【教】 コピーキャット ペネロペ「さあなあ。 確かなのは言わなきゃ白黒どっちともつかないって事だ」 机に突っ伏す様子を見て、にんまりと笑う。 自覚症状があるようで結構、とでも言わんばかり。 「迷惑かどうかも、嫌われるか、受け入れられるかも。 聞いてみなきゃわからない。 逆に言えば、聞かなければずっとどっちつかずのまま。」 「あんたはそれでいいのか? どっちつかずの寂しさや苦しさをずっと抱え続けるより、 嫌われたくない の方が大きいか?」違うと言いたくなるような、ずるい聞き方を敢えてする。 意地悪な猫被りは、シュレディンガーの箱を差し出している。 (/7) 2023/09/23(Sat) 3:48:45 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ「……オレも面会したい人ばっかだったんすけどね。 そいつがヤなやつって事は覚えましたよ」 下っ端の自分でさえ行く暇を見つけられなかったのだ。 貴方であれば猶更面会に行く時間は無かったのだろう。 願わくば牢の中の再会にならない事を祈るばかりだが。 「不謹慎極まってて面白いな……ぜってー炎上する」 「ま、馬鹿が死ぬのはめでたい事ですからね。 多分国民の祝日に制定されるからセーフか」 もしかしたら自分達以外にも こんな事を話している人間がいるのかしら。 このまま検挙が続けば、案外笑い事には ならなくなるのかもしれないな、なんて思った。 「大抵の事はやらせてもらいますよ。 大抵の事やってきたんすから、穴埋めにはなれます。 身は一つですけど。マルチタスクならできますからね。 指示出しは流石に立場的には無理すけど」 「オレがいなくなったらそれはそれで。 上に響かなけりゃ一番いいです」 任せてくださいよ、と缶を置いた。 そのまままたフライドポテトを数本纏めて口に入れる。 「ちゃんと現状維持に努めます。 最後までここに残れるようにはするんで…… 持ち堪えられたら帰って来た後褒めてください」 (-559) 2023/09/23(Sat) 9:25:35 |
【秘】 マスター エリカ → コピーキャット ペネロペそれはまるで、我が子にでも向けるような。 あなたは見た目には実年齢よりも若い。 二十を超えていくらかの乙女の親として、 彼女の年齢はそう不自然なものではなかった。 もし、その視線の意味を拾って彼女の子について聞いたなら、 「相手がいなければな」、なんて返ってきただろう。 きっとどこかにいるのだろうな。 彼女がこうした返答をするのは、つまりはそういうことだと言えた。 想像を巡らせるのなら、一夜の過ちというやつがあって…といった ところだろうか。全く話さないあたり、おそらく父子ともに現在縁はない。 己の手からすり抜けていってしまったものを想う際のさみしさを見せて、 不必要なやりきれなさや胸の苦しみを人に感じさせたくない。 彼女はそういう理由で黙る人だ。 本当は、誰かを重ねるのにだって 罪悪感を持っていたのだが。 ──開き直ったか無意識か。 兎角彼女は、ひとつの愛をあなたに向けている。 そんな事実が、そこにあった。 外では冷たい風が吹き通る中、この地下では、 どこかあたたかい夜が過ぎていく──。 (-606) 2023/09/23(Sat) 12:50:11 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ「いいねえ、祝日が増えたらそれは 署長代理殿最大の功績と言ってやっても良い」 実際、街ではひそひそとゴシップに興じる者も多い。 何か一つでも火種さえ落とされれば、 案外火の手は早く回ってしまうのではないだろうか。 「そのマルチタスクがその辺の奴はなかなかできねえんだよなあ。 便利な人手があって助かるわ。 指示出しはまあしゃあねえ、俺が居なくなったら 親父とその部下が引き継ぐはずだ」 「俺ァお前がとっ捕まっても悲しいがね。 あ、これオフレコな」 気軽に酒飲める奴減るし、と一瞬で発言を台無しにして。 もう一枚、ラスクを抓む。 「おうよ、俺は良く出来た犬は好きだからな。 ぜーんぶ片が付いたら嫌ってほど褒めてやるよ」 へらりと笑って、また酒を呷った。 (-641) 2023/09/23(Sat) 15:56:54 |
【神】 コピーキャット ペネロペ (G23) 2023/09/23(Sat) 16:04:34 |
【教】 コピーキャット ペネロペ「俺は俺でそいつはそいつだろ。 そもそも俺の周りは恋愛っ気のある奴いねえし……」 身近な誰か、と言われて思い浮かべるのは 誰も彼も、というよりそもそも自分が無縁な人間だ。 「その上で敢えて言うなら、考える余地は無いわけじゃない。 だからお前が踏み出さなきゃ前にも後にも進まねえんだ。」 「自分にも周りにも嘘吐いたまま生きてくよりは、 いっぺん素直に言っちまった方が誠実ってもんじゃねえの」 不誠実な生き方をする人間は、他人事だからこそそう言える。 (/9) 2023/09/23(Sat) 18:20:15 |
【神】 コピーキャット ペネロペ「ははあん。そいつの顔を拝んでみたいね。 クラッカーから厄介事まで 何でも寄越してくれそうなツラしてんだろうな」 誰かわかった上で言っている。 パンは一つ拝借して、 ピザソースとチーズとソーセージを挟んでピザサンドにした。 #アジト (G25) 2023/09/23(Sat) 18:31:30 |
【教】 コピーキャット ペネロペ「おう、貸しはこれでチャラにしておいてやる」 そう言って、スプリッツのグラスを揺らす。 こちらも落ち着いて酒を飲める時間など限られているもので。 時間を気にせず酒に酔えるこの夢は大層都合の良いものだった。 「そんで……そうだな、 何か進展があったら教えてくれや。お友達のよしみでな」 仮に、いつかこの夢を見る事が無くなっても。 一度会った縁なのだから、またどこかで会う事もあるだろう。 そんな縁を途切れさせない為の、他愛無い約束だ。 (/11) 2023/09/23(Sat) 19:08:00 |
【独】 コピーキャット ペネロペ次に、その次に捕まる人々を。 人々が捕まった理由を。 人々の抱えた秘密を。 客足の遠のいたこのバーに居ても、情報は入らない事を。 (-693) 2023/09/23(Sat) 20:57:52 |
ペネロペは、知っている。 (a26) 2023/09/23(Sat) 20:57:58 |
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