187 『Ambivalence』
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| (-9) 2022/12/21(Wed) 5:15:05 |
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「お前なんて嫌いだよ。 都合がいいだけの雌犬が。」
(-10) 2022/12/21(Wed) 5:16:38 |
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白濁に満ちた浅見の中、 一度だけ力を込めて腰を浮かせると 嘲笑いながら白濁液を子宮へと押し込み。
出し切れず残っていた液を奥へ注いだ。* (*23) 2022/12/21(Wed) 5:17:10 |
| 自分の意思に反して身体が反応する。 男にとっちゃ当たり前のことだし慣れたもんだが 今以上にそのことを恨んだことはない。 ヤられたくなければ勃たせなきゃいい。 それが出来ないから男は女を欲しがるのだ。 浅見だってそれを分かっていたはず。 >>*25 (*35) 2022/12/21(Wed) 22:51:57 |
| 挿入ると同時に果てる。 >>*27 男からすれば情けないことこの上ないし 女からすれば本来迷惑極まりない話なのに。 俺の欲を受け止めた浅見は むしろ恍惚な顔で悦んですらいた。 >>-11>>*28 壊れている。なにもかも、壊れている。
(*36) 2022/12/21(Wed) 22:52:12 |
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「お前に…っ、俺の何が……」
分かるってんだ。
プライドを傷つけられた怒りが ふつふつと湧き上がってきて。 言い返そうとする俺に被せるように 浅見から浴びせられた嘲笑と >>*29>>*30 目を覆いたくなるような現実が 俺の身体から血の気を奪っていく。 (*37) 2022/12/21(Wed) 22:53:10 |
| (*38) 2022/12/21(Wed) 22:53:25 |
| まるで頭をバールで殴られたような 重い鈍痛が頭の中を駆け巡る。 >>*31 今すぐ抜こうと精一杯の力を込めても 上を取られてしまっている以上、 そう思い通りに事は運ばない。 地獄の釜の底に落とされた感覚は 絶望を通り越した虚無を連れてやってくる。 それを見透かしていのかどうか。 向けられた哀れみは傲慢で底意地が悪い。 いつか俺がこの女に向けたものと 全く同じものだとすぐに分かる。 >>*32>>-13 (-16) 2022/12/21(Wed) 22:54:10 |
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「これで…満足かよ。
てめぇのくだらない人生の 憂さ晴らしができて…満足か?」
(*39) 2022/12/21(Wed) 22:54:36 |
| 俺はあの日の浅見と同じだと言う。 >>*29 報復が成されて、声色が変われば 向けられるのは同情の目。 >>-14 捨て犬を慈しんでいるつもりか。
怒りを微塵も感じさせない指先が 俺にどうしようもないくらい 強い嫌悪と心頼の感情を芽生えさせる。 (*40) 2022/12/21(Wed) 22:55:18 |
| (-17) 2022/12/21(Wed) 22:55:53 |
| (-18) 2022/12/21(Wed) 22:57:23 |
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「お前、俺の事好きだったろ。」
(-19) 2022/12/21(Wed) 22:58:42 |
| 俺の上で嗤う女に向けて 俺は小さく微笑むと。 「俺が居なきゃ生きてる価値がない だから俺に居場所になって欲しい どうだ?違うか?」 嗤う浅見に疑問をぶつける。 それが正解かどうかなんて分からない。 だが今はもう、そんなことはどうでもよかった。 (-20) 2022/12/21(Wed) 22:59:39 |
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「残念だったなぁ。 相手が俺じゃなかったら
少しはマシな人生だったかも しれねぇっていうのに。」 (-21) 2022/12/21(Wed) 23:00:16 |
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「お前にW律W以上の価値なんてねぇよ。馬鹿が。」*
(-22) 2022/12/21(Wed) 23:01:19 |
| 俺が負け惜しみのように吐いた疑問は どうやら正解だったらしい。 >>-26 それが一矢報いることになるかもと わずかな期待をしてみたものの 浅見律という女は、そんな次元では済まない程に 人の悪意と我欲を知りすぎている。 >>-27 (*50) 2022/12/24(Sat) 3:36:34 |
| 浅見律の欲望は 俺や他の男達の比ではない。 >>-28>>-29 膨れ上がり、俺の目の前で爆発する。 人は鏡とはよく言う。 今立場を変えて俺が浅見に言っても きっと違和感は無いだろう。 あーでもそんなことはどうでもいいか。 だって、そう顔に書いてあるし。 >>-31 不意に流れてきた唾液は 乱暴に憎しみを注ぎ込んできて。 >>*43>>*44 口から溢れようとも留まるところを知らない。 (*51) 2022/12/24(Sat) 3:38:46 |
| 浅見が俺の腕の拘束を解いて スマホを渡してくる。 >>*46 互いに心臓を握りあっていると わざわざ言い放つ理由なんて 想像するのは難しくはない。 >>*47 まるで飽きた玩具を見るような そんな目さえしてるようにも見えた。 (*52) 2022/12/24(Sat) 3:39:14 |
| こんなのは、一緒に沈んで、と >>*48 首に手をかけられたことと同じだ。 (-32) 2022/12/24(Sat) 3:39:40 |
| (-33) 2022/12/24(Sat) 3:40:05 |
| 可哀想だと嘲る浅見に >>*49 俺は表情ひとつ変わらずに答える。 怒りを通り越した憐れみは 歪な程に心の余裕を生んだ。 どれだけ堕ちていようとも 自分より堕ちた人間を見ると妙に落ち着いてしまう。
「ちょっと見ない間に生意気になったな。 少し男を知ったくらいでいい気なもんだ。」
拘束が解けたということは 俺が自由になって何されても構わないと 失うものなんて何も無いと つまりはそういう事だ。 (*53) 2022/12/24(Sat) 3:41:21 |
| (-34) 2022/12/24(Sat) 3:42:36 |
| 俺は乱暴に浅見の腕を掴むと 報復と言わんばかりにソファーの上で押さえつけて そのままネクタイで手首を縛る。 堕ちるところまで堕ちるのは はたしてどっちだろうか。 満足出来ないなら満足させてやろう。 皮肉めいた答えがどちらを意味するかは明白で。 >>*47 あれだけ嬲られてもまだ硬さを失わない雄を 体液で汚れたままの秘部に押し当てて。 同意も得ず、紳士的な気遣いもせず。 ただ欲望に駆られて栓をする。 (*54) 2022/12/24(Sat) 3:43:15 |
| (-35) 2022/12/24(Sat) 3:45:00 |
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以前の玩具を扱う目とは違う 獣のような目を浅見に向けながら 乱暴な抽挿を繰り返すと
そのまま首の側面に手をかけ 頸動脈を圧迫していった。** (*55) 2022/12/24(Sat) 3:46:26 |
| 俺がお前を殺してやる。 女としても、人としても。 ある意味特別な感情に満たされた俺は その日を境に浅見への行為を 急激にエスカレートさせていく。 お前には俺しかいないもんな
と 性的な利用価値しか見出していないくせに まるでそれ以上の関係かのような口振りで。 学校だけじゃ誤魔化しきれなくなった頃には わざわざ俺の住んでるアパートにまで連れ込み 教師と生徒の垣根さえ簡単に飛び越えて。 (-36) 2022/12/24(Sat) 3:55:01 |
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分かっている。 たとえば一日中俺の部屋に閉じ込めたところで 浅見の両親はその不在を不思議がったりはしない。
せいぜい親としての体裁を保つために 形だけの連絡を寄越してくるだけだと 分かっているから付け入りやすい。
自分の娘がまさか体裁を保つべき相手の俺に 毎日一錠、低容量の避妊薬を無理矢理飲まされ 尊厳も何も無い捌け口にされているなんて あの親には分かりはしないだろう。 (-38) 2022/12/24(Sat) 3:56:24 |
| (-37) 2022/12/24(Sat) 3:57:23 |
| (-39) 2022/12/24(Sat) 3:57:44 |
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