、守ってちょうだいね。きっとよ。 ――ふ、と。シーツの皺が、緩む。 (-383) 2021/04/29(Thu) 17:50:36 |
【墓】 村人 ニア【ソロール】 『村人』がどのようにして狼になったのか。 その内容を詳らかにしましょう。 ❀ むかしむかし……というほど遠いことではありません。 その村人は、年端を数えるのに、 まだ両手足の指で足りるほどの少女ですし―― この世界ができたのはその実、つい近頃のことですから。 その村人はレムノスから離れた、 とある小さな、ありふれた町のひとつに生まれる予定でした。 ※『村人』とはただの役割の名称に過ぎませんから、 村人が町に住んでいても、何らおかしくはありません。 村人は順風満帆に暮らしてきました。 あたたかい家族。語りあう友。 おいしい食事。綺麗な服。ふかふかのベッド。 満たされていました。 笑顔と幸せに満ち満ちた、平凡で素敵な人生。 ❀ そういうありふれた『設定』を持つ、この世界の住人。 少女はそういう存在になるはずでした。 (→) (+172) 2021/04/29(Thu) 18:21:02 |
【墓】 村人になれなかった ニア>>+172 けれど、少女はこの世界を統べるものに、 目をつけられてしまいました。存在を見出されました。 片隅の街で冒険者に挨拶をするはずの、ただの村人。 そうなるはずだった彼女は、 狂った殺人鬼へと書き換えられました。 覚えているでしょうか。 このβテストの前から、遺体が発見されていたこと。 ――あのうちのいくらかは、きっと。 この少女の手によるものです。 ❀ 殺人鬼は、ある日ひとりの冒険者を襲いました。 深い森の中で、胸を刺して殺し、弓を奪い。 彼が参加する予定の、会議のことを知りました。 そこでは「シータの痕」事件についても扱うのだと。 そう知った彼女は、思いました。 ちょっと、揶揄ってみようかしら。 ……いいえ、本当に思っていたのは、こう。 そこに行けば――誰か、わたしに気づいてくれるかしら。 そうして、霧の向こうからやってきた少女は、 ひとつ余った席に腰を掛けました。(→) (+173) 2021/04/29(Thu) 18:24:57 |
【墓】 村人になりたかった ニア>>+173 それが、この少女の『設定』です。 これ以上はありません。詳細は存在しません。 少女が席に座るのに、これ以上は必要がなかったからです。 ❀ そうあれかしと定められた、彼女の罪。 それは、彼女への罰でもありました。 ――その話は、いずれまた。 兎が穴から飛び出すころ、語ることになるでしょう。 (→) (+174) 2021/04/29(Thu) 18:26:44 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+174 ――わたし、 「ごきげんよう、キュー。 悪い子同士、仲良くしましょう」 こんなことをしてしまうの、 「こちらのことは『ガルデニア』と呼ぶように」 他の誰だってしないようなことだわ 「お馬鹿さん」「お寝坊さん」 「キュー、あんたも病気なのね。間違ってるのね。狂ってるわ。 だから――――わたしたち、仲良くできそうね?」 ほら、わたし、悪い子でしょう? 「わたしが何者かって? ……そんなの決まってるじゃない」「ニアよ」 Loading... (+175) 2021/04/29(Thu) 18:29:26 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+175 「知らないわ。お馬鹿さんの―― あっさり人のことを信じちゃうような、 、、 お馬鹿さんたちの考えることなんて」 叱ってちょうだい! 「わたしたちは殺したいから殺して、 それらしい理由で飾りつけているだけよ」 諭してちょうだい! 『……優しいのね』 悪いことだと教えてちょうだい! 「逆よ。ニアだから、ガルデニア」 誰でもいい、 Loading... (+176) 2021/04/29(Thu) 18:30:24 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+176 「ねえ、キュー。……あのひとは、やめて」 誰だっていいから 「――そうしたいと言ったら、連れていってくれるの」 お願いよ 「だから、殺してちょうだい」 「そのかわり―― 今日は、誰も。 殺さないでちょうだい 」――――わたしを見て!!!! Completed (+177) 2021/04/29(Thu) 18:31:35 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア>>+177 ! データの読み込み、および復元が完了しました。 File:Gardenia 「 I, said Nia. 」 ――その声を聞いて以降の彼女は、 『ガルデニア』と名乗った殺人鬼の記憶を有します。 【ソロール:[File:Gardenia] 完】 (+178) 2021/04/29(Thu) 18:42:22 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア>>キュー 少女はあらゆるところに存在している。 分裂バグだ。 この少女は街の中を歩いている。 いつかのように、時報の姿を探している。 (+179) 2021/04/29(Thu) 18:47:58 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア (+181) 2021/04/29(Thu) 19:03:50 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア>>166 キュー 「相変わらず面倒な話し方をするわね……」 呆れ口調でそう言って。すぐさま本題を口にする。 ……残された時間はきっと少ない。 「声を聞いたわ。 ……それできちんと思い出せたことには感謝してあげる。 あんた、これからどうするつもりなの?」 (+182) 2021/04/29(Thu) 19:19:52 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア (+186) 2021/04/29(Thu) 19:37:09 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+165 シトゥラ ちょっと、と言って手を避けるようにゆるく首を振る。 戯れのような抵抗。 だって、両手は左手を握ったまま。 「――ええ、」 小指同士を絡めて。 子供っぽいしぐさ。 淡く笑みを浮かべて。 慕情をたたえた瞳。 少女はようやく少しだけ、素直に言葉を吐く。 、、、 「今度も守ってちょうだいね、シトゥラ」 (+188) 2021/04/29(Thu) 19:48:00 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → ニア少女の唇が、泡を吐く幻を視た。 彼女の喉を締め上げる指。 ニアの噛んだ傷から、血が、ゆるりと垂れて。 「ニア?」 小さな手から、その指先から、力が失われて。 シーツの皺が、解けた。 呼吸の音が、止まる。 手が、震えた。 ――約束、守ってちょうだいね。きっとよ。 少女の、声を聴いた気がした。 彼女の瞳から一筋、涙が零れる。 「ニア、ニア……」 置いて行かないでくださいよ。また、いつもみたいに笑って。 それを、奪ったのは僕なのに? その瞳を開いて、嘘だって、言って欲しいと願った。 手から力を抜いた、震える手を、握った。 ──雨の音が、戻ってくる。 取り残された部屋の中。 ふたりっきりだった部屋はひとりを失って。 残ったのは、ひとりきり。→ (-393) 2021/04/29(Thu) 20:03:12 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → ニア「ニア」 少女の濡れた頬から、涙の雫を掬い上げた。 さいご、残った温もりはやがて、この少女の輪郭を失う。 その前に、伝えたいことがあった。 「ねえ、ニア。僕はね、アンタに一目惚れしたんですよ。 最初に会った時のことを覚えていますか? 随分、かわいい子だと思った。 僕が描いてた、理想の“可愛い女の子”が想像から抜け出してきたみたいで、驚いたんですよ。 話してみたら、はは、馬鹿みたいにつれなくて」 青年は笑った。その頬を涙が、伝う。 「絶対揶揄って、面白がってやろうって。 それだけだったんですよ。 別に、アンタが僕を好きになんてならなくてもいいって。 ただ少しだけでも、その心に居座ってやろうって」→ (-394) 2021/04/29(Thu) 20:11:29 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → ニア「なのにさ、アンタは笑うから。 ちょっとした言葉で、言葉を詰まらせて。 触れた手を、伸ばした手を──拒みもしない。」 最初、戯れで手を伸ばした。 次に触れたとき、微かに胸が疼いた。 青年は、今しがた少女を殺した自身の手を見た。 握って、開いて。喪失を実感する。 最後に触れたとき、胸がひどく痛んだ。 「しかも、僕が本当に哀しい時。 アンタが一番に傍に来てくれた。傍にいてくれた。 下手くそな言葉でさ、慰めてくれた。 その時、アンタの傍に居たいって、心から思った。 それまで、ぼんやりしてた感情が、はっきり形になった。 守りたい、傍に居たいって、思いました。なのに。 アンタは犯人側で、僕は犯人を追う側だった。 だから僕は全員を裏切ろうと思った。 最後まで、アンタの手を握って居ようって。 でも、ニア、情けないことにですね、」→ (-398) 2021/04/29(Thu) 20:23:08 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → ニア「裏切ろうと思うと、あいつらの顔が浮かんでくる。 あいつらとした、約束が浮かんでくる。 最高に、身勝手だ。最低の人間だ。 バカみたいですよね。全部捨てたって言っておいて。 結局、苦しいからって、アンタまで殺して」 青年は、肩を震わせた。シーツに雨が降る。 ──彼女が最後まで握っていたそれが。 いつかの夜も、彼女が握った。 今はなぜか、酷くにじんで見える。 「アンタが、欲しくて。 あいつらにも、苦しんで欲しくなくて。 そんな身勝手が、この結果を生んだんです」 メサを殺して、ニアを殺して。アンタレスを殺して。 仲間皆の期待を殺して、残った自分は。 もしかしたら、誰よりも空腹な獣だったのかもしれない。 「死ぬなら、殺されるなら。 黙って死ねばよかった、アンタを殺す必要なんて、」 「──シトゥラ。」 「──なかったのになと思うのに。 アンタが此処に居ることが、嬉しい。 苦しい。 アンタを殺したのが、僕で良かったなと思う。 アンタが、欲しかったんだ。心も、体も、命も。」→ (-401) 2021/04/29(Thu) 20:35:42 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → ニア「アンタは全部くれた。」 立ち上がって、ベッドの下に落ちていたナイフを拾い上げる。 彼女がきっと、僕を殺すために持っていたもの。 それはおそらく、メサを手に掛けたナイフと同じ。 「だから、ニア。」 青年は鮮やかに笑った。 ナイフを、掲げて、自身の心臓に向ける。 ──雨の音がする。 誰かが雨の話をしていたのを思い出した。 雨は、人を引き留める。愛しい人が、何処にも行かないように。 そんな雨も、あるのだと。 ──曰く、“遣らずの雨”。 アンタはそっけないから、逝ってしまったけれど。 「──僕も全部、アンタにあげます。 そんなのいらないって、笑うかもしれない。 でも、アンタが僕をこんなところまで連れてきたんですから」 ……責任、取ってくださいよ。 ナイフが、胸を貫いて。 唇の端から赤い血が垂れた。 血が零れる度、命が欠けていくような感覚がする。 ナイフを抜かないまま、少女の傍に戻る。 少女の肌は、冷たい。 冷たいまま時を止めた、氷の彫像。→ (-403) 2021/04/29(Thu) 20:49:58 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア>>171 (>>174) キュー 「……そう」 彼の顔を覗き込む。定まらない視線から、 こちらのことは見えていないのだろうとは分かっている。 けれど、合わない視線を承知で、薄紫で彼の瞳を見つめる。 「死ぬのって、こわいことよ。そう決めていたとしても。 ……たくさん殺してきたわたしが言うのも、ひどい話だけれど」 声色に後悔が滲む。今の少女にとって、ここは現実。 そういう『役割』だったから、と自身を許せるわけもない。 「つらくて、苦しいわ。それで、寂しいの。 ――あのひとに触れていたかったけれど、 きっと爪を立ててしまうから、それもできなかった」 受け入れることを選んだ少女が己に握ることを許したのは、 彼の手ではなく、無機質なシーツだった。 (→) (+198) 2021/04/29(Thu) 21:02:28 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア>>171 >>+198 キュー 彼の腕をつよく掴む。……触れられない。 きつく握った手のひらに、爪が食い込む。 「ねえ、時報さん。 ……殺されるって、そういうことよ。 それでも、『ミンナ』のこと。信じるっていうの?」 (+199) 2021/04/29(Thu) 21:04:06 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → ニア少女の肌に、髪に、赤い雫が落ちる。 ──赤い雨が降る。 それは、手で拭っても、拭っても。 「──ニア。」 青年の手が、少女の手を求めた。 指を絡めて、握って。体が平衡感覚を失う。 雨の音は、聞こえない。 視界は、ぼんやりと滲んでいる。 夜の訪れた部屋は、ひどく昏くて。 ──まるで、海の底みたいだと思った。 青年は、ひとつ息を吐いて。 「僕は、きちんと、守りますから」 瞳を、閉じる。 彼女の冷たい指の感触だけが、この世界のすべてだ。 やがて、静かな部屋は音を失って。 そこにいた、人の気配を喪った。 残されたのはただ、静かな雨の音と。 ふたりの、亡骸だけ。 「また、会いましょう。」 【雨に沈む梔子の部屋で】END (-406) 2021/04/29(Thu) 21:05:27 |
ニアは、反対言葉を呟く。「さよなら、時報さん。ここで、待ってないわ」 (c167) 2021/04/29(Thu) 21:52:21 |
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