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【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ「――――そんな、こわいこと。 言わないでください」 ね? あなたの体を開放して、手は繋いだまま。 少女は涙の残る顔で、つとめて優しく笑いかける。 (-371) 2022/02/28(Mon) 16:49:12 |
普通 ナツメは、メモを貼った。 (a49) 2022/02/28(Mon) 16:50:23 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ 繋いだ手の、指の先。 そっと。優しく、すこしだけ力をこめる。 この手が、紙切れに名前を綴る。 この手を、私だけのものにできるのかもしれない。 ―――――― でも 。「……さっきのお願い、うそです」 私だけを見てなんて、そんなわがままは通用しない。 わがままを言える子どもではないから、制度に選ばれた。 「うそだから。……そのままでいて。 私のためなんかに、変わったりしなくていいから」 あなたにだって、何かを選びとる自由がある。 秤にかけた♡を捨てるときがくる。 普通の私には、その秤を狂わせる勇気すら、ない。 (-374) 2022/02/28(Mon) 16:58:06 |
ナツメは、普通の少女だ。 (a50) 2022/02/28(Mon) 16:58:28 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ ソファがぎしりと軋んで、肘掛けに背中がぶつかった。 びくり、と薄い肩が揺れる。青々しい瞳が揺らぐ。 ――――けれど、それだけ。 「……ううん。言われたとおりに投票なんて、しません。 もう、自分で、決められます」 もう、一度はそうした。 後ろめたくて、押しつぶされそうで、しかたない。 何も言ってはくれない、ずるい子がいたから、ひとりで選んだ。 揺らぐ瞳で、少女はあなたを見つめる。 こんなふうに詰め寄られて、こわくないわけないけど。 目を逸らしたいほどの、非日常の恐怖じゃない。 そこにあるのは、いるのは、一つ年上の女の子で。 ……こんなのきっと、生きてれば普通にあることだから。 (-405) 2022/02/28(Mon) 20:15:24 |
ナツメは、えいっ。フォーチュンクッキーを思い描いた。 (a60) 2022/02/28(Mon) 20:16:56 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ 思い描いたとおりに出てきた小さなクッキー。 少女は口で受け止めて、ぱきりとかみ砕く。 ぽろぽろ零れるくずと、唇に挟む、小さく折り畳まれた紙。 投票するのは……そう口を開くと、ぽとり。 二人の間、スカートの膝の上に落ちて。 中身も見ずに、少女は一人の名前を呼んだ。 「エノさん。話したことがない人だから。 そんな人を殺してでも、まだ、このままでいたいから」 それが今の答えです、と言って。 それから不格好に、眉を下げて笑う。 「……あとでまた迷うかも。 そのときは、相談にのってください」 ちょっとだけ、自棄だったりする。 本当はまだ迷ってて、恨まれるのが怖いのも図星。 なんかちょっと、言い方にムカついて無理しちゃった。 「今は、ハナサキさんの番です。 どうしたい、とか。ありますか?」 「言いたいだけ、言ってください。 大事な話だから。たくさん考えて、たくさん迷いましょう」 (-407) 2022/02/28(Mon) 20:21:27 |
ナツメは、ぱき。中身は、<<エノ>>。 (a62) 2022/02/28(Mon) 20:22:22 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ「おめでとう、かな。 じゃあ、ありがとうございます」 絡めた指で、離れていく身体を繋ぎとめて。 ゆっくりと伸ばした指先で、垂れた横髪をはらう。 透明の瞳を覗き込んで、目が合わなかったらそれでもいい。 「うーん……おかしいのかな。 分からないです。 ずっと黙ってた私の方が、おかしい子かも」 言語分からないのかと思った、とか言われたんですよ。 冗談めかして、そう打ち明ける。 「……泣かないで」 まだ少しだけ潤んだ目元と声で、話しかける。 あなたはそうじゃないといいな、と思いながら。 「死ぬのが怖いって、言ってたけど。 ……生きて帰るつもりは、ありますか?」 (-431) 2022/02/28(Mon) 22:40:37 |
【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス あなたからのメッセージがあって間もなく、 OK!うさぎが跳ねるスタンプ。 『今からいきます。ちょっと待っててね。』 その返信からしばらく経って、図書館へ。 きょろ……あなたの姿を探しながら、入口をくぐった。 (-432) 2022/02/28(Mon) 22:47:35 |
【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス/* 先約の秘話が佳境ですが、ライブ感で来ました。 無理が出そうになったら一旦ストップさせてもらうかも…そんな感じでお願いします…! (-433) 2022/02/28(Mon) 22:48:00 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ 乾いた破裂音から、間もなく。 こんにちはの省かれたテキストメッセージ。 『今の音、聞いた?』 『メイサイくんは大丈夫?』 (-434) 2022/02/28(Mon) 22:51:06 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ「うん。そういうのを…… 怖いって、思える人でよかったです」 涙を拭いたくて、頬に手を添える。 溢れる雫で、薬指がすぐに濡れそぼった。 「価値とか、難しいことは分からないけど。 ……死にたくないなら、生きて帰ってほしいな」 「優しかったり、立派でなんか。なくていいから」 (-439) 2022/02/28(Mon) 23:36:32 |
【独】 普通 ナツメ その返信を見たとき、そうだった、と私はほっとした。 危ないものは、すり抜けるんだった。 なにかに巻き込まれたりしてなくて、よかった。 吐いた息が詰まったのは、その次の瞬間―― 続けて送られてきたメッセージを読んだときだったから、 そうだったね、うっかり、とか言ってる場合じゃなくなったんだけど。 (-441) 2022/03/01(Tue) 0:34:33 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ そうだった、と息を吐く。すぐに詰まった。 『なんで?』 『どういうこと』 『近くにいるの?』 スタジオ(図書館)大混乱です。 (-442) 2022/03/01(Tue) 0:35:00 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ優しいけどたまに怖くて、ちょっと不安になる人です。 ……と、正直に言うわけにもいかず。 普通が一番です、なんて返事で誤魔化す。 ずっと嫌いな“普通”だけど、今は明るい意味だと思った。 「うん、ほんとに……」 少女は、ほっと息を吐く。よかった。その瞬間。 力が抜けて初めて、芯が強張っていたことに気がついて。 「…………」 えい。 あなたをぎゅっと抱き寄せ、倒れ込むのに巻き込んだ。 (-445) 2022/03/01(Tue) 1:03:54 |
ナツメは、どさっ。後頭部を肘掛けにぶつけた。 (a66) 2022/03/01(Tue) 1:04:16 |
ナツメは、ごっ。「いたっ」 (a67) 2022/03/01(Tue) 1:04:28 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ ぶつけた後頭部、行儀悪く、ちょっと乱れたスカート。 ソファの上、ずりずりと姿勢を整えて。 少女は仰向けになって、あなたに話しかける。 「……これから、どうしましょう、ね。 何かして遊ぼうかなとか、ここで寝ちゃおうかなとか。 好きなものとか、ごはんとか、目標とか。……投票、とか。 考えること、いろいろ……」 あなたの零す雫を受け止めたくて、必死だった。 涸れたらまた、迷って悩んで、ちょっと萎れてしまうかも。 「何から、考えたいですか?」 (-447) 2022/03/01(Tue) 1:09:12 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ/* お返事遅れがちですみません。PLそろそろ就寝します… 明日の日中、あまりレスできないかもしれないです。 けっこう大事なお話しちゃってる気がし、投票間に合う…!?と、どきどきしています。 もし何かあったら言ってね…! (-448) 2022/03/01(Tue) 1:16:03 |
【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス/* はい。 薬局ビックウェーブの端っこに乗れたので満足しています。 では、お言葉に甘えてこちらからのお返事はいろいろ落ち着いてから… リアル都合もあり、更新跨ぐ予感がほんのりです、よろしくお願いします。(返信不要) (-449) 2022/03/01(Tue) 1:22:55 |
【人】 普通 ナツメ少女は、図書館に向かう道すがらでそのメッセージを受け取った。 銃。刃物。 画面や紙面のなかにあるもの。 物騒なそれらを持って睨みあう、立ち入り禁止の脳内映像。 その次のメッセージで、一変する。 ――――怪我。……血? 睨みあう誰かと誰かが、倒れ伏す。 生気のない顔が、ころり、かたむいて、私を。 ネイルが欠ける。 グラスが割れてジュースがこぼれる。 『来れます?』 その問い、たった一つで他人事ではなくなって。 少女は呆然と立ち尽くす。 頭がじん、と痺れて、指の先が冷たくなる。 胸が浅く上下して、瞬きを忘れた瞳が、茫洋と。 有意義無意味、散漫なイメージがうら青い脳内を駆け巡る。 (27) 2022/03/01(Tue) 17:57:39 |
ナツメは、はくり。音もなく、呟いた。 (a72) 2022/03/01(Tue) 17:57:54 |
【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス「あ、」 閲覧スペース。あなたの姿を見つけて、小走りに駆け寄る。 結構、それなりに待たせた末の到着だった。 少女の顔は見ればわかるほど、青褪めている。 「あの、これ」 「危なくて」「誰かと、って」 握りしめていた手帳を開いて、あなたの前に。 ぺたりと貼られた付箋は、抜粋されたメッセージの可視化。 着信からはたぶん、かなりの時間が経っている。 『薬局。ヒメノさんとエノさんが刃物と銃でやりあってて危ないです』 『結構2人の怪我酷いです。アクタさん1人で大丈夫かな。 来れます? できれば誰かと一緒に』 「……どうしよう」 「どうしよう、ユスくん……」 (-513) 2022/03/01(Tue) 18:03:59 |
【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス「え、」 こちらを向いたあなたの側に、途方に暮れて立っている。 無色透明に映り込む、深青が泳いだ。 薄く張った水の膜がゆらゆらと、揺れて。 「……私、は」 「行きたく、ない、……こわい」 「でも……」 ほんの少しだけ、目を伏せる。 瞼が湿って、瞬けばこぼれ落ちそうだった。 (-520) 2022/03/01(Tue) 18:43:07 |
【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス 飾り気がなさすぎるあなたの言い様。 少女はちょっとだけ笑って、 「……正直すぎる、よ」 決壊する前に、セーラー服の袖口がぐい。雫を拭いとって。 ちょっと赤くなった鼻を、すん、と鳴らす。 そうして少女は「でも、行く」と声に出して伝えた。 「こわい、けど。あの、 ……放っておけない、から」 「…… 一緒に、行ってくれる?」 (-524) 2022/03/01(Tue) 19:20:44 |
【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス「……少女マンガだ」 思わず手のひらを差し出して、受け取ってからぽそりと場違いな、間の抜けた感想を呟く。 押しとどめていた涙が、じわりと湧き出てくる。 逆効果だよ、ユスくん。 そして、少女も踵を返して図書館を出る。 ハンカチでくるんで目に当てた気遣いが、ひんやりとつめたくて、心地よい。 スカートの裾を揺らして、足早に目的地へ。 道中、相槌が返ろうとなかろうと構わず。 宣言通り先を歩くあなたの背中に、ずべずべと湿った声で本音をぶちまけていた。 「行きたくない……」 「でもいく」 「……夢に出そうだから……」 正義感とかは、ちょっと、普通の少女の身に余る。 そんなだから目の腫れはちょっと、残っちゃうと思う。 (-528) 2022/03/01(Tue) 19:44:34 |
ナツメは、ナツメを泣かした誰かさんと図書館を出て、薬局へ向かう。 (a78) 2022/03/01(Tue) 19:47:37 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ「…………あ。返信してない。 あれ? もういっこ、きてた……」 白い指がぺらり、ページを捲る。 追加で送られたあなたからのメッセージ。 歩きながら見て、読んで、またちょっと瞳を潤ませた。 着くまでに、なんとかしなきゃなのに。 (-534) 2022/03/01(Tue) 19:55:46 |
【人】 普通 ナツメ>>薬局 「ユスくんと来ました」 三歩分遅れて、建物の中に入る。 冷やしながら歩いてきた目元は、それでもちょっと赤い。 血の流れたあと。命が削られた痕跡。 いやに静かな、すべてが決着した後のその場所。 「……ごめんね。 来るの。おそすぎたかな……」 長身に隠れて、まだ、決定的な何かは見ていない。 (37) 2022/03/01(Tue) 20:01:32 |
【人】 普通 ナツメ>>薬局 もうひとつ続きます 「え」 ――――死んでしまった? ――歩けないほどの、怪我? 身じろぎすると、ひやり。 スカートの生地越し、鋭い冷気を腿に感じる。 一瞬、目の前の光景にくらりと遠のきかけた思考が鮮明に呼び戻される。 まだ溶け切っていないそれで、 赤い目を冷やしてきた理由を思い出して。 自分への呼びかけに、ひとつ頷いて動き始めた。 (40) 2022/03/01(Tue) 20:26:11 |
【人】 普通 ナツメ>>薬局 息を吸って、吐いて。 「大丈夫、アクタくん。 がんばってくれて、ありがとう。 ……遅れて、ごめんね?」 駆け寄って、そう口に出す。 もう大丈夫だから、と伝わるように。 それから、膝をついて、怪我人の顔を覗き込んで。 「えっと……大丈夫……? じゃ、ないと、おもうんですけど……」 「休めるとこ、運びます。 合議は、ちょっとくらい、待ってくれるはずです。 あ……運ぶのに、担架、みたいなの。いるんだね」 「ユスくん、出せそう?」 少女は、息をしているものを優先した。 この場で頽れずに直視できる、ぎりぎりがそこだった。 (41) 2022/03/01(Tue) 20:28:56 |
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