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【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 不運 フカワ『鯨の話をしたんだ。 ひとりきりの空クジラ、死んでようやく海に落ちられて、 仲間の鯨に囲まれてハッピーだねって話。 死んだ鯨の思うことを 勝手に仲間の鯨や読み手がハッピーだったことにした』 『ハッピーだとは思わない』 『俺もそう思う』 『仲間の鯨は死んだ鯨が思っていたことを知らない』 『死んだ鯨は仲間の鯨が何を思おうと知ったこっちゃない』 『なんてことを話した。そんなくらいだから、思わない』 『ハッピーにしたい人はハッピーにしておけばいいと思う』 『本人がどう言うかは本人のものでいい』 (-114) 2022/03/02(Wed) 16:23:08 |
【秘】 不運 フカワ → 落涙 ユメスケ『俺もそう思います』 『なにも知らないことが幸せ者かどうか。 誰にもわかりませんからね』 『結構難しいこと話しているんですね、ユスさんか、ツルギさんとでしょうか』 だからあの子の言葉は理解できなかった。 綺麗な物語したがってるなんて。 そんなことなにも考えていない。 綺麗事にするのはいつだって。 『あ、デートうまくいったのかも気になります。 暇で、ちょっと気になってました』 (-116) 2022/03/02(Wed) 16:42:33 |
【秘】 不運 フカワ → 落涙 ユメスケすぐにかえってこなければ話題を変えるだろう。 答えが適当でも良い、本題はそこにないのだから。 漠然と、自分の身の上話を年下に話してしまったことを少し、ほんの少しだけ申し訳なく思って。 また次の機会がほしくなってしまった。 (-117) 2022/03/02(Wed) 16:46:43 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 不運 フカワ『鯨の話は柚須お兄さんとした。 最初に話した時と比べたらずいぶんと 知る・考える方にいってて面白いんじゃない?』 暗に興味と暇があれば話してみたら?と言っている。 『デートはうまくいったかいってないかで言えばいったと思う。 フカワお兄さんがそう言う人なら中身も気になるだろうが、 だいたい内緒話になったからなぁ』 『暇を潰せる別の話はまた考えておこう』 返事はすぐに返ってきた。彼の方も話をするならまた次の機会にする気だ。 (-119) 2022/03/02(Wed) 17:03:30 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 医者の息子 カイ 空にはおひさまがぴっかぴか。夜更かしをした子が起き出したくらいの頃。 君が端末として利用している物に、メッセージが一件。 『御機嫌よう、愉召怪のコタくんだ。 こちらふと浮かんだ程度のとりとめのない疑問故、 お忙しければお答えいただけなくても構いません』 『数河お兄さんは、医者に必要なものってなんだと思ってる?』 へりくだった物言いから神経を逆撫でしかねない質問が飛んできた。言葉通り、答えはなくても構わない。 (-121) 2022/03/02(Wed) 18:14:12 |
【秘】 演劇 アクタ → 落涙 ユメスケ「はは、」 齧っておいて良かった、美術。 こうして君に格好付けられただけで、 脳の容量に価値が生まれた瞬間だった。 「先入観無しで見るのも楽しいだろ。 お前が最初にそう見えたなら、その絵は朝なんだよ。 朝、家出るとこかもな、なんてさ。」 芸術は、心で楽しむものだと。 何かで見たような、気がする。 「もしくは、朝でも夕でもないんじゃないか。 作者の頭の中にしかない時間帯……とかな。」 訳も分からず涙を流したり、笑ったり。 心が揺れるのに、理由なんていらない。 人のそんな表情を見るのが好きで、 自分だって舞台芸術を志している。 ──つまり、これは芸術家気取り、だ。 「自由で良いんだ、芸術は。 ……ほら、こんなぐちゃぐちゃの油絵ですら評価されるんだぞ。」 適当なぐちゃぐちゃの絵を指差した。 美術家に失礼だ。 (-126) 2022/03/02(Wed) 18:54:14 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 演劇 アクタ「ん、ん、ん〜〜〜〜〜」 「言ってることは分かる。 見ての印象からで考えるのは確かにたのしい」 ん〜〜〜〜ともう少し微妙な顔で意味のない音を漏らすのが続く。嫌いなものから始まった話でなければ素直に肯定できたのだけど。 「最初は朝に見えたけど、朝の絵ならこの絵は嫌い」 「嫌いなものが多いよりも好きなものが多い方がハッピーだから、 俺はこの絵を朝の絵ではないと思うことにします。 本当に最初の最初だけ朝の絵だったんだ」 いー、の口にジト目でイヤを表現した。ワガママの聞かん坊をプレイ。朝、そんなに嫌いなんですね。 「朝日じゃないならとても好きだと思える。 アクタお兄さんの言うように、朝でも夕方でもないかも というのはいいかもしれない。 現実のどこの時間にもないときの空だ」 「芸術が自由なら、こうやって言うのも自由でいいんだろ?」 話す内に、不機嫌顔から段々とたのしそうな表情になっていく。彼は朝は嫌いだが、自由と君の事は好き。 そんな好きな君のさしたぐちゃぐちゃの絵が、彼には<<カイ>>allwhoに見えた。 ▽ (-152) 2022/03/02(Wed) 21:28:57 |
ユメスケは、昨日のデート中、美術館でカイに見えなくもないよく分からない何かの絵を見ていた。 (t18) 2022/03/02(Wed) 21:37:01 |
【秘】 医者の息子 カイ → 落涙 ユメスケ『知識、体力、忍耐力』 『バカに医者になる資格はないし』 『体力や忍耐力がないと続かない』 『それとも、人を助けたいという気持ちとか そういう方向を聞きたかったか?』 考えていたのか、しばしの間の後、返信が返って来た。 ごくごく当たり前のような返答。 (-179) 2022/03/03(Thu) 3:04:12 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 医者の息子 カイ『聞きたかったなぁそういう方向。 そうしたら医務室に全然寄らないのについて言及出来たのに』 『いや四六時中見ていたわけではないが。夜中とか寄ってた?』 結局言及しているね。彼の方は返事にほとんど時間をかけておらず、すぐ見ていたのなら読む内読む内にぽんぽんと送られてくる。 『文字だと持ってる印象よりも 冷静になっちゃうものなんだな、人って』 自分だけは死にたくないと、君と似たことを言っていた誰かさんとの文字でのやりとりを彼は思い出した。気質も似ている方なんですね。 『さっきの聞いたら怒られると思ったのに』 神経を逆撫でするつもりで聞いていたらしい。 (-201) 2022/03/03(Thu) 12:02:32 |
【見】 モノノ怪 ユメスケ アクタに付き添って行った夜ではなく、日が変わって太陽も空にのぼってからのこと。彼はヒメノの部屋を再び訪れた。 部屋に物が増えていてもいなくても、なんなら彼が足を運ぶ頃には彼女の身体がそこになかったりしても、彼のすることは然程変わらない。 「12くらいになる気だったの、本当なんだが。 お姉さんの言った通り無理だったなぁ」 ゆったり部屋を歩いて、ベッドに腰かける。 「多く見積もって直前の+5くらい? その上でマイナス行っちゃったからなあ、こうなったね」 「生きたかったね緋苺お姉さん」 「どこにもいなかったらしい私という存在が、 さいごのさいごで居られたのってハッピーなんだろうか」 「これは質問じゃないから、 聞いていても聞き流してくれていて構わない」 「それより何より、 生きることがハッピーだったよなぁ緋苺お姉さん」 そんなふうにとりとめのないことをもういくつか呟いて、ほどほどの間居座っていたのだった。 (@9) 2022/03/03(Thu) 13:05:41 |
【秘】 演劇 アクタ → 落涙 ユメスケ子供らしく、等身大にいじける君を は、と笑いながら眺めていた。 「それ、良いな。 W最初だけ朝だった絵W──って まるで閉じ込められた額縁の中の時間が しっかり動いてるみたいでさ。」 どこにも無くて、どの時間帯でもなく それでいて、自由に時を過ごす絵。 わがままな君の為に、 この絵はたった今から、そのように成りました。 「朝そんな弱いのか?」 嫌いそうなので、 あんまりにも寝起きが悪いのかと思った。 ▽ (-263) 2022/03/03(Thu) 20:20:45 |
【秘】 演劇 アクタ → 落涙 ユメスケ「数河……あのメガネか?」 87%ぐらい、同意した。 ぐちゃぐちゃで凸凹のある油絵、そのように見えても見えなくても、不自然ではない……かも。きっと。多分。恐らく。 (-264) 2022/03/03(Thu) 20:21:16 |
【秘】 医者の息子 カイ → 落涙 ユメスケ『寄ってないよ。寄る義理もない』 『文字だと君が怒らせようとして聞いていたなんて気づかなかったな。それくらいで別に怒らないけど』 『君はこんなところ見学して楽しいのか?』 し返しとか、特に怒らせようと思っての質問ではない。 (-273) 2022/03/03(Thu) 21:16:54 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 演劇 アクタ「あのメガネの人だな。今眼鏡の人の絵見たら 全部数河お兄さんに見えるかも〜〜〜〜」 「なんてね。話し合いの場で見ているくらいだから、 そんなに全部にはならない。だろうけどこれ相当そう見えるわ」 翌日のデイリー失礼メッセの送信先がカイになっていたのは、ここでこの絵を見たことも理由のひとつだったのかもしれない。 他の誰か何かが見つからないかなと、視線を彷徨わせながら歩いて行く。ぼんやりと何かを考えているような、考えていないようなゆったりとした足取り。 「朝はー…強いとか弱いとかでなく起きないとだからね。 まぁ弱いと思っているわけでもないが、そうだなぁ…」 (-319) 2022/03/04(Fri) 2:44:22 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 演劇 アクタ「ほら、朝日ってお綺麗じゃないですか。 朝と昼と夕方の太陽を比べるなら、 一番爽やかで、浄化力みたいなの高そうなイメージない?」 「遊召家さんちの小太郎くんは そんな感じの理由で朝日に例えられたことがあるんだが、」 「俺はそれがすごくいやだった」 「天使みたいとか清らかな乙女のようとか、 大体の例えは流せるけれど、本当にそれだけが、いやだった」 「なんか、いやだったんだ? そのいやが、ずっと残ってる」 「なんでだろうな、アクタお兄さんはなんでだと思う?」 そう聞いた時にも、視線はどこかの絵。正解を求めているわけではない軽い問いだ。 (-320) 2022/03/04(Fri) 2:45:26 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 医者の息子 カイ『たのしいかったのしくないかで言えばたのしい。 生きることへの心構えに変化があったのではないでしょうか』 すらすらとそんなことが返る。無神経は続行中なのかも。 『気付かなかったなら、 文字でも対面でも多分変わんなかったよ』 『数河お兄さんは俺が想像していたよりも ずっと懐が広かったみたいですから』 『己の無力を気にしていてかつ神経質な人なら あの遠回しなやつでもすごいつっかかってくる』 あの遠回しなやつですごいつっかかってくるような人だと思われていたみたいです。 『柚須お兄さんあたりから声は掛けられただろうに。 なら出来ることってなかったんだなって思ってたけど、』 『こんなところでそんな声にこたえる義理もそもそもないから、 そっちの方が理由かもしれないなとは今思ったね』 君は不特定多数を助けたいからが理由で医者になる人でない。医務室の誰かさんではないが、彼も他者への理解を深めるようなことはする方だ。 礼は失しないで拾ってきた方がいいとPLは思う。 『数河お兄さんは、最初と今とで何か変化ってあった?』 (-322) 2022/03/04(Fri) 3:22:30 |
ユメスケは、夕空を泳ぐ鯨を見上げていた。 (t23) 2022/03/04(Fri) 11:13:30 |
ユメスケは、手を伸ばした。 (t24) 2022/03/04(Fri) 11:33:11 |
【秘】 落涙 ユメスケ → 代役 ミィ「…………」 「このお話の子もさ、 空クジラのところに行ければ良かったのにって感じ」 「違う物語の人だからな、仕方ない」 (-343) 2022/03/04(Fri) 11:37:20 |
ユメスケは、呟いた。「俺も違う物語の人だから、仕方ない」 (t25) 2022/03/04(Fri) 11:38:17 |
【秘】 演劇 アクタ → 落涙 ユメスケ「ん〜……」 朝日が嫌い。他はいいけど、これだけが嫌。 ──なんだろう? こういう時にこそ、舞台の脚本にあるような言葉がぽんぽん浮かんで そのどれもを、違うかな、と、思案。 暫く、間をあけて。 「夕日と比べないと 綺麗だって言われないから、とか。」 ……だろうか。 考えてみたけれど、一番しっくり来たのはこれだった。 「分かんないけど…… 僕は、コタローの事考えたら そうかなって、思った……かな。」 きっと君は答えを求めていないのだろうけど 芸術は、それから生まれる想いは、自由にあるべきだから。 自分なりの答えを、 君に投げかけてやった。 ──なんて話していれば、 小さな美術館はあっという間に出口だろうか? (-349) 2022/03/04(Fri) 13:30:57 |
【秘】 医者の息子 カイ → 落涙 ユメスケ『そ。どんな変化だ。生きたいって思えたのか?』 文章ではそっけないが、目の前にいたら 怒りを露わにしている場面もあったかもしれない。 まあ、それを知られる由はないけれど。 『僕は僕だ』 『何か大きく変わったことはない』 『変わる必要はない』 自覚はないようだ。 (-357) 2022/03/04(Fri) 15:16:38 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 演劇 アクタ「ふぅん。…うん、そうだなぁ、あ〜〜」 「他のものが物差しなのはそうかもしんないわ。 俺の表現って連想ゲーム染みている」 「俺にとっては夕日の方がお綺麗なんだ、多分」 「天使も乙女も、上にくる似たものがないんだ。 朝日だけ他があった。俺は夕日の綺麗になりたかった」 「今答えをつけるなら、こんな感じ? アクタお兄さんがそうやって言ってくれたおかげだな」 「俺を見て考えて、それでおくってくれた言葉がうれしいよ」 愉召怪のコタくんがここにいることを思わせてくれる。 (-380) 2022/03/04(Fri) 19:37:45 |
【秘】 落涙 ユメスケ → 演劇 アクタ 君の前に躍り出る。ぴょん、大きい一歩分。 「アクタお兄さんは午後の陽射し、雨上がりの空の人。 晴れ渡った青空の人ではないけれど、思い浮かぶのは明るい空」 人差し指で宙を指して弧を描く。君は虹をかけられる人。 「俺、起きた後は雨上がりの空にアクタお兄さんを見るね」 くるり、振り返って。 君を見上げて、笑顔でそう言った。 (-381) 2022/03/04(Fri) 19:38:36 |
ユメスケは、扉を開けてもらうのを待って、それから君と一緒に外に出たのだった。乾いた音を聞くほんの少し前のこと。 (t26) 2022/03/04(Fri) 19:38:47 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 医者の息子 カイ『そうだな、必要はない。変わる時には勝手に変わってる』 『数河お兄さん、日記とか書かない方がいい人かもな。 色んなことを形にしない方がハッピーな人だ』 彼は君の反応を想像しながら文字を送るが、その想像が正しいか否かも知る由なんてないのだ。 『で、まるで俺が死にたいと思っていたみたいに言うなぁ』 『合ってるようなものだが』 『「苦しんで生きたくない」が、 「苦しいが生きようとしてみよう」になった感じ?』 「だから遊召家さんちの小太郎くんは死ぬよ」 口に出した音は宙にとけて消えた。 『俺にとってのハッピーに向かえそうです』 『聞き流してくれて全然構わなかったのに会話をしてくれて ありがとう。数河お兄さんもハッピーになれるといいな』 なんでもない人に向けて、普通くらいのお祈りをした。 (-391) 2022/03/04(Fri) 20:17:13 |
【秘】 医者の息子 カイ → 落涙 ユメスケ『わざわざ見学しにきて この合議で変わる心構えなんて それくらいしかないと思うが』 『君が死にたいかまでは知らなかった。 ただ、なんとなく。そう思った』 『べつに、ただ暇だっただけだ』 『ハッピーってなんだろうな。まあ、なれればいいけど』 そんな、ごくごくそっけない文字列でメッセージは終わる。 この言葉は自分に対してか、君に対してか。 (-404) 2022/03/04(Fri) 20:51:21 |
ユメスケは、ごくごくそっけない文字列に、手を振るスタンプだけを返していた。普通程度のお祈りはしたものですから。 (t27) 2022/03/04(Fri) 20:57:47 |
【秘】 演劇 アクタ → 落涙 ユメスケ「なんだそれ、」 やっぱり笑って、君を見た。 自分の言葉を受け取って、笑って、対話してくれる君が なんだか弟分みたいで、可愛らしくて。 「じゃあ僕は、 夕陽が綺麗な日は コタローを見るとするよ。」 赫く赫く広がる空。 薄暗い雲が透き通って、ヴェールをかけるとき。 君と話した今日の日を、ぼんやり思い出すのだろう。 「……W楽しかったWか?」 ぎ、と音を鳴らして、 君の背を見守りながら、美術館を後にする。 今日のデートは、ここまで。 続きは、紙袋を叩き潰した音の後に。 (-408) 2022/03/04(Fri) 20:58:18 |
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