【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 百識眼 の シュゼットリンとなる音に、続いて銀貨が落ちる音。 貴方のそばに何やらメモが落ちていた。 そこに書かれていたのは 『エドゥアルト、レイ』 『野良猫のオーウェン、蝙蝠のフランドル、エアハート』 果たして何を示す名前だったかはさておき、なんとなく持っていては危険な気がする。 様々な商品を扱ったことがあれば、発火する魔法がかけられた紙であることがわかる。火傷をしたくなければ早く誰の目にもつかないところに捨てるべきだろう。 (-30) 2021/12/12(Sun) 23:41:21 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ「……ありがとう、ございます。 ほしい物ありますかカガチ。 ストールにつけるアクセサリーでも。きらきらしますよ」 鎌首をもたげる貴方をひとなで。 実際つけるとこうして姿を表したときどうなるのだろう、跳ね除けてしまうのだろうか……。 「……なんとかします。 いつまでもそばにいられるわけじゃありませんから。 彼一人でも無事でいてもらいませんと。 掃除屋ですからね、今は、また憂いなく月を見たいんです」 旦那も自分の部下がどんどん消えていくのは気に病むだろう。 せめて健康的な姿を見せてやったほうがいい。 そのまま見送りながら、ミズチが起きるのを待った。 嫌な予感がするんですよ、本当。 それは翌日に見せることになるが今このときは悟らせていない、その後もだ (-33) 2021/12/12(Sun) 23:52:21 |
【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト/* シュゼッッッッッッッッツ!!!! わかる〜〜〜あと見づらいよね〜〜〜〜わかる〜〜〜〜〜〜〜〜 なんだよ、にゃんって、わからんかったよ。 まあ、くじ引きで? オーウェンくじをはじくの見てなかったら、 わからなかったんですけど!? エアハートわかんなかったよね〜〜〜。 フランドルはフランドルっぽかったんだけどさ〜〜〜〜〜〜。通じてる〜〜薬くださ〜い!! はあ。シュシュ好き。中立仲間〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 ドンドン遊んでいけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 (-39) 2021/12/13(Mon) 0:50:53 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ霊の仕業だと? お前は、精神が弱っていると。 辛かっただろうと、慰めれば良いのか。 死者の声を聞いたからか、いいや、違うのだろう。 わかっている。 ミズチはただのからくりでは無いことぐらい。 まともに生きていた頃の人間の姿など知らない。 まともに生きていた頃すら無いのかもしれない。 だからなんだというのだ。 目の前に拾った彼の生まれを全て知る必要など無い。 ただ、拾ったものが壊れてしまえば後味が悪い。 居なくなるのが悲しいなんて考えたことが無い。 情をもたれる必要が無いのは、自分自身だ。 情を正しく抱けないのは、自分自身だ。 「ああ、起きましたか、ミズ……」 「は……?」 壊れた人形が、情をを持つことがあるものですか。 「……なんなんですか」 ただの物扱いをさせてくださいよ。 ただの物扱いをしてくださいよ。 だから、安心して傍に居られるのに。 (-56) 2021/12/13(Mon) 3:58:37 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ「……調子はどうですか」 貴方が起きたとき男はなんとも言えなさそうな表情で。 自分の様子をうかがえば、膝枕。 わざわざ戻されたストールはよれて、妙に不器用そうに巻かれていた。 (-57) 2021/12/13(Mon) 4:01:05 |
【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルト昔、もう十数年も前の話。 ***としての暮らしを思い出すことで平静を保つ。 今響き渡る煩い心臓の音も、 目に滲む涙も、存在しないかのように。 ここでの話は見るに堪えない。 だから、昔の思い出に浸ることにする。 歳にして15。 幼い頃から 従者 幾つもの厳しい訓練を超え、一族の優等生となっていました。 しかし、影の中に潜む一族、彼らを敵視する存在もおり、 幼い芽は早めに摘むべしと、哀れ人さらいの餌食となってしまいました。 (+7) 2021/12/13(Mon) 10:39:43 |
【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルト青年が薄く目を開くと、シャツとズボンだけという 心もとない格好で拘束されていた。 口は汚らしい布で封じられ、ブーツに包まれた足は柱に固定されていたが、 痛んだり折れても居ないのが幸いだった。 『お前の持っている秘術が邪魔なんだ、ここで消えるか配下になって貰おう』 青年を襲った男はもうどんな名前だったか忘れられてしまったが、 気持ち悪く髪を伸ばしていて、それに隠されていた片目に傷があり。 成人しきっていない子供を捉え、愉しそうに笑っているそのドブのような瞳はどろりと濁っていた。 (冗談じゃ無い、誰がこんな小物の言いなりになるか。 そんなことになるのなら、死んだ方がマシだ) 青年は、はじめは意識が無い振りをしようとした。だが、相手も上手だった。 気づかれているなら、大人しくしててもいいことなんてない。 少しでも縛られている縄が緩まないかと体をひねってたりを試した。 しかし、この首の輪が有ると力が抜けてしまう。 ああ、腕一本ぐらい折れてもいい。 せめて何とか抜けること、あるいは立ち上がることさえできたら。 逃げられる、そう思ったときだった。 (+8) 2021/12/13(Mon) 10:41:35 |
【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルト「ぎっ、あ”……ッ! うぁあああっ!!」 左の太ももに鋭く冷たい感覚、次いで我慢できない熱さが迸った。 噛み合わない歯の間から悲鳴が上がって、 声が途切れる前に次の熱が襲いかかってくる。 『いつまで意地をはっていられるか見物だな』 見えない人影から囁かれる言葉が頭に入ってくるこない。 ただ、この苦しみを感じないために必死で彼は意識を自ら切り取った。 (はやく、師の元に帰りたい。主人に会いたい) この口を開かないために、死なないために、 そして――己を保つために。 片足の感覚が無い、片腕が捻られて歪んでいる。 背中がしびれて、どこの皮が残っているかも定かでは無い。 中身は無事だ、呼吸は出来る。 喉が詰まっている、泡のようで口の中が気持ち悪い。 何度打たれたか、腰が酷く重い。 このままじゃ走って逃げることも叶わない。 頬を、顎を、太ももを伝った体液も乾ききり、 文字通りに目に光が差し込まなくなった頃。 彼の耳元に、地から湧くような声がした。 (+9) 2021/12/13(Mon) 10:44:50 |
【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルトそれは、目の前に居た厭らしい男の影であったが。 それは、気まぐれな祝福という名の呪いであったが。 影は青年に話しかけた。 ―――世界の影に、闇に潜む者にならないか。 (この状況から逃れることができるのなら。) ―――見合う対価は、お前自身。 (***の?) ―――髪でも、爪でも、渡した対価は二度と戻らない。 (それならば、***の命以外の全部をあげます。) 目に入る世界の半分、片方の瞳を奪われた青年は姿を溶かす。 彼を探す慌てる声に耳も傾けず、腕を外し、 おぼつかない足取りで外へと出ればまぶしい薄暗い朝日が迎えた。 ここまでは、見事な生還劇と言えたのではないでしょうか。 青年は影を操りさえは出来ないものの、 見えない姿で悪さをしながら生き延びることが出来ました。 彼を襲った男の姿が見えたことから、 封じ込める魔術があると知り、アクセサリー、衣類を試し、最終的に帽子に影をいれることで落ち着いたそうです。 (+10) 2021/12/13(Mon) 10:46:47 |
【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルトさて、そんなノアベルト、と 掃除屋を名乗るようになった彼は。 その頃からうまく表情が作れなくなっていました。 辛いと嘘でも思えず、苦しげな表情も演技すらすることができません。 そんな男にとって尋問は、 後遺症もなく過ごしたかった環境に不都合であり、結果。 見るにも耐えない姿になるまで、―――というのは嘘であり。 そういう、ことにした 噂 を流しました。実際、オーウェンの部屋の前に、 いつかの予告通りの大量の血痕と、何故か猫じゃらし。 ノアベルトが借りていた酒場の一室の私物はなくなり、 どうしてか贈り物にしか見えない花の籠が置かれていたことから、 彼が大怪我を負い、 人前に出られない姿である噂が蔓延りました。 それは半分本当であり、半分偽りの噂でした。 男が尋問を免れたことも。 他の彼らと同じ拷問に合わなかったことも。 ほとんどの人物の耳には入らないことでしょう。 (+11) 2021/12/13(Mon) 10:48:13 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ「着せましたし巻きました。 さて―――なにか聞こえているんじゃないんですか、ミズチ」 ひと呼吸、普段なら大丈夫なはずなんだ、死人の言葉なぞ。 何を言われたらこうなるのだ、どれほどの量を聞いたのだろう。 意識一つで、変わるだろうか。 「原因がわかりました、 あなたに迷惑をかけているのは死者の声です。 あなたに向けた声でも、あなたが聞くべき声でもありません。 死人に口はないのです、聞いてしまったのならば それは過去の記憶を読み取っているようなもの。 治し方もわかります、だから……、安心しなさい。 ここにはあたくししかいませんよ。 落ち着いて聞きたい声を聞きなさい。 できなければ、せめて今はあたくしの声に集中しなさい。 聞きたくない言葉は聞かなくていいんです。 できますか、ミズチ」 (-83) 2021/12/13(Mon) 12:53:09 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 吟遊詩人 フェリックス「っ、……あ、あぁ……。 フェリックスでしたか……ちょうどよかった」 男は貴方に話しかけられると異常なほど肩をはねさせ、目を泳がしながら手首を擦っている。 その姿は挙動不審なのを除けば、目立つ外傷は見えないだろう。 「……、生憎元気ではないです。 ですが憂いてはいられません。 少々仕事で政府を崩すことにしまして。 いいゴシップ、教えてくれません? ヒト掃除は、あたくしの専売特許で結構なんですよ」 気分と合わないような作り笑いを浮かべるこの男は、 この魔女狩りのような政策を潰す計画を立てていた。 反乱ではなく、ただただ彼らに不都合な情報をばら撒き、監視の目という仕組みの不利益を増やす魂胆なのだ。 ノアベルトという男について調べると、湯水のように情報が出てきた。 掃除以外にも便利屋のようなことをしている。 誰も選ばなかった仕事の片付け、 お偉い様の鬱憤を晴らす為に奉仕をする。 人殺しも聞くが己の立場を不利にせず、気安く受けない。 男のバックには誰かついているとまことしやかに囁かれている。 金欠を見せてるが、報酬はかなりの額が溜まっているらしい。 アンゼリカとは時折戦闘の訓練をしており、 スカリオーネとは仕事の取引を良くしている。 隠していないのか、誰に聞いても同じ事柄ばかり。 貴方は意図的にノアベルトという男の情報が作られていると感じられた。 (-153) 2021/12/14(Tue) 14:39:29 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 吟遊詩人 フェリックス少々仄暗いことがあるとするならば。 遠い国で、有名な貴族を殺めた指名手配犯であるという噂。 ノアベルトという名は偽名で、前はロアンと名乗っていたこと。 それ以外は依頼の話には出るが、 その手で一切人殺しはしていないらしいと言うことだ。 すべて噂に過ぎない、だが事実男は他国から逃げてきて、 名を変え過ごし、ここの国ではまだ、人を 直接殺めてはいなかった。 (-156) 2021/12/14(Tue) 14:50:19 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート「……? はぁ、え? ……エアハート これ はなんですか」ひくっと、引きつった表情。 目の前の存在を認識していればあまりにそぐわない空気に、呼吸を浅く繰り返す。 腕に当たる冷たさ。あなたを信じられないといった表情で睨みけ、下手な抵抗をしつつ"その痕"が刻まれていった。 ―――――――― ――――― ― 「 エアハート……!? なにをしてくれたんですか、なんで。 なんでこんなものを取り出したんですか! 早く外してくださいよもういいでしょう。 ……いや触らないでください、けだもの。 壊しますから、一人で壊せます。 手首折ります 」これは感情の涙ではない。 生理的に仕方なく流れ出した涙だ。 貴方の体をどつきながら喚く姿は普段の姿よりは随分とくだけた態度だと思えるだろう。 決して素ではないのだが。 (-163) 2021/12/14(Tue) 15:52:26 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ「なるほど、わかりました。 もとより聞こえなくなればいいんですね 」貴方は今までの自分ではいけないのか。 何かをなさなければならないのだろう。 聞かなければいけないのなら、 聞かないふりをするのができないのならば、 自分がその原因を断てばいい。 「その符は……カガチが持ってきたものです。 あなたが寝ていたときに偶然。 もしかしてあたくしの声を聞いてくれたのかもしれませんね。 マシになると言っていましたが、それで何が起こりますか? 返答によってはやることが増えますから」 服を脱ぐのを再び手伝いながらそれについて尋ねる。 気分が悪いわけではない、あなたの具合が悪いままが困るだけ。 なんだか言い訳をしている気分になってきました。 (-181) 2021/12/14(Tue) 19:04:09 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート「今どき処女育ちがいるものですか……! 身体なんて……なんでこんなに気分が塞ぎこむんですかね。 こんなことで傷ついたら心臓がいくつあっても足りな、 ……見知った顔にされるのってこんなに辛いことありますか?」 いつの間に自分は目の前の彼を気に入っていたのだろう。 全く気づいていなかった、害されてようやく自覚をした。 嫌だと思うことは、されたくないという期待をしていたということだ。 お陰で気分は下がったどころか脆弱性みつけてしまい散々である。 「きらいなんですよ〜……手首折りたくなるほど! あと……ああもう、目にも入れたくない。 やり返、いや……ちょっと……ああ駄目ですね、 エアハートのこと嫌いになりそうです。殺していいですか……」 あなたから感じられなかった殺意に、狂気に、愉悦。 どんな感情かがわからず、不気味で仕方なかった。 他人ならばどうでもいい、まさかそれが善意だったとでもいうのか? 本気ではないが次第に突然苛ついてやってしまうかもしれない。 なんだか落ち込みながら、あなたの胸元を叩いた。 (-188) 2021/12/14(Tue) 20:46:49 |
ノアベルトは、外れた手錠を壁に投げつけた。 (c5) 2021/12/14(Tue) 20:47:30 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート「被虐趣味があったらこんなところにもいないでしょうし。 反乱もしないでしょうよ!! ぁ〜……最悪、もう誰にも会いたくない」 引きこもりそう…、布団に潜って顔を隠す。 ふと言い忘れたことはだけ放つ、本当は帰ってほしい。 今は顔を見るのも、なんか、嫌だ。 「そうだ、例の監視の首輪、あるじゃないですか……。 この後それつけてお偉いさんのところ行ってくるつもりです。 実際あたくしはまだ無実ですし、なんなら、 記録されたらまずいもんの方が知ってるんですよ。 適当に悪いもん見まくって、内部崩壊させて。 まずはこの魔女狩りみたいな炙り出し政策から消しましょう、異論あります?」 (-213) 2021/12/15(Wed) 0:33:25 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート「 あなたが付けるんですか、嫌ですやめてください。 外れるような仕掛けにしてください、なんなら自分でつけられます」 警戒するように距離を取ろうとするがなんとも無様で。 すぐに戻ってやろうと、自分が表に出ない理由は大怪我だ、ということにしようとしながら思考を巡らせる。 おしゃべり鼠の仲間ぐらい酒場には溢れている、すぐに情報は回るだろう。 「……はあ、エアハートがとんだサイコパス野郎だなんて知りませんでした。拷問に向いてます。 仲良くならなきゃよかった、他人ならたまにいるんですよ。 そういう―――合理主義な人」 (-256) 2021/12/15(Wed) 11:31:37 |
ノアベルトは、その夕方に『いる』。たしかにそこにいて鈴の音を鳴らしている。だが姿を現さない。 (c8) 2021/12/15(Wed) 14:05:23 |
ノアベルトは、姿を現したくない。 (c9) 2021/12/15(Wed) 14:05:34 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ「あなたは断とうとしなくて結構ですよ、聞きたいものを聞いて聞こえたものを享受して考えることを続けたら良いです。 ですがそれに伴って不調が起こると言うなら、あたくしが断ってあげますと言ったんです。これに文句はないと思いますが、……」 あなたの貼られていく符を一枚一枚見る。 「 めちゃくちゃ燃えてませんかそれ、効いてるんですか?? 」いまいち効果がわからない、それどころかなんだか焼け石に水に見える。大丈夫ですか?? (-266) 2021/12/15(Wed) 15:10:38 |
ノアベルトは、「なんですか……」そのへんから声が聞こえる。 (c10) 2021/12/15(Wed) 17:02:26 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート「好意がある人間に無関心になんかなりませんよ。 ああもうこの時間が拷問なのがわかってないんですか?」 スラングを吐きつつおとなしく首輪をされた。 これが残り続けるのは本当に嫌だ、でもここまでされたのだ。 反乱軍のリストでも全部もらって、その彼らに迷惑をかけない範囲で偽の情報でも政府側に入れに行こう。 この酒場にこの政策を送り込んだことを恨むんですね……。 「はぁ……もういいですか。 このベッドすぐに破壊して帰り……いや、ううん、一人になりたいです……。エアハートが困りごとがあったら助けてあげますが、顔を見たくないので背中に話しかけてください」 (-269) 2021/12/15(Wed) 18:48:14 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 羽無し妖精 アイシャ「そうですね〜……。 こんな寒い冬だからこそアイシャの花が一層映えますし。 笑顔で花を送ってくれる妖精さんに、情をかけない奴はいませんよ」 いつもありがとうございます、と追加で告げながら。 色を悩んでいるのか顎に指をあて、考える仕草をする。 誰かを思い浮かべているようで、少し時間を要してから口を開いた。 「薄い、色でしょうか。春のようなイメージで。 色はカラフルの方が嬉しいです。 まあ、なんとも……あたくしが持ってると随分と似合わないものになりそうですが贈り物なので仕方ないです」 ゴミが入ったズタ袋を運ぶことが常な男が花籠を持つ姿を想像する、なかなか目を引くものにはなりそうだと苦笑した。 「アイシャまで笑顔が曇るとあたくしが何をし始めるかわかりませんよ。 ともかく、……例の首輪だけは外せるように策を巡らせていますから。窮屈な思いだけはし続けないでしょう、"お互い"苦労することになりそうですね」 (-272) 2021/12/15(Wed) 20:02:20 |
【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルト>>39 エドゥアルト 「……あ〜、エドゥアルトは目がいいですね〜……。 敵にしたくもなりたくもありません。 これでもモンスターにはほぼ見つからない奇襲100%の姿なんですよ」 気配がするから見ていただけだ、とすぐに判断すれば気が抜けたように机にへばりつく。 やってきたチキンの皿が手に当たり、おもむろに手を伸ばせば、握った手元からその肉が周りには見えなくなっていく。 あとから投げられたのはきれいにしゃぶり尽くされた骨だけだ。 カラン。 「ありがたいことに足と腕、その上首までつながっています。嬉しい温情ですね本当に……」 声が小さい。 見るからに、見えないが、元気がない。 (+17) 2021/12/15(Wed) 20:19:09 |
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