【秘】 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人 → ふくろう ホウスケ[「食べさせて」と言われればそれがおねだりだと理解できるし、不自然に近い距離は先ほど玄関で漂った甘い空気をそのまま持って来たみたいだ。 ……いや、もう少し淫靡な匂いがするかもしれない。 ホウスケの唇の感触を思い出しながら、 ふふっと口角を上げた] 摘んだものを食べさせるのは 指が触れてしまうかもしれないからな。 こんな風に。 [中指と薬指の先でホウスケの唇を優しくこじ開けて、つい、とチョコを押し込んだ。 彼がチョコを味わっている間に、 俺もひとつ摘んだ。 それを口の中に放り込んで溶かしながら、左手を彼の背に回した。触れそうで触れなかった胸を合わせて、そのまま一緒に後ろへもっふんと倒れ込んだ。 服の下、きちんとサイズを合わせてもらったブラジャーの下で彼の重みを受け、彼の胸に合わせて乳房がかたちを変える。 初めて近付いた時はそのまま死んでしまいそうなくらい騒いでいた心臓は、とくとくと心地よくときめきを奏でていた。 彼を上に乗っけたかたちでソファに寝転んだまま、 美味しいヒトデだ、とにんまりした。 星のかたちのチョコなんだが、ラッコの目にはヒトデに映る] 私の口、今美味しいと思うぞ。 [と唇の端をぺろりと舐めて、あ、と目を逸らした] (-21) 2021/02/17(Wed) 15:34:12 |
【秘】 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人 → ふくろう ホウスケ……お店でな、 「私」って言ってみたらどうかって…… それで、ちょっと、そうしてたから…… [だからつい出てしまったんだと言い訳をしていたら、さっきまでの余裕が薄れていく。ちょっとバツが悪い。 曰く、男装カフェだからって「俺」って言ってると無理して見えるのだとか。 別にルトリスがそうという話でなかったけれど、「じゃあ私って言ってみようかな」と言ったらそれも素敵って言われたから。 接客中ならまだしも、おかしいよな、と 抱き締めていた手を緩めて、 ちょっと困った顔でホウスケを見つめた。**] (-22) 2021/02/17(Wed) 15:34:17 |
【人】 ふくろう ホウスケ[靴を脱ぐ時間も惜しんで瑠璃人の匂いを吸い込んでいたけど 瑠璃人は誘いに素直にうなずいてくれたから おれも瑠璃人に促されれば>>36素直に中に入った。 瑠璃人が選んでくれたチョコレートは 様々な形の小動物の形をしていた。 いくつか星々の形をしているものもあったから おれの好きな(そしておいしそうな)夜の世界みたいで 箱を開けただけなのに、ますます上機嫌になってしまう。] ……箱からしてオシャレ…… [おれは甘いものに詳しくないから 瑠璃人がチョコレートの蘊蓄を語ってくれたなら 喜んで耳を傾けただろうけれど。 スプーンに乗せてたらOKなのか。 ……今度店に行ってやってもらおう。 いや別に頼めば今でもやってくれそうだけど お店で瑠璃人がどんな顔するのかも見たいし…… そんな考えは、瑠璃人のアーモンド形の爪先が 小鳥を摘まみ上げれば、中断された。] (42) 2021/02/18(Thu) 21:55:43 |
【人】 ふくろう ホウスケ[かさ、とチョコの包みが乾いた音を立てる。 瑠璃人の指が、おれの合わさった唇を優しく開いて 体内に挿入ってくる。 硬い、飴のように薄い爪先が唇に触れて 単純な体が熱を上げた。] ん…… [今度は、おれがぴくんと跳ねる番だ。 指先も味わってしまおうとしたけれど コロン、とチョコの一粒を残して瑠璃人の指が逃げた。 ……せっかく瑠璃人が選んでくれたチョコなのに 惜しい、と思ってしまうおれは薄情だろうか。 もぐもぐと噛めば、硬いビター味は鈍い音とともに砕け 細かい破片になったチョコが、体温で溶けていく。 ……瑠璃人は逃げない、と言ったけど>>23。 ほんのわずかな時間、指が引かれただけでも焦がれてしまって つい、なんでも急ごうとしてしまう。 だから、瑠璃人がチョコを自分の口の中に放り込んで おれの背中に手を回した時には おれの手も瑠璃人の腰に回されていた。] (43) 2021/02/18(Thu) 21:56:21 |
【秘】 ふくろう ホウスケ → 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人[ブラジャー、は、無い時よりは硬いけど さらしよりも柔らかい。 胸をしっかり支えてくれているようだけど おれの平たい胸と合わされば 僅かな抵抗感の後に柔らかくひしゃげた。 付き合いたての頃は、ブラジャーのサイズすら把握してなくて サイズを測るという口実で揉みたおした挙句分からなかったり メジャーを使おうという口実で 先端を擦ったり乳房に食い込ませた挙句 夢中になりすぎて数字とか忘れたりしたけれど そんな困難も乗り越えて手に入れたブラジャーは どうやら適切なサイズを選べたみたいだ。 引き寄せられたのか、押し倒したのか。 瑠璃人はラッコらしく仰向けに、おれはその上に腹ばいになった。 おれよりも高いところにあった瑠璃人の顔を見降ろして すぐにでも唇を奪ってしまいたい、と思いながらも いたずらっぽいような、照れくさそうな、 色んな感情が混じった瑠璃人の顔を眺めてもいたくて、 じっと見つめていた。] (-27) 2021/02/18(Thu) 21:57:25 |
【秘】 ふくろう ホウスケ → 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人[瑠璃人から甘い匂いが立ち上ってくる。 チョコレートと、瑠璃人自身からも 誘う香りが出ているんだろう。 それらが混ざり合って、なんとも心地よく惹き付けられる。 ぺろり、と瑠璃人が口の端を舐めれば ますます匂い立つようで、挑発かとさえ思ったのに 瑠璃人は気まずそうに目を逸らした。 そのアンバランスさが微笑ましくてふくふくと笑う。] ……それ、「私を食べて」って言ってる? [続いた言い訳を封じ込めるように 眉を下げて見上げてくる瑠璃人の口の端をぺろと舐める。 瑠璃人がさっき舐めていた場所は たしかにほんのりと甘くておいしい。 もっと味わいたくなった。 すっかり傷の治った瑠璃人の鼻を軽く啄むと 「あー、ってして」と口を開けるように促した。 温かい口の中に、するりと舌を侵入させると 丹念に瑠璃人の中を味わった。 「……ん、……は、ァ……」と、時折蕩けた息継ぎを混ぜて チョコの味が無くなってもなお甘い瑠璃人を味わっていれば やがて酸欠で頭がくらくらし始めた。] (-28) 2021/02/18(Thu) 21:59:12 |
【秘】 ふくろう ホウスケ → 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人[名残惜しく唇を離して、ぼうっとした目で瑠璃人を見降ろすと ふふ、と上機嫌に笑って瑠璃人の前髪を指で梳いた。] 瑠璃人は男の格好も凛々しいけど、 女の子らしくしてるのも、好きだよ。 恥ずかしそうな仕草、可愛くてもっと見たくなる。 [男装とか、女の子らしい格好の方がとか、 どちらの方が似合うか、好きかなんて選べない。 どっちも瑠璃人で、どっちも可愛い。 だけど、瑠璃人の魅力を地鳴きで伝えられる気がしなくて 溺れる姿を見せてしまった方が分かりやすいんじゃないかと思う。 実際にそうしてしまおうとするのも、やっぱり早い。] バレンタイン、もっと食べさせて? ……瑠璃人は口だけじゃなくて、どこも美味しいから [そう、さらにおねだりした後に、ふと思い立って 「それとも次はおれが食べさせてあげようか?」……なんて いたずらっぽく聞いたりしながら その日の夜を楽しく過ごした。]* (-29) 2021/02/18(Thu) 21:59:58 |
【秘】 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人 → ふくろう ホウスケ[チョコの甘みより心地よい重みに目尻が溶ける。 こんな間近で見つめられるのは照れくさくもあるが、 こっちもホウスケの顔を見ていたいし離すつもりもない。 俺の口越しにチョコを分けてやろうと思ったが…… セリフを間違えてしまって視線を逸らした。 嫌がられるか、少なくとも驚かれると思ったのに、 ホウスケはいつもみたいに穏やかに笑っていた。 しかも言及するのはそれか。 ……まぁ「キスしていいぞ」って意味だったけれど、 うっかり店での癖が出たものだから誘う様なセリフも返せないでいると、唇が寄せられた。 さっき自分で舐めたところを舌でなぞられて、ふ、と吐息が漏れる。 傷痕もすっかり癒えた鼻を優しく食まれたあとに、 子供みたいな伝え方で口を開く様に言われる。 あ?と口を小さく開いたら舌を差し込まれて、 抵抗もしなければ自然と上唇と下唇がどんどん離される] ん…… [まだチョコレートの甘さの残る口内を舌で探られ、 口端からカカオの香りの息が漏れる。 さっきの気恥ずかしさが尾を引いて、溺れるほど乱れられなかったけれど、 ほろ苦く蕩けたホウスケの吐息を吸い込んで、しつこいくらいの舌をちゅうと吸って、彼の愛撫に応えた] (-31) 2021/02/19(Fri) 12:15:27 |
【秘】 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人 → ふくろう ホウスケ[はぁ、と解放された唇から勝手に声が上がる。 ホウスケは眠気とは違う目の細め方をしていて、 前髪を梳かれると籠った熱が逃げていく様で心地よい反面、すっかり色めいて寄せられた眉や表情が晒されて…… ホウスケは笑っているから、余計に気恥ずかしさが増す様だ] うん…… [……ホウスケによって俺は変えられてしまったと思っていたけれど、ホウスケは男の様な俺も女みたいな俺も、どっちの俺も良いと言う。 どっちが良いかと聞いてもホウスケは選ばなくて、 これは自分で選ばないといけないんだな……と、 難しい問題にそっと睫毛を伏せたけれど、 続いた言葉にぱちぱちと瞬いた] ……ラッコの肉はそんなに美味しくないらしいぞ。 [と照れ隠しで呟いたあとに、] ……うん、うん。食べさせてほしい。 チョコ……だけじゃなくて……… [彼の首に手を回して引き寄せる。 首筋に顔を埋める事で表情を隠しながら、声もくぐもらせながら、不純な願いを囁いた夜にもなっただろう。*] (-32) 2021/02/19(Fri) 12:16:18 |
(a5) 2021/02/19(Fri) 23:07:31 |
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