【人】 液状生物 レマーン―とある日 ダンジョンの中で― 「あまり、軽々しく『穴』に手出しするのは感心しないね。」 ひっそりと、ダンジョン内の地図を作製している一人の冒険者>>5へと声を掛ける。 呑気に手持ちの魔石を齧りながら。 もっとも、油断は微塵もしていない。 十分に逃げられる距離を置いて、万が一に戦闘に発展した場合の魔力をたっぷりと取り込みつつ、だ。 「こちらもかなり前から、君の事をつけさせてもらっていてね。 装備や戦法、密かに作成しているダンジョンの地図、これらを繋げれば目的に見当はつく。 それでも、細かな素性は最後までわからなかったし、僕のようなものでなければ、目的に見当もつけられないだろうけど。」 彼女は、きっと「何故」と問うてくるだろう。 こちらも、別に隠し立てすることは無い。 何より、一つ彼女が見落としている事が一つある。 それが、彼女の目的に見当をつける事が出来た理由。 身体中の粘液が蠢いて、形を変えていく。 暫く身体を蠢かせ続けていたが、やがて落ち着いた。 (6) 2023/01/03(Tue) 17:14:57 |
【人】 液状生物 レマーン小さな、人間の子供にしか見えない姿。 無数にある自分の姿の一つ。 彼女の見落としは、僕のような魔物にも人に紛れて行動が出来る、という事だ。 「もし、正体が『穴』の人々にバレれば、もっと苛烈な報復があるかもしれない。 元々、他者と共生が出来なくて追い出された者ばかりだからね。 僕も含めて。」 今の自分に出来る、最大限の忠告。 魔物と共生する『都市』ですら、受け入れられなかった者達が集められている、例えば自分のような。 そんな者達に、彼女の素性がバレてしまえばどうなるか。 そう忠告したつもりだが、果たしてどれほど効果があるだろう。** (7) 2023/01/03(Tue) 17:15:04 |
液状生物 レマーンは、メモを貼った。 (a4) 2023/01/03(Tue) 17:17:33 |
【人】 液状生物 レマーン―居住区 宝飾加工店・エデン― 『禍々しいほどの、美しい魔石』。 諦めちゃうのかい? 出来るのなら、是非とも食べてみたいのだけれど。 [店の天井から、声が響く。 一滴、二滴、粘性の液体が滴って、やがて手の平サイズの塊となる。] 盗み聞きするつもりじゃなかったんだけどね、あまり堂々と都市を歩き回れる立場じゃないから。 [歩き回れない理由を、わざわざ言う必要はないだろう。 この街に住んでいるなら、意味は伝わる。] (12) 2023/01/03(Tue) 19:47:27 |
【人】 液状生物 レマーンたまたま手に入った魔石を食べてみたのだけど、中々に珍しい味でね。 もう一度食べたいと思って、魔力を追いかけて来たのさ。 [手近な魔石を掴んで、口へ放り込む。 身体の中から石を砕く破砕音が響いて、身体が少し大きくなる。 魔力が身体に巡って、充足感が満ちる。 人間でいうところの、『腹が膨れる』感覚というものか。] 君の加工した魔石、もっと食べさせてくれるなら、ダンジョンの奥についていってあげてもいいけど、どうする? [自分であれば、ワイバーンをはじめ中型の魔獣までなら対処はできる。 大型の魔物となると、大量の魔力を取り込めばなんとかなる。 それは、魔石職人の彼女なら問題はないだろうから。*] (13) 2023/01/03(Tue) 19:47:33 |
液状生物 レマーンは、メモを貼った。 (a6) 2023/01/03(Tue) 19:49:38 |
液状生物 レマーンは、メモを貼った。 (a7) 2023/01/03(Tue) 20:06:54 |
【人】 液状生物 レマーン―ある日 ダンジョン グラヴィーアと― 彼女の言葉からは、明確に敵意を感じる。 少なくとも、素直に言う事を聞いてくれる気はなさそうだ。 「――僕は、方法を提案に来たのさ。 おねぇさんが雇い主に『穴なんて本当はありませんでした。』と言ってくれればいい。 僕達は誰を手に掛ける事もなく、おねぇさんが傷つくことも無い。 どうだろう、おねぇさんにも損の無い話だと思うんだけれど。」 彼女を進んで害する事を望んではいない。 かといって、これ以上に住む場所を追われるハメになるのは避けたい。 この二つを両立させるなら、『穴』を嘘偽りで覆い隠してしまう事が一番都合がよい。 (22) 2023/01/03(Tue) 21:45:03 |
【人】 液状生物 レマーン「それでもダメだと言うなら、止める権利は僕には無いよ。 その代わり、いつか然るべき制裁がおねぇさんに降る事になるだけさ。 あるいは、その役割は僕が担う事になるかも、ね。」 体内の奥底に隠していた魔力を、全身に滾らせる。 目視できるほどに濃い、黒い魔力。 この時の為に、腹いっぱいに「食事」をしておいた。 「おねぇさんはさ、わざわざ追放された僕達を探し出してまで、何故僕達を狩りとろうとするんだい?」 そのまま真っすぐに、彼女の眼を見据えて対峙した。* (23) 2023/01/03(Tue) 21:45:09 |
【人】 貪食 レマーン―居住区 宝飾加工店・エデン― 「『社交辞令』ならいらないよ。 お腹が膨れない物なんて、必要ないさ。 そう言う事は、もっと高尚な相手にやるといい。 それとも、君には僕がそういう手合いに見えるのかな?」 全身を伸び縮みさせて、彼女に自分の姿をアピールする。にょんにょんと。 生憎、自分の価値観は単純だ。 『美味しい物を食べる事』と『じっくりと味わえる巣』。 この二つで完結する。 礼儀やマナーとは無縁だ。 「契約内容に異論はないけど、ついでにもう一つどうだい? ――あぁ、君に有利なものだから、安心していいよ。 君と僕とで 『召喚契約』 なんてどうだろう?君が僕の名を呼べば、僕がその場に現れる。 君に何かあると、この魔力が食べられなくなっちゃうじゃない? それに君と契約で魔力を繋げておけば、君からの魔力回収も効率が良くなるし。」 実にシンプルな理由、その程度の方がしがらみが無くて効率が良いという判断からだが。 彼女が了承するなら、差し出された手に触れながら、こちらも契約を完了させてしまおう。* (26) 2023/01/03(Tue) 22:21:44 |
【秘】 貪食 レマーン → 宝飾職人 エデン――ひとつ、彼女には黙っていた事がある。 「彼女からの魔力回収」とは、きっと魔石の事だと彼女は思うだろう。 けれど、それは「彼女の身体から直接魔力を得る」事も含む。 手の平ほどに小さく、聞き分けの良い魔物を演じても、根本は捕食者だ。 彼女を守りたい事は本心、こちらが不利な契約である事も本当だ。 けれど、それは彼女という「料理」をより美味に味わう為なのだ。* (-20) 2023/01/03(Tue) 22:22:07 |
貪食 レマーンは、メモを貼った。 (a13) 2023/01/03(Tue) 22:26:19 |
貪食 レマーンは、メモを貼った。 (a14) 2023/01/03(Tue) 22:26:59 |
【人】 貪食 レマーン―ある日 ダンジョン グラヴィーアと― 彼女のあげる理由は、およそ想定の範囲内。 交渉の余地なし、だ。 けれど、こちらが手加減をする理由が無いという事でもある。 「おねぇさんの主義はわかったさ。 けれど、僕達魔物の…少なくとも、僕の主義はもっとシンプルでね。 『獲物か、狩人か』さ。」 何かが、彼女の背後から襲い掛かる。 本体から切り離した、ごくごく小さな一部。 滾らせた魔力に警戒しているうちに、背後にこっそり回らせておいた。 催眠でも幻術でもない、ただの騙し打ち。 神聖詠唱をさせないよう、彼女の口を塞ぐ。 ――もっとも、感知されないよう生命維持の魔力しか持たせていない、文字通り動く粘液でしかないから、引き剥がすことは簡単だろうけど。 「自分が獲物か、狩人か。 はっきりさせたくなったら、また僕を探すといいよ。 答えは、おねぇさん自身が見つけられるはずだから。」 言葉の意味は、まだ彼女には理解しかねるだろうか。 彼女が僕の一部に対処を終えた頃、本体はもうどこにもいない。 ただ声だけが、響いていた。** (34) 2023/01/03(Tue) 23:46:06 |
【秘】 貪食 レマーン → 聖断者 クラヴィーア彼女の口を塞いだ時、僕の一部が更に分割して彼女の体内へ潜り込んでいった。 滾る魔力で目を引き、不意打ちを掛けて平静を崩した上での、三つ目の罠。 僕の一部は再び僕と見えた時、彼女の脳を侵し、僕に都合のいい認識を植え付ける。 僕の一部が侵入した事に、彼女が気付けるかどうか、それが「獲物か、狩人か」の意味。 対処は簡単だ、彼女が自分に祝福の浄化を掛ければいい。 果たして彼女は獲物に成り下がるか、自分の中に巣食う僕を狩りとれるか。** (-21) 2023/01/03(Tue) 23:47:02 |
貪食 レマーンは、メモを貼った。 (a17) 2023/01/04(Wed) 0:03:17 |
【秘】 聖断者 クラヴィーア → 貪食 レマーン「しかしスライムか。 ……あの分だと切り離しても自由に動かせそうだな。 きちんと取り除けたか……?」 手のかかりそうな相手だ。 体全体に念のため浄化をかけておくか。 とも考えたが、スライムだ。痛みやどこかが溶けた気配もない。 それに、まあまあ奥まで来ているから、祝福も使い放題というわけではない。 「まあ、いいか… 少しこの辺りだけ確認して、今日は地上に戻ろう。」 結局のところ、クラヴィーアはそうして体内の魔の残滓を見逃した** (-23) 2023/01/04(Wed) 12:50:28 |
【秘】 宝飾職人 エデン → 貪食 レマーン私の名前はエデン。 あなたの名前を教えて。 [後腐れなく、安全でビジネスライクな契約。 有利な条件をもらったことで完全に油断していた。 深淵を覗けばどうなるか、想像できない訳ではなかったのに。 生まれた繋がりから、女の身に人とも魔ともつかない魔力が複雑に渦巻いているのが感じられるかもしれない。縛られたのがどちらなのか、今はまだ誰にもわからない] (-24) 2023/01/04(Wed) 14:14:14 |
【秘】 貪食 レマーン → 聖断者 クラヴィーア彼女の身体の中に潜り込んだ僕は、彼女から最小限の魔力を取り込みながら、少しずつ増殖し始める。 彼女の脳を侵すことが出来るまで、慎重に。 だが、僕が増えていく結果として、彼女の身体は僕の影響を受け始める。 より「獲物」として相応しい身体へと。 潜り込まれた可能性に気付くのが遅くなるほど、結果は致命的に。 例えば、その豊かな胸はひと回り大きく実り、強く絞れば先端に雫が滲む。 さながら、子供を孕んた時のように。 例えば、その胎。 子を宿す場所が、精を求めて疼き出す。 最初は微かに、酷くなれば常に。 最終的には、自分で治めねば鎮まらない程に。 そこまで侵食が進めば、彼女は魔を受け入れ、孕む事のできる身体になっている。 (-25) 2023/01/04(Wed) 15:03:06 |
【秘】 貪食 レマーン → 聖断者 クラヴィーア最も恐ろしいのは、 彼女がその事に違和感を抱けなくなる 事だ。もちろん、彼女自身の耐性や僕との魔力の相性によっては、殆ど影響が出ない場合もあるだろう。 ーーしかし、その逆も然り。 こればかりは僕にもわからず、彼女自身が体感するしか無いが。 それでも悍ましいだろう。 あれ程毛嫌いする魔に、身体を侵されているのだから。 けれど、彼女は悍ましい処刑方法で魔を狩ってきた。 なら、魔に狩られるのも道理。 彼女には、十分に猶予を与える。 無理やり手遅れになるまで侵食を進めることもできるが、そんな真似はしない。 けれど、それでも「獲物」のままならば… 僕たち魔物を受け入れる胎として、こちら側へ落ちてきてもらおう。 (-26) 2023/01/04(Wed) 15:09:41 |
【人】 貪食 レマーン ―居住区 宝飾加工店・エデン― 彼女の提示する条件に異論は無い。 むしろ、それぐらい自衛してくれる相手の方が、こちらも余計な心配が無いというものだ。 「僕はレマーン。 深淵より、貴女が呼ぶ声に応じると約束しよう。」 彼女と僕の間に魔力のパスが繋がる。 これで、契約は成った。 (48) 2023/01/04(Wed) 17:39:42 |
【秘】 貪食 レマーン → 宝飾職人 エデン流れこんでくる魔力に、腹が震える。 今すぐ、彼女の身体から魔力を貪ってしまいたい。 けれど、まだ。 もっと美味に味わえる瞬間があるはずだ。 今は、その時を待ち侘びる。 彼女には気取られぬように。 (-27) 2023/01/04(Wed) 17:41:57 |
【人】 貪食 レマーン「そういえば、何故、君は魔石にこだわるんだい?」 問いを投げかける。 けれど、本当の狙いは答えを聞き出す為ではない。 これは「下拵え」だ。 目の前の「食材」を、より味わう為の。 「君の望む魔石を仕立てるなら、もっと深い所に住めばいい。 ダンジョンの中でなら、『魔』に堕ちて追われる心配もない。 思う存分、腕を振るえるんじゃないかい? たとえ、その結果に本当の魔物に堕ちてしまうとしても。 建前を使わなければならない、弱くて惨めな思いはしないだろう?」 彼女の心へ、一滴の疑念を垂らす。 きっと、それは彼女の心にドス黒い染みを作るだろう。 『本当に、このままで良いのか?』と。 (49) 2023/01/04(Wed) 17:49:23 |
【人】 貪食 レマーン「冗談、冗談だよ! 本気にしないで!」 身体をくねらせて、おどけてみせる。 今はこれでいい、良い「食材」は手間を掛けるべきだ。 でなければ、もったいないだろう? (50) 2023/01/04(Wed) 17:51:26 |
貪食 レマーンは、メモを貼った。 (a24) 2023/01/04(Wed) 17:58:43 |
【秘】 宝飾職人 エデン → 貪食 レマーン[繋がり合う魔力に、少し酔ったのか。 己の手で美しく力あるモノとなった魔石を見つめる時。 都市の人間らしく嫌悪しながら「穴」を利用する計画を立てる時。 レマーンの密かな意図に気づくこともなく、 陶酔した女の瞳は、魔石のように煌めいていた] (-34) 2023/01/04(Wed) 20:59:21 |
【人】 貪食 レマーン―居住区 宝飾加工店・エデン― 「――…確かに、人間の技は実に素晴らしい、特にスイーツを作る技術を持つ人間には、国民栄誉賞を与えるべきだね! こう見えて、僕もよくスイーツは作るんだ!」 [人間の技術は素晴らしい。 そこは否定しようもない。 自分より矮小な存在が、積み重ねた知恵と技術で自分を滅するほどの力を持つ。 知っているからこそ、『穴』へ追放される事を受け入れているのだから。] (68) 2023/01/04(Wed) 22:32:21 |
【秘】 貪食 レマーン → 宝飾職人 エデン「あぁ、でも。 君は、純粋な人間にはなれないけどね? 」決定的な一言を突きつける。 彼女が踏み越えないようにしている一線を、容易く踏み荒らす。 (-44) 2023/01/04(Wed) 22:32:54 |
【人】 貪食 レマーン「早ければ、明日ね。 問題はないよ。」 身体を振るわせて、了承の意を伝える。 ――…囁いた言葉に、彼女がどんな表情かは確認しなかった。 だって見てしまえば、食欲が湧いて仕方がないだろうから。 氷が解ける様に、身体の輪郭が崩れていく。 そのまま黒い粘液となって、窓の隙間から店をあとにする。 彼女が自分を呼ぶときを心待ちにしながら。* (69) 2023/01/04(Wed) 22:33:07 |
貪食 レマーンは、メモを貼った。 (a27) 2023/01/04(Wed) 22:45:51 |
貪食 レマーンは、メモを貼った。 (a28) 2023/01/04(Wed) 22:46:53 |
【秘】 聖断者 クラヴィーア → 貪食 レマーン念のため、邂逅の後ダンジョンからの脱出後、審問局に報告は入れておいた。 予想はしていたが、一層細心の注意を、という程度で特に目立った反応はなかった。 上の者にとっては、自分は戦力とはいえ、換えが効かない存在というほどではないのだ。 そして、自分も数日もするうちにあの日のことは気にしなくなり、いつしか忘れてしまっていた。 すぐに浄化をかけたりはしなかったが、忘れてしまったという事からして、既に術中にはまり始めているのかもしれない。 普段と同じようにダンジョンに潜り、地図を埋め、魔物を鉈で挽き、クロスボウで撃ち抜き、浄化して、地上のギルドに顔を出す。 魔を惨たらしく狩る生活に変わりはない。 「…最近少し太ったか?胸が…」 日毎に少しずつ、ほんの(10)1d10mmほどずつも胸周りが成長していることには、大した違和感も持たなかった* (-47) 2023/01/04(Wed) 23:36:35 |
【秘】 聖断者 クラヴィーア → 貪食 レマーン「……」 さらにもう何日かもすれば成長の度合いもさすがに落ち着いてはきただろうが、精神的にはまだともかく、肉体的には魔に侵食される影響は思ったより大きいものだったかもしれない* (-49) 2023/01/04(Wed) 23:50:53 |
【秘】 宝飾職人 エデン → 貪食 レマーン[魔石を宝石のように仕立てても。 その本質が変わらないなんてこと、 とっくに分かっていた筈なのに。 迷子のように途方に暮れて、何かを恐れて 認めたくない現実の寒さ、無力さに凍りつく] (-52) 2023/01/05(Thu) 0:16:51 |
【秘】 貪食 レマーン → 聖断者 クラヴィーア――…彼女の身体を侵す中で、一つの問題が出てきた。 「心の浸食に対して、身体の変化が早すぎる。」 原因はわからない。 元々、魔に染まりやすい性質だったのか、母体として優秀だったのか、あるいは本人も気付かない奥底で、魔を孕む事を望んでいるのか。 とにかく、早すぎる浸食は彼女の心へ負担となる。 熟れた林檎が地に落ちる様に、変わりゆく身体に心が追い付かないかもしれない。 何かしら、対策を打つ必要があるだろう。 (-63) 2023/01/05(Thu) 6:50:08 |
【人】 貪食 レマーン―とある日の深夜 クラヴィーアの寝室― 寝静まる彼女のベッドへ腰かける。 彼女は、事前にしっかりと『眠らせて』おいたが――…。 万が一に彼女が覚醒して、攻撃を受けてしまえばこちらも 撤退せざるを得ない だろう。そのリスクを犯してでも、ここに来たのは仕込みの確認の為だ。 予想以上に結果が順調過ぎた事で、彼女の負担を和らげる必要が出て来たのだ。 もっとも仕込みが上手く行ったとしても、 彼女を独り占めするつもりもなければ、彼女の自意識を奪い去ってしまう事はしない。 あくまで、少し手を添えるだけ。 結果がどうなるかは、彼女次第。 (82) 2023/01/05(Thu) 6:52:08 |
【秘】 貪食 レマーン → 聖断者 クラヴィーア眠る彼女の耳元に顔を寄せて、囁く。 「僕は、 おねぇさんの弟 だ。」体内の僕を通じて、彼女の認識を歪めていく。 彼女の浸食を抑制するには、身近でコントロールするのが確実だ。 その為に、人間の関係性を利用する。 「あの日、おねぇさんは 魔物になんて出会わなかった 。何故なら、僕とおねぇさんは姉弟なんだから。」 暗示を重ねる。 より豊かさを増した彼女の胸へ衣服の上から手を添えて、ゆっくりと揉み込む。 今の大きさはどれほどだろう? これ以上は急激な変化をしないよう、体内の魔力を吸い取って、負担を和らげる。 (-64) 2023/01/05(Thu) 6:52:53 |
【秘】 貪食 レマーン → 聖断者 クラヴィーア次に手を添えたのは、下腹。 同じように、過剰な魔力を吸い取りながら、時折衣服の中へ手が潜り、直接撫でる。 ――…そうして、ひとしきり処置を終えてからも、彼女の家を去る事はしなかった。 暗示がしっかりと効いたかどうか、確認する必要があるから。 当然、正体がバレて撃退される可能性はあるが…だからこそ、面白い。 彼女が勝つか、僕が勝つか興味がある。 だから、彼女が目覚めるまで寝顔を見守って、目覚めた彼女に挨拶をかけよう。 そして、もし僕の勝ちなら…毎晩、暗示を重ねながら、変化する彼女の身体を堪能しただろう。** (-65) 2023/01/05(Thu) 6:53:15 |
貪食 レマーンは、メモを貼った。 (a33) 2023/01/05(Thu) 6:58:30 |
【人】 貪食 レマーンー昔の話 ミアとー 「随分と、心無い親がいたものだ。」 ダンジョンの一角、魔力植物の縄張りに、幼子が一人捨てられていた。 わざわざ狙って置いたのか、それとも偶然かはわからない。 けれど、親の無責任の為に子が犠牲になるというのは、『穴』の『都市』も変わらない。 魔力植物が幼子に気付いて捕食するまでという、吹けば消えてしまいそうな程にか細い糸で、幼子の命は維持されている。 このまま、僕が喰らってしまおうかとも思ったが、どうにもそれでは面白くなさそうだ。 (84) 2023/01/05(Thu) 11:10:08 |
【人】 貪食 レマーンけれど、幼子にとって幸いな事に魔力植物も今まさに朽ちようとしていた。 「もがいてみるといい。 このまま食われて終わるか、それとも君の生きる意思が勝つか。 興味が湧いた。」 幼子に手を貸すことはない。 このまま、結果を見届ける事にした。 消えかけの命が二つ、果たしてどちらが勝つのか。 そうして、新たな1匹の魔物が生まれるまで、見届けただろう。 (85) 2023/01/05(Thu) 11:14:54 |
貪食 レマーンは、メモを貼った。 (a36) 2023/01/05(Thu) 14:24:26 |
【秘】 聖断者 クラヴィーア → 貪食 レマーン意識に上るほどではないが、その声は無意識のうちに脳内に届いていた。 「……おとうと?おとうと…」 そんなものが自分にあっただろうか。 いや…いたかもしれない。 ダンジョンの中でこんな声の少年?と会ったような気がする。 あれは弟だったのか。 普通なら頭に当然上るなぜ、とか誰、という違和感は、はっきりした形を取らない。最初さえ性急でなければ。 (-69) 2023/01/05(Thu) 17:47:47 |
【秘】 聖断者 クラヴィーア → 貪食 レマーン「ん、ふうっ…ん…」 前より豊かさを増した胸に指が沈めば、悩ましげな息が漏れる。 既に二周り程度は膨らみを増した胸。先だけ集中的に刺激すれば滴のようなものがにじむ。 下腹にも手が伸びて撫でられれば、ぴくん、と体を蠢かせる。 「んんっ!……んっ…んん。」 確かに反応は返す。もぞりと足をすり合わせるのは心なしか強く、じれったそうに。 弟…が何をしているのか。そんな疑問も形にはならず、しばらくすればふと目を覚ます。 (-70) 2023/01/05(Thu) 17:48:04 |
【秘】 聖断者 クラヴィーア → 貪食 レマーン「……誰、だ??」 まだおぼつかない意識のまま目をこすりながら尋ねる。 普通なら寝所に押し入ればすぐに目を覚まし、鉈が飛んでくる。そうしないことこそ侵食が進んでいる証。 弟だと言い聞かせれば納得して再び眠りについただろう。 その次の日も、次の日も忍び入って暗示を重ねたなら、徐々に起きるのは遅くなり、目覚めたときの違和感は少なくなる。 その間も、僅かずつは体を望むように変化させ、豊かに実らせながら。 「おはよう。私の弟…」 名前は何だったか、などと思いながら、疑問も持たず肉親に向ける笑みは、穏やかなもの。 体はなぜかいつも疼くような感じがしていたけれど* (-71) 2023/01/05(Thu) 17:53:07 |
【独】 貪食 レマーン当たり前みたいに「お姉ちゃん」って呼んで、当たり前みたいに弟として甘えてて でも名前は知らない、だとロルとして面白いよね (-73) 2023/01/05(Thu) 18:04:16 |
貪食 レマーンは、メモを貼った。 (a38) 2023/01/05(Thu) 18:14:23 |
貪食 レマーンは、メモを貼った。 (a44) 2023/01/05(Thu) 22:25:09 |
貪食 レマーンは、メモを貼った。 (a45) 2023/01/05(Thu) 22:25:25 |
【独】 貪食 レマーン邪悪を払う けれど身体は魔を孕む為 彼女が身を守る為に、邪悪と思う者を払えばいい…僕自身も含めて。 そして、そうでない相手ならば、抵抗なく受け入れられるように。 それが、姉さんのあるべき場所で、皆んなが姉さんを必要とする。 そんな生き方を望んでいるんでしょう?>>110 姉さんの身体は、僕の物だ。 指の先から、髪一本まで。 彼女を独り占めする気はない。 けれど、これだけのリスク。 これだけの手間をかけたのだ。 ーー…一番最初に、料理にありつく事くらい、許して貰ってもいいだろう? 疼くのなら、鎮めてあげる。 僕たち魔物の精を取り込んで、快感に繋げる方法を教えてあげる。 僕の顔が、酷く歪んでいるのを感じる。 極上に仕上がった料理を前に、本性を抑えきれないでいる それでも、彼女が言葉にするまで手を出すことはない ーーふいに彼女が正気に戻って、僕を邪悪として断罪するなら、それでも構わない (-100) 2023/01/06(Fri) 0:28:16 |
【独】 貪食 レマーンねえ、言って? 僕に、『教えてほしい』って。 お腹で魔を受け止める方法や、奉仕の仕方…姉さんが望むなら、後ろの孔も、もっと深いところも。 その時は、努めて優しく教え込む。 傷つけないよう、夢から醒めてしまわないよう。 何より、彼女が望むということ。 脅迫するでもなく、自我を奪ってしまうわけでもない。 彼女が言葉にするままに任せた。 (-104) 2023/01/06(Fri) 0:36:59 |
【独】 貪食 レマーン…何より、気づいているだろうか。 僕は彼女に名乗っていない事を。 あえて彼女が違和感に気付き、覚醒する為のトリガーとして残した。 そこに何のメリットも無い、「先がわからない方が面白いから」、ただその一点。 逆に言えば、僕が名前を教えた時はーー…彼女の心まで自分の物にすると決めた時だ。 (-106) 2023/01/06(Fri) 0:41:29 |
【独】 貪食 レマーンー早朝 クラヴィーアの寝室ー そろり、そろりと近づく。 腰を低く、両手を構えて。 ベッドで寝静まる彼女を目指して、そろりそろり。 十分に距離が詰まったところで、一息に飛び掛かる。 「おはよう!『おねぇちゃん』!」 当然の、家族のやり取り。 何の不審な点もない。 彼女が目覚めれば、リビングから僕が用意した料理の香りが届くだろう。 「今日も、ダンジョンに行くの?」 あくまで、質問しただけ。 彼女が連れ立つ事を希望しないなら、着いて行くことはない。 他の者へ会いに行くとしても、止めることもない。 彼女の任務がある事は承知済みだし、個人的に会いたい相手もいるだろうから。 何より、僕が仕上げた極上の『料理』を、独り占めするなんて勿体無いでしょう? 「朝食が冷める前に、食べちゃおう? ね、おねぇちゃん。」 彼女を急かす。 当たり前の、何事もない日常。 共に朝食を摂り終わったなら、その後は彼女の思うがままに任せよう。 (-107) 2023/01/06(Fri) 0:50:57 |
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