【独】 闇崎 宵稚/* ペア村だっつってんのに2,000字近くソロルぶちかましてるのはだーれだ!! 俺俺俺俺俺俺俺俺!!! 勢いで村したーい!って強請った結果なので、 きちんと努めたいです! きれいなロルをめざしたいです! 改めてお願いします師匠!! (-2) 2022/08/15(Mon) 1:14:24 |
【独】 闇崎 宵稚/* ばかくっそなげえ幼少期考えてたし 齟齬らないうちに連投すっか!とおもったら 名前が見えてヒュッ ってした 俺の俺の俺の海音! (-4) 2022/08/15(Mon) 8:23:41 |
【人】 闇崎 宵稚……海音、運動部と文化部、どっち入る? …俺、決められなくて。……海音と、一緒がいい。 [小学生や中学生の時、 自我が弱くなって度々そんな風に問うて、 もしかしたら困らせていたかもしれない。 心の内を比較的明かせたのは、両親と"アイツ"だった。 なんとか、アイツの背中を追って人並みの成長をした。 在り来りに歪が生じたのは、高校の時だった。] (20) 2022/08/15(Mon) 8:31:07 |
【人】 闇崎 宵稚 ……軽音同好会… [高校一年、部員募集の広告で埋まった掲示板をじっとみる。 聞けばソコは先輩達が引退して、部員数が足りなくなり、 顧問も寿退社で離れたとかで、軽音部というには静かだった。 けれど、先輩たちの残した楽器たちだけが、 倉庫にひっそり残っていて。 先生や残っていた人間に、触ってもいいかと訪ねて。 ホコリを被っていたひとつにふれた。 学生が扱ったに相応しい安っぽいアコースティックギター。 弦の爪弾き方も、譜面の読み方も知らなかったけれど、 幼少期に感じた高揚感が体の奥底から湧き上がって、 テストの成績も運動能力も少し衰えたけど、 関係なく、音楽というものに没頭した。] (21) 2022/08/15(Mon) 8:32:06 |
【人】 闇崎 宵稚[俺は好きなものを『音楽』と言えるようになって。 元々友として慕っていた"アイツ"に、共有したかった。] なあ海音、あの…笑わないで、聞いて、くれるか。 ……曲、作ったんだ。作ってみたんだ。 歌って……みても、いい? [ほんの少し前向きになって。 アイツの目を昔より見れるようになって。 気持ちを、歌に乗せるという手段を思いついてからは、 できた稚拙な曲を、聞かせた、聞いてもらった。 たくさん、たくさん。 どの曲だって、一番に聞かせたのは、お前だけなんだ。 ヘタと思われてもよかった。でも、上手いと言わせるまで、 何度だって曲を作り直して、披露した。] (22) 2022/08/15(Mon) 8:32:48 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[没頭していった理由には、もうひとつ。 その頃、家に帰宅すると、 両親が家に居ないことが増えていた。 テーブルには『2人で食事に行ってきます、適当にやってください』と。 些細なメモ書きと千円札が置かれる事から始まった。 それが歪の始まりとは知らず、 ほんの少し留守を務める程度にしか感じていなかった。 長い違和感というものは神経を鈍らせるもので。 書き置きがなくなり、お金がなくなり、 昼夜問わず家に両親がいない時間が増え、 それが『ネグレクト』と言われるに値するに、 十分であると、気づいたのは、いつだっただろうか。 引き取ってくれた叔父からそう伝えられても、初め、信じがたかった。 バイトを始めたことによる自立を見ての事だと思ったのだけれど、 一週間家を開ける違和感に早く気づけと叔母に叱られたものだ。 俺からすれば。 世間的にいう虐待よりは、比較的まともで、甘くて。 中学までは当たり前に世話をしてくれた両親の態度の急変。 人間の土台っていうのは三つのときには出来上がっている。 在り来りに、愛されている人間だと思っていた。 ──思いこんでいたんだ。だから、] (-6) 2022/08/15(Mon) 8:34:25 |
【人】 闇崎 宵稚["アイツ"は、どんな目で俺を見ていたんだろう。 後ろからついてくるばかりの俺の事を 『変わった』と思ったのだろうか。 『昔の姿に戻った』と思っていたのだろうか。 ──それとも、気が触れたとでも思われていたのか。 当時の俺には、わからなかった。 俺の言葉の何が琴線に触れてしまったんだろう。 …卒業式の日、どうして、アイツは──] ** (24) 2022/08/15(Mon) 8:36:43 |
【人】 闇崎 宵稚[流れるのはサブスクリプションで聞けるR&B。 女性の落ち着いたボーカルは、景色に全く合わない。 畑道にも提灯が並んでいて。 村全体でお祭りを感じる雰囲気になっていた。 商店街の方に迎えば、もっと活気づいて、 前夜祭セールみたいなものがやっていたりした。 今もそうなのだろうか。 シャッター街化していなければいいのだけれど。 歩く道なりの景色自体はさほど変わってなくて、 五年もすれば一件くらい建っていそうかと期待した コンビニすらもないものだから。 思い出が色褪せないのと同時に――、 ]鮮明に、思い出されていく。 暑さによる蜃気楼か、潮風に運ばれたのか。 はしゃぐ子供が鬼ごっこをしている気がした。 逃げ回る子供は、"アイツ"に似ていて―― (45) 2022/08/15(Mon) 14:09:40 |
【人】 闇崎 宵稚[幻覚から目を覚まされるような、 『ポコ』と、ある種聞き慣れた通知音。 不意に肩を叩かれるような心地に肩を跳ねさせる。 イヤホンをしているとコレが少し厄介だ。 …そして現代人らしく、何も考えずに通知を見る。 先程、自分が何をしたのかも曖昧のまま。 もう少し、考えて見るべきだった。 その宛名に ヒュ、 と息が詰まる。喉元に詰まるのは期待、ではなく、恐怖だった。 明確に、『何』を言われるのか、怖かったのだ。] (46) 2022/08/15(Mon) 14:10:15 |
【人】 闇崎 宵稚[畑の電柱にもたれかかり、震える親指で操作する。 揺れる瞳孔で、文面を読んでいる間の俺は、 果たして、うまく呼吸が出来ていただろうか。 汗を拭うのも忘れ、画面に一雫滴ったあと。 その内容に。恐怖の中に、安堵が混ざる。 それと同時に湧いたのは、僅かな疑心だった。] (47) 2022/08/15(Mon) 14:10:35 |
【人】 闇崎 宵稚 ………かい、と、 [曰く、あの時から変わっていないという気持ちが、 その言葉に、乗っているというのなら…。 グルグル、ジクジクと、疑心が痛みに変わる。 顔が見えないお前が怖くて堪らないのに、 縋る相手も、もはや、お前しかいなかった。 つい、震える声に、お前の名前が乗る。] (49) 2022/08/15(Mon) 14:11:23 |
【人】 闇崎 宵稚『久しぶり』 [連絡先、俺の事なんか気にしなくても、 変わることだって、あるだろうに。 ──卑屈っぽさを、殺して。 ]『そうなんだ』 『祭りでも見に来てるのか』 [本当に居ると思ってたのだろうか。 俺は、たまたまこっちにいただけなのに。 ──疑念を、潰して。 ]『どうだろう、でも、何かっていうより。 海見てたら、海音の事思い出した』 [同じことをしてたのだろうか。 もう少し奥地の方か、港のほうか。 ──近くにいたなんて、思いもよらずに。 ] (51) 2022/08/15(Mon) 14:14:18 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音………、…。 会っても、良い、のか [それは、文章に乗せることは出来なかった。 今の俺は海音に―― ──誰かに、合わせる顔を、しているのだろうか。 ] (-18) 2022/08/15(Mon) 14:15:37 |
【人】 闇崎 宵稚『勘違いっていうか、勘がすごいな』 『いるんだよ、村。』 『海鳴商店街』 『の、パン屋。お前があんパン好きだったとこ』 『の、向かい。いるから。』 (53) 2022/08/15(Mon) 14:16:15 |
【人】 闇崎 宵稚[なんだかまともな長文にならなくて。 辿々しく吃音を交えたようなメッセージになった。 高校時代、高校生らしく、 よく買い食いをしていたようなお前と、 足繁く通っていた場所は幾つかあった。 ……高校の時は、俺に金がなくて。 かの正義の使者に顔を強請るかのように、 パンの一欠片をワケてもらったりもした気がする。 そこなら、多分、アイツも覚えてるだろうし。 待ち合わせには、ちょうどいいかと思い。 そこまで送って、ドッと襲ってくる疲労感。 深く息をついて、汗を拭う。 ……のんびりしてる間に、 アイツのほうが先に着いてたらどうしようもない。 路駐した車をそのままに、 足を商店街へと向けて、歩を進めていく。] (54) 2022/08/15(Mon) 14:16:35 |
【独】 闇崎 宵稚/* 二択ランダムってオンマウスで表示されなかったっけ…? 送れたか送れないのランダムしたはずなんだけども 送れなかったそうです (-19) 2022/08/15(Mon) 14:18:28 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚[ 肝心なことは目には見えない。 本当に。その通りだった。 ヒビが入った彼の家のこと。 それはいつしか崩壊する亀裂であったこと。 遅くまで学校にいることもあった。 二人で買い食いすることもあったかな。 帰っても一人だと聞けていたのなら 「一緒にご飯食べていかないか?」 なんて今思えば無神経に言ったもんだ。 その時はその日"は"だと思ってたんだ。 その日”も”だなんて知っていたら ……あの時知っていたら……俺は。 ] ─────え [ 『ネグレクト』 そんなことが彼の身に起こっていたなんて。 俺の目の前が真っ暗になった。 だって普通に見えたから。 それは彼の感覚が麻痺していただけだったと。 ] (-21) 2022/08/15(Mon) 20:17:19 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚 おれが、俺だけは離れないから ずっと一緒にいるよ [ なんともないように振る舞う宵稚に 勢いよく抱きついて。絞め技か?ってくらい 両腕で全力で彼のお腹あたりを抱きしめたかな。 目を瞑ってたからわからないや。 彼の心を一番近くにいたのに守れなかったこと。 気付けなかった自分、本当ダメダメだった。 情けなかったよ。後から全部知るなんて。 ] (-22) 2022/08/15(Mon) 20:17:37 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚 俺は ーー がーーーー 出ないもんだな [ 封印した言葉を 未練たらしく出そうとしても 出ることはなく。 その言葉が聞こえたのなら それはきっと海の波の悪戯……。 だって海は呼んでいるのだから。 ] (-27) 2022/08/16(Tue) 4:13:40 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚[ 乗せられなかった言葉に気がつくことはなく。 それでも数分後に再び来た続きに 君がその間悩んでいたことを察することになる。 ] なあ、この空白の時間 何を考えていたんだ? [ 何を迷っていたんだよ。 この時間が、 今の俺たちの距離のようで 勝手に落ち込む俺は身勝手だな。] (-28) 2022/08/16(Tue) 4:16:03 |
【人】 闇崎 宵稚 何度も歩いた道。蜃気楼が絶え間なく揺らめく。 ― 回想 ― [通った幼稚園。まだ存在していた。 両親が背にいて、手を繋ぎながら帰る二人>>59 を、 優しく見守っている眼差しがそこにはあった。 当時の俺には、隣の海音しか見えていなかったと思う。] [小学校と中学校。 今は夏休み中だろう。静かだった。 手を繋ぐ事自体は減ったとしても、 挫けそうになる俺の手を何度も取ってくれた。>>61 小学生の後半くらいから伸び始めた身長の事もあって、 「バスケなら出来るかな」と。何もない自分に期待して。 ツートップ…に、なれたのかは、今でもよくわからない。 でも、海音とパスをするときだけは、失敗したくないと、 必死に壁打ちしたり、慣れない筋トレを繰り返した。 『誰かと居る』姿を眺めていたのは、此方だって一緒だ。 ただ、俺はそれが『普通』だと思っていた。 アイツは頼りになるし、リーダーシップもあるし。 中学の頃は部長になろうとも誘われてたのを知っている。 それでも、関係を断たず、接してくれる事が嬉しかった。 俺自身が海音の周りにいる人間の一部だと思っていた。] (84) 2022/08/16(Tue) 6:46:59 |
【人】 闇崎 宵稚 ……そうなのか? [音楽が好き、と聞いた時。 幼少期、一緒に歌を歌っていた事はすっかり忘れていた。 (『一緒に居た』事が主体だったからだろうか) 今も、一緒に出来るなら素直に嬉しくはあったのだ。] 同好会だと、予算出ないから、部になるほうがいいけど 俺達も一年生だし。顧問も見つけなきゃだし。 先輩たちに音譜の読み方から、教えてもらわないと…。 …あるものでできれば、人数は気にしないさ。 でも、いいのかよ?…バスケ、続けなくて。 [部長に誘われた位なのだから、きちんと続けてれば、 インターハイとか、体育大学とか、目指せる事はあったただろう。 宵稚はどうなんだ、といわれれば。首を横に振った。 背が高いだけで少しばかり鈍いのは直らなかった。 世話焼きのお前の事だから、 俺の事を見張ってくれてるのかと思ったけれど、 音楽やってて楽しそうなお前を見ている間は、 『本当に好きなんだな、音楽が。』と、感じたのだ。] (86) 2022/08/16(Tue) 6:48:49 |
【人】 闇崎 宵稚[別に、勉強がてんでダメって訳ではなかったから、 勉強しろと言われれば、じゃあ一緒にやろうと言えていたし。 付き合ってくれているものと思いこんでいる節があったから。 外に出れば、たまにはコートにいってみるかって、 バスケだって遊び程度に続けていたはずだ。 ……ああ、そう、そうだった。 祭りだって、何度だって訪れていたはずだろう? 俺も時期が近くなれば、バイト代を溜め込んで 焼きそばとか、焼き鳥とか、たこ焼きとか食べて。 …甘いものは海音が半分くれれば食べていた位だった。 大きな花火とかはこの祭りにはなかったから。 神事の雅楽と舞を見に行って。波の音と笙の音に浸った。 大鳥居の下、海に揺蕩う灯籠を静かに眺めた。] (87) 2022/08/16(Tue) 6:50:03 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[高校三年の時。 その様を二人で眺めている時があったのなら。 いちど、一度だけ。 『帰りたくない』 と、言葉と共に涙したことがあっただろう。 その時に、お前には打ち明けられたのだ。家の話を。 今はなんとか叔父叔母の家に転がり込めていると。 打ち明けられたのが、思えば、救いだった。 なんともないとは、実際に思っていた。 大学はもう諦めていたけど、音楽関連の仕事につこうって、 そういう進路が定まる年だったし。 ちょっと自立が早まっただけだろうと感じていたから。] (-31) 2022/08/16(Tue) 6:51:08 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音 ……。ありがとう、海音。 …海音がいたからだよ。 俺が俺のままでいられたのは、さ。 [抱きついてくる海音を突き放す事なんかできなくて。 まるで自分の事みたいに悲痛な顔をしてるもんだから、 大丈夫だって、背中に手回して、 後ろ髪を手で梳いて撫ぜ、背中を優しく叩く。 そんなふうに思ってくれる友人がいるからこそ。 家の事情ひとつで挫ける程、俺は弱っていなかった。 それは本心だ。 この先も、それが続くって。思ってた。] (-32) 2022/08/16(Tue) 6:51:33 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[ でも、俺はお前の本当の気持ちは、察せられなかった。 ] [ 親愛が、恋慕に変わる事は、無かった。 ] [ 無意識に、俺を好いてくれる人間が、 いつまでも『そう』だと、感じてしまえなくなったから。 ] (-33) 2022/08/16(Tue) 6:52:17 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[硬直し、困惑していたように思われたのかもしれない。 でも、違うんだ。 初めて知った、アイツの音色。 思い返せば理解出来る位には、伝わった愛情。 その『音』に、聴き入ってしまっていた。 そのせい、 そのせいだ。そのせいだって、何度も後悔した ] (-34) 2022/08/16(Tue) 6:54:42 |
【人】 闇崎 宵稚 あ、 [顔を青ざめさせながら、走り去る後ろ姿に、 つられるように、腕を伸ばしたけど、 足が、それ以上踏み込むことは、無かった。] …………かい と、 [言われた言葉のすべてを、思い返して。 音を刻んで、触れた熱の名残に、引きずられて、 下唇をきゅ、と甘噛し、自身の指先でなぞる。 からかったのではないと確信が出来る。 お前から聞いた初めての音に、 俺の心臓が慣れないリズムを奏でる。 不快ではなかった。 むしろ、胸の奥から、暖かくなるような。 でも、これは、海音の伝えてくれたものと、 同じ気持ち、なんだろうか?] (90) 2022/08/16(Tue) 6:55:45 |
【人】 闇崎 宵稚 …………、…… 返事、しなきゃ、 [その音の答えを知るためにも。 俺の気持ちが、どこに行き着くのかも。わからなかった。 それでも、それでも会って、話をしないことにはと。 考えられていた。 それなのに。] (91) 2022/08/16(Tue) 6:56:04 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[ 心のどこかで、『やっぱり』と感じてしまった。 ] [ 俺を愛していると、伝えてくれる人間は、 いつもそうやって、突然消えてしまうんだ ] ** (-35) 2022/08/16(Tue) 6:56:51 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚[ たった一度だけ見せた君の本音。 頬を伝う雫。 海に消えてしまいそうな宵稚を離したくなくて。 抱きしめたよ。力一杯に。 背中に回った手に 宵稚も同じ気持ちだと思ってしまった。 俺と離れたくないのだと。 でも君は強かった。 未来を見据えていた。 俺との違い。 俺の勘違い。 勘違いでも俺のこの想いは本物だったんだ。 ] (-45) 2022/08/16(Tue) 18:34:23 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚今日は、帰らない なんてのはどう? 二人でここで朝日を見よう [ 夜通し語り合ってさ、 二人で静かに海を見続けてもいい。 きっとこんな日はもうこないだろう。 そんな高校最後のお祭りだったらいいな。 ] (-46) 2022/08/16(Tue) 18:34:38 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚[ 全て俺のせい、 どこかで宵稚に後ろめたくて でも勘違いは止まらなくて 溢れた想いは零れてしまって。 覆水盆に返らず 溢れた想いはもう、戻ってこない。 空になれば枯れるだけ。 俺はきっとその時を待っていたのだろう。 ] (-47) 2022/08/16(Tue) 18:46:18 |
【人】 闇崎 宵稚[そんな店もあったんだな、という感じだった。 子供の頃は全く気にはしなかったけど。 この田舎町の名物といえば、海産物だし。 よくよく思い出せば昔からあるような店だし、 潰れないあたり、需要があるのだろう。 まだ暖簾がある所は少ないけれど、 きっと夜に訪れれば、違って見えるのだろう。 提灯は、店のものと祭りのもので混在していた] (113) 2022/08/16(Tue) 21:30:46 |
【人】 闇崎 宵稚[海音といつ会うかわからないから。 イヤホンを外して歩いていれば、 昼から空けているスナックから、 ラジオの音が漏れ聞こえている。] 『―― リクエストの一曲行ってみましょう! 新曲でありながら昔懐かしいと話題の ――』 [先程俺が聞いていた番組と同じパーソナリティ。 時間的に、ランキングが終わって、 トークがひとつ挟まって、…というところか。] (114) 2022/08/16(Tue) 21:31:58 |
【人】 闇崎 宵稚ッ、 ? [猫の鳴き声がするはずの背後から、 知らない『声』が聞こえた気がして、バッ、と振り返る。 路地裏の影が差し込んでおり、 大通りよりかは涼しくはあるのだけれど、 その『声』は、驚きの前に、先んじて寒気を齎すような。 透き通っている用に思えて、地響きの様な『声』だった。] (117) 2022/08/16(Tue) 21:35:09 |
【人】 闇崎 宵稚……?……。 [幻聴にしては、生々しかった。 諭されるような言葉に、覚えがあったから。 ――振り返っても、 そこに人一人、居なかった。 幻聴として、飲み込むしか、無かった。]* (118) 2022/08/16(Tue) 21:35:24 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[抱きつかれなくて、良かったと、思う。 緊張と、恐怖と、疑心と、不安で、 心臓がおかしなくらい、跳ね上がっていた。] (-52) 2022/08/16(Tue) 21:37:51 |
【人】 闇崎 宵稚[…お前が変わっていないのではなく、 俺が変わっていたと思われるかもしれない。 食事は杜撰なものだったけど、 なんだかなんだ続けていたバイトや運動で、 健康な体は保てていたあの頃と違って、 目の下の隈も、取れない眉間のシワも、 ]切るのも億劫で伸ばした前髪も、 メッシュを入れ忘れて、脱色した部分の後髪も、 ぜんぶ、全部。そのままだった。 人に会うとわかっていれば、 もっとまともな格好をしていたかもしれない。 (120) 2022/08/16(Tue) 21:38:26 |
【人】 闇崎 宵稚………。 [声色とは裏腹に。 ほんの少し空いた距離感に、>>83 僅かな違和を抱いたとはいえ、 大人なんて、そんなものかと飲み下して。] …………、…………。 うん。 久しぶり、……海音。 [気さくな挨拶の方法すら、呑み込んでしまった。] …………、…………。 [お前が様子を伺う時間のぶんだけ、 俺はたっぷり、その時間を浪費させる。 本当に、本当にお前の知る『俺』は、 こんなに無口だっただろうか。 どうしてだか、それすらも思い出せない。 張り巡らされた壁なんて、>>83 気づいてすら、いないかもしれない。 ただ、お前が何か話を振る前に。] (121) 2022/08/16(Tue) 21:39:04 |
【人】 闇崎 宵稚…………、今、何してるんだ。 里帰りって、言ってた、けど。 [カチ、と。止まっていた秒針を、 無理くり動かしたのは、俺からだったと思う。] (122) 2022/08/16(Tue) 21:39:34 |
【人】 闇崎 宵稚…俺も、 …話は、したかったんだ。 [何を今更、と思われようと。 緊張は、恐怖は、まだ残ってはいたけれど。 久々に出会った友人の姿と声は、 先程の不安も、此処に至るまでの不安も、 少しだけ、和らげてくれていた。]** (124) 2022/08/16(Tue) 21:40:49 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音思い返せば、勘違いさせる事なんて、何度もした。 海音の中に溢れる水の音、掌は掬う程の大きさが無くて。 ― 回想 ― 祭り?海音と行く事になってて……。 海音とでも良い? ……。 [それは中学三年の夏休みの始まり。 女子生徒二人から、祭りを一緒に回ろうと誘われた。 ……お前の気持ちは全く察していなかったけど。>>102 浴衣めっちゃ格好良さそうとか、アタシも着てくるからとか。 直接好意を寄せてくる女子に対してまで、鈍くはなくて。 ただ、それ以上に――狙いは『俺』じゃなくて。 俺をダシに、海音にも近づきたいのだろう思惑も見えた。 海音自身気づけていたのだろうか。わからないけど。] ……『二人で行く』って約束したから。 海音と行きたいなら、俺じゃなくて本人に言えよ。 [好意を無下にしたいわけじゃなかったけど。 付き合えるなら、どっちでも良いんだな、とか感じて。 少し強い語気で、珍しく言い返したりもした。 実際、そういう女子達より、お前を選んでいたんだ。] [――小さい村の祭りだから結局鉢合わせて。 彼女達は別の男子と練り歩いてたりもしたから。 誰かと付き合っているというステータスを重視してたのだろう。 その後の関係性が悪化したりは、しなかった。] (-53) 2022/08/17(Wed) 6:12:23 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[高校一年や二年の時は、外食の誘いを何度も断った。 けれど、高校三年の夏。あの打ち明けられた日から。 俺の『依存』は肥大化した。] ……海音が、良い、なら。 うん、一緒に、居てくれよ。 灯籠の火が、消えるまで。…消えても。 [そうやって、朝日を見た後の、残りの半年。 文化祭前の楽器の練習だとか。 修学旅行の後、話し足りないからだとか。 年末の受験シーズン、就職の決まっていた俺は、 勉強ならうち一人だし、とかで。] 海音、今日俺ん家、泊まりに来いよ。 たぶん、今日は帰ってこないし。 [なにかにとってつけては、そう誘っていた。 外食に誘うより低予算で、古い平屋だから近所迷惑もなくて。 ただ気楽だから。そんな、理由で。] (-55) 2022/08/17(Wed) 6:12:47 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[思い返せば、勘違いさせる事なんて、何度もした。 夜通し歌ったり、作曲したりするのは楽しかったし。 飯も俺が作ったし、敷布団を離す理由も無かったし。 俺自身も、無意識で孤独を埋めたかったのだろうか。 お前のパーソナルスペースに踏み入ったのは俺のほうだ。 あれほど人をダシに使うなと口にしていたのに、 家の事情を理由に、お前を巻き込んだ、俺のせい。 ―――全部が、お前のせいじゃない、のに。]** (-56) 2022/08/17(Wed) 6:13:11 |
【独】 闇崎 宵稚/* やりたいことリストがいつのまにかロルになっていた件について いや、絶対にこいつ家には泊まらせてるよ。(確信) 一緒に居る時間が多い方がいいに越したことはないし それでいて普通に友達と思ってんだから いっそシモい話だって振りそうだけど あ、エロ本は書斎の楽譜棚の裏です… (海音にはならまあバレてもいっかというのと親は絶対触らないスペース) (-54) 2022/08/17(Wed) 6:19:27 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚― これは俺だけの秘密である ― [ 高校三年生の時 宵稚の家に泊まることになること数回目。 二人で背中合わせに寝ることになるのも慣れた頃。 寝ている宵稚。 俺の視線は彼の寝顔から 静かに息をしているその唇へ……。 今なら、キスしても…… なんて思ってしまったのは 好奇心旺盛な男子高校生なので許して欲しい。 嫌々寝込みを襲うような真似は……と 何度も何度も何度も 何度も何度も何度も自分と戦って。 ] (-63) 2022/08/17(Wed) 21:15:19 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚[ 最初は唇にそっと指で触れてみた。 それだけでドキドキしてしまって 寝れるわけがないんだよな。 でもそれだけで満たされる俺の欲もあって。 何かしたのはそれだけ 隣に宵稚が寝てるって思うと 胸が締め付けられて トリガーが外れたかのように 一人で……なんてこともあった、けど 宵稚の家のものは汚していないから 安心して欲しい。 俺の中の宵稚を俺で汚してしまったことは 素直に謝るよ。反省も後悔もしてないけど。 ] (-65) 2022/08/17(Wed) 21:15:42 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚[ これは本当に俺だけの秘密で キスする度胸なんてないのに 顔を近付けて、どんどん近付けて 二人の鼻先が触れてしまって すり、と触れた鼻先から伝わる熱に 驚いたんだ。 なんだかすごくそれだけで甘い香りがして。 余談だけれど告白後のキスは 鼻同士が当たらないように 自分の顔を斜めの角度にしたことは 俺だけの秘密だからな。 宵稚に知られたら恥ずかしくて泣いてしまう。 ] (-66) 2022/08/17(Wed) 21:15:59 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚[ 俺を巻き込んでくれて良いよ。 むしろ嬉しいんだ。 巻き込んでくれたこと。頼ってくれたこと。 俺も得させてもらったしさ。 絶対に秘密なので教えられないことだけどな。 ]** (-67) 2022/08/17(Wed) 21:16:02 |
【独】 闇崎 宵稚/* 海音くんがワンコなの わかる「わかる」(わかる)って感じなんだけど 宵稚もまぁそれなりに犬属性だと思うんですよね… クソデカレトリバーみたいな… (-71) 2022/08/17(Wed) 22:09:59 |
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