【秘】 助勤 サクヤ → 白い大蜘蛛 カガリビわたしはそれに気づけない。 自分が被捕食者であることも。 そうした眼差しを受けたことも。 彼は親切なお兄さんと受け止めていたから。 あの子をお手伝いに熱心な子供と見たように。 過去の思い出は朧で。 その手を頼りにした記憶も曖昧で。 その姿が昔から同じ。 その事にも気づけないのだ。 この神社に実しやかに囁かれる噂を知りながら。 そうした存在が身近に在る事も気付かずに。 ただ、私は。 いつも通りの日常を、いつも通りに。** (-29) 2022/03/16(Wed) 19:19:29 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ─現世 参道階段付近の屋台─ [光につられて、歩いてくる彼女>>38を見て、こちらも彼女へと歩み寄っていく。 提灯に惹かれるという事は、やはり彼女は迷子であったらしい。 ならば、自分の仕事というわけだ。 口にくわえた煙草――― 『探し人の香』 を大きく吸い込んで、ゆっくりと吐き出す。吐き出された煙は、しばらく空中を漂って――…消えることなく、一つの方向へゆっくりと流れ出す。 煙の進んだ方向を探せば、彼女の友人なり、知人なりがいるはずだ。] (39) 2022/03/16(Wed) 20:40:15 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ随分と大きい迷子だ。 あんまりふらふらしていると、日乃輪様に「雛」にされてしまうよ。 [少女の前へとたどり着いて、祭りで得た戦利品>>16の中から、リンゴ飴を差し出す。 ――この年齢の少女が、一人きりとは考えにくい。 『探し人の香』が示した方向、そう遠くない位置に彼女を探している人物もいるはずだ。 そう考えて、彼女と共にここに居た方がいいだろうと判断して、ここに残ろうとするが、彼女はどうだろう。*] (40) 2022/03/16(Wed) 20:40:21 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a19) 2022/03/16(Wed) 20:44:46 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ─参道階段付近の屋台 真珠、萌々子と─ 君が、彼女の保護者ってことでいいかい? 大きな迷子がいたものだから、僕も仕事を全うしただけでね。 ちゃんと見ておかないと、送り雛にされちゃうよ。 って、若い子には信じて貰えないかな。 [咥えていた煙草を、携帯灰皿へとしまい込む。 ――提灯には、日乃輪神社の紋が描かれている、関係者であることは伝わるだろう。 自分はこれでお役御免なら、また迷子を捜して歩くつもりでいるが、彼女たちが「送り雛」に興味を示すなら、もう少し付き合ってもいいかと、彼女たちの反応を待った。]* (46) 2022/03/16(Wed) 22:38:17 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a21) 2022/03/16(Wed) 22:40:06 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ── 参道階段付近の屋台 ── そう、「送り雛」。 元々は娘が嫁ぐことを祝って、嫁ぎ先に雛を送る風習の事なんだがね。 隠り世に人が招かれる様子を、送り雛に例えたんだろう。 ――その様子だと、途中までは知っていたけど、詳しくは知らなかったみたいだね。 [聞き返してきた彼女の様子>>50に、おおよその推測を交えながら語る。] 「送り雛」に選ばれた人間は、隠り世へ飛ばされて、欲の限りを尽くすことができるけれど、代わりに隠り世の住人達の「雛」として尽くす。 まぁ、―――大層『愛でられる』わけだね。 それを期待する輩もいるけれど。 特に、若い女の子なんて「雛」にぴったりだろう。 [「愛でられる」の意味は明らかにしなかった。 年ごろの少女には、少々配慮が必要と判断した結果だった。 といっても、隠すつもりはないので意味に気付かれてしまうかもしれないが。] (59) 2022/03/16(Wed) 23:58:59 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ――…知らないままに、隠り世に送り込まれて、わけもわからないまま愛でられる、なんて、僕も見たくないからね。 守るつもりなら、ちゃんと守ってあげなよ。 [少しだけ、真剣な声。 飴を咥えた少女に向けての言葉。 「送り雛」は、決してただの噂ではないと知っているから。] さて、「雛」の話はこれで終わり。 君たちが「雛」になって、隠り世であったら、その時はよろしく。 [からかうように鼻で笑って、二人に背を向けた。 ――冗談半分、本気半分。 彼女たちも、立派に「雛」になる資格がある。 その時を楽しみにしながら。**] (60) 2022/03/16(Wed) 23:59:08 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a27) 2022/03/17(Thu) 0:02:18 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビー現世 本殿の外れー さて、どうしたものか。 [参拝にやってくる人々から外れて、人気のない暗がりで、眉間に皺を寄せて考え込んでいる。 先程出会った2人ーーー真珠、萌々子と互いに呼び合っていたか。 2人とも「雛」として見れば、十分に祭りを共にするに値するだろう。 ーーけれど、問題はそこでは無い。 あの白髪の少女、彼女はどうも、『隠り世側へ寄りすぎている』。 元々敏感なのか、それとも魂が身体から離れやすい体質か、理由はわからない。 見ず知らずの他人であれば、気にする事もなかったろう。 だが、一度知り合ってしまうと、このまま彼女を放置する事に、何とも言えない罪悪感が胸をつつくのだ。] (119) 2022/03/17(Thu) 9:40:36 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ僕も、つくづく甘いなぁ。 [一つ、大きなため息。 何のかんの、人間と共にいる事が好きなのだ。 だからこそ、自分の役目を果たしている。 彼女が、隠り世と現世の間を迷い歩いているなら、道案内をしなければならない。 どうすれば彼女を導けるか、しばらくそうして1人、頭を悩ませていた。]** (120) 2022/03/17(Thu) 9:41:12 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ ー現世 本殿の外れー [ひとしきり頭を悩ませた後、ゆっくりと腰を上げた。 こうして一人で悩んでいても、答えが出そうに無い。 自分は、元々隠り世の住人だった。 現世の住人の事など、知りようもない。 ーーならば、現世から隠り世に来た者に聞いてみるのが、もっとも確実だろう。 幸い、「餌」は持っている。 人目も薄く、暗がりゆえ誰も気に留めないだろう。 出店で買ったフランクフルトを片手に、大きく息を吸い込んで、目当ての人物の名前を呼んだ。] (121) 2022/03/17(Thu) 10:50:27 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビおーい!ポチ…じゃなかった。 狛やーい!出ておいでー! [フランクフルトをふりふり。 果たして、探し犬は出てきてくれるだろうか?]** (122) 2022/03/17(Thu) 10:50:41 |
【置】 白い大蜘蛛 カガリビー??? かつての日/咲夜ー ーーたしか、その日もひな祭りだったと思う。 多くの人々の中で、親と離れ、ひとりぼっちになってしまったのだろう。 小さな女の子が一人、泣いていた。 『どうしたの?』 女の子の背後から、声を掛ける。 口を動かすたび、ぎちぎちと耳障りな音が響いて、カチカチと牙と牙がぶつかる音がする。 ーー女の子は隠り世に迷い込んで、行き交う人ならざる者達の中で、立ち竦んでいた。 女の子は、ここが現世ではないと気付いていないのか、気付いてはいても幼さ故に理解できないのか。 『大丈夫、これは夢だ。 だから、忘れてしまうといい。』 八本の足を互い違いに動かして、ゆっくりと近づく。 そうして、脚を一本、女の子へと差し出した。 (L1) 2022/03/17(Thu) 14:32:48 公開: 2022/03/17(Thu) 14:35:00 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビー現世 かつての日/咲夜ー 「さぁ、ついておいで。」 女の子の手を包むのは、少し色白の、細く長い男の手。 片手に掲げた提灯が、これから進む道を照らしている。 「君の名前を、教えてもらっていいかな?」 女の子へ問いかける。 女の子の両親が、社務所へ届け出ていれば、名前を言えばすぐにわかるはず。 「ーー咲夜か、いい名前だ。」 そのまま、手を引いて社務所へ向かう。 歩みに合わせて、提灯が左右へ揺れた。**] (125) 2022/03/17(Thu) 14:32:58 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a32) 2022/03/17(Thu) 14:43:43 |
【独】 白い大蜘蛛 カガリビ/* 偏りの件で咲夜さんに気を使わせてしまっている現状は避けたいな といっても、そもそも参加者様がいらっしゃらない事には (-45) 2022/03/17(Thu) 18:33:29 |
【独】 白い大蜘蛛 カガリビ/* 地道に参加者様を待つしかないか、なるべく人数確定を後回しにしよう あとは、各参加者様のコアタイムのズレか 空木さんは喋る事そのものは出来るから、時間は掛かるけどロルは回せるか 問題は、今のところ咲夜さんとしか縁故を繋げてない所かな どうしようか (-46) 2022/03/17(Thu) 18:47:40 |
【秘】 助勤 サクヤ → 白い大蜘蛛 カガリビそれでもあの優しい手を。 恐ろしい異形の姿を。 ぼんやり揺れる提灯を。 薄らぼんやり、記憶する。** (-47) 2022/03/17(Thu) 19:37:51 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ─現世/本殿の外れ─ [幸い、名を呼んだ事に意味はあったらしい。 目当ての相手は、まもなくやってきてくれた。] 少し、狛君に聞きたい事が出来てね。 どうにも、厄介な迷い人のようなんだ。 [白髪の少女――どうにも、彼女は生者でありながら、「隠り世」に近いようだ。 現世の者は、現世に。隠り世の者は、隠り世に。迷う事なく送り届ける。 神の使いとして、自分の使命は果たさなければならない。] (139) 2022/03/17(Thu) 23:25:26 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ狛君は、自分がこちらに来た時の事を覚えているかい? ぼんやりと、でもいい。 来る理由を自覚しているかどうか、聞きたいんだ。 [自分がどちらの側か、自覚があるかどうか。 彼女の場合、それが一つの解決法に繋がると考えている。 生きているなら、いずれ死んで隠り世の住人になる。 狛は、実際にそうして隠り世にやってきた。 ならば、彼から自覚の有無を確認できれば、一つの証明になるかも知れない。 そう考えたのだ。*] (140) 2022/03/17(Thu) 23:25:37 |
【秘】 白い大蜘蛛 カガリビ → 助勤 サクヤ―――彼女が招かれたのは、果たして過去に何度あっただろうか。 それとも、まだ招かれる事はなかっただろうか。 けれど、もし「雛」として招かれているのなら、きっと彼女を愛でた事があるだろう。 「咲夜」――その名前が彼女のものであると、本当は気付いているはず。 けれど、それは彼女にとっては隠り世の出来事は夢でしかない。 だから、現世でその名前を彼女に紐づける事はしていない。 全ては、彼女が夢として忘れた記憶の中に。* (-50) 2022/03/17(Thu) 23:55:32 |
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