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【独】 聖女 リッカ/* というわけで、最終日にはwhoはありません!!! 1日目にゴチャ……した結果の調整を行うためです! 本当は1日目に暗殺されるはずだった波魔ちゃん…… ここまでおつかれさま ありがとう! (-0) 2024/02/11(Sun) 21:02:20 |
【独】 聖女 リッカ/* 2人のロールが嬉しくなっちゃったな。 そう、光ったら嬉しい、光らなかったら残念。 そういうルールなの! だから光った人たち、喜んでくれるわよね?(むくなひとみ) (-1) 2024/02/11(Sun) 21:59:01 |
【秘】 聖女 リッカ → 寡黙 エミール聖女はいつでも、どこにでもいる。 それがこの世界の創造者―――またの名を、女神。 けれどその姿を見せることはない。 現れるならば夢の中。 それが、聖女の意思だから。 だからこのときも女神像が微笑むばかり。 ステンドグラスを通して、晴天の日差しがきらきらと、あなたのもとへ舞い降りる。 (-12) 2024/02/12(Mon) 16:59:58 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ小さく華奢な子どもの身体。 これが日頃通りならば、するりとあなたはただ手を搔いただけ。 聖女に触れることは、叶わない。 それも、また。聖女が、そう望んでいたあかし。 それは、傷つくことを避けた結果であり、 惜しむことを恐れた結果でもあった。 何年も、何十年も、何百年もこうしてきた中、 経てきた経験が、聖女を、そうたらしめていたのだけれども。 (-23) 2024/02/12(Mon) 23:36:10 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ夜空に冷えた頬に、そんな手が触れている。 それが直後には、あなたの腕が伸びてきて―――空を掻くこともなく、抱き竦められれば。 驚きに開いた目の色は、晴れた冬の寒空と同じ淡い蒼。 ……思いも、していなかったのだ。 だからそのまま、暫し言葉も失って。 ( ……――― ) 確かめるみたいに、ぎゅうと抱き締められたまま。 濡れる肩が冷たいだなんて思うよりずっと先に、あなたの体温を肌が感じている。 ――――――何年、何十年、何百年ぶりの、それは。 記憶の中のものよりずっと。 ……ずっと。 (-24) 2024/02/12(Mon) 23:38:56 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエその腕の中で見上げる形になった空には 満天の星が煌めいている。 冬の綺麗な星座たちが瞬いている。 あなたの声を聴きながら、 それを見つめる瞳で瞬きをひとつ、ふたつ。 じわり、じわりと気付けばその星空が歪み滲んでゆく。 でも。そんなことにも、すぐには気付くことができなくて。 「 …… う ん 、ファリエ 」 笑顔をつくろうと。いつものようにつくろうと、 そう目を細めるとつうとあたたかいものが頬を伝った。 それで、ようやく気付いたのだ。 何が頬を伝ったのかとか、 笑顔をつくる必要なんて、もうなくなってしまったのだとか。 (-25) 2024/02/12(Mon) 23:40:21 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ「 わたしも ファリエ も 」 「 ここに … この世界にいるわ 」 震う、声がいう。 「 うそでも ゆめでも なくって 」 「 まぼろしでも なくって 」 「 だから 」 「 … っ 、だから… っ 」 はたはたと落ちる滴が、 そうしてあなたの衣服に染みを作って。 (-26) 2024/02/12(Mon) 23:41:27 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ「 わたし も ――― 」 「 … わたしも もう 」 「 ひとりじゃ、ない のね … ? 」 くしゃりと。 突き合わせた顔に浮かべた笑みは、いつもの無邪気そうなそれではなくて。 形容するなら、きっと、"しあわせそう"な。そんな、心からのもの。 意識せずとも持ち上げた白い腕があなたの背へと回ってゆく。 ここにいることを、そこに在ることを確かめるみたいに、 でもあなたとはさかしまに、ただ触れるだけみたいな恐る恐るの抱擁を。 そうしてもう一度だけあなたの身体に頬を寄せ、また少しだけ染みを増やして。 (-27) 2024/02/12(Mon) 23:43:08 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ見上げて滲んだ、冬の満天の星空よりも、 自分を映すあなたの瞳の方が、ずっとずっと綺麗に煌めき、 そして身近に感じられている。 そんな、本当に些細なことが嬉しくて。 手に入れることなんて、ないはずのものだと思っていたから。 「 ――― ファリエ 」 「 … だいすきよ 、だいすき 」 零すように、そう呟いた。 そうしておんなじように、笑っていた。 (-28) 2024/02/12(Mon) 23:44:06 |
【秘】 聖女 リッカ → 寡黙 エミール女神像は沈黙している。 しん、と冬の冷えた空気にただあなたの声だけが響いている。 ―――否。 「 …… 」 女神像の後ろに、白いワンピースの裾。 けれどその姿はあなたには見えない。 そのように聖女が望むから。 「 だいじょうぶ 」 「 ぜんぶ 夢に消えるだけだから 」 くすりと自嘲のように笑う。 その声もあなたに、届きやしない。 事実とするならば戻るのはきっと事故の直後。 意識不明の重体で、生死の境をさ迷うくらいはしたかもしれない。 ―――あなたの14年は、この世界での人生は、すべてその間の夢へと消える。 そうして、いづれ忘れゆく。 聖女が望もうと、望むまいと。 (-56) 2024/02/13(Tue) 20:34:48 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ手を伸ばしても消えてしまう幾重もの星々。 いつしか伸ばすことすらやめて、冷たい硝子1枚を隔て眺める観覧者となった。 それでも、星々が消えることは止まらない。 近付いた心が離れてゆく現実より、幾らもましだっただけで。 だから聖女はひとりぼっち。 つくりだした箱庭の中にいながら、誰の傍にもいない、いられない、ひとりぼっち。 でも、今は。 一番星が寄り添って、その姿を照らしてくれる。 (-85) 2024/02/14(Wed) 20:21:18 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエそれをこの身で確かに感じたから、 噛み締めるみたいに、聖女の口は語るのだ。 「 …… うん … ファリエ … 」 「 しあわせ …… しあわせ ね …っ 」 そうして、少しずつ。 あなたの腕に倣うみたいに、細い腕にはきゅうと力が篭って。 あなたとの隙間をまたひとつ埋めて。 ささやかで静かで、でも大きな"しあわせ"に、 それを感じさせる、あなたの腕と言葉に、暫し、包まれていた。 (-86) 2024/02/14(Wed) 20:22:45 |
【秘】 聖女 リッカ → 寡黙 エミール―――くすり、と。 聖女はやはり、聞こえない声で。 「 ええ 、エミール 」 「 約束どおり。 あなたが引き止めてくれたひとの数だけ あなたの願いを 叶えましょう 」 もとよりそういう契約だもの。と。 微笑いながら呟いて、次の時には、もう聖女の気配は消えてなくなっていた。 (-92) 2024/02/14(Wed) 20:53:09 |
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