【念】 星集め メレフ>>!21 「見た目に拘るなら買い替えてやってもいいぜ? “お前の為”を思って唯一造ったヤツなんだが」 そう言わないと分かっていて、あえて告げる。 ラスだ。自分の知ってる、彼がいる。 呪術ギルドの『ギルドマスター』が、幼子を思って、 変に気に病まない様に“みんなそうだから”と渡した、 世界でたった一つの魔法が込められた指輪だ。 「言っとくが俺は、決めたら一途だぞ。 離さないし、死んでも世界に喧嘩を売る男だ。」 けど、……別に心がない訳でもないし、 こう言うのは俺も初めてだから、……ちゃんと言えよ。」 そう言って、自分の指輪を、薬指に付け替えた。 本来着ける必要は無い。全て自分に届くようになっている。 だからこれは、本当にただの『証』でしかない。 「何度も間違えて生きて来たし、間違えないって自信もない。 だから、これからも傷付くし傷付かせるかもしれない。 でも、信じてくれ。俺はお前を信じ続けるから。 俺はお前を愛している。その事は、ずっと。」 (!22) 2021/04/26(Mon) 21:10:02 |
【秘】 黒い羊 ハマル → 星集め メレフ「メレフ?痛いのか?ハマル、どうすればいい?」 [そうだ][いつもの匂いがしなかった] [心配と不安を微かに滲ませ貴方のすぐ傍へ] [そうして貴方の話を聞く] [貴方の言葉を、自分の『責任』に変えるため] 「ブラキは、もうダメなのか」 [あの人が悲しむと思った] [それでもやらなければならない] [それがハマルの責任だ] 「……今のハマルはわかったとメレフに言う」 「けれど」 「もしもハマルの大切がこれ以上減らせなくなってしまったら」 「ハマルはメレフを待てないかもしれない」 [それでもなにかが見つかればいいと、思っている] (-873) 2021/04/26(Mon) 21:22:12 |
【秘】 星集め メレフ → 宝物庫 カウス「…………。ああ、ありがとう。」 この身体の調子だと、もう、 手紙を用意するだけで精一杯かもしれない。 会いに行く事も、恐らく確率は半分程度。 街の様子を顧みるにこれが最後の会話かもしれない。それでも、 例え全身の肉が焼かれるような、ペンチで一つ一つ肉片を引き千切られるような痛みがあろうとも、 あなたの前では、余裕ぶった大人で居たかった。 彼の見る大人の中に、 少しでも何か希望を抱いて欲しかった。 「諦めるなよ。 どんな生でも、生きていれば可能性がある。 お前が立派な大人になれる事を祈ってる。」 そう言って、あなたの部屋を出た。 (-874) 2021/04/26(Mon) 21:24:21 |
メレフは、ハマルとヌンキに「まだ空けられない」手紙を送った。 (a238) 2021/04/26(Mon) 21:28:35 |
メレフは、その手紙に「自分が死んだら開けてくれ」と差出人欄の名前と共に書き添えている。 (a239) 2021/04/26(Mon) 21:30:52 |
【秘】 宝物庫 カウス → 星集め メレフ「……うん。わかったよ」 どんな生でも、生きていれば可能性がある。 少年はその言葉を深く刻み込む。 少年にとって、あなたは頼れる大人そのものだ。 貧富の差に虐げられ、立場の差に虐げられ、 そんな自分の人生を諦めていた少年の、 その1番の問題に気付いてくれた。 願わくば、あなたのような大人になりたい。 ショルダーバッグから出したままの本に触れる。 そういえば、どうしてこの本の話が出たのか、 聞かずにいたままだと思い出した。 (-882) 2021/04/26(Mon) 21:46:23 |
【秘】 星集め メレフ → 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ 「サダル、アイツ……本当に……」 結局最後まで何だかんだ振り回したような、 振り回されたような、そんな男だった。彼は。 「別に死にたがってたワケじゃないんだがね。 ただ、それでアイツが安心できるなら、 これからはそう生きるってだけさ。」 「好かれてはいるだろうが、俺もアイツも『恋』は 全くわからないからな。……そう言う意味では、」 『どうだかな、』と。少し遠くを見る。 別に『恋』なんてしなくてよかったのに、なぜだろう。 色々当てられたのか。それともこの会議の空気か。 何らかの干渉か。それとも、無意識に求めていたのか。 けれど、彼に手を伸ばしたのは己だ。走り切る覚悟はある。 「はいよ。」 簡素な返事だけを投げつつ、これで少しでも彼が、 誰かに甘えられるようになればいいと考えながら、 もう暫くの間、ゆっくりと過ごした。 この後、誰が死んで誰が生きて、どうなるかは知らないが。 それでも目の前の辛そうな人間を捨てられないのは、 この男の性質としては、何度でも変わらなかった事だろう。 (-886) 2021/04/26(Mon) 21:55:59 |
【秘】 星集め メレフ → ■■■■ シトゥラ「特別、男も女も差はないように思うがねェ。 お前もそう言った顔で厄介なタイプだ。 それこそ、敵に回したくないものだ。」 色の例えをされて、さあて。と曖昧に濁す。 「俺みたいな男がどの色を言っても、 それを『はいそうですか』と信じるタイプには見えねぇ。 だからお望みであろう、 俺が言いそうなネズミ色。と言っておくよ。」 「最も、ちゃんと“妹”の件については調べるし、答える。 そこは信頼してくれてもいいぜ? 話すなら、その結果の後が互いに都合もいいだろ?」 (-887) 2021/04/26(Mon) 21:59:17 |
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