【秘】 赤い靴 キファ → 次期当主 レグルス「おや、おやおやおやおや! これはこれは、失礼致しました! 私の不躾な態度を、どうかお許しください。 レグルス様!」 キファは恭しくそう述べる。 その通り、キファの表情は乏しい。 「では、お時間を取りましたが。 改めて、占いを致しましょう。 ”特別な”というのは分かりかねますが── 私の得意とする占いは短期的な未来の暗示。 死体も見つかりましたね? ですから、あなたの身の安全を測る 占いを勧めましょう。即ち健康運。 他、恋愛運、仕事運、 一応人の性格も測ることもできますが、如何です?」 タロットカードを切る。 あなたが占いたいものを述べてタロットを引けば、 キファは結果を述べることだろう。 (-259) 2021/04/21(Wed) 14:29:14 |
【秘】 次期当主 レグルス → 赤い靴 キファ「ほう?……ふふん!よくわかってるじゃあないか〜〜!! その殊勝な態度に免じて、今までの無礼は許そうとも! 僕の懐は実に深いからねえ!ハッハハハ〜〜……!!!」 貴方の改まった言葉に、大層気分を良くしたご様子。 己の都合のいい想像の通りに進んでいる限り、 レグルスの気分は損なわれない。 「ふん、ふんふん……未来の占いねえ。 中々信用できそうじゃあ〜ないか! ただ、内容に悩むねえ。 仕事はどのみちうまくいく。僕は素晴らしいからね。 性格もはかる意味がない。僕は素晴らしいからね! 恋愛は…… ……まあ、よくて…… そうだなあ。それじゃあ、その健康運で頼むよ! たとえ些細な危険でも、 察知できるなら察知しておきたいところだしねえ。 ……それならもうぶつかったりしなくて済むはずだし……」 (-288) 2021/04/21(Wed) 15:33:56 |
【秘】 赤い靴 キファ → 次期当主 レグルス あなたの言葉に、 キファはくつり、と笑みの混じった呼気をもらす。 「えぇ。私の占は良く当たります故──。 では、健康運。承知しましたとも」 キファは会議室のテーブルにばらばらと撒かれている カードから、一枚引くように促した。 あなたは占いにとても乗り気な様子だ。 それまでの時間は如何ほどか、然し、 やがてはカードを引くのだろう。 キファはそこに書かれた図柄を見て、 暗示を判断する。 彼女の言説は伊達ではないようだ。 纏う雰囲気は、何やら”それっぽさ”があった。 IV 皇帝tarot (2)1d2 /*1が正位置、2が逆位置。 → (-339) 2021/04/21(Wed) 17:20:24 |
【秘】 赤い靴 キファ → 次期当主 レグルス「く、くくく──く。 七番目、皇帝の逆位置 でございます。キーワードは……、 未熟、横暴、傲岸不遜、傲慢。 身勝手、独断的、意志薄弱、無責任。 理想的な統率者ではなく、支配を目論む皇帝」 キファは腐ってもプロだ。 話術で撹乱することは有れど、嘘はつかない。 占いの信用を落とすことになる。 → (-348) 2021/04/21(Wed) 17:40:24 |
【秘】 赤い靴 キファ → 次期当主 レグルス「あなたは今、自ら課したルールに縛られ過ぎている。 心当たりは有りませんか。 そして、それ故にストレスを感じている。 眠気が出たのは、これが原因では? 今のあなたでは、チャンスが与えられても それを掴むことは出来ずに終わってしまうでしょう。 故に、このようなアドバイスを授けましょう。 今一度、ご自分の立場を見直してみては? ご自分が、何者であるか……。 沢山の人と話すことで、気付くこともありましょうて」 あなたの反応を窺う。 キファは占いを絶対と信じているが、果たして。 当たるも八卦当たらぬも八卦、という言葉もあるくらいだ。 「如何でしょう。信じるか否かはあなたに任せましょう」 (-349) 2021/04/21(Wed) 17:42:50 |
【秘】 次期当主 レグルス → 赤い靴 キファ「ああ。期待しているともさ。………、 ……ふむ、選べってことだね……」 差し出されたカードの束を前に、沈黙思考。 おおよそ30秒ほど、手を空に彷徨わせてから、 真ん中のカードを真っ直ぐ引き抜いた。 「……これは…………?」 図柄を見ても、レグルスに判断は出来ぬ。 貴方の方へ顔を上げ、その判断を仰ごうとする。 今や超然とした雰囲気を纏う、貴方を。 「……へえ、皇帝! 僕にピッタリじゃ、」 ピタリ。 続く語群に、固まる。そのキーワードが一つ一つ読み上げられる度、 少しずつ、少しずつ、表情が歪む。 未熟、傲慢、横暴。その全てに対して、反応して━━ (-399) 2021/04/21(Wed) 19:49:01 |
【秘】 次期当主 レグルス → 赤い靴 キファ「………………」 ピリ、と張り詰めていた空気が、少し緩んだ。 貴方の続けた占いの内容が、先のキーワードと、 直接的な結び付きを見せるものではなかったから。 単純なものだ。身勝手も横暴も、 流されやすい土台の上にある。 「……自分で自分を縛ってる、ね……。 心当たり……無いわけじゃないなあ。」 ━━薄々思っていたことがある。 「ああ……眠かった理由も、わかるよ。」 ━━会議室に留まり続けなくとも、 「チャンスも、逃してたろうね……」 ━━この事件は、自分ですぐ解決してしまえばいいのでは? 「自分の立場━━……」 ━━それこそ、ギルド『ヤミガタ』の代表に相応しき振舞い。 「………、うん。……中々、合ってる気はするねえ。 ハ、信じるよ。信じて行動してみようじゃあ〜ないか!」 (-401) 2021/04/21(Wed) 19:50:20 |
【秘】 次期当主 レグルス → 赤い靴 キファ内心の納得が、 果たして貴方の望む通りのものか。 それはともかくとして、 一時荒れかけたレグルスの精神は、 貴方の占いに満足したようであった。 「━━こいつは礼だよ、受け取っておくといい。キファ。」 椅子から腰を起こし、その去り際、 硬貨を一枚、貴方の方に放り投げた。 よくよく確かめると占いの相場よりは少し低いぐらいだ。ケチだッッッ!!!!! 「それじゃあね。明日からはなお一層…… このレグルス様の活躍に期待しておくといい!」 そして去りゆく。2日目から、明日へ向けて。 (-402) 2021/04/21(Wed) 19:51:00 |
【見】 死亡フラグ レグルス静寂が路地を満たす、レムノスの夜。 人気の失せた道を、我が物顔で歩く子どもが一人。 「……ふん、ふん、ふふ〜ん…………」 大股で、一歩、一歩。 がらり、転がっていた木箱を意味もなく蹴り飛ばし、進む。 「………はあ〜、静かなものだねえ、実に! だ・れ・か!いないのかなあ〜っ……と!」 ━━夜間の出歩き禁止を破り、 時折辺りを見渡しながら、堂々闊歩。 「全く……事件なんてさあ! 僕が直接!すぐ解決してやるよ!」 (@3) 2021/04/21(Wed) 21:09:24 |
レグルスは、ガラ……ガシャ……ガ…… (t8) 2021/04/21(Wed) 21:33:13 |
【見】 死亡フラグ レグルス「全く! 死んだ奴は情けないねえ〜!? おかげで僕が出ないといけない! 貴重な僕の時間が刻一刻と奪われていくよ! 実に悲惨だァ〜〜〜〜!!!!!!」 ガラガラガラガラ! ガガッガ……ガコン! 「ハハハハ!ハハハ……!!!!」 侮辱は止まない。 ・・・・・・・・・・・・・・・ たとえ━━本人から止められでもしない限りは、そうなのだろう。 (@7) 2021/04/21(Wed) 21:40:38 |
レグルスは、ガガガガ ガヂュッ…… (t9) 2021/04/21(Wed) 21:41:02 |
【見】 死亡フラグ レグルス>>@8 「……ああ!?なん━━」 ば、と、振り向く。 肩に見えた手に対して、 何の重みも感じられ無かった違和感も、置き去りにして。 最も、 そんなことは些細なことに過ぎなかった。 月光が浮き上がらせる、眼前の相貌は━━ 「……ッ、な、は………」 固まる。目を見開く。後退り。 足は下がる。掴まれているのに。いたのに。 「なっ……な、なん、 ━━なんで、生きてる……!?」 致命的な隙を散々と晒して、 ようやく、指先を銃口のごとく貴方に構えた。魔術の構え。 (@9) 2021/04/21(Wed) 22:04:09 |
【見】 死亡フラグ レグルス>>@10 「こ、これが落ち着けるものかよッ!? 死んだのが動いて喋ってるなんて! どう考えてもおかしいだろッ! クソッ、クソ、意味がわからない!い、異常だッ! ふざけるな、ふざけるな……!」 確かに。死体も。見たはずなのに。何故。 意味のないつぶやきが、荒れた呼吸に混ざる。 「ぼ……ぼ、 僕に命令するなァ! 」死体は、死ねッ!!! ジ━━レグルスの指先に、光が集う。雷撃の魔術。 カッと、輝きが貴方を貫き━━素通りした。何も貴方に、効果を及ぼすことは、なかった。貴方の言葉の、その通りだった。 背後にあった『朝焼けの陽炎亭の看板』が、無残に焼け焦げた。 「う……あ、ああ……!? なんっ、何、う、うそだ……!」 明らかな狼狽。不発の殺意は、 より本人の恐怖を深めていく。 体が震えている。まるで子鹿のように。 きっと……この殺人未遂者は、 どのようにも出来てしまうだろう。 (@11) 2021/04/21(Wed) 22:27:27 |
【秘】 折れた槍 メサ → 死亡フラグ レグルス「アンタも早くこっちに来なよ」 感情の擦り切れた声で囁く。 「すぐに分かる。 ここでの生は無為で惨めで使い物にならない。 アタシの死を見たアンタの言う通りよ。 さぞかし自身がおありなようだけれど。 アンタは 何者になれるのかしらね? 」彼女の手があなたの首に添えられ――サッと払われた。 もちろん何も影響を及ぼさない。 空を切っただけだ。 (-498) 2021/04/21(Wed) 23:06:58 |
【見】 次期当主 レグルス>>@12 「うっ、う、何だよ、それ、 そんな、そんなの……」 僕にしか、見えない。まるで…… “まるで僕が、狂ってしまったみたいじゃないか“ そうなのか?狂ってる、側なのか? そうだ。時々聞こえていた気がする。 自分ではない誰かの声。あれも━━ 「い……意味がわからないって、言ってるだろ! 何だよッ、関係者って!ふふ、ふ、ふざけるなァ!」 一発。煉瓦の壁が抉れる。 「来るな!」 一発。樽の山が破壊される。 「ちか、づく、あっ……!」 攻撃は本来の対象にのみ、何の効果も及ぼさない。 存在の軸が違うように、すり抜けるだけ。 だから、気がついた時には、もう、隣━━ (@14) 2021/04/21(Wed) 23:27:33 |
【秘】 次期当主 レグルス → 折れた槍 メサ「ひっ、う、あ。」 声。 汗が吹き出る。 呂律が回らない。 顎から雫が垂れる。 もはや汗だけではない。 「や、やだ。 い、いやだ。 死にたく、ないっ。 ぼぼぼ、僕は次期当主なんだ、 価値、がっ、あるんだっ、 おおおまえとは、ちが、ちっ、 ああっ、あ━━ひっ、やっ、やああ!?」 一際甲高い叫び。 ギロチンに掛けられる罪人の、今際の際のような。 首が切断されたかのように、ぱく、ぱく。口を動かして。 心ここにあらずのまま、指先で首筋をなぞって。 見開いた瞳が、動いて、━━貴方と目が、合って…… (-504) 2021/04/21(Wed) 23:30:03 |
【秘】 赤い靴 キファ → 次期当主 レグルス そうとも。キファは、 あなたにぴったりなカードを引いたと思った。 「くふ」 ──果たして、彼はこれからどう行動するのだろうか。 少なくとも、占いの結果には満足してもらえたようだ。 暗示のキーワードを読み上げているときは、 どうなることかと思ったが。 「あぁ、どうぞ急くことなく……」 硬貨に目を落とし、少し眉を顰めてから。 去りゆくあなたを、見送ることだろう。 (-560) 2021/04/22(Thu) 1:36:16 |
レグルスは、路地の暗闇に縮こまっている。 (t16) 2021/04/22(Thu) 11:46:22 |
【見】 次期当主 レグルス「うっ、う。ううう、う……」 か細い呻き声が、 路地の木箱の中から響く。 自身が蹴り飛ばし続けていたものに、 今度は自身が、隠れることとなっていた。 「お、おかしい、おかしいおかしい、おかしい……」 なんで。こんなことに。連絡。ギルド。 ダメだ。魔法。構築できない。 連絡魔具は。こんな時の為にあったはずだ。 まさぐる。ない。どうして。ああ、そうだ。あの時。 「ち、ちくしょう、僕は、僕は次期当主なんだ、僕は、僕は……」 (@17) 2021/04/22(Thu) 11:49:39 |
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