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【教】 聖女 リッカ祭り初日の、朝。 「 ファリエ 」 どこからかあなたを呼ぶ声。 遅れて、雪のような白銀の髪が空気に揺れた。 「 お祭り やくそくよ 。 …… ねえ、いつからいけるかしら? 」 跳ねるような声。姿を見せた聖女の口許は笑んでいる。 待ち望んでいたと、楽しそうにくるりと回った。 (/0) 2024/01/31(Wed) 19:25:31 |
【教】 聖女 リッカ「 ふふっ 本当? うれしいわ 」 くるり、くるり。 文字通り地に足もつけないで、嬉しそうに衣服を翻して。 またおんなじように、白銀の髪がきらきらと朝の冷たい空気に揺れていた。 邪気ひとつなく彩やかな、それでいてどこか澄み渡った聖女のこえ。 それはこの冬の寒空にどこか似ていた。 そんな快晴を背に、聖女はくすりと喉を鳴らす。 「 ――― 聞きたい? 」 勿体つけるみたいに、蒼の瞳を細めて。 浮かび上がったその身体が、あなたの正面でぴたりと止まった。 じいと、あなたの化粧けもない顔をその蒼に映す。 (/2) 2024/02/01(Thu) 20:47:57 |
【教】 聖女 リッカ「 だって、今年が 最後になっちゃうかもしれないでしょう? 」 ―――当たり前のことみたいに、聖女はいった。 転生と、聖女祭りと、痣と。……あなたの記憶と。 そういうことが全部、その一言には内包されている。 聖女の知る限り、痣が出た人間で記憶を取り戻していないものはいない。 だから、あなたも当然。と。 あなたがそれをこれまで口にしなくとも断定するのは易く、故にこうして、あっさりと口にすることもできる。 そうして、何でもなさそうに、聖女は微笑んでいる。 「 わたし、 ファリエと お祭りが見たかったのよ 」 それだけよ、って。 そう空気に溶かして、微笑っている。 (/3) 2024/02/01(Thu) 20:49:26 |
【秘】 聖女 リッカ → 飄乎 シヴァ―――くす、と。 そのとき、聖女は確かに微笑んでいた。 おとなしく祝福を受け入れてくれるひとなんて、 本当にこの世界では稀なことだ。 だからそうして怨念を募らせるひとだって、 これまで何人も、何人も存在していた。 それでも、"だから覚えがない"なんてことにはならないだけ。 懐かしい、と聖女は微笑っていたのだ。 無邪気そうに。 ―――" "しそうに。 /* Ciao♡ 喜んじゃったな……。 上手く使います♡ がんばれ遊び星クン! (-62) 2024/02/01(Thu) 21:01:53 |
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