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【人】 骸狩り スカリオーネ仕事を終えて戻り、常より疲れた顔で、ため息をひとつ。 「こうもあちこち騒がしくては、碌に仕事も出来んな。 ……蟹騒ぎの他に、衛兵共があちこち駆けていたぞ」 (2) 2021/12/10(Fri) 21:18:52 |
スカリオーネは、席に着く前に掲示板を眺めた。 (a6) 2021/12/10(Fri) 21:29:47 |
【人】 骸狩り スカリオーネ「騒ぎが酷い程、乗じる馬鹿も増えるものだ。 お陰で根元が見え辛くて仕方がない。 政府の連中は無茶苦茶をやる、 暴れたいだけの阿呆も湧く、 今日は碌でもない一日になるな」 詩人に対して饒舌になるのは、中々ない事なのだが。 今日は酒も入れてないのに舌が回る。 「…………。花売り。一輪都合してくれ」 普段はまるで興味がない、とばかりに 近寄らない男が今は花売りの目前に。 この男が何をもって話しかけたのかはわからないが、 末吉omikuji辺りを適当に渡せばいいだろう。 (8) 2021/12/10(Fri) 21:39:12 |
【人】 骸狩り スカリオーネ>>@3 フェリックス 「いい気分がしないというだけだ。今は」 花売りの手元から目を離さず、答える。 「……骸になった覚えはない。なる予定もない。 俺が政府に捕われた所で、何一つ変わる事はない」 「稼業などどこでも出来る。 必要なら動き、そうでなければ動かない。 それだけの事だ」 (12) 2021/12/10(Fri) 21:56:03 |
【人】 骸狩り スカリオーネ>>@5 フェリックス 「……。そうでないなら、この街に来る事すらやめている」 常と変わらぬ口調でそう答え。 葡萄の誘惑をふいと断ち切る。 >>19 「そうか」 ミズチの方をちらりと見た後、花に手を伸ばす。 巨漢の男に、まるで似合わぬ一輪の花。 少女の手にある状態でも小さな花は、 大きな拳には指輪の飾りとしてすら小さいような。 受け取りながら、ポケットを探り―― 「……。いや、支払いはツケにしておいてくれ。 ……それから。掲示板を見て、心の準備をしておけ」 冷えた貨幣の代わりに、言葉を置いて。 花を片手に、窓際の席へ歩いていった。 (21) 2021/12/10(Fri) 22:30:23 |
スカリオーネは、金がない訳ではない。奪われるかもしれない者に、施す理由が欲しいだけだ。 (a12) 2021/12/10(Fri) 22:32:51 |
スカリオーネは、空のコップに挿した花を前に溜息を吐いた。 (a14) 2021/12/10(Fri) 23:43:59 |
スカリオーネは、頬杖をついて窓の外を見ている。 (a22) 2021/12/11(Sat) 18:43:40 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルトこの部下が背後を取る事に慣れて幾日経つだろう。 振り向く事もせず、煙と共にため息にも似たひと吐き。 「そうか」 こちらも一言。 「……これだけゴタついて、生者が喚いて叫んで…… 骸狩りとしての仕事も邪魔が入るばかりで中身がない。 俺の手勢もどちらにつくかと話題にする始末だ。 ……お前の自由にしろ、という返答は求めているまい。 よって、お前の傷がなるべく少なくなるよう行動しろ。 従順に取り入るでも、敢えて反抗し 今後のマークを外すでも構わんが――」 ふいに、貴方に投げ渡す。 花売りから買った、ローダンセの花一輪。 「"裏切る"ような事にならないよう注力しろ、ノア」 貴方に信を置いているのかもしれない、 しかし変わらず、関心のないようなその声。 煙と花と共に、投げかけられた。 変わらぬ思い。それが何を示すかは、語らない。 (-91) 2021/12/11(Sat) 21:55:11 |
スカリオーネは、ペトルーシャに無言で幾らかの金と、まともな治療薬の入った袋を投げ渡した。 (a25) 2021/12/11(Sat) 22:09:22 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 死霊術師 ペトルーシャ「〈人皮綴り〉と〈屍蜂繰り〉」 記憶する為か、あなたの言葉を繰り返す。 「覚えておこう。助かった…… が、要らんな。 まあ、いい。確かに情報は受け取った。 件の処置が行われた後の援助はする。 援助が不足ならまた声をかけろ、 "お仲間"の首の値段分くらいは出す」 言って、早速部下に指示を出すのだろう、去っていく。 ――ふと、首だけが少し振り向いて。 「幸運を、ペトルーシャ」 風に乗せて、そんな言葉だけ落としていった。 (-145) 2021/12/12(Sun) 18:51:38 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト常のように報告を聞き、常のように頷いて。 「レイ……墓守、いや灯屋か。 それとエドゥアルト、狙撃屋。 ……狙撃屋をレイが誘った、といった所か」 主体性を狙撃屋に期待していないのだろう、そう呟く。 続けて反乱軍の情報には僅かに顔を顰めた。 「……。前二人はともかく、野良猫に蝙蝠。 まあ、いい。ご苦労だった」 主と部下。その後の平等。それ以上のものは、ない。 この巨漢にそういうものは、過ぎたものだから。 それでも、受け取るだけなのをこの男が許すはずもない。 情報に対価を。忠誠に主命を。不要な言葉には……。 「――互いにな」 そうして別々の方向へ、歩き出す。 次に会うのは、表だろう。この嵐が過ぎ去るまで、あと――。 (-147) 2021/12/12(Sun) 19:30:36 |
スカリオーネは、路地裏へ入っていった。 (a35) 2021/12/12(Sun) 19:33:36 |
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