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【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノその日は一日、できるだけあなたの側にいるつもり。 たぶんときどきは、どこかへ行くし (>>14みたいに) ずっとそこに居るとは言い切れないと思うけど。 時おり手帳を捲って、誰かと連絡を取り合っていたり。 横たわるあなたを覗き込んで額の汗をそっとぬぐったり、 大丈夫ですよ、とぎこちなく笑いかけたり。 見舞いが途切れた時間、ふと。歌を口ずさんでいたり。 そんな様子で、あなたの側に付き添っていられたら。と、思う。 /* 昨晩は、どたばたしちゃってすみませんでした…! 何か(代わりに動いてほしいこととか、話し相手とか)あったら対応しますので、言ってね…! というあれを…置いておきます (-118) 2022/03/02(Wed) 17:03:25 |
【秘】 普通 ナツメ → 医者の息子 カイ『プラシーボ』 『聞いたことあるかも。』 少し間があいて、追加のメッセージ。 『それ、スガワくんがやってくれたりしない?』 (-133) 2022/03/02(Wed) 19:55:12 |
【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス『あ、お見舞いはよかった?』 『じゃあ戻るね。ありがとう。』 通常速度の返信。ぺこりとするうさぎスタンプ。 『あ、落ち着いたらまたどこかで会おう? 結局、話できてないし…』 (-136) 2022/03/02(Wed) 20:27:35 |
ナツメは、連絡をもらい、医務室に戻り――――それから、もう少し後。 (a17) 2022/03/02(Wed) 20:28:00 |
ナツメは、がたっ。目を覚ました人に、話しかけた。 (a18) 2022/03/02(Wed) 20:28:18 |
【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ古めかしい――音楽の授業で扱うような――唱歌のアルト。 ふつ、と途切れて、 「……あ、」 がた、ベッド脇の椅子を鳴らして立ち上がる。 どこにやるでもない両手を胸の前で持て余す時間がわずかに。 「ね、寝てて……!」 それからあわあわと、焦った声。 ベッド脇にしゃがんで、あなたの顔を覗き込む。 「……あの、ナツメです。 寮の、医務室に運びました。……分かりますか?」 /* わ〜〜!送ってよかった…!よろしくおねがいします! (-138) 2022/03/02(Wed) 20:31:24 |
【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス(なんで、絵文字だけちょっと時間差……?) メッセージ終了後。少女は不思議がっている。 スタンプが原因だとは、露ほども思っていないのだった。 (-143) 2022/03/02(Wed) 20:47:06 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ 無事でよかったと安堵して、 『ちょっと疲れたかも。 でも、無理はしてないです。』 ありがとうのスタンプ。そんな感じの。 はじめよりすこし、素直寄りのメッセージだった。 (-151) 2022/03/02(Wed) 21:27:53 |
【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ「はい。伝えておきます」 アクタくん、コタくん、メイサイくん、ユスくん。 関わった4人の名前をあなたに知らせておく。 それから、ぼんやりとした眼差しを見つめて。 「ん……居ただけです。 あ、汗、気持ち悪いですよね」 あなたの額に張りつく前髪に目を止めて立ちあがる。 ちょっと待ってくださいね。 小さな流しや電子レンジをぱたぱた行き来して、 「はい。とりあえず、顔だけでも。 ……拭けそうですか?」 ほどよく蒸したタオルを差し出した。 つらそうな様子であれば、少女が代わりに拭います。 (-162) 2022/03/02(Wed) 22:34:09 |
【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ はい。頷いて引き受け、汗ばんだ顔を拭う。 あなたの発言の一部を黙殺しつつ、手を動かして。 「うーん……飲み物。いいなと思って」 目元からタオルを離しながら、質問には答える。 表裏を逆に畳み直して、首の辺りも、と、そっとタオルを当てながら続きを話した。 「フカワくんかな? 誰かが言ったの、聞いて…… みんなが真剣なときに、そのこと考えてただけです」 怖くて、嫌で嫌で仕方がなかった初めの日。 少女に向き合える“明日”がそれだった、というだけ。 現実逃避です、と自嘲の笑みを浮かべた。 「みんなみたいに話せる気がしなくて、暇だったから」 手持ち無沙汰、所在がなかった、ともいう。 「べつに、私。お人好しとか、いい人とかじゃないですよ。 ……あ、どうですか? だいたい拭けたかな……」 (-178) 2022/03/03(Thu) 1:00:54 |
【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ『ありがとう。無理はしてないから大丈夫。』 『寝不足はつらいね。フカワくんも休みにきます? 医務室、ベッドまだあいてるよ。』 『あ、でも気分が落ち着かないかな』 『カミクズさんも怪我?大丈夫かな…』 『あと、ついでに聞きたいことがあって』 『他薦って、誰だったんですか? すみません、そんな心当たりが無いから』 そんな返信が、ぽつぽつと間を置きつつまばらに送られた。 あなたのプロフィールが更新されても、目立つ変化はない。 (-203) 2022/03/03(Thu) 12:09:28 |
【秘】 普通 ナツメ → 医者の息子 カイ『それっぽいこと言える気がしない… スガワくんの方が説得力あるし。お願い!』 ぽん。スタンプ。ぺこり、うさぎ。 『逆プラシーボ?毒もすごい効果にできそうだよね。』 『でも、しないでしょ?』 (-220) 2022/03/03(Thu) 14:33:04 |
【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ「体のほうは誰か、男の子に頼んでください。 ゆるく絞ってレンジで40秒です」 そう言って、ベッド脇に置かれた椅子に腰掛ける。 最後のは蒸しタオルの作り方。 冷えていくそれを握りしめて、少女はそろりと目を逸らしながら答える。 「うーん……名前書かれたのは、こわかったです」 「他の人にかばってもらえみたいなこと、言うし。むりだし。こわいし。 あれがわざとじゃないなら、フカワくんもずれてる……」愚痴。 ふう、と一息ついて。 ほとんど閉じたように瞼を伏せる少女の背後、薄く開いた窓から風が吹き込んで、肩で揃う髪を揺らした。 「今も……難しいです。ぜんぶ。 私、まだ。たぶん、逃げてることばかりで」 「でも、なんか……」 (-236) 2022/03/03(Thu) 16:39:23 |
【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ 俯きがちに言葉を切って、少しの間。 瞬きいくつ分かの余白を残して、声を上げる。 「―――よかったら、今日の分。見ましょうか」 ログの見方はあなたが眠っている間にもう、一度は試した。 だから、これから確認しましょうと告げる。 あなたと少女はまだ選ばれていなくて、まだ、参加する義務があった。 そうして、ひとつ。あなたに。 「……見たら。お願いがあるんです。 理由が必要なら言うし、べつに断ってもいいんですけど、」 ぎし、座りなおした椅子が軋む効果音。 カーテンの向こうには、プログラムされた空模様。 握るタオルが、スカートの膝をじとりと濡らしている。 少女の深青が、あなたの目を見つめ返す。 硬くなった声はきっと、緊張のあらわれだった。 「そのときは。 『命の恩人のお願いですよ』って、言います」 (-237) 2022/03/03(Thu) 16:40:02 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ『何だろう。建物?誰かが作ったのかな。』 『私も気になってきた…明日、一緒に見に行こう。』 少女は、医務室で返事を綴った。 『昨日はお疲れさま。 呼んでくれてよかったから、気にしないでね。』 (-239) 2022/03/03(Thu) 16:46:03 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ『本当に気にしないでね。 泣いたのも、ほんのちょっとだからね。』 『役に立ててたらいいなぁ』 『うん、楽しみにしてる。』 またね。手を振るうさぎのスタンプが、ぽんと送られた。 (-254) 2022/03/03(Thu) 19:24:49 |
【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ「はい。脅し文句です。 ……イロメキさんが良い人だったら、いいな」 強張る肩。それでも小さく笑って、そう言った。 それから再生される、数人が不在だった合議の記録。 静かに閲覧する少女は既に、見たことのある内容で。 何考えてるんだろ、とこっそりあなたの横顔を窺っていた。 余談。その少し前にはデリ欠に「だ、だめです」と焦った声で答えたり、 フカワくんはかわいいにほんのり同意を示したりしていたとか。 短い記録を最後まで見終われば、巻き戻して、ストップ。 示すのは、ログの中で振られたサイコロの目。>> G12 「この票を、何とかしたいんです。 ハナサキさんのこと、友達だと思ってるから」 「だけど、この決め方……完全に、ランダムなの。 ツルギくんたちの、大事なことらしくて。 変えてほしいってお願いするのも、ちょっと……」 「でも、私、立候補はできない。 ……そこまでしてあげられるほどには、まだ仲良くない」 だから。そこで一度、吐き出す言葉を止めて。 深く、細く息を吸う。 そうして、おなかの下に力を込めて、喉を震わせて。 ――――“お願い”を口にした。 自由であるべき秤に、指をちょっとだけ掛けようと。 (-255) 2022/03/03(Thu) 19:31:38 |
【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ「イロメキさんの投票用紙。」 まだ、中央の建物にあるはずの紙切れ。 誰か一人を選ぶ権利。 「今日だけ、私に譲ってください」 6人の中の2票。多数決には心もとない数。 けれど、これはきっと、ナイフとそう変わらない。 「……今、何もしなかったら、私。 何回も何日も、ずっと夢に見そうだし」 「急に思い出して、息が苦しくなりそうだし。 おやつがちょっと、おいしく食べられなくなりそうだし」 「明日、後輩と楽しくデートできないんです」 (-257) 2022/03/03(Thu) 19:38:41 |
【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ/* こんばんは!死にたくないです! メタ的には次の投票、ナツメに委任してくれませんか?というお願いです… (-258) 2022/03/03(Thu) 19:43:34 |
ナツメは、ぺらり。医務室で、今日の合議のログを閲覧した。 (a29) 2022/03/03(Thu) 19:44:13 |
【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ『うん。私もずっといるか分からないけど… あ、ツルギくんが置いていった果物あるから、 好きに食べてもいいと思います。』 『じわじわかぁ。はやくよくなりますように…』 それらの返事は、わりとすぐに送られた。 行間で顔を合わせたりしたのかもしれない。 そして、尋ねた答えへの返事だけが、少し遅い。 『はい、内緒に』 『あの』 『もうこういうの、受け付けてないかな。 でも、伝えとくね。』 『投票、ハナサキさんだったらやめてほしいです。 お返しってわけじゃないけど…』 『優しくてちょっと不安定で、放っておけないし。 友達だと思ってるから、選ばれるところ見たくないし。』 『あ、フカワくんにするのも、やめてほしいな。 心配してメッセージくれたの嬉しかったし、 ブランコで遊んだのが楽しかったし』 『自分に投票するのって、苦しいことだと思うから』 (-272) 2022/03/03(Thu) 21:06:32 |
【秘】 普通 ナツメ → 医者の息子 カイ『ありがとう! 寮の医務室にいるから、いつでも来てね。』 跳びはねるうさぎのスタンプ。 お見舞いフルーツもあるから食べて行ってね。 『大丈夫。』 『イロメキさん、結構元気っぽいから。』 そして、恐らくだいぶ台無しなことをつけ加えた。 これは怪我人が起きてからの返信となる。 プレッシャーを減らそうとしたのかもしれないし、まあまあ事実でもある。 運んだ時は本当に死んでしまいそうに見えたし、今も本当はどうか分からないけど。 (-277) 2022/03/03(Thu) 21:55:00 |
【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ「んー……そういうことに、なりますよね」 茜の瞳を見つめ返して、数度瞬いて。 少女は困ったように、眉を下げて笑った。 「……なにか、選ぶとき。 いつも消去法なんです、私」 優柔不断だから。そう言って、5本と1本。 あわせて6つの指を立てる。 あなたに見せるのは手の内側。 白い手には、薄くしわが刻まれている。 その反対、あなたの視界の外では、 つるりとした爪が、差し込む光を反射している。 ▼ (-284) 2022/03/03(Thu) 22:19:36 |
【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ「ハナサキさんは、」 優しくて、放っておけない友達。 ツルギくんは雑談につきあってくれる、同級生。 スガワくんも同級生。口が悪いけど、真面目な子。 フカワくんは、遊んでくれた、いいお兄ちゃん。 指折り数えて、消していって。 いまだ立っているのは、人差し指が2つ。 そのうちの片方を折り込みながら、息とともに言葉を吐く。 「話したことがない人だけは、選べたけど。 ……もう、知らない人じゃなくなっちゃった」 余ったのは右手の人差し指だけ。 それをくるりと返して、向いた先は残りの1人。 ▼ (-285) 2022/03/03(Thu) 22:19:50 |
ナツメは、答える。 (a31) 2022/03/03(Thu) 22:20:32 |
【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ「だから、ここだけです。 ……死んでもいいなんて、思わないけど」 夢に見ないのも、息ができるのも、味が分かるのも、 明日、胸を張って誰かの先輩でいられるのも。 もう、私。ここしかないと、気がついてしまった。 (-287) 2022/03/03(Thu) 22:22:45 |
【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ 小さく漏らされた声と、あなたの言葉を聞いた。 日を背負った深青が。 わずかに見開かれて、そっと細められる。 ふるふると首を振ると髪の先が揺れて。 握りこんだ手はそのままで、返事はそれだけだった。 そうして。 ぎこちない、タップの鈍い音。 「……今、知りました」 返ってきた端末。 そのシステムメッセージを見ながら、やわらかく呟いた。 でも、悪い人じゃないですよね。 と、少女は思う。話して、よかったな。 ▼ (-369) 2022/03/04(Fri) 18:05:05 |
【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ すっかり忘れていたタオルを片づけてから。 籠に入った果物―― ツルギくんが持ってきてくれた、お見舞いの ――を剥くかちょっと迷いつつ、少女は冷蔵庫の扉をぱかっと開けた。「飲みますか?」 と、ベッドの上のあなたを振り向いて尋ねる。 「ジュース。用意しといたんです」 持っているのはプラスチックのコップとペットボトル。 未開封のオレンジ色。 あなたの返事次第で、プラスチックのコップの数が変わって。 「……なんか、すごく。 ひさしぶりに飲んだ気がする……」 少女はまた、傍の椅子に腰かけて。 ちびちびとコップの中身を減らしながら、そう笑った。 /* 更新もそろそろ来てしまうので、続けるかどうか迷いつつ… (-371) 2022/03/04(Fri) 18:14:20 |
【人】 普通 ナツメ夕暮れの空が、夜の色へ染めあげられる頃。 少女は、中央の建物に足を踏み入れる。 (恐らくは)人気のないその場所で、ぽつんと一人。 隔てる柵へそっと手を添えて、傍聴席をしばらく眺めていた。 そして、ここへきた用事を。 医務室で休んでいるエノの分も合わせて、2枚を手に取る。 皺ひとつないその紙切れを手帳に挟み込んで、それからログに発言を残す。 吹き抜けの下、中央へ立って、あ、と音を出す。 残響音を聴きながら、ここで歌ったら怒られるんだろうな、と思った。 (28) 2022/03/04(Fri) 19:04:34 |
【神】 普通 ナツメ「あ、」 「ナツメです。……ここで話せば、大丈夫? えっと、昨日。 イロメキさんに投票したのは、自分の意思」 「投票先の理由は……選びやすかったから。 遅くなっちゃったけど、一応。残しとくね」 以上、少女がログに刻んだ発言。 あとは飲み物の入ったボトルを置いて、立ち去った。 日が沈んでゆく頃合いのことだった。 (G14) 2022/03/04(Fri) 19:05:38 |
【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ『票、あげたんだ。』 『じゃあ、』 『ハナサキさんが自分に入れちゃったら、 フカワくんに文句言いますね。半分ぶん。』 ふたりの決めることを踏みにじりたくはないから、 口出しはしないけど、でも。 友達……の、ちょっと手前くらい。 そう思ってるから、後ですこしくらいは。怒ってもいいよね? 『あ、私に投票しようとしてたの、 怒ったりとかはしてないですよ。 言い方がちょっと怖かったってくらい…』 この際なので伝えておこうと、素直な言葉で返事を綴って。 それから、遅れて届いた言葉には、 (-400) 2022/03/04(Fri) 20:34:31 |
【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ『うん。』『苦しいね』 それだけを返して、ぱたん。 医務室の窓辺、少女の手が小さな手帳を閉じる。 綴った言葉と裏腹に、その口元はゆるく笑んでいた。 私はずっと、ただそれだけの、普通のことを。 誰かと普通に、言いあいたかったから。 ごめんね。ちょっとだけ、ラッキーだなぁって思っちゃった。 (-402) 2022/03/04(Fri) 20:39:15 |
ナツメは、ぱたん。 (a37) 2022/03/04(Fri) 20:45:39 |
【置】 普通 ナツメ『今、これだけおしえ』『なんで、そんなに平気な顔して』 『ダメもとで言うんだけど、票をハナサキさ』 『アクタくんたち、だいじょう』 『助けてくれたって聞きま』『自分に投票するのだけは、やめ』 そのメッセージは、送られなかった。 『ナツメです。立候補しま』 『怪我してるって』『投票してごめんなさ』 『間に合わなくて、ごめ』 『聞いちゃった。なんで私の』『明日、』 『ごめんね』 (L3) 2022/03/04(Fri) 20:46:06 公開: 2022/03/04(Fri) 20:55:00 |
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